JPH1085202A - 聴力測定装置 - Google Patents
聴力測定装置Info
- Publication number
- JPH1085202A JPH1085202A JP27851396A JP27851396A JPH1085202A JP H1085202 A JPH1085202 A JP H1085202A JP 27851396 A JP27851396 A JP 27851396A JP 27851396 A JP27851396 A JP 27851396A JP H1085202 A JPH1085202 A JP H1085202A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- helmet
- noise
- hearing
- soundproof
- microphone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】職場検診において、どんな場所でも聴力測定が
出来るよう、簡易無音環境を備えた防音ヘルメットで行
うことを可能にする。 【解決手段】防音ヘルメット11は防音部材61、6
2、63で構成する。内部が密封されて外部からの雑音
が遮断され、被験者に苦痛を与えることなく測定出来る
よう、空気循環ポンプ15によってヘルメット内の換気
を行う。外界との通話が可能なよう、マイクロホン20
1とスピーカ202が備えられている。騒音レベルの高
い所では、アクティブ騒音制御システム88によってヘ
ルメット内のノイズを消音する。
出来るよう、簡易無音環境を備えた防音ヘルメットで行
うことを可能にする。 【解決手段】防音ヘルメット11は防音部材61、6
2、63で構成する。内部が密封されて外部からの雑音
が遮断され、被験者に苦痛を与えることなく測定出来る
よう、空気循環ポンプ15によってヘルメット内の換気
を行う。外界との通話が可能なよう、マイクロホン20
1とスピーカ202が備えられている。騒音レベルの高
い所では、アクティブ騒音制御システム88によってヘ
ルメット内のノイズを消音する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耳の聴力装置に適用
が可能な簡易無音環境装置、及びその制御方法に関るも
のである。
が可能な簡易無音環境装置、及びその制御方法に関るも
のである。
【0002】
【従来の技術】健康の増進に関する欲求は人類の発生以
来の願望である。近年健康診断、人間ドックを利用する
人は日常のライフスタイルにすっかり定着した。しかし
超多忙な現代人にとって設備の整った施設に定期的に出
かけるのは時間的余裕がない。
来の願望である。近年健康診断、人間ドックを利用する
人は日常のライフスタイルにすっかり定着した。しかし
超多忙な現代人にとって設備の整った施設に定期的に出
かけるのは時間的余裕がない。
【0003】人が働いている環境は様々である。何もオ
フィスで働くホワイトカラー族だけではない。商店、配
送運輸、工場、工事現場等色々ある。健康診断のために
バスを改造した職場検診車が広く用いられてきた。これ
は消化器を中心とした内科の診断が主体であり、威力を
発揮して来た。
フィスで働くホワイトカラー族だけではない。商店、配
送運輸、工場、工事現場等色々ある。健康診断のために
バスを改造した職場検診車が広く用いられてきた。これ
は消化器を中心とした内科の診断が主体であり、威力を
発揮して来た。
【0004】高齢化が進む中で、耳鼻科の検診が時代の
要請でもある。耳鼻科の歴史は以外に新しく、たかだか
100年程度である。耳の聴力機能の測定に簡易なオー
ジオメータが開発されたが、これを使用する完璧な無音
室を備えるは難しい。
要請でもある。耳鼻科の歴史は以外に新しく、たかだか
100年程度である。耳の聴力機能の測定に簡易なオー
ジオメータが開発されたが、これを使用する完璧な無音
室を備えるは難しい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
鑑み、なされたものでありいつでも、どこでもオージオ
メータさえ揃っていれば、どんな環境下でも、街中で
も、工事現場でも聴力測定可能な簡易無音室としての防
音ヘルメットを提供することを目的とする。
鑑み、なされたものでありいつでも、どこでもオージオ
メータさえ揃っていれば、どんな環境下でも、街中で
も、工事現場でも聴力測定可能な簡易無音室としての防
音ヘルメットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の防音ヘルメットは以下の構成を備えてい
る。即ちヘルメットを被験者が装着した際、騒音の混入
を防ぐので密封されているため、呼吸を確保するために
低ノイズエアポンプを備えた事と前記、防音を完全にす
るために被験者にマフラを装着させて、防音ヘルメット
の部材とマジックテープ等の手段を用いて密封する手段
を備える。
め、本発明の防音ヘルメットは以下の構成を備えてい
る。即ちヘルメットを被験者が装着した際、騒音の混入
を防ぐので密封されているため、呼吸を確保するために
低ノイズエアポンプを備えた事と前記、防音を完全にす
るために被験者にマフラを装着させて、防音ヘルメット
の部材とマジックテープ等の手段を用いて密封する手段
を備える。
【0007】また、好ましくは防音ヘルメットが完全に
外界と遮断して、無音環境を1時的に作る故、人体の上
部と密着させるためオージオメータの受話器をつけたま
ま装着が頬しくなる欠点がある。そこで防音ヘルメット
に受話器をあらかじめ内蔵すれば、この欠点が改善出来
る。
外界と遮断して、無音環境を1時的に作る故、人体の上
部と密着させるためオージオメータの受話器をつけたま
ま装着が頬しくなる欠点がある。そこで防音ヘルメット
に受話器をあらかじめ内蔵すれば、この欠点が改善出来
る。
【0008】また、好ましくはどんな高いレベルの騒音
下でも測定可能なように、騒音の混入を機械的に防ぐの
ではなく、騒音を打ち消すアクテブ騒音制御システムを
備えればさらに本目的の適用が容易になる。
下でも測定可能なように、騒音の混入を機械的に防ぐの
ではなく、騒音を打ち消すアクテブ騒音制御システムを
備えればさらに本目的の適用が容易になる。
【0009】また、好ましくは、オージオメータにアク
テイブ騒音制御システムを備えて、高騒音下においては
外部騒音をモニターして、自動的に騒音制御システムを
動作させる様にすればさらに使い勝手は良くなるし、測
定精度は向上する。
テイブ騒音制御システムを備えて、高騒音下においては
外部騒音をモニターして、自動的に騒音制御システムを
動作させる様にすればさらに使い勝手は良くなるし、測
定精度は向上する。
【0010】また、好ましくは、アクティブ騒音制御シ
ステムは市販のAD変換器、DA変換器内蔵のワンチッ
プマイコンとディジタルフィルタ用のDSPの2チップ
で構成すれば安価で実装スペースも小さくてすむ。
ステムは市販のAD変換器、DA変換器内蔵のワンチッ
プマイコンとディジタルフィルタ用のDSPの2チップ
で構成すれば安価で実装スペースも小さくてすむ。
【0011】また、好ましくは、ASICマイコンを用
いてDSPをコアに、アクティブ騒音制御システムの構
成に必要な周辺チップを1チップにまとめた方がさらに
小さく、かつ安価になる。
いてDSPをコアに、アクティブ騒音制御システムの構
成に必要な周辺チップを1チップにまとめた方がさらに
小さく、かつ安価になる。
【0012】
【作用】上記のように構成された簡易聴力測定装置は、
ヘルメットの形状をしており、どんな騒音下の場所でも
職場検診が可能で、勤労者の健康管理に多大の効力を発
揮する。
ヘルメットの形状をしており、どんな騒音下の場所でも
職場検診が可能で、勤労者の健康管理に多大の効力を発
揮する。
【0013】そして、ヘルメットをただ被るだけである
から、簡便であって仕事の合間に僅かな時間を費やすだ
けで聴力の検診ができる。
から、簡便であって仕事の合間に僅かな時間を費やすだ
けで聴力の検診ができる。
【0014】また、聴力の検診は工事現場、工場、店
舗、さらに音楽を高いレベルで常時流している店とか、
遊技場のような場所で働く人にとって特に必要とされ
る。こんな環境下にいると、本人は気ずかずに難聴にな
っていく。
舗、さらに音楽を高いレベルで常時流している店とか、
遊技場のような場所で働く人にとって特に必要とされ
る。こんな環境下にいると、本人は気ずかずに難聴にな
っていく。
【0015】本発明のように、簡易防音装置をヘルメッ
トで構成して、オージオメータと組み合わせて使用すれ
ば、かつ高レベルの騒音下ではアクテイブ騒音制御シス
テムを動作させれば、どんな所でも場所を選ばずに聴力
の測定が出来る。
トで構成して、オージオメータと組み合わせて使用すれ
ば、かつ高レベルの騒音下ではアクテイブ騒音制御シス
テムを動作させれば、どんな所でも場所を選ばずに聴力
の測定が出来る。
【0016】
【発明の実施の形態】実施形態に付以下、添付図面を参
照して詳細に説明する。
照して詳細に説明する。
【0017】
【第1の実施形態】健康への願望は人類共通の本質的な
欲求である。有史以来人類は長寿を願い、医療の向上を
求めて来た。近年、病気をなおす事から、病気にならな
いこと、即ち予防医学に関心が高まってきた。
欲求である。有史以来人類は長寿を願い、医療の向上を
求めて来た。近年、病気をなおす事から、病気にならな
いこと、即ち予防医学に関心が高まってきた。
【0018】従って、定期的に行われる職場検診は重要
な意味合いをもつ。しかし、人々が働く職場は清潔な最
新形のOA機器で囲まれた、オフィスだけとは限らな
い。店舗、工場現場等、様々にある。現代人は超多忙で
ある。設備の整った検診センター、病院には元気であれ
ばなかなか人は、行かないものである。
な意味合いをもつ。しかし、人々が働く職場は清潔な最
新形のOA機器で囲まれた、オフィスだけとは限らな
い。店舗、工場現場等、様々にある。現代人は超多忙で
ある。設備の整った検診センター、病院には元気であれ
ばなかなか人は、行かないものである。
【0019】仕事のあい間に、少々の時間で、いつでも
どこでも場所を問わず、精度の高い検診データが得られ
れば、これ程目的にかなったものはない。この目的とし
て、職場で健康診断を大量に行うため、大型バスを改造
した検診車が従来より一般的に使われている。しかしX
線撮影を主体としており、聴覚テストに関しては、バス
に無音室を設けることは、難しかった。
どこでも場所を問わず、精度の高い検診データが得られ
れば、これ程目的にかなったものはない。この目的とし
て、職場で健康診断を大量に行うため、大型バスを改造
した検診車が従来より一般的に使われている。しかしX
線撮影を主体としており、聴覚テストに関しては、バス
に無音室を設けることは、難しかった。
【0020】そこで本発明は、簡便にどこでも、どんな
騒音環境下においても聴覚検査が測定出来る、簡易防音
装置を備えた測定装置を提供する。聴力検査法は防音オ
ージオメータ(JIS規格)を用いる。原則として両耳
の気道と骨導閾値を同時に測定する。その際クロスヒア
リングに対するマスキングの配慮が必要である。
騒音環境下においても聴覚検査が測定出来る、簡易防音
装置を備えた測定装置を提供する。聴力検査法は防音オ
ージオメータ(JIS規格)を用いる。原則として両耳
の気道と骨導閾値を同時に測定する。その際クロスヒア
リングに対するマスキングの配慮が必要である。
【0021】図11は、クロスヒアリングとマスキング
について示した。検査音は検査耳のみならず反対耳にも
弱いながら漏れて聞こえる。頭を横切って音が伝わるの
でクロスヒアリングと言う。気道音は50db、骨導音
は約5db弱くなって反対耳に到達する。
について示した。検査音は検査耳のみならず反対耳にも
弱いながら漏れて聞こえる。頭を横切って音が伝わるの
でクロスヒアリングと言う。気道音は50db、骨導音
は約5db弱くなって反対耳に到達する。
【0022】従って、検査音がこの大きさ以上になる
と、非検査耳に漏れて聞こえるのを,じゃまする音を聞
かせる必要が生じる。この操作を、マスキングと言い,
聞かせる音をマスキング音と言う。オージオメータにつ
いては、白色雑音、帯域雑音、ピンク雑音等を用いる。
と、非検査耳に漏れて聞こえるのを,じゃまする音を聞
かせる必要が生じる。この操作を、マスキングと言い,
聞かせる音をマスキング音と言う。オージオメータにつ
いては、白色雑音、帯域雑音、ピンク雑音等を用いる。
【0023】マスキング音の強さは、非検査耳にクロス
している音よりも大きいが、検査耳にはクロスして聞こ
えない強い音でなければならない。従って、その強さは
両耳感の閾値差によってかえなければならない。
している音よりも大きいが、検査耳にはクロスして聞こ
えない強い音でなければならない。従って、その強さは
両耳感の閾値差によってかえなければならない。
【0024】図11はクロスヒアリングのマスキング法
について示した。111は気導レシーバ、112はマス
オングレシーバ、113は骨導レシーバを示す。
について示した。111は気導レシーバ、112はマス
オングレシーバ、113は骨導レシーバを示す。
【0025】検査順序は良く聞こえる耳から、100
0、2000〜8000HZと測り、再度1000H
Z、500〜125HZの順で測る。続いて悪い方を測
る。間値の決定は、断続音を用い、弱い音圧から次第に
強くし、聞こえはじめの点を求める(上昇法)。3回繰
り返し2回以上一致する値を閾値とする。両耳間で40
db以上の閾値差が出たら、マスキングを行う。図12
は聴力レベルを示す。JIS規格である。
0、2000〜8000HZと測り、再度1000H
Z、500〜125HZの順で測る。続いて悪い方を測
る。間値の決定は、断続音を用い、弱い音圧から次第に
強くし、聞こえはじめの点を求める(上昇法)。3回繰
り返し2回以上一致する値を閾値とする。両耳間で40
db以上の閾値差が出たら、マスキングを行う。図12
は聴力レベルを示す。JIS規格である。
【0026】より精度の高い検査を行うために、雑音聴
力検査を行う。雑音聴力検査は数字と一音節語を使って
の聴力検査である。したがって、伝音系から聴中枢さら
に応答のための言語中枢までの統合的な機能検査であ
る。検査で使用する雑音は世界各国で異なる。日本では
57式リスト(50語)と67式リスト(20語)が定
められ、テープに記録したものが用意されている。
力検査を行う。雑音聴力検査は数字と一音節語を使って
の聴力検査である。したがって、伝音系から聴中枢さら
に応答のための言語中枢までの統合的な機能検査であ
る。検査で使用する雑音は世界各国で異なる。日本では
57式リスト(50語)と67式リスト(20語)が定
められ、テープに記録したものが用意されている。
【0027】オージオメータはスイッチボタンを押して
いる間は、検査音は自動的に大きくなり、離すと小さく
なる。即ち聞こえ始める点と、聞こえなくなる点を繰り
返して測定することになる。検査音の周波数は固定する
事も、低音から高温はスイープさせることも出来る。継
続音や持続音にも出来るし、音圧の変化のスピードもか
えられる。結果は自動的に記録される。
いる間は、検査音は自動的に大きくなり、離すと小さく
なる。即ち聞こえ始める点と、聞こえなくなる点を繰り
返して測定することになる。検査音の周波数は固定する
事も、低音から高温はスイープさせることも出来る。継
続音や持続音にも出来るし、音圧の変化のスピードもか
えられる。結果は自動的に記録される。
【0028】図13(a)は変動周波数検査の図を示
す。被験者は検査音が聞こえたら(聞こえ始めの点:上
昇点)ボタンを離す。検査音を低音から高温へスイープ
させ、閾値を自動記録させる。正常者では波の振幅は8
〜10dbである。
す。被験者は検査音が聞こえたら(聞こえ始めの点:上
昇点)ボタンを離す。検査音を低音から高温へスイープ
させ、閾値を自動記録させる。正常者では波の振幅は8
〜10dbである。
【0029】図13(b)、(c)は固定周波数検査デ
ータを示した図である。低音の周波数を選び固定して、
断続音と持続音とで2回検査する。ジャガー氏によって
分類され(b)に示した。ジャガーI型は正常、II型
は内耳性難聴を示す。
ータを示した図である。低音の周波数を選び固定して、
断続音と持続音とで2回検査する。ジャガー氏によって
分類され(b)に示した。ジャガーI型は正常、II型
は内耳性難聴を示す。
【0030】図13(c)のジャガーIII型は聴神経
障害、同じくV型は難聴や、心因性難聴などでみられ
る。
障害、同じくV型は難聴や、心因性難聴などでみられ
る。
【0031】以上説明したように、本発明はオージオメ
ータと組み合わせて聴力を測定して、耳の健康状態を簡
便に測定出来るものである。以下本発明の実施形態につ
いて添付の図を参照して詳しく説明する。
ータと組み合わせて聴力を測定して、耳の健康状態を簡
便に測定出来るものである。以下本発明の実施形態につ
いて添付の図を参照して詳しく説明する。
【0032】
【第1の実施形態】図1に示すように防音ヘルメット1
1,受話器12、13、骨導受話器14、オージオメー
タ17、空気循環装置15より構成する。19はモニタ
ー用イヤホン、18は被験者が聴こえ始めた時に押す応
答スィッチ。16は空気循環用チューブを示す。又、被
験者と外部との通信用に防音ヘルメット11にはマイク
201、スピーカ202、を装備している。
1,受話器12、13、骨導受話器14、オージオメー
タ17、空気循環装置15より構成する。19はモニタ
ー用イヤホン、18は被験者が聴こえ始めた時に押す応
答スィッチ。16は空気循環用チューブを示す。又、被
験者と外部との通信用に防音ヘルメット11にはマイク
201、スピーカ202、を装備している。
【0033】防音ヘルメット11を装着した被験者が、
外部の検査者に連絡したい時とか、何かのアクシデン
ト、例えば空気循環ポンプ15の故障が発生して、息苦
しくなったとかの際、通話に使用する。また、検査者が
被験者に指示を与える時、例えば検査の開始、終了等を
告げたり、被検査者との連絡に用いる。検査者はオージ
オメータに接続した図示してないマイクとスピーカよっ
て通信を行う。
外部の検査者に連絡したい時とか、何かのアクシデン
ト、例えば空気循環ポンプ15の故障が発生して、息苦
しくなったとかの際、通話に使用する。また、検査者が
被験者に指示を与える時、例えば検査の開始、終了等を
告げたり、被検査者との連絡に用いる。検査者はオージ
オメータに接続した図示してないマイクとスピーカよっ
て通信を行う。
【0034】外部騒音をカットするための防音ヘルメッ
ト11は構造上、図6に示すよう2重防音部材を用いて
騒音の遮断を行う。空気循環装置15は小型のマイクロ
エアーポンプによって構成されている。
ト11は構造上、図6に示すよう2重防音部材を用いて
騒音の遮断を行う。空気循環装置15は小型のマイクロ
エアーポンプによって構成されている。
【0035】空気循環装置15は騒音を発生しない低ノ
イズ形超小型マイクロモーターを用いる。測定時の呼吸
量を循環する容量のポンプで十分である。また、より低
騒音のポンプの使用が必要であれば、圧電セラミクス振
動子を用いた、バイモルフポンプを使えば十分である。
イズ形超小型マイクロモーターを用いる。測定時の呼吸
量を循環する容量のポンプで十分である。また、より低
騒音のポンプの使用が必要であれば、圧電セラミクス振
動子を用いた、バイモルフポンプを使えば十分である。
【0036】受話器12は検耳側が気導受話器、1方の
非検耳側が、13のマスキング受話器になる。
非検耳側が、13のマスキング受話器になる。
【0037】図2は図1に示した防音ヘルメットを用い
た簡易聴力測定装置のブロック図を示す。符号は図1と
同じである。防音ヘルメット11の中で図に示した矢印
は空気の流れを示す。ヘルメットの中は、外部の環境と
遮断された状態にあって呼吸用の空気は、ポンプ15に
よって空気チューブ16を介して循環する。21は空気
吸入バルブ22は排気バルブを示す。
た簡易聴力測定装置のブロック図を示す。符号は図1と
同じである。防音ヘルメット11の中で図に示した矢印
は空気の流れを示す。ヘルメットの中は、外部の環境と
遮断された状態にあって呼吸用の空気は、ポンプ15に
よって空気チューブ16を介して循環する。21は空気
吸入バルブ22は排気バルブを示す。
【0038】図5は防音ヘルメット11を装着して聴力
試験を実施する様子を示した。図に示す符号は図1と同
様である。図5は座位で聴力の測定をする方法を示して
いる。
試験を実施する様子を示した。図に示す符号は図1と同
様である。図5は座位で聴力の測定をする方法を示して
いる。
【0039】図6は防音ヘルメット11の構成を示す。
図6(a)は正面から見た図である。61と62は防音
部材。外部からの騒音を完全にカットするために61と
62は中空になっている。
図6(a)は正面から見た図である。61と62は防音
部材。外部からの騒音を完全にカットするために61と
62は中空になっている。
【0040】被験者が防音ヘルメットを装着する場合、
オージオメータのレシーバ12、13を両耳につけた状
態で被る。防音効果上、図に示す様に被験者の首、肩と
ヘルメットの部材63が密着しなければならない。
オージオメータのレシーバ12、13を両耳につけた状
態で被る。防音効果上、図に示す様に被験者の首、肩と
ヘルメットの部材63が密着しなければならない。
【0041】63はヘルメットと1体となった部材で、
伸縮性のある材料を用いて、レシーバをつけた状態でヘ
ルメットの中に頭を挿入出来る。挿入後は首から肩に密
着して外部と遮断して騒音をカットする。63は例えば
マリンスポーツで着用するウェットスーツの様に首に密
着して水が入らない様にした構造と同じにしたものであ
る。
伸縮性のある材料を用いて、レシーバをつけた状態でヘ
ルメットの中に頭を挿入出来る。挿入後は首から肩に密
着して外部と遮断して騒音をカットする。63は例えば
マリンスポーツで着用するウェットスーツの様に首に密
着して水が入らない様にした構造と同じにしたものであ
る。
【0042】本発明では首の部分から外部騒音の混入を
防ぐため、ヘルメット11を装着する前に柔軟性のある
材料で作ったいわば、チョッキを被検者の肩から胸に着
せる。そして63と64は密着部材によって接合され
る。63の内側にはマジックテープ65のオスが、64
の外側にはマジックテープ65のメスがはられて、両者
は完全に密着して外界と遮断して防音効果を発揮する。
防ぐため、ヘルメット11を装着する前に柔軟性のある
材料で作ったいわば、チョッキを被検者の肩から胸に着
せる。そして63と64は密着部材によって接合され
る。63の内側にはマジックテープ65のオスが、64
の外側にはマジックテープ65のメスがはられて、両者
は完全に密着して外界と遮断して防音効果を発揮する。
【0043】63と64は騒音を完全に遮断すること
と、容易に被験者の頭をレシーバを装着したまま、防音
ヘルメット11に挿入出来ることを目的とする。
と、容易に被験者の頭をレシーバを装着したまま、防音
ヘルメット11に挿入出来ることを目的とする。
【0044】図7は防音ヘルメットの他の実施形態を示
す。防音ヘルメット11内の騒音の混入を防ぐ効果を上
げるため、オージオメータのレシーバをヘルメットの内
側に取り付けた構造になっている。
す。防音ヘルメット11内の騒音の混入を防ぐ効果を上
げるため、オージオメータのレシーバをヘルメットの内
側に取り付けた構造になっている。
【0045】図7(a)は正面図を示す。防音ヘルメッ
ト11には、レシーバ12、13、14が取り付けられ
ている。71はレシーバ12を左右方向に移動させるた
めのダイヤル。72はレシーバ12を上下方向に移動す
るためのダイヤルを示す。子供、大人によって頭の大き
さ、人によって耳の位置が多少異なるので上下、左右方
向の調整を行う機構をもっている。
ト11には、レシーバ12、13、14が取り付けられ
ている。71はレシーバ12を左右方向に移動させるた
めのダイヤル。72はレシーバ12を上下方向に移動す
るためのダイヤルを示す。子供、大人によって頭の大き
さ、人によって耳の位置が多少異なるので上下、左右方
向の調整を行う機構をもっている。
【0046】73は反対側の耳のレシーバ13の左右方
向を調整するダイヤル。74は同様に上下方向の調整ダ
イヤルを示す。75は骨導レシーバ13の調整ダイヤル
を示す。骨導レシーバ14は大人、子供にかかわらず、
位置は変わらないので上下方向の移動機構をもてば使用
上問題はない。
向を調整するダイヤル。74は同様に上下方向の調整ダ
イヤルを示す。75は骨導レシーバ13の調整ダイヤル
を示す。骨導レシーバ14は大人、子供にかかわらず、
位置は変わらないので上下方向の移動機構をもてば使用
上問題はない。
【0047】図7(b)は防音ヘルメットの側面図を示
す。符号の説明は図7(a)と同じである。
す。符号の説明は図7(a)と同じである。
【0048】
【第2の実施形態】本発明の目的は前に述べた様に、ど
んな環境下においても簡便に聴力の測定が出来る防音ヘ
ルメットを提供するところにある。そこで高騒音下、例
えば造船所、工事現場のリベット音、さく岩機、掘削機
の不快な騒音下においても確度の高い測定データを得た
い。そこで積極的に騒音を打ち消すアクテブ騒音制御装
置を防音ヘルメットに内蔵して、高騒音下でも測定可能
な様にした。
んな環境下においても簡便に聴力の測定が出来る防音ヘ
ルメットを提供するところにある。そこで高騒音下、例
えば造船所、工事現場のリベット音、さく岩機、掘削機
の不快な騒音下においても確度の高い測定データを得た
い。そこで積極的に騒音を打ち消すアクテブ騒音制御装
置を防音ヘルメットに内蔵して、高騒音下でも測定可能
な様にした。
【0049】防音ヘルメットを装着した場合、内部は外
界と遮断されて密封状態となる。エアポンプによってヘ
ルメット内の空気を循環して、被験者の呼吸に支障のな
いようにしている。図3において、エアポンプ15は、
マイクロモーターを使用しており騒音の発生は、僅かで
ある。しかし、空気弁21、22より空気の流速音が多
少発生する。
界と遮断されて密封状態となる。エアポンプによってヘ
ルメット内の空気を循環して、被験者の呼吸に支障のな
いようにしている。図3において、エアポンプ15は、
マイクロモーターを使用しており騒音の発生は、僅かで
ある。しかし、空気弁21、22より空気の流速音が多
少発生する。
【0050】流速音は聴力測定にはほとんど影響がない
が、アクティブ騒音制御を採用することによって不用な
ノイズが一挙に解消する。
が、アクティブ騒音制御を採用することによって不用な
ノイズが一挙に解消する。
【0051】高騒音下においては騒音レベルを下げるた
めにはアクティブ騒音制御(ANC:Active N
oise Cancellar)が効果的である。アク
ティブ騒音制御では、同振幅、逆位相の打ち消す音を発
生させ、騒音と重ねあわせることで音圧レベルを小さく
する技術である。
めにはアクティブ騒音制御(ANC:Active N
oise Cancellar)が効果的である。アク
ティブ騒音制御では、同振幅、逆位相の打ち消す音を発
生させ、騒音と重ねあわせることで音圧レベルを小さく
する技術である。
【0052】この種の技術は、従来大がかりな装置にな
り一般向けには不可能とされてきた。しかし、近年半導
体、超LSI技術の発展によってDSP(Digita
lSignal Processor)チップの内部に
フィルタアルゴリズム、AD、DA変換器を取り込む事
によって一挙に解決した。今や家電、自動車の分野にま
で応用は広がってきた。
り一般向けには不可能とされてきた。しかし、近年半導
体、超LSI技術の発展によってDSP(Digita
lSignal Processor)チップの内部に
フィルタアルゴリズム、AD、DA変換器を取り込む事
によって一挙に解決した。今や家電、自動車の分野にま
で応用は広がってきた。
【0053】例えばTI社(テキサス・インスツルメン
ト社.米国)のDSP、TMS320C31(TI社商
品名)は、この目的に最も向いたDSPである。32ビ
ット、60ns(1マシーン・サイクル)の命令実行時
間、浮動小数点演算を持つことにより、これまでスーパ
ー・コンピュータのみが可能であった高速なオペレーシ
ョンを実行する事が出来るようになった。
ト社.米国)のDSP、TMS320C31(TI社商
品名)は、この目的に最も向いたDSPである。32ビ
ット、60ns(1マシーン・サイクル)の命令実行時
間、浮動小数点演算を持つことにより、これまでスーパ
ー・コンピュータのみが可能であった高速なオペレーシ
ョンを実行する事が出来るようになった。
【0054】このDSPで適用型のディジタル・ファイ
ルを実現する。制御アルゴリズムには、自動車などアク
ティブ騒音制御のほとんどの応用で採用されている。F
ilterd X LMS(Least Mean S
quare)を使用した。
ルを実現する。制御アルゴリズムには、自動車などアク
ティブ騒音制御のほとんどの応用で採用されている。F
ilterd X LMS(Least Mean S
quare)を使用した。
【0055】図8に全体の制御構成を示した。88はD
SPを含む制御部で本発明においては図1、17のオー
ジオメータに構成される。従来のオージオメータには環
境騒音モニターを内蔵したものがあって、可、注意、不
可,の表示をLEDで表示していた。測定環境の適、不
適を確認してから行っていた。
SPを含む制御部で本発明においては図1、17のオー
ジオメータに構成される。従来のオージオメータには環
境騒音モニターを内蔵したものがあって、可、注意、不
可,の表示をLEDで表示していた。測定環境の適、不
適を確認してから行っていた。
【0056】本発明によって場所の選定に気を配る必要
はなくなった。全体のシステムは図8に示すように防音
ヘルメット11、に少なくても2個のマイク、1個は誤
差検出用マイク32、もう1個のマイクは騒音検出器用
マイク31と1個の制御用スピーカ33、からなる。
はなくなった。全体のシステムは図8に示すように防音
ヘルメット11、に少なくても2個のマイク、1個は誤
差検出用マイク32、もう1個のマイクは騒音検出器用
マイク31と1個の制御用スピーカ33、からなる。
【0057】騒音検出用マイク31は、被験者と外部と
の通話用マイクとして兼ねる。被検査が外部の検査者に
連絡したい時、話し声はマイク31よりアンプ81を介
してオージオメータにある通話装置203のスピーカよ
り聴くことが出来る。
の通話用マイクとして兼ねる。被検査が外部の検査者に
連絡したい時、話し声はマイク31よりアンプ81を介
してオージオメータにある通話装置203のスピーカよ
り聴くことが出来る。
【0058】また、検査者が被験者に指示を与える時、
通話装置203のマイクより増幅器83を介して防音ヘ
ルメット11内にあるスピーカ33より音声で伝えられ
る。
通話装置203のマイクより増幅器83を介して防音ヘ
ルメット11内にあるスピーカ33より音声で伝えられ
る。
【0059】図8において、88の制御部は前置アン
プ、81、82、AD変換器84、85、DSP87、
DA変換器86とパワーアンプ83よりなる。
プ、81、82、AD変換器84、85、DSP87、
DA変換器86とパワーアンプ83よりなる。
【0060】アクティブ騒音制御システムの主な構成を
図9に示した。図8の構成をモデル化して示したもので
ある。防音ヘルメット内の2個のマイク、騒音検出用マ
イク、誤差検出用マイクで拾った信号は、前置アンプ、
折り返し歪み除去用フィルタ、AD変換器を経てDSP
に入力される。
図9に示した。図8の構成をモデル化して示したもので
ある。防音ヘルメット内の2個のマイク、騒音検出用マ
イク、誤差検出用マイクで拾った信号は、前置アンプ、
折り返し歪み除去用フィルタ、AD変換器を経てDSP
に入力される。
【0061】この入力信号をもとに、DSPが実現する
適応型のディジタル・フィルタが最適な打ち消し音を算
出する。求めた打ち消し音は、D・A変換器、低域通過
フィルタ、電力アンプを経て制御用スピーカから出力さ
れる。
適応型のディジタル・フィルタが最適な打ち消し音を算
出する。求めた打ち消し音は、D・A変換器、低域通過
フィルタ、電力アンプを経て制御用スピーカから出力さ
れる。
【0062】まず、防音ヘルメット内の伝達関数をモデ
ル化する。騒音検出用マイク31への入力信号は、騒音
源から伝播してくる音響信号と制御用スピーカ33の音
響帰還信号の和である。音響帰還信号をモデル化するた
め、制御用スピーカから騒音検出用マイク31までの伝
達関数を図9の防音ヘルメット11、においてFという
ディジタル・フィルタで実現した。
ル化する。騒音検出用マイク31への入力信号は、騒音
源から伝播してくる音響信号と制御用スピーカ33の音
響帰還信号の和である。音響帰還信号をモデル化するた
め、制御用スピーカから騒音検出用マイク31までの伝
達関数を図9の防音ヘルメット11、においてFという
ディジタル・フィルタで実現した。
【0063】誤差検出用マイク33の入力信号は、騒音
源から伝播してくる音響信号と、制御用スピーカの出力
信号を足し合わせたあと、誤差経路を通った信号であ
る。
源から伝播してくる音響信号と、制御用スピーカの出力
信号を足し合わせたあと、誤差経路を通った信号であ
る。
【0064】これをモデル化するため、Cというディジ
タル・フィルタで制御用スピーカから誤差検出用マイク
32までの伝達関数を実現する。Pのディジタル・フィ
ルタは、騒音源から制御用スピーカ33までの伝達関数
である。
タル・フィルタで制御用スピーカから誤差検出用マイク
32までの伝達関数を実現する。Pのディジタル・フィ
ルタは、騒音源から制御用スピーカ33までの伝達関数
である。
【0065】適応型ディジタル・フィルタとは、入力信
号に対応してインバルス応答や周波数応答が変化するフ
ィルタである。フィルタの係数が時時刻々と変わる。
号に対応してインバルス応答や周波数応答が変化するフ
ィルタである。フィルタの係数が時時刻々と変わる。
【0066】図9、DSP87において、ここでは誤差
検出用マイク32への入力信号Eと、騒音検出用マイク
31への入力信号Rxとの2乗平均誤差が最小になるよ
うに、フィルタ係数をリアルタイムに修正する。
検出用マイク32への入力信号Eと、騒音検出用マイク
31への入力信号Rxとの2乗平均誤差が最小になるよ
うに、フィルタ係数をリアルタイムに修正する。
【0067】係数更新のアルゴリズムとして、Filt
ered X LMSを用いた。これはWというディジ
タル・フィルタで実現する。係数更新の式を以下に示
す。 W(n+1)=W(n)+α・E(n)・Rx(n) ここではαは収束係数である。
ered X LMSを用いた。これはWというディジ
タル・フィルタで実現する。係数更新の式を以下に示
す。 W(n+1)=W(n)+α・E(n)・Rx(n) ここではαは収束係数である。
【0068】実装面において図9の88の制御部は2個
のLSIで構成できる。図10に示した。1チップマイ
コンは例えば日立製H8/300H(日立商品名)をコ
ア化したASICを使う。構成は図10の101に示
す。ROM128Kバイト、RAM8Kバイト、16ビ
ットタイマー3チャネル、シリアルコミュニケーション
インタフェース(SCI)3チャネル、データトランス
ファコントローラ(DTC)、10ビットAD変換器4
チャネル、及び10ビットDA変換器を内蔵している。
AD変換時間は6.7MSである。それに、DSP8
7の2チップで制御部88を構成する事ができる。
のLSIで構成できる。図10に示した。1チップマイ
コンは例えば日立製H8/300H(日立商品名)をコ
ア化したASICを使う。構成は図10の101に示
す。ROM128Kバイト、RAM8Kバイト、16ビ
ットタイマー3チャネル、シリアルコミュニケーション
インタフェース(SCI)3チャネル、データトランス
ファコントローラ(DTC)、10ビットAD変換器4
チャネル、及び10ビットDA変換器を内蔵している。
AD変換時間は6.7MSである。それに、DSP8
7の2チップで制御部88を構成する事ができる。
【0069】図3はアクテイブ騒音制御装置を付加した
防音ヘルメット11の構造を示す。符号は図1と同じで
ある。31は騒音検出用マイク、このマイクは被験者と
外部との通話にも用いる。32は誤差検出用マイク、3
3は制御用スピーカで、同様に外部との通話用にも用い
られる。
防音ヘルメット11の構造を示す。符号は図1と同じで
ある。31は騒音検出用マイク、このマイクは被験者と
外部との通話にも用いる。32は誤差検出用マイク、3
3は制御用スピーカで、同様に外部との通話用にも用い
られる。
【0070】図4は図3の構成を模式化したブロック図
を示す。チューブ16の矢印は空気循環ポンプからの空
気の流れを示す。符号は図3と全く同じである。
を示す。チューブ16の矢印は空気循環ポンプからの空
気の流れを示す。符号は図3と全く同じである。
【0071】以上述べたように、防音ヘルメット11を
使用すれば外部の騒音環境下においても、簡便に聴力の
測定を行う事が出来る、又、第2の実施形態で説明した
様に激しい騒音下においては、積極的に消音効果を向上
させるためのアクティブ騒音制御システムを採用する事
によってどんな環境下でも可能になった。
使用すれば外部の騒音環境下においても、簡便に聴力の
測定を行う事が出来る、又、第2の実施形態で説明した
様に激しい騒音下においては、積極的に消音効果を向上
させるためのアクティブ騒音制御システムを採用する事
によってどんな環境下でも可能になった。
【0072】本発明は、当初よりアクティブ騒音制御シ
ステムを備えて、外部騒音をオージオメータでモニター
して、限度値を越えたら自動的に作動する構成にしても
良い。
ステムを備えて、外部騒音をオージオメータでモニター
して、限度値を越えたら自動的に作動する構成にしても
良い。
【0073】
【発明の効果】以上詳細に述べたように、本発明によれ
ば、 .外部の騒音を遮断した構造の防音ヘルメットと空気
循環ポンプによって構成し、容易に聴力測定が出来る
事。
ば、 .外部の騒音を遮断した構造の防音ヘルメットと空気
循環ポンプによって構成し、容易に聴力測定が出来る
事。
【0074】.防音ヘルメット内にアクティブ騒音制
御システムを備えて、どんな環境下でも容易に聴力測定
を可能にした事。
御システムを備えて、どんな環境下でも容易に聴力測定
を可能にした事。
【図1】第1の実施形態による全体構成を示す図であ
る。
る。
【図2】第1の実施形態によるブロック構成図である。
【図3】第2の実施形態による全体構成図である。
【図4】第2の実施形態によるブロック構成図である。
【図5】座位による測定方法を示す図である。
【図6】(a)防音ヘルメットの構造を示す図である。 (b)ヘルメットの騒音混入防止部材を示す図である。
【図7】(a)レシーバ内蔵形ヘルメットの構成を示す
図である。 (b)同側面図を示す図である。
図である。 (b)同側面図を示す図である。
【図8】アクティブ騒音制御システム全体構成図を示す
図である。
図である。
【図9】アクティブ騒音制御の処理ブロック図を示す図
である。
である。
【図10】アクティブ騒音制御の実装構成図を示す図で
ある。
ある。
【図11】クロスヒアリングとマスキングを示す図であ
る。
る。
【図12】聴力レベルJIS規格を示す図である。
【図13】(a)オージオメータ変動周波数検査を示す
図である。 (b)オージオメータ固定周波数検査ジャガーI,II
を示す図である。 (c)オージオメータ固定周波数検査ジャガーIII、
IVを示す図である。
図である。 (b)オージオメータ固定周波数検査ジャガーI,II
を示す図である。 (c)オージオメータ固定周波数検査ジャガーIII、
IVを示す図である。
11 防音ヘルメット 12、111 気導受話器 13、112 マスキング受話器 14、113 骨導受話器 15 空気循環ポンプ 16 空気チューブ 17 オージオメータ 18 応答スィッチ 19 モニターイヤホン 21 空気吸入バルブ 22 空気排気バルブ 201 通話マイクロホン 202 通話スピーカ 203 通話用マイク・スピーカ 31 騒音検出用及び通話用マイクロホン 32 誤差検出用マイクロホン 33 騒音制御用及び通話用スピーカ 61、62、63、64 防音部材 71、73 受話器左右方向調整機構 72、74 受話器上下方向調整機構 75 骨導受話器調整機構 81、82、83 増幅器 84、85 AD変換器 86 DA変換器 87 DSP 88 制御部 101 ASICマイコン
Claims (8)
- 【請求項1】 外部の騒音を遮断するための防音ヘルメ
ット(11)に空気循環ポンプ(15)を備えた事を特
徴とする簡易聴力測定装置。 - 【請求項2】 前記、防音ヘルメットは外部の騒音の混
入を防ぐため、被験者にマフラ(64)を着用させてヘ
ルメット(11)の部材(63)とマジックテープ等の
手段を用いて密着する事を特徴とする請求項1に記載の
聴力測定装置。 - 【請求項3】 前記、防音ヘルメット(11)は被検査
が外部の検査者との通信手段として、マイクロフォン
(201)、スピーカ(202)を備えた事を特徴とす
る聴力測定装置。 - 【請求項4】 防音ヘルメット(11)は被験者が装着
しやすい様に、受話器(12、13、14)をヘルメッ
ト内に備えた事を特徴とする聴力測定装置。 - 【請求項5】 前記、受話器(12、13、14)は上
下、左右、方向に位置調整する機構を備えた事を特徴と
する請求項4に記載の聴力測定装置。 - 【請求項6】 防音ヘルメット(11)は、高騒音下で
も測定可能なように、アクテイブ騒音制御装置を備えた
事を特徴とする聴力測定装置。 - 【請求項7】 前記、防音ヘルメット(11)は騒音検
出マイク(31)、誤差検出マイク(32)、制御スピ
ーカ(33)を備えた事を特徴とする請求項6に記載の
聴力測定装置。 - 【請求項8】 前記、アクテイブ騒音制御装置を備えた
防音ヘルメット(11)は、騒音検出マイク(31)、
制御スピーカ(33)を被験者と外部との通信手段に兼
用して、用いる事を特徴とする請求項7に記載の聴力測
定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27851396A JPH1085202A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 聴力測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27851396A JPH1085202A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 聴力測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1085202A true JPH1085202A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17598349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27851396A Pending JPH1085202A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 聴力測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1085202A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6532296B1 (en) * | 1998-07-29 | 2003-03-11 | Michael Allen Vaudrey | Active noise reduction audiometric headphones |
JP2010518884A (ja) * | 2006-09-14 | 2010-06-03 | ユーメディカル シーオー.,エルティーディー. | 自動遮蔽が可能な純音聴力検査装置 |
JP2010189100A (ja) * | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Hitachi Ltd | 異常診断装置および異常診断方法 |
CN107249371A (zh) * | 2015-02-13 | 2017-10-13 | 哈曼贝克自动系统股份有限公司 | 用于头盔的主动噪声控制 |
CN108652638A (zh) * | 2018-05-11 | 2018-10-16 | 刘慧� | 一种耳鼻喉科用听力测试设备 |
JP2019071952A (ja) * | 2017-10-12 | 2019-05-16 | リオン株式会社 | オージオメータ用イヤホンおよびオージオメータ |
CN117100256A (zh) * | 2023-10-18 | 2023-11-24 | 深圳市第二人民医院(深圳市转化医学研究院) | 一种耳鼻喉科体检用听力测试设备 |
-
1996
- 1996-09-11 JP JP27851396A patent/JPH1085202A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6532296B1 (en) * | 1998-07-29 | 2003-03-11 | Michael Allen Vaudrey | Active noise reduction audiometric headphones |
JP2010518884A (ja) * | 2006-09-14 | 2010-06-03 | ユーメディカル シーオー.,エルティーディー. | 自動遮蔽が可能な純音聴力検査装置 |
JP2010189100A (ja) * | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Hitachi Ltd | 異常診断装置および異常診断方法 |
CN107249371A (zh) * | 2015-02-13 | 2017-10-13 | 哈曼贝克自动系统股份有限公司 | 用于头盔的主动噪声控制 |
US10796681B2 (en) | 2015-02-13 | 2020-10-06 | Harman Becker Automotive Systems Gmbh | Active noise control for a helmet |
JP2019071952A (ja) * | 2017-10-12 | 2019-05-16 | リオン株式会社 | オージオメータ用イヤホンおよびオージオメータ |
US10390126B2 (en) | 2017-10-12 | 2019-08-20 | Rion Co., Ltd. | Earphone for audiometer, and audiometer |
CN108652638A (zh) * | 2018-05-11 | 2018-10-16 | 刘慧� | 一种耳鼻喉科用听力测试设备 |
CN108652638B (zh) * | 2018-05-11 | 2020-10-30 | 西安交通大学医学院第二附属医院 | 一种耳鼻喉科用听力测试设备 |
CN117100256A (zh) * | 2023-10-18 | 2023-11-24 | 深圳市第二人民医院(深圳市转化医学研究院) | 一种耳鼻喉科体检用听力测试设备 |
CN117100256B (zh) * | 2023-10-18 | 2024-01-05 | 深圳市第二人民医院(深圳市转化医学研究院) | 一种耳鼻喉科体检用听力测试设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3343121B2 (ja) | マイクロホンを内蔵する聴診器 | |
US20060285696A1 (en) | High Noise Environment Stethoscope | |
US7806226B2 (en) | Stethoscope with frictional noise reduction | |
US6466673B1 (en) | Intracranial noise suppression apparatus | |
US20050197565A1 (en) | Audio communication apparatus for MRI apparatus | |
JP2007307124A (ja) | Mri装置における音声通信装置 | |
Zanartu et al. | Air-borne and tissue-borne sensitivities of bioacoustic sensors used on the skin surface | |
WO2016145522A1 (en) | Adaptive methods and systems for detecting signals from interference contaminated data | |
JPH1085202A (ja) | 聴力測定装置 | |
KR101308417B1 (ko) | 전자청진기 | |
JP2008049111A (ja) | 補聴機能付聴診器 | |
US12047726B2 (en) | Earbud for detecting biosignals from and presenting audio signals at an inner ear canal and method therefor | |
JP2017023595A (ja) | 生体音聴診装置 | |
Gerges et al. | Hearing protectors | |
Takahashi et al. | A pilot study on the human body vibration induced by low frequency noise | |
JP7377560B2 (ja) | 聴診器 | |
Cheng et al. | Evaluating the hearing screening effectiveness of active noise cancellation technology among young adults: A pilot study | |
Rafaely et al. | Audiometric ear canal probe with active ambient noise control | |
DEMPOYA et al. | Evaluation of the Acoustic Functionality of Protective Clothing for Healthcare Workers―Sound Annoyance Associated with Wearing Protective Clothing― | |
CN208015952U (zh) | 机电一体化声电屏蔽耳罩 | |
JPH05285176A (ja) | 歯科治療ユニット | |
JP6471391B2 (ja) | Mri用通話装置 | |
CN108289260A (zh) | 机电一体化声电屏蔽耳罩 | |
Perala | Active noise reduction headphone measurement: Comparison of physical and psychophysical protocols and effects of microphone placement | |
JP4104051B2 (ja) | 聴力摸擬装置 |