JP2631633B2 - 動物用耳付札の取付具 - Google Patents

動物用耳付札の取付具

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JP2631633B2
JP2631633B2 JP6276485A JP27648594A JP2631633B2 JP 2631633 B2 JP2631633 B2 JP 2631633B2 JP 6276485 A JP6276485 A JP 6276485A JP 27648594 A JP27648594 A JP 27648594A JP 2631633 B2 JP2631633 B2 JP 2631633B2
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隆 大津
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、牛等の家畜その他の動
物の認識用として耳部に取付けられるようにした付札の
取付具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】動物の耳部を強制的に貫通する尖ったピ
ンを有する雄部と、該ピンがその先端から挿入係止され
る穴部を有しタブを延設した雌部との組合せで構成する
耳付札と、この耳付札を取付けるためのペンチ状の取付
具がすでに種々提案されており、取付具の一方の挟み部
の内側を雄部の保持部とし、他方の挟み部の内側を雌部
の保持部とし、前記両保持部に装着した状態で動物の耳
部の両側に配設した雄、雌の札を予め開かれたペンチ型
取付具の挟み部で押圧して一挙に取付けるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】雄部の札のピン部材を
動物の耳殻部を貫通して雌部の札の孔部に挿通して嵌合
したとき、ピン部材の円錐形の頭部の先端が孔部から突
出して露出し、これで動物の耳や動物の耳を掴んだ人の
手が傷付くことがある。特に、牛の除角の時や出荷時の
捕定、豚の出荷時などにこの耳札による怪我が多く発生
している。
【0004】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、耳札自体は従来のものを使用しても、動物の耳はも
ちろんのこと、出荷時などにこれをつかむ人が怪我をす
ることがなく、安全な耳札にできる動物用耳付札の取付
具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、先端に軟質の合成樹脂またはゴム体からなる
矢尻状の拡大頭部を一体的に形成したピンを有する雄部
と、前記拡大頭部が挿通する筒体部を、タブを一体的に
延設した板体から一体的に突出した雌部とで構成する動
物用耳付札を結合しながら動物の耳に装着する取付具に
おいて、全体をペンチ型に形成し、挟み部の一方の内側
を雄部の保持部とし、挟み部の他方の内側に雌部の保持
部を形成するとともに、前記筒体部が収納される開口長
溝を形成し、該開口長溝の内側に前記拡大頭部の先端を
切除する切断部としての刃を設けたことを要旨とするも
のである。
【0006】または、先端に金属からなる矢尻状の拡大
頭部を一体的に形成したピンを有する雄部と、前記拡大
頭部が挿通する筒体部を、タブを一体的に延設した板体
から一体的に突出した雌部とで構成する動物用耳付札を
結合しながら動物の耳に装着する取付具において、全体
をペンチ型に形成し、挟み部の一方の内側を雄部の保持
部とし、挟み部の他方の内側に雌部の保持部を形成する
とともに、前記筒体部が収納される開口長溝を形成し、
該開口長溝の内側に前記拡大頭部の先端を切除する切断
部としてのヤスリを設けたことを要旨とするものであ
る。
【0007】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、挟み部の一方
の内側で耳札の雄部を保持し、他方の内側で雌部を保持
した状態で、これらの雄部と雌部とを動物の耳の両側に
配し、挟み部で押圧すれば雄部のピンが耳殻を貫通しな
がら雌部の孔に入り、結合すると同時に耳に装着され
る。このとき、ピンの先端は、耳殻を貫通した後、切断
部で切除されながら雌部の孔に挿入するから、結合後の
装着状態ではピンの先端はカットされており、これが雌
部から突出しても尖っていないから怪我をすることもな
く安全である。また、ピンの先端の拡大頭部の先端が軟
質の合成樹脂またはゴム体であることから、切断部とし
ての刃により切除は簡単に行える。
【0008】請求項2の本発明によれば、前記作用に加
えて、拡大頭部の先端が金属でも、切断部をヤスリとす
ることで、切除は簡単に行える。
【0009】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明の取付具の実施例を示す一部を
切欠いた正面図、図2は同上要部の側面図で、先ず、本
発明の取付具で取り付けられる動物の耳付札を図3、図
4について説明する。
【0010】aは雄部、bは雌部を示し、雄部aは弾性
を有し、例えば比較的軟質の合成樹脂若しくはゴム体で
製造した円形の板体1からピン2を一体的に垂直に突設
したもので、ピンの先端は矢尻型の拡大頭部2aを一体
的に形成し、板体1を貫通してピン2の内部に孔2bを
形成した。
【0011】雌部bは同じく弾性を有し比較的軟質の合
成樹脂若しくはゴム体で製造され、延設部分にタブ3を
一体的に形成した略U字形の板体4に穴部5を設けたも
ので、該穴部5は該板体4の片側にのみ筒体状に突出し
て形成され、その径は前記ピン2の拡大頭部2aより少
し大きいものとし、さらに突出方向と逆側の穴部5の入
口5aはピン2の拡大頭部2aが無理やり押し込むべく
該頭部2aの最大径よりも多少小さ目に形成した。
【0012】次に取付具について説明すると、図1、図
2に示すように全体がペンチ型で、2つのレバー部材を
中央で枢着し、この枢軸6の部分で上方の挟み部7と下
方の把持部8とに区画される。図中8a,8bは把持部
8を構成する握り片で、各々枢軸6の直下に相対向する
ように凹部9a,9bを形成し、この凹部9a,9bに
バネ10の端部を収容することで該バネ10を握り片8a,
8b間に介在させこれらを外側に開くように付勢する。
【0013】一方、挟み部7はそれぞれ握り片8a,8
bと連続している顎部7a,7bで構成され、第1の顎
部7aは耳付札の雄部aのピン2に形成した孔2bに挿
入される保持部としてのピン11を内側に向けて突設し
た。
【0014】また、第2の顎部7bの上端には開口長溝
12を形成し、この開口長溝12の外形と同形の開口長溝13
を設けた保持板14を顎部7bの内側に軸着し、該保持板
14の下方部分を切り起こして形成したバネ体15を顎部7
bとの間に介装し、保持板14の上方部分が顎部7bの側
に押圧されるように付勢する。
【0015】かかる取付具において、前記第2の顎部7
bに形成した開口長溝12の内部上方に前記拡大頭部2a
の先端を切除する切断部16を設ける。この切断部16は、
拡大頭部2aが前記のような合成樹脂製、ゴム製の場合
は、刃16aで構成し、拡大頭部2aが金属製の場合はヤ
スリ16aで構成する。
【0016】次に使用法及び作用について説明する。耳
付札を動物の耳に取り付けるには、耳付札の雄部aに設
けた孔2bに、取付具の第1の顎部7aの内側に突設し
たピン11を挿入して、雄部aを第1の顎部7aに保持す
る。
【0017】他方、第2の顎部7bの内側に設けた保持
板14の上部をバネ体15の弾力に抗して起こし、保持板14
と顎部7bとの間に雌部bの板体4を挿入して挟圧固定
する。このとき、板体4から突出している穴部5は開口
長溝12,13内に嵌入する。
【0018】この状態で、雄部aと雌部bの間に動物の
耳を差し入れ、把持部8の握り片8a,8bをバネ10の
弾力に抗して手で強く握れば顎部7a,7b同士が近接
し、雄部aのピン2は耳部を貫いた後に雌部bの穴部5
に強く挿入される。
【0019】このとき、図6、図7に示すようにピン2
が合成樹脂製やゴム製の場合は、これが穴部5に挿入さ
れる直前に開口長溝12に設けた切断部16を構成する刃16
aに押しつけられ、さらなる押圧によって切断される。
そして、拡大頭部2aの尖った先端が切断された状態で
穴部5に挿入する。
【0020】また、図9、図10に示すようにピン2の先
端の拡大頭部2bが金属製の場合は、これが穴部5に挿
入される直前に開口長溝12に設けた切断部16を構成する
ヤスリ16bに押しつけられ、さらなる押圧によって削ら
れる。そして、拡大頭部2aの尖った先端が切断された
状態で穴部5に挿入する。最後に、耳付札を取付具から
外す。
【0021】こうして雌部bに挿入される雄部aは拡大
頭部2aが穴部5の入口5aを押し広げながら挿入する
ので、以後抜け出ることはない。また、拡大頭部2aの
先端が外側に突出しても、この突出部分は切除してある
から尖っておらず、先端で動物の耳が傷付いたり、牛の
除角の時や出荷時の捕定、豚の出荷時などに作業者が怪
我することもない。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明の動物用耳付札
の取付具は、耳付札を動物の耳に取り付けた状態では雄
部のピンの尖った先端が切除されるから、これで動物自
身はもちろんのこと、出荷時などに作業者が怪我するこ
とを防止でき安全である。しかも、耳付札は従来のもの
をそのまま使用でき、コスト的にも安価なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動物用耳付札の取付具の実施例を示す
一部を切欠いた正面図である。
【図2】本発明の動物用耳付札の取付具の実施例を示す
要部の側面図である。
【図3】本発明の動物用耳付札の取付具で取り付ける耳
付札の一例を示す正面図である。
【図4】本発明の動物用耳付札の取付具で取り付ける耳
付札の一例を示す一部を切欠いた側面図である。
【図5】本発明の動物用耳付札の取付具の使用状態を示
す要部の正面図である。
【図6】本発明の動物用耳付札の取付具の使用状態を示
す耳付札が合成樹脂製の場合の切断直前の説明図であ
る。
【図7】本発明の動物用耳付札の取付具の使用状態を示
す耳付札が合成樹脂製の場合の切断時の説明図である。
【図8】本発明の動物用耳付札の取付具の使用状態を示
す耳付札が合成樹脂製の場合の切断後の説明図である。
【図9】本発明の動物用耳付札の取付具の使用状態を示
す耳付札の先端が金属製の場合の切断時の説明図であ
る。
【図10】本発明の動物用耳付札の取付具の使用状態を
示す耳付札の先端が金属製の場合の切断後の説明図であ
る。
【符号の説明】
a…雄部 b…雌部 1…板体 2…ピン 2a…拡大頭部 2b…孔 3…タブ 4…板体 5…穴部 5a…入口 6…枢軸 7…挟み部 7a,7b…顎部 8…把持部 8a,8b…握り片 9a,9b…凹
部 10…バネ 11…ピン 12…開口長溝 13…開口長溝 14…保持板 15…バネ体 16…切断部 16a…刃 16b…ヤスリ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に軟質の合成樹脂またはゴム体から
    なる矢尻状の拡大頭部を一体的に形成したピンを有する
    雄部と、前記拡大頭部が挿通する筒体部を、タブを一体
    的に延設した板体から一体的に突出した雌部とで構成す
    る動物用耳付札を結合しながら動物の耳に装着する取付
    具において、全体をペンチ型に形成し、挟み部の一方の
    内側を雄部の保持部とし、挟み部の他方の内側に雌部の
    保持部を形成するとともに、前記筒体部が収納される開
    口長溝を形成し、該開口長溝の内側に前記拡大頭部の先
    端を切除する切断部としての刃を設けたことを特徴とす
    る動物用耳付札の取付具。
  2. 【請求項2】 先端に金属からなる矢尻状の拡大頭部を
    一体的に形成したピンを有する雄部と、前記拡大頭部が
    挿通する筒体部を、タブを一体的に延設した板体から一
    体的に突出した雌部とで構成する動物用耳付札を結合し
    ながら動物の耳に装着する取付具において、全体をペン
    チ型に形成し、挟み部の一方の内側を雄部の保持部と
    し、挟み部の他方の内側に雌部の保持部を形成するとと
    もに、前記筒体部が収納される開口長溝を形成し、該開
    口長溝の内側に前記拡大頭部の先端を切除する切断部と
    してのヤスリを設けたことを特徴とする動物用耳付札の
    取付具。
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