JPH108835A - 窓枠の取付構造 - Google Patents
窓枠の取付構造Info
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- JPH108835A JPH108835A JP26170796A JP26170796A JPH108835A JP H108835 A JPH108835 A JP H108835A JP 26170796 A JP26170796 A JP 26170796A JP 26170796 A JP26170796 A JP 26170796A JP H108835 A JPH108835 A JP H108835A
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- window
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- window frame
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 断熱サッシ用の窓枠においても、あるいは一
般の窓枠においても、窓枠の取付強度をより一層向上す
ることができる窓枠の取付構造の提供。 【解決手段】 窓枠10は上枠11、下枠12および左
右の縦枠を四周枠組みして構成される。この窓枠10の
上枠11から室内方向に向かってかつまぐさ2の下面に
沿って突設された取付補強片11Eを、上枠11の長手
方向全長に渡って形成し、この取付補強片11Eをまぐ
さ2の下面に釘40で固定して窓枠10を取り付ける。
上枠11は、取付片11Dによりまぐさ2の室外面に釘
打ちされるだけでなく、取付補強片11Eでまぐさ2の
下面にも釘打ちされるため、取付強度が向上する。
般の窓枠においても、窓枠の取付強度をより一層向上す
ることができる窓枠の取付構造の提供。 【解決手段】 窓枠10は上枠11、下枠12および左
右の縦枠を四周枠組みして構成される。この窓枠10の
上枠11から室内方向に向かってかつまぐさ2の下面に
沿って突設された取付補強片11Eを、上枠11の長手
方向全長に渡って形成し、この取付補強片11Eをまぐ
さ2の下面に釘40で固定して窓枠10を取り付ける。
上枠11は、取付片11Dによりまぐさ2の室外面に釘
打ちされるだけでなく、取付補強片11Eでまぐさ2の
下面にも釘打ちされるため、取付強度が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物に設けられる
引違い窓、片引き窓、開き窓、FIX窓、辷り出し窓、
上げ下げ窓、内開き窓、外開き窓等の各種サッシ窓にお
ける窓枠の取付構造に関する。
引違い窓、片引き窓、開き窓、FIX窓、辷り出し窓、
上げ下げ窓、内開き窓、外開き窓等の各種サッシ窓にお
ける窓枠の取付構造に関する。
【0002】
【背景技術】図8には、従来のサッシ窓70の取付構造
が示されている。サッシ窓70は、上枠72、下枠7
3、左右の縦枠を四角枠状に組み合わせて形成される窓
枠71と、上框76、下框77、左右の竪框を四角枠状
に組んでガラス78を保持する障子75とで構成されて
いる。
が示されている。サッシ窓70は、上枠72、下枠7
3、左右の縦枠を四角枠状に組み合わせて形成される窓
枠71と、上框76、下框77、左右の竪框を四角枠状
に組んでガラス78を保持する障子75とで構成されて
いる。
【0003】窓枠71の各上下枠72,73は、垂直面
に沿って設けられた取付片72A,73Aを備えてお
り、この各取付片72A,73Aをまぐさ2、窓台3、
柱にそれぞれ釘打ちすることで取り付けられていた。
に沿って設けられた取付片72A,73Aを備えてお
り、この各取付片72A,73Aをまぐさ2、窓台3、
柱にそれぞれ釘打ちすることで取り付けられていた。
【0004】ところで、サッシ窓には、風によって正圧
および負圧が加わるが、特に負圧が加わった場合には、
図9に誇張して記載したように、障子75のガラス78
が室外側に引っ張られるため、窓枠71も室外側に傾く
ように力が加わる。
および負圧が加わるが、特に負圧が加わった場合には、
図9に誇張して記載したように、障子75のガラス78
が室外側に引っ張られるため、窓枠71も室外側に傾く
ように力が加わる。
【0005】このため、上枠72をまぐさ2の下面側に
釘打ちし、図示しない縦枠も柱側面側に釘打ちし、負圧
がかかっても窓枠71が外れないように取り付けてい
た。
釘打ちし、図示しない縦枠も柱側面側に釘打ちし、負圧
がかかっても窓枠71が外れないように取り付けてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、建物
における断熱性能の向上が求められており、窓枠として
も各枠材を室外部材、室内部材およびこれら室内外部材
を連結する断熱部材で構成した断熱サッシ用の窓枠が用
いられることもあった。この窓枠において、断熱部材を
障子75をガイドするレールの室内側、つまり図8にお
いて上枠72をまぐさ2の下面に釘打ちしている箇所に
設けた場合、断熱サッシ用の窓枠では上枠72をまぐさ
2の下面側に釘打ち固定することができないという問題
が生じた。
における断熱性能の向上が求められており、窓枠として
も各枠材を室外部材、室内部材およびこれら室内外部材
を連結する断熱部材で構成した断熱サッシ用の窓枠が用
いられることもあった。この窓枠において、断熱部材を
障子75をガイドするレールの室内側、つまり図8にお
いて上枠72をまぐさ2の下面に釘打ちしている箇所に
設けた場合、断熱サッシ用の窓枠では上枠72をまぐさ
2の下面側に釘打ち固定することができないという問題
が生じた。
【0007】同様に、縦枠においても断熱部材が設けら
れた場合には、縦枠を柱の側面に固定することができな
いという問題が生じた。
れた場合には、縦枠を柱の側面に固定することができな
いという問題が生じた。
【0008】さらに、図8に示すような一般的な窓枠に
おいても、負圧などに対する窓枠の取付強度をより一層
向上することができる取付構造が求められていた。
おいても、負圧などに対する窓枠の取付強度をより一層
向上することができる取付構造が求められていた。
【0009】本発明の目的は、断熱サッシ用の窓枠にお
いても、あるいは一般の窓枠においても、窓枠の取付強
度をより一層向上することができる窓枠の取付構造を提
供することにある。
いても、あるいは一般の窓枠においても、窓枠の取付強
度をより一層向上することができる窓枠の取付構造を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の窓枠の取付構造
は、上枠、下枠および左右の縦枠を四周枠組みした窓枠
を建物躯体に取り付ける構造であって、前記上枠が取り
付けられるまぐさの下面に沿ってかつ上枠から室内方向
に向かって突設された取付補強片を上枠の長手方向全長
に渡って形成し、この取付補強片を前記まぐさの下面に
釘やビスなどで固定したことを特徴とするものである。
は、上枠、下枠および左右の縦枠を四周枠組みした窓枠
を建物躯体に取り付ける構造であって、前記上枠が取り
付けられるまぐさの下面に沿ってかつ上枠から室内方向
に向かって突設された取付補強片を上枠の長手方向全長
に渡って形成し、この取付補強片を前記まぐさの下面に
釘やビスなどで固定したことを特徴とするものである。
【0011】このような本発明によれば、サッシ窓に負
圧が加わった際に最も力が加わる上枠の室内側に取付補
強片を突設し、この取付補強片をまぐさ下面に固定する
ことにより、まぐさの室外面に固定される取付片(負圧
が加わった際に支点となる部分)からできるだけ離れた
位置で上枠を固定することができるため、従来のレール
近くで固定していた場合よりも取付強度を向上させるこ
とができる。その上、断熱部材が設けられる位置と取付
補強片が設けられた位置とが異なるため、断熱部材を有
する断熱サッシ用の上枠においても、上枠をまぐさ下面
にも固定することができ、固定強度を高めることができ
る。
圧が加わった際に最も力が加わる上枠の室内側に取付補
強片を突設し、この取付補強片をまぐさ下面に固定する
ことにより、まぐさの室外面に固定される取付片(負圧
が加わった際に支点となる部分)からできるだけ離れた
位置で上枠を固定することができるため、従来のレール
近くで固定していた場合よりも取付強度を向上させるこ
とができる。その上、断熱部材が設けられる位置と取付
補強片が設けられた位置とが異なるため、断熱部材を有
する断熱サッシ用の上枠においても、上枠をまぐさ下面
にも固定することができ、固定強度を高めることができ
る。
【0012】この際、上枠だけでなく、縦枠が取り付け
られる柱の側面に沿ってかつ縦枠から室内方向に向かっ
て突設された取付補強片を左右の縦枠の長手方向全長に
渡って形成し、この取付補強片を前記柱の側面に釘やビ
スなどで固定してもよい。このように構成すれば、縦枠
における取付強度も向上でき、窓枠全体の取付強度をよ
り一層向上することができる。
られる柱の側面に沿ってかつ縦枠から室内方向に向かっ
て突設された取付補強片を左右の縦枠の長手方向全長に
渡って形成し、この取付補強片を前記柱の側面に釘やビ
スなどで固定してもよい。このように構成すれば、縦枠
における取付強度も向上でき、窓枠全体の取付強度をよ
り一層向上することができる。
【0013】さらに、前記上枠の取付補強片は、少なく
とも取付補強片における上枠の長手方向の中間部つまり
上枠の左右両端縁間のほぼ中央位置でまぐさに固定され
ていることが好ましい。引違い窓等の各種の窓では、負
圧が加わった際に、上枠では障子の召合せ框部分等の中
間部に最も力が加わるため、少なくともこの中間部分で
取付補強片をまぐさに固定すれば、窓枠の取付強度を最
も効率的に向上することができる。
とも取付補強片における上枠の長手方向の中間部つまり
上枠の左右両端縁間のほぼ中央位置でまぐさに固定され
ていることが好ましい。引違い窓等の各種の窓では、負
圧が加わった際に、上枠では障子の召合せ框部分等の中
間部に最も力が加わるため、少なくともこの中間部分で
取付補強片をまぐさに固定すれば、窓枠の取付強度を最
も効率的に向上することができる。
【0014】また、前記上枠、下枠および左右の縦枠
は、室外側に配置された室外部材と、室内側に配置され
た室内部材と、これら室外部材および室内部材を連結す
る断熱部材とで構成され、前記上枠の取付補強片は、上
枠の室内部材に一体形成されていることが好ましい。
は、室外側に配置された室外部材と、室内側に配置され
た室内部材と、これら室外部材および室内部材を連結す
る断熱部材とで構成され、前記上枠の取付補強片は、上
枠の室内部材に一体形成されていることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1,2には、本発明を半外付け
形式の引違い窓(サッシ窓)1の窓枠10の取り付けに
用いた第1実施形態が示されている。引違い窓1の窓枠
10は、上枠11、下枠12と左右両端の縦枠13と
を、ゴムや樹脂などのシール材を介して四角枠状に接合
して形成され、断熱窓枠とされている。
に基づいて説明する。図1,2には、本発明を半外付け
形式の引違い窓(サッシ窓)1の窓枠10の取り付けに
用いた第1実施形態が示されている。引違い窓1の窓枠
10は、上枠11、下枠12と左右両端の縦枠13と
を、ゴムや樹脂などのシール材を介して四角枠状に接合
して形成され、断熱窓枠とされている。
【0016】各枠11,12,13は、それぞれ非鉄金
属であるアルミ製の室外部材11A,12A,13A
と、アルミ製の室内部材11B,12B,13Bと、こ
れらの室外部材11A,12A,13Aおよび室内部材
11B,12B,13Bをそれぞれ連結するウレタン樹
脂製の断熱部材11C,12C,13Cとで構成されて
いる。
属であるアルミ製の室外部材11A,12A,13A
と、アルミ製の室内部材11B,12B,13Bと、こ
れらの室外部材11A,12A,13Aおよび室内部材
11B,12B,13Bをそれぞれ連結するウレタン樹
脂製の断熱部材11C,12C,13Cとで構成されて
いる。
【0017】なお、これらの各枠11,12,13は、
樹脂注入方式で製造されている。すなわち、前記室外部
材11A,12A,13Aおよび室内部材11B,12
B,13Bは、それぞれアルミの押出成形によって一体
成形されており、この一体成形された各枠11,12,
13の凹状のウレタン注入ポケットにウレタン樹脂製の
断熱部材11C,12C,13Cを注入して硬化させた
後に、前記室外部材11A,12A,13Aおよび室内
部材11B,12B,13Bの連結部をカッター等で切
断して分離することで枠11,12,13を製造してい
る。そして、各断熱部材11C,12C,13Cは、各
枠11,12,13を枠組みすることで互いに当接さ
れ、窓枠1の内レール17,19の室内側に沿った位置
に四周連続する断熱ラインを形成している。
樹脂注入方式で製造されている。すなわち、前記室外部
材11A,12A,13Aおよび室内部材11B,12
B,13Bは、それぞれアルミの押出成形によって一体
成形されており、この一体成形された各枠11,12,
13の凹状のウレタン注入ポケットにウレタン樹脂製の
断熱部材11C,12C,13Cを注入して硬化させた
後に、前記室外部材11A,12A,13Aおよび室内
部材11B,12B,13Bの連結部をカッター等で切
断して分離することで枠11,12,13を製造してい
る。そして、各断熱部材11C,12C,13Cは、各
枠11,12,13を枠組みすることで互いに当接さ
れ、窓枠1の内レール17,19の室内側に沿った位置
に四周連続する断熱ラインを形成している。
【0018】上枠11の下面には、外、内の各上レール
16,17が垂設され、下枠12の上面には外、内の各
下レール18,19が立設されている。また、上下枠1
1,12の室外側には網戸33をガイドする網戸レール
34がそれぞれ設けられている。なお、これらの各レー
ル16〜19,34は、各枠11,12の室外部材11
A,12Aに設けられている。
16,17が垂設され、下枠12の上面には外、内の各
下レール18,19が立設されている。また、上下枠1
1,12の室外側には網戸33をガイドする網戸レール
34がそれぞれ設けられている。なお、これらの各レー
ル16〜19,34は、各枠11,12の室外部材11
A,12Aに設けられている。
【0019】これらの上枠11、下枠12、縦枠13の
各室外部材11A,12A,13Aには、各枠11,1
2,13が取り付けられるまぐさ2、窓台3、柱4の室
外面に当接する取付片11D,12D,13Dが形成さ
れている。これらの取付片11D,12D,13Dは、
釘40やビスによりまぐさ2、窓台3、柱4に取り付け
られている。なお、各取付片11D,12D,13D
は、室内外方向の位置が外、内の各レール16〜19間
となる位置に形成されている。このため、本実施形態の
引違い窓1は、後述する外障子20Aが建物開口の室外
側に配置され、内障子20Bが建物開口の室内側に配置
された、いわゆる半外付け形式のサッシ窓とされてい
る。
各室外部材11A,12A,13Aには、各枠11,1
2,13が取り付けられるまぐさ2、窓台3、柱4の室
外面に当接する取付片11D,12D,13Dが形成さ
れている。これらの取付片11D,12D,13Dは、
釘40やビスによりまぐさ2、窓台3、柱4に取り付け
られている。なお、各取付片11D,12D,13D
は、室内外方向の位置が外、内の各レール16〜19間
となる位置に形成されている。このため、本実施形態の
引違い窓1は、後述する外障子20Aが建物開口の室外
側に配置され、内障子20Bが建物開口の室内側に配置
された、いわゆる半外付け形式のサッシ窓とされてい
る。
【0020】下枠12において、内レール19の下方位
置には、窓台3の上面に当接されて内レール19に加わ
る荷重を窓台3に伝達して支持する支持補強片12Fが
形成されている。この下枠12には、外レール18の室
外側である網戸レール34から、内レール19の室外側
である取付片12Dに渡って中空部12Gが形成されて
いる。従って、取付片12Dは中空部12Gの下面から
下方に延出されている。
置には、窓台3の上面に当接されて内レール19に加わ
る荷重を窓台3に伝達して支持する支持補強片12Fが
形成されている。この下枠12には、外レール18の室
外側である網戸レール34から、内レール19の室外側
である取付片12Dに渡って中空部12Gが形成されて
いる。従って、取付片12Dは中空部12Gの下面から
下方に延出されている。
【0021】なお、下枠12には、下枠12と縦枠13
とを連結するために2つのビスホール36,37が設け
られている。このうち、室外側のビスホール36は中空
部12Gに形成され、室内側のビスホール37は、内レ
ール19,中空部12G、支持補強片12Fの3方に連
結される位置に形成されている。
とを連結するために2つのビスホール36,37が設け
られている。このうち、室外側のビスホール36は中空
部12Gに形成され、室内側のビスホール37は、内レ
ール19,中空部12G、支持補強片12Fの3方に連
結される位置に形成されている。
【0022】また、縦枠13の室外部材13Aの断熱部
材13Cが連結された端縁には、柱4に向かって延出さ
れてその先端が柱4に当接された支持補強片13Fが形
成されている。
材13Cが連結された端縁には、柱4に向かって延出さ
れてその先端が柱4に当接された支持補強片13Fが形
成されている。
【0023】一方、上枠11、下枠12、縦枠13の各
室内部材11B,12B,13Bには、本発明の特徴で
ある取付補強片11E,12E,13Eが形成されてい
る。すなわち、取付補強片11Eは室内部材11Bの上
端縁部分から室内方向に向かって突設され、まぐさ2の
下面に沿ってかつ室内部材11Bの長手方向全長に渡っ
て形成されている。
室内部材11B,12B,13Bには、本発明の特徴で
ある取付補強片11E,12E,13Eが形成されてい
る。すなわち、取付補強片11Eは室内部材11Bの上
端縁部分から室内方向に向かって突設され、まぐさ2の
下面に沿ってかつ室内部材11Bの長手方向全長に渡っ
て形成されている。
【0024】同様に、取付補強片12Eは室内部材12
Bの下端縁部分から室内方向に向かって突設され、窓台
3の上面に沿ってかつ室内部材12Bの長手方向全長に
渡って形成されている。また、取付補強片13Eは室内
部材13Bの左右両側縁部分から室内方向に向かって突
設され、柱4の引違い窓1側の側面に沿ってかつ室内部
材13Bの長手方向全長に渡って形成されている。
Bの下端縁部分から室内方向に向かって突設され、窓台
3の上面に沿ってかつ室内部材12Bの長手方向全長に
渡って形成されている。また、取付補強片13Eは室内
部材13Bの左右両側縁部分から室内方向に向かって突
設され、柱4の引違い窓1側の側面に沿ってかつ室内部
材13Bの長手方向全長に渡って形成されている。
【0025】なお、各取付補強片11E,12E,13
Eは、いずれもその突設方向(室内方向)の途中で僅か
に折曲されてまぐさ2、窓台3、柱4に向かって傾斜さ
れており、釘40が打ち込みやすくなるようにされてい
る。また、取付補強片11E,12E,13Eの釘40
が打ち込まれた部分は、額縁41、ぜん板42、縦額縁
43で隠され、室内側に露出しないようになっている。
Eは、いずれもその突設方向(室内方向)の途中で僅か
に折曲されてまぐさ2、窓台3、柱4に向かって傾斜さ
れており、釘40が打ち込みやすくなるようにされてい
る。また、取付補強片11E,12E,13Eの釘40
が打ち込まれた部分は、額縁41、ぜん板42、縦額縁
43で隠され、室内側に露出しないようになっている。
【0026】一方、断熱窓枠10内には、一般複層障子
20が配置されている。一般複層障子20は、室外側に
配置されて外側のレール16,18でガイドされる外障
子20Aと、室内側に配置されて内側のレール17,1
9でガイドされる内障子20Bとを備えている。
20が配置されている。一般複層障子20は、室外側に
配置されて外側のレール16,18でガイドされる外障
子20Aと、室内側に配置されて内側のレール17,1
9でガイドされる内障子20Bとを備えている。
【0027】これらの各障子20A,20Bは、上框2
1,22と、下框23,24と、左右の竪框25,26
と、外召合せ框27および内召合せ框28とをそれぞれ
四角枠状に組んで構成されている。これらの各框21〜
28の内周面には、複層ガラス29がガスケット30を
介して嵌合されている。
1,22と、下框23,24と、左右の竪框25,26
と、外召合せ框27および内召合せ框28とをそれぞれ
四角枠状に組んで構成されている。これらの各框21〜
28の内周面には、複層ガラス29がガスケット30を
介して嵌合されている。
【0028】そして、各上框21,22には、前記上レ
ール16,17をガイドする摺動片31が嵌入され、各
下框23,24には、前記下レール18,19上を転動
する戸車32が回転自在に支持されている。
ール16,17をガイドする摺動片31が嵌入され、各
下框23,24には、前記下レール18,19上を転動
する戸車32が回転自在に支持されている。
【0029】さらに、各框21〜24には、各レール1
6〜19の室外面や室内面に接するシール材35が設け
られている。また、竪框25,26にも縦枠13に接す
るシール材35が設けられている。
6〜19の室外面や室内面に接するシール材35が設け
られている。また、竪框25,26にも縦枠13に接す
るシール材35が設けられている。
【0030】このような本実施形態においてサッシ窓1
を設置するには、四角枠状に組まれた窓枠10の各取付
片11D,12D,13Dをまぐさ2、窓台3、柱4の
室外面に釘40で固定するとともに、取付補強片11
E,12E,13Eをまぐさ2の下面、窓台3の上面、
柱4の側面に釘40で固定する。この際、各取付片11
D,12D,13D、取付補強片11E,12E,13
Eは、各枠11,12,13の長手方向に沿って連続し
て形成されているので、各々所定間隔毎に数カ所で釘打
ち固定されている。なお、上枠11、下枠12において
は、その長手方向のほぼ中心つまり障子29の召合せ框
27,28が配置される部分は必ず釘40で固定されて
いる。
を設置するには、四角枠状に組まれた窓枠10の各取付
片11D,12D,13Dをまぐさ2、窓台3、柱4の
室外面に釘40で固定するとともに、取付補強片11
E,12E,13Eをまぐさ2の下面、窓台3の上面、
柱4の側面に釘40で固定する。この際、各取付片11
D,12D,13D、取付補強片11E,12E,13
Eは、各枠11,12,13の長手方向に沿って連続し
て形成されているので、各々所定間隔毎に数カ所で釘打
ち固定されている。なお、上枠11、下枠12において
は、その長手方向のほぼ中心つまり障子29の召合せ框
27,28が配置される部分は必ず釘40で固定されて
いる。
【0031】各枠11,12,13を取り付けた後で、
障子20を窓枠10内に配置するとともに、額縁41、
ぜん板42、縦額縁43を例えば各室内部材11B,1
2B,13Bにビス止めすることなどで取り付けて前記
釘打ち部分が室内側に露出しないようにする。
障子20を窓枠10内に配置するとともに、額縁41、
ぜん板42、縦額縁43を例えば各室内部材11B,1
2B,13Bにビス止めすることなどで取り付けて前記
釘打ち部分が室内側に露出しないようにする。
【0032】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。窓枠10を建物に取り付けるにあたっ
て、まぐさ2、窓台3、柱4の室外面に取付片11D,
12D,13Dを釘40で固定するだけでなく、上枠1
1、下枠12、縦枠13の室内側に突設した取付補強片
11E,12E,13Eをまぐさ2、窓台3、柱4に釘
40で固定しているので、窓枠10の取付強度を向上で
き、引違い窓(サッシ窓)1に風圧力の正圧や負圧が加
わって障子20が湾曲しても窓枠10が外れることを確
実に防止できる。
な効果がある。窓枠10を建物に取り付けるにあたっ
て、まぐさ2、窓台3、柱4の室外面に取付片11D,
12D,13Dを釘40で固定するだけでなく、上枠1
1、下枠12、縦枠13の室内側に突設した取付補強片
11E,12E,13Eをまぐさ2、窓台3、柱4に釘
40で固定しているので、窓枠10の取付強度を向上で
き、引違い窓(サッシ窓)1に風圧力の正圧や負圧が加
わって障子20が湾曲しても窓枠10が外れることを確
実に防止できる。
【0033】また、各取付補強片11E,12E,13
Eは、途中で湾曲されているので、釘40を打ち込みや
すくでき、取付作業性を向上することができる。さら
に、上枠11、下枠12、縦枠13を構成する室外部材
11A,12A,13Aおよび室内部材11B,12
B,13Bがそれぞれ別々の釘40で固定されるので、
窓枠10に風圧力等が加わった際に、各部材11A,1
2A,13A,11B,12B,13Bは各々が釘40
で固定されて加わった力に対向できるため、窓枠10の
取付強度が高まり、かつ断熱部材11C,12C,13
Cに風圧力が伝達することを防止することもできる。
Eは、途中で湾曲されているので、釘40を打ち込みや
すくでき、取付作業性を向上することができる。さら
に、上枠11、下枠12、縦枠13を構成する室外部材
11A,12A,13Aおよび室内部材11B,12
B,13Bがそれぞれ別々の釘40で固定されるので、
窓枠10に風圧力等が加わった際に、各部材11A,1
2A,13A,11B,12B,13Bは各々が釘40
で固定されて加わった力に対向できるため、窓枠10の
取付強度が高まり、かつ断熱部材11C,12C,13
Cに風圧力が伝達することを防止することもできる。
【0034】さらに、上下枠11,12においては、障
子20の召合せ框27,28が配置される左右方向(長
手方向)のほぼ中央部分では必ず釘40で各枠11,1
2を固定しているので、風圧力が加わった際に最も応力
が集中する召合せ框27,28からの荷重を確実に支持
することができる。
子20の召合せ框27,28が配置される左右方向(長
手方向)のほぼ中央部分では必ず釘40で各枠11,1
2を固定しているので、風圧力が加わった際に最も応力
が集中する召合せ框27,28からの荷重を確実に支持
することができる。
【0035】また、取付補強片11E,12E,13E
を固定した釘40は、額縁41、ぜん板42、縦額縁4
3によって覆われ、室内側に露出しないので、サッシ窓
1の意匠を低下させることもない。
を固定した釘40は、額縁41、ぜん板42、縦額縁4
3によって覆われ、室内側に露出しないので、サッシ窓
1の意匠を低下させることもない。
【0036】さらに、半外付け形式の引違い窓1におい
ては、下枠12の外レール18に加わる外障子20Aの
荷重を取付片12Dで支持しなければならない。このた
め、一般的に行われているように、下枠12の断熱部材
12Cを内外の各レール18,19間に配置すると、そ
の断熱部材12Cに荷重が加わり、断熱部材12Cが撓
んだり、変形するおそれがあった。しかしながら、本実
施形態では、断熱部材12Cを内レール19の室内側に
配置しているので、外レール18に加わる荷重が断熱部
材12Cに伝達されることがなく、その荷重を取付片1
2Dで確実に支持することができて支持強度を向上でき
るとともに、断熱部材12Cの撓みや変形を防止するこ
とができる。
ては、下枠12の外レール18に加わる外障子20Aの
荷重を取付片12Dで支持しなければならない。このた
め、一般的に行われているように、下枠12の断熱部材
12Cを内外の各レール18,19間に配置すると、そ
の断熱部材12Cに荷重が加わり、断熱部材12Cが撓
んだり、変形するおそれがあった。しかしながら、本実
施形態では、断熱部材12Cを内レール19の室内側に
配置しているので、外レール18に加わる荷重が断熱部
材12Cに伝達されることがなく、その荷重を取付片1
2Dで確実に支持することができて支持強度を向上でき
るとともに、断熱部材12Cの撓みや変形を防止するこ
とができる。
【0037】その上、断熱部材12Cが内外の各レール
18,19間に配置されている場合には、断熱部材12
Cや室内部材12Bの一部が室外側に露出するため、樹
脂製のカバー材等を設けなければならず、部品点数が増
えてコストが増加するとともに、前記カバー材はレール
18,19に密着されるため、レール18,19の厚さ
寸法がカバー材が加わる分だけ増えてしまい、このレー
ル厚に合わせて障子20A,20Bを形成しなければな
らず、断熱窓枠用の障子20を一般窓枠用の障子と異な
る構造としなければならないが、本実施形態では、断熱
部材11C〜13Cをレール16〜19よりも室内側の
位置に配置しているので、カバー材が不要であり、その
分コストも低減することができるとともに、断熱窓枠お
よび一般窓枠においてレール16〜19の厚さが同じで
あり、このため障子20を通常の障子と共通化すること
ができる。
18,19間に配置されている場合には、断熱部材12
Cや室内部材12Bの一部が室外側に露出するため、樹
脂製のカバー材等を設けなければならず、部品点数が増
えてコストが増加するとともに、前記カバー材はレール
18,19に密着されるため、レール18,19の厚さ
寸法がカバー材が加わる分だけ増えてしまい、このレー
ル厚に合わせて障子20A,20Bを形成しなければな
らず、断熱窓枠用の障子20を一般窓枠用の障子と異な
る構造としなければならないが、本実施形態では、断熱
部材11C〜13Cをレール16〜19よりも室内側の
位置に配置しているので、カバー材が不要であり、その
分コストも低減することができるとともに、断熱窓枠お
よび一般窓枠においてレール16〜19の厚さが同じで
あり、このため障子20を通常の障子と共通化すること
ができる。
【0038】その上、断熱部材11C,12C,13C
が内レール17,19の室内側、つまり内障子20Bの
室内側に配置されているので、各レール16〜19等の
窓枠10の室外側に露出する部分が冷やされても、その
熱伝導を断熱部材11C,12C,13Cで遮断するこ
とができ、断熱部材が内外レール16〜19間に配置さ
れる場合に比べて、窓枠10の室内側への熱伝導を十分
に低減することができる。このため、窓枠10の断熱性
や防露性を向上することができ、結露発生も抑えること
ができる。
が内レール17,19の室内側、つまり内障子20Bの
室内側に配置されているので、各レール16〜19等の
窓枠10の室外側に露出する部分が冷やされても、その
熱伝導を断熱部材11C,12C,13Cで遮断するこ
とができ、断熱部材が内外レール16〜19間に配置さ
れる場合に比べて、窓枠10の室内側への熱伝導を十分
に低減することができる。このため、窓枠10の断熱性
や防露性を向上することができ、結露発生も抑えること
ができる。
【0039】さらに、各障子20A,20Bには、各レ
ール16〜19の室外面や縦枠13に接するシール材3
5を設けたので、各障子20A,20Bとレール16〜
19との間等から室内側に外気が流入することを防止で
き、断熱性能をより向上することができる。
ール16〜19の室外面や縦枠13に接するシール材3
5を設けたので、各障子20A,20Bとレール16〜
19との間等から室内側に外気が流入することを防止で
き、断熱性能をより向上することができる。
【0040】さらに、各断熱部材11C,12C,13
Cは、内外の障子20A,20Bや内レール17,19
で覆われて外気や日光に曝されにくいので、紫外線の照
射などで断熱部材11C,12C,13Cが劣化するこ
とも抑えることができ、断熱部材が内外レール16〜1
9間に配置される場合に比べて、耐候性や耐久性を向上
でき、断熱部材11C,12C,13Cの補修頻度も低
減することができる。
Cは、内外の障子20A,20Bや内レール17,19
で覆われて外気や日光に曝されにくいので、紫外線の照
射などで断熱部材11C,12C,13Cが劣化するこ
とも抑えることができ、断熱部材が内外レール16〜1
9間に配置される場合に比べて、耐候性や耐久性を向上
でき、断熱部材11C,12C,13Cの補修頻度も低
減することができる。
【0041】また、断熱部材12Cが内レール19の室
内側に配置されている場合、内レール19に加わる内障
子20Bの荷重が断熱部材12Cに加わるおそれがある
が、本実施形態では、内レール19の下方位置に窓台3
の上面に当接される支持補強片12Fを設けているの
で、この支持補強片12Fで内レール19に加わる荷重
を支持できる。このため、断熱部材12Cに加わる垂直
方向の荷重を軽減することができ、断熱部材12Cの撓
みや変形なども防止することができる。
内側に配置されている場合、内レール19に加わる内障
子20Bの荷重が断熱部材12Cに加わるおそれがある
が、本実施形態では、内レール19の下方位置に窓台3
の上面に当接される支持補強片12Fを設けているの
で、この支持補強片12Fで内レール19に加わる荷重
を支持できる。このため、断熱部材12Cに加わる垂直
方向の荷重を軽減することができ、断熱部材12Cの撓
みや変形なども防止することができる。
【0042】さらに、縦枠13においても、室外部材1
3Aの断熱部材13Cが連結された端縁に先端が柱4に
当接された支持補強片13Fが形成されているため、特
に内障子20Bを開閉した際に戸当たりに障子20Bが
ぶつかることで縦枠13に加わる荷重を、支持補強片1
3Fで支持することができ、断熱部材13Cに加わる荷
重を軽減できて断熱部材13Cの撓みや変形なども防止
することができる。
3Aの断熱部材13Cが連結された端縁に先端が柱4に
当接された支持補強片13Fが形成されているため、特
に内障子20Bを開閉した際に戸当たりに障子20Bが
ぶつかることで縦枠13に加わる荷重を、支持補強片1
3Fで支持することができ、断熱部材13Cに加わる荷
重を軽減できて断熱部材13Cの撓みや変形なども防止
することができる。
【0043】また、下枠12には、中空部12Gが形成
されているため、中空部が無い場合に比べて下枠12の
剛性を向上できる。特に、この中空部12Gは、網戸レ
ール34から取付片12Dに渡って形成された大きな中
空部12Gであるので剛性を高くでき、網戸33や外障
子20Aの荷重が外レール18や網戸レール34に加わ
っても、中空部12Gによりその荷重を支持して取付片
12D、窓台3側に伝達できる。このため、下枠12が
変形することもなく、外障子20Aや網戸33を確実に
支持することができる。
されているため、中空部が無い場合に比べて下枠12の
剛性を向上できる。特に、この中空部12Gは、網戸レ
ール34から取付片12Dに渡って形成された大きな中
空部12Gであるので剛性を高くでき、網戸33や外障
子20Aの荷重が外レール18や網戸レール34に加わ
っても、中空部12Gによりその荷重を支持して取付片
12D、窓台3側に伝達できる。このため、下枠12が
変形することもなく、外障子20Aや網戸33を確実に
支持することができる。
【0044】さらに、剛性が高い中空部12Gの下面か
ら取付片12Dが延出されているので、下枠12に荷重
が加わった際に、その荷重を確実に取付片12に伝達す
ることができ、下枠12が撓むことを防止できる。
ら取付片12Dが延出されているので、下枠12に荷重
が加わった際に、その荷重を確実に取付片12に伝達す
ることができ、下枠12が撓むことを防止できる。
【0045】さらに、下枠12と縦枠13とを連結する
ために下枠12に設けられた2つのビスホール36,3
7のうち、室外側のビスホール36は中空部12Gに形
成されているので、ビスをビスホール36にねじ込んだ
際の回転トルクが下枠12側に加わっても、その力を剛
性の高い中空部12Gで十分支持することができ、下枠
12の変形を防止できる。また、室内側のビスホール3
7も、内レール19,中空部12G、支持補強片12F
の3方に連結されているので、回転トルクが加わっても
その力を十分に支持することができる。
ために下枠12に設けられた2つのビスホール36,3
7のうち、室外側のビスホール36は中空部12Gに形
成されているので、ビスをビスホール36にねじ込んだ
際の回転トルクが下枠12側に加わっても、その力を剛
性の高い中空部12Gで十分支持することができ、下枠
12の変形を防止できる。また、室内側のビスホール3
7も、内レール19,中空部12G、支持補強片12F
の3方に連結されているので、回転トルクが加わっても
その力を十分に支持することができる。
【0046】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。本実施形態は、図3,4に示すように、断熱窓枠
10と断熱複層障子50とを組み合わせた半外付け形式
の引違い窓1に本発明を適用したものである。なお、本
実施形態において、前記第1実施形態と同一あるいは同
様の構成部材には、同一符号を付し、説明を省略あるい
は簡略する。
する。本実施形態は、図3,4に示すように、断熱窓枠
10と断熱複層障子50とを組み合わせた半外付け形式
の引違い窓1に本発明を適用したものである。なお、本
実施形態において、前記第1実施形態と同一あるいは同
様の構成部材には、同一符号を付し、説明を省略あるい
は簡略する。
【0047】断熱窓枠10は、上枠11、下枠12、縦
枠13を枠組みしてなり、上枠11,12の室外部材1
1A,12Aには上下レール16〜19および網戸レー
ル34が形成されている。
枠13を枠組みしてなり、上枠11,12の室外部材1
1A,12Aには上下レール16〜19および網戸レー
ル34が形成されている。
【0048】上枠11は、前記第1実施形態と同様の構
成である。一方、下枠12の室内部材12Bには、前記
第1実施形態の取付補強片12Eは設けられていない。
また、下枠12の室外部材12Aには、内外の各レール
18,19間に、前記第1実施形態の中空部12Gに比
べて小さい中空部12Gが設けられている。
成である。一方、下枠12の室内部材12Bには、前記
第1実施形態の取付補強片12Eは設けられていない。
また、下枠12の室外部材12Aには、内外の各レール
18,19間に、前記第1実施形態の中空部12Gに比
べて小さい中空部12Gが設けられている。
【0049】この中空部12Gの下面からは、取付片1
2Dが下方に向かって延出されている。さらに、中空部
12Gの下面部分には、取付片12Dに連続してかつ取
付片12Dに対して直交してその下面が窓台3の上面に
当接された支持補強片12Fが形成されている。また、
各ビスホール36,37は、中空部12Gの部分、具体
的には中空部12Gを形成する上片および縦片の交差部
にそれぞれ形成されている。
2Dが下方に向かって延出されている。さらに、中空部
12Gの下面部分には、取付片12Dに連続してかつ取
付片12Dに対して直交してその下面が窓台3の上面に
当接された支持補強片12Fが形成されている。また、
各ビスホール36,37は、中空部12Gの部分、具体
的には中空部12Gを形成する上片および縦片の交差部
にそれぞれ形成されている。
【0050】縦枠13も、前記第1実施形態と同様の構
成であるが、取付補強片13Eが形成されていない点
と、支持補強片13Fの延出寸法が短い点が前記第1実
施形態と異なる。
成であるが、取付補強片13Eが形成されていない点
と、支持補強片13Fの延出寸法が短い点が前記第1実
施形態と異なる。
【0051】一方、断熱窓枠1内に配置される断熱複層
障子50は、室外側に配置されて外側のレール16,1
8でガイドされる外障子50Aと、室内側に配置されて
内側のレール17,19でガイドされる内障子50Bと
を備えている。
障子50は、室外側に配置されて外側のレール16,1
8でガイドされる外障子50Aと、室内側に配置されて
内側のレール17,19でガイドされる内障子50Bと
を備えている。
【0052】これらの各障子50A,50Bは、上框5
1,52と、下框53,54と、左右の竪框55,56
と、外召合せ框57および内召合せ框58とをそれぞれ
四角枠状に組んで構成されている。そして、各框51〜
58の内周面には、複層ガラス29がガスケット30を
介して嵌合されている。
1,52と、下框53,54と、左右の竪框55,56
と、外召合せ框57および内召合せ框58とをそれぞれ
四角枠状に組んで構成されている。そして、各框51〜
58の内周面には、複層ガラス29がガスケット30を
介して嵌合されている。
【0053】各框51〜56は、それぞれアルミ製の室
外部材51A〜56Aと、アルミ製の室内部材51B〜
56Bと、これらの室外部材51A〜56Aおよび室内
部材51B〜56Bを連結するウレタン樹脂製の断熱部
材51C〜56Cとで構成されている。このうち、外障
子7Aの下框53は、高さ寸法が大きいため、2本の断
熱部材53Cで室外部材53A、室内部材53Bを連結
している。
外部材51A〜56Aと、アルミ製の室内部材51B〜
56Bと、これらの室外部材51A〜56Aおよび室内
部材51B〜56Bを連結するウレタン樹脂製の断熱部
材51C〜56Cとで構成されている。このうち、外障
子7Aの下框53は、高さ寸法が大きいため、2本の断
熱部材53Cで室外部材53A、室内部材53Bを連結
している。
【0054】また、外障子7Aの外召合せ框57は、図
4に示すように、複層ガラス29が保持される2つのガ
ラス保持辺57A,57Bのうち、室内側に配置される
保持辺57Bを保持辺57A側から断熱するように、断
熱部材57Cが配置されている。一方、内障子7Bの内
召合せ框58も同様に、複層ガラス29が保持される2
つのガラス保持辺58A,58Bのうち、室外側に配置
される保持辺58Aを保持辺58B側から断熱するよう
に、2つの断熱部材58Cが配置されている。
4に示すように、複層ガラス29が保持される2つのガ
ラス保持辺57A,57Bのうち、室内側に配置される
保持辺57Bを保持辺57A側から断熱するように、断
熱部材57Cが配置されている。一方、内障子7Bの内
召合せ框58も同様に、複層ガラス29が保持される2
つのガラス保持辺58A,58Bのうち、室外側に配置
される保持辺58Aを保持辺58B側から断熱するよう
に、2つの断熱部材58Cが配置されている。
【0055】上框51,52および下框53,54の各
断熱部材51C〜54Cには、上框51,52および下
框53,54を竪框55,56に接合する際に、ビスを
ねじ込むためのビスホールを構成するビスホール部材5
9が嵌入されている。
断熱部材51C〜54Cには、上框51,52および下
框53,54を竪框55,56に接合する際に、ビスを
ねじ込むためのビスホールを構成するビスホール部材5
9が嵌入されている。
【0056】これらのビスホール部材59は、室外部材
51A〜54Aおよび室内部材51B〜54Bに連結さ
れた状態で一体成形され、このビスホール部材59部分
を含むポケット内にウレタン樹脂を注入した後、ビスホ
ール部材59と室外部材51A〜54Aとをカッター等
で切断することで、各室外部材51A〜54Aとは分離
されて断熱部材51C〜54C内に配置される。
51A〜54Aおよび室内部材51B〜54Bに連結さ
れた状態で一体成形され、このビスホール部材59部分
を含むポケット内にウレタン樹脂を注入した後、ビスホ
ール部材59と室外部材51A〜54Aとをカッター等
で切断することで、各室外部材51A〜54Aとは分離
されて断熱部材51C〜54C内に配置される。
【0057】この断熱部材51C〜54C内にビスホー
ル部材59を配置することで、ビスホール部分と断熱部
材部分とを見込み方向にずらして配置する場合に比べて
上框51,52および下框53,54の見込み寸法を小
さくできるため、各框51〜54の見込み寸法は前記一
般複層障子20の各框21〜24と同じ寸法とされてい
る。
ル部材59を配置することで、ビスホール部分と断熱部
材部分とを見込み方向にずらして配置する場合に比べて
上框51,52および下框53,54の見込み寸法を小
さくできるため、各框51〜54の見込み寸法は前記一
般複層障子20の各框21〜24と同じ寸法とされてい
る。
【0058】このような本実施形態においても、上枠1
1に取付補強片11Eが設けられているので、上枠11
の取付強度を向上でき、前記第1実施形態と同じ効果が
得られる。さらに、断熱部材11C〜13Cが内レール
17,19の室内側の位置に設けられ、下枠12や縦枠
13に窓台3や柱4に当接する支持補強片12F,13
Fが形成されているので、引違い窓1の断熱性や防露性
を向上でき、断熱部材11C〜13Cの耐候性や耐久性
も向上でき、内レール19等から下枠12や縦枠13に
加わる荷重を支持補強片12F,13F等で確実に支持
できて断熱部材12C,13Cに加わる荷重を軽減でき
るといった前記第1実施形態と同じ効果が得られる。
1に取付補強片11Eが設けられているので、上枠11
の取付強度を向上でき、前記第1実施形態と同じ効果が
得られる。さらに、断熱部材11C〜13Cが内レール
17,19の室内側の位置に設けられ、下枠12や縦枠
13に窓台3や柱4に当接する支持補強片12F,13
Fが形成されているので、引違い窓1の断熱性や防露性
を向上でき、断熱部材11C〜13Cの耐候性や耐久性
も向上でき、内レール19等から下枠12や縦枠13に
加わる荷重を支持補強片12F,13F等で確実に支持
できて断熱部材12C,13Cに加わる荷重を軽減でき
るといった前記第1実施形態と同じ効果が得られる。
【0059】また、支持補強片12Fが中空部12Gの
下面部で構成されており、窓台3との接触面積も広いた
め、窓台3の一部に力が集中することもない。さらに、
支持補強片12Fを確実に窓台3上に載置して当接させ
ることができ、下枠12に加わる荷重を確実に窓台3に
伝達できる。
下面部で構成されており、窓台3との接触面積も広いた
め、窓台3の一部に力が集中することもない。さらに、
支持補強片12Fを確実に窓台3上に載置して当接させ
ることができ、下枠12に加わる荷重を確実に窓台3に
伝達できる。
【0060】さらに、各ビスホール36,37が中空部
12Gに形成されているので、ビスをねじ込んだ際の回
転トルクを剛性の高い中空部12Gで十分支持すること
ができ、下枠12の変形を防止できる。また、ビスホー
ル36,37が各レール18,19の略下方位置に形成
されているので、縦枠13と下枠12とのビス止め位置
をレール18,19の位置に合わせることができる。こ
れにより、各障子50A,50Bが衝突する戸当たり位
置で各枠12,13をビス止めでき、各枠12,13の
接合強度を高めることができる。
12Gに形成されているので、ビスをねじ込んだ際の回
転トルクを剛性の高い中空部12Gで十分支持すること
ができ、下枠12の変形を防止できる。また、ビスホー
ル36,37が各レール18,19の略下方位置に形成
されているので、縦枠13と下枠12とのビス止め位置
をレール18,19の位置に合わせることができる。こ
れにより、各障子50A,50Bが衝突する戸当たり位
置で各枠12,13をビス止めでき、各枠12,13の
接合強度を高めることができる。
【0061】また、中空部12Gが比較的小さいため、
下枠12を設置する際の自由度が高く、納まりを良好に
できる。
下枠12を設置する際の自由度が高く、納まりを良好に
できる。
【0062】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。第3実施形態は、図5に示すように、はめ殺し窓
60Aに本発明を適用したものである。なお、本実施形
態において、前記第1,2実施形態と同一あるいは同様
の構成部材には、同一符号を付し、説明を省略あるいは
簡略する。
する。第3実施形態は、図5に示すように、はめ殺し窓
60Aに本発明を適用したものである。なお、本実施形
態において、前記第1,2実施形態と同一あるいは同様
の構成部材には、同一符号を付し、説明を省略あるいは
簡略する。
【0063】はめ殺し窓60Aは、窓枠60とこの窓枠
60内に配置された複層ガラス29とで構成されてい
る。窓枠60は、上枠61、下枠62と左右両端の縦枠
とを四角枠状に接合して形成されている。
60内に配置された複層ガラス29とで構成されてい
る。窓枠60は、上枠61、下枠62と左右両端の縦枠
とを四角枠状に接合して形成されている。
【0064】各枠61,62は、前記各枠11,12,
13と同様に、それぞれアルミ製の室外部材61A,6
2Aと、アルミ製の室内部材61B,62Bと、これら
の室外部材61A,62Aおよび室内部材61B,62
Bをそれぞれ連結するウレタン樹脂製の断熱部材61
C,62Cとで構成されている。
13と同様に、それぞれアルミ製の室外部材61A,6
2Aと、アルミ製の室内部材61B,62Bと、これら
の室外部材61A,62Aおよび室内部材61B,62
Bをそれぞれ連結するウレタン樹脂製の断熱部材61
C,62Cとで構成されている。
【0065】各室外部材61A,62Aには取付片61
D,62Dが形成され、各室内部材61B,62Bには
取付補強片61E,62Eが形成されている。さらに、
下枠62の室内部材62Bにおける断熱部材62Cが連
結された端縁には、窓台3に下端が当接された支持補強
片63が下方に向かって突設されている。また、下枠6
2の室外部材62Aにおける断熱部材62Cが連結され
た端縁部分にも、窓台3の上面に下面が当接された水平
な支持補強片62Fが形成されている。
D,62Dが形成され、各室内部材61B,62Bには
取付補強片61E,62Eが形成されている。さらに、
下枠62の室内部材62Bにおける断熱部材62Cが連
結された端縁には、窓台3に下端が当接された支持補強
片63が下方に向かって突設されている。また、下枠6
2の室外部材62Aにおける断熱部材62Cが連結され
た端縁部分にも、窓台3の上面に下面が当接された水平
な支持補強片62Fが形成されている。
【0066】このような本実施形態においても、取付補
強片61E,62Eが設けられているので、窓枠60の
取付強度を向上でき、前記第1実施形態と同じ効果が得
られる。
強片61E,62Eが設けられているので、窓枠60の
取付強度を向上でき、前記第1実施形態と同じ効果が得
られる。
【0067】また、下枠62の室内部材62Bには、窓
台3に下端が当接された支持補強片63が形成されてい
るので、複層ガラス29の荷重が下枠62の断熱部材6
2C、室内部材62Bにかかった際に、断熱部材62C
や室内部材62B部分の撓みを防止することができ、撓
みによって断熱部材62Cが室内外部材62A,62B
から外れることも防止できる。同様に、下枠62の室外
部材62Aにも、窓台3の上面に当接された支持補強片
62Fが形成されているので、室外部材62Aに加わる
荷重を支持することができ、断熱部材62Cが荷重で撓
むことを防止できる。
台3に下端が当接された支持補強片63が形成されてい
るので、複層ガラス29の荷重が下枠62の断熱部材6
2C、室内部材62Bにかかった際に、断熱部材62C
や室内部材62B部分の撓みを防止することができ、撓
みによって断熱部材62Cが室内外部材62A,62B
から外れることも防止できる。同様に、下枠62の室外
部材62Aにも、窓台3の上面に当接された支持補強片
62Fが形成されているので、室外部材62Aに加わる
荷重を支持することができ、断熱部材62Cが荷重で撓
むことを防止できる。
【0068】さらに、支持補強片63は、室内部材62
Bの最も室外側つまり室外部材62Aに近い位置に形成
されているので、窓台3上に係止されている室外部材6
2Aが窓台3上から外れても、室外部材62Aの位置ず
れを防止することができる。
Bの最も室外側つまり室外部材62Aに近い位置に形成
されているので、窓台3上に係止されている室外部材6
2Aが窓台3上から外れても、室外部材62Aの位置ず
れを防止することができる。
【0069】次に、本発明の第4実施形態について説明
する。本実施形態は、図6に示すように、雨戸レール付
きの窓枠80と断熱複層障子50とを組み合わせた半外
付け形式の引違い窓1に本発明を適用したものである。
なお、本実施形態において、前記第1〜3実施形態と同
一あるいは同様の構成部材には、同一符号を付し、説明
を省略あるいは簡略する。
する。本実施形態は、図6に示すように、雨戸レール付
きの窓枠80と断熱複層障子50とを組み合わせた半外
付け形式の引違い窓1に本発明を適用したものである。
なお、本実施形態において、前記第1〜3実施形態と同
一あるいは同様の構成部材には、同一符号を付し、説明
を省略あるいは簡略する。
【0070】窓枠80は、上枠11、下枠12、縦枠1
3を枠組みしてなり、上枠11,112の室外部材11
A,12Aには上下レール16〜19および網戸レール
34が形成されている。
3を枠組みしてなり、上枠11,112の室外部材11
A,12Aには上下レール16〜19および網戸レール
34が形成されている。
【0071】上枠11の室外部材11Aには中空部11
Gが形成され、その中空部11Gの室外側には雨戸レー
ル11Hが一体に形成されている。また、下枠12の室
外部材12Aにも中空部12Gが形成され、その中空部
12Gの室外側には雨戸レール12Hが一体に形成され
ている。
Gが形成され、その中空部11Gの室外側には雨戸レー
ル11Hが一体に形成されている。また、下枠12の室
外部材12Aにも中空部12Gが形成され、その中空部
12Gの室外側には雨戸レール12Hが一体に形成され
ている。
【0072】そして、各雨戸レール11H,12Hの左
右両端のうちの一端側には、カバー81が掛け渡され、
他端側は図示しない戸袋部に連結されている。そして、
戸袋部内に収納されている雨戸82が、雨戸レール11
H,12Hに沿って移動可能に配置されている。
右両端のうちの一端側には、カバー81が掛け渡され、
他端側は図示しない戸袋部に連結されている。そして、
戸袋部内に収納されている雨戸82が、雨戸レール11
H,12Hに沿って移動可能に配置されている。
【0073】このような本実施形態においても、前記第
1〜3実施形態と同様な作用効果が得られるほか、各上
下枠11,12に中空部11G,12Gを形成し、この
中空部11G,12Gに連続して雨戸レール11H,1
2Hを形成しているので、雨戸82や雨戸レール11
H,12Hによる荷重が各上下枠11,12に加わって
も、その荷重を十分に支持でき、上下枠11,12が荷
重で撓んだり、変形することも防止できる。特に、雨戸
82を閉めた際には、下枠12には比較的大きな荷重が
加わるが、下枠12に大きな中空部12Gが形成され、
かつその中空部12Gの一部が支持補強片12Fとなっ
て窓台3上に載置されており、さらに中空部12Gから
延出された取付片12Dが窓台3に釘止めされているの
で、下枠12に加わる荷重が大きくても確実に支持する
ことができる。
1〜3実施形態と同様な作用効果が得られるほか、各上
下枠11,12に中空部11G,12Gを形成し、この
中空部11G,12Gに連続して雨戸レール11H,1
2Hを形成しているので、雨戸82や雨戸レール11
H,12Hによる荷重が各上下枠11,12に加わって
も、その荷重を十分に支持でき、上下枠11,12が荷
重で撓んだり、変形することも防止できる。特に、雨戸
82を閉めた際には、下枠12には比較的大きな荷重が
加わるが、下枠12に大きな中空部12Gが形成され、
かつその中空部12Gの一部が支持補強片12Fとなっ
て窓台3上に載置されており、さらに中空部12Gから
延出された取付片12Dが窓台3に釘止めされているの
で、下枠12に加わる荷重が大きくても確実に支持する
ことができる。
【0074】なお、本発明は、前述の各実施形態に限定
されない。例えば、取付補強片が形成される窓枠として
は、前記実施形態のような断熱窓枠10,60,80に
限らず、断熱部材を有さない一般的な窓枠でもよいし、
合成樹脂製の板状の2枚の断熱部材を各室内外部材間に
配置してかしめて連結した窓枠でもよい。
されない。例えば、取付補強片が形成される窓枠として
は、前記実施形態のような断熱窓枠10,60,80に
限らず、断熱部材を有さない一般的な窓枠でもよいし、
合成樹脂製の板状の2枚の断熱部材を各室内外部材間に
配置してかしめて連結した窓枠でもよい。
【0075】さらに、取付補強片は、少なくとも上枠に
形成されていればよく、縦枠や下枠には形成されていな
くてもよい。上枠部分に取付補強片を突設して釘打ち固
定することにより、最も風圧力による力が加わる上枠部
分を効率的に補強できて窓枠全体の取付強度も効率よく
向上することができる。
形成されていればよく、縦枠や下枠には形成されていな
くてもよい。上枠部分に取付補強片を突設して釘打ち固
定することにより、最も風圧力による力が加わる上枠部
分を効率的に補強できて窓枠全体の取付強度も効率よく
向上することができる。
【0076】また、取付補強片の固定箇所は、例えば各
取付補強片の長手方向両端部と、その両端間における所
定間隔毎に設けてもよく、必ずしも各取付補強片の長手
方向の中間部に設けられていなくてもよい。要するに、
取付補強片の固定箇所の位置や数は、各上下枠および縦
枠の長手方向の寸法や、その窓枠に加わる可能性がある
風圧力の大きさに応じて適宜設定すればよい。
取付補強片の長手方向両端部と、その両端間における所
定間隔毎に設けてもよく、必ずしも各取付補強片の長手
方向の中間部に設けられていなくてもよい。要するに、
取付補強片の固定箇所の位置や数は、各上下枠および縦
枠の長手方向の寸法や、その窓枠に加わる可能性がある
風圧力の大きさに応じて適宜設定すればよい。
【0077】さらに、支持補強片は、第3実施形態のよ
うに、下枠の室外部材、室内部材の両側に形成されてい
てもよいし、室内外部材の一方のみに形成されていても
よい。ただし、断熱ラインは窓枠の室内側に近い位置に
配置することが断熱性の点などで好ましく、このように
構成すると、第1,2,4実施形態のように、室外部材
側に大きな荷重が加わることになる。このため、少なく
とも室外部材側には支持補強片を設けておくことが好ま
しい。
うに、下枠の室外部材、室内部材の両側に形成されてい
てもよいし、室内外部材の一方のみに形成されていても
よい。ただし、断熱ラインは窓枠の室内側に近い位置に
配置することが断熱性の点などで好ましく、このように
構成すると、第1,2,4実施形態のように、室外部材
側に大きな荷重が加わることになる。このため、少なく
とも室外部材側には支持補強片を設けておくことが好ま
しい。
【0078】また、支持補強片は、下枠12のみに設け
てもよいし、縦枠13のみに設けてもよく、さらには前
記第1実施形態のように下枠12および縦枠13の両方
に設けてもよい。要するに、各支持補強片は、各枠に加
わる荷重に応じて適宜設定すればよい。
てもよいし、縦枠13のみに設けてもよく、さらには前
記第1実施形態のように下枠12および縦枠13の両方
に設けてもよい。要するに、各支持補強片は、各枠に加
わる荷重に応じて適宜設定すればよい。
【0079】さらに、本発明が適用される窓枠として
は、図7に示すように、下枠12や上枠11において、
断熱複層障子50と同様に、ビスホール37が断熱部材
12C内に嵌入されたビスホール部材59で構成された
窓枠90を用いてもよい。
は、図7に示すように、下枠12や上枠11において、
断熱複層障子50と同様に、ビスホール37が断熱部材
12C内に嵌入されたビスホール部材59で構成された
窓枠90を用いてもよい。
【0080】このように断熱部材12C内にビスホール
37を設ければ、断熱部材12Cに加わる荷重をビスを
介して縦枠13側で支持することもでき、断熱部材12
Cの撓みをより一層軽減できる。また、縦枠13の断熱
部材13Cと断熱部材12Cとをより一層確実に密着さ
せることができ、四周連続した断熱ラインを確実に形成
することができる。
37を設ければ、断熱部材12Cに加わる荷重をビスを
介して縦枠13側で支持することもでき、断熱部材12
Cの撓みをより一層軽減できる。また、縦枠13の断熱
部材13Cと断熱部材12Cとをより一層確実に密着さ
せることができ、四周連続した断熱ラインを確実に形成
することができる。
【0081】さらに、ビスホール37をより室内側に位
置させることができ、各枠11〜13の接合バランスを
より向上することができる。特に、ビス止め位置から各
枠11〜13の室内端縁までの長さが必要以上に長い
と、室内端縁においてビスが作用せず、各枠11〜13
間に隙間が生じるおそれもあるが、ビスホール37を断
熱部材12C内に配置すれば、室内端縁までビスが確実
に作用し、各枠11〜13間に隙間が生じることを防止
できる。なお、この窓枠90においても、取付補強片を
設けてもよい。
置させることができ、各枠11〜13の接合バランスを
より向上することができる。特に、ビス止め位置から各
枠11〜13の室内端縁までの長さが必要以上に長い
と、室内端縁においてビスが作用せず、各枠11〜13
間に隙間が生じるおそれもあるが、ビスホール37を断
熱部材12C内に配置すれば、室内端縁までビスが確実
に作用し、各枠11〜13間に隙間が生じることを防止
できる。なお、この窓枠90においても、取付補強片を
設けてもよい。
【0082】さらに、本発明において、各窓枠や障子の
断熱部材以外の部分はアルミやステンレス等の非鉄金属
等で形成されていればよく、具体的な材質は設置する建
物周りの環境等に応じて適宜選択すればよい。
断熱部材以外の部分はアルミやステンレス等の非鉄金属
等で形成されていればよく、具体的な材質は設置する建
物周りの環境等に応じて適宜選択すればよい。
【0083】また、本発明は、引違い窓1やはめ殺し窓
50用の窓枠に限らず、片引き窓、開き窓、辷り出し
窓、上げ下げ窓、内開き窓、外開き窓等の各種窓の窓枠
の取り付けに利用することができる。
50用の窓枠に限らず、片引き窓、開き窓、辷り出し
窓、上げ下げ窓、内開き窓、外開き窓等の各種窓の窓枠
の取り付けに利用することができる。
【0084】
【発明の効果】このような本発明の窓枠の取付構造によ
れば、窓枠に取付補強片を形成し、まぐさ、窓台、柱等
に固定しているので、断熱サッシ用の窓枠においても、
あるいは一般の窓枠においても、窓枠の取付強度をより
一層向上することができる。
れば、窓枠に取付補強片を形成し、まぐさ、窓台、柱等
に固定しているので、断熱サッシ用の窓枠においても、
あるいは一般の窓枠においても、窓枠の取付強度をより
一層向上することができる。
【図1】本発明の第1実施形態における窓枠の取付構造
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態における窓枠の取付構造
を示す横断面図である。
を示す横断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態における窓枠の取付構造
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態における窓枠の取付構造
を示す横断面図である。
を示す横断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態における窓枠の取付構造
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図6】本発明の第4実施形態における窓枠の取付構造
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図7】本発明の変形例における下枠の取付構造を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図8】本発明の従来例における窓枠の取付構造を示す
概略図である。
概略図である。
【図9】本発明の従来例における窓枠の取付構造を示す
概略図である。
概略図である。
1…引違い窓、2…まぐさ、3…窓台、4…柱、10,
60,80,90…窓枠、11,61…上枠、12,6
2…下枠、13…縦枠、11A,12A,13A,61
A,62A…室外部材、11B,12B,13B,61
B,62B…室内部材、11C,12C,13C,61
C,62C…断熱部材、11D,12D,13D,61
D,62D…取付片、11E,12E,13E,61
E,62E…取付補強片、12F,13F,62F,6
3…支持補強片、11G,12G…中空部、11H,1
2H…雨戸レール、16〜19…レール、20A,50
A…外障子、20B,50B…内障子、36,37…ビ
スホール、40…釘、50…はめ殺し窓、82…雨戸。
60,80,90…窓枠、11,61…上枠、12,6
2…下枠、13…縦枠、11A,12A,13A,61
A,62A…室外部材、11B,12B,13B,61
B,62B…室内部材、11C,12C,13C,61
C,62C…断熱部材、11D,12D,13D,61
D,62D…取付片、11E,12E,13E,61
E,62E…取付補強片、12F,13F,62F,6
3…支持補強片、11G,12G…中空部、11H,1
2H…雨戸レール、16〜19…レール、20A,50
A…外障子、20B,50B…内障子、36,37…ビ
スホール、40…釘、50…はめ殺し窓、82…雨戸。
Claims (4)
- 【請求項1】 上枠、下枠および左右の縦枠を四周枠組
みした窓枠を建物躯体に取り付ける構造であって、前記
上枠には上枠が取り付けられるまぐさの下面に沿ってか
つ上枠から室内方向に向かって突設された取付補強片が
上枠の長手方向全長に渡って形成され、この取付補強片
が前記まぐさに固定されていることを特徴とする窓枠の
取付構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載の窓枠の取付構造におい
て、前記左右の縦枠には縦枠が取り付けられる柱の側面
に沿って設けられた取付補強片が縦枠の長手方向全長に
渡って形成され、この取付補強片が前記柱に固定されて
いることを特徴とする窓枠の取付構造。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の窓枠の
取付構造において、前記上枠の取付補強片は、少なくと
も上枠の長手方向の中間部でまぐさに固定されているこ
とを特徴とする窓枠の取付構造。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の窓枠の
取付構造において、前記上枠、下枠および左右の縦枠
は、室外側に配置された室外部材と、室内側に配置され
た室内部材と、これら室外部材および室内部材を連結す
る断熱部材とで構成され、前記上枠の取付補強片は、上
枠の室内部材に一体形成されていることを特徴とする窓
枠の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26170796A JPH108835A (ja) | 1996-04-25 | 1996-10-02 | 窓枠の取付構造 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-105443 | 1996-04-25 | ||
JP10544396 | 1996-04-25 | ||
JP26170796A JPH108835A (ja) | 1996-04-25 | 1996-10-02 | 窓枠の取付構造 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25603596A Division JPH108836A (ja) | 1996-04-25 | 1996-09-27 | 窓枠の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH108835A true JPH108835A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=26445738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26170796A Pending JPH108835A (ja) | 1996-04-25 | 1996-10-02 | 窓枠の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH108835A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014109129A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-12 | Lixil Corp | サッシ |
-
1996
- 1996-10-02 JP JP26170796A patent/JPH108835A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014109129A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-12 | Lixil Corp | サッシ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010710 |