JPH1088452A - 不織布 - Google Patents
不織布Info
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- JPH1088452A JPH1088452A JP26351496A JP26351496A JPH1088452A JP H1088452 A JPH1088452 A JP H1088452A JP 26351496 A JP26351496 A JP 26351496A JP 26351496 A JP26351496 A JP 26351496A JP H1088452 A JPH1088452 A JP H1088452A
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Abstract
結果として吸水・保水性を有しながらアンモニア臭も低
減させ得る不織布を提供することにある。 【構成】親水性アクリル系繊維とアンモニア吸着性アク
リル系繊維を必須の成分とする、吸水性とアンモニア吸
着性を兼備する不織布であり、不織布の表面又は中間層
が、水流交絡法による不織布あるいは織物又は編み物
を、ニ−ドルパンチ又は融着法により固定して形成した
不織布。 【効果】親水性アクリル系繊維とアンモニア吸着性アク
リル系繊維とでなる不織布とすることで、吸水性とアン
モニア吸着性を兼備するものが提供され、更に例えば水
流交絡不織布等との複合化不織布とすることにより、吸
水・拡散・浸透速度にすぐれ保水性が高く且つアンモニ
ア吸収性の優れたものを得ることができる。更にソフト
でありながら整形性にも優れているのでニット地との併
用商品化も容易となり、衣料、家庭資材、衛材、等々利
用範囲が広く、とりわけ失禁者用の各種商品部材として
も利用価値が高い。
Description
・保水性能)を有し且つアンモニア吸着性にも優れるた
め衣料をはじめ家庭資材、工場等における吸水・消臭用
資材として広い範囲に利用できる不織布に関する。
康・安全に関する認識が高まり、臭気に関する批判も厳
しくなってきている。一方 年々シルバ−用途における
新しい商品ニ−ズも増大し、その中での吸水性(吸水・
保水)・アンモニア吸収の要求レベルも高くなってき
た。従来この方面に対して提案されているものは,単に
親水性繊維例えばレ−ヨン系繊維を用いたり、或いはオ
イル等で表面一次親水化された繊維又は不織布状態で親
水化処理されたもの等であるが、これらは全て保水力に
乏しく且つアンモニア等の吸収性能を有していない。
又、活性炭を利用した消臭シ−トも提案されているが、
黒色に着色していること及び保水性能が十分でなく用途
展開に制限が多い。着色性を改良するために、無機物質
を塗布した脱臭シ−ト(特開平1−239200)、パ
ルプに水酸化アルミニュウムを含有させた脱臭シ−ト
(特開平2−47395)等が提案されている。これら
のシ−トはアンモニア吸収速度及びその量が不十分であ
り保水能力も少ない。又、SiO2、Zn0、Al2 0
3 からなるアルミノケイ酸亜鉛を多孔性シ−トに担持さ
せた消臭シ−ト(特開平1−176448)、更に過硫
酸アンモニュウム等の酸化剤を併用担持させた消臭シ−
ト(特開平2−277455)も報告されているが、こ
れらはいずれも担持させた消臭材料が脱落しやすく、且
つ保水性に欠ける点で問題があった。又、後者のシ−ト
を合繊シ−トとラミネ−トし積層一体化したシ−トも提
案(特開平6−285367)されているが、水の拡散
・浸透,保水性及びアンモニアの吸収性能が不十分であ
る。かくの如く、吸水性とアンモニア吸着性を兼ね備え
たものは、まだ提供されていないのが現状である。
に優れ且つアンモニア吸収性能を持ち、結果として吸水
・保水性を有しながらアンモニア臭も低減させ得る不織
布を提供することにある。
た結果、高親水性繊維とアンモニア吸着繊維を用いて不
織布を構成することにより、吸水・保水及びアンモニア
吸着による減臭効果が得られることを見いだし、本発明
を完成するに至った。即ち本発明の不織布は、親水性ア
クリル系繊維とアンモニア吸着性アクリル系繊維を必須
の成分とする、吸水性とアンモニア吸着性を兼備するこ
とを特徴とするものであり、かかる不織布を構成する繊
維として親水性アクリル系繊維及びアンモニア吸着性ア
クリル系繊維をそれぞれ10重量%以上含むことによ
り、さらには不織布の表面又は中間層が、水流交絡法に
よる不織布或は織物又は編み物を、ニ−ドルパンチ又は
融着法により固定して形成したものであることにより、
より良く発明が達成される。
成することができる。 親水性アクリル系繊維及びアンモニア吸着性アクリル
系繊維をそれぞれ10重量%以上含むカ−ドウェブをニ
−ドルパンチ方式で不織布化する方法。 と同じカ−ドウェブに熱接着性樹脂(バインダ−レ
ジン)を水溶液状で塗布し、加熱乾燥することにより得
られる、所謂レジンボンディング方式で不織布化する方
法。 と同じ組成に10〜40重量%のバインダ−ファイ
バ−を混綿したウェブを熱ロ−ラ−、又は熱風下で所謂
サ−マルボンド方式により不織布化する方法。 と同じカ−ドウェブを用い、表面又は中間層に水流
交絡法で得られた不織布又は織物或いは編み物を積層し
ニ−ドルパンチ方式で不織布化する方法。 と同じくバインダ−ファイバ−を混綿したウェブに
水流交絡法で得られた不織布又は織物或いは編み物を積
層し、熱ロ−ラ−又は熱風下でサ−マルボンディング方
式により不織布化する方法。
発明で用いる吸水性の1指標である吸水速度とは、布地
等の測定に用いられるバイレックス法により測定するも
ので、着液30秒後の値(吸い上げ高さ)をもって表す
(第0018段落参照)。本発明の不織布は、かかる吸
水速度が1.5cm以上でありながら、さらにアンモニア
吸着性をも備えている。
に対し垂直に水滴を滴下し、その水滴が不織布面に濡れ
広がる速度を表している。これは不織布の吸水性能を表
す一つの指標であり、これが大きいほど優れていること
を示す。
は、不織布自体が最高の保水状態にあるときの保水量の
値を言う。即ち水中に浸漬した不織布を空気中に取り上
げ、垂直に維持し、水滴の落下秒数間隔が10秒を越え
た時点の不織布が保持している水分量を求め飽和保水率
とする(第0020段落参照)。本発明の不織布の飽和
保水率は、2.0g/cm3 以上であるが、上述の速度と相
まって吸水性能が表現されるのである。
繊維自体がアンモニア吸着する場合をいい、繊維表面に
塗布或いは担持させた油剤他加工剤によりアンモニア吸
着するものとは異なる。従って吸着/脱着が行われ、再
使用が可能なものである。またアンモニア吸着は、気相
からでも液相からでも吸着するものであり、その性能は
アンモニア吸収率が自重の1重量%以上であり、残気相
または残液相を滴定その他の方法で分析することにより
容易に定量化できるものである。
しては、例えば繊維自体がアンモニア吸着性に優れたも
のであり、分子鎖中にカルボキシル基を有することを特
徴とし、その量はカルボキシル基として2.5〜6.0mm
ol/gであり、更にその内の95〜30mol%がH
型化しており、20℃−65%RHで平衡吸湿量が10
〜35重量%のものであり、気相或いは液相からアンモ
ニア分子を自重の1重量%以上を吸着することにより消
臭機能を発現する繊維などが挙げられる。
は、かかる繊維100%からなる目付100g/m2 、
25g/cm2 荷重下での厚みが2.5mmのニ−ドルパン
チ不織布を用いて、JIS L 1018 メリヤス生
地試験方法、吸水速度B法(バイレックス法)に準じ、
測定開始30秒経過後の吸い上げ長が0.5cm以上のも
ので且つ、上記不織布の小片3cm×5cmが室温で2
Lのビ−カ−に満たされた水面上に水平に静置してから
20秒以内に、水面から沈降するものを言う。尚、以下
本発明で示す不織布の厚みは全て、25g/cm2 の荷重
下での数値である。又、かかる親水性アクリル系繊維と
しては、例えば日本エクスラン工業(株)製造のアクリ
ルステ−プル、K615 0.8×51、K626 1.5
×51等が例示される。
ア吸着性アクリル系繊維は、他のステ−プルファイバ−
と混綿されカ−ディングしてウェブを作り、続いて種々
の方法、例えばニ−ドルパンチ法、レジンボンド法、サ
−マルボンド法、スティッチボンド法、水流交絡法(ウ
ォ−タ−パンチ法)等で不織布化されるが、この場合親
水性アクリル系繊維及びアンモニア吸着性アクリル系繊
維は、それぞれ5〜6重量%の混率では実生産上、ウェ
ブ内での均一分散が難しく、一定の性能を保持した不織
布を得るためにはそれぞれ10重量%以上の混率が望ま
しい。尚かかる繊維の上限としては、親水性アクリル系
繊維が90重量%又はアンモニア吸着性アクリル系繊維
が90重量%まで可能である。
クリル系繊維とアンモニア吸着性アクリル系繊維を必須
成分とし、任意成分として第3、第4の繊維を併用して
もよい。必須成分としては、2種の繊維がそれぞれ10
重量%以上であることが好ましく、その他の成分繊維は
合計で80〜0重量%が推奨される。また、これら必須
成分、任意成分の繊維の繊度は、0.1〜10d、不織布
としては厚みが1〜20mm、目付が20〜200g/
m2 のものが好ましい。かくすることにより、不織布は
微細な空隙を多数保有する構造となり、吸水性能や後述
する拡散性を高め、且つアンモニア吸着性発現のための
広い反応の場を提供することになる。尚、任意成分とし
ては、例えば日本エクスラン工業(株)製造のアクリル
ステ−プル、K8 1.5×51、C84 3.0×V64
が例示され、不織布のソフト風合い向上の役割を果たし
たり、嵩高性能を付与したりすることも可能である。
の複合化により更に性能を向上させた不織布を提供する
ことにある。即ち不織布の表面又は中間層が他の方法で
得られた不織布、または織物、編み物等の布地より構成
される不織布も本願発明に包含され、これを複合不織布
と言うが、かくの如く表面又は中間層を別種の布地で形
成することにより、更に吸水性の優れた不織布を提供す
ることができる。
維及びアンモニア吸着性アクリル系繊維を、それぞれ1
0重量%以上含むカ−ドウェブの表面又は中間層、即ち
前記カ−ドウェブ2枚の中間に、例えばレ−ヨンステ−
プルで作られた水流交絡法不織布を積層し、ニ−ドパン
チ法で固定した不織布である。またこの水流交絡法不織
布の代わりに織物或いは編み物を用いることも勿論かま
わない。
吸着性アクリル系繊維を、それぞれ10重量%以上、熱
融着バインダ−繊維が10〜40重量%含まれるカ−ド
ウェブの表面又は中間層に、上記と同様に水流交絡法で
得られた不織布或いは織物又は編み物等を積層し、それ
らが熱ロ−ラ−或いは熱風等により、融着法即ち所謂サ
−マルボンド法により固定して形成した不織布も推奨さ
れる。尚熱融着バインダ−繊維としては、例えば東洋紡
(株)のポリエステルステ−プル 4.0×51−EE7
等が例示できる。
で嵩高であり且つ整形が容易であり、寸法安定性にも優
れており、又アンモニアの吸着/脱着が可能なことから
再利用性があるので、衣料、家庭資材、衛生資材、工業
資材等々に幅広く利用することができる。
が、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、
吸水速度、拡散性、飽和保水率、及びアンモニア吸収率
は以下の方法により求めた。 (1) 吸水速度(cm) JIS L 1018 メリヤス生地試験方法、吸水速
度B法(バイレックス法)に準じ、測定開始30秒経過
後の吸い上げ長(cm)を求めた。かかる値が大きい
程、吸水の速度が速いことを示し、急速吸水の要求に応
える指標である。
さから1滴120mgの青色水(酸性染料0.5gを1L
の水に溶解)を滴下し、3分後の不織布面上の拡散面積
(タテ×ヨコ)を求めた。この面積が大きい程、不織布
の水に対する濡れやすさを示し、急速吸水の要求に応え
る一つの指標である。尚、2層複合不織布の場合は、両
面を別々に測定し、その平均値で表示する。
純水中に30秒浸漬後、試料不織布の四隅の一つをピン
セットで把持して空中に取り出し、試料を垂直にし落下
水滴の間隔が10秒を越えた時の総重量(W)を秤量、
予め求めていた不織布の乾燥重量(W1)を減じ、見かけ
の保水重量を算出、不織布の容積cm3 当たりに換算して
見かけの飽和保水率(g/cm3 )とした。これは吸水性
の量的な能力を表すもので、吸水速度〔上記(1)〕と
併せて吸水性能が把握できる。
ツグに入れ密封し、100ppmのアンモニア3Lを注
入する。20℃で120分放置後にテドラ−バッグ内の
アンモニア濃度(W1 ppm)を北川式検知管を用いて
測定した。また不織布試料を入れない空試験を上記と同
様に行い、そのアンモニア濃度を測定してブランク(W
2 ppm)とした。以上の結果から次式(数1)によっ
てアンモニア吸収率を算出した。
1Lをビ−カ−にとり、精秤した不織布試料2gをその
中に入れ、20℃で静かに攪拌しながら120分後にビ
−カ−内のアンモニア水を0.01N−塩酸水で滴定し、
アンモニア濃度(W3 N)を測定した。また不織布試料
を入れない空試験を上記と同様に行い、そのアンモニア
濃度(W4 N)を測定してブランクとした。以上の結果
から次式(数2)によってアンモニア吸収率を算出し
た。
表面が親水化された繊度1dのポリエステルステ−プル
を用い目付150g/m2 、厚み2.5 mmのニ−ドルパ
ンチ不織布を作成、比較サンプル(N0.1)とした。
一方カルボキシル基として5.3mmol/gを含み、更
にその中の51mol%がH型化しており、アンモニア
吸収率が自重の4.5重量%であるアンモニア吸着性アク
リル系繊維である東洋紡(株)製 繊度2dの”ディス
メル”20部、100%のニ−ドルパンチ不織布状(目
付100g/m2 、厚み2.5mm)でバイレックス法の
吸い上げ長2.0cmを有し且つ、かかる不織布の小片3
cm×5cmが、室温で2Lのビ−カ−に満たされた水
面上に水平に静置してから、5秒後に水面から沈降する
親水性アクリル系繊維である日本エクスラン工業(株)
製 繊度1dの”K615”45部、同じくエクスラン
2dの”K8”35部からなる目付150g、厚み2.5
mmのニ−ドルパンチ不織布(NO.2)を作成した。
る東洋紡2d”ディスメル”20部、親水性アクリル系
繊維であるエクスラン1d”K615”45部、同じく
エクスラン2dの”K8”35部からなる目付150
g、厚み2.5mmのスティッチボンド不織布(NO.
3)を作成した。
m2 、厚み0.7 mmの水流交絡法による不織布を作成
し、この不織布に実施例1 不織布NO.2と同じ繊維
構成からなる目付110g/m2 のウェブを積層し、両
面からニ−ドルパンチし合計目付150g/m2 、厚み
2.5 mmの複合不織布(NO.4)を作成した。
例1 不織布NO.2と同じ繊維構成からなる目付各5
5g/m2 のウェブで積層し、両側からニ−ドルパンチ
して合計目付150g/m2 、厚み2.5 mmの複合不織
布(NO.5)を作成した。
ある東洋紡2d”ディスメル”8部、親水性アクリル系
繊維であるエクスラン1d”K615”8部、エクスラ
ン2dの”K8”84部からなる目付150g、厚み2.
5mmのニ−ドルパンチ不織布(NO.6)を作成し
た。又、上記の3繊維を用いそれぞれの構成比が、5
部、10部、85部から成るもの(NO.7)、10
部、5部、85部から成るもの(NO.8)、を同じく
ニ−ドルパンチ不織布とした。更に同じく”ディスメ
ル”90部、”K615”10部からなる目付150
g、厚み2.5mmのニ−ドルパンチ不織布(NO.9)
を作成、同様に上記2繊維を用いそれぞれの構成比が、
10部、90部からなるもの(NO.10)、95部、
5部からなるもの(NO.11)、5部、95部からな
るもの(NO.12)を同じくニ−ドルパンチ不織布と
した。
法で評価し、その結果を表1に示す。
ル系繊維もアンモニア吸着性アクリル系繊維も欠くもの
であり、素材が疎水性であることから拡散性は幾分示す
ものの、吸水速度、飽和保水率も低く、アンモニア吸着
性は全くない。本発明を満たすNO.2,NO.3はそ
れぞれ吸水速度、拡散性、飽和保水率が高く、アンモニ
ア吸着性は気相、液相共に高率であり、優れた性能を有
している。積層構造の複合不織布としたNO.4、N
O.5は更に吸水・保水性が高くなり、しかも高いアン
モニア吸収率を維持しており、失禁パンツ等に有効な材
料として提供される。NO.6〜NO.8はアンモニア
吸着性アクリル系繊維と親水性アクリル系繊維の混率が
低いため、吸水性が幾分低かったり、アンモニア吸着性
にバラツキが出ているが、吸水性、アンモニア吸着性で
はある。NO.9、NO.10は上記2繊維それぞれ1
0重量%以上から構成されるものであり、吸水速度、拡
散性、飽和保水率も良く、アンモニア吸着性にも優れて
いる。しかし、同じ2繊維の構成でも、いずれか一方が
5重量%混のNO.11、NO.12では吸水速度、ア
ンモニア吸着性の両性能共に十分に兼備するとは言いが
たい。
2 、厚み2.5mm)で、バイレックス法の吸い上げ長0.
6cmを有し且つ、かかる不織布の小片3cm×5cm
が室温で2Lのビ−カ−に満たされた水面上に、水平に
静置してから45秒後に水面から沈降する日本エクスラ
ン工業(株)製造のアクリルステ−プル、K6 3×V
64 90部と、実施例1と同じアンモニア吸着性アク
リル系繊維である東洋紡の2d”ディスメル”10部と
の混綿からなるニ−ドルパンチ不織布(目付150g/
m2 、厚み2.5mm)を作成(NO.13)した。又、
同様に100%ニ−ドルパンチ不織布状でバイレックス
法の吸い上げ長0.3cmを有し且つ、水面からの沈降に
15秒要した日本エクスラン(株)製造のアクリルステ
−プル、K8 3×V64 90部と、実施例1と同
じ”ディスメル”10部との混綿からなるニ−ドルパン
チ不織布(目付150g/m2 、厚み2.5mm)を作成
(NO.14)した。
水速度0.8,0.9,拡散性8,10,飽和保水率0.8,
0.9,気相アンモニア吸収率2.8,2.9,液相アンモニ
ア吸収率2.6,2.8であった。
モニア吸収率では満足されるが、吸水速度、拡散性、飽
和保水率で劣り、アンモニア吸収と吸水性能を兼備する
までには至らない。
とアンモニア吸着性アクリル系繊維とでなる不織布とす
ることで、吸水性とアンモニア吸着性を兼備するものが
提供され、更に例えば水流交絡不織布等との複合化不織
布とすることにより、吸水・拡散・浸透速度にすぐれ保
水性が高く且つアンモニア吸収性の優れたものを得るこ
とができる。更にソフトでありながら整形性にも優れて
いるのでニット地との併用商品化も容易となり、衣料、
家庭資材、衛材、等々利用範囲が広く、とりわけ失禁者
用の各種商品部材としても利用価値が高い。
Claims (3)
- 【請求項1】 親水性アクリル系繊維とアンモニア吸着
性アクリル系繊維を必須の成分とする、吸水性とアンモ
ニア吸着性を兼備することを特徴とする不織布。 - 【請求項2】 親水性アクリル系繊維及びアンモニア吸
着性アクリル系繊維をそれぞれ10重量%以上含むこと
を特徴とする請求項1記載の不織布。 - 【請求項3】 不織布の表面又は中間層が、水流交絡法
による不織布あるいは織物又は編み物を、ニ−ドルパン
チ又は融着法により固定して形成したものであることを
特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の不織布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26351496A JP3677770B2 (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 不織布 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26351496A JP3677770B2 (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 不織布 |
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JPH1088452A true JPH1088452A (ja) | 1998-04-07 |
JP3677770B2 JP3677770B2 (ja) | 2005-08-03 |
Family
ID=17390599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26351496A Expired - Fee Related JP3677770B2 (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 不織布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3677770B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019146465A1 (ja) * | 2018-01-24 | 2019-08-01 | 日本エクスラン工業株式会社 | 吸水性繊維前駆体、吸水性不織布前駆体および吸水性不織布、ならびにこれらを含有するフェイスマスクおよび化粧水充填済みフェイスマスク、ならびにこれらの製造方法 |
US11148951B2 (en) | 2018-08-03 | 2021-10-19 | Fujifilm Business Innovation Corp. | Silica-titania composite and structure |
-
1996
- 1996-09-11 JP JP26351496A patent/JP3677770B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN110753768A (zh) * | 2018-01-24 | 2020-02-04 | 日本爱克兰工业株式会社 | 吸水性纤维前体、吸水性无纺布前体和吸水性无纺布、以及含有它们的面膜和填充有化妆水的面膜、以及它们的制造方法 |
JPWO2019146465A1 (ja) * | 2018-01-24 | 2020-02-06 | 日本エクスラン工業株式会社 | 吸水性繊維前駆体、吸水性不織布前駆体および吸水性不織布、ならびにこれらを含有するフェイスマスクおよび化粧水充填済みフェイスマスク、ならびにこれらの製造方法 |
CN110753768B (zh) * | 2018-01-24 | 2022-05-13 | 日本爱克兰工业株式会社 | 吸水性纤维前体、吸水性无纺布前体和吸水性无纺布、以及它们的制造方法和应用 |
TWI793244B (zh) * | 2018-01-24 | 2023-02-21 | 日商日本Exlan工業股份有限公司 | 吸水性纖維前驅物、吸水性不織布前驅物及吸水性不織布、以及含有它之面膜及化妝水已填充完成之面膜、以及彼等之製造方法 |
US11148951B2 (en) | 2018-08-03 | 2021-10-19 | Fujifilm Business Innovation Corp. | Silica-titania composite and structure |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3677770B2 (ja) | 2005-08-03 |
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