JPH1084025A - トンネル絶縁膜の膜質評価方法および半導体装置のスクリーニング方法 - Google Patents

トンネル絶縁膜の膜質評価方法および半導体装置のスクリーニング方法

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JPH1084025A
JPH1084025A JP8236746A JP23674696A JPH1084025A JP H1084025 A JPH1084025 A JP H1084025A JP 8236746 A JP8236746 A JP 8236746A JP 23674696 A JP23674696 A JP 23674696A JP H1084025 A JPH1084025 A JP H1084025A
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JP
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insulating film
annealing
amount
stress
semiconductor device
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JP8236746A
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English (en)
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Toshitake Yaegashi
利武 八重樫
Hiroaki Hazama
博顕 間
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリセルにストレスを与えることなく、短
時間でメモリセルのトンネル絶縁膜の膜質を評価できる
トンネル絶縁膜の膜質評価方法と、その評価方法を用い
た不揮発性半導体記憶装置のスクリーニング方法とを提
供すること。 【解決手段】 半導体ウェーハ1上に、将来、トンネル
酸化膜3として使用される一の部分と、他の部分とを含
む酸化膜を形成し、この酸化膜の他の部分にトンネル電
流を流し、トンネル電流が流れることで、酸化膜の他の
部分に捕獲された正電荷の量を調べ、この酸化膜の他の
部分に捕獲された正電荷の量により、酸化膜の将来、ト
ンネル酸化膜3として使用される一の部分に、将来に捕
獲されていく正電荷の量を予測し、トンネル酸化膜3の
膜質を評価する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トンネル絶縁膜
の膜質評価方法と、トンネル絶縁膜が使用されている半
導体装置の、トンネル絶縁膜の膜質を評価することで、
良否を分類する半導体装置のスクリーニング方法とに関
する。
【0002】
【従来の技術】トンネル絶縁膜が使用されている半導体
装置として、例えばEEPROMなどに代表される不揮
発性半導体記憶装置がある。例えばEEPROMでは、
浮遊ゲートおよび制御ゲートの二層ゲート構造のMOS
トランジスタを、メモリセルとして有する。このメモリ
セルでは、基板と浮遊ゲートとの間に設けられているト
ンネル酸化膜に、電子をトンネリングさせ、データを書
き込んだり、データを消去したりする。メモリセルのし
きい値電圧は、浮遊ゲートに注入された電子の量に応
じ、所望の値に設定される。そして、設定されたしきい
値電圧の値に応じたデータがメモリセルに記憶され、記
憶されたデータの値は、しきい値電圧によって判別され
る。例えば制御ゲートを0Vにして、データを読み出す
NAND型フラッシュEEPROMの場合、メモリセル
のしきい値電圧が0.5V以上のときを“0”データ、
−0.5V以下のときを“1”データとしている。
【0003】不揮発性半導体記憶装置は、このようなメ
モリセルを多数有しており、普通、メモリセルのデータ
消去後のしきい値電圧(“1”データを記憶)は、図1
3に示すように、ある分布を持ったものになる。
【0004】ところが、トンネル酸化膜の膜質が劣化し
た不揮発性半導体記憶装置では、しきい値電圧が、少し
ずつ上昇していく現象が発生することがある。リードデ
ィスターブと呼ばれる現象である。リードディスターブ
の原因は、データを読み出すとき、非選択セルにかかる
低電圧ストレスである。低電圧ストレスが、消去状態
(“1”データ)にある非選択セルにかかるたびに、そ
のセルの浮遊ゲートに、基板から極めて僅かな量の電子
が注入され、しきい値電圧が、少しずつ上昇していくの
である。トンネル酸化膜の膜質は、データの書き込みお
よびデータの消去を繰り返すことで、徐々に劣化してい
く。データの書き込みおよびデータの消去が繰り返され
るたび、トンネル電流がトンネル酸化膜に流れるためで
ある。トンネル酸化膜の劣化が進行する速度は、トンネ
ル酸化膜の、形成時の膜質に依存する。形成時の膜質が
悪ければ、形成時の膜質が良いものに比べて、トンネル
酸化膜の劣化が進行する速度が速い。膜質が劣化したト
ンネル酸化膜を持つメモリセルは、リードディスターブ
による、しきい値電圧の上昇が、通常のメモリセルに比
べて速くなる。
【0005】図14は、しきい値電圧の分布図である。
図14中、矢印Aに示す分布は、データの書き込み/消
去を繰り返して、トンネル酸化膜を強制劣化させた後の
装置について、全てのセルの記憶データを“1”データ
にイニシャライズしたときの、しきい値電圧の分布を示
している。また、矢印Bに示す分布は、トンネル酸化膜
を強制劣化させた後の装置について、全てのセルの記憶
データを“1”データにイニシャライズした後、低電圧
ストレスを与え、リードディスターブを顕在化させたと
きの、しきい値電圧の分布を示している。
【0006】図14に示すように、矢印Cにより示す位
置に、“1”データと“0”データとの判別レベルがあ
ったとき、リードディスターブが顕在化された装置で
は、“1”データが“0”データに反転するビットが、
理論上、出現する。
【0007】このように、リードディスターブは、装置
の信頼性に影響するため、出荷前に、トンネル酸化膜の
膜質を評価し、トンネル酸化膜の膜質が悪いセルを含ん
だ装置をスクリーニングしている。このスクリーニング
工程に使われるスクリーニング方法は、消去状態にある
メモリセルにデータの書き込み/消去を繰り返し、トン
ネル酸化膜が壊れるか否かを調べるものである。
【0008】しかし、この方法は破壊試験であり、良品
のメモリセルにも、ある程度のストレスを与えることに
なる。また、試験に要する時間も長く、コストの面にも
難点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記の事
情に鑑みて為されたもので、その目的は、メモリセルに
ストレスを与えることなく、短時間でメモリセルのトン
ネル酸化膜の膜質を評価できるトンネル絶縁膜の膜質評
価方法と、その評価方法を用いた半導体装置のスクリー
ニング方法とを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明では、基板上に、トンネル絶縁
膜領域となる一の部分と、他の部分とを含む絶縁膜を形
成し、前記絶縁膜の他の部分に電気的なストレスを与え
た後アニールを施し、アニール前後で前記絶縁膜の他の
部分の電気的特性を測定して前記ストレスが与えられた
ことで前記絶縁膜の他の部分に捕獲された正電荷の量を
調べ、前記絶縁膜の他の部分に捕獲された正電荷の量に
基づき、前記絶縁膜の一の部分におけるトンネル絶縁膜
としての膜質を評価することを特徴とする。
【0011】上記請求項1に係る発明によれば、トンネ
ル絶縁膜となる、絶縁膜の一の部分に対し、電気的なス
トレスを与えることなく、上記一の部分の膜質を評価す
ることができる。また、上記一の部分が多数あっても、
他の部分に捕獲された正電荷の量を調べるだけなので、
多数ある、上記一の部分を一つ一つ調べる評価方法に比
べ、より短い時間で評価を終えることができる。
【0012】また、請求項2に係る発明では、請求項1
に係る発明において、前記一の部分を、装置形成用の半
導体基板の上に形成し、前記他の部分を、少なくとも前
記装置形成用の半導体基板とは異なった評価用の半導体
基板の上に形成することを特徴とする。
【0013】上記請求項2に係る発明によれば、他の部
分を、少なくとも評価用の半導体基板の上に形成する。
このような評価用の半導体基板を、装置形成用の半導体
基板と同一の製造ロット内に挿入すれば、製造ロットご
との、トンネル絶縁膜の膜質の評価が可能になる。
【0014】また、請求項3に係る発明では、請求項1
および請求項2いずれかに係る発明において、前記電気
的なストレスは、前記絶縁膜の他の部分をキャパシタの
誘電体膜とし、前記誘電体膜にトンネル電流を流すこと
であることを特徴とする。
【0015】上記請求項3に係る発明によれば、トンネ
ル絶縁膜の膜質を評価できる電気的なストレスの、一つ
の具体的な方法が与えられる。また、請求項4に係る発
明では、請求項3に係る発明において、前記電気的なス
トレスを与える際、前記トンネル絶縁膜への電荷注入量
が1C/cm2 〜5C/cm2 に設定されることを特徴
とする。
【0016】上記請求項4に係る発明によれば、トンネ
ル絶縁膜の膜質を評価できる電気的なストレス量の、一
つの具体的な範囲が与えられる。また、請求項5に係る
発明では、請求項3および請求項4いずれかに係る発明
において、前記他の部分に捕獲された正電荷の量は、前
記絶縁膜の他の部分に電気的なストレスを与えた後の前
記アニールを施す前に前記キャパシタの第1のフラット
バンド電圧を測定し、前記第1のフラットバンド電圧を
測定した後、前記キャパシタを、捕獲された正電荷が放
出される温度でアニールし、前記アニールした後の第2
のフラットバンド電圧を測定し、前記第1のフラットバ
ンド電圧と、前記第2のフラットバンド電圧との差によ
って調べることを特徴とする。
【0017】上記請求項5に係る発明によれば、他の部
分に捕獲された正電荷の量を測定できる、一つの具体的
な方法が与えられる。また、請求項6に係る発明では、
半導体基板上に絶縁膜を形成し、前記絶縁膜上に、導体
層を形成し、前記基板、前記絶縁膜、前記導体層からな
るキャパシタ構造を含む第1の構造体と、前記基板、前
記絶縁膜、前記導体層からなるキャパシタ構造を含む、
前記第1の構造体の評価に使用するための第2の構造体
とを形成する第1の工程と、前記第2の構造体に電気的
なストレスを与える第2の工程と、前記電気的なストレ
スが与えられた後、前記第2の構造体の前記絶縁膜に捕
獲された第1の正電荷の量を検出する第3の工程と、前
記第2の構造体を、前記第2の構造体の前記絶縁膜に捕
獲された正電荷が放出される温度でアニールし、アニー
ルした後、前記第2の構造体の前記絶縁膜に捕獲されて
いる第2の正電荷の量を検出する第4の工程と、前記第
1の正電荷の量と、前記第2の正電荷の量との差に基づ
き、前記第1の構造体の良否を分類する第5の工程とを
具備することを特徴とする。
【0018】上記請求項6に係る発明によれば、第1の
構造体に対し、電気的なストレスを与えることなく、上
記第1の構造体を含んで構成される半導体装置の良否を
判断できる。また、上記第1の構造体が多数あっても、
第2の構造体の良否を判断するだけなので、多数ある第
1の構造体を一つ一つ調べる、スクリーニング方法に比
べ、より短い時間でスクリーニングを終えることができ
る。
【0019】また、請求項7に係る発明では、請求項6
に係る発明において、前記第1の構造体を、装置形成用
の半導体基板の上に形成し、前記第2の構造体を、少な
くとも前記装置形成用の半導体基板とは異なった評価用
の半導体基板の上に形成することを特徴とする。
【0020】上記請求項7に係る発明によれば、第2の
構造体を、少なくとも評価用の半導体基板の上に形成す
る。このような評価用の半導体基板を、装置形成用の半
導体基板と同一の製造ロット内に挿入すれば、製造ロッ
トごとの、スクリーニングが可能となる。
【0021】また、請求項8に係る発明では、請求項6
および請求項7いずれかに係る発明において、前記第2
の構造体の前記絶縁膜に捕獲された正電荷の量は、前記
第2の構造体に含まれるキャパシタのフラットバンド電
圧によりモニターされることを特徴とする。
【0022】上記請求項8に係る発明によれば、第2の
構造体に含まれる絶縁膜に捕獲された正電荷の量を測定
できる、一つの具体的な方法が与えられる。また、請求
項9に係る発明では、請求項8に係る発明において、前
記アニール前後での前記フラットバンド電圧の差が所定
の値を越えていたとき、前記第1の構造体を不良として
分類することを特徴とする。
【0023】上記請求項9に係る発明によれば、第2の
構造体に含まれる絶縁膜に捕獲された正電荷の量を測定
でき、かつ前記第1の構造体を含んで構成される半導体
装置の良否を判断できる、一つのより具体的な方法が与
えられる。
【0024】また、請求項10に係る発明では、請求項
6乃至請求項9いずれか一つに係る発明において、前記
電気的なストレスは、前記第2の構造体に含まれるキャ
パシタにトンネル電流を流すことであることを特徴とす
る。
【0025】上記請求項10に係る発明によれば、第2
の構造体に含まれる絶縁膜の膜質を評価することで、第
1の構造体に含まれる絶縁膜の膜質を評価できる電気的
なストレスの、一つの具体的な方法が与えられる。
【0026】また、請求項11に係る発明では、請求項
10に係る発明において、前記第2の構造体に含まれる
キャパシタの絶縁膜に、1C/cm2 〜5C/cm2
電荷を注入することを特徴とする。
【0027】上記請求項11に係る発明によれば、第2
の構造体に含まれる絶縁膜の膜質を評価することで、第
1の構造体に含まれる絶縁膜の膜質を評価できる電気的
なストレス量の、一つの具体的な範囲が与えられる。
【0028】また、請求項12に係る発明では、請求項
6乃至請求項11いずれか一項に係る発明において、前
記アニールを、300℃以下の温度で施すことを特徴と
する。
【0029】上記請求項12に係る発明によれば、第1
の構造体に含まれる絶縁膜の膜質を評価するために、前
記電気的なストレスが与えられた後に施されるアニール
の、一つの具体的な最適温度が与えられる。
【0030】また、請求項13に係る発明では、請求項
6乃至請求項12いずれか一つに係る発明において、前
記第1の構造体に含まれるキャパシタ構造は、前記絶縁
膜をトンネル絶縁膜とし、前記導体層を浮遊ゲートとす
る不揮発性メモリセルの一部分であることを特徴とす
る。
【0031】上記請求項13に係る発明によれば、この
発明に係るスクリーニング方法を適用できる、一つの具
体的な半導体装置が与えられる。また、請求項14に係
る発明では、請求項13に係る発明において、前記第2
〜第5の工程を、前記絶縁膜を形成後、前記不揮発性メ
モリセルを有する半導体装置の製造が完了するまでの間
の任意の工程間に行うことを特徴とする。
【0032】上記請求項14に係る発明によれば、この
発明に係るスクリーニング方法を使用した半導体装置の
製造プロセスにおいて、スクリーニング工程の一つの具
体的な挿入位置が与えられる。
【0033】また、請求項15に係る発明では、請求項
13に係る発明において、前記第2〜第5の工程を、前
記不揮発性メモリセルを有する半導体装置の製造が完了
した後に行うことを特徴とする。
【0034】上記請求項15に係る発明によれば、この
発明に係るスクリーニング方法を使用した半導体装置の
製造プロセスにおいて、スクリーニング工程の他の具体
的な挿入位置が与えられる。
【0035】また、請求項16に係る発明では、請求項
13に係る発明において、前記第2〜第5の工程を、前
記不揮発性メモリセルを有する半導体装置の製造が完了
し、製造が完了した半導体装置にダイソートテストを行
った後、前記ダイソートテストに合格した半導体装置に
のみ行うことを特徴とする。
【0036】上記請求項16に係る発明によれば、この
発明に係るスクリーニング方法を使用した半導体装置の
製造プロセスにおいて、より効率的なスクリーニングを
行えるスクリーニング工程の挿入位置が与えられる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、この発明を
実施の形態により説明する。 (第1の実施の形態)第1の実施の形態は、トンネル酸
化膜の膜質評価の方法と、その評価方法の根拠に関して
いる。
【0038】リードディスターブによる、しきい値電圧
が上昇していく度合いは、トンネル酸化膜の膜質に依存
することが、知られている。さらに、しきい値電圧が上
昇していく度合いは、トンネル酸化膜に捕獲されている
正電荷が影響していることが判明した。これを証明する
実験結果を、図1および図2に示す。なお、正電荷は、
トンネル電流がトンネル酸化膜を通過するごとに、捕獲
されていく。
【0039】図1および図2は、しきい値電圧の分布図
である。図1および図2中、矢印Aに示す分布は、デー
タの書き込み/消去を繰り返して、トンネル酸化膜を強
制劣化させた後の装置について、全てのセルの記憶デー
タを“1”データにイニシャライズしたときの、しきい
値電圧の分布を示している。また、矢印Bに示す分布
は、トンネル酸化膜を強制劣化させた後の装置につい
て、全てのセルの記憶データを“1”データにイニシャ
ライズした後、低電圧ストレスを与え、リードディスタ
ーブを顕在化させたときの、しきい値電圧の分布を示し
ている。また、図2中、矢印Dに示す分布は、データの
書き込み/消去を繰り返して、トンネル酸化膜を強制劣
化させた後、アニールを行った装置について、全てのセ
ルの記憶データを“1”データにイニシャライズした
後、低電圧ストレスを与え、リードディスターブを顕在
化させたときの、しきい値電圧の分布を示している。な
お、アニールは、トンネル酸化膜に捕獲された正電荷
を、トンネル酸化膜から放出させることを目的に行って
いる。
【0040】なお、矢印Bと、矢印Dとは、同じ装置に
ついてのしきい値電圧の分布を示しており、具体的には
矢印Bに示す分布を調べた後、全てのセルの記憶データ
を“1”データにイニシャライズしたうえで、アニール
を施し、次いで、矢印Dに示す分布を求めた。
【0041】図2に示すように、アニールを施した後
(分布D)では、しきい値電圧が上昇していく度合い
が、アニールを施す前(分布B)に比べて遅く、低電圧
ストレスを与える時間が同じでも、しきい値電圧が最も
上昇したセルどうしの間に、ΔVthの差が生じてい
る。このアニール前後に生じるしきい値電圧差ΔVth
は、トンネル酸化膜に捕獲されている正電荷の量に関係
がある。この結果より、アニール前後でのしきい値電圧
差ΔVthが小さいほど、捕獲された正電荷の量が少な
く、リードディスターブによる、しきい値電圧が上昇し
ていく度合いが小さくなる、といえる。つまり、リード
ディスターブ耐性が良い、ということである。したがっ
て、アニール前後でのしきい値電圧差ΔVthを評価す
れば、リードディスターブ耐性が良いか悪いかを識別で
きる。
【0042】しかし、しきい値電圧の分布を、装置の一
つ一つに求め、さらにアニールを行って、再度、しきい
値電圧の分布を、装置の一つ一つに求めていく、という
作業は、膨大な時間を要すること、また、装置自体を強
制劣化させることなどから、実用的でない。そこで、以
下の手段を講じた。
【0043】しきい値電圧差ΔVthは、トンネル酸化
膜に捕獲されている正電荷の量に関係する。つまり、正
電荷の量を評価すれば、しきい値電圧差ΔVthを、予
測できる。また、トンネル酸化膜を、浮遊ゲートと基板
との間に挟まれたキャパシタの誘電体膜と想定した。キ
ャパシタの正電荷の量を表す指標の一つに、フラットバ
ンド電圧Vfbがある。
【0044】図3は、キャパシタのフラットバンド電圧
変化量の、アニール時間依存性を示す図である。図3の
縦軸は、アニール前のフラットバンド電圧と、アニール
後のフラットバンド電圧との電圧差の絶対値ΔVfb
で、単位は“volt”である。横軸はアニール時間で、単
位は“hour”である。また、測定条件は、面積0.1m
2 のp型基板のキャパシタに、ゲート電圧を“負”と
してFNストレスを印加し、0.05C/cm2 の電荷
をキャパシタに注入した。キャパシタは、p型シリコン
基板の表面を酸化し、シリコン酸化膜を形成した後、シ
リコン酸化膜の上にゲート電極を形成した、MOS型の
キャパシタである。
【0045】図3に示すように、アニール温度が増加す
るにしたがって、電圧差ΔVfbは、より大きく変化す
る。これは、アニール温度が増加するにしたがって、放
出される正電荷の量が増加することを示している。な
お、図3に“イニシャル”により示される破線は、FN
ストレスを印加する前のフラットバンド電圧と、FNス
トレスを印加した後のフラットバンド電圧との電圧差の
絶対値である。つまり、FNストレスを印加すること
で、フラットバンド電圧が0.65V程度変動したこと
を示している。
【0046】図4は、キャパシタのフラットバンド電圧
の、電荷注入量依存性を示す図である。図4の縦軸は、
フラットバンド電圧Vfbで、単位は“volt”である。
横軸は注入電荷量Qinjで、単位は“C/cm2 ”で
ある。また、測定条件は、面積0.1mm2 のn型基板
のキャパシタに、ゲート電圧を“負”としてFNストレ
スを印加し、電荷をキャパシタに注入した。キャパシタ
は、n型シリコン基板の表面を酸化し、シリコン酸化膜
を形成した後、シリコン酸化膜の上にゲート電極を形成
した、MOS型のキャパシタである。
【0047】図4に示すように、ゲート電圧を“負”と
して電荷を注入した場合、300℃のアニールに比べ、
400℃のアニールの方がフラットバンド電圧の変化が
大きい。
【0048】次に、装置のしきい値電圧の分布とアニー
ル温度との関係を調べた。図5は、しきい値電圧の分布
図である。図5中、矢印Dに示す分布は、データの書き
込み/消去を繰り返して、トンネル酸化膜を強制劣化さ
せた後、300℃でアニールを行った装置のものであ
る。また、矢印Eに示す分布は、データの書き込み/消
去を繰り返して、トンネル酸化膜を強制劣化させた後、
400℃でアニールを行った装置のものである。それぞ
れの装置において、全てのセルの記憶データを、“1”
データにイニシャライズした後、低電圧ストレスを与
え、リードディスターブを顕在化させている。また、こ
の試験には、64kビットのメモリセルを有する装置を
使用した。なお、矢印Dに示す分布を持つ装置と、矢印
Eに示す分布を持つ装置とは、トンネル酸化膜を強制劣
化させるため条件、およびリードディスターブを顕在化
させるための条件をともに同じとしている。
【0049】図5に示すように、300℃および400
℃のアニールを行った場合、しきい値電圧が変化する量
の差は、非常に小さい。この結果は、トンネル酸化膜中
に捕獲された正電荷のうち、300℃以下によって放出
される正電荷が、低電圧ストレスによるしきい値電圧の
変化に対し、大きな影響を与えていることを示してい
る。すなわち、アニール温度を300℃以下として、上
記の影響を与えている正電荷を選択的に放出させること
で、リードディスターブによるしきい値電圧の上昇をも
たらす実質的な正電荷の量をより正確にモニターできる
ことが判る。なお、低電圧ストレスによる、しきい値電
圧の変化とは、リードディスターブによる、しきい値電
圧の変化のことである。
【0050】図6は、アニール前後でのメモリセルのし
きい値電圧差ΔVthと、アニール前後でのキャパシタ
のフラットバンド電圧差ΔVfbとの関係を示す図であ
る。なお、ここでのアニール温度は、低電圧ストレスに
よるしきい値電圧の変化に影響している正電荷を放出で
きる温度とし、250℃に設定した。
【0051】図6に示すように、しきい値電圧差ΔVt
hが大きくなるにつれて、フラットバンド電圧差ΔVf
bも大きくなっている。この結果は、アニール前後での
キャパシタのフラットバンド電圧差ΔVfbと、アニー
ル前後でのメモリセルのしきい値電圧差ΔVthとの間
に相関があることを証明している。
【0052】したがって、不揮発性半導体記憶装置が不
良となるしきい値電圧差ΔVthを求めておけば、図6
に示す関係から、不揮発性半導体記憶装置が不良となる
ときのキャパシタのフラットバンド電圧差ΔVfbを決
めることができる。そして、フラットバンド電圧差ΔV
fbが決められた値を越えて逸脱したとき、その不揮発
性半導体記憶装置は、リードディスターブ耐性が悪い、
と判断できる。このような装置を、出荷前にスクリーニ
ングすることで、リードディスターブ耐性が良く、信頼
性の良い装置を、市場に供給できる。
【0053】上記トンネル酸化膜の膜質評価方法によれ
ば、キャパシタのアニール前後でのフラットバンド電圧
差ΔVfbを基準とするので、トンネル酸化膜の膜質
を、電気的なストレスを与えずに評価できる。このた
め、良品のメモリセルに、ストレスを与えずにすむ。
【0054】また、上記トンネル酸化膜の膜質評価方法
によれば、キャパシタに電気的なストレスを与えた後、
アニール前後でのフラットバンド電圧差ΔVfbを調べ
るだけなので、短い時間でスクリーニングを終えること
ができる。しかも、スクリーニングに要する時間が短く
ても、上記したように、トンネル酸化膜の劣化が進行し
たときのしきい値電圧の分布を予測する方式であるの
で、ある程度の信頼性を見込むことができる。
【0055】(第2の実施の形態)第2の実施の形態
は、第1の実施の形態で説明したトンネル酸化膜の膜質
評価方法を、実際の半導体製造プロセスに組み込み、半
導体装置のスクリーニング方法に、具体的に応用したと
きの実施の形態に関している。
【0056】まず、不揮発性半導体記憶装置の種類に応
じ、スクリーニング条件を決める。不揮発性半導体記憶
装置において、メモリセルに低電圧ストレスをかけたと
きの、ストレス印加時間とリードディスターブ耐性の悪
いセルのしきい値電圧との間には、図7に示す関係があ
る。
【0057】図7に示すように、ストレス印加時間の対
数に対して、しきい値電圧は、直線的に増加していく。
この関係から、不揮発性半導体記憶装置の保障時間で、
これを越えると不良となるしきい値電圧Vthに対し
て、図7における低電圧ストレス印加時間(テスト時
間)での、これを越えると不揮発性半導体記憶装置が不
良となるしきい値電圧Vth0を求めることができる。
なお、可能であれば、図7における低電圧ストレス印加
時間(テスト時間)を、不揮発性半導体記憶装置の保障
時間にしてもかまわない。図7に示す、アニールによっ
て正電荷を無くしたチップと、スクリーニングの上限の
しきい値電圧差ΔVth0を決めると、図6により、し
きい値電圧差ΔVth0に対応するフラットバンド電圧
差ΔVfb0が決まり、スクリーニングの条件が決ま
る。
【0058】なお、図6は64kビットでのしきい値電
圧差とフラットバンド電圧差との関係であるが、ビット
数を増やした場合や、不揮発性半導体記憶装置の種類が
異なる場合でも、同様にスクリーニング条件が決定され
得る、具体的には、その場合での、しきい値電圧差とフ
ラットバンド電圧差との関係(図6に相当する関係)、
およびストレス印加時間とリードディスターブ耐性の悪
いセルのしきい値電圧との関係(図7に相当する関係)
を評価し、上記手順で、これを越えると不揮発性半導体
記憶装置が不良となるしきい値電圧変化量に対応するフ
ラットバンド電圧差ΔVfb0を求めることにより、こ
の発明によるスクリーニングを行うことができる。
【0059】次に、スクリーニングの手順を示す。図9
(a)〜(d)は、メモリセル、およびこのメモリセル
の評価に使用するためのキャパシタの製造から、キャパ
シタへの高電界ストレスの印加までを示した断面図であ
る。
【0060】まず、図9(a)に示すように、半導体ウ
ェーハ1の上に、素子分離用のフィールド酸化膜2を形
成する。次いで、図9(b)に示すように、ウェーハ1
の上に、ゲート酸化膜(トンネル酸化膜)3を形成す
る。次いで、図9(c)に示すように、ゲート酸化膜3
の上に、将来、浮遊ゲートとなる電極4-1、および評価
用のキャパシタの電極(以下、ゲート電極と呼ぶ)4-2
を形成する。これにより、メモリセルの一部分と、トン
ネル酸化膜中の正電荷量を評価するためのMOS型キャ
パシタとが形成される。
【0061】次に、図9(d)に示すように、MOS型
キャパシタのゲート電極4-2にプローブ5を当て、例え
ば定電流ストレスによりゲート電圧Vgを“負”で、電
荷注入量が1C/cm2 となる高電界ストレスを印加す
る。このときのストレス印加量は、図6に示すような、
酸化膜中の正電荷量とセルのしきい値電圧差との間に相
関がある量であれば、特に限定されるものではない。し
かし、好ましくは、キャパシタのゲート酸化膜3への、
トンネル電流による、電荷注入量が1C/cm2 〜5C
/cm2 の範囲となる量がよい。この範囲は、トンネル
酸化膜3に、装置の保障時間内に注入される電荷量に相
当する。また、このときに、図8に示すように、ストレ
ス印加時のゲート電圧変化量が大きい場合は、ストレス
による酸化膜質の劣化が大きいため、そのウェーハを不
良品として分類し、スクリーニングする。
【0062】次に、フラットバンド電圧Vfb1を測定
する。その後、例えば250℃で1時間のアニールを行
う。ただし、アニール温度は、250℃に限定されるも
のではなく、リードディスターブでのしきい値変化に対
して影響している正電荷が充分に放出される温度であれ
ばよい。また、アニール時間も1時間に限定されるもの
ではなく、前記正電荷が充分に放出される時間であれば
よい。
【0063】次に、フラットバンド電圧Vfb2を測定
する。その後、アニール前後での正電荷量の差を示す量
である、フラットバンド電圧Vfb2とVfb1との差
ΔVfbが、スクリーニング条件として設定したΔVf
b0を越える場合は、そのウェーハを不良品として分類
し、スクリーニングする。
【0064】なお、上記スクリーニング工程は、浮遊ゲ
ート電極を形成した直後に限定されるものではなく、例
えば浮遊ゲート電極および制御ゲート電極を形成し、ソ
ース/ドレインを形成するための不純物の注入が終わっ
た時点など、不揮発性半導体記憶装置の製造工程の途中
で行ってもよい。
【0065】また、ストレスの印加方法は、定電流スト
レスに限定されるものではなく、低電圧ストレスや両極
性ストレスなど、別の方法でも構わない。また、ストレ
ス印加による酸化膜の劣化量の評価は、前記ゲート電圧
の変化に限定されるものではなく、別の方法でも構わな
い。
【0066】(第3の実施の形態)第3の実施の形態
は、第2の実施の形態と同様に、半導体製造プロセスに
組み込んだときの、より具体的なスクリーニング方法に
関している。
【0067】まず、第2の実施の形態と同様にして、ス
クリーニング条件を決める。次に、スクリーニングの手
順を示す。図10(a)〜(d)は、メモリセル、およ
びこのメモリセルの評価に使用するためのキャパシタの
製造から、キャパシタへの高電界ストレスの印加までを
示した断面図である。
【0068】まず、図10(a)に示すように、装置形
成用の半導体ウェーハ1-1の上、および評価用の半導体
ウェーハ1-2の上それぞれに、同時に素子分離用のフィ
ールド酸化膜2を形成する。次いで、図10(b)に示
すように、装置形成用のウェーハ1-1の上、および評価
用のウェーハ1-2の上それぞれに、同時にゲート酸化膜
(トンネル酸化膜)3を形成する。次いで、図10
(c)に示すように、装置形成用のウェーハ1-1のゲー
ト酸化膜3の上に、将来、浮遊ゲートとなる電極4-1を
形成する。これと同時に、評価用のウェーハ1-2の上
に、評価用のキャパシタのゲート電極4-2を形成する。
【0069】次に、図10(d)に示すように、評価用
のウェーハ1-2を抜き取り、第2の実施の形態と同様に
して、スクリーニングを行う。つまり、MOS型キャパ
シタのゲート電極4-2にプローブ5を当て、例えば定電
流ストレスによりゲート電圧Vgを“負”で、電荷注入
量が1C/cm2 となる高電界ストレスを印加する。こ
のときのストレス印加量は、図6に示すような、酸化膜
中の正電荷量とセルのしきい値電圧差との間に相関があ
る量であれば、特に限定されるものではない。しかし、
好ましくは、電荷注入量が1C/cm2 〜5C/cm2
の範囲がよい。この範囲は、トンネル酸化膜3に、装置
の保障時間内に注入される電荷量に相当する。また、こ
のときに、図8に示すように、ストレス印加時のゲート
電圧変化量が大きい場合は、ストレスによる酸化膜質の
劣化が大きいため、そのウェーハを不良品として分類
し、スクリーニングする。
【0070】次に、フラットバンド電圧Vfb1を測定
する。その後、例えば250℃で1時間のアニールを行
う。ただし、アニール温度は、250℃に限定されるも
のではなく、リードディスターブでのしきい値変化に対
して影響している正電荷が充分に放出される温度であれ
ばよい。また、アニール時間も1時間に限定されるもの
ではなく、前記正電荷が充分に放出される時間であれば
よい。
【0071】次に、フラットバンド電圧Vfb2を測定
する。その後、アニール前後での正電荷量の差を示す量
である、フラットバンド電圧Vfb2とVfb1との差
ΔVfbが、スクリーニング条件として設定したΔVf
b0を越える場合は、そのウェーハを不良品として分類
し、スクリーニングする。
【0072】なお、上記スクリーニング工程は、浮遊ゲ
ート電極を形成した直後に限定されるものではなく、例
えば浮遊ゲート電極および制御ゲート電極を形成し、ソ
ース/ドレインを形成するための不純物の注入が終わっ
た時点など、不揮発性半導体記憶装置の製造工程の途中
で行ってもよい。
【0073】また、ストレスの印加方法は、定電流スト
レスに限定されるものではなく、低電圧ストレスや両極
性ストレスなど、別の方法でも構わない。また、ストレ
ス印加による酸化膜の劣化量の評価は、前記ゲート電圧
の変化に限定されるものではなく、別の方法でも構わな
い。
【0074】また、評価用のウェーハ1-2には、装置形
成用のウェーハ1-1と同様に、フィールド酸化膜2を形
成したが、トンネル酸化膜3だけを、形成するようにし
ても良い。
【0075】このような第3の実施の形態によれば、ト
ンネル酸化膜3の評価を、製造ロットごとにでき、製造
ロットごとのスクリーニングが可能となる、という効果
を得ることができる。
【0076】(第4の実施の形態)第4の実施の形態
は、第2の実施の形態と同様に、半導体製造プロセスに
組み込んだときの、より具体的なスクリーニング方法に
関している。
【0077】まず、第2の実施の形態と同様にして、ス
クリーニング条件を決める。次に、スクリーニングの手
順を示す。図11(a)〜(d)は、メモリセル、およ
びこのメモリセルの評価に使用するためのキャパシタの
製造から、キャパシタへの高電界ストレスの印加までを
示した断面図である。
【0078】まず、図11(a)に示すように、装置形
成用の半導体ウェーハ1の上に、素子分離用のフィール
ド酸化膜2を形成する。次いで、図11(b)に示すよ
うに、ウェーハ1の上に、ゲート酸化膜(トンネル酸化
膜)3を形成する。次いで、図11(c)に示すよう
に、ウェーハ1のゲート酸化膜3の上に、将来、浮遊ゲ
ートとなる電極4-1を形成する。これと同時に、ウェー
ハ1の上に、評価用のキャパシタのゲート電極4-2を、
チップごとに形成する。図11(a)〜(d)では、チ
ップ1とチップ2との2つが示されている。
【0079】次に、図11(d)に示すように、第2の
実施の形態と同様にして、スクリーニングを行う。つま
り、チップごとに形成されたMOS型キャパシタのゲー
ト電極4-2にそれぞれ、プローブ5を当て、例えば定電
流ストレスによりゲート電圧Vgを“負”で、電荷注入
量が1C/cm2 となる高電界ストレスを印加する。こ
のときのストレス印加量は、図6に示すような、酸化膜
中の正電荷量とセルのしきい値電圧差との間に相関があ
る量であれば、特に限定されるものではない。しかし、
好ましくは、電荷注入量が1C/cm2 〜5C/cm2
の範囲がよい。この範囲は、トンネル酸化膜3に、装置
の保障時間内に注入される電荷量に相当する。また、こ
のときに、図8に示すように、ストレス印加時のゲート
電圧変化量が大きい場合は、ストレスによる酸化膜質の
劣化が大きいため、そのウェーハを不良品として分類
し、スクリーニングする。
【0080】次に、フラットバンド電圧Vfb1を測定
する。その後、例えば250℃で1時間のアニールを行
う。ただし、アニール温度は、250℃に限定されるも
のではなく、リードディスターブでのしきい値変化に対
して影響している正電荷が充分に放出される温度であれ
ばよい。また、アニール時間も1時間に限定されるもの
ではなく、前記正電荷が充分に放出される時間であれば
よい。
【0081】次に、フラットバンド電圧Vfb2を測定
する。その後、アニール前後での正電荷量の差を示す量
である、フラットバンド電圧Vfb2とVfb1との差
ΔVfbが、スクリーニング条件として設定したΔVf
b0を越える場合は、そのウェーハを不良品として分類
し、スクリーニングする。
【0082】なお、上記スクリーニング工程は、浮遊ゲ
ート電極を形成した直後に限定されるものではなく、例
えば浮遊ゲート電極および制御ゲート電極を形成し、ソ
ース/ドレインを形成するための不純物の注入が終わっ
た時点など、不揮発性半導体記憶装置の製造工程の途中
で行ってもよい。
【0083】また、ストレスの印加方法は、定電流スト
レスに限定されるものではなく、低電圧ストレスや両極
性ストレスなど、別の方法でも構わない。また、ストレ
ス印加による酸化膜の劣化量の評価は、前記ゲート電圧
の変化に限定されるものではなく、別の方法でも構わな
い。
【0084】また、チップごとに形成される評価用のキ
ャパシタは、メモリセルアレイの近傍に設けられるのが
好ましいが、ダイシングラインに形成されるようにして
も良い。
【0085】このような第4の実施の形態によれば、ト
ンネル酸化膜3の評価を、ウェーハ1面内で、よりロー
カルに行うことができ、チップごとのスクリーニングが
可能となる、という効果を得ることができる。
【0086】(第5の実施の形態)第5の実施の形態
は、第2の実施の形態と同様に、半導体製造プロセスに
組み込んだときの、より具体的なスクリーニング方法に
関している。
【0087】まず、第2の実施の形態と同様にして、ス
クリーニング条件を決める。次に、スクリーニングの手
順を示す。図12(a)〜(d)は、メモリセル、およ
びこのメモリセルの評価に使用するためのキャパシタの
製造から、キャパシタへの高電界ストレスの印加までを
示した断面図である。
【0088】まず、図12(a)に示すように、装置形
成用の半導体ウェーハ1の上に、素子分離用のフィール
ド酸化膜2を形成する。次いで、図12(b)に示すよ
うに、ウェーハ1の上に、ゲート酸化膜(トンネル酸化
膜)3を形成する。次いで、図12(c)に示すよう
に、ウェーハ1のゲート酸化膜3の上に、将来、浮遊ゲ
ートとなる電極4-1を形成する。これと同時に、ウェー
ハ1の上に、評価用のキャパシタのゲート電極4-2を、
チップごとに形成する。図12(a)〜(d)では、チ
ップ1とチップ2との2つが示されている。
【0089】次に、図12(d)に示すように、不揮発
性半導体装置を完成させる。完成される不揮発性半導体
装置の一例を挙げれば、同図に示すように、ONO(Ox
ide-Nitride-Oxide )絶縁膜10を介して浮遊ゲート4
-1と容量結合される制御ゲート(ワード線)6を形成
し、浮遊ゲート4-1や制御ゲート6などを互いに絶縁す
る層間絶縁膜7を形成する。この後、層間絶縁膜7の上
に、図示せぬ箇所でメモリセルのドレインに接続される
ビット線8を形成した後、層間絶縁膜7の上に、ビット
線8どうしを絶縁するとともに、装置を保護するパッシ
ベーション膜9を形成する。例えばこのようにして、装
置を完成させた後、評価用のキャパシタのゲート電極4
-2をそれぞれ、露出させる。この後、第2の実施の形態
と同様にして、スクリーニングを行う。つまり、チップ
ごとに形成されたMOS型キャパシタのゲート電極4-2
にそれぞれ、プローブ5を当て、例えば定電流ストレス
によりゲート電圧Vgを“負”で、電荷注入量が1C/
cm2 となる高電界ストレスを印加する。このときのス
トレス印加量は、図6に示すような、酸化膜中の正電荷
量とセルのしきい値電圧差との間に相関がある量であれ
ば、特に限定されるものではない。しかし、好ましく
は、電荷注入量が1C/cm2 〜5C/cm2 の範囲が
よい。この範囲は、トンネル酸化膜3に、装置の保障時
間内に注入される電荷量に相当する。また、このとき
に、図8に示すように、ストレス印加時のゲート電圧変
化量が大きい場合は、ストレスによる酸化膜質の劣化が
大きいため、そのウェーハを不良品として分類し、スク
リーニングする。
【0090】次に、フラットバンド電圧Vfb1を測定
する。その後、例えば250℃で1時間のアニールを行
う。ただし、アニール温度は、250℃に限定されるも
のではなく、リードディスターブでのしきい値変化に対
して影響している正電荷が充分に放出される温度であれ
ばよい。また、アニール時間も1時間に限定されるもの
ではなく、前記正電荷が充分に放出される時間であれば
よい。
【0091】次に、フラットバンド電圧Vfb2を測定
する。その後、アニール前後での正電荷量の差を示す量
である、フラットバンド電圧Vfb2とVfb1との差
ΔVfbが、スクリーニング条件として設定したΔVf
b0を越える場合は、そのウェーハを不良品として分類
し、スクリーニングする。
【0092】なお、上記スクリーニング工程は、全ての
チップに対して行っても良く、また、ダイソートテスト
における各機能試験に合格したチップに対してのみ、行
うようにしても良い。
【0093】また、ストレスの印加方法は、定電流スト
レスに限定されるものではなく、低電圧ストレスや両極
性ストレスなど、別の方法でも構わない。また、ストレ
ス印加による酸化膜の劣化量の評価は、前記ゲート電圧
の変化に限定されるものではなく、別の方法でも構わな
い。
【0094】また、チップごとに形成される評価用のキ
ャパシタは、メモリセルアレイの近傍に設けられるのが
好ましいが、ダイシングラインに形成されるようにして
も良い。
【0095】このような第5の実施の形態によれば、第
4の実施の形態と同様な効果を得ることができるととも
に、不揮発性半導体記憶装置チップが完成した状態で、
トンネル酸化膜3の評価をできる、という効果を得るこ
とができる。さらに、各機能試験に合格したチップに対
してのみ、スクリーニング工程を行うようにすれば、ス
クリーニング工程に要する時間を短縮できる、という効
果も得ることができる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、メモリセルにストレスを与えることなく、短時間で
メモリセルのトンネル絶縁膜の膜質を評価できるトンネ
ル絶縁膜の膜質評価方法と、その評価方法を用いた半導
体装置のスクリーニング方法とを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビット数としきい値電圧との関係を示す図。
【図2】ビット数としきい値電圧との関係を示す図。
【図3】フラットバンド電圧差とアニール時間との関係
を示す図。
【図4】フラットバンド電圧差と電荷注入量との関係を
示す図。
【図5】ビット数としきい値電圧との関係を示す図。
【図6】しきい値電圧差とフラットバンド電圧差との関
係を示す図。
【図7】しきい値電圧とストレス印加時間との関係を示
す図。
【図8】ゲート電圧の変化量と注入電荷量との関係を示
す図。
【図9】(a)〜(d)図はこの発明の第2の実施の形
態に係るスクリーニング方法を示す断面図。
【図10】(a)〜(d)図はこの発明の第3の実施の
形態に係るスクリーニング方法を示す断面図。
【図11】(a)〜(d)図はこの発明の第4の実施の
形態に係るスクリーニング方法を示す断面図。
【図12】(a)〜(d)図はこの発明の第5の実施の
形態に係るスクリーニング方法を示す断面図。
【図13】ビット数としきい値電圧との関係を示す図。
【図14】ビット数としきい値電圧との関係を示す図。
【符号の説明】
1…半導体ウェーハ、 2…フィールド酸化膜、 3…トンネル酸化膜、 4-1…浮遊ゲート、 4-2…評価用のキャパシタのゲート電極、 5…プローブ、 6…制御ゲート(ワード線)、 7…層間絶縁膜、 8…ビット線、 9…パッシベーション膜、 10…ONO絶縁膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/788 29/792

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、トンネル絶縁膜領域となる一
    の部分と、他の部分とを含む絶縁膜を形成し、 前記絶縁膜の他の部分に電気的なストレスを与えた後ア
    ニールを施し、アニール前後で前記絶縁膜の他の部分の
    電気的特性を測定して前記ストレスが与えられたことで
    前記絶縁膜の他の部分に捕獲された正電荷の量を調べ、 前記絶縁膜の他の部分に捕獲された正電荷の量に基づ
    き、前記絶縁膜の一の部分におけるトンネル絶縁膜とし
    ての膜質を評価することを特徴とするトンネル絶縁膜の
    膜質評価方法。
  2. 【請求項2】 前記一の部分を、装置形成用の半導体基
    板の上に形成し、前記他の部分を、少なくとも前記装置
    形成用の半導体基板とは異なった評価用の半導体基板の
    上に形成することを特徴とする請求項1に記載のトンネ
    ル絶縁膜の膜質評価方法。
  3. 【請求項3】 前記電気的なストレスは、前記絶縁膜の
    他の部分をキャパシタの誘電体膜とし、前記誘電体膜に
    トンネル電流を流すことであることを特徴とする請求項
    1および請求項2いずれかに記載のトンネル絶縁膜の膜
    質評価方法。
  4. 【請求項4】 前記電気的なストレスを与える際、前記
    トンネル絶縁膜への電荷注入量が1C/cm2 〜5C/
    cm2 に設定されることを特徴とする請求項3に記載の
    トンネル絶縁膜の膜質評価方法。
  5. 【請求項5】 前記他の部分に捕獲された正電荷の量
    は、前記絶縁膜の他の部分に電気的なストレスを与えた
    後の前記アニールを施す前に前記キャパシタの第1のフ
    ラットバンド電圧を測定し、前記第1のフラットバンド
    電圧を測定した後、前記キャパシタを、捕獲された正電
    荷が放出される温度でアニールし、前記アニールした後
    の第2のフラットバンド電圧を測定し、前記第1のフラ
    ットバンド電圧と、前記第2のフラットバンド電圧との
    差によって調べることを特徴とする請求項3および請求
    項4いずれかに記載のトンネル絶縁膜の膜質評価方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に絶縁膜を形成し、前記絶
    縁膜上に、導体層を形成し、前記基板、前記絶縁膜、前
    記導体層からなるキャパシタ構造を含む第1の構造体
    と、前記基板、前記絶縁膜、前記導体層からなるキャパ
    シタ構造を含む、前記第1の構造体の評価に使用するた
    めの第2の構造体とを形成する第1の工程と、 前記第2の構造体に電気的なストレスを与える第2の工
    程と、 前記電気的なストレスが与えられた後、前記第2の構造
    体の前記絶縁膜に捕獲された第1の正電荷の量を検出す
    る第3の工程と、 前記第2の構造体を、前記第2の構造体の前記絶縁膜に
    捕獲された正電荷が放出される温度でアニールし、アニ
    ールした後、前記第2の構造体の前記絶縁膜に捕獲され
    ている第2の正電荷の量を検出する第4の工程と、 前記第1の正電荷の量と、前記第2の正電荷の量との差
    に基づき、前記第1の構造体の良否を分類する第5の工
    程とを具備することを特徴とする前記第1の構造体を含
    んで構成される半導体装置のスクリーニング方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の構造体を、装置形成用の半導
    体基板の上に形成し、前記第2の構造体を、少なくとも
    前記装置形成用の半導体基板とは異なった評価用の半導
    体基板の上に形成することを特徴とする請求項6に記載
    の半導体装置のスクリーニング方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の構造体の前記絶縁膜に捕獲さ
    れた正電荷の量は、前記第2の構造体に含まれるキャパ
    シタのフラットバンド電圧によりモニターされることを
    特徴とする請求項6および請求項7いずれかに記載の半
    導体装置のスクリーニング方法。
  9. 【請求項9】 前記アニール前後での前記フラットバン
    ド電圧の差が所定の値を越えていたとき、前記第1の構
    造体を不良として分類することを特徴とする請求項8に
    記載の半導体装置のスクリーニング方法。
  10. 【請求項10】 前記電気的なストレスは、前記第2の
    構造体に含まれるキャパシタにトンネル電流を流すこと
    であることを特徴とする請求項6乃至請求項9いずれか
    一項に記載の半導体装置のスクリーニング方法。
  11. 【請求項11】 前記第2の構造体に含まれるキャパシ
    タの絶縁膜に、1C/cm2 〜5C/cm2 の電荷を注
    入することを特徴とする請求項10に記載の半導体装置
    のスクリーニング方法。
  12. 【請求項12】 前記アニールを、300℃以下の温度
    で施すことを特徴とする請求項6乃至請求項11いずれ
    か一項に記載の半導体装置のスクリーニング方法。
  13. 【請求項13】 前記第1の構造体に含まれるキャパシ
    タ構造は、前記絶縁膜をトンネル絶縁膜とし、前記導体
    層を浮遊ゲートとする不揮発性メモリセルの一部分であ
    ることを特徴とする請求項6乃至請求項12いずれか一
    項に記載の半導体装置のスクリーニング方法。
  14. 【請求項14】 前記第2〜第5の工程を、前記絶縁膜
    を形成後、前記不揮発性メモリセルを有する半導体装置
    の製造が完了するまでの間の任意の工程間に行うことを
    特徴とする請求項13に記載の半導体装置のスクリーニ
    ング方法。
  15. 【請求項15】 前記第2〜第5の工程を、前記不揮発
    性メモリセルを有する半導体装置の製造が完了した後に
    行うことを特徴とする請求項13に記載の半導体装置の
    スクリーニング方法。
  16. 【請求項16】 前記第2〜第5の工程を、前記不揮発
    性メモリセルを有する半導体装置の製造が完了し、製造
    が完了した半導体装置にダイソートテストを行った後、
    前記ダイソートテストに合格した半導体装置にのみ行う
    ことを特徴とする請求項13に記載の半導体装置のスク
    リーニング方法。
JP8236746A 1996-09-06 1996-09-06 トンネル絶縁膜の膜質評価方法および半導体装置のスクリーニング方法 Withdrawn JPH1084025A (ja)

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JP2005109455A (ja) * 2003-09-09 2005-04-21 Seiko Instruments Inc 半導体装置の製造方法
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