JP3343121B2 - マイクロホンを内蔵する聴診器 - Google Patents
マイクロホンを内蔵する聴診器Info
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Description
診器、特に胸当て片内に変換器を有する音波聴診器の胸
当て片に関する。
科医が使用してきた。代表的な聴診器は、胸当て片、音
伝達機構、および耳当て部を備えている。胸当て片は、
患者の皮膚に当てられて、聴診音をひらう。音伝達機構
は、聴診器にひらわれた音を耳当て部に伝達する。内科
医は、耳当て部において聴診音をモニタリングする。
頂部、および底部を有しており、いずれの側部も患者の
皮膚に当てることができる。これはたぶん、異なる周波
数域の聴診音をひろうためであろう。
程、およびインフォメーションディスプレイの使用を通
じて、聴診技術はますます精密化されてきている。音波
聴診器の使用はよく発展した技術であって、電気的増
幅、信号処理、および信号ディスプレイの多様化によっ
てその質が高められている。聴診装置の一例としては、
米国特許第5010889号明細書(ブレデセン等)に開示さ
れたものがある。
利用して聴診しようとすることが試みられた。
された聴診器の胸当て片は、電気および音波を利用して
聴診する機能を備えている。この胸当て片が備えている
マイクロホンは、音波通路付近に配置され、胸当て片の
空気路内にシールされている。
た聴診器の胸当て片においては、音波通路と対向する腔
部内にマイクロホンが配置されている。
れた生物工学に基づく聴診器の胸当て片においては、音
波通路とは別の通路内にマイクロホンが配置されてい
る。
2ウェイ式聴診器は、手による簡単なスイッチ操作によ
って、人体からの音を直接にまたは増幅させて聞くこと
ができる。
胸当て片を備えた聴診器が提供される。
達することが可能な聴診器用胸当て片が提供される。本
発明の胸当て片は、音波聴診のための音波通路を構成す
るハウジング、および音を電気に変換する変換器を備え
ている。本発明の特徴は、変換器が、音波通路内に配置
されるとともに、音波通路内に配置された電気的に発生
した信号を伝達することが可能なケーブルと電気的に接
続されており、かつ、音波聴診のための音波通路と同一
の音波通路内に配置されていることである。
チューブ、および耳当て部を備えている。耳当て部は機
械的に接続されており、胸当て片からバイノーラルチュ
ーブを経て耳当て部に至る音波通路を構成する。
波通路に同軸状に配置される。さらに好ましいのは、同
軸状に配置された変換器が、音波通路に対して同心円上
に配置されていることである。
波通路においてマウント内に配置される。このマウント
は、衝撃減衰特性および振動遮断特性を備えている。さ
らに好ましいのは、マウントが胸当て片内に配置された
変換器に自由度3の動作自由度を与えることである。こ
のように構成された場合には、振動や機械的に伝わる音
エネルギから周囲の音をひろってしまうということを最
少減に抑えることができる。
聞く音自体の音波流内に変換器を位置決めしていること
である。
最少限に抑えていることである。これにより、音波信号
の歪みを最少減に抑えることができる。
て、音波として伝わる情報および胸当て片から電気的に
発生する情報の両方を受け取ることができることであ
る。
の説明および添付の図面から明らかになるであろう。
聴診器の斜視図である。
である。
ウント、およびケーブルの応力緩和手段が示されてい
る。
状態における変換器、マウント、およびケーブルの応力
緩和手段が示されている。
部断面図である。
ている。胸当て片10は、医者が容易に持つことができ、
手に心地好く馴染む。
音波通路およびバイノーラルチューブ11を通して聴診音
を伝達する。バイノーラルチューブ11は、機械的および
音波的に耳当て部13と連結している。耳当て部13は、使
用者の耳に当てられる。耳当て部13は、バイノーラルチ
ューブ11内のヨーク(図示せず)から延びる2つのチュ
ーブ15、16を備えている。これらのチューブ15、16は使
用者の耳内または耳近傍にフィットする。チューブ15、
16の先端部17、18はそれぞれ使用者に対して心地好くフ
ィットする。米国特許第4200169号明細書(マグドナル
ドIII等)、同第4440258(パッカード)、同第4475969
号明細書(パッカード)、同第4913259号明細書(パッ
カード等)、同第5111904号明細書(パッカード等)、
同第5204500号明細書(ディーケン)には、一般的な聴
診器が開示されている。
参照)が配置されている。この変換器は、電気ケーブル
(図示せず)によって、電気コネクタ12に接続されてい
る。電気コネクタ12は、音波聴診以外の聴診システムへ
の電気的接続手段として機能する。音波聴診以外の聴診
システムとしては、例えば、米国特許第5010889号明細
書(ブレデセン等)および同第5213108号明細書(ブレ
デセン等)に開示されているもの等がある。
て片10はハウジング20、ステム22、チャンバ24を備えて
おり、ダイアフラム27によって伝達さる音をひろうこと
ができる。胸当て片内の音波通路25は、ダイアフラム27
からチャンバ24を通過して中空のステム22へと続いてい
る。ステム22は、着脱可能であることが好ましい。ダイ
アフラム27は、米国特許第4475619号明細書(パッカー
ド)に開示された方法によってハウジング20に取り付け
られている。ステム22が着脱可能である場合には、図4
に示されているように、セットねじ26を使用してステム
22をハウジング20に取り付ける。
り、コネクタ12と電気的に接続されている。変換器34と
コネクタ12は、直径約0.202mm(32AWG)のケーブル31を
使用して接続されている。変換器34は、カラー40を有す
るマウント35を使用して音波通路25内に配置されている
ことが好ましい。また、カラー40は、ステム22とハウジ
ング20との間から外部音が音波通路25内に侵入すること
を防止するシール機能を備えていることが好ましい。
31には物理的な制限が加えられている。この制限は、ケ
ーブル31に固定されたケーブルクリップ38、ケーブル31
周囲に配置されたスペーサ37、およびケーブル31の結節
36からなる応力緩和手段によって、達成される。スペー
サ37は、ステム22に対して締まりばめで固定されてい
る。この応力緩和手段および前述の細いゲージワイヤに
よって、電気的接続部に機械的な応力を負荷することな
く、ケーブル31の確実な位置決めを行うことができる。
しかし、その際に僅かの振動が機械的に変換器に伝わ
る。
診のため、および変換器が何等の妨害もなく音波流と接
触し得るために設けられたものであり、マウント35がこ
の音波通路内に変換器34を位置決めする。変換決は、同
軸状に位置決めされることが好ましい。さらに好ましい
のは、変換器が音波通路25内部に同心円状に配置されて
いることである。マウント35において変換器34の周囲に
は開口部39が少なくとも1つ設けられており、音が通路
25を通して変換器34を通過し、ステム22の残りの部分に
入る。そして、バイノーラルチューブ11を経て使用者の
耳に到達する。
34を音波通路25内に位置決めするための可撓性を有す
る。そのような可撓性は、衝撃吸収という点および胸当
て片10内の変換器34へ振動の伝達の遮断という点からも
大変有利である。
てデュロメーターで測定した硬さが約20〜50ショアAで
あるものが好ましい。硬さは、約40ショアAであること
がさらに好ましい。硬い柔らかいを示すデュロメーター
のスケールは、ショア測定系によって規定されたもので
あって、ASTMスタンダートD2240によるものである。こ
のようなゴム材料は、ニューヨーク州スケネクタディの
ジェネラル・レクトリック・カンパニーから入手するこ
とができる。
的信号に変換できるものであればどのようなものであっ
てもよい。そのような変換器の例としては、それらに限
定されるものではないが、圧力トランスデューサやマイ
クロホン等がある。現時点において好ましい変換器34と
しては、パナソニックモデルWM−063Yマイクロホンがあ
り、これはニュージャージー州のセカーカス・パナソニ
ックから入手できる。
波通路25内に弾力的に保持されているので、無関係の音
が変換器34によって電気的信号に変えられることを最少
限に抑えることができる。振動や外部音は、あらゆる方
向から胸当て片内に侵入してくる。図5には、マウント
35内における変換器34の動作自由度が3であることが示
されている。X、Y、およびZのそれぞれの方向におけ
る動作を強制して行う遮断は、図5に示されたマウント
35の形状、およびマウント35に弾性材料を使用すること
によって制御される。このようなマウント35の直交する
3方向における可撓性が、衝撃および音を発生する振動
を減衰させる。そしてこれにより、音波通路を通過する
音以外の音から、変換器34を最大限に遮断する。
のものに限定されるものではない。以下に請求の範囲を
記載する。
Claims (10)
- 【請求項1】音波聴診のための音波通路(25)を構成す
るハウジング(20)と、音を電気に変換する変換器(3
4)とを備えており、聴診音を音としておよび電気とし
て伝達可能な聴診器用胸当て片(10)であって、 変換器(34)が、音波通路(25)内に配置されるととも
に、音波通路内に配置された電気的に発生した信号を伝
達することが可能なケーブルと電気的に接続されてお
り、かつ、音波聴診のための音波通路(25)と同一の音
波通路(25)内に配置されていて、音波通路(25)内に
は、音波が変換器(34)の側方を通り抜けるための開口
(39)が設けられていることを特徴とする、胸当て片
(10)。 - 【請求項2】請求項1記載の胸当て片(10)、バイノー
ラルチューブ(11)、および耳当て部(13)とを備えた
聴診器(1)であって、 耳当て部(13)は、機械的に接続されており、胸当て片
(10)からバイノーラルチューブ(11)を経て耳当て部
(13)に至る音波通路(25)を構成している、聴診器
(1)。 - 【請求項3】前記変換器(34)が音波通路(25)内に同
軸状に配置されている、請求項1または2記載の胸当て
片(10)。 - 【請求項4】前記変換器(34)が胸当て片(10)のステ
ム(22)内においてマウント(35)内に配置されてお
り、変換器(34)を振動から遮断する、請求項1または
2記載の胸当て片(10)。 - 【請求項5】前記マウント(35)が弾性材料で作られて
いる、請求項4記載の胸当て片(10)。 - 【請求項6】前記マウント(35)が開口部を少なくとも
1つ有しており、音波通路内において音の通過を許容す
る、請求項5記載の胸当て片(10)。 - 【請求項7】前記マウント(35)が、直交する3方向に
可撓性を有しており、衝撃および音を発生する他の振動
を減衰する、請求項5記載の胸当て片(10)。 - 【請求項8】前記ハウジング(20)が着脱可能なステム
(22)を備えており、前記マウント(35)がカラー(4
0)をさらに備えており、 カラー(40)が着脱可能ステム(22)およびハウジング
(20)と係合し、これにより外部音に対するシールが構
成される、請求項7記載の胸当て片(10)。 - 【請求項9】前記マウント(35)が変換器(34)を音波
通路(25)内に同心円状に位置決めを行うものであり、
変換器(34)がマイクロホンである、請求項7記載の胸
当て片(10)。 - 【請求項10】前記バイノーラルチューブ(11)が変換
器(34)と電気的に連結された電気コネクタ(12)をさ
らに備えている、請求項2記載の聴診器(1)。
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