JPH1083482A - 自動販売機 - Google Patents
自動販売機Info
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- JPH1083482A JPH1083482A JP23894596A JP23894596A JPH1083482A JP H1083482 A JPH1083482 A JP H1083482A JP 23894596 A JP23894596 A JP 23894596A JP 23894596 A JP23894596 A JP 23894596A JP H1083482 A JPH1083482 A JP H1083482A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooler
- coolers
- compressor
- time
- fan
- Prior art date
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンプレッサの長時間停止後の運転再開時に
冷却器が冷却作用を呈する時期に同期させて該冷却器に
より冷却された空気を商品収納室に送るファン装置の運
転を開始できるようにする。 【解決手段】 コンプレッサの運転開始から2〜3分の
遅延時間をおいて第1の冷却器に対応するファン装置を
運転し、更にコンプレッサの運転開始から5〜6分の遅
延時間をおいて第2の冷却器に対応するファン装置の運
転を開始する。これにより、コンデンサで凝縮された液
冷媒が第1の冷却器に供給され始める時期に該第1の冷
却器に対応するファン装置の運転を開始させ、更に第1
の冷却器を介して第2の冷却器に液冷媒が供給され始め
る時期に該第2の冷却器に対応するファン装置の運転を
開始させることができる。
冷却器が冷却作用を呈する時期に同期させて該冷却器に
より冷却された空気を商品収納室に送るファン装置の運
転を開始できるようにする。 【解決手段】 コンプレッサの運転開始から2〜3分の
遅延時間をおいて第1の冷却器に対応するファン装置を
運転し、更にコンプレッサの運転開始から5〜6分の遅
延時間をおいて第2の冷却器に対応するファン装置の運
転を開始する。これにより、コンデンサで凝縮された液
冷媒が第1の冷却器に供給され始める時期に該第1の冷
却器に対応するファン装置の運転を開始させ、更に第1
の冷却器を介して第2の冷却器に液冷媒が供給され始め
る時期に該第2の冷却器に対応するファン装置の運転を
開始させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の冷却器によ
り冷却された空気を複数のファン装置により複数の商品
収納室に送風して商品を冷却する構成の自動販売機に係
り、特にファン装置の無駄な運転をなくすようにしたも
のに関する。
り冷却された空気を複数のファン装置により複数の商品
収納室に送風して商品を冷却する構成の自動販売機に係
り、特にファン装置の無駄な運転をなくすようにしたも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば4室の商品収納室を有した自動販
売機では、直列に接続された2個の冷却器を備え、2室
の商品収納室で1個の冷却器を共用するようにしてい
る。そして、各商品収納室にはそれそれ専用のファン装
置を設け、このファン装置の運転をコンプレッサの運転
開始に同期して開始させるように構成し、各冷却器で冷
却された空気を各ファン装置によりそれぞれの商品収納
室に送風して各商品収納室内の商品たる缶入り飲料を冷
却するようにしている。
売機では、直列に接続された2個の冷却器を備え、2室
の商品収納室で1個の冷却器を共用するようにしてい
る。そして、各商品収納室にはそれそれ専用のファン装
置を設け、このファン装置の運転をコンプレッサの運転
開始に同期して開始させるように構成し、各冷却器で冷
却された空気を各ファン装置によりそれぞれの商品収納
室に送風して各商品収納室内の商品たる缶入り飲料を冷
却するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動販売機
では、電力消費量がピークとなる午後1時〜4時までは
運転を停止するように義務付けられており、また、夜間
には冷却器に付着した霜を除去するために冷凍サイクル
の運転を停止させ、そして、この運転停止による冷却器
の自然な温度上昇によって霜が除去された時点で冷凍サ
イクルの運転を再開するようにしている。
では、電力消費量がピークとなる午後1時〜4時までは
運転を停止するように義務付けられており、また、夜間
には冷却器に付着した霜を除去するために冷凍サイクル
の運転を停止させ、そして、この運転停止による冷却器
の自然な温度上昇によって霜が除去された時点で冷凍サ
イクルの運転を再開するようにしている。
【0004】このように電力のピークカットのため、或
いは、除霜のため等に冷凍サイクルの運転が長時間停止
されると、その運転の停止中に、冷却器内の液冷媒はほ
とんど蒸発し、それに伴ってコンデンサ内の液冷媒も冷
却器に流入して蒸発するようになるため、冷凍サイクル
の閉ループ内はガス冷媒のみの状態となる。このため、
長時間停止後にコンプレッサが運転(冷凍サイクルの運
転再開)されても、冷却器にはなかなか液冷媒が供給さ
れず、冷却作用を呈しない状態がしばらく継続すること
となる。
いは、除霜のため等に冷凍サイクルの運転が長時間停止
されると、その運転の停止中に、冷却器内の液冷媒はほ
とんど蒸発し、それに伴ってコンデンサ内の液冷媒も冷
却器に流入して蒸発するようになるため、冷凍サイクル
の閉ループ内はガス冷媒のみの状態となる。このため、
長時間停止後にコンプレッサが運転(冷凍サイクルの運
転再開)されても、冷却器にはなかなか液冷媒が供給さ
れず、冷却作用を呈しない状態がしばらく継続すること
となる。
【0005】しかしながら、ファン装置はコンプレッサ
の運転開始に同期して運転されるため、冷却されていな
い空気が商品収納室内に送風されることとなり、ファン
装置の運転が無駄であるばかりか、かえって缶入り飲料
を暖めることになってしまうという不具合を生ずる。
の運転開始に同期して運転されるため、冷却されていな
い空気が商品収納室内に送風されることとなり、ファン
装置の運転が無駄であるばかりか、かえって缶入り飲料
を暖めることになってしまうという不具合を生ずる。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、冷凍サイクルの長時間停止後の運転再
開時におけるファン装置の無駄な運転をなくすことがで
きる自動販売機を提供するにある。
で、その目的は、冷凍サイクルの長時間停止後の運転再
開時におけるファン装置の無駄な運転をなくすことがで
きる自動販売機を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、複数の商品収納室と、これら
複数の商品収納室を冷却するための複数の冷却器を直列
に接続して有する冷凍サイクルと、前記複数の冷却器へ
の冷媒の供給を切り換える冷媒流路切換手段と、前記複
数の冷却器により冷却された空気を前記商品収納室のそ
れぞれに送風する複数のファン装置と、これらファン装
置を制御する制御手段とを具備し、前記制御手段は、前
記冷凍サイクルのコンプレッサの長時間停止後の運転開
始時に、前記複数のファン装置の運転をコンプレッサの
運転開始時点から前記各冷却器のそれぞれに対応するフ
ァン装置ごとに異なる遅延時間をおいて開始させること
を特徴とするものである。
に請求項1記載の発明は、複数の商品収納室と、これら
複数の商品収納室を冷却するための複数の冷却器を直列
に接続して有する冷凍サイクルと、前記複数の冷却器へ
の冷媒の供給を切り換える冷媒流路切換手段と、前記複
数の冷却器により冷却された空気を前記商品収納室のそ
れぞれに送風する複数のファン装置と、これらファン装
置を制御する制御手段とを具備し、前記制御手段は、前
記冷凍サイクルのコンプレッサの長時間停止後の運転開
始時に、前記複数のファン装置の運転をコンプレッサの
運転開始時点から前記各冷却器のそれぞれに対応するフ
ァン装置ごとに異なる遅延時間をおいて開始させること
を特徴とするものである。
【0008】冷凍サイクルが長時間停止後にその運転を
再開すると、ガス冷媒がコンプレッサで圧縮され、且つ
コンデンサで凝縮されて冷却器に供給される。この運転
開始時点では、コンデンサおよび冷却器内はほとんどが
ガス冷媒の状態になっているため、直ぐには冷却器は冷
却作用を呈さず、冷却器が冷却作用を開始する時点はコ
ンプレッサの運転開始時点から遅れる。
再開すると、ガス冷媒がコンプレッサで圧縮され、且つ
コンデンサで凝縮されて冷却器に供給される。この運転
開始時点では、コンデンサおよび冷却器内はほとんどが
ガス冷媒の状態になっているため、直ぐには冷却器は冷
却作用を呈さず、冷却器が冷却作用を開始する時点はコ
ンプレッサの運転開始時点から遅れる。
【0009】しかしながら、上記構成の本発明によれ
ば、ファン装置の運転はコンプレッサの運転開始時点か
ら遅延して開始され、しかも複数個の冷却器は直列に接
続されていて各冷却器への液冷媒の供給時点が異なって
いても、各ファン装置は異なる遅延時間をおいて運転開
始されるので、ファン装置の運転開始時期を冷却器が冷
却作用を呈する時期に近付けることができる。
ば、ファン装置の運転はコンプレッサの運転開始時点か
ら遅延して開始され、しかも複数個の冷却器は直列に接
続されていて各冷却器への液冷媒の供給時点が異なって
いても、各ファン装置は異なる遅延時間をおいて運転開
始されるので、ファン装置の運転開始時期を冷却器が冷
却作用を呈する時期に近付けることができる。
【0010】この場合、請求項2記載の発明のように、
制御手段は、冷却不要の商品収納室の存在等により、冷
却作用を行う冷却器の数が減少したとき、冷却作用を行
う冷却器に対応するファン装置の遅延時間を短くするよ
うに構成することができる。また、請求項3記載の発明
のように、制御手段は、ファン装置の遅延時間を、コン
プレッサの停止時間が所定時間を越えるときには、各冷
却器のそれぞれに対応するファン装置ごとに異なる一定
時間に定め、コンプレッサの停止時間が前記所定時間以
下のときには、その停止時間の長短に応じて長短変化さ
せることをもできる。更に、請求項4記載の発明のよう
に、外気温を検出する外気温センサを備え、制御手段
は、ファン装置の遅延時間を前記外気温センサの検出温
度の高低に応じて長短変化させるようにしても良い。
制御手段は、冷却不要の商品収納室の存在等により、冷
却作用を行う冷却器の数が減少したとき、冷却作用を行
う冷却器に対応するファン装置の遅延時間を短くするよ
うに構成することができる。また、請求項3記載の発明
のように、制御手段は、ファン装置の遅延時間を、コン
プレッサの停止時間が所定時間を越えるときには、各冷
却器のそれぞれに対応するファン装置ごとに異なる一定
時間に定め、コンプレッサの停止時間が前記所定時間以
下のときには、その停止時間の長短に応じて長短変化さ
せることをもできる。更に、請求項4記載の発明のよう
に、外気温を検出する外気温センサを備え、制御手段
は、ファン装置の遅延時間を前記外気温センサの検出温
度の高低に応じて長短変化させるようにしても良い。
【0011】冷却作用を行う冷却器の数が減少すると、
その冷却器への液冷媒の供給時点は早まる。また、コン
プレッサの停止時間が所定時間よりも短ければ、冷却器
或いはコンデンサに液冷媒が残っていることがあり、そ
の量は停止時間が短いほど多くなる。更に、外気温が高
い程、コンデンサでのガス冷媒の凝縮に時間がかかるの
で、冷却器が冷却作用を呈する時点が遅れる。
その冷却器への液冷媒の供給時点は早まる。また、コン
プレッサの停止時間が所定時間よりも短ければ、冷却器
或いはコンデンサに液冷媒が残っていることがあり、そ
の量は停止時間が短いほど多くなる。更に、外気温が高
い程、コンデンサでのガス冷媒の凝縮に時間がかかるの
で、冷却器が冷却作用を呈する時点が遅れる。
【0012】このため、冷却作用を行う冷却器の数が減
少したとき、遅延時間を短くしたり、また、コンプレッ
サの停止時間の長短に応じて遅延時間を長短変化させた
り、或いは外気温に応じて遅延時間を長短変化させたり
することによって、冷却器が冷却作用を呈する時期とフ
ァン装置の運転を開始する時期とをより近付けることが
可能となる。
少したとき、遅延時間を短くしたり、また、コンプレッ
サの停止時間の長短に応じて遅延時間を長短変化させた
り、或いは外気温に応じて遅延時間を長短変化させたり
することによって、冷却器が冷却作用を呈する時期とフ
ァン装置の運転を開始する時期とをより近付けることが
可能となる。
【0013】請求項5記載の発明は、複数の商品収納室
と、これら複数の商品収納室を冷却するための複数の冷
却器を直列に接続して有する冷凍サイクルと、前記複数
の冷却器への冷媒の供給を切り換える冷媒流路切換手段
と、前記各冷却器の温度を検出する冷却器用温度センサ
と、前記複数の冷却器により冷却された空気を前記商品
収納室のそれぞれに送風する複数のファン装置と、これ
らファン装置を制御する制御手段とを具備し、前記制御
手段は、前記冷凍サイクルのコンプレッサの長時間停止
後の運転開始時に、前記各冷却器用温度センサが所定温
度以下になったとき、各冷却器に対応する前記ファン装
置の運転を開始させる構成とすることができる。この構
成によれば、冷却器が冷却作用を呈する時期とファン装
置の運転を開始する時期とをより確実に一致させること
が可能となる。
と、これら複数の商品収納室を冷却するための複数の冷
却器を直列に接続して有する冷凍サイクルと、前記複数
の冷却器への冷媒の供給を切り換える冷媒流路切換手段
と、前記各冷却器の温度を検出する冷却器用温度センサ
と、前記複数の冷却器により冷却された空気を前記商品
収納室のそれぞれに送風する複数のファン装置と、これ
らファン装置を制御する制御手段とを具備し、前記制御
手段は、前記冷凍サイクルのコンプレッサの長時間停止
後の運転開始時に、前記各冷却器用温度センサが所定温
度以下になったとき、各冷却器に対応する前記ファン装
置の運転を開始させる構成とすることができる。この構
成によれば、冷却器が冷却作用を呈する時期とファン装
置の運転を開始する時期とをより確実に一致させること
が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
〜図5に基づいて説明する。この実施例の自動販売機
は、図2に示すように、本体たる断熱箱1内に複数、例
えば4室の商品収納室2〜5を有している。各商品収納
室2〜5内には、図示はしないが、商品たる缶入り飲料
(以下、飲料缶)を案内する蛇行状の通路が設けられ、
その蛇行状通路の下端部に排出機構が設けられている。
そして、硬貨が投入されてセレクトスイッチが押される
と、そのセレクトスイッチにより選択された飲料缶の排
出機構が開放動作して、蛇行状通路内の飲料缶を下側の
ものから1個ずつ缶取出口に排出するように構成されて
いる。
〜図5に基づいて説明する。この実施例の自動販売機
は、図2に示すように、本体たる断熱箱1内に複数、例
えば4室の商品収納室2〜5を有している。各商品収納
室2〜5内には、図示はしないが、商品たる缶入り飲料
(以下、飲料缶)を案内する蛇行状の通路が設けられ、
その蛇行状通路の下端部に排出機構が設けられている。
そして、硬貨が投入されてセレクトスイッチが押される
と、そのセレクトスイッチにより選択された飲料缶の排
出機構が開放動作して、蛇行状通路内の飲料缶を下側の
ものから1個ずつ缶取出口に排出するように構成されて
いる。
【0015】飲料缶の自動販売機は、飲料缶を冷却し、
或いは加熱して販売するものであることはいうまでもな
いが、この実施例の自動販売機では、最も左側の商品収
納室5は冷却専用とされ、それ以外の商品収納室2〜4
は冷却と加熱とを選択できるようになっている。
或いは加熱して販売するものであることはいうまでもな
いが、この実施例の自動販売機では、最も左側の商品収
納室5は冷却専用とされ、それ以外の商品収納室2〜4
は冷却と加熱とを選択できるようになっている。
【0016】本実施例の自動販売機には、飲料缶の冷却
のために複数個例えば2個の冷却器6,7を有した冷凍
サイクルが設けられている。この冷凍サイクルのコンプ
レッサ8、コンデンサ9、このコンデンサ9を冷却する
ためのコンデンサ用ファン装置10等は断熱箱1の基台
部分11の内側に配設され、2個の冷却器6および7は
図3に示すように右から2番目の商品収納室3と最も左
側の商品収納室5の下部に区画形成された温調室3a,
5a内に配設されている。
のために複数個例えば2個の冷却器6,7を有した冷凍
サイクルが設けられている。この冷凍サイクルのコンプ
レッサ8、コンデンサ9、このコンデンサ9を冷却する
ためのコンデンサ用ファン装置10等は断熱箱1の基台
部分11の内側に配設され、2個の冷却器6および7は
図3に示すように右から2番目の商品収納室3と最も左
側の商品収納室5の下部に区画形成された温調室3a,
5a内に配設されている。
【0017】ここで、以下の説明では、最も右側の商品
収納室2を右室、最も左側の商品収納室5を左室、真中
の2つの商品収納室3,4のうち右側の商品収納室3を
中右室、同左側の商品収納室4を中左室と称することと
する。また、中右室3の温調室3a内に配設された冷却
器6を第1の冷却器、左室5の温調室5a内に配設され
た冷却器7を第2の冷却器と称することとする。
収納室2を右室、最も左側の商品収納室5を左室、真中
の2つの商品収納室3,4のうち右側の商品収納室3を
中右室、同左側の商品収納室4を中左室と称することと
する。また、中右室3の温調室3a内に配設された冷却
器6を第1の冷却器、左室5の温調室5a内に配設され
た冷却器7を第2の冷却器と称することとする。
【0018】上記冷凍サイクルは、図4に示すように、
コンプレッサ8の吐出口と吸入口との間に、コンデンサ
9、ドライヤ12、弁装置としての第1の電磁弁13、
第1のキャピラリチューブ14、第1の冷却器6、第2
の冷却器7を直列に接続すると共に、第1の電磁弁13
と第1の冷却器6の直列回路に対し、弁装置としての第
2の電磁弁15と第2のキャピラリチューブ16の直列
回路を並列に接続して構成されている。
コンプレッサ8の吐出口と吸入口との間に、コンデンサ
9、ドライヤ12、弁装置としての第1の電磁弁13、
第1のキャピラリチューブ14、第1の冷却器6、第2
の冷却器7を直列に接続すると共に、第1の電磁弁13
と第1の冷却器6の直列回路に対し、弁装置としての第
2の電磁弁15と第2のキャピラリチューブ16の直列
回路を並列に接続して構成されている。
【0019】上記第1および第2の電磁弁13および1
5はコンデンサ9側から送られてくる冷媒を両冷却器6
および7に直列に供給するか、或いは第2の冷却器7の
みに供給するかを選択する冷媒流路切換手段を構成する
もので、第2の電磁弁15が閉じ、第1の電磁弁13が
開かれると、冷媒は両冷却器6,7に同順に供給され、
逆に第1の電磁弁13が閉じ、第2の電磁弁15が開か
れると、冷媒は第2の冷却器7のみに供給されるように
なる。
5はコンデンサ9側から送られてくる冷媒を両冷却器6
および7に直列に供給するか、或いは第2の冷却器7の
みに供給するかを選択する冷媒流路切換手段を構成する
もので、第2の電磁弁15が閉じ、第1の電磁弁13が
開かれると、冷媒は両冷却器6,7に同順に供給され、
逆に第1の電磁弁13が閉じ、第2の電磁弁15が開か
れると、冷媒は第2の冷却器7のみに供給されるように
なる。
【0020】一方、図3に示すように、冷却専用の左室
5を除く各室2〜4の温調室2a〜4a内には、それら
各室2a〜4a内の飲料缶を加熱するためのヒータ17
〜19が配設されている。そして、全室2〜5の温調室
2a〜5a内にはファン装置20〜23が配設され、こ
のファン装置20〜23により冷却器6,7で冷却され
た空気、或いはヒータ17〜19で加熱された空気が各
室2〜5に供給されるようになっている。
5を除く各室2〜4の温調室2a〜4a内には、それら
各室2a〜4a内の飲料缶を加熱するためのヒータ17
〜19が配設されている。そして、全室2〜5の温調室
2a〜5a内にはファン装置20〜23が配設され、こ
のファン装置20〜23により冷却器6,7で冷却され
た空気、或いはヒータ17〜19で加熱された空気が各
室2〜5に供給されるようになっている。
【0021】この実施例では、第1の冷却器6は右室2
と中右室3との冷却に共用され、第2の冷却器7は中左
室4と左室5との冷却に共用される。各冷却器6,7を
2室に共用するための構成、すなわち中右室3の温調室
3a内に配設された第1の冷却器6により右室2を冷却
する構成、および左室5の温調室5a内に配設された第
2の冷却器7により中左室4を冷却する構成を次に説明
する。
と中右室3との冷却に共用され、第2の冷却器7は中左
室4と左室5との冷却に共用される。各冷却器6,7を
2室に共用するための構成、すなわち中右室3の温調室
3a内に配設された第1の冷却器6により右室2を冷却
する構成、および左室5の温調室5a内に配設された第
2の冷却器7により中左室4を冷却する構成を次に説明
する。
【0022】図3に示すように、右室2の温調室2aと
中右室3の温調室3aとを仕切る断熱仕切壁24および
中左室4の温調室4aと左室5の温調室5aとを仕切る
断熱仕切壁25には、それぞれ冷却器6,7の前後両側
に位置するようにして通気口26および27が形成され
ている。また、右室2の温調室2aおよび中左室4の温
調室4aには、通気口28を有した中仕切板29がヒー
タ17および19の後側に位置するようにして配設され
ている。これに対し、各断熱仕切壁24,25には、開
閉板30が前後方向にスライド可能に設けられていると
共に、中仕切板29に対向するシャッタ板31が開閉板
30と一体に移動するように設けられている。
中右室3の温調室3aとを仕切る断熱仕切壁24および
中左室4の温調室4aと左室5の温調室5aとを仕切る
断熱仕切壁25には、それぞれ冷却器6,7の前後両側
に位置するようにして通気口26および27が形成され
ている。また、右室2の温調室2aおよび中左室4の温
調室4aには、通気口28を有した中仕切板29がヒー
タ17および19の後側に位置するようにして配設され
ている。これに対し、各断熱仕切壁24,25には、開
閉板30が前後方向にスライド可能に設けられていると
共に、中仕切板29に対向するシャッタ板31が開閉板
30と一体に移動するように設けられている。
【0023】そして、開閉板30をレバー32の操作に
より前側にスライドさせると、図3(b)に示すよう
に、開閉板30により両通気口26,27が閉鎖される
と共に、シャッタ板31により通気口28が開放され
る。この状態でファン装置20〜23が運転されると、
右室2内および中左室4内の空気は矢印AおよびCで示
すように温調室2aおよび4a内に吸引され、通気口2
8およびヒータ17,19を通って右室2内、中左室4
内に戻されるというように循環する。また、中右室3内
の空気は矢印Bで示すように温調室3a内に吸引され、
第1の冷却器6およびヒータ18を通って中右室3内に
戻されるというように循環し、左室5内の空気は矢印D
で示すように温調室5a内に吸引され、第2の冷却器7
を通って左室5に戻されるというように循環する。従っ
て、図3(b)に示す状態では、右室2はヒータ17に
より加熱され、中右室3はヒータ18により加熱或いは
第1の冷却器6により冷却され、中右室4はヒータ19
により加熱され、左室5は第2の冷却器7により冷却さ
れるようになる。
より前側にスライドさせると、図3(b)に示すよう
に、開閉板30により両通気口26,27が閉鎖される
と共に、シャッタ板31により通気口28が開放され
る。この状態でファン装置20〜23が運転されると、
右室2内および中左室4内の空気は矢印AおよびCで示
すように温調室2aおよび4a内に吸引され、通気口2
8およびヒータ17,19を通って右室2内、中左室4
内に戻されるというように循環する。また、中右室3内
の空気は矢印Bで示すように温調室3a内に吸引され、
第1の冷却器6およびヒータ18を通って中右室3内に
戻されるというように循環し、左室5内の空気は矢印D
で示すように温調室5a内に吸引され、第2の冷却器7
を通って左室5に戻されるというように循環する。従っ
て、図3(b)に示す状態では、右室2はヒータ17に
より加熱され、中右室3はヒータ18により加熱或いは
第1の冷却器6により冷却され、中右室4はヒータ19
により加熱され、左室5は第2の冷却器7により冷却さ
れるようになる。
【0024】また、全室2〜5が冷却となるように変更
するために、開閉板30をレバー32の操作により後側
にスライドさせると、図3(a)に示すように、開閉板
30により両通気口26,27が開放されると共に、シ
ャッタ板31により通気口28が閉鎖される。この状態
でファン装置20〜23が運転されると、中右室3内お
よび左室5内の空気の流れは前述したと同様であるが、
右室2内および中左室4内の空気は矢印EおよびFで示
すように温調室2aおよび4a内に吸引れされた後、通
気口26から中右室3の温調室3a内および左室5の温
調室5a内に流入し、そして、第1および第2の冷却器
6および7を通って通気口27から右室2の温調室2a
および中左室4の温調室4aに流入し、右室2および中
左室4内に戻されるというように循環するようになる。
従って、この図3(a)の状態では、第1および第2の
冷却器6および7が冷却作用を呈することにより、それ
らにより冷却された空気は各室2〜5に供給されて飲料
缶を冷やす。
するために、開閉板30をレバー32の操作により後側
にスライドさせると、図3(a)に示すように、開閉板
30により両通気口26,27が開放されると共に、シ
ャッタ板31により通気口28が閉鎖される。この状態
でファン装置20〜23が運転されると、中右室3内お
よび左室5内の空気の流れは前述したと同様であるが、
右室2内および中左室4内の空気は矢印EおよびFで示
すように温調室2aおよび4a内に吸引れされた後、通
気口26から中右室3の温調室3a内および左室5の温
調室5a内に流入し、そして、第1および第2の冷却器
6および7を通って通気口27から右室2の温調室2a
および中左室4の温調室4aに流入し、右室2および中
左室4内に戻されるというように循環するようになる。
従って、この図3(a)の状態では、第1および第2の
冷却器6および7が冷却作用を呈することにより、それ
らにより冷却された空気は各室2〜5に供給されて飲料
缶を冷やす。
【0025】このような自動販売機は図5示す制御手段
としてのマイクロコンピュータ33により制御される。
このマイクロコンピュータ33には、中右室コールドセ
ンサ34、左室コールドセンサ35、第1の冷却器用温
度センサ36、第2の冷却器用温度センサ37、右室ホ
ットセンサ38、中右室ホットセンサ39、中左室ホッ
トセンサ40、外気温センサ41、右室H/C切換スイ
ッチ42、中右室H/C切換スイッチ43、中左室H/
C切換スイッチ44などからの信号が入力される。
としてのマイクロコンピュータ33により制御される。
このマイクロコンピュータ33には、中右室コールドセ
ンサ34、左室コールドセンサ35、第1の冷却器用温
度センサ36、第2の冷却器用温度センサ37、右室ホ
ットセンサ38、中右室ホットセンサ39、中左室ホッ
トセンサ40、外気温センサ41、右室H/C切換スイ
ッチ42、中右室H/C切換スイッチ43、中左室H/
C切換スイッチ44などからの信号が入力される。
【0026】そして、マイクロコンピュータ33はそれ
らの入力信号および予め記憶されたプログラムによりコ
ンプレッサ8、コンデンサ用ファン装置10のモータ1
0a、第1および第2の電磁弁13および15、各ヒー
タ17〜19、各ファン装置20〜23のモータ20a
〜23aを駆動回路45を介して制御する。
らの入力信号および予め記憶されたプログラムによりコ
ンプレッサ8、コンデンサ用ファン装置10のモータ1
0a、第1および第2の電磁弁13および15、各ヒー
タ17〜19、各ファン装置20〜23のモータ20a
〜23aを駆動回路45を介して制御する。
【0027】上記各コールドセンサ34および35は冷
凍サイクルの運転時に中右室3の温調室3a内、左室5
の温調室5a内を通る空気温度を検出し、第1および第
2の冷却器用温度センサ36および37はそれぞれ第1
および第2の冷却器6および7の温度を検出するように
なっている。そして、マイクロコンピュータ33はこれ
らセンサ34〜37の検出温度により第1および第2の
電磁弁13および15を開閉制御すると共に、コンプレ
ッサ8を通断電制御して各室2〜5を設定された冷却温
度に保持するようになっている。
凍サイクルの運転時に中右室3の温調室3a内、左室5
の温調室5a内を通る空気温度を検出し、第1および第
2の冷却器用温度センサ36および37はそれぞれ第1
および第2の冷却器6および7の温度を検出するように
なっている。そして、マイクロコンピュータ33はこれ
らセンサ34〜37の検出温度により第1および第2の
電磁弁13および15を開閉制御すると共に、コンプレ
ッサ8を通断電制御して各室2〜5を設定された冷却温
度に保持するようになっている。
【0028】また、上記各ホットセンサ38〜40は右
室2、中右室3、中左室4の加熱時に温調室2a,3
a,4a内を通る空気の温度を検出するようになってお
り、マイクロコンピュータ33はこれらホットセンサ3
8〜40の検出温度に応じてヒータ17〜19を通断電
制御し、各室2〜4を設定された加熱温度に保持するよ
うになっている。
室2、中右室3、中左室4の加熱時に温調室2a,3
a,4a内を通る空気の温度を検出するようになってお
り、マイクロコンピュータ33はこれらホットセンサ3
8〜40の検出温度に応じてヒータ17〜19を通断電
制御し、各室2〜4を設定された加熱温度に保持するよ
うになっている。
【0029】なお、各H/C切替スイッチ42〜44は
右室2、中右室3、中左室4の冷却・加熱の切り替え状
態を入力するためのもので、これによりマイクロコンピ
ュータ33は各室2〜4が冷却・加熱のいずれにセット
されているかを検出し、それぞれに応じた制御を行う。
右室2、中右室3、中左室4の冷却・加熱の切り替え状
態を入力するためのもので、これによりマイクロコンピ
ュータ33は各室2〜4が冷却・加熱のいずれにセット
されているかを検出し、それぞれに応じた制御を行う。
【0030】しかして、マイクロコンピュータ33は時
計機能を有し、夏期の毎日、電力のピークカットのため
に例えば午後1時〜4時までの3時間冷凍サイクルを強
制的に停止させるように構成されている。また、マイク
ロコンピュータ33は毎日深夜の一定時刻に冷凍サイク
ルを強制的に停止させ、それまでの運転により冷却器
6,7に付着した霜が自然溶融により除去されるように
する。なお、マイクロコンピュータ33は自然溶融によ
る除霜の終了を各冷却器用温度センサ36,37の検出
温度に基づき検知する。
計機能を有し、夏期の毎日、電力のピークカットのため
に例えば午後1時〜4時までの3時間冷凍サイクルを強
制的に停止させるように構成されている。また、マイク
ロコンピュータ33は毎日深夜の一定時刻に冷凍サイク
ルを強制的に停止させ、それまでの運転により冷却器
6,7に付着した霜が自然溶融により除去されるように
する。なお、マイクロコンピュータ33は自然溶融によ
る除霜の終了を各冷却器用温度センサ36,37の検出
温度に基づき検知する。
【0031】ここで、全室2〜5が冷却状態にセットさ
れているとして、コンプレッサ8の運転開始時点と各フ
ァン装置20〜23の運転開始時点との関係について説
明するに、まず、各室2〜5内の温度制御のためのコン
プレッサ8の運転停止後にその運転が再開される場合、
その運転停止時間は短いので、マイクロコンピュータ3
3は各ファン装置20〜23の運転をコンプレッサ8の
運転開始と同期して行う。
れているとして、コンプレッサ8の運転開始時点と各フ
ァン装置20〜23の運転開始時点との関係について説
明するに、まず、各室2〜5内の温度制御のためのコン
プレッサ8の運転停止後にその運転が再開される場合、
その運転停止時間は短いので、マイクロコンピュータ3
3は各ファン装置20〜23の運転をコンプレッサ8の
運転開始と同期して行う。
【0032】これに対し、上述のように電力ピークカッ
ト、或いは冷却器6,7の除霜のためのコンプレッサ8
の運転停止は長時間に及ぶので、このような長時間にわ
たる運転停止後にその運転を再開する場合、マイクロコ
ンピュータ33は、第1の冷却器6により冷却された空
気を右室2および中右室3に送るファン装置20および
21については、図1に示すように、コンプレッサ8の
運転開始時点から2〜3分の遅延時間をおいて運転を開
始し、第2の冷却器7により冷却された空気を中左室4
および左室5に送るファン装置22および23について
は、コンプレッサ8の運転開始時点から5〜6分の遅延
時間をおいて運転を開始するようになっている。
ト、或いは冷却器6,7の除霜のためのコンプレッサ8
の運転停止は長時間に及ぶので、このような長時間にわ
たる運転停止後にその運転を再開する場合、マイクロコ
ンピュータ33は、第1の冷却器6により冷却された空
気を右室2および中右室3に送るファン装置20および
21については、図1に示すように、コンプレッサ8の
運転開始時点から2〜3分の遅延時間をおいて運転を開
始し、第2の冷却器7により冷却された空気を中左室4
および左室5に送るファン装置22および23について
は、コンプレッサ8の運転開始時点から5〜6分の遅延
時間をおいて運転を開始するようになっている。
【0033】このように、電力ピークカットのため、或
いは除霜のための長時間の冷凍サイクルの運転停止後に
その運転を再開する場合、ファン装置20〜23に遅延
時間をもたせた理由は次の通りである。すなわち、コン
プレッサ8が長時間停止すると、その停止中に冷却器
6,7内の液冷媒は自然に蒸発し、それに伴ってコンデ
ンサ9内の液冷媒も冷却器6,7に流入して蒸発するよ
うになる。このため、長時間停止時には冷凍サイクル内
にはガス冷媒ばかりとなる。
いは除霜のための長時間の冷凍サイクルの運転停止後に
その運転を再開する場合、ファン装置20〜23に遅延
時間をもたせた理由は次の通りである。すなわち、コン
プレッサ8が長時間停止すると、その停止中に冷却器
6,7内の液冷媒は自然に蒸発し、それに伴ってコンデ
ンサ9内の液冷媒も冷却器6,7に流入して蒸発するよ
うになる。このため、長時間停止時には冷凍サイクル内
にはガス冷媒ばかりとなる。
【0034】この状態でコンプレッサ8の運転が再開さ
れると、コンプレッサ8で圧縮されてコンデンサ9に送
られた冷媒は直ぐには凝縮せず、凝縮されるまでに若干
の時間を要する。そして、コンデンサ9で凝縮された液
冷媒が冷却器6,7に流入するまでには更に若干の時間
を要する。
れると、コンプレッサ8で圧縮されてコンデンサ9に送
られた冷媒は直ぐには凝縮せず、凝縮されるまでに若干
の時間を要する。そして、コンデンサ9で凝縮された液
冷媒が冷却器6,7に流入するまでには更に若干の時間
を要する。
【0035】しかも、コンプレッサ8の運転開始当初は
第1の電磁弁13が開、第2の電磁弁15が閉の状態に
あって冷媒が第1の冷却器6を通って第2の冷却器7に
供給される状態にあるので、コンデンサ9で凝縮された
液冷媒は第1の冷却器6に流入すると、当初はここでほ
とんど蒸発してしまい、第2の冷却器7には液冷媒が供
給されない状態がしばらく続く。
第1の電磁弁13が開、第2の電磁弁15が閉の状態に
あって冷媒が第1の冷却器6を通って第2の冷却器7に
供給される状態にあるので、コンデンサ9で凝縮された
液冷媒は第1の冷却器6に流入すると、当初はここでほ
とんど蒸発してしまい、第2の冷却器7には液冷媒が供
給されない状態がしばらく続く。
【0036】このため、上述のように第1の冷却器6に
対応するファン装置20,21の遅延時間を2〜3分に
し、第2の冷却器6に対応するファン装置22,23の
遅延時間を5〜6分に設定したことにより、ファン装置
20,21はコンデンサ9で凝縮された液冷媒が第1の
冷却器6に供給され始めた頃に運転が開始され、ファン
装置22,23は液冷媒が第1の冷却器6を通過して第
2の冷却器7にも供給され始めた頃に運転が開始される
ようになる。従って、第1および第2の冷却器6および
7が冷却作用を呈しないうちにファン装置20〜23の
運転が開始されるという不具合を極力防止することがで
きるものである。
対応するファン装置20,21の遅延時間を2〜3分に
し、第2の冷却器6に対応するファン装置22,23の
遅延時間を5〜6分に設定したことにより、ファン装置
20,21はコンデンサ9で凝縮された液冷媒が第1の
冷却器6に供給され始めた頃に運転が開始され、ファン
装置22,23は液冷媒が第1の冷却器6を通過して第
2の冷却器7にも供給され始めた頃に運転が開始される
ようになる。従って、第1および第2の冷却器6および
7が冷却作用を呈しないうちにファン装置20〜23の
運転が開始されるという不具合を極力防止することがで
きるものである。
【0037】図6は本発明の第2実施例を示すもので、
これは両冷却器6,7の双方が冷却作用を呈する場合、
第2の冷却器7のみが冷却作用を呈する場合の別を考慮
せずに、第1の冷却器6に対応するファン装置20,2
1の遅延時間を2〜3分、第2の冷却器7に対応するフ
ァン装置22,23の遅延時間を5〜6分に一義的に定
めるのではなく、右室2および中左室3が加熱にセット
され、右室2および中左室3を冷却する必要のない場合
には、第1の冷却器6には冷媒が供給されず、第2の冷
却器7だけに冷媒が供給(第1の電磁弁13閉、第2の
電磁弁15開)されるので、この場合には、第2の冷却
器7に対応するファン装置22,23の遅延時間を短く
するようにしたものである。
これは両冷却器6,7の双方が冷却作用を呈する場合、
第2の冷却器7のみが冷却作用を呈する場合の別を考慮
せずに、第1の冷却器6に対応するファン装置20,2
1の遅延時間を2〜3分、第2の冷却器7に対応するフ
ァン装置22,23の遅延時間を5〜6分に一義的に定
めるのではなく、右室2および中左室3が加熱にセット
され、右室2および中左室3を冷却する必要のない場合
には、第1の冷却器6には冷媒が供給されず、第2の冷
却器7だけに冷媒が供給(第1の電磁弁13閉、第2の
電磁弁15開)されるので、この場合には、第2の冷却
器7に対応するファン装置22,23の遅延時間を短く
するようにしたものである。
【0038】すなわち、全室2〜5が冷却にセットされ
ている場合には、第2の冷却器7に対応するファン装置
22,23の遅延時間は図6(a)に「CCCCセット
時」として示すように5〜6分に設定し、右室2および
中左室3が加熱にセットされ、中左室4が冷却にセット
(左室5は常に冷却)されている場合には、図6(b)
に「CCHHセット時」として示すように、第2の冷却
器7に対応するファン装置22,23の遅延時間は例え
ば2〜3分に短縮するようにしたものである。
ている場合には、第2の冷却器7に対応するファン装置
22,23の遅延時間は図6(a)に「CCCCセット
時」として示すように5〜6分に設定し、右室2および
中左室3が加熱にセットされ、中左室4が冷却にセット
(左室5は常に冷却)されている場合には、図6(b)
に「CCHHセット時」として示すように、第2の冷却
器7に対応するファン装置22,23の遅延時間は例え
ば2〜3分に短縮するようにしたものである。
【0039】このように構成した場合には、液冷媒を第
2の冷却器7のみに供給する状態の場合には、コンデン
サ9で凝縮された液冷媒は第1の冷却器6を経ずして直
ぐに第2の冷却器7に供給されるので、それだけ早く第
2の冷却器7は冷却作用を呈する。このため、本実施例
のように、第1の冷却器6に冷却作用を呈させる必要の
ない場合には、第2の冷却器7に対応するファン装置2
2,23の遅延時間を2〜3分に短縮することは、第2
の冷却器7に液冷媒が供給される時点に略同期させてフ
ァン装置22,23の運転を開始させることができるこ
とを意味し、第2の冷却器7が冷却作用を呈してもファ
ン装置22,23が停止したままになっているという不
具合を効果的に防止できる。
2の冷却器7のみに供給する状態の場合には、コンデン
サ9で凝縮された液冷媒は第1の冷却器6を経ずして直
ぐに第2の冷却器7に供給されるので、それだけ早く第
2の冷却器7は冷却作用を呈する。このため、本実施例
のように、第1の冷却器6に冷却作用を呈させる必要の
ない場合には、第2の冷却器7に対応するファン装置2
2,23の遅延時間を2〜3分に短縮することは、第2
の冷却器7に液冷媒が供給される時点に略同期させてフ
ァン装置22,23の運転を開始させることができるこ
とを意味し、第2の冷却器7が冷却作用を呈してもファ
ン装置22,23が停止したままになっているという不
具合を効果的に防止できる。
【0040】図7は本発明の第3実施例を示すもので、
これはコンプレッサ8の停止時間の長短に応じて第1の
冷却器6に対応するファン装置20,21と第2の冷却
器7に対応するファン装置22,23の遅延時間を長短
変化させるようにしたものである。
これはコンプレッサ8の停止時間の長短に応じて第1の
冷却器6に対応するファン装置20,21と第2の冷却
器7に対応するファン装置22,23の遅延時間を長短
変化させるようにしたものである。
【0041】すなわち、図7は横軸にコンプレッサ8の
停止時間を取り、縦軸にファン装置20〜23の遅延時
間を取って両者の関係を示したもので、破線は第1の冷
却器6に対応するファン装置20,21のもの、実線は
第2の冷却器7に対応するファン装置22,23のもの
である。
停止時間を取り、縦軸にファン装置20〜23の遅延時
間を取って両者の関係を示したもので、破線は第1の冷
却器6に対応するファン装置20,21のもの、実線は
第2の冷却器7に対応するファン装置22,23のもの
である。
【0042】同図から明らかなように、コンプレッサ8
の停止時間が短い場合には、遅延時間は設けず、コンプ
レッサ8の停止時間が一定の時間T0 を越えた場合に
は、その停止時間が長くなる程、ファン装置20,21
とファン装置22,23の遅延時間を長く設定するよう
にしたものである。そして、コンプレッサ8の停止時間
が所定時間Tを越えたときには、停止時間の長短とは関
係なくファン装置20,21とファン装置22,23の
遅延時間をそれぞれ異なる一定の遅延時間に設定したも
のである。
の停止時間が短い場合には、遅延時間は設けず、コンプ
レッサ8の停止時間が一定の時間T0 を越えた場合に
は、その停止時間が長くなる程、ファン装置20,21
とファン装置22,23の遅延時間を長く設定するよう
にしたものである。そして、コンプレッサ8の停止時間
が所定時間Tを越えたときには、停止時間の長短とは関
係なくファン装置20,21とファン装置22,23の
遅延時間をそれぞれ異なる一定の遅延時間に設定したも
のである。
【0043】コンプレッサ8の長時間停止と言っても、
その時間には長短種々ある。例えば冷却器6,7の除霜
に要する時間は外気温の影響を強く受け、外気温が高い
ときには比較的短時間で除霜を終了するが、低いときに
はかなり長い時間かけないと除霜を終了しない。そし
て、長時間停止の範疇に入るコンプレッサ8の停止にお
いて、その停止時間が長くなればなる程、冷却器6,7
或いはコンデンサ9に残る液冷媒量は減少し、所定時間
Tを越えると液冷媒は完全になくなってしまう。逆にい
えば、コンプレッサ8の停止時間が短ければそれだけ冷
却器6,7或いはコンデンサ9に残る液冷媒の量は多く
なるという事情がある。
その時間には長短種々ある。例えば冷却器6,7の除霜
に要する時間は外気温の影響を強く受け、外気温が高い
ときには比較的短時間で除霜を終了するが、低いときに
はかなり長い時間かけないと除霜を終了しない。そし
て、長時間停止の範疇に入るコンプレッサ8の停止にお
いて、その停止時間が長くなればなる程、冷却器6,7
或いはコンデンサ9に残る液冷媒量は減少し、所定時間
Tを越えると液冷媒は完全になくなってしまう。逆にい
えば、コンプレッサ8の停止時間が短ければそれだけ冷
却器6,7或いはコンデンサ9に残る液冷媒の量は多く
なるという事情がある。
【0044】このような事情を考慮して、本実施例は、
コンプレッサ8の停止時間の長短に応じてファン装置2
0,21およびファン装置22,23の遅延時間を長短
変化させるようにしたので、第1および第2の冷却器6
および7が冷却作用を呈する時期に略同期してファン装
置20〜23の運転を開始させることができるものであ
る。
コンプレッサ8の停止時間の長短に応じてファン装置2
0,21およびファン装置22,23の遅延時間を長短
変化させるようにしたので、第1および第2の冷却器6
および7が冷却作用を呈する時期に略同期してファン装
置20〜23の運転を開始させることができるものであ
る。
【0045】図8および図9は本発明の第4実施例を示
すもので、これは外気温の高低に応じてファン装置2
0,21およびファン装置22,23の遅延時間を長短
変化させるようにしたものである。
すもので、これは外気温の高低に応じてファン装置2
0,21およびファン装置22,23の遅延時間を長短
変化させるようにしたものである。
【0046】すなわち、図8は横軸にコンプレッサ8の
停止時間を取り、縦軸にファン装置20,21およびフ
ァン装置22,23の遅延時間を取って示すもので、フ
ァン装置20,21およびファン装置22,23の遅延
時間を、外気温が高い場合をそれぞれ太い破線および太
い実線で示し、外気温が通常の場合をそれぞれ一点鎖線
および二点鎖線で示し、外気温が低い場合をそれぞれ細
い破線および細い実線で示した。
停止時間を取り、縦軸にファン装置20,21およびフ
ァン装置22,23の遅延時間を取って示すもので、フ
ァン装置20,21およびファン装置22,23の遅延
時間を、外気温が高い場合をそれぞれ太い破線および太
い実線で示し、外気温が通常の場合をそれぞれ一点鎖線
および二点鎖線で示し、外気温が低い場合をそれぞれ細
い破線および細い実線で示した。
【0047】また、図9はコンプレッサ8の停止時間が
或る時間のとき、ファン装置20,21およびファン装
置22,23の遅延時間と外気温との関係を、横軸に遅
延時間を取り、縦軸に外気温を取って示したものであ
る。これら図8および図9から、外気温が高い程、ファ
ン装置20,21およびファン装置22,23の遅延時
間を長く設定していることが理解されるであろう。
或る時間のとき、ファン装置20,21およびファン装
置22,23の遅延時間と外気温との関係を、横軸に遅
延時間を取り、縦軸に外気温を取って示したものであ
る。これら図8および図9から、外気温が高い程、ファ
ン装置20,21およびファン装置22,23の遅延時
間を長く設定していることが理解されるであろう。
【0048】コンデンサ9での冷媒の凝縮は外気温が高
ければ、それだけ放熱性が悪くなるため、長時間を要す
る。このため、本実施例のように外気温の高低に応じて
ファン装置20,21およびファン装置22,23の遅
延時間を長短変化させることにより、ファン装置20〜
23の運転開始時点を第1および第2の冷却器6および
7に液冷媒が供給されて冷却作用を呈する時期に同期さ
せることができる。
ければ、それだけ放熱性が悪くなるため、長時間を要す
る。このため、本実施例のように外気温の高低に応じて
ファン装置20,21およびファン装置22,23の遅
延時間を長短変化させることにより、ファン装置20〜
23の運転開始時点を第1および第2の冷却器6および
7に液冷媒が供給されて冷却作用を呈する時期に同期さ
せることができる。
【0049】なお、本実施例においても、コンプレッサ
8の停止時間が或る時間を越えた場合には、ファン装置
20,21およびファン装置22,23の遅延時間を外
気温に応じた一定の時間に定めるようにしている。
8の停止時間が或る時間を越えた場合には、ファン装置
20,21およびファン装置22,23の遅延時間を外
気温に応じた一定の時間に定めるようにしている。
【0050】図10は本発明の第5実施例を示すもの
で、これは、コンプレッサ8の運転開始後、第1および
第2の冷却器用温度センサ36および37により検出さ
れる第1および第2の冷却器6および7の温度が所定温
度以下になったとき、ファン装置20,21およびファ
ン装置22,23の運転を開始させるように構成したも
のである。
で、これは、コンプレッサ8の運転開始後、第1および
第2の冷却器用温度センサ36および37により検出さ
れる第1および第2の冷却器6および7の温度が所定温
度以下になったとき、ファン装置20,21およびファ
ン装置22,23の運転を開始させるように構成したも
のである。
【0051】このように構成することにより、第1およ
び第2の冷却器6および7が冷却作用を呈し始めた時期
にファン装置20〜23の運転開始時期をより正確に同
期させることができる。
び第2の冷却器6および7が冷却作用を呈し始めた時期
にファン装置20〜23の運転開始時期をより正確に同
期させることができる。
【0052】なお、本発明は複数の商品収納室、複数の
ファン装置、複数の冷却器を備えた自動販売機に適用す
ることができる。例えば図11に示すように3室の商品
収納室46〜48を設けた自動販売機にあって商品収納
室46専用の冷却器49と、商品収納室47および48
に共用する冷却器50を設けたもの、図12に示すよう
に3室の商品収納室51〜53を設けた自動販売機にあ
って各商品収納室51〜53にそれぞれ専用の冷却器5
4〜56を設けたものにも同様に適用することができ
る。ちなみに、冷却器54〜56を3個設けたもので
は、その冷凍サイクルは図 に示すように冷媒流路切換
手段を構成する3個の電磁弁57〜59の開閉により冷
媒を3個の冷却器54〜56に直列に流す場合、2個の
冷却器55,56に直列に流す場合、1個の冷却器56
のみに流す場合に切り換える構成のものが考えられる。
ファン装置、複数の冷却器を備えた自動販売機に適用す
ることができる。例えば図11に示すように3室の商品
収納室46〜48を設けた自動販売機にあって商品収納
室46専用の冷却器49と、商品収納室47および48
に共用する冷却器50を設けたもの、図12に示すよう
に3室の商品収納室51〜53を設けた自動販売機にあ
って各商品収納室51〜53にそれぞれ専用の冷却器5
4〜56を設けたものにも同様に適用することができ
る。ちなみに、冷却器54〜56を3個設けたもので
は、その冷凍サイクルは図 に示すように冷媒流路切換
手段を構成する3個の電磁弁57〜59の開閉により冷
媒を3個の冷却器54〜56に直列に流す場合、2個の
冷却器55,56に直列に流す場合、1個の冷却器56
のみに流す場合に切り換える構成のものが考えられる。
【0053】その他、本発明は上記し且つ図面に示す実
施例に限定されるものではなく、次のような拡張または
変更が可能である。開閉板30、シャッタ板31は商品
収納室2,4の空気の送風経路を切り替える通風路切替
手段を構成するが、これは他の開閉機構により置換して
も良い。遅延時間の経過はタイマー機能によりカウント
するが、このタイムカウント手段は、プログラムにより
達成しても良いし、タイマー回路により達成するように
しても良い。
施例に限定されるものではなく、次のような拡張または
変更が可能である。開閉板30、シャッタ板31は商品
収納室2,4の空気の送風経路を切り替える通風路切替
手段を構成するが、これは他の開閉機構により置換して
も良い。遅延時間の経過はタイマー機能によりカウント
するが、このタイムカウント手段は、プログラムにより
達成しても良いし、タイマー回路により達成するように
しても良い。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。請求項1記載の発明
では、複数の冷却器が冷却作用を呈し始める時期と、そ
れぞれの冷却器に対応するファン装置の運転開始時期と
を極力近付けることができる。請求項2記載の発明で
は、冷却作用を行うべき冷却器の数が減少すると、他の
冷却器が冷却作用を呈する時期が早まるという事情があ
っても、これに極力同期させてファン装置の運転を開始
させることができる。
のような効果を得ることができる。請求項1記載の発明
では、複数の冷却器が冷却作用を呈し始める時期と、そ
れぞれの冷却器に対応するファン装置の運転開始時期と
を極力近付けることができる。請求項2記載の発明で
は、冷却作用を行うべき冷却器の数が減少すると、他の
冷却器が冷却作用を呈する時期が早まるという事情があ
っても、これに極力同期させてファン装置の運転を開始
させることができる。
【0055】請求項3記載の発明では、コンプレッサの
停止時間の長短により冷却器が冷却作用を呈する時期が
変化する事情があっても、これに効果的に対処すること
ができる。請求項4記載の発明では、外気温により冷却
器が冷却作用を呈する時期が変化するという事情があっ
ても、ファン装置の運転開始時期を冷却器が冷却作用を
呈し始める時期に極力同期させることができる。請求項
5記載の発明では、冷却器の温度を検出するので、冷却
器が冷却作用を呈する時期とファン装置の運転を開始す
る時期とをより確実に一致させることが可能となる。
停止時間の長短により冷却器が冷却作用を呈する時期が
変化する事情があっても、これに効果的に対処すること
ができる。請求項4記載の発明では、外気温により冷却
器が冷却作用を呈する時期が変化するという事情があっ
ても、ファン装置の運転開始時期を冷却器が冷却作用を
呈し始める時期に極力同期させることができる。請求項
5記載の発明では、冷却器の温度を検出するので、冷却
器が冷却作用を呈する時期とファン装置の運転を開始す
る時期とをより確実に一致させることが可能となる。
【図1】本発明の第1実施例を示すタイムチャート
【図2】透視的に示す全体の斜視図
【図3】要部の横断面図
【図4】冷凍サイクル構成図
【図5】電気的構成を示すブロック図
【図6】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図7】本発明の第3実施例を示すもので、コンプレッ
サの停止時間とファン装置の遅延時間との関係を示すグ
ラフ
サの停止時間とファン装置の遅延時間との関係を示すグ
ラフ
【図8】本発明の第4実施例を示すもので、コンプレッ
サの停止時間とファン装置の遅延時間と外気温との関係
を示すグラフ
サの停止時間とファン装置の遅延時間と外気温との関係
を示すグラフ
【図9】外気温とファン装置の遅延時間との関係を示す
グラフ
グラフ
【図10】本発明の第4実施例を示すタイムチャート
【図11】本発明を適用可能な自動販売機の他の構成例
を示す図3相当図
を示す図3相当図
【図12】本発明を適用可能な自動販売機の更に異なる
他の構成例を示す図3相当図
他の構成例を示す図3相当図
【図13】図4相当図
図中、2〜5は商品収納室、6,7は第1,第2の冷却
器、8はコンプレッサ、13,15は第1,第2の電磁
弁(冷媒流路切換手段)、17〜19はヒータ、20〜
23はファン装置、33はマイクロコンピュータ(制御
手段)である。
器、8はコンプレッサ、13,15は第1,第2の電磁
弁(冷媒流路切換手段)、17〜19はヒータ、20〜
23はファン装置、33はマイクロコンピュータ(制御
手段)である。
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の商品収納室と、 これら複数の商品収納室を冷却するための複数の冷却器
を直列に接続して有する冷凍サイクルと、 前記複数の冷却器への冷媒の供給を切り換える冷媒流路
切換手段と、 前記複数の冷却器により冷却された空気を前記商品収納
室のそれぞれに送風する複数のファン装置と、 これらファン装置を制御する制御手段とを具備し、 前記制御手段は、前記冷凍サイクルのコンプレッサの長
時間停止後の運転開始時に、前記複数のファン装置の運
転をコンプレッサの運転開始時点から前記各冷却器のそ
れぞれに対応するファン装置ごとに異なる遅延時間をお
いて開始させることを特徴とする自動販売機。 - 【請求項2】 制御手段は、冷却不要の商品収納室の存
在等により、冷却作用を行う冷却器の数が減少したと
き、冷却作用を行う冷却器に対応するファン装置の遅延
時間を短くすることを特徴とする請求項1記載の自動販
売機。 - 【請求項3】 制御手段は、ファン装置の遅延時間を、
コンプレッサの停止時間が所定時間を越えるときには、
各冷却器のそれぞれに対応するファン装置ごとに異なる
一定時間に定め、コンプレッサの停止時間が前記所定時
間以下のときには、その停止時間の長短に応じて長短変
化させることを特徴とする請求項1または2記載の自動
販売機。 - 【請求項4】 外気温を検出する外気温センサを備え、
制御手段は、ファン装置の遅延時間を前記外気温センサ
の検出温度の高低に応じて長短変化させることを特徴と
する請求項1ないし3のいずれかに記載の自動販売機。 - 【請求項5】 複数の商品収納室と、 これら複数の商品収納室を冷却するための複数の冷却器
を直列に接続して有する冷凍サイクルと、 前記複数の冷却器への冷媒の供給を切り換える冷媒流路
切換手段と、 前記各冷却器の温度を検出する冷却器用温度センサと、 前記複数の冷却器により冷却された空気を前記商品収納
室のそれぞれに送風する複数のファン装置と、 これらファン装置を制御する制御手段とを具備し、 前記制御手段は、前記冷凍サイクルのコンプレッサの長
時間停止後の運転開始時に、前記各冷却器用温度センサ
が所定温度以下になったとき、各冷却器に対応する前記
ファン装置の運転を開始させることを特徴とする自動販
売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23894596A JPH1083482A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23894596A JPH1083482A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 自動販売機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1083482A true JPH1083482A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17037626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23894596A Pending JPH1083482A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1083482A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001325651A (ja) * | 2000-05-17 | 2001-11-22 | Saginomiya Seisakusho Inc | 自動販売機用電動式切換弁 |
JP2013053817A (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-21 | Panasonic Corp | 物品冷却装置とそれを備えた自動販売機 |
JP2013119955A (ja) * | 2011-12-06 | 2013-06-17 | Panasonic Corp | 物品冷却装置とそれを備えた自動販売機 |
JP2016001069A (ja) * | 2014-06-11 | 2016-01-07 | 富士電機株式会社 | 自動販売機 |
CN114576903A (zh) * | 2020-11-30 | 2022-06-03 | Lg电子株式会社 | 控制冰箱的方法 |
-
1996
- 1996-09-10 JP JP23894596A patent/JPH1083482A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001325651A (ja) * | 2000-05-17 | 2001-11-22 | Saginomiya Seisakusho Inc | 自動販売機用電動式切換弁 |
JP4623797B2 (ja) * | 2000-05-17 | 2011-02-02 | 株式会社鷺宮製作所 | 自動販売機用電動式切換弁 |
JP2013053817A (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-21 | Panasonic Corp | 物品冷却装置とそれを備えた自動販売機 |
JP2013119955A (ja) * | 2011-12-06 | 2013-06-17 | Panasonic Corp | 物品冷却装置とそれを備えた自動販売機 |
JP2016001069A (ja) * | 2014-06-11 | 2016-01-07 | 富士電機株式会社 | 自動販売機 |
CN114576903A (zh) * | 2020-11-30 | 2022-06-03 | Lg电子株式会社 | 控制冰箱的方法 |
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