JPH1085008A - 排気装置が設置された安全靴とその製造装置及び製造方法 - Google Patents

排気装置が設置された安全靴とその製造装置及び製造方法

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JPH1085008A
JPH1085008A JP8291132A JP29113296A JPH1085008A JP H1085008 A JPH1085008 A JP H1085008A JP 8291132 A JP8291132 A JP 8291132A JP 29113296 A JP29113296 A JP 29113296A JP H1085008 A JPH1085008 A JP H1085008A
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JP
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shoe
exhaust device
shoe body
air
support frame
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JP8291132A
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English (en)
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Taku Man Kuon
タク マン クォン
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Lepard Corp
Original Assignee
Lepard Corp
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Publication date
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D35/00—Producing footwear
    • B29D35/06—Producing footwear having soles or heels formed and joined on to preformed uppers using a moulding technique, e.g. by injection moulding, pressing and vulcanising
    • B29D35/08—Producing footwear having soles or heels formed and joined on to preformed uppers using a moulding technique, e.g. by injection moulding, pressing and vulcanising having multilayered parts
    • B29D35/081—Producing footwear having soles or heels formed and joined on to preformed uppers using a moulding technique, e.g. by injection moulding, pressing and vulcanising having multilayered parts by injection moulding
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A43—FOOTWEAR
    • A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B7/00—Footwear with health or hygienic arrangements
    • A43B7/06—Footwear with health or hygienic arrangements ventilated
    • A43B7/08—Footwear with health or hygienic arrangements ventilated with air-holes, with or without closures
    • A43B7/082—Footwear with health or hygienic arrangements ventilated with air-holes, with or without closures the air being expelled to the outside
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A43—FOOTWEAR
    • A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B7/00—Footwear with health or hygienic arrangements
    • A43B7/32—Footwear with health or hygienic arrangements with shock-absorbing means

Abstract

(57)【要約】 【課題】 靴本体内の汚染された空気を外部に持続的に
排出させ得るようにして靴本体内の空気をより清潔に維
持させ得る排気装置が設置された安全靴とその製造装置
及び製造方法を提供することである。 【解決手段】 靴本体１と底体２間に発泡性樹脂材の中
底体４を一体に形成する射出成形式製造方法と製造装置
により排気装置５０を設置し、排気装置５０は靴本体１
の底板３と中底体４内に設置されたエアポンプ５２とエ
アホース５４とからなり、この安全靴を製造するために
は、支持枠２４に靴本体１を固定させ、排気装置５０を
付着させ、排気装置５０の底面に遮断板５８を付着させ
て密閉させた状態で支持枠２４を垂直下降させて排気装
置５０を中底体４内に埋設させ、これを実現するために
は、上側金型２６と支持枠２４の内側面に”フ”字形の
突起部６０と固定具６２とから構成された射出成形機１
４を備え、排出チョークバルブ７４が設置されるエアホ
ース５４の一端部を中底体４内に埋設された状態で外部
へ露出されるように形成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は排気装置が設けられ
た靴に関するもので、より詳しく説明すると、靴本体と
底体間に発泡性樹脂で成形された中底体を挿入させ、前
記中底体の内部に排気装置が設置された靴と、その靴の
製造方法、及び、製造装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、靴を長時間着用して活動する
と、人によって少しの差はあるが、大部分の人々は足で
発生する汗と熱気により靴内部の空気が湿りながら皮膚
に有害な各種細菌が棲息することになる。これを解消す
るため、靴内部の空気が大気に連通されるよう、内部に
換気口が設置され、外部にはエアキャップが設置された
靴が知られている。
【０００３】このような靴はセメント式製造方法と射出
成形式製造方法により製造される。前記セメント式製造
方法は、靴本体と底を別に製造した後、靴本体の下面と
底体の上面に接合シーラを塗布して一体に接合させる製
造方法であり、射出成形式製造方法は完成された靴本体
と底体間に発泡性樹脂材で製作された中底体を挿入し加
圧して製造される方法である。
【０００４】又、本発明に関連した射出成形式製造方法
により製作される靴は、その使用目的と用途によって多
様に製作されているが、それらのうち、後述する本発明
では作業現場で安全事故を予防するために履く安全靴を
例として記述したもので、安全靴以外の登山靴やスポー
ツ靴等の色々の靴に適用し得ることは自明なことであ
る。
【０００５】一方、従来の靴においては、添付図面の図
１に示すように、靴本体１の底面を成している底板３と
底体２間にクッション力を持つ中底体４が積層された状
態に接合されたものが一般的であり、金属材の補強板５
が設置されるものもある。ここで、靴本体１の底板３及
び底体２の上面と外形が一致する中底体４を挿入して一
体に接合することにより、クッション力を持つ中底体４
が、靴本体１に加わる地面の衝撃を吸収するようになっ
ている。
【０００６】このような従来の安全靴を作業現場で勤労
者が履き作業を行う場合、作業現場の危険要素から勤労
者の足を保護することができ、特に中底体４のクッショ
ン力により、勤労者の足裏と膝関節に加わる衝撃を減少
させ得るようになっている。
【０００７】このような従来の安全靴を製造する射出成
形式製造方法を用いる工程について調べると、図２に示
すように、円形回転円板１２上にプレス射出成形機１４
が一定間隔に多数設置され、前記円形回転円板１２と同
一形状の作業台１６が設置され、直線上の両側端に、即
ち、作業第１６を挟むように第１原液供給器１８と第２
原液供給器２０が設置されることにより、ロータリー式
プレス射出成形機１０が構成されている。
【０００８】前記プレス射出成形機１４は、図３に示す
ように、上側部に回転部２２を中心に回動する支持枠２
４と上側金型２６とからなっており、下側部に下側金型
２８が設置されている。
【０００９】このように構成されたロータリー式プレス
射出成形機１０により製造される工程について説明する
と、図４に示すように、回転円板１２上に設置されたプ
レス射出成形機１４が第１原液供給器１８と第２原液供
給器２０に一直線上に移動すると、第１原液供給器１８
から無発泡性溶融状態の１次原液３０が下側金型２８に
投入される。
【００１０】この際に、第１原液供給器１８と一直線上
に対向する位置に設置された第２原液供給器２０からは
発泡性溶融状態の２次原液３２が下側金型２８に投入さ
れる。前記２次原液３２が投入される下側金型２８には
先に第１原液供給器１８により１次原液３０が投入され
てから、回転円板１２が１８０°回転するにつれて移動
しながら、図５に示すように、上側金型２６が垂直下降
して１次原液３０を圧縮させて靴底体２を形成した状態
で２次原液３２が投入されて中底体４を成形させるよう
になっている。
【００１１】図６乃至図９に示すように、プレス射出成
形機１４の下側に設置された下側金型２８に２次原液３
２が投入され回転円板１２が回転する時、上側部は回転
部２２を中心に上側金型２６と支持枠２４が回転し、こ
の時、作業台１６で別に製作された靴本体１を前記支持
枠２４に安着させて固定させることになる。
【００１２】このように、支持枠２４に固定された靴本
体１は、図６及び図７に示すように、垂直下方に下降し
て、下側金型２８に投入された２次原液３２が硬化され
る前に支持枠２４に固定された靴本体１を中底体４と結
合させることにより安全靴が製造される。
【００１３】前記のように射出成形式製造方法により製
造された安全靴は靴本体１と底体２間に補強板５とクッ
ション力を有する中底体４が一体に形成され、中底体４
によりクッション力も確保されるので、地面から加わる
衝撃を吸収し得る機能をすることになる。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
安全靴は靴本体１と底体２間に単にクッション力を持つ
中底体４を挿入してクッション力のみを確保し得るよう
に製造されるため、安全靴内部の換気性が低下し、靴を
履いている足で汗が多く出ることになり、又、足で発生
する熱気により、湿っている空気に汚染されて、皮膚に
有害な各種菌が棲息し、酷い悪臭が発生する問題点があ
った。
【００１５】本発明は従来の射出成形式製造方法により
製造される安全靴が有する問題点を解消するために案出
されたもので、靴本体と底体間に発泡性樹脂材で成形さ
れた中底体を形成させ、前記中底体には空気排気装置を
設置して、靴本体の内部に汚染された空気を大気中に排
出し得るようにした空気排気装置が設置された安全靴
と、その製造方法、及び、製造装置を提供することに目
的がある。
【００１６】
【課題を解決するための手段】前記目的を実現するた
め、本発明は、製造工程中に発泡性樹脂材である２次原
液で中底体を成形させ、前記中底体と靴本体にエアホー
スとエアポンプでなった排気装置を設置することによ
り、靴本体内の汚染された空気を外部へ持続的に排出し
得るよにして、靴本体内の空気をより清潔に維持させ得
るようになっている。
【００１７】本発明は、靴本体１と底体２間にクッショ
ン力を持つ中底体４が挿入されてなった安全靴におい
て、前記靴本体１の底板３に貫通ホール５６を形成し排
気装置５０を設置し、排気装置５０はエアポンプ５２と
エアホース５４でなり、排気装置５０の底面には外周縁
に接着層６６が形成された遮断板５８が付着されて、中
底体４と底体２とが一体に接合されたことを特徴とする
排気装置が設置された安全靴である。
【００１８】前記エアポンプ５２は弾性力を有するゴム
材で半球形に成形され、吸入チョークバルブ６８が内装
された吸入口７０と排出口７２でなって、靴本体１の貫
通ホール５６に設置される。
【００１９】又、エアホース５４は“フ”字形に成形さ
れ、一側部はエアポンプ５２の排出口７２に連通されて
結合され、他側部はその端部に排出チョークバルブ７４
が内装されて、外部の異物質が靴本体１の内部に流入さ
れないようになっている。
【００２０】又、前記安全靴を製造するため、本発明
は、プレス射出成形機１４が一定間隔に多数設置された
円形の回転円板１２と前記回転円板１２の垂直線上の両
側に第１原液供給器１８と第２原液供給器２０とからな
ったロータリー式プレス射出成形機１０により製作され
た安全靴の製造装置において、プレス射出成形機１４の
上側金型２６に“フ”字形の突起部６０を設けると共
に、支持枠２４の内側面に固定具６２を形成し、下側金
型２８に成形された底体２にエア通路６４と靴本体１に
付着されたエアホース５４の一端部が挿入され、第２原
液供給器２０から投入される２次原液３２により成形さ
れる中底体４にエアホース５４が埋設されるように製造
されることを特徴とする排気装置が設置された安全靴の
製造装置である。
【００２１】前記安全靴を製造するための方法としての
本発明は、支持枠２４に固定された靴本体１に排気装置
５０を付着させ、前記排気装置５０に接着層６６が形成
された遮断板５８を付着し、外部から密閉された状態で
前記支持枠２４が回転部２２を中心に回転されて下側金
型２８の垂直上方に位置するようにした後、発泡性樹脂
材である２次原液３２を下側金型２８に投入して中底体
４を成形し、前記中底体４が硬化される前、前記靴本体
１が固定された支持枠２４が垂直下降して、中底体４内
に排気装置５０が埋設されるように製造することを特徴
とする排気装置が設置された安全靴の製造方法である。
【００２２】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して、本発明の構
成と作用について説明すると次のようである。添付図面
の図１１及び図１２は本発明による排気装置が内装され
た靴の分解斜視図と完成された状態の安全靴を部分切開
して斜視図で、靴本体１の底板３に貫通ホール５６が形
成され、前記貫通ホール５６に排気装置５０を設置し、
前記排気装置５０は内部に吸入チョークバルブ６８が内
装されたエアポンプ５２と外部から排出チョークバルブ
７４が装着される略“フ”字形のエアホース５４とから
なり、その底面に遮断板５８が付着されて、中底体４と
底体２が一体に接合されたものである。
【００２３】前記エアポンプ５２は半球形に形成され、
エアポンプ５２の両側に吸入口７０と排出口７２が形成
され、吸入口７０の内側に吸入チョークバルブ６８が設
置され、突出された半球形の上部が靴本体１の底板３に
形成された貫通ホール５６を介して内部に突出されるよ
うに設置される。
【００２４】前記エアホース５４はエアポンプ５２の排
出口７２に一側部が連通されるように結合され、他側部
はその端部に排出チョークバルブ７４が設置されて、外
部の異物質が靴本体１の内部に流入されないようになっ
ている。
【００２５】特に、エアポンプ５２は弾性力を有するゴ
ム材で成形されて一定復元力を有し、靴本体１の底板３
を介して内部に突出されて一定空間部を形成するので、
靴本体１内の汚染された空気はエアポンプ５２に内装さ
れた吸入チョークバルブ６８を介してエアホース５４側
に流れるようになっている。
【００２６】即ち、作業者が排気装置５０が設置された
安全靴を履くと、足裏が突出された半球形のエアポンプ
５２を圧縮させ、エアポンプ５２内の空気は排出口７２
を介してエアホース５４側に流れ、足裏により圧縮され
た状態が解除されると、復元力を有するエアポンプ５２
の圧縮されていた半球形の上側部が復元されながら、吸
入口７０に内装されている吸入チョークバルブ６８を介
して靴本体１の内部の空気が吸入される。
【００２７】前記エアポンプ５２を足裏で再度圧縮させ
ると、吸入された靴本体１の空気は吸入チョークバルブ
６８により遮断され排出口７２を介してエアホース５４
側に流れることになる。
【００２８】このようにエアポンプ５２を介してエアホ
ース５４に流入された靴本体１の内部の空気は、中底体
４に埋設された状態で外部へ露出され、外側から挿設さ
れた排出チョークバルブ７４を介して外部へ排出され
る。
【００２９】従って、前記排気装置５０が設置された安
全靴を作業現場で作業者が履いて作業をする場合、作業
者の足裏が靴本体１の底板３に設置された突出状態のエ
アポンプ５２を圧縮させたり、解除させる動作が繰り返
されるので、靴本体１の内部の汚染された空気はエアホ
ース５４の排出チョークバルブ７４を介して外部へ排出
される。
【００３０】この際、エアポンプ５２とエアホース５４
に設置された、一方向にだけ流れうようにする吸入チョ
ークバルブ６８と排出チョークバルブ７４により、外部
の空気又は異物質（土埃又は汚染された粉塵又は水）
が、エアポンプ５２とエアホース５４内に流入しないよ
うになっているので、作業者の足で発生する汗と熱気に
より靴本体１内の湿っている空気は前述したように外部
へ排出される。
【００３１】このように、靴本体１の底板３に貫通ホー
ル５６を形成して設置するエアポンプ５２及びエアホー
ス５４で構成された排気装置５０は、作業現場での作業
者の安全を図る安全靴だけでなく、使用目的と用途によ
って多様に製作される各種の靴にも、射出成形式製造方
法とその製造装置を用いて靴内部の汚染された空気を外
部へ円滑に排出させて、靴の内部をより清潔な状態に維
持し得ることになる。
【００３２】又、添付図面の図１３は本発明による支持
枠に靴本体とエアポンプを設置する前の状態を示す分解
斜視図、図１４は本発明によるプレス射出成形機の要部
を示す部分斜視図で、支持枠２４の内側貫通ホールに靴
本体１を安置させ、靴本体１の底板３に形成された貫通
ホール５６に半球形のエアポンプ５２を設置し、エアポ
ンプ５２の排出口７２側にはエアホース５４の一端部を
結合し、接着層６６が形成された遮断板５８を付着す
る。
【００３３】又、エアホース５４の他端部は支持枠２４
の内側面に突出された固定具６２に結合することによ
り、プレス射出成形機１４の下側金型２８の硬化前の状
態の中底体４に支持枠２４を下降、加圧させて靴本体１
が接合される時、エアポンプ５２の吸入口７０とエアホ
ース５４の他端部内に溶融状態の２次原液３２が浸透す
ることを予防し得るようになっている。
【００３４】図１４は本発明によるプレス成形射出機の
要部を示す部分斜視図で、プレス成形射出機１４の上側
部に水平方向に形成された回転部２２を中心として支持
枠２４と上側金型２６が回転可能に結合され、前記支持
枠２４の内側面に突出形の固定具６２が形成され、上側
金型２６の底面には“フ”字形の突起部６０が形成され
ているものを示す。
【００３５】このようなプレス成形射出機１４の上側部
は、ロータリー式プレス射出成形機１０の一定位置に固
定設置された第１原液供給器１８にプレス成形射出機１
４が位置する場合、上側金型２６が垂直上方に位置し、
回転円板１２が回動してプレス成形射出機１４が第２原
液供給器２０に位置すると、前記上側部は回転部２２を
中心に１８０°回転することになる。
【００３６】前記プレス成形射出機１４の上側部に設置
された支持枠２４は上側金型２６と正面上で垂直線上に
設置されているが、側面上で見ると、上側金型２６に対
して傾斜角をなした回転部２２に結合されているので、
回転円板１２の外周縁に設置された作業台１６で別に製
作された靴本体１を支持枠２２に容易に安着させ得るよ
うになっている。
【００３７】このようなプレス成形射出機１４が第２原
液供給器２０に平面上で一直線線上に位置すると、第２
原液供給器２０の先端部に設置された供給器ヘッド３６
が下側金型２８の垂直上方に位置するように突出され、
又、第１原液供給器１８から無発泡性１次原液３０が投
入されて成形された底体２に、突出された供給器ヘッド
３６から発泡性樹脂材である２次原液３２を投入して中
底体４が成形され、プレス成形射出機１４は回転円板１
２が回転するにつれて移動することになる。
【００３８】この際に、プレス成形射出機１４の下側金
型２８で成形される中底体４が乾燥する前、上側部の支
持枠２４が垂直下降し靴本体１が溶融状態の中底体４を
圧縮させて一体をなすようにする。前記靴本体１の底板
３には靴本体１の長手方向に“フ”字形のエアホース５
４が付着され、前記底板３の貫通ホール５６に半球形の
エアポンプ５４が結合され、半球形の上端部が靴本体１
の内部に突出されるように付着された排気装置５０に、
接着層６６が形成された遮断板５８を付着させて、排気
装置５０が中底体４と直接接しないように密閉する。
【００３９】又、前記エアホース５４の一側、つまり外
部に露出される端部は支持枠２４の内側面に突出された
固定具６２に結合されて固定された状態で、下側金型２
８側に下降し、硬化する前の中底体４を圧縮させる時、
溶融状態の２次原液３２が排気装置５０とエアホース５
４に浸透することを予防し得るようになっている。
【００４０】特に、中底体４に埋設されるエアホース５
４は常に一定位置に埋設される。これは、支持枠２４の
内側面に突出された固定具６２にエアホース５４の一側
端が固定されて圧縮されるので、エアホース５４は一定
位置に埋設され、外部へ露出されるエアホース５４の一
端部は中底体４の外面に埋設された状態に形成されるた
めである。
【００４１】前記支持枠２４の内側面に形成された固定
具６２は、外側面に形成された回転取っ手７６によりそ
の突出程度が調整され、排気装置５０を設置しない場合
は、回転取っ手７６を用いて内側面の固定具６２を外側
に移動し得るようになっている。
【００４２】前記の製造装置を用いた安全靴の製造方法
について説明すると、プレス射出成形機１４の下側部に
設置された下側金型２８に第１原液供給器１８を介して
１次原液３０を投入して底体２を成形し、回転円板１２
が回転するにつれて、一定間隔に回転円板１２上に多数
設置されたプレス射出成形機１４の下側金型２８は第２
原液供給器２０側に移動することになる。
【００４３】前記底体２には、上側金型２６の底面に形
成された“フ”字形の突起部６０によりエア通路６４が
形成される。これは第１原液供給器１８から無発泡性の
１次原液３０が下側金型２８に投入され、回転円板１２
が回転するにつれて第２原液供給器２０側に移動する
中、前記上側金型２６が垂直下方に下降して１次原液３
０を圧縮することにより形成されるものである。
【００４４】この際に、上側部に形成された回転部２２
を軸として上側金型２６と支持枠２４が１８０°回転す
ると、前記支持枠２４に別に製作された靴本体１を安着
させ、靴本体１の底板３に貫通ホール５６を形成させ、
排気装置５０のエアホース５４とエアポンプ５２を設置
した後、接着層６６が形成された遮断板５８を付着させ
る。
【００４５】このように支持枠２４が下方に向いた状態
で、図８乃至図１０に示すように、下側金型２８に投入
された２次原液３２から成形される中底体４が硬化する
前、靴本体１が安着された支持枠２４を下降させると、
靴本体１に中底体４と底体２が一体に結合される。
【００４６】この際に、靴本体１の底板３に設置された
排気装置５０は遮断板５８により密閉されて、溶融状態
の２次原液３２がエアポンプ５２の吸気口７０と靴本体
１の内部に浸透し得ないようになっているので、排気装
置５０の機能を円滑に遂行し得るようになっている。
【００４７】特に、靴本体１が固定された支持枠２４が
下側金型２８側に漸次移動すると、前記底板４に付着さ
れたエアホース５４の一端部が支持枠２４の内側面に突
出された固定具６２に挿入固定された状態で中底体４を
加圧させ、前記中底体４の下側に付着される底体２の
“フ”字形のエア通路６４側に前記エアホース５４と接
する中底体４部分を加圧させることにより、エアホース
５４は中底体４内に埋設された状態に形成されることに
なる。
【００４８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、靴本体
１と底体２間に発泡性樹脂材で成形された中底体４を形
成して一体を成すようにする射出成形式製造方法と製造
装置により排気装置５０が設置され、排気装置５０は靴
本体１の底板３と中底体４間に設置されたエアポンプ５
２とエアホース５４とでなっているので、靴の内部の汚
染された空気を持続的に外部へ排出させてより清潔な状
態を維持し得る効果があり、製造方法によっては、中底
体４で靴本体１と底体２を接合させることにより、作業
性を向上させる効果があり、製造装置によっては、支持
枠２４の固定具６２と上側金型２６の突起部６０により
エアホース５４を中底体４内に埋設状態に形成し得る効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来のクッション装置が内装された靴の分解斜
視図である。
【図２】ロータリー式プレス機の平面図である。
【図３】ロータリー式プレス機の部分側面図である。
【図４】ロータリー式プレス機の下側金型に１次原液を
注入する状態を示す側面図である。
【図５】ロータリー式プレス機と下側金型の側面図であ
る。
【図６】支持枠に靴本体が結合される前の状態を示す側
面図である。
【図７】支持枠に靴本体が結合された後の状態を示す側
面図である。
【図８】下側金型に２次原液を注入する状態を示す側面
図である。
【図９】本発明による支持枠が下向きになった状態を示
す側面図である。
【図１０】本発明による支持枠と下側金型が結合された
状態を示す側面図である。
【図１１】本発明による排気装置が内装された靴の分解
斜視図である。
【図１２】本発明による製造工程により完成された排気
装置が設置された靴の部分切開斜視図である。
【図１３】本発明による支持枠に靴本体とエアポンプを
設置する前の状態を示す分解斜視図である。
【図１４】本発明によるプレス射出成形機の要部を示す
部分斜視図である。
【符号の説明】
１ 靴本体 ２ 底体 ３ 底板 ４ 中底体 １０ ロータリー式プレス射出成形機 １２ 回転円板 １４ プレス射出成形機 １６ 作業台 １８ 第１原液供給器 ２０ 第２原液供給器 ２２ 回転部 ２４ 支持枠 ２６ 上側金型 ２８ 下側金型 ３０ １次原液 ３２ ２次原液 ３６ 供給器ヘッド ５０ 排気装置 ５２ エアポンプ ５４ エアホース ５６ 貫通ホール ５８ 遮断板 ６０ 突起部 ６２ 固定具 ６４ エア通路 ６６ 接着層 ６８ 吸入チョークバルブ ７０ 吸入口 ７２ 排出口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 靴本体と底体間にクッション力を持つ中
    底体が挿入されてなった安全靴において、前記靴本体の
    底板に貫通ホールを形成して排気装置を設置し、前記排
    気装置はエアポンプとエアホースでなり、前記排気装置
    の底面には外周縁に接着層が形成された遮断板が付着さ
    れて、前記中底体と底体が一体に接合されてなったこと
    を特徴とする排気装置が設置された安全靴。
  2. 【請求項２】 前記エアポンプは弾性力を有するゴム材
    で半球形に成形され、吸入チョークバルブが内装された
    吸入口と排出口とで構成され、前記靴本体の貫通ホール
    内に設置されることを特徴とする請求項１記載の排気装
    置が設置された安全靴。
  3. 【請求項３】 前記エアホースは“フ”字形に成形さ
    れ、一側部は前記エアポンプの排出口に連通されて結合
    され、他側部はその端部に排出チョークバルブが内装さ
    れて、外部の異物質が靴本体の内部に流入されないよう
    になっていることを特徴とする請求項１記載の排気装置
    が設置された安全靴。
  4. 【請求項４】 プレス射出成形機が一定間隔に多数設置
    された円形の回転円板と前記回転円板の垂直線上の両側
    に第１原液供給器と第２原液供給器とが設けられたロー
    タリー式プレス射出成形機により製作された安全靴の製
    造装置において、プレス射出成形機の上側金型に、
    “フ”字形の突起部を設けると共に、支持枠の内面側に
    固定具を形成し、下側金型に形成された底体のエア通路
    に靴本体に付着されたエアホースの一端部が挿入され、
    前記第２原液供給器から投入される２次原液により成形
    される中底体に前記エアホースが埋設されるように製造
    されることを特徴とする排気装置が設置された安全靴の
    製造装置。
  5. 【請求項５】 支持枠に固定された靴本体に排気装置を
    付着させ、前記排気装置に接着層が形成された遮断板を
    付着し、外部から密閉された状態で前記支持枠が回転部
    を中心に回転されて下側金型の垂直上方に位置するよう
    にした後、発泡性樹脂材である２次原液を前記下側金型
    に投入して中底体を成形し、前記中底体４が硬化される
    前、前記靴本体が固定された支持枠が垂直下降して、前
    記中底体内に排気装置が埋設されるように製造すること
    を特徴とする排気装置が設置された安全靴の製造方法。
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