JPH1084803A - 動物の耳標の係止具 - Google Patents

動物の耳標の係止具

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Publication number
JPH1084803A
JPH1084803A JP8263729A JP26372996A JPH1084803A JP H1084803 A JPH1084803 A JP H1084803A JP 8263729 A JP8263729 A JP 8263729A JP 26372996 A JP26372996 A JP 26372996A JP H1084803 A JPH1084803 A JP H1084803A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
animal
ear tag
hollow
ear
tag
Prior art date
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Pending
Application number
JP8263729A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Aso
英夫 麻生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujihira Industry Co Ltd
Original Assignee
Fujihira Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujihira Industry Co Ltd filed Critical Fujihira Industry Co Ltd
Priority to JP8263729A priority Critical patent/JPH1084803A/ja
Publication of JPH1084803A publication Critical patent/JPH1084803A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】中空柱部を動物の耳殻に貫通させて取り付ける
耳標の係止具は、先端に嵌った鋭利体が外れると、合成
樹脂素材のため接触などによる衝撃に極めて弱く変形し
易い。このため、衝撃を受けると耳標が外れてしまうこ
とが多々あった。本発明は、確実に耳標を保持しておく
ことができる動物の耳標の係止具を提供することを目的
とするものである。 【解決手段】動物の耳標3の係止具1の中空柱部2に周
面に凸凹を有するものあるいはコイルスプリングなどの
筒状体5が埋設されている。係止具1の中空柱部2に装
着されている鋭利体21が脱落してもあるいは鉗子で装
着時に自動的に脱落させられたものであっても、耳標3
の接触による衝撃の力が加わった時、中空柱部2は変形
しない。従って、中空柱部2に嵌った耳標3は顎部22
に係止され、脱落しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家畜などの動物を識別
するためその動物の耳殻に取り付ける動物の耳標の係止
具に関するものである。
【0002】
【従来技術と問題点】耳標は家畜などの動物を識別する
ための手段として従来より使用されており、その耳標も
単に家畜などの動物を識別するための番号を標記したも
のや、ICチップに家畜などの動物のデータを記憶させ
て管理するものなどがある。そして、動物に耳標を取り
付けるには、当て板と先端に鋭利体を装備し且つ顎部を
有する中空柱部とからなる係止具を用い、鉗子で中空柱
部を動物の耳殻に貫通させて、顎部で脱出を阻止して耳
標を保持させている。
【0003】このようにして耳標は動物に取り付けられ
るが、中空柱部の先端に形成された鋭利体が脱落するこ
とが多く、脱落した場合には、中空柱部の素材が合成樹
脂材なので変形し易く、顎部が作用せず、耳標が抜け落
ちることが多かった。また、鋭利体が動物の耳殻から突
出ているため、他の動物との接触時に相手の動物をその
尖った鋭利体で傷付けることを避けるため、動物の耳殻
に貫通させた中空柱部に耳標を取り付けた時、中空柱部
の尖った鋭利体が直ちに外れる構造の耳標が開発され
(特開平05−30874)、それが使用されるように
なった。
【0004】これにより、他の動物と接触しても相手に
傷を負わせるようなことはなくなったが、尖った鋭利体
が外れた中空柱部は先端が開口した中空のピンとなって
しまうことから、中空柱部に取り付けられた耳標が他の
動物や樹木などに接触すると、耳標の接触による衝撃で
中空の中空柱部が変形してしまいこの中空柱部に取り付
けられている耳標が外れてしまうなどの不具合が発生す
るようになった。
【0005】このため、耳標が外れる都度中空柱部を耳
殻に貫通させなければならず、動物に与える苦痛が多
く、また、貫通部を化膿させてしまうなどの危険もあり
衛生上問題があった。また、耳標は取り付けたとき動物
に不快感を与えないようにするためできるだけ軽くしな
ければならず、単に中空柱部の中空構造をやめて内部を
埋めてしまったり芯棒を入れてしまうこともできない問
題もある。
【0006】
【目的】本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもの
で、中空柱部の構造を中空としたままで、他の動物や樹
木などに耳標が接触してしまった場合でも、確実に耳標
を保持しておくことができる動物の耳標を提供すること
を目的とするものである。
【0007】
【問題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、当て板と先端に鋭利体を装備し且つ顎部を有する
中空柱部とからなり、動物の耳殻に該中空柱部材を貫通
させ、この中空柱部に動物を識別するための耳標を装着
するようにした動物の耳標の係止具において、前記中空
柱部の上方に筒状体を埋設していることを特徴とする動
物の耳標の係止具である。
【0008】本発明の耳標の係止具を更に詳しく説明す
ると、耳標は、家畜等の動物を識別するために動物の耳
殻に取り付けるものであって、その係止具は、当て板と
先端に鋭利体を装備し且つ顎部を有する中空柱部からな
り、当て板は、耳殻の裏面に当てられ、その中央に立設
する中空柱部は先端に円錐形の鋭利体が付設され且つ同
じく先端部分に耳標脱出防止用の顎部が形成されてい
る。
【0009】耳殻に貫通した中空柱部には、顎部で脱出
不能に耳標が取り付けられ、その耳標には動物を識別す
るための番号が標記されていたり、または、家畜などの
動物のデータを記憶したICチップが設けられている。
さらに、この中空柱部の鋭利体は、本体装着後も保持さ
れるものもあるが、他の動物などとの接触時に自己また
は相手の動物を傷付けないように、鉗子で装着したとき
鋭利体を自動的に外すようになっているものもある。
【0010】この耳標及びその係止具は合成樹脂などを
材料として用い、それを成型することにより製造され
る。中空柱部には、筒状体が埋設されているが、その埋
設は、プラスチック成型時に一体的に処理される。この
筒状体は、単なる筒でもよいが、食い込みをよくするた
め、周囲に割りや、孔または窓を形成するのが望まし
い。特に軸方向にジグザグの割れ目を形成したものが好
ましい。筒状体の材質は特に限定するものではないが、
使用時の衝撃による変形に十分耐えられるものを適宜選
定して用いればよい。
【0011】また、筒状体としてコイルスプリングを用
いてもよく、そのコイルスプリングも隣接するコイル間
が密接しているものや隙間が開いているものなどいずれ
でもよい。さらに、凸凹を有する筒状体の代わりに周面
に孔を有する筒状体を用いてもよい。また、その孔の形
状も四角や円などにすればよく特に限定するものではな
いが、中空柱部の溶解している素材が筒状体の孔に十分
入り込むような寸法とする。
【0012】
【作用】本発明の耳標の係止具は以上のように構成され
ているので、係止具の中空柱部に装着されている鋭利体
が脱落してもあるいは鉗子で装着時に自動的に脱落させ
られたものであっても、埋設されている筒状体が中空柱
部の補強材として働き、耳標の接触による衝撃の力が加
わっても、中空柱部は変形しない。従って、中空柱部に
嵌った耳標は顎部に係止され、脱落しない。
【0013】また、筒状体が、割れ目を形成したものや
コイルスプリングからなるもの等おいては、埋設のため
筒状体自体が脱出することはなく、更にコイルスプリン
グの弾性効果により耳標の接触による衝撃の力が中空柱
部に急激に及んだ場合でもその力を緩やかに吸収する。
【0014】
【実施例】以下本発明の動物の耳標の係止具を図面に従
って説明すると、図1は、耳標取り付け状態の実施例を
示した断面図であり、1は家畜などの動物の耳殻4に取
り付けられている本発明の係止具、2は動物の耳殻4を
貫通した中空柱部、3は動物を識別するための番号など
が標記されている耳標、4は動物の耳殻、5は筒状体で
あり、図2及び図3のごとく、筒状体5は、軸方向にジ
グザグの割れ目を形成したものであって、中空柱部2に
埋設されている。21は円錐状の鋭利体、22は耳標3
の脱出を阻止する顎部、23は当て板、24は中空柱部
2の中空部分である。
【0015】図4は、筒状体5がコイルスプリングとな
った実施例であり、中空柱部2に埋設されている。ま
た、補強材として埋設に適しているものとしては、図5
に示すような筒状体6があり、ローレット7などを付け
周面61を凸凹とした筒状体6、または、周面61に四
角や円などの孔8を開けた筒状体6などが適している。
【0016】そして、中空柱部2に取り付けられた耳標
3が他の動物や樹木などに接触し、そのときの衝撃力が
中空柱部2を変形させようとしても中空柱部2に埋設さ
れているこれら筒状体5が中空柱部2の補強材として働
いて、中空柱部2の変形を阻止し耳標3の外れを阻止す
る。
【0017】
【効果】本発明は以上のように構成されていることによ
り、家畜等の動物に取り付けた耳標や係止具が他の動物
や樹木などに接触してしまった場合でも中空柱部が変形
せず、顎部と耳標の係合が確保され、確実に耳標を保持
しておくことができる。しかも、筒状体は中空柱部に埋
設形成されるので、筒状体の脱落はなく、従って、中空
柱部を中空構造のままで強固に補強し、そして、それに
伴う中空柱部の重量増加も極めて少ない増加に押さえる
ことができたことから、耳標を取り付けた動物に不快感
を与えることもない。
【0018】更に、本発明の係止具のうち、中空柱部に
割れ目を入れたり、コイルスプリングとしたものは、弾
性効果により、接触による衝撃力が中空柱部に急激に及
んだ場合でもその力を緩やかに吸収することができるた
め、耳標を付けている動物の耳殻の皮膚を切り裂いてし
まうようなこともなく、安全に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 耳標の取り付け状態の一実施例を示す断面図
【図2】 係止具の一部切欠き斜視図
【図3】 ジグザグの割れ目を有する筒状体の斜視図
【図4】 耳標の取り付け状態の一実施例を示す断面図
【図5】 筒状体の実施例を示す斜視図
【符号の説明】
1−耳標,2−中空柱部,21−尖った鋭利体,22−
傘部,23−抜止部,24−中空部分,3−耳標,4−
耳殻,5−コイルスプリング,6−筒状体,61−周
面,7−ローレット,8−孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】当て板と先端に鋭利体を装備し且つ顎部を
    有する中空柱部とからなり、動物の耳殻に該中空柱部を
    貫通させ、この中空柱部に動物を識別するための耳標を
    装着するようにした動物の耳標の係止具において、前記
    中空柱部の上方に筒状体を埋設していることを特徴とす
    る動物の耳標の係止具
  2. 【請求項2】前記筒状体が軸方向にジグザグの割れ目を
    形成していることを特徴とする請求項1の動物の耳標の
    係止具
  3. 【請求項3】前記筒状体がコイルスプリングであること
    を特徴とする請求項1の動物の耳標
  4. 【請求項4】前記中空本体に周面に窓または孔を有する
    筒状体を埋設していることを特徴とする請求項1の動物
    の耳標
JP8263729A 1996-09-13 1996-09-13 動物の耳標の係止具 Pending JPH1084803A (ja)

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JPH1084803A true JPH1084803A (ja) 1998-04-07

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