JPH1087920A - ポリプロピレン組成物 - Google Patents

ポリプロピレン組成物

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JPH1087920A
JPH1087920A JP26679196A JP26679196A JPH1087920A JP H1087920 A JPH1087920 A JP H1087920A JP 26679196 A JP26679196 A JP 26679196A JP 26679196 A JP26679196 A JP 26679196A JP H1087920 A JPH1087920 A JP H1087920A
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JP
Japan
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polymer
conjugated diene
hydrogenated
diene
polypropylene
Prior art date
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JP26679196A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Takezaki
敬之 竹崎
Hajime Teranishi
丕 寺西
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低分子量成分の表面への拡散性に優れたポリ
プロピレン組成物を提供することを目的とする。 【解決手段】(イ)ポリプロピレン(ロ)共役ジエン化
合物を主体とする重合体の、共役ジエン部分の二重結合
を水添した水添ジエン系重合体〔ただし、(イ)+
(ロ)=100重量%〕(ハ)数平均分子量(ポリスチ
レン換算)が2万以下である、低分子量物からなるポリ
プロピレン組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低分子量成分が表
面に拡散し易いポリプロピレン組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からポリプロピレン組成物には、各
種用途に応じて様々な添加剤、モノマー、オリゴマーな
どの低分子量成分を添加し、改質が図られてきた。しか
しながらポリプロピレンは結晶性を有するため、表面に
拡散させる目的で添加した低分子量成分は、ポリプロピ
レン結晶に阻害されて十分に表面に拡散しない問題があ
った。これらを改質する方法としてEPMなどの非晶性
エラストマーを添加し、改質が試みられてきが、十分な
改質効果は得られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の課題を背景になされたもので、ポリプロピレ
ン組成物内の、低分子量成分の表面への拡散性に優れた
組成物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討の
結果、ポリプロピレンと低分子量物の組成物に、水添ジ
エン系共重合体を組み合わせた時に、ポリプロピレン内
部の低分子量成分の表面への拡散性に優れた性能を示す
という驚くべき事実を見いだし、本発明を完成させたも
のである。
【0005】すなわち本発明は、(イ)共役ジエン化合
物を主体とする重合体の、共役ジエン部分の二重結合を
水添した水添ジエン系重合体、(ロ)ポリプロピレンお
よび(ハ)低分子量物からなるポリプロピレン組成物。
並びに、該(ハ)低分子量物が数平均分子量が2万以下
であるポリプロピレン組成物。並びに、該(イ)水添ジ
エン系重合体が下記に示す(イ−1)、(イ−2)の群
から選ばれた少なくとも一種の水添ジエン系共重合体で
ある前記の組成物を提供するものである。
【0006】(イ−1);1,2−及び3,4−ビニル
結合を多く含む共役ジエン化合物と芳香族ビニル化合物
とのランダム共重合部分を主体とする重合体の、共役ジ
エン部分の二重結合を水添した水添ジエン系重合体。
【0007】(イ−2);1,4−結合を多く含む共役
ジエンを主体とする、少なくとも一つの重合体ブロック
(A)〔以下「ブロック(A)ともいう〕と、1,2−
及び3,4−ビニル結合を多く含む共役ジエンを主体と
する、少なくとも一つの重合体ブロック(B)〔以下
「ブロック(B)」ともいう〕とからなる重合体の共役
ジエン部分の、二重結合を水添した水添ジエン系共重合
体。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の(イ)水添ジエン系重合
体は、共役ジエン化合物を主体とする重合体を水素添加
したものである。該重合体は、共役ジエン部分の二重結
合が好ましくは80%以上、より好ましくは90%以上
を水添した、数平均分子量(ポリスチレン換算、以下同
じ)が5万〜70万のものが好ましい。二重結合の飽和
率が80%未満であるとポリプロピレンとブレンドした
際に、相溶性が不十分であり、十分な低分子量成分の拡
散性と浸透性が得にくい。数平均分子量が5万未満では
得られる水添ジエン系共重合体をペレット化した場合ブ
ロッキングしやすくなり、70万を越えると良好な成形
加工性が得難い。
【0009】(イ)水添ジエン系重合体としては、例え
ば共役ジエンの単独重合体、共役ジエンと芳香族ビニル
化合物のランダム共重合体、芳香族ビニル化合物の重合
体ブロックと共役ジエン化合物の重合体ブロックからな
るブロック共重合体、芳香族ビニル化合物の重合体ブロ
ックと共役ジエン/芳香族ビニル化合物の共重合体ブロ
ックからなるブロック共重合体、共役ジエン化合物の重
合体ブロックと共役ジエン/芳香族ビニル化合物の共重
合体ブロックからなるブロック共重合体、若しくはこれ
らの官能基変性体などのジエン系重合体(以下、「水添
前重合体」ともいう)の水素添加物があげられる。
【0010】(イ)水添ジエン系重合体は、下記の(イ
−1)、(イ−2)の群から選んだ、少なくとも1種の
水添ジエン系共重合体であることが好ましく、これを用
いると、低分子量成分の拡散性に一段と優れたものが得
られる。以下の本発明の(イ)水添ジエン系重合体の説
明は、請求項2に示した水添ジエン系共重合体(イ−
1)、(イ−2)を例にして説明する。
【0011】(イ−1)水添ジエン系重合体;本発明の
(イ−1)水添ジエン系重合体は、共役ジエン化合物と
芳香族ビニル化合物とのランダム共重合部分を主体とす
る重合体(以下、「水添前重合体」ともいう)を水素添
加したものである。ランダム共重合部分の水添前重合体
中での割合は、好ましくは50重量%以上、より好まし
くは60重量%以上、さらに好ましくは70重量%以上
である。また上記ランダム共重合部分において、共役ジ
エン部分中の1,2−及び3,4−ビニル結合の割合
は、60%以上が好ましい。このビニル結合の割合が6
0%未満の場合、低分子量成分の拡散性が十分でないも
のとなる。
【0012】本発明に使用する(イ−1)水添ジエン系
重合体は、共役ジエン化合物と芳香族ビニル化合物によ
り構成される。ここで用いる共役ジエン化合物として
は、1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチ
ル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、2−
メチル−1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエ
ン、4,5−ジエチル−1,3−オクタジエン、3−ブ
チル−1,3−オクタジエン、クロロプレンなどが挙げ
られるが、工業的に利用でき、また物性の優れた水添ジ
エン系重合体を得るには、1,3−ブタジエン、イソプ
レン、1,3−ペンタジエンが好ましく、1,3−ブタ
ジエン、イソプレンが特に好ましい。また芳香族ビニル
化合物としては、スチレン、α−メチルスチレン、p−
メチルスチレン、t−ブチルスチレン、ジビニルベンゼ
ン、N,N−ジメチル−p−アミノエチルスチレン、
N,N−ジエチル−p−アミノエチルスチレン、ビニル
ピリジンなどが挙げられ、スチレン、α−メチルスチレ
ンが好ましい。
【0013】水添前重合体を構成する共役ジエン化合物
/芳香族ビニル化合物の割合は、特に限定しないが、9
5/5〜40/60が好ましく、93/7〜50/50
が更に好ましい。
【0014】本発明の(イ−1)水添ジエン系重合体
は、上述のようにランダム共重合部分を主体とする重合
体を、水素添加することによって得られるが、この水添
前重合体の分子鎖中には、下記のごとき重合体ブロック
を含んでいてもよい。水添前重合体に含んでいてもよい
重合体ブロックとしては、芳香族ビニル化合物重合体、
1,4−結合を主体とするポリブタジエン重合体、及び
芳香族ビニル化合物と共役ジエンからなり芳香族ビニル
化合物が漸増するテーパー状重合体などがあげられる。
これらの重合体ブロックが存在すると、(イ−1)水添
ジエン系重合体の物性上の特徴は若干損なわれるもの
の、材料のブロッキング性が低下することにより取り扱
い性が向上するため、工業的に有用な場合がある。水添
前重合体における、前記重合体ブロックの全分子鎖中の
割合は、特に限定されるものではないが、50重量%以
下が好ましく、40%重量以下がより好ましく、30重
量%以下がさらに好ましい。重合体ブロックの割合が5
0重量%を越える場合、柔軟性、耐スクラッチ性の低下
が大きくなる。
【0015】前記水添前重合体は、カップリング剤の使
用により重合体分子鎖がカップリング剤残基を介して延
長又は分岐した重合体であってもよい。この際用いるカ
ップリング剤としては、例えばアジピン酸ジエチル、ジ
ビニルベンゼン、メチルジクロロシラン、四塩化ケイ
素、ブチルトリクロロケイ素、テトラクロロすず、ブチ
ルトリクロロすず、ジメチルクロロケイ素、テトラクロ
ロゲルマニウム、1,2−ジブロモエタン、1,4−ク
ロロメチルベンゼン、ビス(トリクロロシリル)エタ
ン、エポキシ化アマニ油、トリレンジイソシアネート、
1,2,4−ベンゼントリイソシアネートなどが挙げら
れる。
【0016】なお本発明の(イ−1)水添ジエン系重合
体は、2種又はそれ以上の水添前重合体のブレンド物を
水素添加したものも好適に用いられる。さらに、2種又
はそれ以上の水添ジエン系重合体同士のブレンド物も、
本発明の(イ−1)水添ジエン系重合体として好適であ
る。
【0017】本発明の(イ−1)水添ジエン系重合体
は、分子鎖中の共役ジエン部分における二重結合の水素
添加率が、80%以上が好ましく、90%以上がより好
ましい。80%未満では、低分子量成分の拡散性が不十
分となる。
【0018】さらに、本発明の(イ−1)水添ジエン系
重合体は、数平均分子量が5万〜70万が好ましく、5
万〜60万がより好ましい。5万未満では得られる水添
ジエン系共重合体をペレット化した場合ブロッキングし
やすくなり、一方70万を越えると良好な成形加工性が
得難い。
【0019】本発明の(イ−1)水添ジエン系共重合体
は、例えば特開平3―72512号公報、第4頁右上欄
第13行〜第6頁左下欄第1行に開示されている方法に
よって得ることができる。
【0020】(イ−2)成分;本発明の(イ−2)水添
ジエン系重合体は、1,4−結合を多く含む共役ジエン
を主体とする、少なくとも一つの重合体ブロック(A)
〔以下「ブロック(A)」ともいう〕と、1,2−及び
3,4−ビニル結合を多く含む共役ジエンを主体とす
る、少なくとも一つの重合体ブロック(B)〔以下「ブ
ロック(B)」ともいう〕とからなる重合体(以下、
「水添前重合体」ともいう)の、共役ジエン部分の二重
結合を水添した水添ジエン系共重合体である。(イ−
2)成分に使用する芳香族ビニル化合物、共役ジエンは
前記(イ−1)水添ジエン系重合体で使用するものと同
様である。
【0021】(イ−2)水添ジエン系重合体を構成する
ブロック(A)は、1,4−結合を多く含む共役ジエン
を主体とする、重合体を水素添加したものであり、例え
ば共役ジエンの単独重合体、共役ジエンと芳香族ビニル
化合物のランダム共重合体、共役ジエン化合物の重合体
ブロックと共役ジエン/芳香族ビニル化合物の共重合体
ブロックからなるブロック共重合体、若しくはこれらの
官能基変性体などのジエン系重合体の水素添加物があげ
られる。該共役ジエン重合体は、1,4−結合量が70
%以上が好ましく、80%以上がより好ましい。また、
ブロック(A)に使用する、芳香族ビニル化合物の使用
量は、ブロック(A)を構成するモノマーの35重量%
以下が好ましく、30重量%以下がより好ましい。ブロ
ック(A)の含量は、1〜99重量%が好ましく、5〜
70重量%がより好ましい。
【0022】また、(イ−2)水添ジエン系共重合体を
構成するブロック(B)は1,2−及び3,4−ビニル
結合を多く含む共役ジエンを主体とする重合体を水素添
加したものであり、例えば共役ジエンの単独重合体、共
役ジエンと芳香族ビニル化合物のランダム共重合体、共
役ジエン化合物の重合体ブロックと共役ジエン/芳香族
ビニル化合物の共重合体ブロックからなるブロック共重
合体、若しくはこれらの官能基変性体などのジエン系重
合体の水素添加物があげられる。該共役ジエン重合体の
1,2−及び3,4−ビニル結合量は60%以上が好ま
しい。1,2−及び3,4−ビニル結合量が60%未満
では、十分な低分子量成分の拡散性が得られない。
【0023】また、ブロック(B)に使用する芳香族ビ
ニル化合物の好ましい使用量は、ブロック(B)を構成
するモノマーの35重量%以下、より好ましくは30重
量%以下、もっとも好ましくは25重量%以下である。
【0024】ブロック(B)の好ましい含量は、1〜9
9重量%、より好ましくは5〜70重量%、もっとも好
ましくは5〜50重量%である。
【0025】本発明の(イ−2)水添ジエン系重合体
は、上述のように1,4−結合を多く含む共役ジエンを
主体とする、重合体ブロック(A)と、1,2−及び
3,4−ビニル結合を多く含む共役ジエンを主体とす
る、重合体ブロック(B)とからなる重合体を水素添加
することによって得られるが、(イ−2)水添ジエン系
重合体中に、ブロック(A)、(B)はそれぞれの少な
くとも一つずつあれれば良く、複数存在していても良
い。この水添前重合体の分子鎖中には、必要に応じて、
芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブロック〔以下
ブロック(C)ともいう〕が構成される。ブロック
(C)が構成される場合、ブロック(C)は一つでも複
数存在していてもよい。
【0026】ブロック(C)は、芳香族ビニル化合物の
単独重合体、あるいは芳香族ビニル化合物を、ブロック
(C)中に90重量%以上有する共役ジエンとの共重合
体であって、共役ジエン部分の80%以上が、水素添加
した重合体ブロックが好ましい。ブロック(C)中の芳
香族ビニル化合物含量が90重量%未満では、強度、耐
候性が十分でないものとなる。(イ−2)水添ジエン系
重合体中の、ブロック(C)の好ましい含量は、0〜9
8重量%、さらに好ましくは5〜60重量%である。ブ
ロック(C)が、1重量%以上では、芳香族ビニル化合
物を有するほかの重合体とのブレンドした場合、相溶性
が向上するほか、耐熱性、機械的強度が優れた物とな
り、一方98重量%を越えると、ポリプロピレンとの相
溶性が著しく低下し十分な低分子量成分の拡散性が得難
【0027】(イ−2)水添ジエン系重合体の前記水添
前重合体は、カップリング剤の使用により重合体分子鎖
がカップリング剤残基を介して延長、又は分岐した重合
体であってもよい。この際のカップリング剤は、前記
(イ−1)水添ジエン系重合体で使用するものと同様で
ある。
【0028】なお本発明の(イ−2)水添ジエン系重合
体は、2種又はそれ以上の水添前重合体のブレンド物を
水添したものも、好適に用いられる。さらに、2種又は
それ以上の水添ジエン系重合体同士のブレンド物も、本
発明の(イ−2)水添ジエン系重合体として好適であ
る。
【0029】本発明の(イ−2)水添ジエン系重合体に
おいて、分子鎖中の共役ジエン部分の、二重結合の水素
添加率は、好ましくは80%、より好ましくは85%以
上、さらに好ましくは90%以上である。80%未満で
は、十分な低分子量成分の拡散性が得難い。
【0030】さらに、本発明の(イ−2)水添ジエン系
重合体は、数平均分子量が好ましくは5万〜70万、よ
り好ましくは5万〜60万であり、5万未満では得られ
る水添ジエン系共重合体をペレット化した場合、ブロッ
キングしやすくなり、一方70万を越えると良好な成形
加工性が得難い。
【0031】本発明の(イ−2)水添ジエン系共重合体
は、例えば特開平3−128957号公報、第4頁右上
欄第8行〜第6頁左下欄第7行に開示されている方法、
特開平2−133406号公報、第4頁左下欄第13行
〜第5頁左下欄第10行に開示されている方法などによ
って得ることができる。
【0032】本発明で使用する(イ)水添ジエン系重合
体は、官能基で変性してもよく、酸無水物基、カルボキ
シル基、ヒドロキシル基、アミノ基、イソシアネート基
及びエポキシ基から選んだ、少なくとも1種の官能基を
有する不飽和化合物を用いて、ニーダー、ミキサー、押
し出し機などで変性することができる。
【0033】本発明の熱可塑性エラストマー組成物中
の、(イ)水添ジエン系重合体の配合量は、目的とする
用途によって異なるため、特に限定するものではない
が、好ましくは1〜95重量%、より好ましくは5〜9
0重量%〔ただし(イ)+(ロ)=100重量%〕であ
る。
【0034】(ロ)ポリプロピレンはプロピレン単独重
合体であってもよく、次に示すような、ほかのモノマー
を共重合した共重合体であってもよい。
【0035】(ロ)ポリプロピレンの共重合体に使用さ
れる、好ましいモノマーとしては、例えばエチレン、ブ
テン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−
1、オクテン−1などの直鎖状α−オレフィン、4−メ
チルペンテン−1、2−メチルプロペン−1、3−メチ
ルペンテン−1、5−メチルヘキセン−1、4−メチル
ヘキセン−1、4,4−ジメチルペンテン−1などの分
岐状α−オレフィン、アクリル酸、メタクリル酸、エタ
クリル酸、クロトン酸などのモノカルボン酸、マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸などのジカル
ボン酸やそのモノエステル、メチルメタクリレート、メ
チルアクリレート、エチルアクリレートなどのアクリル
酸、又はメタクリル酸エステル、酢酸ビニルや、プロピ
オン酸ビニルなどの飽和カルボン酸のビニルエステル、
スチレン、α−スチレン、p−メチルスチレンなどの芳
香族ビニル化合物、無水マレイン酸、無水イタコン酸、
無水シトラコン酸、無水アコニット酸などの酸無水物、
アクリロニトリルやメタクリロニトリルなどのα,β−
不飽和ニトリル、1,4−ヘキサジエン、ジシクロペン
タジエン、エチリデンノルボルネンなどのジエンモノマ
ー、さらにアクリルアミド、メタクリルアミド、マレイ
ミドなどが使用することができる。これらの共重合可能
なモノマーは単独で、あるいは2種以上を組み合わせて
用いてもよい。これら共重合成分の量としては、好まし
くは20重量%以下、より好ましくは10重量%以下で
ある。これらを共重合した場合の共重合体の様式につい
ては特に制限はなく、例えばランダム型、ブロック型、
グラフト型、これらの混合型などいずれであってもよ
い。
【0036】(ロ)ポリプロピレンとして使用する、好
ましい共重合体としては、プロピレン−エチレン共重合
体、プロピレン−ブテン−1共重合体、プロピレン−エ
チレン−ブテン−1共重合体が挙げられる。これらポリ
プロピレンは単独で、あるいは2種以上を併用して用い
ることができる。
【0037】なお、本発明に使用する(ロ)ポリプロピ
レンのメルトフローレート(以下「MFR」ともいう、
ASTM D1238、230℃、2.16Kg荷重)
は、好ましくは0.01g/分以上、さらに好ましくは
0.1g/10分以上である。
【0038】(ロ)ポリプロピレンの配合量は、目的と
する用途によって異なるため、特に限定されるものでは
ないが、好ましい配合量としては、5〜99重量%、よ
り好ましくは10〜95重量%〔ただし(イ)+(ロ)
=100重量%〕である。
【0039】本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、
必要に応じて従来公知の方法により、硫黄架橋、過酸化
物架橋、金属イオン架橋、シラン架橋、樹脂架橋などの
架橋を行うこともできる。
【0040】次に、本発明の組成物に使用される(ハ)
は、表面への拡散を目的に添加される低分子量成分であ
り、目的に応じ様々な低分子量成分が添加される。本発
明において、添加される低分子量に特に制限はなく、香
料、滑剤、経皮吸収医薬品、農薬、殺虫剤など様々な低
分子量物質が挙げられる。好ましい低分子量成分として
は、例えば(ハ−1)低分子量ポリオレフィン、(ハ−
2)有機系抗菌・防かび剤、(ハ−3)帯電防止剤が挙
げられる。(ハ)成分は、複数のものを組み合わせて用
いても良いし、単独で用いても良い。(ハ)として用い
られる低分子量成分の数平均分子量は2万以下、好まし
くは1万以下である。低分子量成分としては、無機フィ
ラー、50℃以上にガラス転移温度を有する物質など
は、低分子量成分の拡散性が、本来的に低いために効果
が得難い場合がある。
【0041】(ハ−1)低分子量ポリオレフィンとし
て、本成形品に添加するものに特に制限はないが、例え
ば、アタクチックポリプロピレン、プロピレン/エチレ
ン共重合体、プロピレン/1−ブテン共重合体、プロピ
レン/1−ブテン/エチレン3元共重合体のプロピレン
成分が主成分である非晶質ポリオレフィン重合体及びこ
の変性品、ブタジエン重合体が水素添加されたもの及び
この変性品などが挙げられる。(ハ−1)低分子量ポリ
オレフィンとして、数平均分子量(以下、「Mn」とも
いう。)は、通常、2万以下、好ましくは、1万以下で
ある。これらの低分子量ポリオレフィンがプロピレン成
分が主体の非晶質ポリオレフィン重合体の場合、プロピ
レン単位の含有量は、プロピレン単位とα−オレフィン
との合計100モル%に対して、通常、50モル%以
上、好ましくは55モル%以上であることが好ましい。
また、プロピレン/α−オレフィン共重合体の場合、ラ
ンダム共重合体でもブロック共重合体でも良いが、少な
くともプロピレン単位の結合様式はアタクチック構造が
主体であることが好ましい。非晶質ポリオレフィン重合
体は、ポリプロピレンを重合時した時の副生成物である
アタクチックポリプロピレンであっても良いし、別に重
合されたものを添加したものであっても良い。本発明の
(ハ−1)低分子量ポリオレフィンの配合量は本発明に
おいて特に限定するものではないが、(イ)+(ロ)=
100重量%に対し、好ましくは0.01〜50重量
部、より好ましくは0.1〜30重量部である。
【0042】つぎに(ハ−2)有機系抗菌剤・防かび剤
として、本成形品に添加するものに特に制限はないが、
例えば、2-(4'-チアゾリル)-ベンズイミダゾール(T
BZ)、10,10'-オキシビスフェノキサアルシン(O
BPA)、N-(フルオロジクロロメチルチオ)-フタルイミ
ド(A3)、2-n-オクチル-4-イソチアゾリン-3-オン
(M8)、ビス(2-ピリジルチオ-1-オキシド)亜鉛(ZP
T)、2,3,5,6-テトラクロロ-4-(メチルスルフォニ
ル)ピリジン(S-100)が挙げられる。(ハ)有機系防
かび剤の配合量は本発明において特に限定するものでは
ないが、(イ)+(ロ)=100重量%に対し、好まし
くは0.01〜30重量部、より好ましくは0.05〜
15重量部である。
【0043】また(ハ−3)帯電防止剤としては、アニ
オン系、カチオン系、ノニオン系のいずれでも良いが、
ノニオン系が特に好ましい。ノニオン系帯電防止剤とし
ては例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、N,N
−ビス(2−ヒドロキシエチル)アルキルアミン、N−
2−ヒドロキシエチル−N−2−ヒドロキシアルキルア
ミン、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシ
エチレンアルキルアミン脂肪酸エステル、アルキルジエ
タノールアマイドであり、好ましくはグリセリン脂肪酸
エステル、ソルビタン脂肪酸エステルである。これらノ
ニオン系帯電防止剤は1種単独で、あるいは2種以上を
併用して使用することができる。
【0044】また、グリセリン脂肪酸エステルとは炭素
数8〜22の脂肪酸とグリセリンとのエステルであり、
好ましい脂肪酸の例としてはカプリン酸、ラウリン酸、
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン
酸、リノール酸、ベヘニン酸およびこれらの混合酸など
が挙げられ、特にステアリン酸が好ましい。一般に脂肪
酸とグリセリンのエステル化反応ではモノエステル以外
に、ジエステル、トリエステルなどの混合物として得ら
れるが、本発明においてはモノエステル含量ができるだ
け多い方が好ましい。
【0045】またソルビタン脂肪酸エステルとはソルビ
トールと炭素数8〜22の脂肪酸との環化/エステル化
反応によって得られるものであり、好ましい脂肪酸の例
としてはカプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、ベ
ヘニン酸およびこれらの混合酸などが挙げられ、特にラ
ウリン酸、ステアリン酸、パルミチン酸が好ましい。
【0046】(ハ−3)帯電防止剤の配合量は本発明に
おいて特に限定するものではないが、(イ)+(ロ)=
100重量%に対し、好ましくは0.01〜30重量
部、より好ましくは0.05〜15重量部である。
【0047】本発明の成型品には、用途に応じて低分子
量の拡散性を阻害しない程度の量の、酸化防止剤、耐候
剤、金属不活性化剤、紫外線吸収剤、光安定化剤、シー
ル性改良剤、結晶核剤、シリコンオイル、有機脂肪酸ア
ミド、難燃化剤、架橋剤、共架橋剤、加硫剤、加硫助
剤、無機系防菌・防かび剤、分散剤、軟化剤、可塑剤、
粘度調整剤、着色防止剤、発泡剤、発砲助剤、酸化チタ
ン、カーボンブラックなどの着色剤、フィライトなどの
金属粉末、ガラス繊維、金属繊維などの無機繊維、炭素
繊維、アラミド繊維などの有機繊維、複合繊維、チタン
酸カリウムウィスカーなどの無機ウィスカー、ガラスビ
ーズ、ガラスバルーン、ガラスフレーク、アスベスト、
マイカ、炭酸カルシウム、タルク、シリカ、ケイ酸カル
シウム、ハイドロタルサイト、カオリン、けい藻土、グ
ラファイト、軽石、エボ粉、コットンフロック、コルク
粉、硫酸バリウム、フッ素樹脂、ポリマービーズなどの
充てん剤又はこれらの混合物、ポリオレフィンワック
ス、あるいはほかのゴム質重合体、例えばSBR、NB
R、BR、NR、IR、1,2−ポリブタジエン、A
R、CR、IIR、また、そのほか必要に応じて前記
(イ)〜(リ)成分以外の熱可塑性樹脂、例えばジエン
系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート系樹
脂、ポリアセタール系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリスルフォン、
ポリフェニレンサルファイド、POMなどを適宜配合す
ることができる。
【0048】本発明の成型品は、押し出し機、ニーダ
ー、バンバリーミキサーなどの従来公知の混練機、及び
それらを組み合わせた混練り機により、事前に溶融混練
りした後に、成形加工することによって得られる。ある
いは各種成形機においてドライブレンドにて一括投入す
ることによっても得られる。混合する場合は、各成分を
一括で混合してもよく、任意の成分をあらかじめ予備混
合したのち、残りの成分を添加して混合してもよい。
【0049】本発明の成型品は、従来公知の加工方法、
例えば押し出し成形、射出成形、二色射出成形、中空成
形、圧縮成形、真空成形、パウダースラッシュ成形、発
泡成形、積層成形、カレンダー成形、紡糸加工、紡績加
工、不織布加工などにより得られる。また、必要に応じ
て、粉末、延伸、接着、印刷、塗装、メッキなどの加工
を施すこともできる。
【0050】本発明の熱可塑性エラストマー組成物の好
ましい実施様態は、次のとおりである。 (イ)水添ジエン系重合体を構成する共役ジエンが、
1,3−ブタジエンである。 (ロ)ポリプロピレンが、ランダム重合したプロピレン
−エチレン共重合体である。 (ハ)が低分子量ポリオレフィンである。
【0051】
【実施例】以下、実施例を挙げ、本発明をさらに詳細に
説明するが、発明の主旨を越えない限り、本発明は、か
かる実施例により限定されるものではない。なお、実施
例中において、部および%は、特に断らない限り重量基
準である。また、実施例中の各種の測定は、下記の方法
によった。
【0052】 水添ジエン系重合体の芳香族ビニル化
合物結合量 679■-1のフェニル基の吸収を基に、赤外分析法によ
り分析した。 水添ジエン系重合体の共役ジエン部分のビニル結合
量 赤外分析法を用い、ハンプトン法により算出した。 水添ジエン系重合体の水素添加率(水添率) 四塩化エチレンを溶媒に用い、100MHz、1H―N
MRスペクトルから算出した。 水添ジエン系重合体の数平均分子量 トリクロルベンゼンを溶媒に用い、135℃におけるゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用
いてポリスチレン換算で求めた。
【0053】加工方法 実施例における評価に用いた成型品は以下の方法にて作
製した。 T−ダイキャストフィルム 表に示した各成分を40mmφ同方向二軸混練機により
ペレタイズし、混合物を得た。 この混合物を40mm
φフルフライト型押し出し機により溶融し、40mm幅
のコート ハンガー型T−ダイを用いて、220℃で押
し出して、50μ厚みのフィルムを得た。 表面への拡散性 得られたフィルムを23℃、40℃でそれぞれ24時間
保管した後、フィルム表面に拡散した低分子量成分によ
って、フィルムが曇る度合いをヘーズで評価し、以下の
基準で表面への拡散性を評価した。 (23℃×24時間保管後のヘーズの値)−(成形直後
のヘーズの値)=△23ヘーズ (40℃×24時間保管後のヘーズの値)−(成形直後
のヘーズの値)=△40ヘーズ をもとめ、 拡散性が優:△23、△40
が3以上 拡散性が劣:△23、△40が3未満
【0054】参考例 実施例及び比較例の配合処方に使用される各種の成分
は、以下の通りである。 水添ジエン系共重合体 P−1〜6 水添ジエン系共重合体(P―1〜6)は、日本合成ゴム
(株)製の試作ポリマーであり、これらP―1〜6は表
1、2に示すとおりである。
【0055】ポリプロピレン Q−1 Q−1;プロピレン−エチレンランダムコポリマーであ
り、MFRが30(230℃、2.16Kg荷重)、エ
チレン含量が3%、副生成物としてアタクチックポリプ
ロピレンを0.3%含有するポリプロピレン。
【0056】エチレン−プロピレンゴム R−1〜3 R−1;プロピレン含量27%であり、100℃におけ
るムーニー粘度(ML1+4)が70であるエチレン−プ
ロピレンゴム
【0057】帯電防止剤 S−1 S−1;グリセリンモノステアレート
【0058】低分子量ポリオレフィン T−1 T−1;数平均分子量が12000、プロピレン含量が
60%であるプロピレン−エチレン共重合体
【0059】実施例1〜9、比較例1〜4 表3、4に示す、ポリプロピレン系成型品の性能を評価
し、同表に結果を示した。表3に示す実施例1〜9の結
果から、本発明のポリプロピレン組成物は、表4に示す
比較例1〜4に比べて、成型品内部の低分子量成分の表
面への拡散性が優れることがわかる。
【0060】これに対し、比較例1〜4は、成型品内部
の低分子量成分の表面への拡散性が劣る。比較例1〜3
は水添ジエン系共重合体の変わりにエチレンプロピレン
ゴムを使用した例であり、成型品内部の低分子量成分の
表面への拡散性が劣る。また、比較例4はポリプロピレ
ンを単独で使用した例であり、成型品内部の低分子量成
分の表面への拡散性が劣る。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】
【表4】
【0065】
【発明の効果】本発明のポリプロピレン系成型品は、各
種用途に応じて練り込まれた、さまざまな添加剤、モノ
マー、オリゴマーなどの低分子量成分の表面への拡散性
に優れている。本発明の熱可塑性エラストマー組成物
は、上記のような優れた特性を有する材料であり、練り
込まれた低分子量成分によって様々な機能を示す。練り
込まれた低分子量成分は、徐々に表面に拡散していくた
め、徐放性、持続性に優れており、例えば低分子量ポリ
オレフィンを添加した場合はタック性に優れ、滑り止め
シートなどに、また変性した低分子量ポリオレフィンを
添加した場合は表面の改質性能に優れ、塗装性接着性に
優れたものとなる。これらの優れた特徴を有す、工業的
に価値の高い材料である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 5/3445 C08K 5/3445 C08L 47/00 C08L 47/00 53/00 53/00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)共役ジエン化合物を主体とする重
    合体の、共役ジエン部分の二重結合を水添した水添ジエ
    ン系重合体、(ロ)ポリプロピレンおよび(ハ)数平均
    分子量(ポリスチレン換算)が2万以下である、低分子
    量物からなるポリプロピレン組成物。
  2. 【請求項2】 (イ)水添ジエン系重合体が下記に示し
    た(イ−1)、(イ−2)の群から選んだ少なくとも一
    種の水添ジエン系共重合体である請求項1記載の組成
    物。 (イ−1)1,2−及び3,4−ビニル結合を多く含む
    共役ジエン化合物と、芳香族ビニル化合物とのランダム
    共重合部分を主体とする重合体の、共役ジエン部分の二
    重結合を水添した水添ジエン系重合体。 (イ−2);1,4−結合を多く含む共役ジエンを主体
    とする、少なくとも一つの重合体ブロック(A)〔以下
    「ブロック(A)」ともいう〕と、1,2−及び3,4
    −ビニル結合を多く含む共役ジエンを主体とする、少な
    くとも一つの重合体ブロック(B)〔以下「ブロック
    (B)」ともいう〕とからなる重合体の、共役ジエン部
    分の二重結合を水添した水添ジエン系共重合体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008149505A1 (ja) 2007-05-31 2008-12-11 Sanc Salaam Corporation ポリマー組成物

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JPWO2008149505A1 (ja) * 2007-05-31 2010-08-19 有限会社サンサーラコーポレーション ポリマー組成物
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