JPH1086589A - 起し片付き筆記具 - Google Patents

起し片付き筆記具

Info

Publication number
JPH1086589A
JPH1086589A JP26544596A JP26544596A JPH1086589A JP H1086589 A JPH1086589 A JP H1086589A JP 26544596 A JP26544596 A JP 26544596A JP 26544596 A JP26544596 A JP 26544596A JP H1086589 A JPH1086589 A JP H1086589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
cap
barrel
raised
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26544596A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Takahashi
健次 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP26544596A priority Critical patent/JPH1086589A/ja
Publication of JPH1086589A publication Critical patent/JPH1086589A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】開け片が切れ目線で囲まれている部分に伏せて
取り付けられている缶の上蓋に開口をあける操作を容易
にする起し片を付けた筆記具を提供すること。 【解決手段】筆記具の軸筒10の突出部に、起し片16
を軸筒10に対して平行な伏せ位置と軸筒10に対して
略直角な起立位置とに位置できるように取り付け、スプ
リングで起し片16を伏せ位置及び起立位置に保持でき
るようにする。 【効果】起し片16を起立位置にして、起し片の先端を
缶1の開け片2に掛け、軸筒10の先端を缶の上蓋の切
れ目線で囲まれた部分1a2に当て、軸筒10を立てる
(回動させる)と、缶の上蓋に開口3ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、缶の上蓋に開口
をつくるための起し片を備えた筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の筆記具には、その軸筒にクリップ
が設けられ、このクリップにペーパーナイフが取り付け
られたもの(例えば、実開昭62-80684号公報参照)があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現代においては、ジュ
ース、茶等の飲料は金属製の缶に充填して販売されてい
る。一般のジュース、茶等の飲料を充填した缶1は、図
13に示すように、その上蓋1aの開口をあける箇所を
切れ目線1a1で囲み、開け片2の一方の端部が切れ目
線1a1で囲まれた部分1a2に伏せて取り付けられてあ
る。缶1からジュース、茶等の飲料を取り出す場合に
は、人さし指等の爪の先を開け片2の一方の端2aに掛
けて、伏せられていた開け片2を少々立て、立てた開け
片2を摘んで引っ張ることにより、切れ目線1a1の部
分を切って開口3としている。上記缶1は、硬い爪の人
にとっては、非常に便利なものであるが、軟らかい爪の
人は、その爪を開け片2の端2aを掛けて、切れ目線1
1の部分を切って開口3とすることができない。その
ため、軟らかい爪の人は、硬貨等の薄くて硬い小片を指
先で摘んで、その小片を開け片2の端2aに掛けて、伏
せられていた開け片2を少々立て、立てられた開け片2
を摘んで引っ張ることにより、切れ目線1a1の部分を
切って開口3としているが、薄くて硬い小片が見つから
ない時には、缶1を開けてジュース、茶等の収容物を取
り出すことができない。従来の筆記具には、そのクリッ
プのところにペーパーナイフを設けたものがあるが、そ
のクリップに付けたペーパーナイフでは、それを缶1の
開け片2に掛けて、缶1の蓋板1aに開口3を形成する
ことは容易にできない。この発明の解決しようとする課
題は、従来技術の上記のような欠点をなくすことができ
る起し片付き筆記具を提供すること、換言すると、開け
片が切れ目線で囲まれている部分に伏せて取り付けられ
ている缶の上蓋に開口をあける操作を容易にする起し片
付き筆記具を提供することことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は前記課題を解
決できるもので、この発明の起し片付き筆記具は、筆記
具の軸筒又はキャツプの先端からある程度離れたところ
に、起し片が前記軸筒又はキャップに対して平行な伏せ
位置と前記軸筒又はキャップに対して略直角な起立位置
とに位置できるように取り付けられているものである。
この発明の一つの好適な実施形態のものは、筆記具の軸
筒又はキャップの先端からある程度離れたところに、起
し片が前記軸筒又はキャップに対して平行な伏せ位置と
前記軸筒又はキャップに対して略直角な起立位置とに位
置できるように取り付けられ、起し片が前記軸筒又はキ
ャップに対して平行な位置にあるときにはクリップ片と
しての機能を果たし得るようになっている。この発明の
他の好適な実施形態のものは、筆記具の軸筒又はキャッ
プの先端からある程度離れたところに、クリップ片が弾
性変形可能に取り付けられ、前記クリップ片の上側にお
いて、起し片が前記軸筒又はキャップに対して平行な伏
せ位置と前記軸筒又はキャップに対して略直角な起立位
置とに位置できるように前記軸筒又はキャップに取り付
けられ、起し片に接触するクリップ片の弾性により、起
し片が前記軸筒又はキャップに対して平行な伏せ位置又
は前記軸筒又はキャップに対して略直角な起立位置に保
持されるようになっている。
【0005】この発明の好適な実施形態では、起し片
を、スプリングの押圧力により、筆記具の軸筒又はキャ
ップに対して平行な伏せ位置或いは前記軸筒又はキャッ
プに対して略直角な起立位置に保持し、前記軸筒又はキ
ャップに設けた規制突起により起し片を前記起立位置を
越えて回動しないようにする。また、筆記具の軸筒又は
キャップの上端を開け片の取付部側に傾斜した傾斜面に
すると、前記軸筒又はキャップの上端の傾斜面と缶の上
蓋の開口となる切れ目線で囲まれた部分との接触性がよ
くなる。起し片の長さ、筆記具の軸筒又はキャツプの先
端から離れた起し片の取付位置等は、一般の缶における
上蓋の切れ目線で囲まれた部分と起し片を掛ける開け片
の部分との間の距離等に応じて決める。この発明でいう
筆記具は、ボールペン、シャープペンシル、万年筆等の
通常携帯して使用する筆記道具を意味している。筆記具
の軸筒と一体に形成した横孔、支持部等のある突出部に
起し片、スプリング等を取り付けるようにしてもよい
し、または、筆記具の軸筒と別体に製作した保持体に起
し片、スプリング等を取り付けて起し片付き組立体をつ
くり、この起し片付き組立体を筆記具の軸筒に取り付け
るようにしてもよい。なお、筆記具の軸筒又はキャップ
は、プラスチック製にしてもよいし、金属製にしてもよ
い。また、起し片も、プラスチック製でも、金属製でも
よい。
【0006】
【作用】この出願の発明の起し片付き筆記具は、筆記具
の軸筒又はキャップの先端からある程度離れたところ
に、起し片が前記軸筒又はキャップに対して平行な伏せ
位置と前記軸筒又はキャップに対して略直角な起立位置
とに位置できるように取り付けられているから、前記軸
筒又はキャップの起し片を起立位置にし、起し片の先端
部を缶の開け片に掛け、かつ前記軸筒又はキャップの先
端を缶の上面の切れ目線で囲まれた部分に当て、前記軸
筒又はキャップを立てる(回動させる)と、起し片で開
け片が引き上げられ、前記軸筒又はキャップの先端で缶
の切れ目線で囲まれた部分が押し下げられて、切れ目線
の付いた部分を小さな力で切り、開口とすることができ
る。
【0007】
【実施例】実施例1は、図1〜図8に示され、この出願
の発明を起し片付きボールペンに適用した例である。ボ
ールペンの軸筒10がプラスチックで成形され、突出部
11が軸筒10の先端からある程度離れたところにこれ
と一体に形成され、突出部11に軸筒10の中心線と平
行な横孔12が後向きに開口させて形成され、横孔12
の開口側の両側に軸孔13aのある支持部13が形成さ
れ、かつ横孔12の両側壁12aの開口側の下端に軸筒
10の中心線と平行に係止溝12a1が形成され、ま
た、突出部11の支持部13よりも少々先よりの部分に
規制突起14が形成されている。そして、軸筒10の先
端(上端)はその突出部11側に向けて傾斜する傾斜面
10aになっている。
【0008】スプリング15は、図5に示すように、細
長い金属板を略U字形に曲げて形成され、そのU字形の
一方の辺15aの端よりの部分の外側が平面15a1
なっており、そのU字形の他方の辺15bの端よりの部
分の両側に突片15b1が形成されている。起し片16
は、プラスチック製の細長の硬い板状体で構成され、そ
の基部16aに軸孔16a1が形成され、その先端16
bが軸筒10側に曲がっている。
【0009】軸筒10の突出部11の横孔12に、その
開口からスプリング15を差し込み、かつスプリング1
5の両側の突片15b1を横孔12の両側壁12aの下
端の係止溝12b1に差し込み、必要に応じて、さらに
適宜の固着手段(例えば、接着)で固定し、スプリング
15の一方の端を軸筒10に固定する。なお、図6に示
すように、スプリング15を細長い金属板を略U字形に
曲げ、そのU字形の一方の辺15aの端よりの部分の外
側を平面15a1にし、そのU字形の他方の辺15bの
端よりの部分を内側に曲げて軸孔15cを形成したもの
を使う場合には、軸筒10の突出部11の横孔12に、
スプリング15を差し込み、スプリング15の軸孔15
cと突出部11の横孔12の側壁12aに穿った軸孔と
に軸を通して、スプリング15の一方の辺15bの端部
を軸筒10の突出部11に固定する。スプリング15の
平面15a1上に起し片16の基部16aの端面を当
て、起し片16の基部16aの軸孔16a1及び支持部
13の軸孔13aに金属製の軸(ピン)17を差し込ん
で、起し片16の基部16aを支持部13に回動可能に
取り付ける。
【0010】上記のようにしたから、起し片16をボー
ルペンの軸筒10に平行な伏せ位置にあるようにした場
合には、スプリング15の押圧力によりその伏せ位置に
保持され、起し片16が通常のクリップ片と同じ機能を
発揮する。また、起し片16を軸筒10に略直角な起立
位置にあるようにした場合には、スプリングの押圧力に
よりその起立位置に保持され、かつ規制突起14により
起し片16の起立位置を越えて軸筒10の先端側への回
動が阻止されるようになっている。この起立位置におい
て、後記の起し片16の本来の機能を発揮する。
【0011】缶1からジュース、茶等の収容物を取り出
す場合は、図7に示すように、ボールペンの軸筒10の
伏せ位置にある起し片16を摘んで回動させ、起立位置
に位置させし、起立位置に位置させた起し片16の曲が
った先端部16bを缶1の上蓋1aに付けた開け片2の
一方の端2aの孔2a1に差し込み、かつボールペンの
軸筒10の先端の傾斜面10aを缶1の上蓋1aの切れ
目線1a1で囲まれた部分1a2に当て、それから、図8
に示すように、ボールペンの軸筒10を立てる(回動さ
せる)と、起し片16で開け片2が引き上げられ、軸筒
10の先端の傾斜面で缶1の切れ目線1a1で囲まれた
部分1a2が押し下げられるから、切れ目線1a1の付い
た部分を小さな力で切ることができ、缶1の上蓋に開口
3を容易にあけることができ、缶1内のジュース、茶等
の収容物を容易に取り出すことができる。
【0012】実施例2は、図9〜図11に示され、この
出願の発明を起し片付きのボールペンに適用した例であ
る。実施例2のボールペンの軸筒10の構成、すなわ
ち、突出部11、突出部11の横孔12、軸孔13aの
ある支持部13、横孔12の係止溝、突出部11の規制
突起14及び先端の傾斜面10a等は実施例1と同じで
ある。クリップ片となるスプリング25は、細長い金属
板を略J字形に曲げて形成され、そのJ字形の一方の長
い辺25aの先端部25a1が軸筒10側に曲げられ、
そのJ字形の他方の短い辺25bの端よりの部分の両側
に突片25b1が形成されている。なお、起し片16は
実施例1と略同じ構成になっている。
【0013】軸筒10の突出部11の横孔12に、スプ
リング25を差し込み、スプリング25の両側の突片2
5b1を横孔12の係止溝に差し込み、必要に応じて、
適宜の固着手段(例えば、接着)でスプリング25の短
い辺25bの端を軸筒10の突出部11に固着する。な
お、図6に示すもののように、スプリング25の略J字
形の短い辺25bの端よりの部分を内側に曲げて軸孔を
形成し、スプリング25の軸孔と突出部11の横孔12
の側壁12aに穿った軸孔とに軸を通して、スプリング
25の短い辺25bの端を軸筒10の突出部11に固定
するようにしてもよい。スプリング25の長い辺25a
の上側の面に起し片16の基部16aの端面を当て、起
し片16の基部16aの軸孔及び支持部13の軸孔13
aに金属製の軸(ピン)17を差し込んで、起し片16
の基部16aを支持部13に回動可能に取り付ける。
【0014】実施例2のスプリング25は、常に通常の
クリップと同じ機能を発揮するようになっている。起し
片16はスプリング25よりも長くかつスプリング25
よりも幅広になっている。そのため、起し片16は、軸
筒10と平行な伏せ位置にある場合には、スプリング2
5の押圧力によりその伏せ位置に保持され、スプリング
25からなるクリップ片を覆って、クリップ片の装飾体
としての機能を果たす。また、起し片16を軸筒10に
対して略直角な起立位置にした場合には、スプリング2
5の押圧力によりその起立位置に保持され、かつ起し片
16が規制突起14によりその起立位置を越えて軸筒1
0の先端側への回動が阻止され、この起立位置において
前記した実施例1の起し片16と同じ機能を発揮する。
【0015】実施例3は、図12に示され、起し片付き
組立体をボールペンの軸筒と別体につくり、この起し片
付き組立体30の取付片25にてボールペンの軸筒に取
り付ける例である。実施例3のボールペンの軸筒10に
は、その前端よりの周囲に浅い凹溝10bが形成されて
いる。起し片付き組立体30の保持体31は、軸筒10
と別体に製作され、保持体31は、実施例1及び2の突
出部11と略同じ形状に構成され、横孔32、支持部3
3、規制突起34等を備えており、その保持体13の軸
筒10側には、弾性バンド、一対の挾持片等の取付具3
5が固着されている。保持体31の横孔32に、例え
ば、図6に示すスプリング15を挿入し、保持体31の
横孔32の側壁に穿った軸孔及びスプリング15の軸孔
15cに軸18を通し、スプリング15の一方の辺15
bの端を保持体31に取り付け、スプリング15の平面
15a1上に起し片16の基部の端面を当て、起し片1
6の基部の軸孔及び保持体31の支持部33の軸孔に金
属製の軸(ピン)17を差し込んで、起し片16の基部
を支持部33に回動可能に取り付けて、起し片付き組立
体30を完成する。起し片付き組立体30は、その弾性
バンド、一対の挾持片等の取付具35を拡げて、軸筒1
0の浅い凹溝10bに嵌め、ボールペンの軸筒10に着
脱可能に取り付ける。実施例3ではボールペンの軸筒1
0に浅い凹溝10bを設けたが、体裁を重んじない場合
には、この浅い凹溝10bは省略してもよい。なお、実
施例3のボールペンの軸筒10に取り付けた起し片付き
組立体30は、その起し片16を軸筒10に対して略直
角な起立位置にした場合には、スプリング15の押圧力
によりその起立位置に保持され、かつ起し片16が規制
突起34によりその起立位置を越えて軸筒10の先端側
への回動が阻止され、この起立位置において前記した実
施例1の起し片16と同じ機能を発揮する。
【0016】
【発明の効果】この発明は、特許請求の範囲の欄の請求
項に記載した構成を備えることにより、次の(イ)〜
(ホ)の効果を奏する。 (イ)請求項1記載の起し片付き筆記具は、筆記具の軸
筒又はキャップの先端からある程度離れたところに、起
し片が前記軸筒又はキャップに対して平行な伏せ位置と
前記軸筒又はキャップに対して略直角な起立位置とに位
置できるように取り付けられているから、前記軸筒又は
キャップの起し片を起立位置に位置させ、起し片の先端
を缶の開け片に掛け、かつ前記軸筒又はキャップの先端
部を缶の上蓋の切れ目線で囲まれた部分に当て、前記軸
筒又はキャップを立てる(回動させる)と、起し片が開
け片を引き上げ、前記軸筒又はキャップの先端部が缶の
切れ目線で囲まれた部分を押し下げ、切れ目線の付いた
部分を小さな力で切ることができ、缶の上蓋に開口を容
易に形成することができる。 (ロ)請求項2記載の起し片付き筆記具は、筆記具の軸
筒又はキャップに先端からある程度離れたところに、起
し片が前記軸筒又はキャップに対して平行な伏せ位置と
前記軸筒又はキャップに対して略直角な起立位置とに位
置できるように取り付けられ、前記軸筒又はキャップに
対して平行な伏せ位置にあるときの起し片がクリップ片
としての機能を果たし得るようになっているから、上記
(イ)の効果の他に、筆記具に起し片を設けても筆記具
の構成の複雑化を避けることができるという効果を奏す
る。
【0017】(ハ)請求項3記載の起し片付き筆記具
は、筆記具の軸筒又はキャップに先端からある程度離れ
たところに、クリップ片が弾性変形可能に取り付けら
れ、かつ前記クリップ片の上側に、起し片が前記軸筒又
はキャップに対して平行な伏せ位置と前記軸筒又はキャ
ップに対して略直角な起立位置とに位置できるように取
り付けられ、起し片に接触するクリップ片の弾性によ
り、起し片が前記軸筒又はキャップに対して平行な伏せ
位置或いは前記軸筒又はキャップに対して略直角な起立
位置に保持されるようになっているから、前記軸筒又は
キャップに対して平行な伏せ位置にある起し片はクリッ
プ片を覆い、クリップ片の装飾体としての機能を発揮
し、かつ、起し片を前記軸筒又はキャップに対して略直
角な起立位置にすると、上記(イ)及び(ロ)と同様の
効果を奏する。 (ニ)請求項4記載に記載されているように、起し片
を、スプリングの押圧力により、筆記具の軸筒又はキャ
ップに対して平行な伏せ位置或いは前記軸筒又はキャッ
プに対して略直角な起立位置に保持し、起し片を前記軸
筒又はキャップに設けた規制突起によりその起立位置を
越えて回動しないようにすると、使わないときに起し片
が移動したり、使うときに起し片が移動し過ぎたりする
ことがなく、起し片の位置決め手段の構成を簡素化する
ことができる。 (ホ)請求項5記載に記載されているように、筆記具の
軸筒又はキャップの上端部を起し片の取付部側に傾斜し
た傾斜面とすると、缶の上蓋に開口を開ける際の前記軸
筒又はキャップの先端部と缶の上蓋の切れ目線で囲まれ
た部分との接触面積が大きくなり、切れ目線で囲まれた
部分を均等に押し下げることができ、前記軸筒又はキャ
ップに取り付けた起し片による開口操作が容易になり、
切れ目線を小さな力で容易にきることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明を具体化した実施例1の起し片
付き筆記具の概略的な側面図
【図2】実施例1の起し片付き筆記具の要部の拡大平面
【図3】実施例1の起し片を立てた状態にした起し片付
き筆記具の要部の拡大側面図
【図4】図2に示す筆記具の要部をそのA−A線で断面
し矢印方向にみた拡大正面図
【図5】実施例1の起し片付き筆記具に使うU字形のス
プリングの斜視図
【図6】実施例1の起し片付き筆記具に使う他のU字形
のスプリングの斜視図
【図7】実施例の筆記具の起し片の先を缶の開け片の孔
に差し込んだ状態の斜視図
【図8】実施例の筆記具の起し片を使って缶の上蓋に開
口を開けた状態の斜視図
【図9】この出願の発明を具体化した実施例2の起し片
付き筆記具の概略的な側面図
【図10】実施例2の起し片を伏せた状態にした起し片
付き筆記具の要部の拡大平面図
【図11】実施例2の起し片を起立させた状態にした筆
記具の要部の拡大側面図
【図12】実施例3の起し片を伏せた状態にした起し片
付き筆記具の要部の側面図
【図13】従来の上蓋に開口部用の切れ目線が付けら
れ、開け片が切れ目線で囲まれた部分に伏せて取り付け
られている缶の斜視図
【符号の説明】
1 缶 1a 上蓋 1a1 切れ目線 1a2 切れ目線で囲まれた部分 2 開け片 2a 一方の端 2a1 孔 3 開口 10 軸筒 10a 傾斜面 10b 浅い凹溝 11 突出部 12 横孔 12a1 係止溝 13 支持部 13a 軸孔 14 規制部 15 スプリング 15b1 突片 15c 軸孔 16 起し片 16a 基部 16a1 軸孔 17 軸 18 軸 25 スプリング 25b1 突片 30 起し片付き組立体 31 保持体 32 横孔 33 支持部 34 規制部 35 取付具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筆記具の軸筒又はキャツプの先端からある
    程度離れたところに、起し片が前記軸筒又はキャップに
    対して平行な伏せ位置と前記軸筒又はキャップに対して
    略直角な起立位置とに位置できるように取り付けられて
    いることを特徴とする起し片付き筆記具。
  2. 【請求項2】筆記具の軸筒又はキャップの先端からある
    程度離れたところに、起し片が前記軸筒又はキャップに
    対して平行な伏せ位置と前記軸筒又はキャップに対して
    略直角な起立位置とに位置できるように取り付けられ、
    起し片が前記軸筒又はキャップに対して平行な位置にあ
    るときにはクリップ片としての機能を果たし得るように
    なっていることを特徴とする起し片付き筆記具。
  3. 【請求項3】筆記具の軸筒又はキャップの先端からある
    程度離れたところに、クリップ片が弾性変形可能に取り
    付けられ、前記クリップ片の上側において、起し片が前
    記軸筒又はキャップに対して平行な伏せ位置と前記軸筒
    又はキャップに対して略直角な起立位置とに位置できる
    ように前記軸筒又はキャップに取り付けられ、起し片に
    接触するクリップ片の弾性により、起し片が前記軸筒又
    はキャップに対して平行な伏せ位置又は前記軸筒又はキ
    ャップに対して略直角な起立位置に保持されるようにな
    っていることを特徴とする起し片付き筆記具。
  4. 【請求項4】起し片が、スプリングの押圧力により、筆
    記具の軸筒又はキャップに対して平行な伏せ位置或いは
    前記軸筒又はキャップに対して略直角な起立位置に保持
    され、前記軸筒又はキャップに設けた規制突起により起
    し片が前記起立位置を越えて回動しないようになってい
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項記載の
    起し片付き筆記具。
  5. 【請求項5】筆記具の軸筒又はキャップの先端が起し片
    の取付部側に傾斜した傾斜面になっていることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかの項記載の起し片付き筆記
    具。
JP26544596A 1996-09-16 1996-09-16 起し片付き筆記具 Pending JPH1086589A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26544596A JPH1086589A (ja) 1996-09-16 1996-09-16 起し片付き筆記具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26544596A JPH1086589A (ja) 1996-09-16 1996-09-16 起し片付き筆記具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1086589A true JPH1086589A (ja) 1998-04-07

Family

ID=17417261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26544596A Pending JPH1086589A (ja) 1996-09-16 1996-09-16 起し片付き筆記具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1086589A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011212900A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Zebra Pen Corp 筆記具のクリップ構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011212900A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Zebra Pen Corp 筆記具のクリップ構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USD467970S1 (en) Writing instrument
US5975476A (en) Eyeglass holder to be secured to a visor
US4037975A (en) Writing instrument
US4891961A (en) Key ring
USD431598S (en) Combination stylus and pen
USD411091S (en) Pocketknife
USD386526S (en) Holder for a rubber eraser
USD460111S1 (en) Writing instrument with a cap
US4984379A (en) Pen structure with a flag
USD426699S (en) Toy holder
JPH1086589A (ja) 起し片付き筆記具
USD443643S1 (en) Writing instrument
CN213846741U (zh) 一种移动终端保护壳
USD458635S1 (en) Combination stylus and pen
USD439613S1 (en) Pen with cap
JP3058570U (ja) ロールペーパーホルダー
USD441019S1 (en) Clip for pens
USD458305S1 (en) Ball-point pen
KR950006568Y1 (ko) 메모리 클립용 흡착행거(hanger)
JPS62142571U (ja)
USD463310S1 (en) Pin pencil holder
JPS64807Y2 (ja)
USD473590S1 (en) Writing instrument cap with clip
JPH0328813Y2 (ja)
JP3086326U (ja) ライターケース