JPH108389A - 引取キャプスタンの線寄せ装置 - Google Patents

引取キャプスタンの線寄せ装置

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JPH108389A
JPH108389A JP16608196A JP16608196A JPH108389A JP H108389 A JPH108389 A JP H108389A JP 16608196 A JP16608196 A JP 16608196A JP 16608196 A JP16608196 A JP 16608196A JP H108389 A JPH108389 A JP H108389A
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winding start
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Toshihiko Endo
敏彦 遠藤
Tadayoshi Koike
忠良 小池
Masao Watanuki
政男 綿貫
Masazou Tonomoto
雅三 戸ノ本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケージ型撚合機において複数の線心C1,C
1,…を撚り合わしてなる通信ケーブルCを引取キャプ
スタン7に巻き付けて一定の引取張力で引き取りする場
合、ケーブルCをキャプスタン7で整列するための線寄
せ装置16とケーブルCとの摩擦抵抗を長期間に亘り安
定して低減し、ケーブルCの変形等を回避してその品質
の向上を図る。 【解決手段】 キャプスタン7のケーブル巻付開始位置
Fに対し回転方向後側に、キャプスタン7外周に沿った
円弧形状のローラ支持部材18を配置し、ローラ支持部
材18に、キャプスタン7の軸心と直交する側から見て
巻付開始位置に向かうに連れて基準平面Pから離れるよ
うに配列された複数のローラ27,27,…を回転可能
に軸支し、キャプスタン7に巻付開始位置Fで巻き付い
た後に1回転して巻付開始位置Fに向かうケーブルCを
ローラ27で押圧して基準平面Pに対し一側にずらすよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻き付けられた線
部材を回転して引き取る引取キャプスタンにおいて、線
部材がキャプスタン上で重ならないように整列するため
に線寄せする線寄せ装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の線心を集合して通信ケー
ブルを撚り合わせるケージ型撚合機においては、回転ケ
ージに被覆線心を巻き取った所定数のボビンを支持し、
ケージをボビンごと回転させながら各ボビンからそれぞ
れ線心を送り出すとともに、その送り出された複数の線
心を対撚り又はカッド(quad)撚りにて撚り合わせ
て集合させ、その撚り合わせられた例えば外径10〜7
0mmのケーブルを引取キャプスタンにより引き取り、
その後にケーブルを巻取ドラムに巻き取るようになされ
ている。
【0003】そして、上記引取キャプスタンにおいて
は、通信ケーブルの線心が均一に撚り合わせられるよう
に、そのキャプスタンにケーブルを複数回巻き付けて、
その巻付けによりケーブルを一定の引取張力で引き取る
ようにしている。
【0004】ところで、このキャプスタンにおいては、
巻き付けられたケーブルが巻付開始位置からキャプスタ
ンの1回転により元の巻付開始位置に移動したとき、そ
のケーブルが次に巻き付けられようとする巻付前のケー
ブルと同じ位置にあると、前のケーブル上に次のケーブ
ルが重なり、キャプスタンでのケーブルの巻付半径が変
わってケーブルの引取張力が変化する。このことから、
上記キャプスタンに巻き付けられて移動するケーブルが
巻付開始位置に移動する前にそのケーブルをキャプスタ
ン上で横にずらし、つまり複数回巻き付けられたケーブ
ルをキャプスタン上で平行に整列させる整列巻きを行わ
せる必要がある。
【0005】このようにキャプスタン上でケーブルを寄
せて整列させる線寄せ装置として、従来、平板状の鉄板
をキャプスタンに近接配置し、この鉄板によりキャプス
タン上のケーブルを押圧してずらすようにすることが一
般的に行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この鉄板を用
いたものでは、その鉄板とケーブルとの摩擦抵抗が大き
く、ケーブルが鉄板との摩擦により変形したり損傷した
りする等の問題がある。
【0007】そこで、上記鉄板のケーブルとの接触面に
潤滑性を有する部材(例えば皮革ベルト)を取り付け
て、その部材によりケーブルとの滑りを良くすることに
より、上記ケーブルの変形や損傷等を防止することが考
えられる。
【0008】しかし、その反面、上記皮革ベルト等の部
材は摩耗が大きく、その摩耗が進行すると、所期の良好
な線寄せ効果が得られなくなり、その部材を比較的短い
期間で交換する必要がある。そして、その交換のために
時間が必要で、しかもその間は撚合わせ工程を停止せね
ばならず、延いてはコストの増大を招くという問題が生
じる。
【0009】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、上記通信ケーブル等
の線部材をキャプスタンに巻き付けて引き取りする場合
に、その線部材をキャプスタン上で整列するための線寄
せ装置の構造を改良することで、長期間に亘り安定し
て、線寄せ装置の線部材との摩擦抵抗を低減し、線部材
の変形や損傷等を回避してその品質の向上を図ることに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明では、回転可能なローラをキャプスタン周
りに固定配置し、このローラを回転させながらキャプス
タン上の線部材を押して整列させるようにした。
【0011】具体的には、請求項1の発明では、ケーブ
ル等の線部材が少なくとも1回巻き付けられかつ回転に
より上記線部材を引き取る引取キャプスタンに付設さ
れ、上記線部材をキャプスタン上で重ならないように整
列するために線寄せするようにした線寄せ装置として、
上記キャプスタンの線部材の巻付開始位置に対し回転方
向後側に配置されたローラ支持部材と、このローラ支持
部材にキャプスタン外周面と略直交する方向の軸心をも
って回転可能に軸支され、キャプスタンに上記巻付開始
位置で巻き付いた後に該キャプスタンと共に巻付開始位
置に向かう線部材を、上記巻付開始位置を通りかつキャ
プスタンの軸心と直交する基準平面に対し一側に押圧し
てずらす少なくとも1つのローラとを備えたものとす
る。
【0012】上記の構成により、キャプスタンに巻き付
けられている線部材が該キャプスタンの回転により引っ
張られて、その線部材に一定の引取張力が付与される。
そして、このキャプスタンに巻き付けられている線部材
は巻付開始位置でキャプスタンに巻き付けられた後、キ
ャプスタンが1回転すると元の巻付開始位置に到達する
が、その前に、そのキャプスタン上の線部材は線寄せ装
置により基準平面に対し一側に押圧されてずらされる。
そのとき、上記線寄せ装置は、ローラ支持部材に回転可
能に支持されたローラを有するものであるので、このロ
ーラが回転しながら線部材を押圧して整列する。このロ
ーラと線部材との摩擦抵抗は極めて小さく、よって線部
材の変形や損傷等を防止してその品質の向上を図ること
ができる。
【0013】また、上記ローラと線部材との摩擦抵抗が
小さいことから、ローラが摩耗することは殆どなく、線
部材の線寄せ効果が長期間に亘り安定して得られ、延い
てはコストダウンを図ることができる。
【0014】請求項2の発明では、上記ローラ支持部材
はキャプスタンの外周面に沿った円弧形状とする。ま
た、上記ローラ支持部材に複数のローラを、キャプスタ
ンの軸心と直交する側から見て巻付開始位置に向かうに
連れて基準平面から離れるように傾斜して配列する。
【0015】こうすれば、複数のローラの各々によりキ
ャプスタン上の線部材が巻付開始位置に向かうに連れて
基準平面から離れるように徐々に押圧されるので、線部
材をスムーズに線寄せできるとともに、線部材の変形や
損傷等をさらに安定して防止することができる。
【0016】請求項3の発明では、上記線部材は、ケー
ジ型撚合機のケージにおけるボビンから送り出された複
数の線心が撚り合わされてなる通信ケーブルとする。こ
のことで、ケージ型撚合機で複数の線心を集合させて通
信ケーブルを撚り合わせるとともに、そのケーブルをキ
ャプスタンにより一定の張力で引き取るときに、そのケ
ーブルをキャプスタンで重なることなく引き取って引取
張力を安定させることができる。そして、上記請求項1
の発明と同様に、長期間に亘り安定してローラとケーブ
ルとの摩擦抵抗を低減でき、通信ケーブルの変形や損傷
等を防止してその品質を向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図5は本発明の実施形態に係るケ
ージ型撚合機の全体構成を示し、1は工場のフロア面上
に水平方向の回転軸2の回りに回転可能に設置されたケ
ージで、このケージ1には各々線心C1,C1,…を巻
き付けた複数のボビン3,3,…が回転可能に支持され
ており、ケージ1を回転させながらボビン3,3,…か
らそれぞれ線心C1,C1,…を送り出すようにしてい
る。
【0018】5は上記ケージ1の一側方のフロア面上に
ケージ回転軸2の軸心延長上に位置するように設置され
た集合部で、この集合部5は貫通状の集合孔(図示せ
ず)を有しており、回転するケージ1のボビン3,3,
…から送り出された複数の線心C1,C1,…を集合部
5の集合孔に挿通させて一体に集合させることで、複数
の線心C1,C1,…から1本の通信ケーブルCを対撚
り又はカッド撚りに撚り合わせるようにしている。
【0019】さらに、上記集合部5に対しケージ1と反
対側のフロア面には引取キャプスタン7がケージ1の回
転軸2と略直交する水平方向の回転軸8により回転可能
に支持され、このキャプスタン7は上記ケージ1の回転
と同期回転するように設定されている。このキャプスタ
ン7は、両端にフランジ部7a,7a(図1参照)を有
する円筒ドラム状のもので、その外周面がケーブル巻付
面9とされ、このケーブル巻付面9の上端は上記集合部
5の高さ位置と略同じ高さに設定されている。そして、
キャプスタン7には、上記集合部5で撚り合わされたケ
ーブルCが複数回巻き付けられており、このケーブルC
を巻き付けた状態でキャプスタン7を回転させることに
より、キャプスタン7でケーブルCを引き取ってケーブ
ルCに一定の引取張力を付与するようにしている。
【0020】尚、図5中、11は上記キャプスタン7か
ら送り出されたケーブルCを巻き取る巻取ドラム、12
はキャプスタン7によるケーブルCの引取速度を計測す
る回転計、13はケーブルCに巻き付けられるシース用
テープの切断又は終了を検出する検出器である。
【0021】上記キャプスタン7には、キャプスタン7
に巻き付けられたケーブルCがキャプスタン7上で重な
らないように一列に整列するために線寄せする線寄せ装
置16が付設されている。この線寄せ装置16は、図1
及び図2に示すように、キャプスタン7においてケーブ
ル巻付面9上端にあるケーブルCの巻付開始位置Fに対
し回転方向後側に相当するケージ側端にあるチャンネル
部材17に取り付けられたローラ支持部材18を備えて
いる。このローラ支持部材18は、上記チャンネル部材
17上に立設され上端にキャプスタン7外周のケーブル
巻付面9と直交するように水平方向に延びる筒部19a
を有するブラケット19と、このブラケット19の筒部
19aに嵌合固定され、キャプスタン7側たる先端に取
付部20aを有する軸部20と、この軸部20の取付部
20aにボルト21,21により締結固定されたローラ
取付ブラケット22とを備えてなる。このローラ取付ブ
ラケット22は、キャプスタン7外周のケーブル巻付面
9に沿って円弧形状に彎曲する板状のローラ取付部23
と、このローラ取付部23の一側部に溶接された円弧板
状の補強部24とからなる断面L字状のもので、補強部
24の上下中央部に取付板25が一体に溶接され、この
取付板25において上記軸部20の取付部20aにボル
ト21,21により締結されている。
【0022】さらに、上記ローラ取付ブラケット22に
おけるローラ取付部23のキャプスタン7側の面には、
11個のローラ27,27,…がキャプスタン7の外周
面と略直交する方向の軸心をもって回転可能に軸支され
ており、キャプスタン7のケーブル巻付面7に巻付開始
位置Fで巻き付いた後に該キャプスタン7と共に1回転
して巻付開始位置Fに向かうケーブルCに対しローラ2
7,27,…を下側のものから順に接触させて、該ケー
ブルCを巻付開始位置Fを通りかつ軸心と直交する基準
平面P(図4参照)に対し一側に押圧してずらすように
なっている。
【0023】上記各ローラ27は、図3に拡大詳示する
ように、基端のねじ部28aがローラ取付部23に貫通
した状態でナット29により締結固定されたローラ軸2
8と、このローラ軸28にベアリング31,31を介し
て回転可能に支持されたローラ本体30とからなり、こ
のローラ本体30はローラ軸28の先端側に向かって小
径となるようにテーパ形状に形成されている。
【0024】そして、図4に示す如く、上記ローラ支持
部材18に支持されている11個のローラ27,27,
…は、キャプスタン7の軸心と直交する側(ケージ1
側)から見て巻付開始位置Fに向かうに連れて上記基準
平面Pから離れるように所定角度θで傾斜して配列され
ている。
【0025】したがって、この実施形態では、ケージ1
がその回転軸2回りに回転しながらボビン3,3,…か
ら線心C1,C1,…が送り出され、これら複数の線心
C1,C1,…は集合部5を通過しながら一体に集合さ
れ、このことで複数の線心C1,C1,…は1本の通信
ケーブルCに対撚り又はカッド撚りの状態で撚り合わさ
れる。この1本となったケーブルCは、上記ケージ1の
回転と同期して回転するキャプスタン7に複数回巻き付
けられ、そのキャプスタン7の回転によりケーブルCが
一定の引取張力で引き取られる。そして、このキャプス
タン7で引き取られた後のケーブルCはキャプスタン7
から出た後に巻取ドラム11に巻き取られる。
【0026】このとき、上記キャプスタン7に巻き付け
られるケーブルCは、キャプスタン7外周のケーブル巻
付面9上端における巻付開始位置Fでキャプスタン7に
巻き付いた後、キャプスタン7が1回転すると元の巻付
開始位置Fに到達するが、その巻付開始位置Fへの到達
前に、線寄せ装置16により基準平面Pに対し一側に押
圧されてずらされる。このことで、ケーブルCはキャプ
スタン7のケーブル巻付面9上で重なることなく引き取
られて、その引取張力が安定する。
【0027】そして、上記線寄せ装置16は、ローラ支
持部材18と、それに回転可能に支持された11個のロ
ーラ27,27,…とからなるものであるので、これら
のローラ27,27,…が回転しながらキャプスタン7
上のケーブルCを押圧する。このローラ27,27,…
とケーブルCとの摩擦抵抗は極めて小さいので、通信ケ
ーブルCの変形や損傷等を防止することができ、その品
質の向上を図ることができる。
【0028】しかも、上記ローラ支持部材18に支持さ
れている11個のローラ27,27,…は、キャプスタ
ン7の軸心と直交する側から見て巻付開始位置Fに向か
うに連れて基準平面Pから離れるように傾斜して配列さ
れているので、この11個のローラ27,27,…の各
々によりキャプスタン7上のケーブルCが巻付開始位置
Fに向かうに連れて基準平面Pから離れるように徐々に
押圧される。このことで、ケーブルCをスムーズに線寄
せして整列でき、通信ケーブルCの変形や損傷等をさら
に安定して防止することができる。
【0029】さらに、上記各ローラ27のケーブルCと
の摩擦抵抗が小さいので、各ローラ27が摩耗すること
は殆どなく、ケーブルCの線寄せ効果が長期間に亘り安
定して得られ、延いてはコストダウンを図ることができ
る。
【0030】尚、上記実施形態では、ローラ27の数を
11個としているが、その他の数に増減してもよい。ま
た、線寄せ装置16の位置は、上記実施形態のようにキ
ャプスタン7外周面におけるケージ側端部に限定され
ず、要はキャプスタン7の外周面においてケーブルCの
巻付開始位置Fに対し回転方向後側であればよい。ま
た、本発明は、上記実施形態のようにケージ型撚合機の
引取キャプスタン7に通信ケーブルCを巻き付けて引き
取る場合に限らず、その他の線部材をキャプスタンに巻
き付けて一定の引取張力で引き取る場合にも適用するこ
とができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、ケーブル等の線部材が少なくとも1回巻き付け
られかつ回転により線部材を引き取る引取キャプスタン
に対し、線部材がキャプスタン上で重ならないように整
列して線寄せする場合に、キャプスタンの線部材の巻付
開始位置に対し回転方向後側にローラ支持部材を配置
し、このローラ支持部材にローラをキャプスタン外周面
と略直交する方向の軸心をもって回転可能に軸支して、
このローラにより、キャプスタンに巻付開始位置で巻き
付いた後に該キャプスタンと共に巻付開始位置に向かう
線部材を、巻付開始位置を通りかつ軸心と直交する基準
平面に対し一側に押圧してずらすようにしたことによ
り、ローラの回転しながらの線部材への押圧によってロ
ーラと線部材との摩擦抵抗を極めて小さくでき、長期間
に亘り安定して線部材の変形や損傷等を防止し、その品
質の向上及びコストダウン化を図ることができる。
【0032】請求項2の発明によると、ローラ支持部材
はキャプスタン外周に沿った円弧形状とし、このローラ
支持部材に複数のローラを、キャプスタンの軸心と直交
する側から見て巻付開始位置に向かうに連れて基準平面
から離れるように傾斜して配列したことにより、線部材
をスムーズに線寄せできるとともに、線部材の変形や損
傷等をさらに安定して防止することができる。
【0033】請求項3の発明によると、線部材は、ケー
ジ型撚合機のボビンから送り出された複数の線心が撚り
合わされてなる通信ケーブルとしたことにより、ケージ
型撚合機において通信ケーブルをキャプスタンで重なる
ことなく引き取って引取張力を安定させることができる
とともに、長期間に亘り安定して、ローラとケーブルと
の摩擦抵抗を低減でき、通信ケーブルの変形や損傷等を
防止してその品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る線寄せ装置の平面図で
ある。
【図2】線寄せ装置の正面図である。
【図3】ローラの拡大断面図である。
【図4】線寄せ装置によりキャプスタン上のケーブルを
線寄せする動作を概略的に示す側面図である。
【図5】ケージ型撚合機の全体構成を模式的に示す正面
図である。
【符号の説明】
1 ケージ 3 ボビン 7 引取キャプスタン 9 ケーブル巻付面 16 線寄せ装置 18 ローラ支持部材 27 ローラ C ケーブル(線部材) C1 線心 F ケーブル巻付開始位置 P 基準平面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸ノ本 雅三 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル等の線部材が少なくとも1回巻
    き付けられかつ回転により上記線部材を引き取る引取キ
    ャプスタンに付設され、上記線部材をキャプスタン上で
    重ならないように整列するために線寄せするようにした
    線寄せ装置であって、 上記キャプスタンの線部材の巻付開始位置に対し回転方
    向後側に配置されたローラ支持部材と、 上記ローラ支持部材にキャプスタン外周面と略直交する
    方向の軸心をもって回転可能に軸支され、キャプスタン
    に上記巻付開始位置で巻き付いた後に該キャプスタンと
    共に巻付開始位置に向かう線部材を、上記巻付開始位置
    を通りかつキャプスタンの軸心と直交する基準平面に対
    し一側に押圧してずらす少なくとも1つのローラとを備
    えたことを特徴とする引取キャプスタンの線寄せ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の引取キャプスタンの線寄
    せ装置において、 ローラ支持部材はキャプスタンの外周面に沿った円弧形
    状とされ、 上記ローラ支持部材に複数のローラが、キャプスタンの
    軸心と直交する側から見て巻付開始位置に向かうに連れ
    て基準平面から離れるように傾斜して配列されているこ
    とを特徴とする引取キャプスタンの線寄せ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の引取キャプスタン
    の線寄せ装置において、 線部材は、ケージ型撚合機におけるボビンから送り出さ
    れた複数の線心が撚り合わされてなる通信ケーブルであ
    ることを特徴とする引取キャプスタンの線寄せ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107938408A (zh) * 2017-12-18 2018-04-20 贵州钢绳股份有限公司 一种平衡用扁钢丝绳的制造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107938408A (zh) * 2017-12-18 2018-04-20 贵州钢绳股份有限公司 一种平衡用扁钢丝绳的制造方法

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