JPH1087138A - 搬送路切り換えゲート - Google Patents
搬送路切り換えゲートInfo
- Publication number
- JPH1087138A JPH1087138A JP24243196A JP24243196A JPH1087138A JP H1087138 A JPH1087138 A JP H1087138A JP 24243196 A JP24243196 A JP 24243196A JP 24243196 A JP24243196 A JP 24243196A JP H1087138 A JPH1087138 A JP H1087138A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gate
- bill
- sheet
- side edge
- gates
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 現金自動取引装置等において、搬送路切り換
えゲートの損傷を防止することにより、紙葉類の損傷及
びジャム発生の低減をはかる。 【解決手段】 紙葉類の進行方向を切り換えるゲート
１，１１，１２において、中央部のゲート１と両端のゲ
ート１１，１２の紙葉ガイド面に段差δ1を設け、紙葉
類の側縁がゲート１１，１２の側面に接触しない構成と
する。
えゲートの損傷を防止することにより、紙葉類の損傷及
びジャム発生の低減をはかる。 【解決手段】 紙葉類の進行方向を切り換えるゲート
１，１１，１２において、中央部のゲート１と両端のゲ
ート１１，１２の紙葉ガイド面に段差δ1を設け、紙葉
類の側縁がゲート１１，１２の側面に接触しない構成と
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関等によっ
て使用される現金自動取引装置等の紙葉類取扱装置にお
いて、特に紙葉類を高速で搬送し、進行方向を切り換え
る搬送路切り換えゲートに関する。
て使用される現金自動取引装置等の紙葉類取扱装置にお
いて、特に紙葉類を高速で搬送し、進行方向を切り換え
る搬送路切り換えゲートに関する。
【０００２】
【従来の技術】紙葉類取扱装置において、紙葉類が高速
に搬送されても安定した搬送方向の切り換えを行うた
め、特開昭６３−８１６０号公報に記載されているよう
に、紙葉類と接触するゲートの表面に複数の溝を設けて
摩擦を小さくする方法が考えられていた。このような方
法では、搬送時に紙葉類の側縁がゲート側面に接触する
ことによって、ゲートを損傷させる点については配慮が
なされていなかった。ここで、ゲート損傷の例を具体的
に示す。図２は、一般的な紙幣取扱装置のゲート機構部
の概略図である。図２において、ゲート１は、図示され
ていないアクチュエータ（ソレノイド等）とリンク機構
により、軸２を中心に揺動する。また紙幣４は、対向し
て配置されたベルト３によって挟持され、搬送される。
その紙幣４がゲート１の手前に達すると、その搬送方向
に応じて図示されていないアクチュエータのＯＮ／ＯＦ
Ｆが行われ、点線及び実線で示すようにゲート１の位置
が切り換わり、紙幣４の搬送方向を制御する。この紙幣
取扱装置のように紙幣を高速処理する装置においては、
ゲートの切り換え動作の高速化が要求される。一方、装
置の小型化を行うためにもアクチュエータもできる限り
小型化する必要があり、通常、ゲートは軽量な樹脂で製
作される。しかしながら、樹脂は比較的やわらかい素材
であり、搬送紙幣の側縁と擦れあうことによって、傷つ
くことがあり、この傷に紙幣が引っかかり、紙幣の損傷
や搬送ジャム（紙づまり）等が発生することがある。さ
らに、図３を用いて、ゲート傷が発生するメカニズムに
ついて説明する。紙幣取扱装置内を搬送される紙幣４
は、紙幣要因や機械的な要因により、ある程度の傾き、
横ずれを有している。図３（ａ）のように、この傾き、
横ずれにより、紙幣の側縁がゲート側面５に接触する
と、紙幣により、ゲート１がＡ部に示すように切れ込
み、この後、損傷する。なおＡ部の詳細は図３（ｂ）に
示す通りである。
に搬送されても安定した搬送方向の切り換えを行うた
め、特開昭６３−８１６０号公報に記載されているよう
に、紙葉類と接触するゲートの表面に複数の溝を設けて
摩擦を小さくする方法が考えられていた。このような方
法では、搬送時に紙葉類の側縁がゲート側面に接触する
ことによって、ゲートを損傷させる点については配慮が
なされていなかった。ここで、ゲート損傷の例を具体的
に示す。図２は、一般的な紙幣取扱装置のゲート機構部
の概略図である。図２において、ゲート１は、図示され
ていないアクチュエータ（ソレノイド等）とリンク機構
により、軸２を中心に揺動する。また紙幣４は、対向し
て配置されたベルト３によって挟持され、搬送される。
その紙幣４がゲート１の手前に達すると、その搬送方向
に応じて図示されていないアクチュエータのＯＮ／ＯＦ
Ｆが行われ、点線及び実線で示すようにゲート１の位置
が切り換わり、紙幣４の搬送方向を制御する。この紙幣
取扱装置のように紙幣を高速処理する装置においては、
ゲートの切り換え動作の高速化が要求される。一方、装
置の小型化を行うためにもアクチュエータもできる限り
小型化する必要があり、通常、ゲートは軽量な樹脂で製
作される。しかしながら、樹脂は比較的やわらかい素材
であり、搬送紙幣の側縁と擦れあうことによって、傷つ
くことがあり、この傷に紙幣が引っかかり、紙幣の損傷
や搬送ジャム（紙づまり）等が発生することがある。さ
らに、図３を用いて、ゲート傷が発生するメカニズムに
ついて説明する。紙幣取扱装置内を搬送される紙幣４
は、紙幣要因や機械的な要因により、ある程度の傾き、
横ずれを有している。図３（ａ）のように、この傾き、
横ずれにより、紙幣の側縁がゲート側面５に接触する
と、紙幣により、ゲート１がＡ部に示すように切れ込
み、この後、損傷する。なおＡ部の詳細は図３（ｂ）に
示す通りである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、紙
葉類が高速で搬送され、ゲートを通過する際、搬送状態
によっては、紙葉類の側縁がゲート側面に接触し、接触
部を削って、ゲートを損傷させることがある。この結
果、紙葉類の損傷及びゲートでの紙葉類のジャム（紙づ
まり）などの障害が発生し、装置の信頼性を低下させる
ことがある。また前述の損傷を防止するためには、ゲー
ト側面を紙幣の側縁が接触しない位置に配置するなどし
て紙幣の側縁が通過する可能性のある範囲には、ゲート
を取り付けないようにするか、または、ゲート側面をな
くするため、内側のゲートと同じ高さ、同じ形状でゲー
トを一体化する方法が考えられる。しかし、ゲート本来
の目的である、紙幣の搬送方向を確実に切り換える性能
を確保するには、大きな傾き、横ずれを有する紙幣また
は、折れ癖のついた紙幣の存在を考慮しなければなら
ず、ゲート側面に紙幣の側縁が接触しないように、ゲー
トの配置を必ずしもうまく設定することはできない。さ
らに、他部品、例えば上流、下流のガイド板などの実装
を考慮すれば、内側のゲートと同じ高さ、同じ形状で一
体化することもできない場合がある。本発明の目的は、
このような問題点を改善し、紙葉類の側縁がゲート側面
に接触してゲートが損傷することを防ぎ、装置の信頼性
を向上するのに好適な搬送路切り換えゲートを提供する
ことにある。
葉類が高速で搬送され、ゲートを通過する際、搬送状態
によっては、紙葉類の側縁がゲート側面に接触し、接触
部を削って、ゲートを損傷させることがある。この結
果、紙葉類の損傷及びゲートでの紙葉類のジャム（紙づ
まり）などの障害が発生し、装置の信頼性を低下させる
ことがある。また前述の損傷を防止するためには、ゲー
ト側面を紙幣の側縁が接触しない位置に配置するなどし
て紙幣の側縁が通過する可能性のある範囲には、ゲート
を取り付けないようにするか、または、ゲート側面をな
くするため、内側のゲートと同じ高さ、同じ形状でゲー
トを一体化する方法が考えられる。しかし、ゲート本来
の目的である、紙幣の搬送方向を確実に切り換える性能
を確保するには、大きな傾き、横ずれを有する紙幣また
は、折れ癖のついた紙幣の存在を考慮しなければなら
ず、ゲート側面に紙幣の側縁が接触しないように、ゲー
トの配置を必ずしもうまく設定することはできない。さ
らに、他部品、例えば上流、下流のガイド板などの実装
を考慮すれば、内側のゲートと同じ高さ、同じ形状で一
体化することもできない場合がある。本発明の目的は、
このような問題点を改善し、紙葉類の側縁がゲート側面
に接触してゲートが損傷することを防ぎ、装置の信頼性
を向上するのに好適な搬送路切り換えゲートを提供する
ことにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、搬送路上で紙葉類を挟持、搬送するベル
トと、同一軸上で揺動可能に配置された複数のゲートか
らなり、前記ベルトの側方に配置された搬送路切り換え
ゲートと、そのゲートの向きを切り換えるゲート切換手
段（ソレノイド等のアクチュエータ）とを備えた紙葉類
搬送装置において、各ゲートの紙葉ガイド面（紙葉類と
の接触面）に段差を設け、紙葉類の側縁がゲート側面に
接触しないようにすることに特徴がある。より具体的に
は、両端に配置されたゲート（図１の１１，１２）の紙
葉ガイド面を、他ゲートの紙葉ガイド面より低く設定す
る。
め、本発明は、搬送路上で紙葉類を挟持、搬送するベル
トと、同一軸上で揺動可能に配置された複数のゲートか
らなり、前記ベルトの側方に配置された搬送路切り換え
ゲートと、そのゲートの向きを切り換えるゲート切換手
段（ソレノイド等のアクチュエータ）とを備えた紙葉類
搬送装置において、各ゲートの紙葉ガイド面（紙葉類と
の接触面）に段差を設け、紙葉類の側縁がゲート側面に
接触しないようにすることに特徴がある。より具体的に
は、両端に配置されたゲート（図１の１１，１２）の紙
葉ガイド面を、他ゲートの紙葉ガイド面より低く設定す
る。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、実施例を示して、本発明の
実施の形態を説明する。本実施例における紙幣取扱装置
のゲート機構部は、図２に示したものと概略同様であ
る。本実施例では、紙幣の側縁がゲート側面と接触しな
いようにするため、図１（ａ）のように、軸２にて揺動
可能に支持されたゲート１，１１，１２のうち、ゲート
側面と紙幣（図示せず）の側縁が接触する場合のあるゲ
ート（図１では、両端のゲート１１，１２）について、
紙幣ガイド面（紙幣と接触する面）を他ゲート１よりδ
1だけ低く設定する。こうして、ゲート１１，１２の側
面に紙幣の側縁が接触しないように構成する。なお図１
（ａ）において、点線部は両端以外の各ゲート１のゲー
ト面高さを示すものである。また図１（ａ）におけるＢ
視図は図１（ｂ）に示す通りである。図１に示したゲー
トを有するゲート機構部において、紙幣が通過する状態
を図４に示す。本実施例における両端のゲート（図４で
は一端のゲート１２のみ図示）の紙幣ガイド面と、搬送
される紙幣４との間にはδ1以上隙間が生じる。このた
め、紙幣４が通常の状態で搬送されれば、紙幣４の側縁
が両端のゲート側面に接触することなく通過する。さら
に前述のように、紙幣４が大きな傾き、横ずれを有して
搬送された場合には、ゲート面がδ1だけ低く設定され
た両端のゲート１２でも紙幣４をガイドし、目的の方向
に安定して搬送することが可能となる。このような構成
とすることにより、ゲートの損傷が発生せず、高信頼の
搬送路切り換えゲートが実現できる。
実施の形態を説明する。本実施例における紙幣取扱装置
のゲート機構部は、図２に示したものと概略同様であ
る。本実施例では、紙幣の側縁がゲート側面と接触しな
いようにするため、図１（ａ）のように、軸２にて揺動
可能に支持されたゲート１，１１，１２のうち、ゲート
側面と紙幣（図示せず）の側縁が接触する場合のあるゲ
ート（図１では、両端のゲート１１，１２）について、
紙幣ガイド面（紙幣と接触する面）を他ゲート１よりδ
1だけ低く設定する。こうして、ゲート１１，１２の側
面に紙幣の側縁が接触しないように構成する。なお図１
（ａ）において、点線部は両端以外の各ゲート１のゲー
ト面高さを示すものである。また図１（ａ）におけるＢ
視図は図１（ｂ）に示す通りである。図１に示したゲー
トを有するゲート機構部において、紙幣が通過する状態
を図４に示す。本実施例における両端のゲート（図４で
は一端のゲート１２のみ図示）の紙幣ガイド面と、搬送
される紙幣４との間にはδ1以上隙間が生じる。このた
め、紙幣４が通常の状態で搬送されれば、紙幣４の側縁
が両端のゲート側面に接触することなく通過する。さら
に前述のように、紙幣４が大きな傾き、横ずれを有して
搬送された場合には、ゲート面がδ1だけ低く設定され
た両端のゲート１２でも紙幣４をガイドし、目的の方向
に安定して搬送することが可能となる。このような構成
とすることにより、ゲートの損傷が発生せず、高信頼の
搬送路切り換えゲートが実現できる。
【０００６】
【発明の効果】本発明によれば、紙葉類の側縁がゲート
側面に接触することによるゲートの損傷を防止でき、こ
の結果、部品点数の増加やコストアップなしで、紙葉類
の損傷率及びゲート切り換えでのジャム発生率の低減を
はかることができる。
側面に接触することによるゲートの損傷を防止でき、こ
の結果、部品点数の増加やコストアップなしで、紙葉類
の損傷率及びゲート切り換えでのジャム発生率の低減を
はかることができる。
【図１】本発明の一実施例における搬送路切り換えゲー
トの構成を示す図である。
トの構成を示す図である。
【図２】一般的な紙幣取扱装置のゲート機構部の概略図
である。
である。
【図３】従来の搬送路切り換えゲートにおけるゲート傷
の発生を示す図である。
の発生を示す図である。
【図４】図１の搬送路切り換えゲートを用いて紙幣を搬
送する際の通過状態を示す図である。
送する際の通過状態を示す図である。
１，１１，１２：ゲート、２：軸、３：ベルト、４：紙
幣、５：ゲート側面。
幣、５：ゲート側面。
Claims (1)
- 【請求項１】 搬送路上で紙葉類を挟持、搬送するベル
トと、同一軸上で揺動可能に配置された複数のゲートか
らなり、前記ベルトの側方に配置された搬送路切り換え
ゲートと、該ゲートの向きを切り換えるゲート切換手段
とを備えた紙葉類搬送装置において、 前記複数のゲートのうち、一部のゲートの紙葉類と接触
する面と、他のゲートの紙葉類と接触する面とに、段差
を設けたことを特徴とする搬送路切り換えゲート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24243196A JPH1087138A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 搬送路切り換えゲート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24243196A JPH1087138A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 搬送路切り換えゲート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1087138A true JPH1087138A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17089002
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24243196A Pending JPH1087138A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 搬送路切り換えゲート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1087138A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9815306B2 (en) | 2015-10-30 | 2017-11-14 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Ink-jet recording apparatus |
-
1996
- 1996-09-13 JP JP24243196A patent/JPH1087138A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9815306B2 (en) | 2015-10-30 | 2017-11-14 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Ink-jet recording apparatus |
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