JPH1083893A - プラズマ制御方法及びその装置、並びにプラズマ測定方法及びその装置 - Google Patents

プラズマ制御方法及びその装置、並びにプラズマ測定方法及びその装置

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JPH1083893A
JPH1083893A JP8257456A JP25745696A JPH1083893A JP H1083893 A JPH1083893 A JP H1083893A JP 8257456 A JP8257456 A JP 8257456A JP 25745696 A JP25745696 A JP 25745696A JP H1083893 A JPH1083893 A JP H1083893A
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plasma
atoms
light
electron temperature
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JP8257456A
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Koji Kitagawa
浩司 北川
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ウエハ表面に均一な皮膜を成膜し得
るような常に安定した状態のプラズマを発生させるよう
にする。 【解決手段】本発明は、所定の反応ガスが供給された容
器内の所定間隔離れた位置に互いに対向するように固定
配置された負極及び正極間に電位差を与えることにより
発生させたプラズマ中に存在する原子の発光による光の
強度比率に基づいてプラズマの電子温度を算出し、当該
電子温度に基づいて負極及び正極間に電位差を与えるた
めの電圧値を制御することにより、常に安定した状態の
プラズマを発生させことができ、かくしてウエハ表面に
均一な皮膜を成膜することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)第1実施例(図1〜図5) (2)第2実施例(図6及び図7) (3)他の実施例(図8) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマ制御方法
及びその装置、並びにプラズマ測定方法及びその装置に
関し、例えばスパツタ装置においてプラズマの電子温度
及び分布状態を算出してスパツタリングに最適なプラズ
マを発生させるプラズマ制御方法及びその装置、並びに
プラズマ測定方法及びその装置に適用して好適なもので
ある。
【0003】
【従来の技術】従来、スパツタ装置においては通常10-7
[Torr]台の高真空に排気された真空チヤンバ内に円板形
状の金属塊(この場合はシリコン塊)でなるターゲツト
と加工対象であるウエハとを所定の距離を介して互いに
平行になるように配置し、当該真空チヤンバ内にArで
なる不活性ガスを供給する。そして、スパツタ装置はタ
ーゲツトを陰極、ウエハを陽極として当該ターゲツト及
びウエハ間に約 1000[V]程度の電位差を与えることによ
りプラズマを発生させる。これにより、スパツタ装置は
真空チヤンバ内のAr原子をイオン化させてターゲツト
に衝突させて当該ターゲツト表面から飛び出したSi原
子をウエハ表面に付着堆積させて成膜している。
【0004】このようなスパツタ装置では、通常真空チ
ヤンバ内に発生させたプラズマの状態が反応ガスの供給
量や印加電圧によつて変化したり、またマグネトロン方
式の場合に形成されるエロージヨンリングによつて、タ
ーゲツトが均一に減らずにある偏りをもつて減つてしま
う。このため、スパツタ装置ではターゲツト表面の酸化
あるいは窒化状態によつてウエハ表面に常に均一な皮膜
を成膜できるとは限らなかった。そこで、スパツタ装置
では真空チヤンバ内に発生させたプラズマの発光強度を
CCDカメラによつて検出することによりプラズマの状
態をおおよそ推測し、推測したプラズマの状態に基づい
て反応ガスの供給量や印加電圧を制御するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
スパツタ装置においては、プラズマの発光強度に基づい
てプラズマの状態をおおよそ推測することはできたが、
プラズマの電子温度を検出することはできなかつた。従
つて、スパツタ装置はプラズマの発光強度だけでは、ウ
エハ表面に均一な皮膜を成膜し得る安定した状態のプラ
ズマを発生させるための明確な数値目標を設定すること
ができず、プラズマを安定した状態に制御することが難
しいという問題があつた。
【0006】また、スパツタ装置においてはプラズマの
電子温度の分布状態に応じてウエハ表面の皮膜の膜質、
結晶構造及び組成が変化する。ところが、従来のスパツ
タ装置ではプラズマの電子温度を検出できなかつたため
に、均一な皮膜を成膜したときのプラズマの中心部分や
外側部分等のあらゆる部分における電子温度の分布状態
を検出することはできなかつた。このため、スパツタ装
置では均一な皮膜を成膜したときのプラズマの電子温度
の状態(以下、これを基準温度分布と呼ぶ)に基づいて
実際のプラズマの電子温度を基準温度分布に近づけるよ
うに印加電圧を制御することはできなかつた。
【0007】さらに、スパツタ装置においてはスパツタ
リング時のプラズマ中に含まれているターゲツトから飛
び出したスパツタリング原子(Si原子)がプラズマ中
をどのように分散しているかといつたスパツタリング原
子の分布状態を検出することはできなかつた。このた
め、スパツタ装置ではウエハ表面に均一な皮膜を成膜し
得る安定した状態のプラズマを発生させたときのスパツ
タリング原子の分布状態(以下、これを基準分布状態と
呼ぶ)に基づいて反応ガスの供給量及び印加電圧を制御
することができず、かくして安定した状態のプラズマを
常に発生させることはできないという問題があつた。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、ウエハ表面に均一な皮膜を成膜し得る常に安定した
状態のプラズマを発生させるプラズマ制御方法及びその
装置、並びにプラズマ測定方法及びその装置を提案しよ
うとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、所定の反応ガスが供給された容器
内の所定間隔離れた位置に互いに対向するように固定配
置された負極及び正極間に電位差を与えることにより発
生させたプラズマ中に存在する原子の発光による光の強
度比率に基づいてプラズマの電子温度を算出し、当該電
子温度に基づいて負極及び正極間に電位差を与えるため
の電圧値を制御することにより、常に安定した状態のプ
ラズマを発生させる。
【0010】所定の反応ガスが供給された容器内の所定
間隔離れた位置に互いに対向するように固定配置された
負極及び正極間に電位差を与えることにより発生させた
プラズマに所定波長の光ビームを照射し、当該プラズマ
中に分散している原子を基底状態から励起させることに
より生じる発光状態に基づいてプラズマ中に分散してい
る原子の分布状態を測定することにより、当該原子の分
布状態に基づいて反応ガスの供給量あるいは負極及び正
極間に電位差を与えるための電圧値を制御することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0012】(1)第1実施例 図1において1は全体としてスパツタ装置を示し、真空
チヤンバ2内にカソード(負極)3、アノード(正極)
4及び当該カソード3とアノード4との間の空間にAr
の不活性ガス、及びO2 あるいはN2 等の反応ガスを供
給するガス供給管5が設けられると共に、矢印p及びr
に示す方向に軸6Aを中心として回転可能なシヤツタ6
が設けられている。また、スパツタ装置1はメカニカル
ボンプ7及びターボ分子ポンプ8を真空チヤンバ2の外
部に設けることにより、真空チヤンバ2内を排気して所
定のスパツタ圧力に設定し得るようになされている。
【0013】ここで、カソード3は陰極電源9に電気的
に接続され、動作時に所定の電圧を印加し得るようにな
されている。また、カソード3ではスパツタリング時に
ターゲツト10がAr原子の衝突により発熱するため、
本体部3Aの上部に形成された所定の空間からなる冷却
水用の水路3Bに冷却水を流すことにより、水路3Bの
上部に形成されたバツキングプレート3Cを介してター
ゲツト10を冷却するようになされている。
【0014】またアノード4は真空チヤンバ2の天井部
分に取り付けられると共に、真空チヤンバ2自体がアー
ス接地されており、またアノード4の基板ホルダ11に
ウエハ12がターゲツト10と対向するように取り付け
保持されている。従つて、スパツタ装置1はスパツタ時
にターゲツト10が陰極として作動し、かつ基板ホルダ
11及び真空チヤンバ2の筐体部分が陽極として作動す
るようになされている。
【0015】実際上、スパツタ装置1は真空チヤンバ2
内をメカニカルポンプ7により粗引きした後、ターボ分
子ポンプ8によつて所定のスパツタ圧力にするように真
空引きし、ガス供給管5によりArガスを所定量供給す
る。そして、スパツタ装置1はカソード3及びアノード
4との間の空間に所定の電圧を印加することによりプラ
ズマを発生させ、さらに反応ガス(O2 ガス)を供給し
てターゲツト10からはじき出されるスパツタリング原
子(Si原子)と化学反応させ、基板ホルダ11に保持
されたウエハ12表面に皮膜(SiO2 膜)を成膜する
ようになされている。ここで、シヤツタ6はスパツタリ
ング時には回転してスパツタリング原子をウエハ12の
表面に付着堆積し易いようになされており、スパツタリ
ング時以外の例えばウエハ12がセツトされていないと
きにはシヤツタ6によつて基板ホルダ11の表面がスパ
ツタされないように防止している。
【0016】続いて、スパツタ装置1は真空チヤンバ2
の右側面に所定径のビユーポート窓2Hが形成され、当
該ビユーポート窓2Hの外部には真空チヤンバ2の外壁
に固定されたプラズマ制御装置20が設けられている。
このプラズマ制御装置20は、真空チヤンバ2の外壁に
固定された光学ユニツトボード21に撮像手段としての
CCDカメラ22が固定され、このCCDカメラ22に
よつて真空チヤンバ2内に発生させたプラズマの発光状
態を画像として取り込み、当該画像に基づいてプラズマ
の発光強度を検出して制御手段としてのマイクロコンピ
ユータ30によつて電子温度を算出するようになされて
いる。
【0017】ここで、図2に示すように、例えばプラズ
マ中に存在するAr原子のスペクトル線強度のピーク
(P1 、P2 及びP3 )は、Ar原子の回転エネルギ、
振動状態及び原子エネルギの違いによつて波長ごとに複
数存在する。従つて、スパツタ装置1ではこのようにピ
ークの異なるスペクトル線の波長にそれぞれ対応した波
長選択透過膜をCCDカメラ22の各画素上の縦1列ご
とに分けて取り付け、Ar原子の発光による光をそれぞ
れの波長選択透過膜を介して取り込めるようになされて
いる。
【0018】図3は、Ar原子の発光による光を波長ご
とに取り込むCCDカメラ22における撮像素子の画素
部の断面構造を示す。CCDカメラ22は、半導体基板
上にSiO2 の絶縁膜を介してポリシリコンの電極やA
l電極を配設した一般的な構造となつており、Al電極
の上の保護膜24を介して光透過膜25、オンチツプレ
ンズ26、当該オンチツプレンズ26上に2層構造の波
長選択透過膜27及び28が取り付けられ、当該波長選
択透過膜27及び28を透過した光が半導体基板上に形
成された受光素子29に受光されるようになされてい
る。
【0019】実際上、図4に示すようにスパツタ装置1
は撮像素子の画素部の縦1列ごとに波長にそれぞれ対応
した波長選択透過膜(λ1 及びλ2 )が交互に取り付け
られ、2種類の波長選択透過膜(λ1 及びλ2 )を介し
て受光素子29にAr原子の発光による光を波長ごとに
取り込み、画像上での隣接する画素の発光強度比率に基
づいて電子温度を算出し得るようになされている。
【0020】次に、プラズマの電子温度の算出方法を以
下に説明する。プラズマ中に存在するAr原子のスペク
トル線強度は、与えられた振動数の放射を生じる量子的
遷移確率Anmと、対応する励起状態にある原子数Nn
hνn との積で決まる。ここにνn はその光の振動数で
ある。プラズマが熱平衡にあれば、n番目のエネルギー
レベルに励起されている原子の数Nn は統計力学の法則
に従うのでNn は、次式
【数1】 となる。
【0021】ここに、N0 を原子密度[cm -3] とし、ε
n をn番目のレベルの励起エネルギとし、gn をεn
ベルにおける統計重価とし、さらにZ(T)を電子温度
Tでの問題としている原子の状態和とすると、Z(T)
は、次式
【数2】 と表せる。ここで、Anmをn番目レベルよりm番目レベ
ルに落ちるときの遷移確率とし、νn をスペクトル線の
振動数とし、hをプランク定数6.62619 ×10-27[erg ・
s]とすれば、スペクトル線の強度In は、次式
【数3】 と表せる。
【0022】この(3)式においてAnm、gn 、Z
(T)がわかるとIn からTが求められる。そして
(3)式の対数をとり、k=1.38062 ×10-14[erg/°
K] とし、εnを[ e V] 単位で表すため1[ e V] =
1.60218 ×10-12[erg]を用いると、次式
【数4】 を得る。但し、λn =c/νn 、νn =c/λn であ
る。(4)式の右辺第2項は、T、Nn が一定のときは
定数項である。故にTとIn との間には1対1の関係が
あることとなり、In を知ればTが求まる。ここでcは
光速であり、c=2.997725×10-3[m/s] である。
【0023】あるいは、2本のスペクトル線の強度
n1、In2を知れば、(4)式より次式
【数5】 が得られる。ここに、εn1、εn2;An1m1 gn1;An2m2
gn2;νn1νn2は着目している原子の一対のスペクトル
線に固有な値である。従つて、一対のスペクトル線の強
度In1及びIn2を測定すれば電子温度Tを求められるよ
うになされている。
【0024】また、スパツタ装置1では上述の算出方法
に基づいてCCDカメラ22によつて画像として取り込
むプラズマの中央部分におけるAr原子の発光状態や、
ウエハ12に最も近い部分のAr原子の光をCCDカメ
ラ22により波長ごとに取り込み、画像上での隣接画素
の発光強度比率に基づいてプラズマの部分ごとの電子温
度をそれぞれ算出することにより、ウエハ12表面に均
一な皮膜を成膜したときのプラズマの電子温度の状態
(基準温度分布)を検出し得るようになされている。
【0025】従つて、スパツタ装置1は基準温度分布の
ときのプラズマ(以下、これを理想のプラズマと呼ぶ)
の発光状態をCCDカメラ22で画像として取り込み、
画像上での隣接画素の発光強度比率に基づいてマイクロ
コンピユータ30で電子温度を算出して予め記憶してお
き、当該電子温度を基準電子温度として陰極電源9の印
加電圧を制御して理想のプラズマを常に発生させ得るよ
うになされている。
【0026】続いて、図5はスパツタ装置1において実
際に発生させたプラズマを理想のプラズマに近づけるた
めに印加電圧を調整して電子温度を制御する場合の処理
手順を示す。スパツタ装置1では、まずRT1の開始ス
テツプから入つて、ステツプSP1に移る。ステツプS
P1において、マイクロコンピユータ30は理想のプラ
ズマの発光による光をCCDカメラ22によつて波長ご
とに取り込み、画像上での隣接画素の発光強度比率に基
づいて基準電子温度をマイクロコンピユータ30によつ
て算出して記憶する。
【0027】ステツプSP2において、マイクロコンピ
ユータ30は理想のプラズマの基準電子温度と真空チヤ
ンバ2内に発生させた実際のプラズマの電子温度とを比
べて、当該実際のプラズマの電子温度が基準電子温度の
許容範囲内に収まつているか否かを判断する。ここで否
定結果が得られると、このことはスパツタ装置1におけ
る実際のプラズマの電子温度が基準電子温度の許容範囲
内に収まつていないことを表しており、このときマイク
ロコンピユータ30はステツプSP3に移る。
【0028】ステツプSP3において、マイクロコンピ
ユータ30は実際のプラズマの電子温度を基準電子温度
の許容範囲内に収まるように印加電圧を調整し、実際の
プラズマの電子温度を基準電子温度の許容範囲内に収め
て理想のプラズマにした後、再度ステツプSP2に戻つ
て上述の処理を繰り返す。
【0029】これに対してステツプSP2において肯定
結果が得られると、このことはスパツタ装置1における
実際のプラズマの電子温度が基準電子温度の許容範囲内
に収まつていることを表しており、このときマイクロコ
ンピユータ30はステツプSP4に移る。ステツプSP
4において、この場合スパツタ装置1は実際のプラズマ
の電子温度が基準電子温度の許容範囲内に収まつている
ので、そのままの状態で処理を終了する。
【0030】以上の構成において、スパツタ装置1はC
CDカメラ22の各画素上の縦1列ごとに2種類の波長
選択透過膜(λ1 及びλ2 )を形成したことにより、真
空チヤンバ2内に発生させた理想のプラズマ中に分散し
ているAr原子の発光による光を波長ごとに取り込ん
で、隣接画素の発光強度比率に基づいて基準電子温度を
算出することができる。
【0031】このように、スパツタ装置1は基準電子温
度を算出することにより、従来のような発光強度に基づ
いてプラズマを制御する場合と異なり、プラズマを制御
するための明確な数値としての基準電子温度を設定する
ことができる。従つて、スパツタ装置1は算出した基準
電子温度を予め記憶しておき、当該基準電子温度をプラ
ズマ制御のための目標温度として設定することにより、
陰極電源9の印加電圧の制御を明確な目標温度に基づい
て行うことができる。
【0032】また、スパツタ装置1ではプラズマの発光
状態をCCDカメラ22によつて所定領域分の大きさの
画像として取り込むことにより、当該画像に基づいてプ
ラズマの中心部分や外側部分の電子温度をそれぞれ算出
することができ、これによりウエハ12表面に均一な皮
膜を成膜したときのプラズマ全体の電子温度の状態(基
準温度分布)も検出できる。
【0033】従つて、スパツタ装置1では算出した基準
温度分布に基づいて印加電圧を制御して実際のプラズマ
の電子温度を基準温度分布に近づけることができ、かく
してウエハ12表面の皮膜の膜質、結晶構造及び組成を
ウエハ12表面に均一な皮膜を成膜したときの状態にす
ることができる。
【0034】以上の構成によれば、スパツタ装置1では
CCDカメラ22の各画素の縦1列ごとに形成した2種
類の波長選択透過膜(λ1 及びλ2 )を介して理想のプ
ラズマ中に分散しているArガスの発光による光を波長
ごとに取り込み、画像上での隣接画素の発光強度比率に
基づいて基準電子温度をマイクロコンピユータ30によ
つて算出して予め記憶しておき、当該基準電子温度に基
づいて陰極電源9の印加電圧を制御することにより、実
際に発生させたプラズマの電子温度を基準電子温度の許
容範囲内に収めて理想のプラズマを発生させることがで
きる。このように、スパツタ装置1は算出した基準電子
温度に基づいて印加電圧を制御することにより、理想の
プラズマを常に発生させることができ、かくしてウエハ
12表面に均一な皮膜を常に成膜することができる。
【0035】(2)第2実施例 図1との対応部分に同一符号を付して示す図6におい
て、スパツタ装置40は図1のスパツタ装置1のプラズ
マ制御装置20に代えてプラズマ測定装置41を新たに
設けて構成されている。このスパツタ装置40は、プラ
ズマ測定装置41によつてプラズマ中のスパツタリング
原子(Si)やSi2 分子及びSiO分子がどのように
分散しているかを検出して原子の分布状態を3次元形状
位置ごとに算出しようとするものである。
【0036】実際上、スパツタ装置40は、まず真空チ
ヤンバ2内にプラズマを発生させない状態で分布状態を
算出したい原子の波長にそれぞれ対応したレーザビーム
を色素レーザ42によつて照射し、当該レーザビームを
ビームエクスパンダレンズ43及びスリツト44を介し
て所定の大きさに拡げた短冊状のスリツト光にし、ガル
バノミラー45によりスリツト光の照射位置を少しづつ
シフトして平板46に照射する。平板46には、少しづ
つシフトされたスリツト光によつて白、黒、白、黒……
と見える縦縞状のラインが映し出されるので、レーザビ
ームの波長に応じた波長選択透過膜が縦一列ごとに設け
られたCCDカメラ47によつて平板46に映し出され
た縦縞状のラインを取り込み、画像フリーズ装置48に
よつて静止状態の基準画像として測定手段としてのマイ
クロコンピユータ49に予め記憶させておく。ここで、
CCDカメラ47における撮像素子の画素部の断面構造
は第1実施例のCCDカメラ22(図3)と同様であ
る。
【0037】次に、スパツタ装置40は真空チヤンバ2
内にプラズマを発生させ、色素レーザ42、ビームエク
スパンダレンズ43及びスリツト44を介して所定の大
きさに拡げた短冊状のスリツト光を、プラズマを発生さ
せない状態で平板46に照射したときと同じ状態でガル
バノミラー45により照射位置をシフトしながら位置決
めしてプラズマに照射させる。実際上、図7に示すよう
に、スパツタ装置40はプラズマ中を分散している原子
あるいは分子に短冊状のスリツト光を照射して原子を基
底状態から励起させて発光させることにより、短冊状の
スリツト光がプラズマ中を分散している原子あるいは分
子の分布に応じたカーブ状のラインとして見える。
【0038】このように、スパツタ装置40は分布状態
を算出したい原子にそれぞれ対応した波長のスリツト光
を、プラズマを発生させない状態で平板46に照射した
ときと同じ状態でプラズマに照射して、原子を励起させ
ることにより生じたカーブ状のラインを静止画像として
取り込む。これにより、スパツタ装置40は静止画像と
して取り込んだカーブ状のラインと、予めマイクロコン
ピユータ49に記憶させておいた基準画像の縦縞状のラ
インとのずれ量δに基づいてプラズマに分散している原
子あるいは分子の分布状態を3次元形状位置ごとに算出
し、当該分布状態に基づいて印加電圧値を調整したり、
反応ガスの供給量を制御して常に安定した状態のプラズ
マを発生させるようになされている。
【0039】以上の構成において、スパツタ装置40は
色素レーザ42によつてプラズマ中に分散している原子
あるいは分子にそれぞれ対応した波長のレーザビームを
照射し得るようにしたことにより、例えばスパツタリン
グ原子に対応した波長のレーザビームがスパツタリング
原子に照射されると、当該スパツタリング原子が励起さ
れてカーブ状のラインとして見えるようになる。またS
iO分子に対応した波長のレーザビームがSiO分子に
照射されると、当該SiO分子が励起されてカーブ状の
ラインとして見えるようになる。このことは、Si2
子においても同様である。
【0040】このように原子あるいは分子が励起されて
カーブ状のラインとして見える光を波長選択透過膜の形
成されたCCDカメラ47によつて画像として取り込む
ことにより、基準画像の縦縞状のラインとのずれ量δを
算出することができる。これにより、スパツタ装置40
は各原子が励起されて見えるカーブ状のラインと、基準
画像の縦縞状のラインとのずれ量δに基づいてプラズマ
中に分散している原子あるいは分子の分布状態を3次元
形状位置ごとに算出できる。例えば、スパツタリング原
子の分布状態を算出した場合には当該分布状態に基づい
てマイクロコンピユータ49が印加電圧値を調整して制
御し、またSiO分子の分布状態を算出した場合には当
該分布状態に基づいてマイクロコンピユータ49がバル
ブ31の開閉量を調整して反応ガスの供給量を制御し
て、常に安定した状態のプラズマを発生させることがで
きる。
【0041】このように、スパツタ装置40はプラズマ
中を分散している原子あるいは分子の分布状態を3次元
形状位置ごとに算出し、理想のプラズマ中に分散するス
パツタリング原子やSi2 分子及びSiO分子の分布状
態に基づいて反応ガスの供給量をバルブ31を介して制
御したり、あるいは負極電源9を調整して印加電圧値を
制御することができ、これによりプラズマ中に分散して
いる原子あるいは分子の分布状態を常に安定させて理想
のプラズマを発生させることができる。
【0042】以上の構成によれば、スパツタ装置40は
プラズマ中に分散しているスパツタリング原子やSi2
分子及びSiO分子にそれぞれ対応した波長のレーザビ
ームを照射し、原子を基底状態から励起して発光させる
ことにより、原子あるいは分子の分布状態を3次元形状
位置ごとに算出することができる。これにより、スパツ
タ装置40は理想のプラズマ中に分散している原子ある
いは分子の分布状態を基準として反応ガスの供給量、あ
るいは印加電圧値を制御して常に安定した状態の理想の
プラズマを発生させることができ、かくしてウエハ12
表面に均一な皮膜を常に成膜することができる。
【0043】(3)他の実施例 なお上述の第1及び第2実施例においては、CCDカメ
ラ22の画素上に配設されたチツプレンズ26の表面に
波長選択透過膜27及び28を形成するようにした場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、要は受光素
子29からオンチツプレンズ26までの間であれば、図
8に示すように受光素子29上に波長選択透過膜27及
び28を形成するようにしても良い。この場合にも上述
の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0044】また上述の第1及び第2実施例において
は、CCDカメラ22の画素上に配設されたチツプレン
ズ26の表面に波長選択透過膜27及び28を2層に形
成するようにした場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、単層あるいは多層からなる波長選択透過膜に
よつて所定波長の光を取り込めるようにしても良い。
【0045】また上述の第1及び第2実施例において
は、CCDカメラ22及び47の画素上に配設されたチ
ツプレンズ26の表面に形成された波長選択透過膜をC
CDカメラ22及び47の画素上の縦1列ごとに分けて
形成するようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、各画素ごとに波長の異なる波長選択透過膜
を取り付けたり、また所定のエリアごと例えば4分の1
づつ分割して4種類の波長選択透過膜を各エリアごとに
取り付けるようにしても良く、さらには2個のCCDカ
メラを用いて各CCDカメラごとに波長の異なる波長選
択透過膜を受光面に取り付けて用いるようにしても良
い。
【0046】さらに上述の第1実施例においては、プラ
ズマ中のAr原子の発光による光を波長ごとにCCDカ
メラ22で取り込み、画像上での隣接画素の発光強度比
率に基づいて電子温度を算出するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、発光しない原子に
レーザービームを照射して発光させ、当該発光による光
をCCDカメラ22により波長ごとに取り込むことによ
り電子温度を算出するようにしても良い。
【0047】さらに上述の第2実施例においては、プラ
ズマを発生させない状態で平板46に短冊状のスリツト
光を照射して映し出された縦縞状のラインを基準画像と
して用いるようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、要はプラズマの形状及び原子あるいは分
子の分布状態を測定できればスリツト光の形状には他の
種々の形状のスリツト光を用いるようにしても良い。
【0048】さらに上述の第1及び第2実施例において
は、真空ポンプとしてメカニカルポンプ7やターボ分子
ポンプ8を用いるようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、クライオポンプ等の他の種々の真
空ポンプを用いるようにしても良い。
【0049】さらに上述の第1及び第2実施例において
は、本発明をスパツタリング装置1及び40に適用する
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、要は反応ガスが供給された真空チヤンバ2内に固定
配置されたターゲツト10と、当該ターゲツト10と対
向するように配置されたウエハ12との間に所定の電位
差を与えてプラズマを発生させることによりウエハ12
表面に皮膜を形成することができれば、マグネトロン方
式のスパツタ装置等、他の種々のプラズマを発生する装
置に適用するようにしても良い。
【0050】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、所定の反
応ガスが供給された容器内の所定間隔離れた位置に互い
に対向するように固定配置された負極及び正極間に電位
差を与えることにより発生させたプラズマ中に存在する
原子の発光による光の強度比率に基づいてプラズマの電
子温度を算出し、当該電子温度に基づいて負極及び正極
間に電位差を与えるための電圧値を制御することによ
り、常に安定した状態のプラズマを発生させることがで
き、かくしてウエハ表面に均一な皮膜を成膜することが
できる。
【0051】所定の反応ガスが供給された容器内の所定
間隔離れた位置に互いに対向するように固定配置された
負極及び正極間に電位差を与えることにより発生させた
プラズマに所定波長の光ビームを照射し、当該プラズマ
中に分散している原子を基底状態から励起させることに
より生じる発光状態に基づいてプラズマ中に分散してい
る原子の分布状態を測定することにより、当該原子の分
布状態に基づいて反応ガスの供給量あるいは負極及び正
極間に電位差を与えるための電圧値を制御することがで
き、かくしてウエハ表面に均一な皮膜を成膜することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプラズマ制御装置に用いるスパツ
タ装置の第1実施例を示す略線的斜視図である。
【図2】本発明によるプラズマ中に存在するAr原子の
スペクトル線強度のピークを示す特性曲線図である。
【図3】本発明によるCCDカメラの画素部の構造を示
す断面図である。
【図4】本発明によるCCDの各画素上に形成された波
長選択透過膜の配置を示す略線図である。
【図5】本発明による基準電子温度に基づいて電子温度
を制御する処理手順を示すフローチヤートである。
【図6】本発明によるプラズマ測定装置に用いるスパツ
タ装置の第2実施例を示す略線的斜視図である。
【図7】本発明によるプラズマに照射したスリツト光の
曲がりからプラズマ中に存在するスパツタリング原子の
分布状態の算出に供する略線図である。
【図8】本発明によるCCDカメラの画素部の他の実施
例を示す断面図である。
【符号の説明】
1、40……スパツタ装置、2……真空チヤンバ、3…
…カソード、4……アノード、5……ガス供給管、6…
…シヤツタ、7……メカニカルポンプ、8……ターボ分
子ポンプ、9……陰極電源、10……ターゲツト、11
……基板ホルダ、12……ウエハ、20……プラズマ制
御装置、21……光学ユニツトボード、22、47……
CCDカメラ、25……光透過膜、26……オンチツプ
レンズ、27、28……波長選択透過膜、30、49…
…マイクロコンピユータ、31……バルブ、41……プ
ラズマ測定装置、42……色素レーザ、43……ビーム
エクスパンダレンズ、44……スリツト、45……ガル
バノミラー、46……平板、48……画像フリーズ装
置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の反応ガスが供給された容器内の所定
    間隔離れた位置に互いに対向するように固定配置された
    負極及び正極間に電位差を与えることにより発生させた
    プラズマの電子温度を制御するプラズマ制御方法におい
    て、 上記プラズマ中に存在する原子の発光による光の強度比
    率に基づいて上記プラズマの電子温度を算出する第1の
    ステツプと、 上記電子温度に基づいて上記負極及び正極間に電位差を
    与えるための電圧値を制御する第2のステツプとを具え
    ることを特徴とするプラズマ制御方法。
  2. 【請求項2】上記第1のステツプでは、上記プラズマ中
    に存在する原子の発光による光を第1及び第2のスペク
    トルの波長にそれぞれ対応した第1及び第2波長選択透
    過膜を介して固体撮像素子に取り込み、当該固体撮像素
    子の出力から得られる画像上での光の強度比率に基づい
    て上記電子温度を算出することを特徴とする請求項1に
    記載のプラズマ制御方法。
  3. 【請求項3】所定の反応ガスが供給された容器内の所定
    間隔離れた位置に互いに対向するように固定配置された
    負極及び正極間に電位差を与えることにより発生させた
    プラズマの電子温度を制御するプラズマ制御装置におい
    て、 上記プラズマ中に存在する原子の発光による光を取り込
    む撮像手段と、 上記撮像手段で取り込んだ上記原子の発光による光の強
    度比率に基づいて上記プラズマの電子温度を算出すると
    共に、当該電子温度に基づいて上記負極及び正極間に電
    位差を与えるための電圧値を制御する制御手段とを具え
    ることを特徴とするプラズマ制御装置。
  4. 【請求項4】上記撮像手段は、上記プラズマの発光によ
    る光を第1及び第2のスペクトルの波長にそれぞれ対応
    した第1及び第2波長選択透過膜を介して取り込む固体
    撮像素子でなり、上記制御手段は、上記固体撮像素子の
    出力から得られる画像上での光の強度比率に基づいて上
    記電子温度を算出することを特徴とする請求項3に記載
    のプラズマ制御装置。
  5. 【請求項5】所定の反応ガスが供給された容器内の所定
    間隔離れた位置に互いに対向するように固定配置された
    負極及び正極間に電位差を与えることにより発生させた
    プラズマ中に分散している原子の分布状態を測定するプ
    ラズマ測定方法において、 所定波長の光ビームを上記プラズマに照射し、当該プラ
    ズマ中に分散している上記原子を基底状態から励起させ
    ることにより生じる発光状態に基づいて上記プラズマ中
    に分散している上記原子の分布状態を測定することを特
    徴とするプラズマ測定方法。
  6. 【請求項6】上記反応ガスは複数種類の各種原子が混合
    された状態でなり、当該各種原子にそれぞれ応じた波長
    の光ビームを上記プラズマに照射することにより、上記
    各種原子を基底状態から励起させて生じるそれぞれの発
    光状態に基づいて上記各種原子の分布状態を測定するこ
    とを特徴とする請求項5に記載のプラズマ測定方法。
  7. 【請求項7】所定の反応ガスが供給された容器内の所定
    間隔離れた位置に互いに対向するように固定配置された
    負極及び正極間に電位差を与えることにより発生させた
    プラズマ中に分散している原子の分布状態を測定するプ
    ラズマ測定装置において、 上記反応ガス中に分散している原子に応じた所定波長の
    光ビームを照射する光源と、 上記所定波長の光ビームを上記プラズマに照射し、当該
    プラズマ中に分散している上記原子を基底状態から励起
    させることにより生じる光を取り込む撮像手段と、 上記撮像手段の出力から得られる画像上での光の強度比
    率に基づいて上記プラズマ中に分散している上記原子の
    分布状態を測定する測定手段とを具えることを特徴とす
    るプラズマ測定装置。
  8. 【請求項8】上記反応ガスは複数種類の各種原子が混合
    された状態でなり、上記測定手段は上記反応ガス中に存
    在する各種原子にそれぞれ応じた波長の光ビームを上記
    プラズマに照射することにより、上記各種原子を基底状
    態から励起させて生じるそれぞれの発光状態に基づいて
    上記各種原子の分布状態を測定することを特徴とする請
    求項7に記載のプラズマ測定装置。
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