JPH1084918A - 角型海苔巻用海苔シート並びにその海苔シートを利用した角型海苔巻及びその製造方法 - Google Patents
角型海苔巻用海苔シート並びにその海苔シートを利用した角型海苔巻及びその製造方法Info
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- JPH1084918A JPH1084918A JP8267978A JP26797896A JPH1084918A JP H1084918 A JPH1084918 A JP H1084918A JP 8267978 A JP8267978 A JP 8267978A JP 26797896 A JP26797896 A JP 26797896A JP H1084918 A JPH1084918 A JP H1084918A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 角部を正確かつ均一な直角に折込められるよ
うにした角型海苔巻用の海苔シート並びにその海苔シー
トを利用した角型海苔巻及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 巻込み方向と直交する方向に所要複数列
に亘って複数個の折曲げ角部形成用の小孔2・・・を穿
設した海苔シート1、1′並びに前記海苔シート1、
1′を角形成形米飯3に、海苔シートの各折曲げ角部2
a・・・が成形米飯3の各角部3a・・・に対応するよ
うに巻込むことによって成形される角型海苔巻及び海苔
巻成形用の巻包板6の上面に、前記海苔シート1、1′
を、巻包板6の各連結部7と海苔シートの各列の小孔2
・・・とが合致するように載置し、該海苔シート上面に
米飯Mを供給した後、前記巻包板6を巻込むことによっ
て製造される角型海苔巻の成形方法にて構成する。
うにした角型海苔巻用の海苔シート並びにその海苔シー
トを利用した角型海苔巻及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 巻込み方向と直交する方向に所要複数列
に亘って複数個の折曲げ角部形成用の小孔2・・・を穿
設した海苔シート1、1′並びに前記海苔シート1、
1′を角形成形米飯3に、海苔シートの各折曲げ角部2
a・・・が成形米飯3の各角部3a・・・に対応するよ
うに巻込むことによって成形される角型海苔巻及び海苔
巻成形用の巻包板6の上面に、前記海苔シート1、1′
を、巻包板6の各連結部7と海苔シートの各列の小孔2
・・・とが合致するように載置し、該海苔シート上面に
米飯Mを供給した後、前記巻包板6を巻込むことによっ
て製造される角型海苔巻の成形方法にて構成する。
Description
【0001】
【発明に属する技術分野】本発明は、角型海苔巻用海苔
シート並びにその海苔シートを利用した角型海苔巻及び
その製造方法に関する。
シート並びにその海苔シートを利用した角型海苔巻及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、米飯を海苔シートで巻いた海苔巻
としては、海苔巻おむすびや海苔巻寿司等が知られてい
る。そして、これら海苔巻の形態としては、米飯に海苔
シートを丸棒状に巻いた丸型タイプのものの他に、米飯
に海苔シートを角棒状に巻いた角型タイプのものも好ま
れている。この角型タイプが好まれる原因は、丸型に比
べて角型の方が漸新で高級感が感じられること、及び収
納効率の向上と形態安定性が望めること等にあると思わ
れる。
としては、海苔巻おむすびや海苔巻寿司等が知られてい
る。そして、これら海苔巻の形態としては、米飯に海苔
シートを丸棒状に巻いた丸型タイプのものの他に、米飯
に海苔シートを角棒状に巻いた角型タイプのものも好ま
れている。この角型タイプが好まれる原因は、丸型に比
べて角型の方が漸新で高級感が感じられること、及び収
納効率の向上と形態安定性が望めること等にあると思わ
れる。
【0003】他方、上記のような角型タイプの海苔巻を
製造するには、複数枚の矩形板を箱型形状に屈折可能に
連結した米飯海苔巻包板の上面に海苔シート、そして所
定量の米飯を順次載置し、当該米飯海苔巻包板を箱型形
状に屈折させることで、米飯を海苔シートで角形に巻込
む海苔巻成形機及び成形方法が知られている。
製造するには、複数枚の矩形板を箱型形状に屈折可能に
連結した米飯海苔巻包板の上面に海苔シート、そして所
定量の米飯を順次載置し、当該米飯海苔巻包板を箱型形
状に屈折させることで、米飯を海苔シートで角形に巻込
む海苔巻成形機及び成形方法が知られている。
【0004】しかしながら、上記従来の技術には下記の
問題点がある。先ず、通常、海苔巻には乾燥したパリパ
リの海苔シートが用いられるため、当該海苔シートをそ
のまま米飯に角形に巻成形しても、各角部を正確かつ均
一な角部(だいたい90度)に成形することは難しかっ
た。この困難性は海苔巻成形機にて成形する際に、その
成形圧力を強くしても殆んど変わることはない。
問題点がある。先ず、通常、海苔巻には乾燥したパリパ
リの海苔シートが用いられるため、当該海苔シートをそ
のまま米飯に角形に巻成形しても、各角部を正確かつ均
一な角部(だいたい90度)に成形することは難しかっ
た。この困難性は海苔巻成形機にて成形する際に、その
成形圧力を強くしても殆んど変わることはない。
【0005】また、海苔巻の成形後時間の経過とともに
海苔シートが米飯との接触によって吸湿、収縮するた
め、種々な形態に変形することが多かった。特に、図1
0に示したように、成形米飯aの外周に巻付けた海苔シ
ートbの各角部c及び平面部dが漸次丸く膨らんでしま
い、商品価値を損う要因となっていた。
海苔シートが米飯との接触によって吸湿、収縮するた
め、種々な形態に変形することが多かった。特に、図1
0に示したように、成形米飯aの外周に巻付けた海苔シ
ートbの各角部c及び平面部dが漸次丸く膨らんでしま
い、商品価値を損う要因となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
技術における前記のような問題点を解消するもので、海
苔シートの角形成形米飯の各角部に対応と位置に、所定
の間隔を置いて複数個の折曲げ用の小孔を穿設して構成
することにより、海苔シートを角形成形米飯の各角部に
対応して正確、かつ均一な角形に折曲げることができる
とともに、当該角形及び平面部を長時間維持することが
できるようにした角型海苔巻用海苔シート並びにその海
苔シートを利用した角型海苔巻及びその製造方法を提供
することを目的とする。
技術における前記のような問題点を解消するもので、海
苔シートの角形成形米飯の各角部に対応と位置に、所定
の間隔を置いて複数個の折曲げ用の小孔を穿設して構成
することにより、海苔シートを角形成形米飯の各角部に
対応して正確、かつ均一な角形に折曲げることができる
とともに、当該角形及び平面部を長時間維持することが
できるようにした角型海苔巻用海苔シート並びにその海
苔シートを利用した角型海苔巻及びその製造方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の角型海苔巻用海苔シートは、角形成形米飯
の外周に巻く角型海苔巻用の海苔シートであって、該海
苔シートの巻込み方向と直交する方向に、角形成形米飯
の各角部と対応するように、所要複数列に亘って複数個
の折曲げ角部成形用の小孔を所定の間隔を置いて穿設し
たことを特徴とする。
に、本発明の角型海苔巻用海苔シートは、角形成形米飯
の外周に巻く角型海苔巻用の海苔シートであって、該海
苔シートの巻込み方向と直交する方向に、角形成形米飯
の各角部と対応するように、所要複数列に亘って複数個
の折曲げ角部成形用の小孔を所定の間隔を置いて穿設し
たことを特徴とする。
【0008】また、上記目的を達成するために前記海苔
シートを利用した角型海苔巻は、角形成形米飯の外周に
海苔シートを巻いた角型海苔巻であって、海苔シートの
巻込み方向と直交する方向に、所要複数列に亘って複数
個の折曲げ角部成形用の小孔を所定の間隔を置いて穿設
してなる海苔シ−トを角形成形米飯の外周に、前記各列
の小孔と角形成形米飯の各角部とが合致するようにして
巻込み、前記海苔シートの角形成形米飯の各角部と対応
するように折曲げられた各折曲げ角部に沿って各列の小
孔が配設されていることを特徴とする。
シートを利用した角型海苔巻は、角形成形米飯の外周に
海苔シートを巻いた角型海苔巻であって、海苔シートの
巻込み方向と直交する方向に、所要複数列に亘って複数
個の折曲げ角部成形用の小孔を所定の間隔を置いて穿設
してなる海苔シ−トを角形成形米飯の外周に、前記各列
の小孔と角形成形米飯の各角部とが合致するようにして
巻込み、前記海苔シートの角形成形米飯の各角部と対応
するように折曲げられた各折曲げ角部に沿って各列の小
孔が配設されていることを特徴とする。
【0009】さらに、上記目的を達成するために、前記
角型海苔巻の製造方法は、複数枚の板を屈折自在に連結
して形成される平板状態の米飯海苔巻包板の上面に、巻
込み方向と直交する方向に所定複数列に亘って複数個の
折曲げ角部形成用の小孔が所定の間隔を置いて穿設され
ている海苔シートを、前記米飯海苔巻包板の各連結部と
前記各列の小孔が互いに合致するようにして載置し、さ
らにその海苔シート上面に所定量の米飯を供給した後、
前記米飯海苔巻包板の両側の板を上方へ押上げ箱形に屈
折させることで、角形成形米飯の各角部と対応するよう
に折曲げられた各折曲げ角部及び該各角部に沿って各列
の小孔が配設されている海苔巻を成形することを特徴と
する。
角型海苔巻の製造方法は、複数枚の板を屈折自在に連結
して形成される平板状態の米飯海苔巻包板の上面に、巻
込み方向と直交する方向に所定複数列に亘って複数個の
折曲げ角部形成用の小孔が所定の間隔を置いて穿設され
ている海苔シートを、前記米飯海苔巻包板の各連結部と
前記各列の小孔が互いに合致するようにして載置し、さ
らにその海苔シート上面に所定量の米飯を供給した後、
前記米飯海苔巻包板の両側の板を上方へ押上げ箱形に屈
折させることで、角形成形米飯の各角部と対応するよう
に折曲げられた各折曲げ角部及び該各角部に沿って各列
の小孔が配設されている海苔巻を成形することを特徴と
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は海苔シートの一実施形態を
示す正面図、図2は他の実施形態を示す正面図、図3は
海苔巻の一実施形態を示す斜視図、図4は海苔巻の他の
実施形態を示す斜視図、図5は海苔シートの一部分を拡
大した説明図、図6は図1の海苔シートで巻いた海苔巻
の側面図、図7は図2の海苔シートで巻いた海苔巻の側
面図、図8は海苔巻成形用巻包板上に海苔シートを載置
した状態の平面図、図9は海苔巻成形工程の説明図を各
々示す。
に基づいて説明する。図1は海苔シートの一実施形態を
示す正面図、図2は他の実施形態を示す正面図、図3は
海苔巻の一実施形態を示す斜視図、図4は海苔巻の他の
実施形態を示す斜視図、図5は海苔シートの一部分を拡
大した説明図、図6は図1の海苔シートで巻いた海苔巻
の側面図、図7は図2の海苔シートで巻いた海苔巻の側
面図、図8は海苔巻成形用巻包板上に海苔シートを載置
した状態の平面図、図9は海苔巻成形工程の説明図を各
々示す。
【0011】図1に示す海苔シート1は、海苔巻おむす
び用として矢視の巻込み方向の長さLに比べて横幅lが
短い狭幅長方形に形成され、他方、図2に示す海苔シー
ト1′は、海苔巻寿司用として矢視の巻込み方向の長さ
L′に比べて横幅l′が長い拡幅長方形に形成されてい
る。
び用として矢視の巻込み方向の長さLに比べて横幅lが
短い狭幅長方形に形成され、他方、図2に示す海苔シー
ト1′は、海苔巻寿司用として矢視の巻込み方向の長さ
L′に比べて横幅l′が長い拡幅長方形に形成されてい
る。
【0012】そして、各海苔シート1、1′にはとも
に、各巻込み方向と直交する方向に所要複数列に亘って
直線状に複数個の折曲げ角部形成用の小孔2・・・が穿
設してある。これら小孔2・・・は図示したように丸孔
が適しており、公知のミシン目形成手段によってミシン
目状に形成することができる。
に、各巻込み方向と直交する方向に所要複数列に亘って
直線状に複数個の折曲げ角部形成用の小孔2・・・が穿
設してある。これら小孔2・・・は図示したように丸孔
が適しており、公知のミシン目形成手段によってミシン
目状に形成することができる。
【0013】また、各小孔2・・・は図1に示す海苔巻
おむすび用の海苔シート1では、四角棒状に成形された
角形成形米飯3における約90度の各角部3a・・・に
対応する直線位置に5列に亘って穿設され、図2に示す
海苔巻寿司用の海苔シート1′では、上記と同形状の角
形成形米飯3における各角部3a・・・に対応する直線
位置に4列に亘って穿設されている。
おむすび用の海苔シート1では、四角棒状に成形された
角形成形米飯3における約90度の各角部3a・・・に
対応する直線位置に5列に亘って穿設され、図2に示す
海苔巻寿司用の海苔シート1′では、上記と同形状の角
形成形米飯3における各角部3a・・・に対応する直線
位置に4列に亘って穿設されている。
【0014】そして、海苔シート1の長さLを185m
m、横幅lを90mmとして、図3に示した海苔巻おむ
すびAを成形した場合、他方、海苔シート1′の長さ
L′を145mm、横幅を185mmとして海苔巻寿司
Bを成形した場合、図5に示したように各小孔2・・・
の穴径は1〜2mm、好ましくは1,2mmが最適であ
り、穴ピッチPは10〜20mm、好ましくは15mm
が最適であることが確認されている。その理由は次のと
おりである。
m、横幅lを90mmとして、図3に示した海苔巻おむ
すびAを成形した場合、他方、海苔シート1′の長さ
L′を145mm、横幅を185mmとして海苔巻寿司
Bを成形した場合、図5に示したように各小孔2・・・
の穴径は1〜2mm、好ましくは1,2mmが最適であ
り、穴ピッチPは10〜20mm、好ましくは15mm
が最適であることが確認されている。その理由は次のと
おりである。
【0015】穴径が1mm以下では、所望の角出し、平
面出し成形効果が得られず、2mm以上とすると、時間
経過後穴が拡がりすぎ、商品価値を損う。他方、穴ピッ
チPが10mm以下の場合、成形直後に海苔が破けたり
時間経過後に穴が拡がったりする現象が現われ、20m
m以上とすると、所望の角出し成形効果が得られず、商
品価値を損うのである。
面出し成形効果が得られず、2mm以上とすると、時間
経過後穴が拡がりすぎ、商品価値を損う。他方、穴ピッ
チPが10mm以下の場合、成形直後に海苔が破けたり
時間経過後に穴が拡がったりする現象が現われ、20m
m以上とすると、所望の角出し成形効果が得られず、商
品価値を損うのである。
【0016】つぎに、図3に示す海苔巻おむすびAは、
四角棒状の角形成形米飯3の長さMに比べて横幅lが短
い図1に示す海苔シート1を角形成形米飯3の中央部
へ、当該成形米飯3の各角部3a・・・と海苔シ−ト1
の5列の折曲げ角部形成用の小孔2・・・とが互いに合
致するようにして巻込むことで成形され、これにより、
図6に示した海苔巻おむすびAの側面図からも明らかな
ように、海苔シート1は角形成形米飯3の各角部3a・
・・に対応して合計5個の折曲げ角部2a・・・が形成
されると共に、角形成形米飯3の上部片側の角部3aに
おいて、海苔シート1両端の折曲げ角部2a、2aが互
いに重合状態で接している。
四角棒状の角形成形米飯3の長さMに比べて横幅lが短
い図1に示す海苔シート1を角形成形米飯3の中央部
へ、当該成形米飯3の各角部3a・・・と海苔シ−ト1
の5列の折曲げ角部形成用の小孔2・・・とが互いに合
致するようにして巻込むことで成形され、これにより、
図6に示した海苔巻おむすびAの側面図からも明らかな
ように、海苔シート1は角形成形米飯3の各角部3a・
・・に対応して合計5個の折曲げ角部2a・・・が形成
されると共に、角形成形米飯3の上部片側の角部3aに
おいて、海苔シート1両端の折曲げ角部2a、2aが互
いに重合状態で接している。
【0017】他方、図5に示す海苔巻寿司Bは、四角棒
状の角形成形米飯3と同長の横幅l′の図2に示す海苔
シート1′を、互いの端縁が一致するように、角形成形
米飯3の各角部3a・・・と海苔シート1の4列の折曲
げ角部形成用の小孔2・・・とが互いに合致するように
して巻込むことで形成され、これにより、図7に示した
海苔巻寿司Bの側面図から明らかなように、海苔シート
1′は角形成形米飯3の各角部3a・・・に対応して合
計4個の折曲げ角部2a・・・が形成されると共に、角
形成形米飯3の上面の略中央部において、海苔シート
1′両端が互いに重合状態で接している。
状の角形成形米飯3と同長の横幅l′の図2に示す海苔
シート1′を、互いの端縁が一致するように、角形成形
米飯3の各角部3a・・・と海苔シート1の4列の折曲
げ角部形成用の小孔2・・・とが互いに合致するように
して巻込むことで形成され、これにより、図7に示した
海苔巻寿司Bの側面図から明らかなように、海苔シート
1′は角形成形米飯3の各角部3a・・・に対応して合
計4個の折曲げ角部2a・・・が形成されると共に、角
形成形米飯3の上面の略中央部において、海苔シート
1′両端が互いに重合状態で接している。
【0018】斯くして、上記した海苔巻おむすびA、海
苔巻寿司Bのいずれにも、各形成形米飯3の各角部3a
・・・の外側に対設されて海苔シート1、1′の各折曲
げ角部2a・・・が形成されるとともに、該各折曲げ角
部2a・・・に沿って複数個の小孔2・・・が所定の間
隔を置いて直線状に配設される。なお、図2及び図4に
おいて、4は切断用のミシン目、5は具材を各示す。こ
の切断用のミシン目4があれば、図4に示したような長
い海苔巻寿司Bであっても、食べ易いように複数個(図
示例では3個)に分断することができるのである。
苔巻寿司Bのいずれにも、各形成形米飯3の各角部3a
・・・の外側に対設されて海苔シート1、1′の各折曲
げ角部2a・・・が形成されるとともに、該各折曲げ角
部2a・・・に沿って複数個の小孔2・・・が所定の間
隔を置いて直線状に配設される。なお、図2及び図4に
おいて、4は切断用のミシン目、5は具材を各示す。こ
の切断用のミシン目4があれば、図4に示したような長
い海苔巻寿司Bであっても、食べ易いように複数個(図
示例では3個)に分断することができるのである。
【0019】つぎに、海苔巻成形工程について詳述す
る。図8及び図9において、6は海苔巻成形機の米飯海
苔巻包板を示すもので、該米飯海苔巻包板6は、左右方
向(図8では上下方向)に長い4枚の矩形板6a、6
b、6c、6dを図示しない蝶番にて側面略箱型屈折可
能に、かつ平板状に展開可能に連結して構成してある。
図8に示す3本のラインは各矩形板6a、6b、6c、
6dの連結部7・・・を示す。そして、前記矩形板6a
と6cの上面両端には米飯ストッパー8、8が各突設さ
れると共に、矩形板6aの裏面には、米飯海苔巻包板6
の下方に昇降自在に配設された略U字形状の押上機構9
との当接片10が略直角に外向きに固着されている。図
中9a、9aは、押上機構9の先端に回転自在に軸支さ
れたプレスローラーを各示す。
る。図8及び図9において、6は海苔巻成形機の米飯海
苔巻包板を示すもので、該米飯海苔巻包板6は、左右方
向(図8では上下方向)に長い4枚の矩形板6a、6
b、6c、6dを図示しない蝶番にて側面略箱型屈折可
能に、かつ平板状に展開可能に連結して構成してある。
図8に示す3本のラインは各矩形板6a、6b、6c、
6dの連結部7・・・を示す。そして、前記矩形板6a
と6cの上面両端には米飯ストッパー8、8が各突設さ
れると共に、矩形板6aの裏面には、米飯海苔巻包板6
の下方に昇降自在に配設された略U字形状の押上機構9
との当接片10が略直角に外向きに固着されている。図
中9a、9aは、押上機構9の先端に回転自在に軸支さ
れたプレスローラーを各示す。
【0020】而して、図1に示す海苔シート1を前記し
た米飯海苔巻包板6の各矩形板6a、6b、6c、6d
の中央上面に載せるが、このとき、海苔シート1の内側
部分の3列の各小孔2・・・と矩形板6a、6b、6
c、6dの各連結部7・・・のラインとが互いに合致す
るよう調整するものである。ついで、その海苔シート1
の上面に所定量の米飯Mを供給した後、押上機構9を上
昇させる。
た米飯海苔巻包板6の各矩形板6a、6b、6c、6d
の中央上面に載せるが、このとき、海苔シート1の内側
部分の3列の各小孔2・・・と矩形板6a、6b、6
c、6dの各連結部7・・・のラインとが互いに合致す
るよう調整するものである。ついで、その海苔シート1
の上面に所定量の米飯Mを供給した後、押上機構9を上
昇させる。
【0021】この押上機構9の上昇に伴いプレスローラ
ー9a、9aが、米飯海苔巻包板6の6bと6dの裏面
に当接してこれらが直角になるまで押上げる。これによ
り、図9に示したとおり米飯海苔巻包板6は側面略U字
形に屈折され、一定量の米飯Mは中央部から上方へ二つ
折される。
ー9a、9aが、米飯海苔巻包板6の6bと6dの裏面
に当接してこれらが直角になるまで押上げる。これによ
り、図9に示したとおり米飯海苔巻包板6は側面略U字
形に屈折され、一定量の米飯Mは中央部から上方へ二つ
折される。
【0022】さらに、押上機構9が上昇されると、その
一方(図中左側)のプレスローラー9aが図9(C)に
示したように、片側の矩形板6a裏面に固着された当接
片10に突き当って、これを押上げるので、当該矩形板
6aは内側へ略直角に屈折され、一定量の米飯Mを上方
から下方へ押付ける。
一方(図中左側)のプレスローラー9aが図9(C)に
示したように、片側の矩形板6a裏面に固着された当接
片10に突き当って、これを押上げるので、当該矩形板
6aは内側へ略直角に屈折され、一定量の米飯Mを上方
から下方へ押付ける。
【0023】然る後、押上機構9が下降することで、一
対のプレスローラー9a、9aによる矩形板6a、6
b、6c、6dの押上げが解除されることにより、それ
らは図示しないバネ力付勢により外側へ向けて回動し、
米飯海苔巻包板6は平板状に展開復帰され、中央部の矩
形板6c上に四角形状の角形成形米飯3の中央部外周を
海苔シート1によって巻包された図3に示すような海苔
巻おむすびAが製造される。なお、海苔シート1の両端
に形成された各小孔2・・・部分は最後に手作業で折込
むものである。
対のプレスローラー9a、9aによる矩形板6a、6
b、6c、6dの押上げが解除されることにより、それ
らは図示しないバネ力付勢により外側へ向けて回動し、
米飯海苔巻包板6は平板状に展開復帰され、中央部の矩
形板6c上に四角形状の角形成形米飯3の中央部外周を
海苔シート1によって巻包された図3に示すような海苔
巻おむすびAが製造される。なお、海苔シート1の両端
に形成された各小孔2・・・部分は最後に手作業で折込
むものである。
【0024】このようにして製造された海苔巻おむすび
Aには、海苔シート1の各小孔2・・・と米飯海苔巻包
板6の各矩形板6a、6b、6c、6dの各連結部7・
・・のラインとが合致しているため、海苔シート1にも
米飯Mの角形成形米飯3への成形と同時に、各小孔2・
・・(内側3列)部分が直角に折曲げられた折曲げ角部
2a・・・が自動的に形成される。海苔巻寿司Bも同工
程、同形状に成形されることはもちろんである。
Aには、海苔シート1の各小孔2・・・と米飯海苔巻包
板6の各矩形板6a、6b、6c、6dの各連結部7・
・・のラインとが合致しているため、海苔シート1にも
米飯Mの角形成形米飯3への成形と同時に、各小孔2・
・・(内側3列)部分が直角に折曲げられた折曲げ角部
2a・・・が自動的に形成される。海苔巻寿司Bも同工
程、同形状に成形されることはもちろんである。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上のとおり構成されるもので
あるから、下記の如き効果を有する。 (1) 海苔シートの巻込み方向と直交する方向に複数列に
亘って複数個の小孔を所定の間隔を置いて穿設したもの
であるから、角型海苔巻成形時に直線状のスッキリとし
た折込みラインが各角部に形成され、外観が美麗で、商
品価値の高い海苔巻が容易に得られるものである。 (2) 成形後長時間経過しても、成形直後の角出し及び平
面出し成形効果が消失することがない。すなわち、本発
明の海苔巻は、海苔シートの各折曲げ角部に沿って直線
状に外気と連通する複数個の小孔が穿設されているた
め、当該海苔シートの復元力が弱められること、吸湿に
よる収縮変形を少なくできること、及び海苔シートと米
飯間のエアの介在を少なくすることで海苔シートの膨張
を阻止できること等の機能が生じ、長時間保形力を維持
することができるのである。 (3) 海苔巻成形用の巻包板の各連結部と複数列の小孔と
が合致するように巻包板の上面に海苔シートを載置する
ものであるから、巻包板に対する海苔シートの位置合せ
が容易であり、ずれを生ずることが少なく、正確な四角
形の海苔巻を迅速かつ容易に製造することができるとと
もに、成形時に巻包板の押圧力をあまり強くすることは
不要であるから、機構が簡便となり、消費電力を少なく
することができる等経済的にも優れた効果がある。
あるから、下記の如き効果を有する。 (1) 海苔シートの巻込み方向と直交する方向に複数列に
亘って複数個の小孔を所定の間隔を置いて穿設したもの
であるから、角型海苔巻成形時に直線状のスッキリとし
た折込みラインが各角部に形成され、外観が美麗で、商
品価値の高い海苔巻が容易に得られるものである。 (2) 成形後長時間経過しても、成形直後の角出し及び平
面出し成形効果が消失することがない。すなわち、本発
明の海苔巻は、海苔シートの各折曲げ角部に沿って直線
状に外気と連通する複数個の小孔が穿設されているた
め、当該海苔シートの復元力が弱められること、吸湿に
よる収縮変形を少なくできること、及び海苔シートと米
飯間のエアの介在を少なくすることで海苔シートの膨張
を阻止できること等の機能が生じ、長時間保形力を維持
することができるのである。 (3) 海苔巻成形用の巻包板の各連結部と複数列の小孔と
が合致するように巻包板の上面に海苔シートを載置する
ものであるから、巻包板に対する海苔シートの位置合せ
が容易であり、ずれを生ずることが少なく、正確な四角
形の海苔巻を迅速かつ容易に製造することができるとと
もに、成形時に巻包板の押圧力をあまり強くすることは
不要であるから、機構が簡便となり、消費電力を少なく
することができる等経済的にも優れた効果がある。
【図1】本発明の角型海苔巻用海苔シートの一実施形態
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図2】同上海苔シートの他の実施形態を示す正面図で
ある。
ある。
【図3】本発明の角型海苔巻の一実施形態を示す斜視図
である。
である。
【図4】同上海苔巻の他の実施形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】海苔シ−トの一部分を拡大した説明図である。
【図6】図1の海苔シートを使用した角型海苔巻の側面
図である。
図である。
【図7】図2の海苔シートを使用した角型海苔巻の側面
図である。
図である。
【図8】海苔巻成形用巻包板上に海苔シートを載置した
状態を示す平面図である。
状態を示す平面図である。
【図9】角型海苔巻成形工程を示す説明図である。
【図10】従来の角型海苔巻を示す側面図である。
1、1′ 海苔シート 2 小孔 2a 折曲げ角部 3 角形成形米飯 3a 角部 6 米飯海苔巻包板 7 連結部 M 米飯 A 海苔巻おむすび B 海苔巻寿司
Claims (3)
- 【請求項1】 角形成形米飯の外周に巻く角型海苔巻用
の海苔シートであって、該海苔シートの巻込み方向と直
交する方向に、角形成形米飯の各角部と対応するよう
に、所要複数列に亘って複数個の折曲げ角部形成用の小
孔を所定の間隔を置いて穿設したことを特徴とする角型
海苔巻用海苔シート。 - 【請求項2】 角形成形米飯の外周に海苔シートを巻い
た角型海苔巻であって、海苔シートの巻込み方向と直交
する方向に、所要複数列に亘って複数個の折曲げ角部形
成用の小孔を所定の間隔を置いて穿設してなる海苔シー
トを角形成形米飯の外周に、前記各列の小孔と角形成形
米飯の各角部とが合致するようにして巻込み、上記海苔
シートの角形成形米飯の各角部と対応するように折曲げ
られた各折曲げ角部に沿って、各列の小孔が配設されて
いることを特徴とする角型海苔巻。 - 【請求項3】 複数枚の板を屈折自在に連結して形成さ
れる平板状態の米飯海苔巻包板の上面に、巻込み方向と
直交する方向に所要複数列に亘って複数個の折曲げ角部
形成用の小孔が所定の間隔を置いて穿設されている海苔
シートを、前記米飯海苔巻包板の各連結部と、前記各列
の小孔が互いに合致するようにして載置し、さらにその
海苔シート上面に所定量の米飯を供給した後、前記米飯
海苔巻包板の両側の板を上方へ押上げ箱形に屈折させる
ことで、角形成形米飯の各角部と対応するように折曲げ
られた各折曲げ角部及び該各角部に沿って各列の小孔が
配設されている海苔巻を成形することを特徴とする角型
海苔巻の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8267978A JPH1084918A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 角型海苔巻用海苔シート並びにその海苔シートを利用した角型海苔巻及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8267978A JPH1084918A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 角型海苔巻用海苔シート並びにその海苔シートを利用した角型海苔巻及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1084918A true JPH1084918A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17452223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8267978A Pending JPH1084918A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 角型海苔巻用海苔シート並びにその海苔シートを利用した角型海苔巻及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1084918A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160018016A (ko) * | 2014-08-07 | 2016-02-17 | 김대원 | 주먹밥용 김 및 그 제조장치 |
-
1996
- 1996-09-18 JP JP8267978A patent/JPH1084918A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160018016A (ko) * | 2014-08-07 | 2016-02-17 | 김대원 | 주먹밥용 김 및 그 제조장치 |
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