JPH1087986A - 難燃性部分芳香族ポリアミド樹脂組成物及びそれよりなる表面実装用部品 - Google Patents

難燃性部分芳香族ポリアミド樹脂組成物及びそれよりなる表面実装用部品

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JPH1087986A
JPH1087986A JP24793496A JP24793496A JPH1087986A JP H1087986 A JPH1087986 A JP H1087986A JP 24793496 A JP24793496 A JP 24793496A JP 24793496 A JP24793496 A JP 24793496A JP H1087986 A JPH1087986 A JP H1087986A
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polyamide
mol
repeating unit
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aromatic polyamide
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JP24793496A
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Yoshimasa Ogo
佳正 小合
Kunihiro Ouchi
邦裕 大内
Kenji Wakatsuru
健二 若鶴
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/032Organic insulating material consisting of one material
    • H05K1/0346Organic insulating material consisting of one material containing N

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】所要の難燃性と強度を確保しつつ、その成形性
(特に、流動性)とリフロー耐熱性と寸法安定性を改善
した難燃性部分芳香族ポリアミド樹脂組成物を提供す
る。 【解決手段】(A)(i)(a)芳香族ジカルボン酸と
炭素数4〜12の脂肪族ジアミンとから誘導される繰返
し単位50〜80モル%と、(b)炭素数4〜8の脂肪
族ジカルボン酸と炭素数4〜12の脂肪族ジアミンとか
ら誘導される繰返し単位50〜20モル%とからなる半
芳香族ポリアミド単位100モル%に対して、 (ii)長鎖脂肪族ポリアミド単位1〜20モル%を有す
る部分芳香族ポリアミド100重量部と、 (B)臭素化ポリスチレン20〜100重量部 とを含むことを特徴とする難燃性部分芳香族ポリアミド
樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難燃性部分芳香族
ポリアミド樹脂組成物に関し、詳しくは、耐熱性、成形
性(特に、流動性)、強度、寸法安定性等にすぐれる難
燃性部分芳香族ポリアミド樹脂組成物と、そのような難
燃性部分芳香族ポリアミド樹脂組成物からなるコネクタ
ー等、表面実装方式回路基板のための表面実装用部品に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ε−カプロラクタムの開環重合に
よって得られるナイロン6や、ヘキサメチレンジアミン
とアジピン酸との重縮合によって得られるナイロン6
6、ヘキサメチレンジアミンとセバシン酸との重縮合に
よって得られるナイロン610等のような脂肪族ポリア
ミド樹脂(ナイロン)がエンジニアリングプラスチック
として種々の分野において広く用いられている。しか
し、このような脂肪族ポリアミド樹脂は、成形性にはす
ぐれるものの、融点が低く、例えば、ナイロン66の融
点は、通常、260℃前後であり、従って、高温環境下
で用いられることが多いエンジニアリングプラスチック
としては、必ずしも十分なものではない。
【0003】そこで、近年、ジカルボン酸成分が主とし
て芳香族ジカルボン酸からなる半芳香族ポリアミド樹脂
が実用化されるに至っている。このような半芳香族ポリ
アミドは、耐熱性や強度の点において、上記ナイロン
6、ナイロン66等の脂肪族ポリアミドよりもすぐれて
おり、難燃性の要求される用途には、従来、種々の難燃
剤が配合されて用いられている。しかし、その用途によ
っては、難燃性を確保しつつ、成形性(特に、流動性)
と耐熱性が要求される。
【0004】例えば、電気、電子分野において、最近、
コネクター等の各種部品の回路基板への実装方法とし
て、より効率の高い表面実装方式(SMT方式)に移行
しつつあり、このような表面実装方式による回路基板の
製作によれば、リフロー炉による半田付け工程におい
て、コネクター等の部品に、従来の実装方式に比べて、
一層過酷な温度条件、例えば、230〜270℃程度の
高温にまで、コネクター等の部品の温度が上昇すること
がある。しかし、従来の難燃性芳香族ポリアミド樹脂組
成物によれば、難燃性を確保し得ても、成形性(特に、
流動性)とリフロー耐熱性が十分でない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の難燃
性芳香族ポリアミド樹脂組成物における上述したような
問題を解決するためになされたものであって、所要の難
燃性と強度を確保しつつ、その成形性(特に、流動性)
とリフロー耐熱性と寸法安定性を改善した難燃性部分芳
香族ポリアミド樹脂組成物と、そのような難燃性部分芳
香族ポリアミド樹脂組成物からなる表面実装方式回路基
板のための表面実装用部品とを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による難燃性部分
芳香族ポリアミド樹脂組成物は、 (A)(a)テレフタル酸50〜100モル%とテレフ
タル酸以外の芳香族ジカルボン酸0〜50モル%とから
なる芳香族ジカルボン酸と炭素数4〜12の脂肪族ジア
ミンとから誘導される繰返し単位50〜80モル%と、
(b)炭素数4〜8の脂肪族ジカルボン酸と炭素数4〜
12の脂肪族ジアミンとから誘導される繰返し単位50
〜20モル%とからなる半芳香族ポリアミド単位100
モル%に対して、(c)ポリアミド11形成性モノマー
から誘導される繰返し単位、ポリアミド12形成性モノ
マーから誘導される繰返し単位、ポリアミド610の繰
返し単位及びポリアミド612の繰返し単位から選ばれ
る少なくとも1種の繰返し単位からなる長鎖脂肪族ポリ
アミド単位1〜20モル%を有する部分芳香族ポリアミ
ド100重量部に対して、 (B)臭素化ポリスチレン20〜100重量部 を含むことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明による難燃性部分芳香族ポ
リアミド樹脂組成物において、部分芳香族ポリアミド
(A)は、半芳香族ポリアミド単位と長鎖脂肪族ポリア
ミド単位とからなる。即ち、部分芳香族ポリアミド
(A)は、 (A)(a)テレフタル酸50〜100モル%とテレフ
タル酸以外の芳香族ジカルボン酸0〜50モル%とから
なる芳香族ジカルボン酸と炭素数4〜12の脂肪族ジア
ミンとから誘導される繰返し単位50〜80モル%と、
(b)炭素数4〜8の脂肪族ジカルボン酸と炭素数4〜
12の脂肪族ジアミンとから誘導される繰返し単位50
〜20モル%とからなる半芳香族ポリアミド単位100
モル%に対して、(c)ポリアミド11形成性モノマー
から誘導される繰返し単位、ポリアミド12形成性モノ
マーから誘導される繰返し単位、ポリアミド610の繰
返し単位及びポリアミド612の繰返し単位から選ばれ
る少なくとも1種の繰返し単位からなる長鎖脂肪族ポリ
アミド単位1〜20モル%からなる。
【0008】先ず、半芳香族ポリアミド単位は、上記繰
返し単位(a)50〜80モル%と繰返し単位(b)5
0〜20モル%とからなる。上記繰返し単位(a)にお
いて、テレフタル酸以外の芳香族ジカルボン酸として
は、例えば、イソフタル酸、2−メチルテレフタル酸、
ナフタレンジカルボン酸等を挙げることができるが、こ
れらのなかでは、特に、イソフタル酸が好ましい。
【0009】しかし、本発明においては、上記繰返し単
位(a)は、テレフタル酸と炭素数4〜12の脂肪族ジ
アミンとから誘導される繰返し単位であることが好まし
く、このような繰返し単位(a)は、次式(I)
【0010】
【化1】
【0011】で表わされる。式中、R1 は、炭素数4〜
12の脂肪族ジアミン成分単位における炭素原子数4〜
12のアルキレン基を示す。上記炭素数4〜12の脂肪
族ジアミンの具体例としては、例えば、1,4−ジアミノ
ブタン、1,6−ジアミノヘキサン(ヘキサメチレンジア
ミン)、2,4,4−トリメチル−1,6−ジアミノヘキサ
ン、1,7−ジアミノヘプタン、1,8−ジアミノオクタ
ン、1,9−ジアミノノナン、1,10−ジアミノデカン、
1,11−ジアミノウンデカン、1,12−ジアミノドデカ
ン等を挙げることができる。これらのなかでは、1,6−
ジアミノヘキサン、1,8−ジアミノオクタン、1,10−
ジアミノデカン又は1,12−ジアミノドデカンが好まし
く、特に、1,6−ジアミノヘキサンが好ましい。
【0012】また、上記炭素数4〜8の脂肪族ジカルボ
ン酸と炭素数4〜12の脂肪族ジアミンとから誘導され
る繰返し単位(b)は、次式(II)
【0013】
【化2】
【0014】で表わされる。式中、R1 は、前述したよ
うに、脂肪族ジアミン成分単位における炭素原子数4〜
18のアルキレン基を示し、nは、2〜6の整数を示
す。上記炭素数4〜8の脂肪族ジカルボン酸の具体例と
しては、例えば、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、
スベリン酸等を挙げることができるが、これらのなかで
は、特に、アジピン酸が好ましい。
【0015】特に、本発明においては、半芳香族ポリア
ミド単位は、 (A)(a)テレフタル酸と炭素数4〜12の脂肪族ジ
アミン、特に、1,6−ジアミノヘキサンとから誘導され
る繰返し単位60〜70モル%と、(b)炭素数4〜8
の脂肪族ジカルボン酸、特に、アジピン酸と炭素数4〜
12の脂肪族ジアミン、特に、1,6−ジアミノヘキサン
とから誘導される繰返し単位40〜30モル%とからな
ることが好ましい。
【0016】次に、本発明による難燃性ポリアミド樹脂
組成物において、部分芳香族ポリアミド(A)は、上記
(a)及び(b)からなる半芳香族ポリアミド単位10
0モル%に対して、次の繰返し単位(c)、即ち、ポリ
アミド11形成性モノマーから誘導される繰返し単位、
ポリアミド12形成性モノマーから誘導される繰返し単
位、ポリアミド610の繰返し単位及びポリアミド61
2の繰返し単位から選ばれる少なくとも1種の繰返し単
位からなる長鎖脂肪族ポリアミド単位1〜20モル%を
有する。
【0017】ポリアミド11形成性モノマーとしては、
例えば、ω−ウンデカラクタム又は11−アミノウンデ
カン酸を挙げることができ、また、ポリアミド12形成
性モノマーとしては、例えば、ω−ラウロラクタム又は
12−アミノドデカン酸を挙げることができる。他方、
ポリアミド610の繰返し単位は、1,6−ジアミノヘキ
サンとセバシン酸とから誘導され、ポリアミド612の
繰返し単位は、1,6−ジアミノヘキサンとドデカン二酸
とから誘導される。
【0018】本発明においては、これらのなかでは、特
に、得られる部分芳香族ポリアミドの吸水性を低くし
て、環境の変化にかかわらず、寸法安定性にすぐれるよ
うに、半芳香族ポリアミド中に、ポリアミド12形成性
モノマーか、又は1,6−ジアミノヘキサンとドデカン二
酸とから誘導される長鎖脂肪族ポリアミド単位を有せし
めるのが好ましい。更に、本発明による難燃性ポリアミ
ド樹脂組成物においては、部分芳香族ポリアミドは、半
芳香族ポリアミド単位100モル%に対して、このよう
な長鎖脂肪族ポリアミド単位5〜10モル%を含むこと
が好ましい。
【0019】上述したような部分芳香族ポリアミドは、
既に知られている適宜の方法によって製造することがで
きる。例えば、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジカルボン
酸と脂肪族ジアミンと長鎖脂肪族ポリアミド形成性モノ
マーとを、特開昭63−196625号公報に記載され
ているように、不活性ガス雰囲気下に水と触媒の存在下
に加熱して、先ず、極限粘度〔η〕が0.05〜0.2dl
/g程度の低次縮合物を得、次いで、これを極限粘度
〔η〕が所要の範囲に達するまで、押出機中で溶融重縮
合させて、所要の高分子量のポリアミドを得ればよい。
上記触媒としては、通常、リン酸、リン酸塩、リン酸エ
ステル、亜リン酸、亜リン酸塩、亜リン酸エステル等が
用いられる。
【0020】本発明において樹脂成分として用いるこの
ような部分芳香族ポリアミドは、結晶性の多元共重合体
であって、濃硫酸中、30℃で測定した極限粘度〔η〕
が、通常、0.6〜1.5dl/gの範囲にあり、好ましく
は、0.7〜1.2の範囲にあり、特に好ましくは、0.8〜
1.05dl/gの範囲にある。また、非晶部におけるガ
ラス転移点は、通常、70〜125℃、好ましくは、8
0〜125℃の範囲内にある。更に、このような芳香族
ポリアミドは、融点が、260〜360℃の範囲にあ
り、多くの場合、280〜330℃の範囲にある。
【0021】このような部分芳香族ポリアミドを樹脂成
分として用いる本発明による難燃性部分芳香族ポリアミ
ド樹脂組成物は、コネクター等の成形体を表面実装方式
によって回路基板に実装する場合に、高温に曝されて
も、成形体が溶融することがなく、また、温度や湿度環
境にかかわらずに、寸法変化も発生し難いうえに、高温
高湿の環境条件下にあっても、吸水率が小さい。本発明
による難燃性部分芳香族ポリアミド樹脂組成物は、上述
したような部分芳香族ポリアミド100重量部に対し
て、難燃剤として、臭素化ポリスチレン(B)を20〜
100重量部、好ましくは、30〜80重量部の範囲で
含む。
【0022】このような臭素化ポリスチレンは、ポリス
チレンを核臭素化触媒の存在下に臭素化剤で臭素化する
ことによって得ることができ、また、臭素化スチレンモ
ノマーの(共)重合によって得ることができる。本発明
においては、芳香核あたりにほぼ2つの臭素原子を有
し、その臭素含有量が58〜63重量%のもの(以下、
ジブロモポリスチレンという。)や、芳香核あたりに平
均して2.5〜3個の臭素原子を有し、その臭素含有量が
63重量%を越えて、70重量%以下のもの(以下、ト
リブロモポリスチレンという。)等が好ましく用いられ
る。これらジブロモポリスチレンとトリブロモポリスチ
レンは、いずれも、市販品として入手することができ
る。但し、本発明において用いる臭素化ポリスチレン
は、高分子鎖を形成する脂肪族炭素における水素が一
部、臭素で置換されていてもよい。
【0023】例えば、ジブロモポリスチレンは、日産フ
ェロ有機化学製のパイロチェック60PB(臭素含有量
60〜62重量%)やGLC社製のPDBS80(臭素
含有量60〜62重量%)等として入手することができ
る。また、トリブロモポリスチレンは、例えば、日産フ
ェロ有機化学製のパイロチェック68PB(臭素含有量
65〜67重量%)等として入手することができる。
【0024】本発明によれば、前記部分芳香族ポリアミ
ド100重量部に対して、このような臭素化ポリスチレ
ンを20〜100重量部、好ましくは、30〜80重量
部の範囲で配合することによって、強度を確保しつつ、
その成形性(特に、流動性)とリフロー耐熱性と寸法安
定性を改善した部分芳香族ポリアミド樹脂組成物を得る
ことができる。
【0025】本発明においては、難燃助剤として、上記
臭素化ポリスチレンからなる難燃剤と共に、酸化アンチ
モンやアンチモン酸ナトリウム等のアンチモン化合物を
好ましく用いることができる。このような難燃助剤は、
通常、前記部分芳香族ポリアミド100重量部に対し
て、30重量部以下の範囲で用いられるが、好ましく
は、5〜20重量部の範囲で用いられる。
【0026】本発明による芳香族ポリアミド樹脂組成物
は、好ましくは、無機繊維強化材を含む。無機繊維強化
材としては、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、ホウ素繊
維等を挙げることができるが、なかでも、ガラス繊維が
好ましく用いられる。このような無機繊維強化材を前記
部分芳香族ポリアミド樹脂組成物に配合することによっ
て、引張強度、曲げ強度、曲げ弾性率等の機械的特性
や、熱変形温度等の耐熱特性や、更には、耐炎性が向上
する。特に、限定されるものではないが、無機繊維強化
材、特に、ガラス繊維は、平均長さが0.1〜20mm、
好ましくは、0.3〜6mmの範囲であり、アスペクト比
が10〜2000、好ましくは、30〜600の範囲で
ある。このような無機繊維強化材は、前記部分ポリアミ
ド100重量部に対して、通常、200重量部以下の範
囲で配合され、好ましくは、15〜150重量部の範囲
で配合される。
【0027】また、本発明による難燃性部分芳香族ポリ
アミド樹脂組成物には、必要に応じて、充填剤、酸化防
止剤、老化防止剤、耐熱安定剤、着色剤等を適宜量配合
してもよい。充填剤としては、例えば、シリカ、シリカ
−アルミナ、アルミナ、二酸化チタン、タルク、珪藻
土、クレー、カオリン、ガラス、マイカ、石膏、べんが
ら、酸化亜鉛、チタン酸カリウム等を挙げることができ
る。
【0028】本発明による難燃性部分芳香族ポリアミド
樹脂組成物は、上述した成分をポリアミドの溶融下に混
合混練することによって得ることができる。
【0029】
【発明の効果】このようにして得られる本発明による難
燃性部分芳香族ポリアミド樹脂組成物は、難燃性と強度
とにすぐれると共に、成形性(特に、流動性)にすぐれ
るので、例えば、薄肉で強度ある成形体をも容易に射出
成形にて製造することができ、しかも、得られる成形品
は、リフロー炉でリフロー半田が溶融する高温、例え
ば、280℃程度まで加熱されるリフロー工程を行なっ
ても、溶融したり、変形、寸法変化等を起こすことがな
い。
【0030】更に、本発明による難燃性部分芳香族ポリ
アミド樹脂組成物は、上記のほか、吸水性が低く、環境
変化にかかわらず、寸法安定性にもすぐれるので、電
気、電子分野における種々の表面実装用部品、例えば、
コネクター、スイッチ、集積回路ソケット等の製造に好
適に用いることができる。
【0031】
【実施例】以下に実施例と共に芳香族ポリアミドの製造
例を示す参考例を挙げて本発明を説明するが、本発明は
これら実施例により何ら限定されるものではない。以下
において、物性は次の方法に従って測定した。
【0032】(リフロー耐熱性)射出成形にて調製した
厚さ0.6mm、幅6mm、長さ60mmの試験片を温度
40℃、相対湿度90%で96時間調湿した。赤外線及
び熱風併用型リフロー半田装置(日本アントム工業
(株)製SOLSYS−2001R)を用いて、図1に
示す温度プロファイルのリフロー工程を行なった。試験
片を厚み1mmのガラスエポキシ基板上に載置すると共
に、この基板上に温度センサーを設置して、プロファイ
ルを測定した。図1中、所定の設定温度(aは240
℃、bは230℃、cは220℃、dは210℃)まで
加熱し、20秒間加熱保持して、試験片が溶融せず、且
つ、表面にボイドが発生しない設定温度の最大値を求
め、この設定温度の最大値をリフロー耐熱温度とする。
【0033】ここに、上記設定温度とは、リフロー半田
を十分に溶融させるために、試験片を20秒間以上加熱
保持する温度を意味する。用いるリフロー半田装置によ
って異なるが、試験片は、リフロー工程においては、図
1に示すように、上記設定温度よりも10℃程度高い温
度まで加熱される。この温度を最高温度ということとす
る。表1及び2には、リフロー耐熱温度と共に、この最
高温度を併せて示す。
【0034】(スパイラルフロー試験)射出成形機とし
て東芝機械製IS−55EP(射出容量60cm3 )を
用い、断面が直径4.8mmの半円形のスパイラル型金型
(キャビティ容量4cm3 )に以下の条件で射出成形し
た。
【0035】最高温度:ノズルより樹脂垂れを生じる結
果、成形できない温度より低くした安定成形できる上限
の温度 最低温度:樹脂組成物が可塑化不良を起こして、半溶融
状態になる前の下限の温度 成形温度幅:上記最高温度と最低温度との間の温度差 スパイラル長:上記最高温度における射出成形時の流動
長(cm)をスパイラル長とした。
【0036】(吸水率)射出成形によって調製した厚さ
0.8mm、幅6mm、長さ60mmの試験片を温度40
℃、相対湿度95%の条件下に96時間放置した後の重
量増加から求めた。 (熱変形温度)ASTM D 648に規定されている
方法に従って測定した。
【0037】参考例1 (比較例1において用いる半芳香族ポリアミドの製造)
常法に従って、1,6−ジアミノヘキサン99.8kg(8
59モル)とテレフタル酸63.8kg(384モル)と
アジピン酸68.6kg(470モル)とを安息香酸1.3
kg(11モル)の共存下に重縮合させて、1,6−ジア
ミノヘキサンとテレフタル酸とからなる繰り返し単位が
45モル%であり、1,6−ジアミノヘキサンとアジピン
酸とからなる繰り返し単位が55モル%である半芳香族
ポリアミドのペレットを調製した。
【0038】参考例2 (比較例2において用いる半芳香族ポリアミドの製造)
常法に従って、1,6−ジアミノヘキサン99.8kg(8
59モル)とテレフタル酸78.0kg(470モル)と
アジピン酸56.1kg(384モル)とを安息香酸1.3
kg(11モル)の共存下に重縮合させて、1,6−ジア
ミノヘキサンとテレフタル酸とからなる繰り返し単位が
55モル%であり、1,6-ジアミノヘキサンとアジピン酸
とからなる繰り返し単位が45モル%である半芳香族ポ
リアミドのペレットを調製した。
【0039】参考例3 (比較例3において用いる半芳香族ポリアミドの製造)
常法に従って、1,6−ジアミノヘキサン97.6kg(8
40モル)とテレフタル酸90.1kg(542モル)と
アジピン酸42.7kg(292モル)とを安息香酸1.3
kg(11モル)の共存下に重縮合させて、1,6−ジア
ミノヘキサンとテレフタル酸とからなる繰り返し単位が
65モル%であり、1,6-ジアミノヘキサンとアジピン酸
とからなる繰り返し単位が35モル%である半芳香族ポ
リアミドのペレットを調製した。
【0040】参考例4 (比較例4において用いる半芳香族ポリアミドの製造)
常法に従って、1,6−ジアミノヘキサン97.6kg(8
40モル)とテレフタル酸62.4kg(376モル)と
アジピン酸67.1kg(459モル)とω−アミノドデ
カン酸9.0kg(42モル)を安息香酸1.3kg(11
モル)の共存下に重縮合させて、1,6−ジアミノヘキサ
ンとテレフタル酸とからなる繰り返し単位が45モル%
であり、1,6-ジアミノヘキサンとアジピン酸とからなる
繰り返し単位が55モル%であり、ポリアミド12から
なる繰返し単位が5モル%である半芳香族ポリアミドの
ペレットを調製した。
【0041】参考例5 (実施例1において用いる半芳香族ポリアミドの製造)
常法に従って、1,6−ジアミノヘキサン97.6kg(8
40モル)とテレフタル酸76.2kg(459モル)と
アジピン酸54.9kg(375モル)とω−アミノドデ
カン酸9.0kg(42モル)を安息香酸1.3kg(11
モル)の共存下に重縮合させて、1,6−ジアミノヘキサ
ンとテレフタル酸とからなる繰り返し単位が55モル%
であり、1,6-ジアミノヘキサンとアジピン酸とからなる
繰り返し単位が45モル%であり、ポリアミド12から
なる繰返し単位が5モル%である半芳香族ポリアミドの
ペレットを調製した。
【0042】参考例6 (実施例2において用いる半芳香族ポリアミドの製造)
常法に従って、1,6−ジアミノヘキサン97.6kg(8
40モル)とテレフタル酸90.1kg(542モル)と
アジピン酸42.7kg(292モル)とω−アミノドデ
カン酸9.0kg(42モル)を安息香酸1.3kg(11
モル)の共存下に重縮合させて、1,6−ジアミノヘキサ
ンとテレフタル酸とからなる繰り返し単位が65モル%
であり、1,6-ジアミノヘキサンとアジピン酸とからなる
繰り返し単位が35モル%であり、ポリアミド12から
なる繰返し単位が5モル%である半芳香族ポリアミドの
ペレットを調製した。
【0043】参考例7 (実施例3において用いる半芳香族ポリアミドの製造)
常法に従って、1,6−ジアミノヘキサン97.6kg(8
40モル)とテレフタル酸90.1kg(542モル)と
アジピン酸42.7kg(292モル)とω−アミノドデ
カン酸18.1kg(84モル)を安息香酸1.3kg(1
1モル)の共存下に重縮合させて、1,6−ジアミノヘキ
サンとテレフタル酸とからなる繰り返し単位が65モル
%であり、1,6-ジアミノヘキサンとアジピン酸とからな
る繰り返し単位が35モル%であり、ポリアミド12か
らなる繰返し単位が10モル%である半芳香族ポリアミ
ドのペレットを調製した。
【0044】参考例8 (実施例4において用いる半芳香族ポリアミドの製造)
常法に従って、1,6−ジアミノヘキサン99.8kg(8
59モル)とテレフタル酸87.8kg(528モル)と
アジピン酸41.6kg(284モル)とドデカン二酸9.
36kg(41モル)を安息香酸1.3kg(11モル)
の共存下に重縮合させて、1,6−ジアミノヘキサンとテ
レフタル酸とからなる繰り返し単位が65モル%であ
り、1,6-ジアミノヘキサンとアジピン酸とからなる繰り
返し単位が35モル%であり、ポリアミド612からな
る繰返し単位が5モル%である半芳香族ポリアミドのペ
レットを調製した。
【0045】以上の参考例1〜8において調製した半芳
香族ポリアミドの極限粘度〔η〕(濃硫酸中、30℃で
測定した値)及び融点を表1及び表2に示す。表1及び
表2において、ポリアミドの組成のうち、6Tはヘキサ
メチレンジアミンとテレフタル酸とから誘導される繰返
し単位、66はヘキサメチレンジアミンとアジピン酸と
から誘導される繰返し単位、12はポリアミド12の繰
返し単位、612はポリアミド612の繰返し単位を意
味する。
【0046】比較例1〜5及び実施例1〜4 参考例1〜8で調製した半芳香族ポリアミド又は部分芳
香族ポリアミド45重量部にガラス繊維(旭ファイバー
グラス製CS03JAFT2A)30重量部、臭素化ポ
リスチレン(日産フェロ有機化学製パイロチェック68
PB)20重量部及びアンチモン酸ナトリウム4重量部
を配合し、温度330〜340℃に設定した直径40m
mの二軸ベント付押出機に装入し、溶融混練して、難燃
性半芳香族ポリアミド樹脂組成物又は難燃性部分芳香族
ポリアミド樹脂組成物のペレットを得た。 同様に、上
記において、ポリアミドとして、通常のポリアミド66
を用いた以外は、上記と同様にして、ポリアミド66を
樹脂成分とする難燃性ポリアミド樹脂組成物のペレット
を得た。
【0047】得られたペレットについて、吸水率を測定
すると共に、スパイラルフロー試験とリフロー耐熱性試
験を行なった。結果を表1及び表2に示す。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】表1及び表2の結果から明らかなように、
比較例1の組成物は、ポリアミドにおける6T単位が4
5モル%であるので、成形性(特に、流動性)にはすぐ
れるものの、耐熱性に劣り、更に、吸水率も高い。比較
例4に示すように、このようなポリアミドを3元共重合
体としても、物性は、殆ど改善されない。比較例2及び
3に示すように、ポリアミドにおける6T単位を50モ
ル%以上とすることによって、吸水率を低くすると共
に、耐熱性を高めることができるが、反面、成形性(特
に、流動性)に劣る。比較例5に示すように、代表的な
脂肪族ポリアミド66は融点が低く、このような脂肪族
ポリアミドを樹脂成分として用いて得られる難燃性樹脂
組成物によれば、リフロー耐熱温度が低く、しかも、吸
水率が高い。
【0051】これに対して、本発明に従って、6T単位
を50モル%以上とすると共に、ポリアミド12形成性
モノマーやヘキサメチレンジアミンとドデカン二酸とか
ら誘導される長鎖脂肪族ポリアミド単位を有せしめるこ
とによって、低吸水率を維持しつつ、耐熱性と成形性
(特に、流動性)を高めることができる。かくして、本
発明によれば、難燃性、強度、成形性(特に、流動
性)、低吸水製、寸法安定性等の物性にバランスよくす
ぐれる難燃性ポリアミド樹脂組成物を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、リフロー耐熱性試験におけるリフロー工程
の温度プロファイルを示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)(i)(a)テレフタル酸50〜1
    00モル%とテレフタル酸以外の芳香族ジカルボン酸0
    〜50モル%とからなる芳香族ジカルボン酸と炭素数4
    〜12の脂肪族ジアミンとから誘導される繰返し単位5
    0〜80モル%と、(b)炭素数4〜8の脂肪族ジカル
    ボン酸と炭素数4〜12の脂肪族ジアミンとから誘導さ
    れる繰返し単位50〜20モル%とからなる半芳香族ポ
    リアミド単位100モル%に対して、 (ii)ポリアミド11形成性モノマーから誘導される繰
    返し単位、ポリアミド12形成性モノマーから誘導され
    る繰返し単位、ポリアミド610の繰返し単位及びポリ
    アミド612の繰返し単位から選ばれる少なくとも1種
    の繰返し単位からなる長鎖脂肪族ポリアミド単位1〜2
    0モル%を有する部分芳香族ポリアミド100重量部
    と、 (B)臭素化ポリスチレン20〜100重量部 とを含むことを特徴とする難燃性部分芳香族ポリアミド
    樹脂組成物。
  2. 【請求項2】(A)(i)(a)テレフタル酸と炭素数
    4〜12の脂肪族ジアミンとから誘導される繰返し単位
    50〜80モル%と、(b)アジピン酸と炭素数4〜1
    2の脂肪族ジアミンとから誘導される繰返し単位50〜
    20モル%とからなる半芳香族ポリアミド単位100モ
    ル%に対して、 (ii)ポリアミド11形成性モノマーから誘導される繰
    返し単位、ポリアミド12形成性モノマーから誘導され
    る繰返し単位、ポリアミド610の繰返し単位及びポリ
    アミド612の繰返し単位から選ばれる少なくとも1種
    の繰返し単位からなる長鎖脂肪族ポリアミド単位1〜2
    0モル%を有する部分芳香族ポリアミド100重量部
    と、 (B)臭素化ポリスチレン20〜100重量部 とを含むことを特徴とする難燃性部分芳香族ポリアミド
    樹脂組成物。
  3. 【請求項3】脂肪族ジアミンが1,6−ジアミノヘキサン
    である請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】アンチモン化合物からなる難燃助剤と無機
    繊維強化材とを含む請求項1乃至3のいずれかに記載の
    樹脂組成物。
  5. 【請求項5】アンチモン酸ナトリウムとガラス繊維とを
    含む請求項1乃至3のいずれかに記載の樹脂組成物。
  6. 【請求項6】請求項4又は5に記載の樹脂組成物からな
    る表面実装方式回路基板のための表面実装用部品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001311001A (ja) * 2000-02-21 2001-11-09 Mitsui Chemicals Inc 電気・電子部品用成形材料
JP2005325803A (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Nitta Moore Co 自動車燃料タンク内配管用コネクタ
WO2009012931A3 (en) * 2007-07-23 2009-04-09 Dsm Ip Assets Bv Electrical devices

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