JPH108447A - 貫入試験方法とその装置 - Google Patents

貫入試験方法とその装置

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JPH108447A
JPH108447A JP16345396A JP16345396A JPH108447A JP H108447 A JPH108447 A JP H108447A JP 16345396 A JP16345396 A JP 16345396A JP 16345396 A JP16345396 A JP 16345396A JP H108447 A JPH108447 A JP H108447A
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JP
Japan
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penetration test
rod
penetration
fluid pressure
test rod
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Withdrawn
Application number
JP16345396A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Tsukamoto
洋之 塚本
Tadashi Izawa
忠 井澤
Junichi Kinuta
淳一 絹田
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HOKOKU ENG KK
Original Assignee
HOKOKU ENG KK
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Publication date
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スウェーデン式サウンディング試験方法によ
る貫入試験を行うに当たって、肉体的に非常に過酷な作
業を必要としていたのを解消し、且つ個人差のできるだ
け発生しない正確な測定を行うことが可能とした。 【解決手段】 流体圧シリンダ10の収縮駆動力によっ
て貫入試験用ロッド11が地盤中に貫入するようにし、
該流体圧シリンダ10の収縮駆動力から貫入試験用ロッ
ド11に負荷する荷重を予め数段階に決定しておき、決
定された荷重に基づく流体圧シリンダ10の収縮駆動力
によって上記貫入試験用ロッド11を地盤中に貫入せし
め、これによって、決定された荷重に基づく上記貫入試
験用ロッド11の貫入量を測定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地盤中に貫入試
験用ロッドを貫入し、該貫入時の貫入抵抗を測定するこ
とによって、地盤の硬軟または締まり具合、即ち地盤支
持強さを測定するための一般にスウェーデン式サウンデ
ィング試験方法と呼ばれている貫入試験方法の改良とそ
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】図6は、従来のスウェーデン式サ
ウンディング試験方法を示す図である。図6において、
1はハンドル、2はおもりで、10kgのものが2個、2
5kgのものが3個あて用いられる。3は載荷用クランプ
で、5kgのものが用いられる。4は底板、5はハンドル
1とおもり2と載荷用クランプ3とを取り付けるように
した長さ1mのロッドで、6は25cmごとに目盛Pを
有する長さ0.8mのスクリューポイント用ロッドで、
前記ロッド5につながれるようになっており、その先端
部に錐状のスクリューポイント7が連結されている。
【0003】(1).まず、おもり2を取り付けない状態
で、スクリューポイント7の位置から50cmのところで
5kgの載荷用クランプ3を固定し、底板4を通して調査
地点上にロッド5およびこれにつながれるスクリューポ
イント用ロッド6を鉛直に立てて支える。ここで、地表
面近くに測定のための基準面を設ける。
【0004】(2).このままでロッド6が地中に貫入する
かどうかを確かめ、貫入する場合は、貫入が止まったと
き基準面からロッド6の次の目盛線までの長さを測って
貫入量を求め、荷重5kgに対する貫入量を記録する。
【0005】(3).次に10kgのおもり2を載荷用クラン
プ3に載せ、 (2)と同じ操作を行い、15kgの貫入量を
記録する。
【0006】(4).次々と、荷重を増加して (3)の操作を
繰り返す。荷重の段階は、5kg、15kg、25kg、50
kg、75kg、100kgであるが、主に50kg、75kgお
よび100kg時の貫入量が測定される。
【0007】(5).載荷用クランプ3が底板4に達した
ら、おもり2を取り除き、ロッド6が足りなければ継ぎ
足し、載荷用クランプ3を50cm引上げて固定し、 (4)
の操作を行う。
【0008】(6).100kgでロッド6の貫入が止まった
場合は、その貫入量を測った後、そのままハンドル1を
取り付け、ハンドル1に鉛直方向の力が加わらないよう
に回転し、次の目盛線まで貫入させるのに要する半回転
数を記録する。なお、これ以後の測定は25cm(目盛
P)ごとに行う。ハンドル1の回転方向は右回りとし、
半回転ごとに一時停止する方向をとり、これを一回と数
える。
【0009】(7).スクリューポイント7が大きな石など
につき当たり、ハンドル1の回転反発力が著しく大きく
なった場合には測定を止める。測定が終わったらおもり
2を降ろし、引抜き装置によって全ロッド5,6を引き
抜き、数を点検し、スクリューポイント7の異常の有無
を調べる。従来は、以上の操作順序を経て貫入試験を行
っていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
スウェーデン式サウンディング試験方法による貫入試験
を行うためには、過酷な肉体労働をともない、測定値の
読み取り、自沈判断に測定者の個人差が現れていた。即
ち、この貫入試験では、10kgおよび25kgのおもり2の
上げ下ろしを、50cm貫入する毎に行わなければならな
い。例えば、10m地中に貫入した場合、おもり2の上
げ下ろしが20回必要となる。従って、作業者は一回に
つき10kgを2個、25kgを3個上げ下ろしするので、 10×2×20×2+25×3×20×2=3800kg つまり、作業者は1ポイント10m貫入するのに25kg
のおもり2に換算して152個分、合計3800kg持ち
上げる仕事をしなければならなかった。しかも、測定に
おいてロッドの貫入、貫入速度、回転数などを目視によ
り観察し記録することから測定データが作業者によって
ばらつく可能性があった。
【0011】本発明は、従来のスウェーデン式サウンデ
ィング試験方法による貫入試験を行うに当たって、肉体
的に非常に過酷な作業を必要としていたのを解消し、且
つ個人差のできるだけ発生しない正確な測定を行うこと
が可能としたこの種の貫入試験方法とその装置を提案す
ることを解決課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、実施形態に示す参照符号
を付して示すと、流体圧シリンダ10の収縮駆動力によ
って貫入試験用ロッド11が地盤中に貫入するように
し、該流体圧シリンダ10の収縮駆動力から貫入試験用
ロッド11に負荷する荷重を予め数段階に決定してお
き、決定された荷重に基づく流体圧シリンダ10の収縮
駆動力によって上記貫入試験用ロッド11を地盤中に貫
入せしめ、これによって、決定された荷重に基づく上記
貫入試験用ロッド11の貫入量を測定するようにした貫
入試験方法に係る。
【0013】また請求項2に記載の発明は、流体圧シリ
ンダ10の収縮駆動力によって貫入試験用ロッド11が
地盤中に貫入すると共に、ロッド回転駆動部12による
所定の回転力によってその貫入途上で貫入試験用ロッド
11が回転するようにし、上記流体圧シリンダ10の収
縮駆動力から貫入試験用ロッド11に負荷する荷重を予
め数段階に決定しておき、決定された荷重に基づく流体
圧シリンダ10の収縮駆動力によって上記貫入試験用ロ
ッド11を上記ロッド回転駆動部12によって回転せし
めながら地盤中に貫入せしめ、これによって、決定され
た荷重に基づく上記貫入試験用ロッド11の回転貫入時
の貫入量と回転数を測定するようにした貫入試験方法に
係る。
【0014】また請求項3に記載の発明は、装置本体1
3に流体圧シリンダ10によって昇降する昇降台14を
設け、該昇降台14に貫入試験用ロッド11を垂直にク
ランプするチャック部15を設け、且つ装置本体13に
貫入試験用ロッド11の貫入量を測定する測定部16を
設け、流体圧シリンダ10の収縮駆動力から貫入試験用
ロッド11に負荷する荷重を予め数段階に決定してお
き、決定された荷重に基づく流体圧シリンダ10の収縮
駆動力によって昇降台14にクランプされた上記貫入試
験用ロッド11の貫入量を上記測定部16によって測定
するようにした貫入試験装置に係る。
【0015】また請求項4に記載の発明は、装置本体1
3に流体圧シリンダ10によって昇降する昇降台14を
設け、該昇降台14に貫入試験用ロッド11を垂直にク
ランプするチャック部15と、チャック部15にクラン
プされた上記貫入試験用ロッド11を回転駆動せしめる
ためのロッド回転駆動部12とを設け、且つ装置本体1
3に貫入試験用ロッド11の貫入量を測定する測定部1
6と該ロッド11の回転数を測定する測定部17を設
け、流体圧シリンダ10の収縮駆動力から貫入試験用ロ
ッド11に負荷する荷重を予め数段階に決定しておき、
決定された荷重に基づく流体圧シリンダ10の収縮駆動
力と上記ロッド回転駆動部12の回転力とによる昇降台
14にクランプされた上記貫入試験用ロッド11の回転
貫入時の貫入量と回転数を上記両測定部16,17によ
って測定するようにした貫入試験装置に係る。
【0016】また請求項5に記載の発明は、装置本体1
3に走行駆動手段18を設け、装置本体13を自走可能
としてなる請求項3または4記載の貫入試験装置に係
る。
【0017】また請求項6に記載の発明は、前記昇降台
14は流体圧シリンダ10につながれるパンタグラフ式
伸縮装置19の伸縮作用によって昇降するようにしてな
る請求項3〜5の何れか記載の貫入試験装置に係る。
【0018】また請求項7に記載の発明は、前記流体圧
シリンダ10および前記ロッド回転駆動部12の駆動力
は、装置本体13に設けた走行駆動手段18の駆動源3
2を利用するようにした請求項3〜6の何れか記載の貫
入試験装置に係る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図面に示す実施
の形態に基づいて説明する。
【0020】図1は、本発明の貫入試験装置の全体を示
すもので、装置本体13は無限軌道帯輪からなる走行駆
動手段18によって走行可能となっており、この装置本
体13にパンタグラフ式伸縮装置19を介して昇降台1
4が取り付けられている。パンタグラフ式伸縮装置19
は流体圧シリンダ10につながれ、該シリンダ10の伸
縮駆動によってパンタグラフ式伸縮装置19が図1ある
いは図3に示すように伸縮し、これによって昇降台14
が昇降作動するようになっている。即ち、パンタグラフ
式伸縮装置19を構成するX状のリンク機構20は、昇
降台14の幅前後に一対あて設けられ、その中央部で流
体圧シリンダ10のピストンロッド10aが連杆21を
介して連結されており、流体圧シリンダ10の伸縮作動
に応じてリンク機構20の先端部に設けたガイドローラ
22が昇降台14と装置本体13とに設けたガイドレー
ル23,24に沿って転動し、昇降台14が上下にのみ
正確に昇降するようになっている。
【0021】昇降台14には、貫入試験用ロッド11が
図1に示すように装置本体13を貫通して地盤中に貫入
されるように、該ロッド11を垂直に掴持するチャック
部15が設けられ、その下部に、油圧モーター25や伝
達機構などからなり、その出力軸26がチャック部15
に連結され、チャック部15に掴持された貫入試験用ロ
ッド11を回転駆動するロッド回転駆動部12が設けら
れている。なお、チャック部15は、これに下方に向か
って直立に掴持される貫入試験用ロッド11が流体圧シ
リンダ10の障害とならないように図2に示すように若
干幅後方にずらした位置に設けられるようになってい
る。29はロッド合わせ指示矢で、貫入試験用ロッド1
1をチャック部15によって垂直に昇降台14に掴持さ
せる際の貫入試験用ロッド11の高さ位置を決定するた
めのものである。なお、チャック部15にはチャックレ
バー30が設けられ、該チャックレバー30を操作して
貫入試験用ロッド11を掴持したり、開放するようにな
っている。また31はチャック部15が開放された際に
貫入試験用ロッド11が下方に落下するのを防止するた
めのロッドストッパーである。
【0022】装置本体13には、走行駆動手段18であ
る無限軌道帯輪を駆動させるための空冷4サイクルエン
ジン32が収容され、該エンジン32の出力を利用して
前記流体圧シリンダ10を駆動させるための油圧ユニッ
ト33と、同じく該エンジン32の出力を利用して前記
ロッド回転駆動部12を駆動させるための油圧ユニット
34が設けられ、それぞれに設けた昇降レバー35と、
ロッド回転レバー36によって操作するようになってい
る。
【0023】また装置本体13には、昇降台14の昇降
量、従って該昇降台14と一体に下降する貫入試験用ロ
ッド11の貫入深度を測定するための測定部16が設け
られている。即ち、棒状の深度目盛37が直立して設置
され、この目盛37に対応して昇降台14に指針38が
設けられている。なお、39は後述のように昇降台1
4、従って貫入試験用ロッド11に負荷する荷重を数段
階に切り換えるための切換弁であり、40は該切換弁を
作動させるための荷重切換レバーである。17は貫入試
験用ロッド11の回転数をカウントするロッド回転数の
測定部で、42はエンジン回転計である。43は走行駆
動手段18の走行方向を操舵する操舵レバーである。
【0024】ところで、従来技術の項で述べたように、
貫入試験用ロッド11を地盤中に貫入する際に、該貫入
試験用ロッド11に50kg、75kg、100kgと荷重を
順次増加して、その際の貫入試験用ロッド11の貫入量
を測定することによって地盤の硬度を検出するようにな
っているが、その荷重の負荷手段として従来では直接に
貫入試験用ロッド11におもりを負荷させていたが、本
発明では流体圧シリンダ10の伸縮駆動力から貫入試験
用ロッド11に負荷する荷重を予め数段階に決定して、
この決定された荷重に基づく流体圧シリンダ10の伸縮
駆動力によって貫入試験用ロッド11を地盤中に貫入さ
せるようにした。
【0025】このように、流体圧シリンダ10の伸縮駆
動力から貫入試験用ロッド11に負荷する荷重を予め数
段階に決定するために、図4に示すような油圧回路を採
用するにいたったものである。
【0026】即ち、流体圧シリンダ10と油圧ポンプ4
4と荷重切換弁39との間に例えば油圧ポンプ44から
の流量を荷重に換算して50kg、75kg、100kgの流
量となる可変絞り弁45,46,47と、切換弁39へ
の流通を開閉する開閉弁48を介在させる。
【0027】しかして、まず切換弁39をその荷重切換
レバー40を操作して50kg用の可変絞り弁45を通る
回路49を開通させることによって、油圧ポンプ44か
らの圧油は分岐点50から50kg用の絞り弁45を通る
回路49を通って流体圧シリンダ10のロッド側室51
にAkgの圧力になる流量の圧油が流入し、一方分岐点5
0から他方の回路52を通ってヘッド側室53にBkgの
圧力になる流量の圧油が流入する。これによって流体圧
シリンダ10のロッド側室51には、Akgの圧力と昇降
台14自体の荷重Wがかかっている。従って、Akg+W
kg−Bkg=50kgとなるよう可変絞り弁45を絞ること
によって、流体圧シリンダは50kgの荷重で収縮作動す
ることになる。
【0028】従って、この50kgの荷重で流体圧シリン
ダ10が収縮作動する際の貫入試験用ロッド11の貫入
量を測定部16で、即ち前記深度目盛37を指す昇降台
14の指針38によって測定するようにすればよい。
【0029】次に、荷重切換レバー40を操作して75
kg用の可変絞り弁46を通る回路54を開通させること
によって、上述の説明から明らかなように75kgの荷重
で流体圧シリンダ10が収縮作動することになるから、
このときの貫入試験用ロッド11の貫入量を測定するよ
うにすればよい。
【0030】そして荷重切換レバー40を操作して10
0kg用の可変絞り弁47を通る回路55を開通させるこ
とによって、100kgの荷重で流体圧シリンダ10が収
縮作動することになるから、このときの貫入試験用ロッ
ド11の貫入量を測定した後に、それ以上に貫入試験用
ロッド11が貫入しなくなったときには、ロッド回転レ
バー36を操作してロッド回転駆動部12を回転し、こ
れに連結されるチャック部15に掴持される貫入試験用
ロッド11を回転させながら該ロッド11を貫入させる
ことになる。
【0031】ロッド回転駆動部12を駆動させる油圧ユ
ニット34は、図5に示油圧回路ととなっている。即
ち、チャック部15に連結されている油圧モーター25
とエンジン32の出力を利用して駆動する油圧ポンプ4
9との間にロッド回転レバー36によって切り換えられ
る切換弁56が介在され、さらに油圧モーター25に一
定以上の負荷を受ければ、油圧モーター25の回転を停
止させるためのリリーフ弁57が油圧ポンプ49側に介
在される。
【0032】従って、チャック部15に掴持される貫入
試験用ロッド11をロッド回転駆動部12によって回転
させながら該ロッド11を貫入させ、25cm(目盛P)
ごとの貫入量と、そのときのその回転数とを深度目盛3
7と、ロッド回転数カウンター41から読み取り、これ
らを記録する。
【0033】そしてスクリューポイント7が大きな石な
どにつき当たり、ロッド回転駆動部12の回転反発力が
著しく大きくなって回転しなくなった場合には測定を止
める。測定が終わったら開閉弁48を閉鎖し、昇降レバ
ー35を操作して昇降台14を上昇させ、これに掴持さ
れている貫入試験用ロッド11を引き抜き、ロッド6の
繋ぎ数を点検し、その先端部のスクリューポイントの異
常の有無を調べる。
【0034】一つの調査ポイントの調査が終われば、図
1に示す把手58を持って、且つ操舵レバー43を操作
して、装置本体13を走行駆動手段18によって所要の
調査ポイントまで移動して同じように貫入試験を行うこ
とができる。把手58には、図示しないが走行駆動手段
18の走行速度を調整するアクセルレバーやブレーキが
取り付けられている。即ち、本発明によれば、必要な調
査ポイントまで簡単容易に移動することができるという
大きなメリットがある。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、流体圧
シリンダの収縮駆動力によって貫入試験用ロッドが地盤
中に貫入するようにし、該流体圧シリンダの収縮駆動力
から貫入試験用ロッドに負荷する荷重を予め数段階に決
定しておき、決定された荷重に基づく流体圧シリンダの
収縮駆動力によって上記貫入試験用ロッドを地盤中に貫
入せしめ、これによって、決定された荷重に基づく上記
貫入試験用ロッドの貫入量を測定するようにしたため、
スウェーデン式サウンディング試験方法による貫入試験
において、従来のように貫入試験用ロッドにその貫入途
上で一々直接におもりを負荷させるための過酷な肉体労
働を必要とせず、また測定値の読み取り、自沈判断を極
めて正確に行うことができる。
【0036】また請求項2に係る発明によれば、上述の
特有の効果と共に、スウェーデン式サウンディング試験
方法特有の貫入試験用ロッド貫入時の貫入試験用ロッド
の回転を従来のように手作業を行う必要がなく自動的に
行うことができると共に、その回転力を一定にすること
ができるから、貫入試験用ロッドの損傷を少なくして正
確な測定を行うことができる。
【0037】また請求項3に係る発明によれば、装置本
体に流体圧シリンダによって昇降する昇降台を設け、該
昇降台に貫入試験用ロッドを垂直にクランプするチャッ
ク部を設け、且つ装置本体に貫入試験用ロッドの貫入量
を測定する測定部を設け、流体圧シリンダの収縮駆動力
から貫入試験用ロッドに負荷する荷重を予め数段階に決
定しておき、決定された荷重に基づく流体圧シリンダの
収縮駆動力によって昇降台にクランプされた上記貫入試
験用ロッドの貫入量を上記測定部によって測定するよう
にしたため、装置が簡単であり、且つスウェーデン式サ
ウンディング試験方法による貫入試験において、従来の
ように貫入試験用ロッドにその貫入途上で一々直接にお
もりを負荷させるための過酷な肉体労働を必要とせず、
また測定値の読み取り、自沈判断を極めて正確に行うこ
とができる。
【0038】また請求項4に係る発明によれば、装置本
体に流体圧シリンダによって昇降する昇降台を設け、該
昇降台に貫入試験用ロッドを垂直にクランプするチャッ
ク部と、チャック部にクランプされた上記貫入試験用ロ
ッドを回転駆動せしめるためのロッド回転駆動部とを設
け、且つ装置本体に貫入試験用ロッドの貫入量を測定す
る測定部と該ロッドの回転数を測定する測定部を設け、
流体圧シリンダの収縮駆動力から貫入試験用ロッドに負
荷する荷重を予め数段階に決定しておき、決定された荷
重に基づく流体圧シリンダの収縮駆動力と上記ロッド回
転駆動部の回転力とによる昇降台にクランプされた上記
貫入試験用ロッドの回転貫入時の貫入量と回転数を上記
両測定部によって測定するようにしたため、装置全体が
簡単であり、スウェーデン式サウンディング試験方法特
有の貫入試験用ロッド貫入時の貫入試験用ロッドの回転
を従来のように手作業を行う必要がなく自動的に行うこ
とができると共に、その回転力を一定にすることができ
るから、貫入試験用ロッドの損傷を少なくして正確な測
定を行うことができる。
【0039】また請求項5に係る発明によれば、装置本
体に走行駆動手段を設け、装置本体を自走可能としてな
るため、調査ポイントまで迅速に移動することができ、
調査効率を格段に上げることができる。
【0040】また請求項6に係る発明によれば、前記昇
降台は流体圧シリンダにつながれるパンタグラフ式伸縮
装置の伸縮作用によって昇降するようにしてなるため、
機構が簡単であり、貫入試験用ロッドを無理なく貫入さ
せることができ、正確な測定を行うことができる。
【0041】また請求項7に係る発明によれば、前記流
体圧シリンダおよび前記ロッド回転駆動部の駆動力は、
装置本体に設けた走行駆動手段の駆動源を利用するよう
にしたため、即ち、装置本体の走行駆動手段の駆動源で
あるエンジンの出力を流体圧シリンダおよびロッド回転
駆動部の駆動源である油圧モーターの駆動源として利用
するようにしたため、例えば山間などの商用電源を調達
することができない場所で貫入試験を行う場合にあって
も支障なく調査を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の全体の正面図である。
【図2】 同平面図である。
【図3】 同使用状態を示す要部の正面図である。
【図4】 同要部の油圧回路図である。
【図5】 同他の要部の油圧回路図である。
【図6】 従来技術を示す図である。
【符号の説明】
10 流体圧シリンダ10 11 貫入試験用ロッド 12 ロッド回転駆動部 13 装置本体 14 昇降台 15 チャック部 16 測定部 17 測定部 18 走行駆動手段 19 パンタグラフ式伸縮装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体圧シリンダの収縮駆動力によって貫
    入試験用ロッドが地盤中に貫入するようにし、該流体圧
    シリンダの収縮駆動力から貫入試験用ロッドに負荷する
    荷重を予め数段階に決定しておき、決定された荷重に基
    づく流体圧シリンダの収縮駆動力によって上記貫入試験
    用ロッドを地盤中に貫入せしめ、これによって、決定さ
    れた荷重に基づく上記貫入試験用ロッドの貫入量を測定
    するようにした貫入試験方法。
  2. 【請求項2】 流体圧シリンダの収縮駆動力によって貫
    入試験用ロッドが地盤中に貫入すると共に、ロッド回転
    駆動部による所定の回転力によってその貫入途上で貫入
    試験用ロッドが回転するようにし、上記流体圧シリンダ
    の収縮駆動力から貫入試験用ロッドに負荷する荷重を予
    め数段階に決定しておき、決定された荷重に基づく流体
    圧シリンダの収縮駆動力によって上記貫入試験用ロッド
    を上記ロッド回転駆動部によって回転せしめながら地盤
    中に貫入せしめ、これによって、決定された荷重に基づ
    く上記貫入試験用ロッドの回転貫入時の貫入量と回転数
    を測定するようにした貫入試験方法。
  3. 【請求項3】 装置本体に流体圧シリンダによって昇降
    する昇降台を設け、該昇降台に貫入試験用ロッドを垂直
    にクランプするチャック部を設け、且つ装置本体に貫入
    試験用ロッドの貫入量を測定する測定部を設け、流体圧
    シリンダの収縮駆動力から貫入試験用ロッドに負荷する
    荷重を予め数段階に決定しておき、決定された荷重に基
    づく流体圧シリンダの収縮駆動力によって昇降台にクラ
    ンプされた上記貫入試験用ロッドの貫入量を上記測定部
    によって測定するようにした貫入試験装置。
  4. 【請求項4】 装置本体に流体圧シリンダによって昇降
    する昇降台を設け、該昇降台に貫入試験用ロッドを垂直
    にクランプするチャック部と、チャック部にクランプさ
    れた上記貫入試験用ロッドを回転駆動せしめるためのロ
    ッド回転駆動部とを設け、且つ装置本体に貫入試験用ロ
    ッドの貫入量を測定する測定部と該ロッドの回転数を測
    定する測定部を設け、流体圧シリンダの収縮駆動力から
    貫入試験用ロッドに負荷する荷重を予め数段階に決定し
    ておき、決定された荷重に基づく流体圧シリンダの収縮
    駆動力と上記ロッド回転駆動部の回転力とによる昇降台
    にクランプされた上記貫入試験用ロッドの回転貫入時の
    貫入量と回転数を上記両測定部によって測定するように
    した貫入試験装置。
  5. 【請求項5】 装置本体に走行駆動手段を設け、装置本
    体を自走可能としてなる請求項3または4記載の貫入試
    験装置。
  6. 【請求項6】 前記昇降台は流体圧シリンダにつながれ
    るパンタグラフ式伸縮装置の伸縮作用によって昇降する
    ようにしてなる請求項3〜5の何れか記載の貫入試験装
    置。
  7. 【請求項7】 前記流体圧シリンダおよび前記ロッド回
    転駆動部の駆動力は、装置本体に設けた走行駆動手段の
    駆動源を利用するようにした請求項3〜6の何れか記載
    の貫入試験装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7907295B2 (en) 2002-07-25 2011-03-15 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, control method thereof and control program thereof
JP2012092572A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Kinuta Yoko:Kk 貫入試験装置
JP2019100138A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 株式会社立川機械製作所 地盤削孔装置及び地盤調査方法

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