JPH1087107A - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置

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JPH1087107A
JPH1087107A JP23827296A JP23827296A JPH1087107A JP H1087107 A JPH1087107 A JP H1087107A JP 23827296 A JP23827296 A JP 23827296A JP 23827296 A JP23827296 A JP 23827296A JP H1087107 A JPH1087107 A JP H1087107A
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JP
Japan
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speed
state
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Application number
JP23827296A
Other languages
English (en)
Inventor
Miki Nakazawa
美樹 中澤
Akira Ohata
昭 大畑
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1087107A publication Critical patent/JPH1087107A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの共振点付近の搬送速度であっても振
動や騒音が小さく、脱調するおそれがなく原稿の搬送が
可能な、流し撮りタイプの原稿搬送装置を得る。 【解決手段】 原稿を画像読取り光学系の読取り位置上
をコピー倍率に対応した速度で搬送する原稿搬送装置。
読取り搬送駆動源としてはステッピングモータが使用さ
れ、該モータの共振点付近のパルスレートを使用する場
合には、1周期当りのパルス数を一定に維持するも、パ
ルスごとの周期をt,t1,t2と変化させて共振点から
ずらす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿搬送装置、特
に、スタックされた複数枚の原稿を1枚ずつピックアッ
プし、静止状態にある画像読取り装置の画像読取り位置
上で原稿を定速搬送する原稿搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特公平4−285498号公報に
記載されているように、原稿や記録紙をステッピングモ
ータで駆動されるローラで定速搬送しつつ、画像読取り
装置で画像を読み取る、いわゆる流し撮り方式の原稿搬
送装置が知られている。この原稿搬送装置では、ステッ
ピングモータの励磁モードを変更することによって複写
倍率に対応した搬送速度を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の構成
を備えた流し撮りタイプの原稿搬送装置においては、搬
送速度の可変範囲を広げると、その範囲中でステッピン
グモータの共振点及び原稿搬送系の中速域での共振点が
含まれてしまい、これら共振点付近の搬送速度では速度
むらが発生し、画像が劣化し、騒音が大きく、搬送不良
やジャムが発生するおそれがあった。
【0004】そこで、本発明の目的は、前記共振点付近
の搬送速度であっても、振動や騒音が小さく、脱調する
おそれなく原稿の搬送が可能な、流し撮りタイプの原稿
搬送装置を提供することにある。
【0005】
【発明の構成、作用及び効果】以上の目的を達成するた
め、本発明に係る原稿搬送装置は、画像読取り装置の読
取り位置上での原稿を搬送するローラを駆動するステッ
ピングモータと、このステッピングモータの共振点付近
及び原稿搬送系の中速域での共振点付近のパルスレート
を使用する場合には、通常の励磁モードとは異なった特
別モードに変更する制御手段とを備えている。
【0006】特別モードとは、例えば、(1)1周期当
りのパルス数を一定に維持し、パルスごとの周期を変化
させて共振点からずらせたり、(2)励磁モードを変更
し、所定の搬送速度を変えることなく共振点から離れた
パルスレートに変更したり、(3)パルスレートを共振
点から離れたレートに変更すると共に、電気変倍処理に
よって所定の搬送速度に補正することをいう。
【0007】以上の制御によって、通常の励磁モードで
あれば共振によって速度むらにより画像劣化し、騒音が
大きくなり、搬送不良やジャムが発生するおそれがある
搬送速度であっても、このような不具合を発生させるこ
となく原稿を搬送することができる。換言すれば、複写
倍率の変更に対応する原稿搬送速度の可変範囲全域にわ
たって支障なく原稿を搬送することができ、精度の高い
原稿画像の再現性を確保することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る原稿搬送装置
の実施形態について添付図面を参照して説明する。以下
に説明する実施形態は電子写真複写機に搭載したもので
ある。
【0009】(複写機本体の概略構成)複写機本体10
は、主に、画像読取り光学系11、レーザ光学ユニット
13、画像形成部14、シート給紙部15によって構成
されている。
【0010】(画像読取り光学系)読取り光学系11
は、本体10の上面を構成するプラテンガラス111の
直下に配置され、プラテンガラス111上にセットされ
た原稿を照明するランプ112と、反射ミラー113,
114,115と、分焦及び変倍機能を有するレンズ1
16と、CCDセンサ117と、CCDセンサ117の
感度ばらつきを補正するためにプラテンガラス111上
に配置されたシェーディング補正板119とで構成され
ている。
【0011】プラテンガラス111の左端部にはプラテ
ンガラス111上で原稿を位置決めするための原稿スケ
ール101が配置されている。オペレータは、以下に説
明する原稿搬送装置20を上方に持ち上げた状態で、原
稿をその画像面を下に向けてかつ、一端をスケール10
1に合わせて、プラテンガラス111上にセットする。
読取り光学系11は、ランプ112で原稿を照射しつ
つ、ランプ112及びミラー113,114,115が
矢印b方向に移動し、原稿画像をスキャンし、レンズ1
16を介してCCDセンサ117で読み取る。CCDセ
ンサ117は、まず、シェーディング補正板119から
の反射光を読み取り、センサ117の各画素の感度ばら
つきが補正される。その後、原稿基準位置SPから原稿
画像のスキャンが開始される。
【0012】露光ランプ112及びミラー113は感光
体ドラム121の周速度V(等倍、変倍に拘らず一定)
に対してV/m(mはコピー倍率)の速度で矢印b方向
に移動する。同時に、ミラー114,115がV/2m
の速度で矢印b方向に移動する。これにて、スキャン中
の光路長を一定に保って画像の読取りが行われる。
【0013】一方、プラテンガラス111の右端部に
は、以下に説明する原稿搬送装置20によって定速で搬
送される原稿の画像を読み取るためのスリットガラス1
98が配置されている。この読取りを行うため、ランプ
112とミラー113はスリットガラス198の直下で
静止状態とされ、ミラー114,115も必要な光路長
を形成する位置で静止状態とされる。スリットガラス1
98上を定速(コピー倍率mに応じて変更されるが)で
通過する原稿にランプ112から照明光を当ててその画
像をCCDセンサ117で読み取る。スリットガラス1
98の左端に配置されているガイド板199は原稿をス
リットガラス198からすくい上げるためのものであ
る。
【0014】マニュアルで原稿をプラテンガラス111
上にセットするため、原稿搬送装置20を上方に持ち上
げ可能とする構成は周知である。通常の定型サイズの原
稿については原稿搬送装置20を利用して前述の流し撮
りが行われる。原稿搬送装置20を使用するのに不適当
な材質やサイズの原稿にあってはマニュアルでプラテン
ガラス111上にセットして前記読取り光学系11のス
キャンによる画像読取りが行われる。
【0015】(レーザ光学ユニット)CCDセンサ11
7で読み取られた画像については、レーザ光学ユニット
13から画像出力が行われ、感光体ドラム121上に静
電潜像が形成される。即ち、CCDセンサ117で読み
取られた画像データは画像処理部12で種々の処理を受
けて印字データとして生成され、レーザダイオード13
1を変調発光させる。レーザダイオード131から放射
されたレーザビームは高速回転しているポリゴンミラー
135で偏向され、fθ機能を有するレンズ136,1
37を透過し、反射ミラー138a,138b,138
cを介して感光体ドラム121上を露光する。
【0016】(画像形成部)画像形成部14は、感光体
ドラム121の周囲に、矢印aで示すその回転方向に沿
って、帯電チャージャ122、現像器123、転写チャ
ージャ124、除電チャージャ125、シート分離爪1
26、残留トナーのクリーナ127、残留電荷のイレー
サ128が配置されている。これらの各エレメントの構
成、作用は周知であるため、その説明は省略する。
【0017】(シート給紙部)コピーシートの給紙部1
5は、シートを収容したカセット151,152,15
3とシート搬送路等によって構成されている。三段に設
けられた各カセット151,152,153にはそれぞ
れピックアップローラ154と給紙ローラ155と捌き
ローラ156が配置されている。
【0018】マニュアルでプラテンガラス111上にセ
ットされた原稿はセンサSE31,32等によってその
サイズが検出される。この検出サイズに基づいてカセッ
ト151,152,153から最適サイズのシートが搬
送され、選択されたシートが給紙信号に基づいて1枚ず
つ給紙される。給紙されたシートは搬送ローラ171,
172,173によって上方へ搬送され、タイミングロ
ーラ174で一旦停止される。その後タイミングローラ
174が感光体ドラム121上に形成された画像と同期
をとって回転駆動されることにより、シートは転写部へ
搬送される。
【0019】転写部でトナー画像を転写されたシートは
直ちに感光体ドラム121から分離され、搬送ベルト1
75によって定着ローラ176,177間に送り込ま
れ、ここでトナーの定着が行われる。その後シートは排
紙ローラ178から機外のトレイあるいはソータへ排出
される。
【0020】さらに、複写機本体10には、排紙ローラ
178の直前から分岐した搬送部18、スイッチバック
部19及び再給紙部16を備えている。搬送部18は切
換え爪181と搬送ローラ182とシートガイド板18
4,185とで構成されている。スイッチバック部19
は、正/逆回転可能な搬送ローラ191とそれに従動す
るローラ192と、搬送ローラ193と、シートガイド
板194と、シート検出センサSE41とで構成されて
いる。また、搬送部18とスイッチバック部19との境
界には柔軟な樹脂フィルム197が設けられシートの逆
流を防止するようになっている。再給紙部16は、搬送
ローラ141,142と、シートガイド板143,14
4とで構成されている。
【0021】両面コピーモードを実行する場合、第1面
に画像を転写されたコピーシートは、切換え爪181を
図1の実線位置から反時計回り方向に若干回転させる位
置にセットすることで、搬送部18を通じてスイッチバ
ック部19へ導入される。搬送ローラ191はコピーシ
ートの先端がセンサSE41で検出されると、矢印c方
向に正転駆動される。さらに、搬送ローラ191はコピ
ーシートの後端がセンサSE41で検出されると、矢印
cとは逆方向に逆転駆動される。これにて、コピーシー
トは表裏/前後を反転されて樹脂フィルム197でガイ
ドされつつ再給紙部16へ搬送され、タイミングローラ
174まで再給紙されることになる。再給紙されたコピ
ーシートは第2面に画像が転写され、排紙ローラ178
から本体10外へ排出される。
【0022】(コピーモード)前述した複写機本体10
においては、原稿搬送装置20との組み合わせによる基
本的なコピーモードとして、APSモード、AMSモー
ド及びマニュアルモードがある。APSモードとは、オ
ペレータが選択したコピー倍率と検出された原稿サイズ
に基づいてコピーシートサイズを自動的に決定してコピ
ー処理を実行する自動用紙選択モードである。AMSモ
ードとは、オペレータが選択したコピーシートサイズと
検出された原稿サイズに基づいてコピー倍率を自動的に
決定してコピー処理を実行する自動倍率選択モードであ
る。マニュアルモードとは、原稿サイズに拘らずオペレ
ータが選択したコピーシートサイズ及びコピー倍率でコ
ピー処理を実行するモードである。
【0023】さらに、この複写機本体10では、原稿画
像を読取り光学系11で読み取って画像処理部12で記
憶した後、レーザ光学ユニット13への印字データを加
工することにより、画像を回転させたり、2in1モー
ド、4in1モードで処理する機能を有している。即
ち、原稿のセット方向に対してコピーシートのセット方
向が異なる場合でも画像を水平面上で90゜回転させて
コピーシートのセット方向と一致させることができる。
また、2in1モードとは2枚の原稿画像を1枚のシー
ト上に再現すること、4in1モードとは4枚の原稿画
像を1枚のシート上に再現することをいう。
【0024】さらに、前記各コピー処理モードとは独立
して、同一サイズの原稿を連続的に読み取る非混載モー
ドと、セット方向が異なる場合も含めた異種サイズの原
稿を連続的に読み取る混載モードが実行可能である。非
混載モードとAPSモード又はAMSモードが同時に選
択されると、1枚目の原稿のサイズに基づいてコピー処
理が実行されるため、2枚目以降のシート給紙動作が迅
速に処理され、マニュアルモードとほぼ同等のコピー生
産性が確保される。一方、混載モードとAPSモード又
はAMSモードが同時に選択されると、原稿1枚ごとに
検出される原稿サイズに基づいてコピー処理が実行され
る。
【0025】(原稿搬送装置の概略)図2に示すよう
に、原稿搬送装置20は、以下の主要部から構成されて
いる。 給紙部2100:原稿トレイ2101、ピックアップロ
ーラ2102、給紙ローラ2103、捌きローラ210
4、中間搬送ローラ対2105を備えている。 読取り部2200:第1読取りローラ対2201、圧接
ガイド板2202、第2読取りローラ対2203、導入
ガイド板2204、出口ガイド板2205を備えてい
る。
【0026】循環反転部2300:切換え爪2301、
循環反転ローラ対2302、循環搬送路2310を備え
ている。 排紙反転部2400:切換え爪2401、排紙反転ロー
ラ対2402を備えている。 排紙部2500:排紙ローラ対2501、排紙トレイ2
502を備えている。 手差し給紙部2600:手差しトレイ2601、手差し
挿入口2602を備えている。 原稿押さえ板2802:プラテンガラス111上にマニ
ュアルでセットされた原稿を押さえる。
【0027】さらに、この原稿搬送装置20は、片面に
のみ画像を有する片面原稿の画像を読み取るための片面
原稿モードと、第1面及び第2面に画像を有する両面原
稿の画像を読み取るための両面原稿モードと、給紙部2
100で自動的に分離給送を行うのに適さない種類の原
稿を処理するためのシングル給紙モードとを備えてい
る。
【0028】(給紙部の構成)原稿トレイ2101はそ
の前半部分が傾斜部2101aとされ、傾斜部2101
aの先端には先端規制板2111が設置されている。リ
フトアップ板2107はその左端を支点として上下動可
能に設置され、通常は傾斜部2101aと同一面上に位
置している。
【0029】原稿はその先端を規制板2111に合わせ
てトレイ2101上にセットされる。リフトアップモー
タによって駆動レバー2108が上昇するのに連動して
リフトアップ板2107が上昇すると、原稿の最上面が
ピックアップローラ2102に圧接することになる。ピ
ックアップローラ2102はアーム2116を介して給
紙ローラ2103の支軸を支点として上下動可能に設置
され、その自重と図示しないばねによって下方に付勢さ
れている。ピックアップローラ2102は駆動レバー2
108によってリフトアップ板2107が上昇するのに
連動して持ち上げられ、アーム2116の所定位置まで
の上昇が上限センサSE15によって検出されると、駆
動レバー2108の駆動が停止される。上限センサSE
15の検出状態は常時モニタされ、ピックアップローラ
2102が下降してセンサSE15が非検出状態になる
と、駆動レバー2108によってリフトアップ板210
7を上昇させる。これにて、ピックアップローラ210
2は所定の高さ、かつ、所定の圧接力で原稿をピックア
ップすることになり、原稿が所定の高さから給紙され
る。このことは原稿の残量に拘らず、原稿の先端が所定
の角度及び高さで前捌きガイド片2110aに当接して
安定した給紙が確保されることを意味する。
【0030】前捌きガイド片2110aはホルダ211
0に設けられたもので、先端規制板2111の上端から
登り勾配に配設され、その先端は給紙ローラ2103と
捌きローラ2104とのニップ部に僅かな隙間を有して
近接している。原稿はピックアップローラ2102によ
って複数枚が連れ送りされるが、その先端が前捌きガイ
ド片2110aに当接することで上層の原稿ほど先行す
るように捌かれ、2,3枚の原稿のみが前記ローラ21
03、2104間へ突入していく。
【0031】給紙ローラ2103は反時計回り方向に回
転駆動され、ローラ2103、2104間に突入した複
数枚の原稿のうち、最上層の1枚をローラ2103によ
って右方に搬送し、他の原稿をローラ2104によって
その進行を阻止する。即ち、給紙ローラ2103は図2
に示す定位置で回転駆動され、捌きローラ2104はホ
ルダ2110に回転自在に装着され、図示しないばねに
よってホルダ2110を介して給紙ローラ2103に弾
性的に圧接している。この捌きローラ2104にはトル
クリミッタが取り付けられている。トルクリミッタのト
ルクは、給紙ローラ2103の回転時にローラ210
3,2104間に1枚の原稿のみが介在する場合には、
捌きローラ2104が給紙ローラ2103で搬送される
原稿との摩擦力で時計回り方向に従動回転する値に設定
されている。ローラ2103,2104間に複数枚の原
稿が突入した場合、捌きローラ2104は静止し、給紙
ローラ2103によって搬送される最上層の原稿より下
に位置する原稿の進入を阻止する。
【0032】(原稿の給紙動作)原稿は1ページ目を上
方に向けた状態で原稿トレイ2101上にスタックさ
れ、オペレータによってコピースタートキー(図示せ
ず)が押されるか(1枚目の給紙時)、原稿トレイ21
01上のアクチュエータレバー2106が原稿に押され
てエンプティセンサSE1が原稿検出状態にあるとき
(2枚目以降の給紙時)、所定のタイミングで、ピック
アップローラ2102が反時計回り方向に回転駆動さ
れ、原稿を図2中右方に送り出す。
【0033】ピックアップされた原稿は、前捌きガイド
片2110aで予備的に捌かれ、給紙ローラ2103と
捌きローラ2104の間を通過することで1枚に分離さ
れる。以後の原稿搬送は片面原稿と両面原稿とに分けて
説明する。
【0034】(片面原稿モード)1枚に分離された原稿
は、次に、中間搬送ローラ対2105によって搬送され
る。中間搬送ローラ対2105は原稿の先端がレジスト
センサSE2で検出されてから所定時間経過後、即ち、
原稿先端が回転を停止している第1読取りローラ対22
01のニップ部に当接して適量湾曲したときに回転を停
止される。これにて、原稿の先端が第1読取りローラ対
2201のニップ部で整合され、斜行が補正される。
【0035】次に、読取りローラ対2201,2203
が回転駆動されることで、原稿はガイド板2202で圧
接されつつスリットガラス198上を搬送される。この
とき原稿画像が前記読取り光学系11によって読み取ら
れる。中間搬送ローラ対2105は原稿の後端がそのニ
ップ部を抜けるまで回転駆動される。さらに、原稿は第
2読取りローラ対2203から切換え爪2301,24
01の下面でガイドされて左方に搬送され、排紙ローラ
対2501から画像面を下方に向けた状態で排紙トレイ
2502上に排出される。次の原稿の給紙は、先の原稿
の後端がセンサSE6(以下に説明する)で検出された
ことに基づいて行われる。
【0036】ところで、読取りローラ対2201,22
03の回転速度はコピー倍率に基づいて変更され、中間
搬送ローラ対2105の回転速度も変更される。コピー
倍率をmとして、読取りローラ対2201,2203の
等倍時の搬送速度をV(前記感光体ドラム121の回転
周速度と等しい)とすると、読取りローラ対2201,
2203の搬送速度は後述するVmに自動的に設定され
る。
【0037】また、読取り光学系11による画像読取り
は、第1読取りローラ対2201の直後に設置した読取
りセンサSE14が原稿の先端を検出してから一定時間
後に開始される。即ち、センサSE14が原稿先端を検
出してから、読取りローラ対2201,2203の駆動
モータM2(以下に説明する)の駆動量をモニタするこ
とで、原稿の先端が読取り位置190に到達するタイミ
ングを計って読取り動作が開始される。
【0038】(手差し給紙)手差し挿入口2602は、
第1読取りローラ対2201の上流側に形成されてお
り、手差し給紙トレイ2601を外方に倒すことで開放
される。このとき、オペレータが原稿を挿入口2602
に挿入し、第1読取りローラ対2201のニップ部に当
接させると、読取りローラ対2201,2203を回転
駆動することによって前記片面原稿と同様にスリットガ
ラス198上を搬送され、画像が読み取られる。読取り
ローラ対2201,2203の回転は挿入された原稿の
先端がレジストセンサSE2で検出されてから一定時間
経過すると開始される。
【0039】(両面原稿モード)原稿トレイ2101か
ら給紙された両面原稿は、前述のように、読取りローラ
対2201,2203にてスリットガラス198上を搬
送され、第1面の画像読取りが行われる。このとき、切
換え爪2301が図2に実線で示す位置よりも時計回り
方向に若干回動した位置にセットされる。従って、第1
面画像読取りが行われた原稿は、切換え爪2301の傾
斜面でガイドされつつ循環反転ローラ対2302へ搬送
される。原稿の後端が逆流防止用樹脂フィルム2304
を抜けると、反転ローラ対2302が逆転駆動され、原
稿は前後が反転された状態で循環搬送路2310へ送り
込まれる。その後、原稿は表裏を反転されて第1読取り
ローラ対2201へ向かって搬送され、その先端が回転
を停止されている第1読取りローラ対2201のニップ
部に当接し、適量湾曲したときに反転ローラ対2302
の回転が停止される。これにて原稿先端の整合性が整え
られ、斜行が補正される。
【0040】その後、読取りローラ対2201,220
3が回転駆動され、原稿は第2面を下方に向けてスリッ
トガラス198上を搬送され、第2面の画像読取りが行
われる。このとき、切換え爪2301は図2中実線位置
へ復帰しており、切換え爪2401が図2に実線で示す
位置よりも時計回り方向に若干回動した位置にセットさ
れる。従って、第2面画像読取りが行われた原稿は切換
え爪2301の下面及び切換え爪2401の上面でガイ
ドされつつ排紙反転ローラ対2402へ搬送される。原
稿の後端が逆流防止用樹脂フィルム2403を抜ける
と、排紙反転ローラ対2402が逆転駆動され、原稿は
表裏/前後を反転された状態で、逆流防止用樹脂フィル
ム2403にガイドされて排紙ローラ対2501によっ
て排紙トレイ2502上に排出される。このとき、原稿
は第1面が下方を向けて排出され、ページ順を揃えられ
る。この両面原稿モード実行時において、第2面読取り
時には原稿の後端がレジストセンサSE2で検出される
と、次の原稿の給紙が開始される。
【0041】(駆動系)以上の動作を行うため、図5に
示すように、給紙ローラ2103、中間搬送ローラ対2
105及び循環反転ローラ対2302は正逆回転可能な
給紙モータM1によって駆動される。給紙ローラ210
3はベルト2181によってクラッチCL1を介して回
転駆動される。ピックアップローラ2102は給紙ロー
ラ2103を介して回転力を伝達される。原稿が読取り
ローラ対2201,2203によって搬送されるとき、
クラッチCL1はオフされ、ピックアップローラ210
2及び給紙ローラ2103は原稿に引っ張られて従動回
転する。この従動抵抗を軽減するため、ローラ210
2,2103にはワンウエイクラッチが装着されてい
る。中間搬送ローラ対2105はクラッチCL1を経由
せずベルト2184、ギヤ2186,2187を介して
回転駆動される。循環反転ローラ対2302はベルト2
384を介して回転駆動される。中間搬送ローラ対21
05が原稿を第1読取りローラ対2201に向かって搬
送する方向に回転駆動されるとき、循環反転ローラ対2
302は原稿を左上方に搬送する方向に回転駆動され
る。
【0042】読取りローラ対2201,2203は搬送
モータM2によってベルト2283を介して回転駆動さ
れる。
【0043】排紙反転ローラ対2402、排紙ローラ対
2501は正逆回転可能な排紙モータM3によってベル
ト2484を介して回転駆動される。排紙反転ローラ対
2402が原稿を右下方に搬送する方向に回転駆動され
るとき、排紙ローラ対2501は原稿をトレイ2502
上へ排出する方向に回転駆動される。
【0044】原稿搬送装置20は前述の片面原稿モード
及び両面原稿モードをオペレータの選択に基づいて実行
する。複数枚の原稿がトレイ2101上にセットされた
ときは、前述の原稿給紙/搬送を1枚ずつ行い、オペレ
ータによって設定された置数(コピー部数)が複数の時
は、読取り光学系11で1回読み取られた画像データを
メモリで記憶し、置数分に応じたコピー処理を行う。
【0045】(原稿サイズの検出)原稿搬送装置20を
使用して複写機本体10で様々なコピー処理を有効、迅
速に行うため、原稿サイズを検出する必要がある。ま
ず、原稿トレイ2101上で、原稿の長さサイズを複数
種類に検出する。そのため、トレイ2101の後端部分
にセンサSE11,SE12が設置されている。このセ
ンサSE11,SE12によって原稿の長さを3種類に
分類することができる。
【0046】さらに、給紙ローラ2103の直後に、幅
サイズ基準センサSE6及び幅サイズセンサSE7を設
けた。図6に示すように、原稿は片側を基準線Rに合わ
せて矢印d方向に搬送される。センサSE6は基準線R
側に設置され、どのサイズの原稿であっても検出可能と
されている。センサSE7はセンサSE6の反対側に設
置されている。センサSE6,SE7は透過型の光学式
センサであり、センサSE6は原稿と干渉するレバー2
129を有し、センサSE7は原稿と干渉するレバー2
131〜2135をそれぞれ独立して回動自在な状態で
有している。これらのレバー2129,2131〜21
35は原稿搬送方向dと直交する方向に一直線上に並べ
られ、自重によって原稿通路中に進入しており、矢印d
方向に搬送される原稿の先端によって同じタイミングで
動作する。レバー2131〜2135は定型サイズの原
稿の幅サイズに応じてサイズ2,3,4,5,6に対応
するもので、最小幅のサイズ1はセンサSE6のレバー
2129のみを動作させる。レバー2129,2131
〜2135は、図7に示すように、遮光片2129a,
2131a〜2135aを有し、それぞれの遮光角度は
A〜Fであり、A=Fであると共に、F<E<D<C<
Bの関係に設定されている。従って、1枚の原稿がセン
サSE6,SE7を通過したとき、センサSE6,SE
7の検出信号は図8に示すタイミングで発生される。こ
れらの信号の有無及びタイム差T1,T2,T3,T4をモ
ニタすることによって原稿の幅サイズを判別することが
できる。
【0047】この実施形態では、通紙基準線Rより遠い
レバー2135から近い方へと遅いタイミングでサイズ
検出信号を発するように構成している。これは原稿の斜
行によって基準線Rとは反対側の原稿先端が遅れてセン
サSE7で検出されたときでも、図8に示した判別ロジ
ックを適用可能とするためである。ちなみに、小サイズ
検出用のレバー2131から順次検出すると、前記同様
の斜行が発生した場合、大きな幅サイズであるにも拘ら
ずレバー2131が先に動作し、小さな幅サイズとして
誤検出される可能性がある。
【0048】なお、センサSE6は必ずしも必要ではな
く、何らかの基準信号で代用することができる。また、
原稿の長さは、前記センサSE11,SE12以外で
も、搬送途中でセンサ(例えば、センサSE6,SE
2)とカウンタとの組み合わせで検出することもでき
る。
【0049】ところで、原稿サイズは複写機本体10で
の種々のモードでのコピー処理を迅速に制御するため、
できるだけ早く確定することが好ましい。原稿サイズは
トレイ2101上で検出することが最も早い。しかし、
種々のサイズの原稿が混載されているとき、それらをト
レイ2101上で検出することはできない。従って、セ
ンサSE6,SE7を給紙ローラ2103の直後に設け
ることが、最も早いタイミングで次にコピー処理される
原稿のサイズを検出できることになる。同一サイズの原
稿がトレイ2101上にセットされている場合、1枚目
の原稿の給紙動作開始直後にサイズを確定できる。異サ
イズ混載の場合には、各原稿の後端がセンサSE6,S
E7を通過した時点でサイズを確定できる。そのため、
複写機本体10でコピーシートの給紙を開始するまでの
待ち時間を最短にでき、ファーストコピー時間を短くし
たり、コピー生産性を高めることができる。
【0050】さらに、複写機本体10で画像データをメ
モリしておき、コピーシートのソーティング、あるいは
前記2in1モード、4in1モード等の処理を行う場
合、画像データを加工したりするために処理できる画像
枚数はメモリ容量に依存する。しかし、メモリは高価で
あるため、十分に余裕のあるメモリを搭載できない場合
が多い。従って、原稿画像の読取り前に原稿サイズを判
別することで、コピー生産性を落とさずに、必要最小限
のメモリ容量で画像データの処理が可能となる。
【0051】但し、異サイズ混載時には、センサSE
6,SE7を原稿の後端が通過するまで、原稿サイズを
確定できず、原稿サイズが確定する前に該原稿の画像読
取りが開始される。従って、APSモードを選択した場
合、従来であれば、常に原稿1枚について最大サイズの
画像データに必要なメモリ容量を確保する必要があっ
た。また、原稿サイズ確定後に読取りを開始するのであ
れば、一度原稿を読取り部2200を素通ししてから再
度読取り通紙させるか、センサSE6,SE7と読取り
位置190の間を原稿の最大サイズ以上に設定するかの
いずれかとなる。しかし、これではコピー生産性低下や
装置20の大型化を避けることができない。
【0052】本実施形態の如く、幅サイズセンサSE7
を給紙ローラ2103の直後に設置すれば、少なくとも
幅サイズのみは読取り開始前に確定することができ、そ
の幅サイズの最長サイズとして原稿サイズを仮設定する
ことによって、該原稿の画像データを処理するためのメ
モリ容量を節約し、メモリを効率的に活用できる。従っ
て、搭載されたメモリの容量に関しては、従来よりも処
理できる画像枚数が多くなり、かつ、多彩な画像加工が
可能である。
【0053】(読取り部の構成)ここで、読取り部22
00について詳述する。第1読取りローラ対2201
は、スリットガラス198の直前に位置し、中間搬送ロ
ーラ対2105から搬送されてきた原稿の先端をそのニ
ップ部で受け入れ、原稿先端のレジスト機能を有してい
ることは前述した。
【0054】原稿圧接ガイド板2202はスリットガラ
ス198と一定の間隔、即ち、原稿の厚さより若干大き
い間隔で対向している。このガイド板2202は原稿を
スリットガラス198へガイドすると共に、スリットガ
ラス198上での原稿の浮き上がりを防止する機能を有
している。この機能を確実なものにするには、柔軟で滑
りのよい樹脂フィルムをガイド板2202からスリット
ガラス198に向かって設置してもよい。また、スリッ
トガラス198は複写機本体10上に固定され、ガイド
板2202は原稿搬送装置20に取り付けられている。
従って、読取り部2200で原稿ジャムが発生した場
合、装置20を上方へ持ち上げることで、ガラス198
とガイド板2202とが分離し、ジャム処理が容易にな
る。
【0055】ところで、原稿画像を原稿搬送装置20を
利用して読み取り、品質の高いコピー画像を得るには、
読み取り部2200において、原稿が前記Vmの速度で
搬送されること、原稿が読取り光学系11のピント位置
からずれないように、即ち、スリットガラス198に密
着した状態で搬送されることが必要である。
【0056】前述のように、読取りローラ対2201,
2203は単一の搬送モータM2によってベルト228
3を介して同期して回転駆動される。それにて、ローラ
対2201,2203の搬送速度の同一性を保持すると
共に、ギヤ駆動系では避けられない機械的ガタつき等に
よるローラ対2201,2203の振動が防止される。
このことは、原稿の定速搬送性を確保でき、安定した画
像の読取りが可能であることを意味する。また、読取り
ローラ対2201,2203の駆動を他の搬送系から独
立させることで、他の搬送系の負荷変動によるノイズの
混入を遮断し、ローラ対2201,2203の定速搬送
性が向上することになる。
【0057】読取りローラ対2201,2203の外径
は同じであることが(搬送速度が同速であることが)、
基本であり、最善である。しかし、下流側の第2読取り
ローラ対2203の搬送速度が上流側の第1読取りロー
ラ対2201のそれよりも遅くなると、スリットガラス
198上での原稿にたるみを生じ、原稿が踊ったり画像
面が読取り光学系11のピント位置から外れ、画像の読
取りに悪影響が出る。そのため、第2読取りローラ対2
203の搬送速度≧第1読取りローラ対2201の搬送
速度、という関係を保つことが好ましい。
【0058】また、読取りローラ対2201,2203
は、図5に示すように、一方のローラ2201a,22
03aを駆動し、他方のローラ2201b,2203b
を従動回転させている。従動ローラ2201b,220
3bは駆動ローラ2201a,2203aからギヤ等で
強制的に駆動する方式が原稿に対するスリップ防止に関
して有利であるが、一方でギヤの歯の打撃による負荷変
動が発生し、搬送速度のゆらぎという不具合を生じる。
本実施形態では、定速搬送性を重視して従動ローラ22
01b,2203bを駆動ローラ2201a,2203
aや原稿との摩擦で従動回転させる方式を採用した。
【0059】さらに、駆動ローラ2201a,2203
aは摩擦係数の高いゴム材(例えば、EPDM,PU
R)で形成するが、ゴム硬度は高め(70〜90度程
度)に設定した。従動ローラ2201b,2203bの
圧接力の変動、偏心によって駆動ローラ2201a,2
203aの変形量が変化して周速度が変化するのを防止
するためである。また、このようにゴム硬度を高く設定
することは、ゴムの分子間の結合力が強いため、環境温
度の変化による外径の変化を抑える効果を有し、この点
においても周速度の変化を防止できる。なお、ここでの
周速度の変化は、コピー倍率の誤差となって現れる。一
方、第2読取りローラ対2203の従動ローラ2203
bは、摩擦係数の低い材料(例えば、POM)で形成さ
れている。第1読取りローラ対2201で搬送されてき
た原稿の先端がローラ対2203にそのニップ部よりも
上流側で当接しても原稿が停止することなくスムーズに
ニップ部に導かれるようにするためである。
【0060】原稿のたるみや踊りによる画像読取り精度
の劣化は、スリットガラス198上でのガイドクリアラ
ンスが大きいとき、第1読取りローラ対2201からス
リットガラス198への落差が大きいとき、導入ガイド
板2204からスリットガラス198への突入角度が大
きいとき、スリットガラス198からガイド板199へ
のすくい上げ角度が大きいとき、ガイド板199から出
口ガイド板2205への突入角度が大きいとき、さら
に、第2読取りローラ対2203への突入角度が大きい
ときに発生しやすい。従って、これらの区画を原稿がス
ムーズに通過する形状、構成が必要となる。そして、第
1読取りローラ対2201のみで原稿が搬送されている
ときは、ガイド面との摩擦抵抗で原稿先端がスムーズに
搬送されずに搬送速度が不安定になる傾向がある。これ
を解消するには、圧接ガイド板2202の直後のガイド
クリアランスを若干広げて、搬送抵抗を減少させること
が好ましい。また、スリットガラス198上から各ガイ
ド部分への突入角度をできるだけ小さく設定し、かつ、
読取りローラ対2201,2203間の経路を最短に設
定することが好ましい。
【0061】(読取り部での搬送速度関係)原稿は、前
述のように、第1読取りローラ対2201のニップ部で
先端がレジストされた後、給紙モータM1及び搬送モー
タM2を同期してオンすることで読取り搬送を開始す
る。この読取り搬送時には、中間搬送ローラ対2105
と第1読取りローラ対2201との間に形成された原稿
の湾曲状態を保持することが必要となる。そのため、中
間搬送ローラ対2105の搬送速度≧第1読取りローラ
対2201の搬送速度、という関係に設定する必要があ
る。また、コピー倍率の変更に応じて、読取りローラ対
2201,2203の搬送速度及び中間搬送ローラ対2
105の搬送速度も比例的に変更し、下式(1)を満足
することが必要である。
【0062】 Vn≧Vm=V/M ……(1) M:コピー倍率 V:読取りローラ対の等倍時の搬送速度 Vm:コピー倍率M時の読取りローラ対の搬送速度 Vn:コピー倍率M時の中間搬送ローラ対の搬送速度
【0063】前式(1)を満足することは、読取りロー
ラ対2201,2203のニップ部と他のローラ対のニ
ップ部に噛み込まれた状態で原稿が搬送される場合、ニ
ップ部間で原稿にたるみがなくてテンションが掛かった
状態となった場合に、他の駆動系で発生するノイズ(ク
ラッチのオン、オフ、ローラ2103,2104間から
の原稿後端離脱時の負荷変動等)が読取りローラ対22
01,2203に影響して原稿の定速搬送性を損なうの
を防止する効果を有する。また、このような搬送速度の
関係は、循環反転ローラ対2302と読取りローラ対2
201,2203との関係においても同様である。
【0064】(搬送部材の位置及び速度の関係)本原稿
搬送装置20においては、単位時間当りの原稿読取り量
を多くするため、各搬送部材の位置及び搬送速度を以下
のように設定している(図3参照)。 L1:給紙ローラ2103〜センサSE6間距離 L2:センサSE6〜中間搬送ローラ対2105間距離 L3:中間搬送ローラ対2105〜第1読取りローラ対
2201間距離 L4:第1読取りローラ対2201〜読取り位置190
間距離 L5:読取り位置190〜樹脂フィルム2304間距離 L6:樹脂フィルム2304〜第1読取りローラ対22
01間距離 V01:ピックアップローラ2102、給紙ローラ210
3の搬送速度 V02:中間搬送ローラ対2105のレジスト時搬送速度 V03:中間搬送ローラ対2105の読取り時搬送速度 V04:読取りローラ対2201,2203の搬送速度 V05:循環反転ローラ対2302の読取り時搬送速度 V06:循環反転ローラ対2302の反転時搬送速度 V07:排紙反転ローラ対2402の読取り時搬送速度 V08:排紙反転ローラ対2402の反転時搬送速度 V09:排紙ローラ対2501の読取り時搬送速度 V10:排紙ローラ対2501の排紙時搬送速度 V11:排紙ローラ対2501の搬送速度
【0065】以上の各搬送速度において、下式(2)、
(3)、(4)の関係に設定されている。 V03=V04=V05=V07=V09 ……(2) V01=V02 ……(3) V08=V11 ……(4)
【0066】(片面原稿モード、但し異サイズ混載、か
つAMSモード時は除く)1枚目の原稿は、前述のよう
に、回転を停止している第1読取りローラ対2201で
レジストされた後、搬送モータM2の駆動によって読取
りローラ対2201,2203の速度V04で搬送され、
画像が読み取られる。このとき、給紙モータM1によっ
て中間搬送ローラ対2105が速度V03で回転駆動さ
れ、原稿の先端が排紙ローラ対2501に到達する前に
は排紙モータM3によって排紙ローラ対2501が速度
09で回転駆動される。2枚目の原稿が存在するとき、
1枚目の原稿の後端が読取り位置190を通過した直後
に搬送モータM2及び排紙モータM3がオフされ、1枚
目の原稿はその位置で停止する。2枚目の原稿は、1枚
目の原稿の後端が幅サイズ基準センサSE6を通過する
と、クラッチCL1をオンすると共に、給紙モータM1
の駆動を速度V01に変更することにより、給紙される。
そして、回転を停止している第1読取りローラ対220
1でレジストされる。1枚目の原稿の後端が読取り位置
190を通過してから2枚目の原稿の先端が読取り位置
190へ到達するまでの時間を最小にすることにより、
原稿1枚当りの実質的な読取り時間tは、原稿の長さを
Pとすると、下式(5)で表わされる。 t=(LP+L4)/V04 ……(5)
【0067】距離L4をできるだけ短くすると共に、下
式(7)に極力近付けるように設定することにより、t
=LP/V04に限りなく近付き、高い読取り効率を達成
可能である。 {(L2+L3+L4)/V04}≦{(L1+L2)/V01+L3/V02} ……(7)
【0068】また、コピー倍率が大きくなると、読取り
ローラ対2201,2203の搬送速度も遅くなり、読
取り中の原稿と給紙中の原稿とが重なって前式(7)を
満足しなくなる場合が発生する。しかし、読取り中の原
稿の後端が幅サイズ基準センサSE6を通過してから読
取り位置190へ到達する時間(L2+L3+L4)/V
04は判明するため、ピックアップローラ2102及び給
紙ローラ2103の速度V01、中間搬送ローラ対210
5の速度V02を前式(7)を満足するように遅くした
り、クラッチCL1のオンタイミングを、前式(7)の
左辺と右辺の差分だけ遅くすることによって解決可能で
ある。
【0069】2枚目の原稿の搬送に戻ると、2枚目の原
稿が読取り位置190へ搬送されると同時に1枚目の原
稿は排紙ローラ対2501から排紙トレイ2502上へ
排出され、続いて2枚目の原稿も排紙トレイ2502へ
向けて搬送される。このとき、排紙ローラ対2501の
搬送速度は、1枚目と2枚目の原稿の間隔が距離L4
同じであるため、速度V09に設定される。
【0070】一方、コピー倍率が小さくなると、読取り
ローラ対2201,2203の搬送速度が速くなる。こ
の速くなった速度で排紙ローラ対2501で原稿を排出
すると、排紙トレイ2502上での原稿の整合状態が悪
化する。そのため、原稿に対して排紙ローラ対2501
でのみ搬送力を付与する状態になると、排紙ローラ対2
501の搬送速度をV09より遅いV10に変更する。
【0071】(両面原稿モード、但し、異サイズ混載、
かつAMSモード時は除く)1枚目の原稿は前記片面原
稿モードと同様に第1読取りローラ対2201でレジス
トされた後、第1面の読取り動作が開始される。このと
き、切換え爪2301は図2中実線位置よりも時計回り
方向に若干回転した位置にセットされる。搬送モータM
2は読取りローラ対2201,2203を速度V04で駆
動し、給紙モータM1は中間搬送ローラ対2105を速
度V03、循環反転ローラ対2302を速度V05で駆動す
る。原稿後端が第2読取りローラ対2203を抜ける
と、給紙モータM1は循環反転ローラ対2302をより
速い速度V06で駆動し、搬送モータM2はオフされる。
原稿後端が樹脂フィルム2304を抜けると、給紙モー
タM1の駆動を速度V06を維持したまま逆転に変更す
る。これにて、原稿は前後を反転されて循環搬送路23
10を搬送され、回転を停止している第1読取りローラ
対2201でレジストされる。レジストが終了すると給
紙モータM1はオフされる。なお、循環反転ローラ対2
302を速度V05からV06へ変更するタイミングは、原
稿後端が読取り位置190を通過した時点とし、同時に
搬送モータM2を読取りローラ対2203が速度V06
なるように変更してもよい。
【0072】前記距離L5+L6は極力短くなるように設
定されている。1枚の原稿の両面画像を読み取る際の搬
送時間を最小限に抑えるためである。その後、1枚目の
原稿の第2面の読取りのため、搬送モータM2は読取り
ローラ対2201,2203を速度V04で駆動し、給紙
モータM1は循環反転ローラ対2302を速度V05(但
し、逆転方向)で駆動する。また、切換え爪2301は
図2中実線位置に復帰され、切換え爪2401は実線位
置から時計回り方向に若干回転した位置にセットされ
る。そして、排紙モータM3は排紙反転ローラ対240
2に原稿の先端が到達するまで、排紙反転ローラ対24
02を速度V07で逆転駆動する。第2面の読取りが終了
した原稿は、その後端が読取り位置190を通過した直
後に搬送モータM2及び排紙モータM3がオフされる。
それまでに、反転された原稿の後端が循環反転ローラ対
2302を抜けると、給紙モータM1は正転方向に、か
つ、中間搬送ローラ対2105を速度V02で駆動するよ
うに変更される。さらに、該原稿の後端がレジストセン
サSE2を通過すると、クラッチCL1がオンされる。
これにて、2枚目の原稿の給紙が開始され、1枚目の原
稿の第2面読取り終了から2枚目の原稿の第1面読取り
までのロス時間が短縮される。
【0073】なお、2枚目の原稿の給紙開始タイミング
を、第2面読取り中の先の原稿の後端が第1読取りロー
ラ対2201から距離L2+L3の位置に到達した時点、
換言すれば、第2面読取り動作の開始から時間LP
(L2+L3)/V04が経過した時点に設定すれば、さら
にロス時間が短縮され、片面原稿モードと同様の読取り
効率を得ることができる。
【0074】次に、2枚目の原稿の第1面読取りのため
に搬送モータM2、給紙モータM1が駆動され、同時に
排紙モータM3が排紙反転ローラ対2402を速度V07
で駆動する。排紙モータM3は1枚目の原稿の後端が第
2読取りローラ対2203を抜けた時点で排紙反転ロー
ラ対2402をより速い速度V08に変更する。さらに、
原稿の後端が切換え爪2301を通過すると、切換え爪
2301が実線位置から時計回り方向に若干回転した位
置にセットされる。1枚目の原稿の後端が樹脂フィルム
2403を通過すると、排紙モータM3は正転に切り換
えられ、該原稿を速度V11で回転駆動される排紙ローラ
対2501へ搬送する。該原稿の後端が排紙反転ローラ
対2402を抜けると、排紙モータM3は排紙ローラ対
2501の搬送速度をV10に低下させ、この速度V10
原稿は排紙トレイ2502上に排出される。
【0075】(異サイズ混載モード)異なるサイズの原
稿を含み、オペレータが混載モードを選択すると、原稿
搬送装置20は前記とは異なる動作で原稿を搬送する。
この理由は、原稿トレイ2101上でのセンサSE1
1,SE12による原稿長さの検出は、セットされた原
稿の最長サイズに対してのみ行われ、短いサイズの原稿
はその後端が幅サイズ基準センサSE6を通過した後、
即ち、画像の読取りが開始されてからでなければ判別で
きず、これでは、複写機本体10での画像処理が対応で
きないからである。そのため、APSモード実行時に
は、給紙動作を開始した後、センサSE6,SE7とセ
ンサSE11,SE12の出力の組み合わせで確定する
最大原稿サイズに、複写機本体10の画像データメモリ
の原稿1枚当りの記憶エリアを設定する。レジストセン
サSE2から読取りローラ対2201までの距離L8
予め判明しているため、読取りローラ対2201でのレ
ジスト後の原稿搬送開始から該原稿の後端がレジストセ
ンサSE2を通過するまでの搬送距離(L9とする)を
モニタすれば原稿の長さLPはL8+L9として判明す
る。この原稿長さLPとセンサSE6,SE7の出力に
基づいて判明した真の原稿サイズが前述のように仮定し
た最大サイズよりも小さい場合は、メモリの記憶エリア
の真の原稿サイズに対応する領域のみをレーザ光学ユニ
ット13から出力する。但し、このAPSモード下で
は、非混載モード時と同様のタイミングで2枚目以降の
原稿の給紙が実行される。
【0076】一方、AMSモード実行時には、原稿のセ
ット方向と選択されたコピーシートのセット方向が異な
る場合には、画像処理部12で画像を水平面上で90゜
回転させる必要がある。しかし、原稿搬送装置20は原
稿先端が読取り部2200へ到達した後でなければ真の
原稿サイズを検出できないため、コピー倍率及び読取り
ローラ対2201,2203による読取り搬送速度Vm
が決定できない。そこで、各原稿を最初は画像読取りを
伴うことなく読取り部2200を素通しさせ、センサS
E6,SE7,SE2によって原稿サイズの検出のみ実
行する。素通しさせた原稿は循環反転部2300を経由
して再び読取り部2200を通過させる。片面原稿の場
合は、このとき非画像面がスリットガラス198へ対向
するため、このときも画像の読取りを伴うことなく高速
で素通しさせる。再び循環反転部2300を経由して3
回目に読取り部2200に臨む際、読取りローラ対22
01,2203をコピー倍率に対応した搬送速度Vmに
設定し、画像の読取りを行う。その後、該原稿を排紙ロ
ーラ対2501からトレイ2502へ排出する。
【0077】両面原稿の場合は、原稿が2回目に読取り
部2200に臨む際、読取りローラ対2201,220
3をコピー倍率に対応した搬送速度Vmに設定して第2
面画像の読取りを行う。さらに、循環反転部2300を
経由させて搬送速度Vmで読取り部2200を搬送し
(3回目)、第1面画像の読取りを行い、該原稿を排紙
ローラ対2501からトレイ2502へ排出する。この
場合は、読取り順序が逆転してしまうが、正規の順序
(第1面から第2面)で読取りを行うと、循環反転部2
300及び排紙反転部2400での反転処理がそれぞれ
1回ずつ増加し、読取り効率が大幅に低下することを回
避するためである。そして、画像データメモリで正規の
ページ順に変更すれば、何ら支障は生じない。また、画
像読取り動作を伴わない素通し時に搬送速度を最大に設
定すれば、読取り効率の低下を極力抑えることができ
る。
【0078】(原稿のジャム処理)本原稿搬送装置20
においては、搬送中の原稿がジャムを生じたり、複写機
本体10でのトラブルで装置20の駆動が突然停止され
て原稿が搬送路内に取り残される場合がある。このよう
な場合、原稿をダメージを与えることなく簡単に取り出
せる機構が必要である。また、原稿が搬送路のどの位置
に残されていてもその位置を外部から確認でき、かつ、
原稿を掴みやすいように手を挿入できるように各部分を
開放可能に構成することが必要である。
【0079】本原稿搬送装置20において、搬送経路は
次のように構成されている。(1)給紙ローラ2103
から第1読取りローラ対2201まで、(2)第1読取
りローラ対2201から第2読取りローラ対2203ま
で(読取り部2200)、(3)第2読取りローラ対2
203から循環反転ローラ対2302まで、(4)循環
反転ローラ対2302から第1読取りローラ対2201
まで(循環搬送路2310)、(5)第2読取りローラ
対2203から排紙反転ローラ対2402まで、(6)
排紙反転ローラ対2402から排紙ローラ対2501ま
で、(7)第2読取りローラ対2203から排紙ローラ
対2501まで、(8)手差しトレイ2601から第1
読取りローラ対2201まで。
【0080】図4に示すように、前記(1)の搬送経路
は給紙部カバー2119を支軸2120を中心に回動さ
せることで開放できる。このとき、中間搬送ローラ対2
105が分離される。さらに、ガイド板2306も支軸
2120を中心にカバー2119と一体的に回動するこ
とで循環搬送路2310の一部も開放される。
【0081】読取り部2200は原稿搬送装置20自体
をプラテンガラス111から持ち上げることで開放され
る。このとき、ガイド板2204,2205が下方に揺
動し、それらに設けられている従動ローラ2201b,
2203bが駆動ローラ2201a,2203aとの圧
接を解除する。
【0082】前記(3)の搬送経路は原稿トレイ210
1を上方へ開くことで開放される。同時に、循環反転ロ
ーラ対2302も互いの圧接を解除される。前記
(5)、(6)の搬送経路は原稿トレイ2101を上方
へ開いた後、ガイド板2406を上方へ開くことで開放
される。
【0083】以上の如く、それぞれの搬送経路を開放可
能とすることにより、いずれの箇所で原稿がジャムした
り取り残されたとしても、該原稿を確認でき、その一端
を手で容易に掴むことができる。これにて、原稿をダメ
ージを与えることなく、簡単に引き出すことが可能であ
る。
【0084】(搬送モータの振動抑制)画像の読取り実
行中に搬送モータM2(ステッピングモータ)に振動が
発生すると、読取りローラ対2201,2203にその
振動が伝達され、読取り精度が劣化する。ステッピング
モータは負荷の変動による脱調を防止するため、最大負
荷トルクに適量のマージンを加えて駆動電流を設定して
いる。しかし、低負荷時(特に、低速回転時)はトルク
が余るため、振動や騒音が発生する。
【0085】そこで、本実施形態では、図13に示すよ
うに、搬送モータM2に振動検出器2150を設けて、
発生した振動を検出し、トルクが余っていると判断でき
るときには駆動電流値を低下させてトルクを調整し、振
動や騒音を防止するようにした。このことは、余分な電
流の供給を抑えることにより、消費電力を節約できる効
果も有する。
【0086】振動検出器2150としては、圧電素子、
圧力センサ、歪みゲージ、加速度センサ等を使用でき
る。取付け位置は、モータM2の支持フレーム等振動を
直接検出できる部分とする。検出した振動の大きさに対
応した信号を得るため、フィルタ回路2151,215
4、増幅回路2152,2155、積分回路2153、
F/V変換回路2156によって電圧又はパルスに変換
し、振動レベル及び振動周波数としてCPU3000に
入力する。モータM2の回転数によって発生する振動が
異なるため、モータM2を駆動しているパルス数に基づ
いて振動周波数を検出する、あるいは検出器2150の
信号から振動の周波数を検出するため、これらの回路を
使用する。特に、フィルタ回路2154は不要なノイズ
を取り除き、問題となる周波数信号(数100Hz〜数
10kHz)のみを取り出す。F/V変換回路2156
は取り出した周波数を電圧に変換する。また、積分回路
2153は振動の振幅を電圧に変換する。
【0087】以下の第1表に示すように、周波数帯によ
って振動レベルが異なるため、検出した周波数で振動が
あるレベル以上の大きさになると、モータM2が脱調し
ない範囲で駆動電流値を0.1A単位で下げていく。な
お、振動レベルはVf0<Vf1<Vf2<Vf3の関係に
ある。
【0088】
【表1】
【0089】(搬送モータの励磁制御)搬送モータM2
としてはステッピングモータが使用されるが、ステッピ
ングモータは定速回転中に各相の励磁が切り換わる周期
が一定であるため、共振による振動、騒音が発生する。
共振による振動や騒音はモータ単体や駆動力伝達系等に
よって変化する。そこで、本実施形態では、回転中の1
周期当りの駆動パルス数(励磁切換え回数)を変えず
に、パルス幅(励磁時間)を変化させることによって、
搬送速度は定速を維持して共振点付近の回転数で発生す
る振動や騒音を抑えるようにした。
【0090】具体的には、図9のに示すように、励磁
の切換え周期がtで一定の場合、モータ固有の共振(低
速域共振)やモータ、回路、負荷、イナーシャ等の影響
による共振(中速域共振)が発生する。原稿搬送装置2
0としては共振による振動、騒音が発生する回転数は判
明しているため、その回転数で駆動する場合は、一定の
周期tでの駆動パルス数を一定として全体としての回転
速度を変えることなく、周期tの幅をパルスごとに変化
させた励磁パターン(例えば、,,)で駆動す
る。このような制御によって共振による振動や騒音を抑
えることができる。
【0091】例えば、高速回転では共振は発生しないの
で、励磁パターンで周期tを一定としてモータM2を
駆動する。中速回転では共振は発生するが微小であるた
め、励磁パターン又はのように周期tの変化を簡略
化したパターンで駆動する。さらに、低速回転では大き
な共振が発生するため、励磁パターンのように周期t
を少しずつ変化させて駆動する。
【0092】図10に2相励磁方式のタイムチャート、
図11に1−2相励磁方式のタイムチャートを示す。な
お、以上の説明は1−2相励磁方式で説明したが、W1
−2相励磁方式やマイクロステップ励磁方式でも同じ制
御が可能である。
【0093】さらに、前記以外の制御を用いて共振によ
る振動や騒音の発生を防止できる。例えば、共振点付近
では励磁モードを変更する(2相から1−2相又はW1
−2相)。これにて、搬送速度を変えることなく共振点
から離れたパルスレートに変更して駆動できる。あるい
は、コピー倍率によっては共振点付近で駆動しなければ
ならない場合、共振点から離れた速度(例えば、等倍で
の搬送速度、倍率を2倍にしての搬送速度)で駆動し、
電気的変倍処理によって所望の搬送速度に補正するこ
と、即ち、読み取った画像データを後処理で所望の倍率
に補正することも可能である。
【0094】(制御回路)図12は原稿搬送装置20の
制御回路の概略構成を示す。この制御回路はCPU30
00を中心として構成され、以下に示すセンサ等の信号
が入力され、かつ、モータ、ソレノイド等へ制御信号を
出力する。
【0095】SE1:エンプセンサ。トレイ2101上
に原稿がセットされているか否かを検出する。オフで原
稿検出。 SE2:レジストセンサ。第1読取りローラ対2201
の直前で原稿を検出する。オンで原稿検出。さらに、原
稿長さの検出にも使用される。 SE3:排紙センサ。排紙スイッチバック経路で原稿を
検出する。オンで原稿検出。 SE4:循環反転センサ。循環スイッチバック経路で原
稿を検出する。オンで原稿検出。 SE5:排紙反転センサ。排紙スイッチバック経路で原
稿を検出する。オンで原稿検出。 SE6:幅サイズ基準センサ。給紙された原稿の幅サイ
ズを検出する。オンで原稿検出。 SE7:幅サイズセンサ。給紙された原稿の幅サイズを
検出する。オンで原稿検出。
【0096】SE11:長さサイズセンサ。トレイ21
01上にセットされた原稿の長さを検出する。オンで原
稿検出。 SE12:長さサイズセンサ。トレイ2101上にセッ
トされた原稿の長さを検出する。オンで原稿検出。 SE14:読取りセンサ。読取り部2200で原稿を検
出する。オンで原稿検出。 SE15:上限センサ。トレイ2101上の原稿が給紙
位置まで上昇したか否かを検出する。オンで上昇完了を
検出。 SE16:下限センサ。リフトアップ板2107が下限
(ホームポジション)にセットされているか否かを検出
する。オンでホームポジションを検出。なお、図2では
図示されていない。
【0097】M1:給紙モータ。ローラ2102,21
03、ローラ対2105,2302を駆動する。給紙及
び読取り時の回転方向をCW、循環スイッチバック時の
回転方向をCCWとする。 M2:搬送モータ。ローラ対2201,2203を駆動
する。回転方向はCWである。 M3:排紙モータ。ローラ対2402,2501を駆動
する。排紙スイッチバック時の回転方向をCW、排紙時
の回転方向をCCWとする。 M4:リフトアップモータ。リフトアップ板2107を
昇降させる。下降時の回転方向をCW、上昇時の回転方
向をCCWとする。なお、図2では図示されていない。
【0098】SL1:循環反転ソレノイド。切換え爪2
301を駆動する。オンで切換え爪2301を図2中実
線位置から時計回り方向に回動させる。なお、図2では
図示しない。 SL2:排紙反転ソレノイド。切換え爪2401を駆動
する。オンで切換え爪2401を図2中実線位置から時
計回り方向に回動させる。なお、図2では図示しない。 CL1:給紙クラッチ。給紙ローラ2103への駆動力
を入/切する。オンで駆動力を伝達する。 SO:複写機本体10への送信信号 SI:複写機本体10からの受信信号
【0099】(制御用パラメータ)次に、CPU300
0による原稿搬送装置20の制御で使用される制御用各
種パラメータについて説明する。
【0100】搬送モード:オペレータによって選択され
た動作モードに基づいて設定され、そのデータは複写機
本体10からCPU3000へ送信されてくる。以下の
種類に分けられる。 “01”:片面原稿、高速、APS “02”:片面原稿、高速、AMS “03”:片面原稿、高速、マニュアル “04”:片面原稿、混載、APS “05”:片面原稿、混載、AMS “06”:両面原稿、高速、APS “07”:両面原稿、高速、AMS “08”:両面原稿、高速、マニュアル “09”:両面原稿、混載、APS “10”:両面原稿、混載、AMS
【0101】TMRFA:タイマ値。原稿がセンサSE
6から中間搬送ローラ対2105へ到達する時間。 TMRFB:タイマ値。原稿先端のレジスト時、湾曲部
を形成させる時間。 TMRD:タイマ値。幅サイズ検出時にセンサSE7の
オン、オフを判定するタイミングを決める。 給紙カウンタ:給紙完了枚数をカウントする。
【0102】CNTA:センサSE14のオンエッジか
ら搬送モータM2の駆動パルス数をカウントするカウン
タ。 PLSA:原稿先端が読取り位置190へ到達するまで
の搬送モータM2の駆動パルス数。 PLSB:画像読取りが終了するまでの搬送モータM2
の駆動パルス数。 CNTC:センサSE6のオフエッジから給紙モータM
1の駆動パルス数をカウントするカウンタ。 PLSC:次原稿が給紙可能となるまでの給紙モータM
1の駆動パルス数。 CNTD:センサSE2のオフエッジから搬送モータM
2の駆動パルス数をカウントするカウンタ。 PLSD:センサSE2のオフエッジから原稿後端が第
2読取りローラ対2203を抜けるまでの搬送モータM
2の駆動パルス数。
【0103】CNTE:循環反転時に給紙モータM1の
駆動パルス数をカウントするカウンタ。 PLSE:循環反転時に原稿後端が循環反転ローラ対2
302を抜けるまでの給紙モータM1の駆動パルス数。 CNTG:センサSE4のオンエッジから給紙モータM
1の駆動パルス数をカウントするカウンタ。 PLSG:センサSE4のオンエッジから原稿をスイッ
チバックさせるまでの給紙モータM1の駆動パルス数。 MPLSCNT:搬送モータM2がオンしてからの駆動
パルス数をカウントするカウンタ。 SIZCNT:センサSE2がオフした時点でのMPL
SCNTの値。
【0104】CNTH:原稿後端が読取り位置190へ
到達してから減速するまで排紙モータM3の駆動パルス
数をカウントするカウンタ。 PLSH:排紙モータM3を減速するまでの駆動パルス
数。 PLSI:原稿後端が排紙ローラ対2501を抜けるま
での排紙モータM3の駆動パルス数。 CNTI:センサSE5のオンエッジから排紙モータM
3の駆動パルス数をカウントするカウンタ。 PLSJ:センサSE5のオンエッジから原稿のスイッ
チバックを開始するまでの排紙モータM3の駆動パルス
数。 CNTJ:センサSE5のオフエッジから排紙モータM
3の駆動パルス数をカウントするカウンタ。 PLSK:センサSE5のオフエッジから排紙モータM
3を減速するまでの駆動パルス数。 PLSL:センサSE5のオフエッジから原稿後端が排
紙ローラ対2501を抜けるまでの排紙モータM3の駆
動パルス数。
【0105】搬送モータM2の駆動制御に用いられるパ
ラメータは以下のとおりである。 長さA:センサSE11,SE12で検出された原稿長
さ 長さB:センサSE2で検出された原稿長さ。 Vf:モータM2の振動を電圧に変換した値。 Ih:モータM2による高速搬送時の駆動電流値。 Im:モータM2による中速搬送時の駆動電流値。 Il:モータM2による低速搬送時の駆動電流値。 Ihmin,Immin,Ilmin:モータM2の駆動電流下
限値。 fM:モータM2の振動周波数。 Vf1,Vf2,Vf3:モータM2の振動レベルのしき
い値。
【0106】さらに、各種フラグについて説明する。 読取り開始フラグ:原稿搬送装置20の動作開始を指示
する。複写機本体10からCPU3000へ送信される
動作開始信号に基づく。 動作中フラグ:原稿搬送装置20が動作中であることを
示す。 給紙ウエイトフラグ:給紙動作の禁止を指示する。 Vm固定フラグ:一連の動作中の搬送速度変更の禁止を
指示する。
【0107】読取り中フラグ:原稿画像を読取り動作中
であることを示す。 スキャン禁止フラグ:原稿が読取り部2200を通過中
であっても読取りの禁止を指示する。 第2面フラグ:読取り部2200を原稿が2回目に通過
することを示す。 第3面フラグ:読取り部2200を原稿が3回目に通過
することを示す。 排紙フラグ:原稿を排紙トレイ2502へ排出中である
ことを示す。 スイッチバック中フラグ:原稿をスイッチバック動作中
であることを示す。
【0108】(制御手順)以下、CPU3000による
原稿搬送装置20の制御手順について添付のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0109】図14はCPU3000のメインルーチン
を示す。電源が投入され、プログラムがスタートする
と、まずステップS1で各機器、各種パラメータを初期
状態に戻し、ステップS2で内部タイマをスタートさせ
る。内部タイマは1ルーチンの所要時間を決めるもの
で、ステップS1で所定の値にセットされる。以下のサ
ブルーチンで登場するタイマはこの1ルーチンの長さを
用いてカウントされる。
【0110】次に、ステップS3〜S11の各サブルー
チンを順次コールし、必要な処理を実行する。ステップ
S3〜S11のサブルーチンについては以下に詳述す
る。ステップS12で内部タイマの終了と判定すると、
ステップS2へ戻る。
【0111】図15、図16はステップS3で実行され
るトレイ昇降のサブルーチンを示す。まず、ステップS
21でエンプティセンサSE1のオン、オフを判定し、
オンであれば(トレイ2101上に原稿がセットされて
いなければ)、ステップS22で下限センサSE16の
オン、オフを判定する。センサSE16がオフであれば
(リフトアップ板2107がホームポジションになけれ
ば)、ステップS23でリフトアップモータM4をCW
に設定してオンする。これにてリフトアップ板2107
が下降する。センサSE16がオンであれば(リフトア
ップ板2107がホームポジションへ下降していれ
ば)、ステップS24でモータM4をオフする。
【0112】次に、ステップS25で読取り開始フラグ
が「1」にセットされていることを確認すると、ステッ
プS26で動作中フラグを「1」にセットし、クラッチ
CL1をオンし、給紙ウエイトフラグを「1」にセット
し、搬送モードを設定する。搬送モードは原稿の種類や
コピーモードに応じて前述のように“01”〜“10”
に分類されている。
【0113】次に、ステップS27で動作中フラグが
「1」にセットされていることを確認すると、ステップ
S28でリフトアップモータM4をCCWに設定してオ
ンする。さらに、ステップS29で上限センサSE15
のオン、オフを判定し、オンであれば(原稿上面がピッ
クアップローラ2102に圧接状態であれば)、ステッ
プS30で給紙ウエイトフラグが「1」にセットされて
いるか否かを判定し、「1」にセットされていればステ
ップS31で該フラグを「0」にリセットする。さら
に、ステップS32でリフトアップモータM4をオフ
し、給紙ステートを1にセットする。
【0114】次に、ステップS33、S34で長さサイ
ズセンサSE11、SE12のオン、オフによってトレ
イ2101上の原稿の長さを検出する。センサSE1
1、SE12がオンであれば、ステップS35で長さA
を“1”として格納する。センサSE11がオンでセン
サSE12がオフであれば、ステップS36で長さAを
“2”として格納する。センサSE11がオフであれ
ば、ステップS37で長さAを“3”として格納する。
【0115】図17、図18はステップS4で実行され
る給紙のサブルーチンを示す。まず、ステップS41で
給紙ウエイトフラグが「0」にリセットされていること
を確認のうえ、ステップS42で給紙ステートのカウン
ト値をチェックし、そのカウント値に従って以下の処理
を実行する。給紙ステートが0のときは、ステップS4
3でエンプティセンサSE1のオン(原稿あり)を確認
のうえ、ステップS44で給紙ステートを1にセット
し、クラッチCL1をオンする。
【0116】給紙ステートが1のときは、ステップS4
5で速度VnをREF(給紙速度)とし、給紙モータM
1をCWに設定してオンし、給紙ステートを2にセット
する。これにて、最上層の1枚の原稿が給紙される。給
紙ステートが2のときは、ステップS46で幅サイズ基
準センサSE6のオンエッジを確認すると、ステップS
47でタイマTMRFAをスタートさせ、サイズ検出ス
テートを1にセットし、給紙ステートを3にセットす
る。
【0117】給紙ステートが3のときは、ステップS4
8でタイマTMRFAの終了を確認のうえ、ステップS
49でクラッチCL1をオフし、タイマTMRFAをリ
セットし、給紙ステートを4にセットする。給紙ステー
トが4のときは、ステップS50でレジストセンサSE
2のオンエッジを確認すると、ステップS51でタイマ
TMRFBをスタートさせ、給紙ステートを5にセット
する。
【0118】給紙ステートが5のときは、ステップS5
2でタイマTMRFBの終了を確認のうえ、ステップS
53でタイマTMRFBをリセットし、給紙モータM1
をオフし、給紙ウエイトフラグを「1」にセットし、給
紙カウンタをインクリメントし、給紙ステートを0にリ
セットする。これにて、原稿は先端が第1読取りローラ
対2201のニップ部でレジストされ、適量に湾曲す
る。
【0119】図19、図20、図21はステップS5で
実行されるサイズ検出1のサブルーチンを示す。ここで
は、ステップS61でサイズ検出ステートのカウント値
をチェックし、そのカウント値に従って以下の処理を実
行する。サイズ検出ステートが1のときは(ステップS
47参照)、ステップS62でタイマTMRDをスター
トさせ、サイズ検出ステートを2にセットする。
【0120】サイズ検出ステートが2のときは、ステッ
プS63でタイマTMRDの終了を確認すると、ステッ
プS64で幅サイズセンサSE7のオン、オフを判定す
る。センサSE7がオンであれば、ステップS65でタ
イマTMRDをリセットし、幅を“1”として格納し、
さらにサイズ検出ステートを4にセットする。センサS
E7がオフであれば、ステップS66でタイマTMRD
をリセットしてスタートさせ、サイズ検出ステートを3
にセットする。
【0121】サイズ検出ステートが3のときは、ステッ
プS67でタイマTMRDの終了を確認すると、ステッ
プS68でセンサSE7のオン、オフを判定する。セン
サSE7がオンであれば、ステップS69でタイマTM
RDをリセットし、幅を“2”として格納し、さらにサ
イズ検出ステートを5にセットする。センサSE7がオ
フであれば、ステップS70でタイマTMRDをリセッ
トし、サイズ検出ステートを6にセットする。
【0122】サイズ検出ステートが4のときは、ステッ
プS71、S73で長さAの格納値(ステップS35〜
S37参照)を判定する。長さAが“1”のときは、ス
テップS72で原稿サイズを“01”として格納する。
長さAが“2”のときは、ステップS74で原稿サイズ
を“02”として格納する。長さAが“3”のときはス
テップS75で原稿サイズを“03”として格納する。
その後、ステップS76でサイズ検出ステートを0にリ
セットする。
【0123】サイズ検出ステートが5のときは、ステッ
プS77、S79で長さAの格納値(ステップS35〜
S37参照)を判定する。長さAが“1”のときは、ス
テップS78で原稿サイズを“04”として格納する。
長さAが“2”のときは、ステップS80で原稿サイズ
を“05”として格納する。長さAが“3”のときはス
テップS81で原稿サイズ“06”として格納する。そ
の後、ステップS82でサイズ検出ステートを0にリセ
ットする。
【0124】サイズ検出ステートが6のときは、ステッ
プS83、S85で長さAの格納値(ステップS35〜
S37参照)を判定する。長さAが“1”のときは、ス
テップS84で原稿サイズを“07”として格納する。
長さAが“2”のときは、ステップS86で原稿サイズ
を“08”として格納する。長さAが“3”のときはス
テップS87で原稿サイズを“09”として格納する。
その後、ステップS88でサイズ検出ステートを0にリ
セットする。なお、前述した図6〜図8の説明では、幅
サイズを6種類に分類していたが、ここでは3種類(レ
バーが2個)として説明した。
【0125】図22〜図26はステップS6で実行され
る速度設定のサブルーチンを示す。ここでは、まず、ス
テップS91で給紙カウンタが1にセットされているこ
とを確認すると、ステップS92で搬送モードをチェッ
クし、その値に従って以下の処理を実行する。搬送モー
ドが“01”又は“03”のときは、ステップS93で
Vm固定フラグが「0」にリセットされていることを確
認のうえ、ステップS94で速度VmをV/mにセット
し、Vm固定フラグを「1」にセットする(V:等倍時
の搬送速度、m:複写倍率)。
【0126】搬送モードが“02”のときは、ステップ
S95でVm固定フラグが「0」にリセットされている
ことを確認のうえ、ステップS96でコピー倍率mを
「シート長さ/長さA」にセットし、速度VmをV/m
にセットし、Vm固定フラグを「1」にセットする。搬
送モードが“04”のときは、ステップS97で読取り
中フラグが「0」にリセットされていることを確認のう
え、ステップS98で速度VmをV/mにセットし、V
m固定フラグを「0」にリセットする。
【0127】搬送モードが“05”のときは、ステップ
S99で読取り中フラグが「0」にリセットされている
ことを確認のうえ、ステップS100で第3面フラグが
「0」か否かを判定する。第3面フラグが「0」にリセ
ットされていれば、ステップS101で速度Vmを最高
速Vmaxにセットし、スキャン禁止フラグを「1」に
セットし、Vm固定フラグを「0」にリセットする。さ
らに、ステップS102で第2面フラグが「0」か否か
を判定し、「0」にリセットされていれば、ステップS
103で第2面フラグを「1」にセットし、ソレノイド
SL1をオンする。第2面フラグが「1」にセットされ
ていれば、ステップS104で第2面フラグを「0」に
リセットし、第3面フラグを「1」にセットする。
【0128】一方、前記ステップS100で第3面フラ
グが「1」にセットされていると判定すると、ステップ
S105でコピー倍率mを「シート長さ/長さB」にセ
ットし、速度VmをV/mにセットし、Vm固定フラグ
を「0」にリセットする。さらに、第3面フラグを
「0」にリセットし、スキャン禁止フラグを「0」にリ
セットし、ソレノイドSL1をオフする。
【0129】搬送モードが“06”又は“08”のとき
は、ステップS106で読取り中フラグが「0」にリセ
ットされていることを確認のうえ、ステップS107で
Vm固定フラグが「0」か否かを判定する。該フラグが
「0」にリセットされていれば、ステップS108で速
度VmをV/mにセットし、Vm固定フラグを「1」に
セットする。次に、ステップS109で第2面フラグが
「0」か否かを判定し、「0」にリセットされていれ
ば、ステップS110で第2面フラグを「1」にセット
し、ソレノイドSL1をオンする。第2面フラグが
「1」にセットされていれば、ステップS111で第2
面フラグを「0」にリセットし、ソレノイドLS1をオ
フし、ソレノイドSL2をオンする。
【0130】搬送モードが“07”のときは、ステップ
S112で読取り中フラグが「0」にリセットされてい
ることを確認のうえ、ステップS113でVm固定フラ
グが「0」か否かを判定する。該フラグが「0」にリセ
ットされていれば、ステップS114でコピー倍率mを
「シート長さ/長さA」にセットし、速度VmをV/m
にセットし、Vm固定フラグを「1」にセットする。次
に、ステップS115で第2面フラグが「0」か否かを
判定し、「0」にリセットされていれば、ステップS1
16で第2面フラグを「1」にセットし、ソレノイドS
L1をオンする。第2面フラグが「1」にセットされて
いれば、ステップS117で第2面フラグを「0」にリ
セットし、ソレノイドSL1をオフし、ソレノイドSL
2をオンする。
【0131】搬送モードが“09”のときは、ステップ
S118で読取り中フラグが「0」にリセットされてい
ることを確認のうえ、ステップS119で速度VmをV
/mにセットし、Vm固定フラグを「0」にリセットす
る。次に、ステップS120で第2面フラグが「0」か
否かを判定し、「0」にリセットされていれば、ステッ
プS121で第2面フラグを「1」にセットし、ソレノ
イドSL1をオンする。第2面フラグが「1」にセット
されていれば、ステップS122で第2面フラグを
「0」にリセットし、ソレノイドSL1をオフし、ソレ
ノイドSL2をオンする。
【0132】搬送モードが“10”のときは、ステップ
S123で読取り中フラグが「0」にリセットされてい
ることを確認のうえ、ステップS124で第2面フラグ
が「0」か否かを判定する。該フラグが「0」にリセッ
トされていれば、ステップS125で第3面フラグが
「1」か否かを判定する。第3面フラグが「1」にセッ
トされていれば、及び第2面フラグが「1」にセットさ
れていれば、ステップS126でコピー倍率mを「シー
ト長さ/長さB」にセットし、速度VmをV/mにセッ
トし、Vm固定フラグを「0」にリセットし、スキャン
禁止フラグを「0」にリセットする。次に、ステップS
128で第3面フラグが「1」か否かを判定し、「1」
にリセットされていれば、ステップS129で第3面フ
ラグを「0」にリセットし、ソレノイドSL1をオフす
る。「0」にリセットされていれば、ステップS130
で第2面フラグを「0」にリセットし、第3面フラグを
「1」にセットする。一方、前記ステップS125で第
3面フラグが「0」にリセットされていると判定する
と、ステップS127で速度Vmを最高速Vmaxにセ
ットし、スキャン禁止フラグを「1」にセットし、Vm
固定フラグを「0」にリセットする。さらに、第2面フ
ラグを「1」にセットし、ソレノイドSL1をオンす
る。
【0133】図27、図28はステップS7で実行され
る励磁パターン設定のサブルーチンを示す。なお、以下
の説明で励磁パターン〜とは図9に示したものをい
う。ここでは、まず、ステップS141で搬送モードを
チェックし、その値に従って以下の処理を実行する。搬
送モードが“01”,“02”,“03”又は“04”
のときは、ステップS142で速度Vmをチェックし、
高速であればステップS143で励磁パターンをセッ
トし、中速であればステップS144で励磁パターン
をセットし、低速であればステップS145で励磁パタ
ーンをセットする。
【0134】搬送モードが“05”のときは、ステップ
S146で第3面フラグが「1」か否かを判定し、
「1」にセットされていれば、ステップS147で速度
Vmをチェックする。高速であればステップS148で
励磁パターンをセットし、中速であればステップS1
49で励磁パターンをセットし、低速であればステッ
プS150で励磁パターンをセットする。一方、前記
ステップS146で第3面フラグが「0」にリセットさ
れていると判定すると、ステップS151で励磁パター
ンをセットする。
【0135】搬送モードが“06”,“07”,“0
8”又は“09”のときは、ステップS152で第2面
フラグが「1」か否かを判定し、「1」にセットされて
いれば、前記ステップS147〜S150を処理する。
「0」にリセットされていれば、前記ステップS142
〜S145を処理する。搬送モードが“10”のとき
は、ステップS153で第3面フラグが「1」か否かを
判定し、「1」にセットされていれば、前記ステップS
147〜S150を処理する。「0」にリセットされて
いれば、ステップS154で第2面フラグが「1」か否
かを判定し、「1」にセットされていれば、前記ステッ
プS147〜S150を処理し、「0」にリセットされ
ていれば、前記ステップS151を処理する。
【0136】図29〜図31はステップS8で実行され
る読取りのサブルーチンを示す。ここでは、まず、ステ
ップS161で給紙ウエイトフラグが「1」にセットさ
れていることを確認のうえ、ステップS162で搬送モ
ードをチェックし、その値に従って以下の処理を実行す
る。搬送モードが“01”,“02”,“03”又は
“04”のときは、ステップS163で読取りステート
Aをチェックし、そのカウント値に従って以下の処理を
実行する。
【0137】読取りステートAが0のときは、ステップ
S164で搬送モータM2をオンし、給紙モータM1を
CWに設定してオンし、クラッチCL1をオフする。さ
らに、排紙モータM3をCCWに設定してオンし、排紙
フラグを「1」にセットし、読取りステートAを1にセ
ットする。これにて、原稿が第1読取りローラ対220
1から搬送を開始される。
【0138】読取りステートAが1のときは、ステップ
S165で読取りセンサSE14のオンエッジが確認さ
れると(原稿先端がセンサSE14に到達すると)、ス
テップS166で搬送モータM2のカウンタCNTAを
スタートさせ、読取りステートAを2にセットする。読
取りステートAが2のときは、ステップS167でCN
TAのカウント値がPLSAと一致したか否かを判定
し、YESであれば(原稿先端が読取り位置190へ到
達すると)、ステップS168で読取り開始タイミング
信号VDを発生させ、読取り中フラグを「1」にセット
し、読取りステートAを3にセットする。
【0139】読取りステートAが3のときは、ステップ
S169で幅サイズ基準センサSE6のオフエッジが確
認されると(原稿後端がセンサSE6を通過すると)、
ステップS170で給紙モータM1のカウンタCNTC
をスタートさせ、読取りステートAを4にセットする。
読取りステートAが4のときは、ステップS171でC
NTCのカウント値がPLSCと一致したか否かを判定
し、YESであれば(次原稿の給紙が可能になれば)、
ステップS172で給紙ウエイトフラグを「0」にリセ
ットし、クラッチCL1をオンし、カウンタCNTCを
リセットし、読取りステートAを5にセットする。これ
にて、次の原稿の給紙が開始されることになる。
【0140】読取りステートAが5のときは、ステップ
S173でCNTAのカウント値がPLSBと一致した
か否かを判定し、YESであれば(原稿後端が読取り位
置190を通過すると)、ステップS174で搬送モー
タM2をオフし、読取り中フラグを「0」にリセット
し、カウンタCNTAをリセットする。さらに、給紙カ
ウンタをデクリメントし、排紙モータM3をオフし、読
取りステートAを0にリセットする。
【0141】その後、ステップS175で搬送モードが
“04”であると判定すると、ステップS176でサイ
ズ検出2を処理する。異サイズ混載の場合はレジストセ
ンサSE2を用いて原稿の長さを検出するのである。搬
送モードが“05”のときは、ステップS181で第3
面フラグが「1」か否か、ステップS182で第2面フ
ラグが「1」か否かを判定する。第3面フラグが「1」
にセットされていれば後述するステップS231〜S2
44を処理する。第2面フラグが「1」にセットされて
いれば後述するステップS211〜S221を処理し、
「0」にリセットされていれば(第1面フラグが「1」
にセットされていれば)、後述するステップS191〜
S200を処理する。
【0142】搬送モードが“06”,“07”,“0
8”又は“09”のときは、ステップS183で第2面
フラグが「1」か否かを判定し、「1」にセットされて
いれば後述するステップS271〜S284を処理し、
「0」にリセットされていれば(第1面フラグが「1」
にセットされていれば)、後述するステップS251〜
S267を処理する。
【0143】搬送モードが“10”のときは、ステップ
S184で第3面フラグが「1」か否か、ステップS1
85で第2面フラグが「1」か否かを判定する。第3面
フラグが「1」にセットされていれば後述するステップ
S231からS244を処理する。第2面フラグが
「1」にセットされていれば後述するステップS291
〜S307を処理し、「0」にリセットされていれば
(第1面フラグが「1」にセットされていれば)、後述
するステップS191〜S200を処理する。
【0144】図32は搬送モードが“05”又は“1
0”で、原稿が1回目に読取り部2200を通過すると
きの処理を示す。まず、ステップS191で反転ステー
トAをチェックし、そのカウント値に従って以下の処理
を実行する。反転ステートAが0のときは、ステップS
192で搬送モータM2をオンし、給紙モータM1をC
Wに設定してオンし、ソレノイドSL1をオンする。さ
らに、排紙モータM3をCWに設定してオンし、反転ス
テートAを1にセットする。これにて、原稿が第1読取
りローラ対2201から搬送が開始される。
【0145】反転ステートAが1のときは、ステップS
193でレジストセンサSE2のオフエッジが確認され
ると(原稿後端がセンサSE2を通過すると)、ステッ
プS194で搬送モータM2のカウンタCNTDをスタ
ートさせ、反転ステートAを2にセットする。反転ステ
ートAが2のときは、ステップS195でCNTDのカ
ウント値がPLSDと一致したか否かを判定し、YES
であれば(原稿後端が第2読取りローラ2203を抜け
ると)、ステップS196で搬送モータM2をオフし、
カウンタCNTDをリセットする。さらに、スイッチバ
ック中フラグを「1」にセットし、反転ステートAを3
にセットする。原稿はその後ステップS199でスイッ
チバックされ、かつ、ステップS200でサイズを検出
される。
【0146】反転ステートAが3のときは、ステップS
197でスイッチバック中フラグが「0」にリセットさ
れたことを確認すると、ステップS198で反転ステー
トAを0にリセットする。
【0147】図33は搬送モードが“05”で、原稿が
2回目に読取り部2200を通過するときの処理を示
す。まず、ステップS211で反転ステートBをチェッ
クし、そのカウント値に従って以下の処理を実行する。
反転ステートBが0のときは、ステップS212で搬送
モータM2をオンし、給紙モータM1をCCWに設定し
てオンし、ソレノイドSL1をオンする。さらに、給紙
モータM1のカウンタCNTEをスタートさせ、反転ス
テートBを1にセットする。これにて、循環搬送路23
10にある原稿が第1読取りローラ対2201から搬送
が開始される。
【0148】反転ステートBが1のときは、ステップS
213でCNTEのカウント値がPLSEと一致したか
否かを判定し、YESであれば(原稿後端が反転ローラ
対2302を抜けると)、ステップS214で給紙モー
タM1をオフし、カウンタCNTEをリセットする。さ
らに、給紙モータM1をCWに設定してオンし、反転ス
テートBを2にセットする。
【0149】反転ステートBが2のときは、ステップS
215でレジストセンサSE2のオフエッジが確認され
ると(原稿後端がセンサSE2を通過すると)、ステッ
プS216で搬送モータM2のカウンタCNTDをスタ
ートさせ、反転ステートBを3にセットする。反転ステ
ートBが3のときは、ステップS217でCNTDのカ
ウント値がPLSDと一致したか否かを判定し、YES
であれば(原稿後端が第2読取りローラ2203を抜け
ると)、ステップS218で搬送モータM2をオフし、
カウンタCNTDをリセットする。さらに、スイッチバ
ック中フラグを「1」にセットし、給紙モータM1の速
度VM1を最高速Vmaxにセットし、反転ステートBを
4にセットする。原稿はその後ステップS221でスイ
ッチバックされる。
【0150】反転ステートBが4のときは、ステップS
219でスイッチバック中フラグが「0」にリセットさ
れたことを確認すると、ステップS220で反転ステー
トBを0にリセットする。
【0151】図34、図35は搬送モードが“05”又
は“10”で原稿が3回目に読取り部2200を通過す
るときの処理を示す。まず、ステップS231で読取り
ステートBをチェックし、そのカウント値に従って以下
の処理を実行する。読取りステートBが0のときは、ス
テップS232で搬送モータM2をオンし、給紙モータ
M1をCCWに設定してオンし、ソレノイドSL1をオ
フする。さらに、排紙モータM3をCCWに設定してオ
ンし、給紙モータM1のカウンタCNTEをスタートさ
せる。さらに、排紙フラグを「1」にセットし、読取り
ステートBを1にセットする。これにて、循環搬送路2
310にある原稿が第1読取りローラ対2201から搬
送を開始される。
【0152】読取りステートBが1のときは、ステップ
S233で読取りセンサSE14のオンエッジが確認さ
れると(原稿先端がセンサSE14に到達すると)、ス
テップS234で搬送モータM2のカウンタCNTAを
スタートさせ、読取りステートBを2にセットする。読
取りステートBが2のときは、ステップS235でCN
TAのカウント値がPLSAと一致したか否かを判定
し、YESであれば(原稿先端が読取り位置190へ到
達すると)、ステップS236で読取り開始タイミング
信号VDを発生させ、読取り中フラグを「1」にセット
し、読取りステートBを3にセットする。
【0153】読取りステートBが3のときは、ステップ
S237でCNTEのカウント値がPLSEと一致した
か否かを判定し、YESであれば(原稿後端が循環反転
ローラ対2302を抜けると)、ステップS238で給
紙モータM1をオフし、カウンタCNTEをリセット
し、読取りステートBを4にセットする。読取りステー
トBが4のときは、ステップS239でレジストセンサ
SE2のオフエッジが確認されると(原稿後端がセンサ
SE2を通過すると)、ステップS240で給紙ウエイ
トフラグを「0」にリセットし、給紙カウンタをデクリ
メントし、クラッチCL1をオンし、読取りステートB
を5にセットする。これにて、次の原稿の給紙が可能と
なる。
【0154】読取りステートBが5のときは、ステップ
S241でCNTAのカウント値がPLSBと一致した
か否かを判定し、YESであれば(原稿後端が読取り位
置190を通過すると)、ステップS242で搬送モー
タM2をオフし、読取り中フラグを「0」にリセット
し、カウンタCNTAをリセットする。さらに、排紙モ
ータM3をオフし、読取りステートBを6にセットす
る。
【0155】読取りステートBが6のときは、ステップ
S243で給紙ウエイトフラグが「1」にセットされて
いることを確認のうえ、ステップS244で読取りステ
ートBを0にリセットする。
【0156】図36、図37は搬送モードが“06”,
“07”,“08”又は“09”で原稿が1回目に読取
り部2200を通過するときの処理を示す。まず、ステ
ップS251で読取りステートCをチェックし、そのカ
ウント値に従って以下の処理を実行する。読取りステー
トCが0のときは、ステップS252で搬送モータM2
をオンし、給紙モータM1をCWに設定してオンし、ソ
レノイドSL1をオンする。さらに、排紙モータM3を
CCWに設定してオンし、読取りステートCを1にセッ
トする。これにて、原稿が第1読取りローラ対2201
から搬送を開始される。読取りステートCが1のとき
は、ステップS253で読取りセンサSE14のオンエ
ッジが確認されると(原稿先端がセンサSE14に到達
すると)、ステップS254で搬送モータM2のカウン
タCNTAをスタートさせ、読取りステートCを2にセ
ットする。
【0157】読取りステートCが2のときは、ステップ
S255でCNTAのカウント値がPLSAと一致した
か否かを判定し、YESであれば(原稿先端が読取り位
置190へ到達すると)、ステップS256で読取り開
始タイミング信号VDを発生させ、読取り中フラグを
「1」にセットし、読取りステートCを3にセットす
る。読取りステートCが3のときは、ステップS257
でレジストセンサSE2のオフエッジが確認されると
(原稿後端がセンサSE2を通過すると)、ステップS
258で搬送モータM2のカウンタCNTDをスタート
させ、読取りステートCを4にセットする。
【0158】読取りステートCが4のときは、ステップ
S259でCNTAのカウント値がPLSBと一致した
か否かを判定し、YESであれば(原稿後端が読取り位
置190を通過すると)、ステップS260で読取り中
フラグを「0」にリセットし、カウンタCNTAをリセ
ットし、読取りステートCを5にセットする。読取りス
テートCが5のときは、ステップS261でCNTDの
カウント値がPLSDと一致したか否かを判定し、YE
Sであれば(原稿後端が第2読取りローラ2203を抜
けると)、ステップS262で搬送モータM2をオフ
し、カウンタCNTDをリセットする。さらに、スイッ
チバック中フラグを「1」にセットし、給紙モータM1
の速度VM1を最高速Vmaxにセットし、読取りステー
トCを6にセットする。原稿はその後ステップS265
でスイッチバックされ、かつ、ステップS266で搬送
モードが“09”であると判定すると、ステップS26
7でサイズを検出される。
【0159】読取りステートCが6のときは、ステップ
S263でスイッチバック中フラグが「0」にリセット
されたことを確認すると、ステップS264で読取りス
テートCを0にリセットする。
【0160】図38、図39は搬送モードが“06”,
“07”,“08”又は“09”で、原稿が2回目に読
取り部2200を通過するときの処理を示す。まず、ス
テップS271で読取りステートDをチェックし、その
カウント値に従って以下の処理を実行する。読取りステ
ートDが0のときは、ステップS272で搬送モータM
2をオンし、給紙モータM1をCCWに設定してオン
し、ソレノイドSL1をオフし、ソレノイドSL2をオ
ンする。さらに、排紙モータM3をCWに設定してオン
し、給紙モータM1のカウンタCNTEをスタートさせ
る。さらに、排紙フラグを「1」にセットし、読取りス
テートDを1にセットする。これにて、循環搬送路23
10にある原稿が第1読取りローラ対2201から搬送
を開始される。
【0161】読取りステートDが1のときは、ステップ
S273で読取りセンサSE14のオンエッジが確認さ
れると(原稿先端がセンサSE14に到達すると)、ス
テップS274で搬送モータM2のカウンタCNTAを
スタートさせ、読取りステートDを2にセットする。読
取りステートDが2のときは、ステップS275でCN
TAのカウント値がPLSAと一致したか否かを判定
し、YESであれば(原稿先端が読取り位置190へ到
達すると)、ステップS276で読取り開始タイミング
信号VDを発生させ、読取り中フラグを「1」にセット
し、読取りステートDを3にセットする。
【0162】読取りステートDが3のときは、ステップ
S277でCNTEのカウント値がPLSEと一致した
か否かを判定し、YESであれば(原稿後端が循環反転
ローラ対2302を抜けると)、ステップS278で給
紙モータM1をオフし、カウンタCNTEをリセット
し、読取りステートDを4にセットする。読取りステー
トDが4のときは、ステップS279でレジストセンサ
SE2のオフエッジが確認されると(原稿後端がセンサ
SE2を通過すると)、ステップS280で給紙ウエイ
トフラグを「0」にリセットし、給紙カウンタをデクリ
メントし、クラッチCL1をオンし、読取りステートD
を5にセットする。これにて、次の原稿の給紙が可能と
なる。
【0163】読取りステートDが5のときは、ステップ
S281でCNTAのカウント値がPLSBと一致した
か否かを判定し、YESであれば(原稿後端が読取り位
置190を通過すると)、ステップS282で搬送モー
タM2及び排紙モータM3をオフし、クラッチCL1を
オンする。さらに、読取り中フラグを「0」にリセット
し、カウンタCNTAをリセットし、読取りステートD
を6にセットする。
【0164】読取りステートDが6のときは、ステップ
S283で給紙ウエイトフラグが「1」にセットされて
いることを確認のうえ、ステップS284で読取りステ
ートDをリセットする。
【0165】図40、図41は搬送モードが“10”
で、原稿が2回目に読取り部2200を通過するときの
処理を示す。まず、ステップS291で読取りステート
Eをチェックし、そのカウント値に従って以下の処理を
実行する。読取りステートEが0のときは、ステップS
292で搬送モータM2をオンし、給紙モータM1をC
CWに設定してオンし、ソレノイドSL1をオンする。
さらに、給紙モータM1のカウンタCNTEをスタート
させ、読取りステートEを1にセットする。これにて、
循環搬送路2310にある原稿が第1読取りローラ対2
201から搬送を開始される。
【0166】読取りステートEが1のときは、ステップ
S293で読取りセンサSE14のオンエッジが確認さ
れると(原稿先端がセンサSE14に到達すると)、ス
テップS294で搬送モータM2のカウンタCNTAを
スタートさせ、読取りステートEを2にセットする。読
取りステートEが2のときは、ステップS295でCN
TAのカウント値がPLSAと一致したか否かを判定
し、YESであれば(原稿先端が読取り位置190へ到
達すると)、ステップS296で読取り開始タイミング
信号VDを発生させ、読取り中フラグを「1」にセット
し、読取りステートEを3にセットする。
【0167】読取りステートEが3のときは、ステップ
S297でCNTEのカウント値がPLSEと一致した
か否かを判定し、YESであれば(原稿後端が循環反転
ローラ対2302を抜けると)、ステップS298で給
紙モータM1をオフし、カウンタCNTEをリセットす
る。同時に、ステップS299で給紙モータM1をCW
に設定してオンし、読取りステートEを4にセットす
る。
【0168】読取りステートEが4のときは、ステップ
S300でレジストセンサSE2のオフエッジが確認さ
れると(原稿後端がセンサSE2を通過すると)、ステ
ップS301で搬送モータM2のカウンタCNTDをス
タートさせ、読取りステートEを5にセットする。読取
りステートEが5のときは、ステップS302でCNT
Aのカウント値がPLSBと一致したか否かを判定し、
YESであれば(原稿後端が読取り位置190を通過す
ると)、ステップS303で読取り中フラグを「0」に
リセットし、カウンタCNTAをリセットし、読取りス
テートEを6にセットする。
【0169】読取りステートEが6のときは、ステップ
S304でCNTDのカウント値がPLSDと一致した
か否かを判定し、YESであれば(原稿後端が第2読取
りローラ2203を抜けると)、ステップS305で搬
送モータM2をオフし、カウンタCNTDをリセットす
る。さらに、スイッチバック中フラグを「1」にセット
し、読取りステートEを7にセットする。
【0170】読取りステートEが7のときは、ステップ
S306でスイッチバック中フラグが「0」にリセット
されたことを確認すると、ステップS307で読取りス
テートEを0にリセットする。
【0171】図42はステップS199、S221、S
265で実行されるスイッチバックのサブルーチンを示
す。ここでは、原稿を循環反転部2300を導入して原
稿の表裏/前後を反転させ、第1読取りローラ対220
1でレジストするまでを処理する。
【0172】まず、ステップS311で反転ステートC
のカウント値をチェックし、そのカウント値に従って以
下の処理を実行する。反転ステートCが0のときは、ス
テップS312で循環反転センサSE4のオンエッジが
確認されると(原稿先端がセンサSE4に到達する
と)、ステップS313で給紙モータM1のカウンタC
NTGをスタートさせ、反転ステートCを1にセットす
る。
【0173】反転ステートCが1のときは、ステップS
314でCNTGのカウント値がPLSGと一致したか
否かを判定し、YESであれば(原稿後端が樹脂フィル
ム2304を抜けると)、ステップS315で給紙モー
タM1をオフし、ソレノイドSL1をオフし、カウンタ
CNTGをリセットする。同時に、ステップS316で
給紙モータM1をCCWに設定してオンし、反転ステー
トCを2にセットする。
【0174】反転ステートCが2のときは、ステップS
317でレジストセンサSE2のオンエッジが確認され
ると(原稿先端がセンサSE2に到達すると)、ステッ
プS318でタイマTMRFBをスタートさせ、反転ス
テートCを3にセットする。反転ステートCが3のとき
は、ステップS319でタイマTMRFBの終了を確認
のうえ、ステップS320でタイマTMRFBをリセッ
トし、給紙モータM1をオフし、スイッチバック中フラ
グを「0」にリセットし、反転ステートCを0にリセッ
トする。
【0175】図43、図44はステップS176、S2
00、S267で実行されるサイズ検出2のサブルーチ
ンを示す。ここでは、原稿のサイズをレジストセンサS
E2を用いて検出する。まず、ステップS331でレジ
ストセンサSE2がオフエッジであると判定すると、ス
テップS332でカウンタMPLSCNTのカウント値
をSIZCNTとして格納し、MPLSCNTをリセッ
トする。MPLSCNTは搬送モータM2がオンされて
からその駆動パルス数をカウントしており、センサSE
2がオフエッジとなったときのカウント値SIZCNT
はセンサSE2を通過した原稿の長さに相当する。
【0176】次に、ステップS333でSIZCNTの
値をチェックし、それが所定のサイズに対応する第1及
び第2の値と比較する。SIZCNTが第1の値以下の
場合は、ステップS334で長さBを“1”として格納
し、ステップS335、S337で幅が“1”又は
“2”(ステップS65、S69参照)か否かを判定す
る。幅が“1”のときはステップS336で原稿サイズ
を“01”として格納する。幅が“2”のときはステッ
プS338で原稿サイズを“04”として格納する。幅
が“1”又は“2”でなければステップS339で原稿
サイズを“07”として格納する。
【0177】SIZCNTが第1の値より大きく、か
つ、第2の値以下の場合は、ステップS340で長さB
を“2”として格納し、ステップS341、S343で
幅が“1”又は“2”(ステップS65、S69参照)
か否かを判定する。幅が“1”のときはステップS34
2で原稿サイズを“02”として格納する。幅が“2”
のときはステップS344で原稿サイズを“05”とし
て格納する。幅が“1”又は“2”でなければステップ
S345で原稿サイズを“08”として格納する。
【0178】SIZCNTが第2の値よりも大きい場合
は、ステップS346で長さBを“3”として格納し、
ステップS347、S349で幅が“1”又は“2”
(ステップS65、S69参照)か否かを判定する。幅
が“1”のときはステップS348で原稿サイズを“0
3”として格納する。幅が“2”のときはステップS3
50で原稿サイズを“06”として格納する。幅が
“1”又は“2”でなければステップS351で原稿サ
イズを“09”として格納する。
【0179】図45、図46、図47はステップS9で
実行される振動抑制のサブルーチンを示す。まず、ステ
ップS361で搬送モータM2がオンされていることを
確認のうえ、ステップS362で速度Vmをチェックす
る。速度は、「低速域」、「中速域」、「高速域」の3
種類であり、低速域ではステップS363〜S368を
処理し、中速域ではステップS369〜S374を処理
し、高速域ではステップS375〜S380を処理す
る。
【0180】低速域においては、ステップS363で搬
送モータM2の振動周波数fMをチェックする。振動周
波数fMは100Hzよりも低い、100Hz以上で2
00Hzよりも低い、200Hz以上の3種類に分類さ
れている。そして、各ステップS364,S365,S
366で振動レベルVfが振動レベルのしきい値V
1,Vf2、Vf3よりも大きいと判定すると、ステッ
プS367でモータM2の駆動電流値Ilと最小電流値
Ilminとを比較する。そして、Il≧Ilminのとき、
ステップS368で駆動電流値Ilを一定値iだけ低下
させる。
【0181】中速域及び高速域においても、同様に振動
レベルVfがそれぞれのしきい値よりも大きい場合、駆
動電流値Im、Ihが最小電流値Immin、Ihmin以上
のとき(ステップS373、S379でYES)、駆動
電流値Im、Ihを一定値iだけ低下させる(ステップ
S374、S380)。そして、ステップS381で給
紙モータM2がオフされたことを確認すると、ステップ
S382で各電流値Il、Im、Ihを初期値に設定す
る。
【0182】図48、図49はステップS10で実行さ
れる排紙のサブルーチンを示す。ここでは、原稿を読取
り部2200からストレートに、あるいは排紙反転部2
400を通じて、排紙トレイ2502上に排出する。ま
ず、ステップS391で排紙フラグが「1」にセットさ
れていることを確認のうえ、ステップS392で搬送モ
ードをチェックし、その値に従って以下の処理を実行す
る。
【0183】搬送モードが“01”〜“05”,“1
0”(ストレート排紙)のときは、ステップS393で
排紙ステートAのカウント値をチェックし、そのカウン
ト値に従って以下の処理を実行する。排紙ステートAが
0のときは、ステップS394でレジストセンサSE2
のオフエッジが確認されると(原稿後端がセンサSE2
を通過すると)、ステップS395で排紙モータM3の
カウンタCNTHをスタートさせ、排紙ステートAを1
にセットする。
【0184】排紙ステートAが1のときは、ステップS
396でCNTHのカウント値がPLSHと一致したか
否かを判定し、YESであれば、ステップS397で排
紙モータM3の減速を開始し、排紙ステートAを2にセ
ットする。排紙ステートAが2のときは、ステップS3
98でCNTHのカウント値がPLSIと一致したか否
かを判定し、YESであれば(原稿後端が排紙ローラ対
2501を抜けると)、ステップS399で排紙モータ
M3をオフし、カウンタCNTHをリセットし、排紙フ
ラグを「0」にリセットし、排紙ステートAを0にリセ
ットする。
【0185】一方、搬送モードが“06”〜“09”
(反転排紙)のときは、ステップS400で排紙ステー
トBのカウント値をチェックし、そのカウント値に従っ
て以下の処理を実行する。排紙ステートBが0のとき
は、ステップS401で排紙センサSE5のオンエッジ
が確認されると(原稿先端がセンサSE5に到達する
と)、ステップS402で排紙モータM3のカウンタC
NTIをスタートさせ、排紙ステートBを1にセットす
る。
【0186】排紙ステートBが1のときは、ステップS
403でCNTIのカウント値がPLSJと一致したか
否かを判定し、YESであれば(原稿後端が樹脂フィル
ム2403を抜けると)、ステップS404で排紙モー
タM3をオフし、カウンタCNTIをリセットする。同
時に、ステップS405で排紙モータM3をCCWに設
定してオンし、ソレノイドSL2をオフし、排紙ステー
トBを2にセットする。これにて、原稿は表裏/前後を
反転されて排紙ローラ対2501へ向かって搬送され
る。
【0187】排紙ステートBが2のときは、ステップS
406で排紙反転センサSE3のオフエッジが確認され
ると(原稿後端がセンサSE3を通過すると)、ステッ
プS407で排紙モータM3のカウンタCNTJをスタ
ートさせ、排紙ステートBを3にセットする。排紙ステ
ートBが3のときは、ステップS408でCNTJのカ
ウント値がPLSKと一致したか否かを判定し、YES
であればステップS409で排紙モータM3の減速を開
始し、排紙ステートBを4にセットする。
【0188】排紙ステートBが4のときは、ステップS
410でCNTJのカウント値がPLSLと一致したか
否かを判定し、YESであれば(原稿後端が排紙ローラ
対2501を抜けると)、ステップS411で排紙モー
タM3をオフし、カウンタCNTJをリセットし、排紙
フラグを「0」にリセットし、排紙ステートBを0にリ
セットする。
【0189】図50はステップS11で実行される複写
機本体10のCPUとの通信のサブルーチンを示す。こ
こでは、ステップS421で本体CPUからのデータを
受信し、ステップS422でCPU3000からデータ
を本体CPUへ送信する。
【0190】(他の実施形態)なお、本発明に係る原稿
搬送装置は前記実施形態に限定するものではなく、その
要旨の範囲内で種々に変更することができる。例えば、
読取り部2200における原稿の搬送は、読取り位置1
90の前後に設けた読取りローラ対2201,2203
に代えて、あるいはそれらに加えて、スリットガラス1
98の上面に設けた読取りローラによって行ってもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原稿搬送装置を備えた電子写真複
写機本体を示す概略構成図。
【図2】前記原稿搬送装置を示す内部構成図。
【図3】前記原稿搬送装置の搬送経路長を示す説明図。
【図4】前記原稿搬送装置の開放状態を示す説明図。
【図5】前記原稿搬送装置の搬送駆動系を示す説明図。
【図6】前記原稿搬送装置において原稿の幅サイズ検出
機構を示す平面図。
【図7】前記幅サイズ検出機構の動作説明図。
【図8】前記幅サイズ検出機構の検出タイムチャート
図。
【図9】搬送モータの励磁パターンを示すチャート図。
【図10】2相励磁のタイムチャート図。
【図11】1−2相励磁のタイムチャート図。
【図12】制御回路を示すブロック図。
【図13】搬送モータの制御回路を示すブロック図。
【図14】制御手順のメインルーチンを示すフローチャ
ート図。
【図15】トレイ昇降のサブルーチンを示すフローチャ
ート図。
【図16】トレイ昇降のサブルーチンを示すフローチャ
ート図、図15の続き。
【図17】給紙のサブルーチンを示すフローチャート
図。
【図18】給紙のサブルーチンを示すフローチャート
図、図17の続き。
【図19】サイズ検出1のサブルーチンを示すフローチ
ャート図。
【図20】サイズ検出1のサブルーチンを示すフローチ
ャート図、図19の続き。
【図21】サイズ検出1のサブルーチンを示すフローチ
ャート図、図20の続き。
【図22】速度設定のサブルーチンを示すフローチャー
ト図。
【図23】速度設定のサブルーチンを示すフローチャー
ト図、図22の続き。
【図24】速度設定のサブルーチンを示すフローチャー
ト図、図23の続き。
【図25】速度設定のサブルーチンを示すフローチャー
ト図、図24の続き。
【図26】速度設定のサブルーチンを示すフローチャー
ト図、図25の続き。
【図27】励磁パターン設定のサブルーチンを示すフロ
ーチャート図。
【図28】励磁パターン設定のサブルーチンを示すフロ
ーチャート図、図27の続き。
【図29】読取りのサブルーチンを示すフローチャート
図。
【図30】読取りのサブルーチンを示すフローチャート
図、図29の続き。
【図31】読取りのサブルーチンを示すフローチャート
図、図30の続き。
【図32】読取り部通過第1例のサブルーチンを示すフ
ローチャート図。
【図33】読取り部通過第2例のサブルーチンを示すフ
ローチャート図。
【図34】読取り部通過第3例のサブルーチンを示すフ
ローチャート図。
【図35】読取り部通過第3例のサブルーチンを示すフ
ローチャート図、図34の続き。
【図36】読取り部通過第4例のサブルーチンを示すフ
ローチャート図。
【図37】読取り部通過第4例のサブルーチンを示すフ
ローチャート図、図36の続き。
【図38】読取り部通過第5例のサブルーチンを示すフ
ローチャート図。
【図39】読取り部通過第5例のサブルーチンを示すフ
ローチャート図、図38の続き。
【図40】読取り部通過第6例のサブルーチンを示すフ
ローチャート図。
【図41】読取り部通過第6例のサブルーチンを示すフ
ローチャート図、図40の続き。
【図42】スイッチバックのサブルーチンを示すフロー
チャート図。
【図43】サイズ検出2のサブルーチンを示すフローチ
ャート図。
【図44】サイズ検出2のサブルーチンを示すフローチ
ャート図、図43の続き。
【図45】振動抑制のサブルーチンを示すフローチャー
ト図。
【図46】振動抑制のサブルーチンを示すフローチャー
ト図、図45の続き。
【図47】振動抑制のサブルーチンを示すフローチャー
ト図、図46の続き。
【図48】排紙のサブルーチンを示すフローチャート
図。
【図49】排紙のサブルーチンを示すフローチャート
図、図48の続き。
【図50】本体CPUとの通信のサブルーチンを示すフ
ローチャート図。
【符号の説明】
11…画像読取り光学系 20…原稿搬送装置 2100…給紙部 2200…読取り部 2300…循環反転部 2400…排紙反転部 2500…排紙部 3000…CPU M2…搬送モータ(ステッピングモータ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタックされた複数枚の原稿を1枚ずつ
    ピックアップし、静止状態にある画像読取り装置の画像
    読取り位置上で原稿を定速搬送する原稿搬送装置におい
    て、 前記読取り位置上で原稿を搬送するローラを駆動するス
    テッピングモータと、 前記ステッピングモータの共振点付近及び原稿搬送系の
    中速域での共振点付近のパルスレートを使用する場合
    は、通常の励磁モードとは異なった特別のモードに変更
    する制御手段と、 を備えたことを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記特別モードとは、1周期当りのパル
    ス数を一定に維持し、パルスごとの周期を変化させて共
    振点からずらせることを特徴とする請求項1記載の原稿
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記特別モードとは、励磁モードを変更
    し、所定の搬送速度を変えることなく共振点から離れた
    パルスレートに変更することを特徴とする請求項1記載
    の原稿搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記特別モードとは、パルスレートを共
    振点から離れたレートに変更すると共に、電気変倍処理
    によって所定の搬送速度に補正することを特徴とする請
    求項1記載の原稿搬送装置。
JP23827296A 1996-09-09 1996-09-09 原稿搬送装置 Pending JPH1087107A (ja)

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JP23827296A JPH1087107A (ja) 1996-09-09 1996-09-09 原稿搬送装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9137413B2 (en) 2013-07-11 2015-09-15 Kyocera Document Solutions Inc. Image reading device, image forming apparatus, and image reading method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9137413B2 (en) 2013-07-11 2015-09-15 Kyocera Document Solutions Inc. Image reading device, image forming apparatus, and image reading method

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