JPH1088774A - 屋外床の構造 - Google Patents
屋外床の構造Info
- Publication number
- JPH1088774A JPH1088774A JP26540296A JP26540296A JPH1088774A JP H1088774 A JPH1088774 A JP H1088774A JP 26540296 A JP26540296 A JP 26540296A JP 26540296 A JP26540296 A JP 26540296A JP H1088774 A JPH1088774 A JP H1088774A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- laminated
- waterproof sheet
- heat insulating
- insulating material
- Prior art date
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- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 施工に時間を要さないと共に、軽量化を図る
ことができ構造上有利になる。 【解決手段】 建物架構体１上に金属成形板２、補強板
３、上面が傾斜した勾配断熱材４、防水シート５を順次
上面に積層して成る。
ことができ構造上有利になる。 【解決手段】 建物架構体１上に金属成形板２、補強板
３、上面が傾斜した勾配断熱材４、防水シート５を順次
上面に積層して成る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の屋上、屋根
上バルコニー等の防水仕上げをした屋外床の構造に関す
るものである。
上バルコニー等の防水仕上げをした屋外床の構造に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来の防水仕上げをした屋上屋
根、即ち屋外床の構造の一例を示すものである。従来、
屋外床は、例えば、建物架構体１を構成する屋根梁１ａ
等の上に、金属板を角波状に成形したキーストンプレー
ト等の金属成形板２を載置固定し、その金属成形板２の
上に、少なくともその厚みが４０mmになるようコンクリ
ート６を打設し、そのコンクリート６が乾燥硬化した
後、更にそのコンクリート６の上に、上面が傾斜した発
泡ポリスチレン等で成る勾配断熱材４、防水シート５を
順次積層して形成されていた。
根、即ち屋外床の構造の一例を示すものである。従来、
屋外床は、例えば、建物架構体１を構成する屋根梁１ａ
等の上に、金属板を角波状に成形したキーストンプレー
ト等の金属成形板２を載置固定し、その金属成形板２の
上に、少なくともその厚みが４０mmになるようコンクリ
ート６を打設し、そのコンクリート６が乾燥硬化した
後、更にそのコンクリート６の上に、上面が傾斜した発
泡ポリスチレン等で成る勾配断熱材４、防水シート５を
順次積層して形成されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の構成によると、コンクリートを打設した後、乾燥硬
化するまで勾配断熱材、防水シートを施工できないとい
う問題、強度上コンクリートの厚みが少なくとも４０mm
は必要であるため、下の建物架構体に荷重がかかるため
構造上不利になり、例えば柱スパンを狭くしなければな
らないという問題があった。
来の構成によると、コンクリートを打設した後、乾燥硬
化するまで勾配断熱材、防水シートを施工できないとい
う問題、強度上コンクリートの厚みが少なくとも４０mm
は必要であるため、下の建物架構体に荷重がかかるため
構造上不利になり、例えば柱スパンを狭くしなければな
らないという問題があった。
【０００４】本発明は上記従来例の問題点に鑑みて発明
したものであって、施工に時間を要さないと共に、軽量
化を図ることができ構造上有利な屋外床の構造を提供す
ることを目的としている。
したものであって、施工に時間を要さないと共に、軽量
化を図ることができ構造上有利な屋外床の構造を提供す
ることを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明の屋外床の構造は、建物架構体上に金属成形
板、補強板、上面が傾斜した勾配断熱材、防水シートを
順次上面に積層して成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、乾式施工を行うことがで
き施工に時間を要さない。また、屋外床の軽量化を図る
ことができ構造上有利な構成とすることができ、例えば
柱スパンを広げることが可能になる。
め本発明の屋外床の構造は、建物架構体上に金属成形
板、補強板、上面が傾斜した勾配断熱材、防水シートを
順次上面に積層して成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、乾式施工を行うことがで
き施工に時間を要さない。また、屋外床の軽量化を図る
ことができ構造上有利な構成とすることができ、例えば
柱スパンを広げることが可能になる。
【０００６】尚、補強板は、厚さが１０mmから２０mmの
繊維混入セメント板であることが、強度上の問題がな
く、確実に屋外床の軽量化を図ることができる点で望ま
しい。
繊維混入セメント板であることが、強度上の問題がな
く、確実に屋外床の軽量化を図ることができる点で望ま
しい。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例を
図面に基づき説明する。図１において、本発明の屋外床
の構造は、建物架構体１上に金属成形板２、補強板３、
上面が傾斜した勾配断熱材４、防水シート５を順次上面
に積層して成る。尚、図１は、防水仕上げをした建物の
屋上を示している。
図面に基づき説明する。図１において、本発明の屋外床
の構造は、建物架構体１上に金属成形板２、補強板３、
上面が傾斜した勾配断熱材４、防水シート５を順次上面
に積層して成る。尚、図１は、防水仕上げをした建物の
屋上を示している。
【０００８】建物架構体１は、柱や梁を組んで構成され
ており、この実施の形態においては、建物架構体１の最
上部に位置する複数本の屋根梁１ａ（一本しか図示せ
ず）上に金属成形板２が架設されている。
ており、この実施の形態においては、建物架構体１の最
上部に位置する複数本の屋根梁１ａ（一本しか図示せ
ず）上に金属成形板２が架設されている。
【０００９】金属成形板２は、鋼板等を角波状に成形し
たキーストンプレートであり、屋根梁１ａ上に固定され
ている。尚、金属成形板２は、キーストンプレートより
波が大きいデッキプレート等であっても良い。
たキーストンプレートであり、屋根梁１ａ上に固定され
ている。尚、金属成形板２は、キーストンプレートより
波が大きいデッキプレート等であっても良い。
【００１０】金属成形板２の上には、補強板３が積層さ
れている。補強板３は、厚さが１０mmから２０mmの繊維
混入セメント板である。この繊維混入セメント板の原料
は、ポルトランドセメント、高炉水淬スラグ等で成るセ
メントと、パルプ、ビニロン、ロックウール等の繊維
と、無機充填材であり、これら原料に水を加えて配合
し、抄造を行なって製造したものであり、従来のコンク
リートと比較し強度上問題のないものである。
れている。補強板３は、厚さが１０mmから２０mmの繊維
混入セメント板である。この繊維混入セメント板の原料
は、ポルトランドセメント、高炉水淬スラグ等で成るセ
メントと、パルプ、ビニロン、ロックウール等の繊維
と、無機充填材であり、これら原料に水を加えて配合
し、抄造を行なって製造したものであり、従来のコンク
リートと比較し強度上問題のないものである。
【００１１】更に、補強板３の上には、上面が水勾配を
確保するため傾斜している勾配断熱材４が積層されてい
る。勾配断熱材４には、発泡ポリスチレン、発泡ポリエ
チレン、発泡ポリウレタン等の合成樹脂発泡板、ガラス
繊維を主体とした成形板、黒曜石発泡体等天然ガラス質
発泡体等を採用することができる。
確保するため傾斜している勾配断熱材４が積層されてい
る。勾配断熱材４には、発泡ポリスチレン、発泡ポリエ
チレン、発泡ポリウレタン等の合成樹脂発泡板、ガラス
繊維を主体とした成形板、黒曜石発泡体等天然ガラス質
発泡体等を採用することができる。
【００１２】更に、勾配断熱材４の上には、防水シート
５が積層されている。防水シート５は、例えば、軟質プ
ラスチック、ゴム等で構成された下面層と、下面層より
硬度が高く耐候性の良い前記下面層と同質の上面層を積
層一体化して成るもので、歩行に耐えることができるも
のである。
５が積層されている。防水シート５は、例えば、軟質プ
ラスチック、ゴム等で構成された下面層と、下面層より
硬度が高く耐候性の良い前記下面層と同質の上面層を積
層一体化して成るもので、歩行に耐えることができるも
のである。
【００１３】尚、７は、屋根梁１ａの上フランジに接合
されたファスナー８を介して支持される外壁パネルであ
り、その上部がパラペット９を形成しており、その上面
を被覆するように笠木１０が取付けられている。
されたファスナー８を介して支持される外壁パネルであ
り、その上部がパラペット９を形成しており、その上面
を被覆するように笠木１０が取付けられている。
【００１４】以上の構成により、この実施の形態におい
ては、建物最上部の屋上床の重量の軽量化を図ることが
できるので、建物全体を構成する建物架構体１にかかる
荷重を低減することができる。この構成を採用したこと
により、例えば柱スパン、即ち隣合う二本の柱の間隔を
広げることができ、各部屋の広さを広くすること、或い
は、部屋内に露出する柱をなくすることが可能となる。
ては、建物最上部の屋上床の重量の軽量化を図ることが
できるので、建物全体を構成する建物架構体１にかかる
荷重を低減することができる。この構成を採用したこと
により、例えば柱スパン、即ち隣合う二本の柱の間隔を
広げることができ、各部屋の広さを広くすること、或い
は、部屋内に露出する柱をなくすることが可能となる。
【００１５】図２に本発明の他の実施の形態を示す。こ
の実施の形態は、下階の屋根上に設けられるバルコニー
の防水床に本発明の屋外床の構造を採用したものであ
る。この実施の形態においては、防水シート５の端部を
バルコニーの前面パネル１１の屋内側面に添って立ち上
げ、その上端を前面パネル１１に固着している。
の実施の形態は、下階の屋根上に設けられるバルコニー
の防水床に本発明の屋外床の構造を採用したものであ
る。この実施の形態においては、防水シート５の端部を
バルコニーの前面パネル１１の屋内側面に添って立ち上
げ、その上端を前面パネル１１に固着している。
【００１６】また、この実施の形態は、本発明を建物の
屋上に採用した前記実施の形態と異なり、勾配断熱材４
と防水シート５の間には、例えば二枚の板を重ね合わせ
て接着して構成された保護ボード１２が介装されてお
り、床面の強度アップ、防水性の向上等を更に図ってい
る。
屋上に採用した前記実施の形態と異なり、勾配断熱材４
と防水シート５の間には、例えば二枚の板を重ね合わせ
て接着して構成された保護ボード１２が介装されてお
り、床面の強度アップ、防水性の向上等を更に図ってい
る。
【００１７】尚、１３は建物本体からバルコニーへの出
入口であり、１４は下階の天井である。この天井１４の
上面には天井断熱材１５が敷設されている。また、１６
は防火性を向上するため吹き付けられた岩綿である。
入口であり、１４は下階の天井である。この天井１４の
上面には天井断熱材１５が敷設されている。また、１６
は防火性を向上するため吹き付けられた岩綿である。
【００１８】
【発明の効果】本発明の請求項１記載の発明にあって
は、建物架構体上に金属成形板、補強板、上面が傾斜し
た勾配断熱材、防水シートを順次上面に積層して成るの
で、乾式施工を行なうことができ施工に時間を要さない
と共に、軽量化を図ることができ構造上有利な構成とす
ることができ、例えば柱スパンを広げることが可能とな
る。
は、建物架構体上に金属成形板、補強板、上面が傾斜し
た勾配断熱材、防水シートを順次上面に積層して成るの
で、乾式施工を行なうことができ施工に時間を要さない
と共に、軽量化を図ることができ構造上有利な構成とす
ることができ、例えば柱スパンを広げることが可能とな
る。
【００１９】又、請求項２記載の発明にあっては、補強
板が、厚さが１０mmから２０mmの繊維混入セメント板で
あるので、強度上の問題がなく、確実に屋外床の軽量化
を図ることができる。。
板が、厚さが１０mmから２０mmの繊維混入セメント板で
あるので、強度上の問題がなく、確実に屋外床の軽量化
を図ることができる。。
【図１】本発明の実施の形態の一例を示す縦断面図であ
る
る
【図２】本発明の他の実施の形態を示す縦断面図であ
る。
る。
【図３】従来例を示す縦断面図である。
１ 建物架構体 ２ 金属成形板 ３ 補強板 ４ 勾配断熱材 ５ 防水シート
Claims (2)
- 【請求項１】 建物架構体上に金属成形板、補強板、上
面が傾斜した勾配断熱材、防水シートを順次上面に積層
して成ることを特徴とする屋外床の構造。 - 【請求項２】 補強板は、厚さが１０mmから２０mmの繊
維混入セメント板であることを特徴とする請求項１記載
の屋外床の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26540296A JPH1088774A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 屋外床の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26540296A JPH1088774A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 屋外床の構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1088774A true JPH1088774A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17416676
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26540296A Withdrawn JPH1088774A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 屋外床の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1088774A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108222414A (zh) * | 2018-01-15 | 2018-06-29 | 东莞市高知建筑装饰材料有限公司 | 一种环氧超耐磨地坪及其制备方法 |
-
1996
- 1996-09-13 JP JP26540296A patent/JPH1088774A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108222414A (zh) * | 2018-01-15 | 2018-06-29 | 东莞市高知建筑装饰材料有限公司 | 一种环氧超耐磨地坪及其制备方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |