JPH0236375Y2 - - Google Patents

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JPH0236375Y2
JPH0236375Y2 JP1984000362U JP36284U JPH0236375Y2 JP H0236375 Y2 JPH0236375 Y2 JP H0236375Y2 JP 1984000362 U JP1984000362 U JP 1984000362U JP 36284 U JP36284 U JP 36284U JP H0236375 Y2 JPH0236375 Y2 JP H0236375Y2
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female
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JP1984000362U
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  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、家畜等の個体を識別するために、
家畜の耳介などに装着される動物用耳標に関する
ものである。
従来、動物用耳標として広く用いられているも
のに、第1図に示す耳標がある。この耳標1は、
雄札2と雌札3とからなるものであつて、雄札2
は、個体識別のための番号等が標記される標示板
4に中空円柱状の中空軸5が設けられると共に、
この中空軸5の先端に、軸線に沿つて孔6が穿設
された略円錐状のスパイク7が取り付けられてな
るものである。また雌札3は、標示板8に上記ス
パイク7が挿通され上記中空軸5に嵌着する係合
孔9が穿設されてなるものである。
そして、このような耳標1を動物の耳介に装着
するには、プライヤ様の装着具10が用いられ
る。この装着具10は、先端くわえ部の一方10
aに雄札2を、他方に雌札3を取り付けるように
なさており、先端くわえ部の一方10aには、雄
札2の中空軸5とスパイク7が嵌められると共に
耳介を穿孔する。先端針状の穿孔軸10bが突設
されている。そして雄札2と雌札3は、このよう
なプライヤ様の装着具に取り付けられた後、この
装着具を閉じることによつて耳介に装着される。
ところで、このように装着される耳標1は、装
着時、装着具10の穿孔軸10bによつて動物の
耳介に孔を開けるものなので、装着の都度、耳介
穿孔時の出血等によつて穿孔軸10bが汚染され
る。このため、装着具10を繰返し使用すると病
気が伝染する恐れがあり、この対策が要望されて
いた。
また、このような耳標1は、雄札2の中空軸5
が中空円柱状とされているので、雌札3の係合孔
9がこの中空軸5の軸方向に移動可能となり、こ
のため、例えば装着の際に装着具10を閉じ過ぎ
ると、雄札2と雌札3とによつて耳介が挾持され
てしまい耳介に開けられた孔の治癒が遅れたり、
挾さまれた耳介が炎症をおこしたりする問題があ
つた。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
病気が伝染する恐れがなく、また、耳介に開けら
れた孔の治癒が遅れたり、耳介が炎症をおこすこ
とのない動物用耳標を提供することを目的とす
る。
以下、図面を参照してこの考案を詳細に説明す
る。
第2図および第3図は、この考案の動物用耳標
(以下、耳標と略称する。)の一実施例を示すもの
で、図中符号20は耳標である。
この耳標20は、雄札21と雌札22とからな
るもので、雄札21は、軟質材料からなる札部2
3に、中空軸24とスパイク部材25とからなる
スパイク軸26が設けられてなり、雌札22は、
軟質材料からなる札部27に、上記スパイク軸2
6が挿通される係合孔28が穿設されてなるもの
である。
雄札21の札部23は、ポリプロピレン、ポリ
エチレン等の軟質合成樹脂やゴム等の軟質材料か
らなるシート状のもので、略長方形の札部本体2
3aの一端縁に膨出部23bが形成されている。
札部本体23aの表面(第2図中下方の面)に
は、個体識別のための番号等をここに標記する際
に便利なように第2図中一点鎖線で示すように格
子線23cが描かれている。また膨出部23bの
先端近傍部には、札部23の裏面方向に中空軸2
4が突設されている。
中空軸24は、中空円柱状のものであつて、基
端部側の胴部24aと先端部側の首部24bとか
らなる。胴部24aは、その外径が、雌札22の
係合孔28の内径よりも大きくなるように形成さ
れており、またその長さが、動物の耳介の厚さよ
りも長くなるように形成されている。首部24b
は、その外径が、雌札22の係合孔28の内径と
略等しくまたは若干小さく形成され、またその長
さが、係合孔28の深さ寸法と略等しくあるいは
長く形成されている。そして、これら首部24b
と胴部24aとによつて、中空軸24の外周面に
は雌札22と雄札21との間隔を保持する肩部2
9が、内周面にはスパイク部材25が係止される
係止段30が形成されている。
スパイク部材25は、黄銅等の金属あるいは硬
質な合成樹脂など硬質の材料によつて形成された
もので、略円錐状のスパイクヘツド31の底面に
取付軸32と係合リング33と位置決め軸34と
が順次同軸的に設けられたものである。スパイク
ヘツド31は、動物の耳介を穿孔するためのもの
で、その最大径部が上記雌札22の係合孔28の
内径よりも大きく形成されている。またこのスパ
イクヘツド31の中程には円周方向に沿う段部3
5によつて、スパイクヘツド31の軸と略直交す
る押し切刃35aが形成されている。この押し切
刃35aは、耳介を穿孔する際に、後述する雌札
22の係合孔の周面と摺接して、耳介を丸く切り
取るものである。このためこの押し切刃35a
は、後述する雌札22の係合孔28の内径と略等
しく形成されている。
スパイクヘツド31の底面には、取付軸32が
設けられており、この取付軸32の後端には係合
リング33が設けられている。取付軸32と係合
リング33は、スパイク部材25を上記中空軸2
4に一体的に取り付けるためのもので、取付軸3
2の径と長さは、中空軸24の首部24bの中空
部と略等しく形成されている。係合リング33
は、スパイクヘツド31に向けて拡開する傘状の
ものであつて、その最大径部は、中空軸24の胴
部24aの内径と略等しく形成されている。そし
て、この係合リング33は中空軸24の係止段3
0に係止する。係合リング33の後端に設けられ
た位置決め軸34は、耳標20を耳介に装着する
際用いる装着具の所定位置に、正確に雄札21を
取り付けるためのものである。この位置決め軸3
4は、上記中空軸24の胴部24aの中空部より
も細くかつ短かく形成されている。
雌札22は軟質材料からなるものであつて、そ
の札部27は、雄札21の札部23と同様、札部
本体27aと膨出部27bと格子線27cとから
形成されており、この膨出部27bには係合孔2
8が穿設されている。この係合孔28は、雄札2
1のスパイク軸26のスパイクヘツド31が挿通
されて、スパイク軸26の首部24bに係合する
もので、その径は、首部24bに緊密に嵌合しか
つスパイクヘツド31を押し込み得る寸法とされ
ている。また係合孔28を囲む部分28aは、厚
く形成されて、スパイクヘツド25が脱落し難い
ようになされている。
係合孔28の周囲には、さらにカツプ36が形
成されている。このカツプ36は、装着された耳
標20において、雌札22の表面(第2図中上方
の面)から突き出した雄札21のスパイクヘツド
31を囲繞し、スパイクヘツド31によつて動物
の体が傷つくのを防ぐためのものである。このカ
ツプ36は、その中空部分の内径がスパイクヘツ
ド31の底部よりも大径、中空部分の深さがスパ
イクヘツド31の高さよりも深く形成されてい
る。
次に、この耳標20の装着方法を説明する。
この耳標20を動物の耳介に装着するために用
いる装着具40はプライヤ様のものであつて、そ
の先端くわえ部の一方40aには、第2図に示す
ように中空円柱状の支持軸40bが突設されてい
る。耳標装着に際しては、まずこの支持軸40b
に雄札21を取り付ける。その際、支持軸40b
の中空部にはスパイク軸26のスパイク部材25
の位置決め軸34が嵌め込まれ、支持軸40bの
外周はスパイク軸26の軟質材料よりなる中空軸
24の胴部24aによつて挾持されるので、雄札
21は装着具40の所定位置に正確かつ確実に取
り付けられる。ついで装着具40の先端くわえ部
の他方に雌札22を取り付ける。この雌札22
は、適当な手段によつて、その係合孔28が所定
位置となるように保持される。この後、耳標20
を装着する位置にこの装着具40を位置させ、つ
づいてこのプライヤ様装着具40を閉じる。
この結果、雄札21のスパイクヘツド31は、
まず段部35より先端の部分が耳介に突き刺り、
ついで段部35の押し切刃35aが雌札22の係
合孔28の周面と摺接することにより耳介を押し
切ることで動物の耳介を穿孔する。この後、この
スパイクヘツド31はさらに雌札22の係合孔を
押し開き、これを通過して雌札22に係止し、こ
れによつて耳標20は耳介に装着される。
このような構成の耳標20にあつては、動物の
耳介を各雄札21のスパイクヘツド31によつて
穿孔するので、穿孔に際して装着具が動物の血液
等によつて汚染されることがなく、従つて多数の
動物に耳標20を装着する場合においても、耳標
20を装着することによつて病気が伝染すること
はない。
また、スパイク軸26の中空軸24を胴部24
aと首部24bとによつて形成すると共に、雌札
22の係合孔28の内径よりも、胴部24aの外
径が大きくなるようにかつ首部24bの外径が小
さくあるいは略等しくなるように形成したので、
係合孔28は首部24bに係止することとなり、
装着された耳標20の雌札22と雄札21との間
には、胴部24aの長さ分の間隔が形成され、そ
れよりも狭まることはない。従つて、この耳標2
0は、例えば装着時など手加減せずとも、雄札2
1と雌札22とによつて耳介を挾持することがな
く、耳標20と耳介との間には空気が流通し得る
所定の隙間が形成されるので、耳介に開けられた
孔の治癒が早まり、また耳介が炎症をおこすこと
がない。
さらに、この耳標を装着する際には、装着具4
0の中空円柱状の支持軸40bに、雄札21の中
空軸24を嵌めることで、支持軸40bに雄札2
1を確実に取り付けることができ、さらに、その
位置をスパイク部材25の位置決め軸34を支持
軸40bの中空部に差し込むことでその位置を正
確に定めることができる。また耳介穿孔時におい
ては、スパイクヘツド31を押し込む力を、装着
具の支持軸40bの先端からスパイク部材25の
係合リング33を介して伝達するので、強力かつ
確実にスパイクヘツド31を耳介に押し込むこと
ができる。しかも、スパイクヘツド31に押し切
刃35aを設け、動物の耳介を押し切るようにし
たので、従来の単にスパイクヘツドで耳介を押し
開いて穿孔する方式のものに比べて、軽い力で容
易に耳介を穿孔できる。また、横すべりなどを起
して斜に耳介を穿孔することがなく、真直ぐに耳
介を穿孔し得る。従つて、この耳標20は正確か
つ確実に耳介を穿孔して装着されるものとなる。
なお、以上の説明においては、雄札21の札部
23と雌札22の札部27のいずれをも、個体を
識別する番号等を標記し得る大きさとしたが、札
部23,27のいずれか一方を小型に形成しても
よい。
以上説明したように、この考案の動物用耳標
は、スパイク軸を、上記雄札の札部に一体に設け
た中空軸と、この中空軸の先端に取り付けた硬質
材料よりなるスパイク部材とから構成し、上記中
空軸を基端部側の胴部と先端部側の首部とから構
成し、該胴部の外径を上記雌札の係合孔の内径よ
り大きく、首部の外径を上記雌札の係合孔の内径
に略等しくまたは若干小さく形成成するととも
に、胴部の長さを耳標が装着される動物の耳介の
厚さより長く形成し、上記スパイク部材の先端
に、その先端側が尖端になるように略円錐形のス
パイクヘツドを設け、該スパイクヘツドの最大径
部を上記雌札の係合孔の内径より大きくしたもの
であるから、以下の優れた効果を奏する。
装着具で動物の耳介を直接穿孔することなく
該耳介に装着することができるので、装着具が
血液等によつて汚染されることがなく、よつて
この耳標の装着に起因して病気が伝染すること
を防止することができる。
スパイク軸における中空軸の胴部の外径を上
記雌札の係合孔の内径より大きくしたことによ
つて該胴部が係合孔内に嵌入することがなく、
さらに該胴部の長さを動物の耳介の厚さより長
くしたことによつて雄札と雌札との間に所定の
間隙が保たれることにより、札間に耳介が挟ま
れることがなく、よつて耳介に形成された孔が
炎症をおこすことなく早期に治癒する。
スパイクヘツドを略円錐形にするとともに、
その先端側が尖端となるようにしたので、耳介
を突き刺してこれを貫通するのに大きな力を必
要とせず、しかも尖端部から雌札の係合孔に挿
入することによつて該スパイクヘツドが係合孔
に案内されてこれに容易に嵌合するものとな
り、したがつて装着処理が極めて容易になつて
装着作業の迅速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の動物用耳標の一例を示す斜視
図、第2図はこの考案の動物用耳標の一例を示す
斜視図、第3図はこの考案の動物用耳標の要部を
示す断面図である。 20……耳標、21……雄札、22……雌札、
23……札部、24……中空軸、24a……胴
部、24b……首部、25……スパイク部材、2
6……スパイク軸、27……札部、28……係合
孔、31……スパイクヘツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軟質材料からなる札部およびこれに突設したス
    パイク軸を備えた雄札と、軟質材料からなる札部
    およびこれに穿設した上記スパイク軸が挿通され
    る係合孔を備えた雌札とからなる耳標であつて、 上記スパイク軸を、上記雄札の札部に一体に設
    けた中空軸と、この中空軸の先端に取り付けた硬
    質材料よりなるスパイク部材とから構成し、 上記中空軸を基端部側の胴部と先端部側の首部
    とから構成し、該胴部の外径を上記雌札の係合孔
    の内径より大きく、首部の外径を上記雌札の係合
    孔の内径に略等しくまたは若干小さく形成すると
    ともに、胴部の長さを耳標が装着される動物の耳
    介の厚さより長く形成し、 上記スパイク部材の先端に、その先端側が尖端
    になるようにして略円錐形のスパイクヘツドを設
    け、スパイクヘツドの最大径部を上記雌札の係合
    孔の内径より大きくしたことを特徴とする動物用
    耳標。
JP36284U 1984-01-06 1984-01-06 動物用耳標 Granted JPS60112281U (ja)

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JP36284U JPS60112281U (ja) 1984-01-06 1984-01-06 動物用耳標

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JPS60112281U JPS60112281U (ja) 1985-07-30
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