JPH1088826A - コンクリートの破砕方法 - Google Patents
コンクリートの破砕方法Info
- Publication number
- JPH1088826A JPH1088826A JP23941496A JP23941496A JPH1088826A JP H1088826 A JPH1088826 A JP H1088826A JP 23941496 A JP23941496 A JP 23941496A JP 23941496 A JP23941496 A JP 23941496A JP H1088826 A JPH1088826 A JP H1088826A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 マイクロ波の誘電加熱によるコンクリートの
破砕を実用化すること。 【解決手段】 コンクリート構造物10には、予め透水
性素材12が埋設されている。透水性素材12は、前後
左右に所定の間隔を置いて構造物10中に格子状に配置
されている。構造物10を破砕する際には、透水性素材
12の埋設位置に孔14が設けら、透水性素材12に注
水が行われる。透水性素材12に注水すると、注水され
た水分が奥深く浸透する。次いでマイクロ波の照射が行
われる。マイクロ波が透水性素材12上に照射される
と、注水によりコンクリート構造物10中の奥深く浸透
している水分が、誘電加熱され、水分が熱膨張して、こ
のときの熱膨張力により、透水性素材12の四周にひび
割れ20が発生する。マイクロ波の照射を各透水性素材
12について行うと、透水性素材12間および透水性素
材12とコンクリート構造物10の端部との間にそれぞ
れ連続したひび割れ20が発生し、コンクリートを割裂
破砕することができる。
破砕を実用化すること。 【解決手段】 コンクリート構造物10には、予め透水
性素材12が埋設されている。透水性素材12は、前後
左右に所定の間隔を置いて構造物10中に格子状に配置
されている。構造物10を破砕する際には、透水性素材
12の埋設位置に孔14が設けら、透水性素材12に注
水が行われる。透水性素材12に注水すると、注水され
た水分が奥深く浸透する。次いでマイクロ波の照射が行
われる。マイクロ波が透水性素材12上に照射される
と、注水によりコンクリート構造物10中の奥深く浸透
している水分が、誘電加熱され、水分が熱膨張して、こ
のときの熱膨張力により、透水性素材12の四周にひび
割れ20が発生する。マイクロ波の照射を各透水性素材
12について行うと、透水性素材12間および透水性素
材12とコンクリート構造物10の端部との間にそれぞ
れ連続したひび割れ20が発生し、コンクリートを割裂
破砕することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンクリートの
破砕方法に関し、特に、マイクロ波の照射によりコンク
リートを破砕する方法の実用化技術に関するものであ
る。
破砕方法に関し、特に、マイクロ波の照射によりコンク
リートを破砕する方法の実用化技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】コンクリートの破砕方法の一つとして、
コンクリートの表面にマイクロ波を照射して、マイクロ
波の誘電加熱によりこれを破砕する方法は、旧くから知
られている。このマイクロ波の照射によるコンクリート
の破砕は、コンクリート中に含まれている水分を誘電加
熱して、熱膨張させ、この熱膨張力によりコンクリート
にひび割れを発生させる。
コンクリートの表面にマイクロ波を照射して、マイクロ
波の誘電加熱によりこれを破砕する方法は、旧くから知
られている。このマイクロ波の照射によるコンクリート
の破砕は、コンクリート中に含まれている水分を誘電加
熱して、熱膨張させ、この熱膨張力によりコンクリート
にひび割れを発生させる。
【0003】ところが、このような誘電加熱によるコン
クリートの破砕原理は、よく知られているものの、以下
に説明するような実情からこの技術の実用化が阻害され
ていた。
クリートの破砕原理は、よく知られているものの、以下
に説明するような実情からこの技術の実用化が阻害され
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、コンクリー
トは、硬化すると水分がほとんど逸散しており、マイク
ロ波を照射しても、コンクリートの表面から奥に伝わり
難く、表面のみの破砕となり、破砕効率が非常に悪いと
いう問題があった。
トは、硬化すると水分がほとんど逸散しており、マイク
ロ波を照射しても、コンクリートの表面から奥に伝わり
難く、表面のみの破砕となり、破砕効率が非常に悪いと
いう問題があった。
【0005】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、マイクロ波
の誘電加熱によりコンクリートを効率良く破砕できる方
法を提供することにある。
たものであって、その目的とするところは、マイクロ波
の誘電加熱によりコンクリートを効率良く破砕できる方
法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、コンクリートの表面にマイクロ波を照射
して、前記マイクロ波の誘電加熱により前記コンクリー
トを割裂破砕するコンクリートの破砕方法において、前
記コンクリートの表面から奥側に向けて透水性素材を埋
設し、前記透水性素材に注水した後に前記マイクロ波を
照射するようにした。このように構成したコンクリート
の破砕方法によれば、コンクリートの表面から奥側に向
けて埋設した透水性素材に注水すると、水が透水性素材
を介して、コンクリート中に浸透し、コンクリートの表
面にマイクロ波を照射すると、コンクリートの奥側も水
分の熱膨張により破砕することができる。前記透水性素
材は、アラミド繊維,炭素繊維などの長繊維束で構成す
ることができる。この構成によると、長繊維束に注水す
ると、長繊維束の繊維間に形成されている微小空隙を介
して、毛細管現象により水分を奥深く浸透させることが
できる。前記透水性素材は、原子力発電所の原子炉用建
屋などのように所定期間使用後に解体が予定されている
コンクリート構造物中に予め埋設することができる。こ
の構成によると、解体作業を迅速に行うことができる。
前記透水性素材は、前記コンクリート中に所定の間隔を
隔てて、格子状に配置することができる。この構成によ
ると、破砕するコンクリートの厚みや照射するマイクロ
波の出力などを考慮して透水性素材の間隔を設定する
と、透水性素材間に熱膨張によるひび割れを確実に発生
させることができる。
に、本発明は、コンクリートの表面にマイクロ波を照射
して、前記マイクロ波の誘電加熱により前記コンクリー
トを割裂破砕するコンクリートの破砕方法において、前
記コンクリートの表面から奥側に向けて透水性素材を埋
設し、前記透水性素材に注水した後に前記マイクロ波を
照射するようにした。このように構成したコンクリート
の破砕方法によれば、コンクリートの表面から奥側に向
けて埋設した透水性素材に注水すると、水が透水性素材
を介して、コンクリート中に浸透し、コンクリートの表
面にマイクロ波を照射すると、コンクリートの奥側も水
分の熱膨張により破砕することができる。前記透水性素
材は、アラミド繊維,炭素繊維などの長繊維束で構成す
ることができる。この構成によると、長繊維束に注水す
ると、長繊維束の繊維間に形成されている微小空隙を介
して、毛細管現象により水分を奥深く浸透させることが
できる。前記透水性素材は、原子力発電所の原子炉用建
屋などのように所定期間使用後に解体が予定されている
コンクリート構造物中に予め埋設することができる。こ
の構成によると、解体作業を迅速に行うことができる。
前記透水性素材は、前記コンクリート中に所定の間隔を
隔てて、格子状に配置することができる。この構成によ
ると、破砕するコンクリートの厚みや照射するマイクロ
波の出力などを考慮して透水性素材の間隔を設定する
と、透水性素材間に熱膨張によるひび割れを確実に発生
させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1お
よび図2は、本発明にかかるコンクリートの破砕方法の
一実施例を示している。同図に示した破砕方法は、原子
力発電所の原子炉建屋などのように所定期間使用後に解
体が予定されているコンクリート構造物10に本発明を
適用した場合を例示している。
について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1お
よび図2は、本発明にかかるコンクリートの破砕方法の
一実施例を示している。同図に示した破砕方法は、原子
力発電所の原子炉建屋などのように所定期間使用後に解
体が予定されているコンクリート構造物10に本発明を
適用した場合を例示している。
【0008】コンクリート構造物10には、これを構築
する際に、予め透水性素材12が埋設されている。透水
性素材12は、この実施例では、アラミド繊維や炭素繊
維などの長繊維を束にした繊維束が用いられている。こ
のような長繊維束で構成された透水性素材12は、コン
クリート構造物10の強度に悪影響を及ぼすことがない
径に設定されている。なお、この繊維束は、長繊維を引
き揃えて束にしたものや、長繊維に撚りを加えて束にし
たものなどを使用することができる。
する際に、予め透水性素材12が埋設されている。透水
性素材12は、この実施例では、アラミド繊維や炭素繊
維などの長繊維を束にした繊維束が用いられている。こ
のような長繊維束で構成された透水性素材12は、コン
クリート構造物10の強度に悪影響を及ぼすことがない
径に設定されている。なお、この繊維束は、長繊維を引
き揃えて束にしたものや、長繊維に撚りを加えて束にし
たものなどを使用することができる。
【0009】繊維束で構成された透水性素材12は、コ
ンクリート構造物10の表面側から奥側に向けて延設さ
れ、表面側の端部側には、数cm程度の被りコンクリー
ト層が設けられている。また、繊維束で構成された透水
性素材12は、この実施例では、前後左右に所定の間隔
を置いてコンクリート構造物10中に格子状に配置され
ている。
ンクリート構造物10の表面側から奥側に向けて延設さ
れ、表面側の端部側には、数cm程度の被りコンクリー
ト層が設けられている。また、繊維束で構成された透水
性素材12は、この実施例では、前後左右に所定の間隔
を置いてコンクリート構造物10中に格子状に配置され
ている。
【0010】この場合の透水性素材12の配置間隔の長
さは、破砕するコンクリート構造物10の厚みや配筋量
およびマイクロ波の出力などに応じて適宜設定する。
さは、破砕するコンクリート構造物10の厚みや配筋量
およびマイクロ波の出力などに応じて適宜設定する。
【0011】コンクリート構造物10を破砕する際に
は、まず、図1に示すように、透水性素材12の埋設位
置に孔14が設けられる。この孔14は、透水性素材1
2の上端を露出させて、注水を可能にするために設けら
れるものであって、繊維束で構成した透水性素材12の
直径よりも若干大きな内径の孔が、例えば、コアボーリ
ングマシンにより形成される。
は、まず、図1に示すように、透水性素材12の埋設位
置に孔14が設けられる。この孔14は、透水性素材1
2の上端を露出させて、注水を可能にするために設けら
れるものであって、繊維束で構成した透水性素材12の
直径よりも若干大きな内径の孔が、例えば、コアボーリ
ングマシンにより形成される。
【0012】各透水性素材12の上端側に孔14が形成
されると、透水性素材12に注水が行われる。透水性素
材12に注水すると、これが長繊維束から構成されてい
て、各繊維間に微小な空隙が形成されているので、この
空隙を介する毛細管現象により、注水された水分を奥深
く浸透させることができる。透水性素材12への注水が
終了すると、図2に示すようにして、マイクロ波の照射
が行われる。マイクロ波の照射は、マイクロ波発生器1
6と、この発生器16に付設されたマイクロ波の放射ホ
ーン18とを備えた装置が使用され、放射ホーン18が
透水性素材12の直上に位置するようにして、マイクロ
波が発生器16から出射される。
されると、透水性素材12に注水が行われる。透水性素
材12に注水すると、これが長繊維束から構成されてい
て、各繊維間に微小な空隙が形成されているので、この
空隙を介する毛細管現象により、注水された水分を奥深
く浸透させることができる。透水性素材12への注水が
終了すると、図2に示すようにして、マイクロ波の照射
が行われる。マイクロ波の照射は、マイクロ波発生器1
6と、この発生器16に付設されたマイクロ波の放射ホ
ーン18とを備えた装置が使用され、放射ホーン18が
透水性素材12の直上に位置するようにして、マイクロ
波が発生器16から出射される。
【0013】発生器16から出射したマイクロ波は、放
射ホーン18内を伝播して、コンクリート構造物10の
表面に、より具体的には、透水性素材12の上端上に照
射される。この場合のマイクロ波の波長は、例えば、2
450MHz程度のものが用いられる。
射ホーン18内を伝播して、コンクリート構造物10の
表面に、より具体的には、透水性素材12の上端上に照
射される。この場合のマイクロ波の波長は、例えば、2
450MHz程度のものが用いられる。
【0014】マイクロ波が透水性素材12上に照射され
ると、注水によりコンクリート構造物10中の奥深く浸
透している水分が、誘電加熱され、水分が熱膨張して、
このときの熱膨張力により、透水性素材12の四周にひ
び割れ20が発生する。この場合のひび割れ20は、コ
ンクリート構造物10の表面側だけでなく、透水性素材
12の延設長さに対応して、奥側にも発生する。
ると、注水によりコンクリート構造物10中の奥深く浸
透している水分が、誘電加熱され、水分が熱膨張して、
このときの熱膨張力により、透水性素材12の四周にひ
び割れ20が発生する。この場合のひび割れ20は、コ
ンクリート構造物10の表面側だけでなく、透水性素材
12の延設長さに対応して、奥側にも発生する。
【0015】このようなマイクロ波の照射を各透水性素
材12について行うと、図2(A)に示すように、格子
状に配置された隣接する透水性素材12間および透水性
素材12とコンクリート構造物10の端部との間にそれ
ぞれ連続したひび割れ20が発生し、コンクリートを割
裂破砕することができる。
材12について行うと、図2(A)に示すように、格子
状に配置された隣接する透水性素材12間および透水性
素材12とコンクリート構造物10の端部との間にそれ
ぞれ連続したひび割れ20が発生し、コンクリートを割
裂破砕することができる。
【0016】さて、以上のように構成されたコンクリー
トの破砕方法によれば、コンクリート構造物10の表面
から奥側に向けて埋設した透水性素材12に注水する
と、水が透水性素材12を介して、コンクリート構造物
10中に浸透し、コンクリート構造物10ないしは透水
性素材12の表面にマイクロ波を照射すると、コンクリ
ート構造物10の奥側も水分の熱膨張により破砕するこ
とができ、マイクロ波の誘電加熱によるコンクリートの
破砕方法を実用的なものとすることが可能になる。
トの破砕方法によれば、コンクリート構造物10の表面
から奥側に向けて埋設した透水性素材12に注水する
と、水が透水性素材12を介して、コンクリート構造物
10中に浸透し、コンクリート構造物10ないしは透水
性素材12の表面にマイクロ波を照射すると、コンクリ
ート構造物10の奥側も水分の熱膨張により破砕するこ
とができ、マイクロ波の誘電加熱によるコンクリートの
破砕方法を実用的なものとすることが可能になる。
【0017】しかも、本実施例の破砕方法は、機械的破
砕のように騒音や公害が全く発生しない。また、本実施
例の場合には、透水性素材12は、アラミド繊維,炭素
繊維などの長繊維束で構成しているので、長繊維束に注
水すると、繊維束の繊維間に形成されている微小空隙を
介して、毛細管現象により水分を奥深く浸透させること
ができる。
砕のように騒音や公害が全く発生しない。また、本実施
例の場合には、透水性素材12は、アラミド繊維,炭素
繊維などの長繊維束で構成しているので、長繊維束に注
水すると、繊維束の繊維間に形成されている微小空隙を
介して、毛細管現象により水分を奥深く浸透させること
ができる。
【0018】さらに、本実施例の場合には、透水性素材
12は、原子力発電所の原子炉用建屋などのように所定
期間使用後に解体が予定されているコンクリート構造物
10中に予め埋設しているので、構造物の解体が必要に
なると、解体作業を迅速に行うことができる。
12は、原子力発電所の原子炉用建屋などのように所定
期間使用後に解体が予定されているコンクリート構造物
10中に予め埋設しているので、構造物の解体が必要に
なると、解体作業を迅速に行うことができる。
【0019】また、本実施例の場合には、透水性素材1
2は、コンクリート構造物10中に所定の間隔を隔て
て、格子状に配置しているので、破砕するコンクリート
の厚みや照射するマイクロ波の出力などを考慮して透水
性素材12の間隔を設定すると、透水性素材12間に熱
膨張によるひび割れを確実に発生させることができる。
2は、コンクリート構造物10中に所定の間隔を隔て
て、格子状に配置しているので、破砕するコンクリート
の厚みや照射するマイクロ波の出力などを考慮して透水
性素材12の間隔を設定すると、透水性素材12間に熱
膨張によるひび割れを確実に発生させることができる。
【0020】なお、上記実施例では、将来解体が予定さ
れているコンクリート構造物10に本発明を適用した場
合を例示したが、本発明の実施は、これに限定されるこ
とはなく、本発明が適用されるコンクリート構造物に特
に制限はない。
れているコンクリート構造物10に本発明を適用した場
合を例示したが、本発明の実施は、これに限定されるこ
とはなく、本発明が適用されるコンクリート構造物に特
に制限はない。
【0021】解体すべきコンクリート構造物に予め透水
性素材12が埋設されていない場合には、コンクリート
構造物に透水性素材12の挿入用の孔を穿設し、孔内に
透水性素材12を挿入して、注水後にマイクロ波を照射
すれば、上記実施例と同様にコンクリートを割裂破砕す
ることができる。
性素材12が埋設されていない場合には、コンクリート
構造物に透水性素材12の挿入用の孔を穿設し、孔内に
透水性素材12を挿入して、注水後にマイクロ波を照射
すれば、上記実施例と同様にコンクリートを割裂破砕す
ることができる。
【0022】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明にかかるコンクリートの破砕方法によれば、マイ
クロ波の照射によりコンクリートを奥側まで割裂破砕す
ることができるので、マイクロ波の誘電加熱による破砕
技術を実用的なものとすることができる。
本発明にかかるコンクリートの破砕方法によれば、マイ
クロ波の照射によりコンクリートを奥側まで割裂破砕す
ることができるので、マイクロ波の誘電加熱による破砕
技術を実用的なものとすることができる。
【図1】本発明にかかるコンクリート破砕方法が適用さ
れるコンクリート構造物の平面図と縦断面図である。
れるコンクリート構造物の平面図と縦断面図である。
【図2】図1に示したコンクリート構造物を割裂破砕す
る際の実施状態の平面説明図と同縦断面図である。
る際の実施状態の平面説明図と同縦断面図である。
10 コンクリート構造物 12 透水性素材 16 マイクロ波発生器 18 放射ホーン
Claims (4)
- 【請求項1】 コンクリートの表面にマイクロ波を照射
して、前記マイクロ波の誘電加熱により前記コンクリー
トを割裂破砕するコンクリートの破砕方法において、 前記コンクリートの表面から奥側に向けて透水性素材を
埋設し、前記透水性素材に注水した後に前記マイクロ波
を照射することを特徴とするコンクリートの破砕方法。 - 【請求項2】 前記透水性素材は、アラミド繊維,炭素
繊維などの長繊維束からなることを特徴とする請求項1
記載のコンクリートの破砕方法。 - 【請求項3】 前記透水性素材は、原子力発電所の原子
炉用建屋などのように所定期間使用後に解体が予定され
ているコンクリート構造物中に予め埋設されることを特
徴とする請求項1または2記載のコンクリートの破砕方
法。 - 【請求項4】 前記透水性素材は、前記コンクリート中
に所定の間隔を隔てて、格子状に配置されることを特徴
とする請求項1から3のいずれか1項記載のコンクリー
トの破砕方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23941496A JPH1088826A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | コンクリートの破砕方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23941496A JPH1088826A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | コンクリートの破砕方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1088826A true JPH1088826A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17044427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23941496A Pending JPH1088826A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | コンクリートの破砕方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1088826A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021038610A (ja) * | 2019-09-05 | 2021-03-11 | 清水建設株式会社 | 生分解性ブロック、構造物及び解体方法 |
-
1996
- 1996-09-10 JP JP23941496A patent/JPH1088826A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021038610A (ja) * | 2019-09-05 | 2021-03-11 | 清水建設株式会社 | 生分解性ブロック、構造物及び解体方法 |
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