JPH1083439A - キャパシティブ・データカード - Google Patents
キャパシティブ・データカードInfo
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- JPH1083439A JPH1083439A JP8272877A JP27287796A JPH1083439A JP H1083439 A JPH1083439 A JP H1083439A JP 8272877 A JP8272877 A JP 8272877A JP 27287796 A JP27287796 A JP 27287796A JP H1083439 A JPH1083439 A JP H1083439A
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- storage area
- capacitive
- magnetic
- card
- layer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 キャパシティブ記憶領域と磁気記憶領域のい
ずれの記憶容量をも増大させることができるキャパシテ
ィブ・データカードを提供する。 【解決手段】 基板23の表面に、磁気記憶領域24の
層を設ける。この磁気記憶領域24の層に、キャパシテ
ィブ記憶領域25の層を積層する。これにより、各記憶
領域24,25の面積が増大し、いずれの記憶容量も増
大する。
ずれの記憶容量をも増大させることができるキャパシテ
ィブ・データカードを提供する。 【解決手段】 基板23の表面に、磁気記憶領域24の
層を設ける。この磁気記憶領域24の層に、キャパシテ
ィブ記憶領域25の層を積層する。これにより、各記憶
領域24,25の面積が増大し、いずれの記憶容量も増
大する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回路内にヒュー
ズを内蔵し、このヒューズの状態によってデータのビッ
トを表すキャパシティブ・データカードの改良に関す
る。
ズを内蔵し、このヒューズの状態によってデータのビッ
トを表すキャパシティブ・データカードの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】公衆電話や交通機関等において、支払い
の釣り銭を不要とするデータカード(所謂ブリペイドカ
ード)を利用することが普及している。このようなデー
タカードを用いて支払いを行うことは、利用者にとって
は、予め小銭を用意する必要がなく、又、釣り銭の受け
取りに手間取ったりする等の煩わしさがないため、迅速
な支払いが可能になる。一方、このようなデータカード
で支払いを受ける者にとっては、現金を扱わないため、
盗難の被害に会うことが避けられる等の利点がある。
の釣り銭を不要とするデータカード(所謂ブリペイドカ
ード)を利用することが普及している。このようなデー
タカードを用いて支払いを行うことは、利用者にとって
は、予め小銭を用意する必要がなく、又、釣り銭の受け
取りに手間取ったりする等の煩わしさがないため、迅速
な支払いが可能になる。一方、このようなデータカード
で支払いを受ける者にとっては、現金を扱わないため、
盗難の被害に会うことが避けられる等の利点がある。
【0003】このようなプリペイドカードのうち、低価
格で省エネルギーなデータカードとして、コンデンサを
有する回路の一部をなすキャパシティプ・データカード
が考えられている(例えば、米国パテントNo.428
0119、或いは、1995年5月26日の国際出願W
O95/14285号明細書参照)。このようなキャパ
シティブ・データ・カードの基本的な構成について、以
下に説明する。
格で省エネルギーなデータカードとして、コンデンサを
有する回路の一部をなすキャパシティプ・データカード
が考えられている(例えば、米国パテントNo.428
0119、或いは、1995年5月26日の国際出願W
O95/14285号明細書参照)。このようなキャパ
シティブ・データ・カードの基本的な構成について、以
下に説明する。
【0004】このキャパシティブ・データ・カードは、
図6に示すように、カード部lが読み取り装置側に形成
させた検出部2と一体になることにより、コンデンサを
有する回路3を形成する。カード部lには、抵抗R1
と、この抵抗R1の各端に結線接続させるコンデンサの
一部を形成する電極部1a,1bとを設けている。一
方、検出部2には、電源4の各端子に結線接続されるコ
ンデンサの一部を形成する電極部2a,2bを設けてい
る。そして、上記カード部1が検出部2に挿着された場
合、図示のように、各電極部1a,2a,1b,2b間
に、空気を挟んだ空気コンデンサ3a,3bを有する回
路が形成される。
図6に示すように、カード部lが読み取り装置側に形成
させた検出部2と一体になることにより、コンデンサを
有する回路3を形成する。カード部lには、抵抗R1
と、この抵抗R1の各端に結線接続させるコンデンサの
一部を形成する電極部1a,1bとを設けている。一
方、検出部2には、電源4の各端子に結線接続されるコ
ンデンサの一部を形成する電極部2a,2bを設けてい
る。そして、上記カード部1が検出部2に挿着された場
合、図示のように、各電極部1a,2a,1b,2b間
に、空気を挟んだ空気コンデンサ3a,3bを有する回
路が形成される。
【0005】このようにして形成させた回路3では、抵
抗R1に高い電圧で電流を流すことにより焼き切ると、
使用済みとなり、焼き切っていない状態が未使用のビッ
トとなり、1つの閉回路で1ビットの信号が与えられ
る。このため、任意個数の閉回路を形成させることによ
り必要な桁数を有する信号を記憶可能なデータカードを
構成できるようになる。
抗R1に高い電圧で電流を流すことにより焼き切ると、
使用済みとなり、焼き切っていない状態が未使用のビッ
トとなり、1つの閉回路で1ビットの信号が与えられ
る。このため、任意個数の閉回路を形成させることによ
り必要な桁数を有する信号を記憶可能なデータカードを
構成できるようになる。
【0006】さらに、図7と図8に示すように、キャパ
シティブ・データカード5に、キャパシティブ・データ
の記憶に係るキャパシティブ記憶領域8と、磁気データ
の記憶に係る磁気記憶領域6とを設けたものも考えられ
ている。
シティブ・データカード5に、キャパシティブ・データ
の記憶に係るキャパシティブ記憶領域8と、磁気データ
の記憶に係る磁気記憶領域6とを設けたものも考えられ
ている。
【0007】このような各記憶領域6,8のうち、キャ
パシティブ記憶領域8には、データの書き換えを必要と
しない、カード発行年月日、カード使用者の暗証番号等
の固定データを記録する。一方、上記磁気記憶領域6に
は、上記固定情報とともに、残高等の可変データを記録
する。
パシティブ記憶領域8には、データの書き換えを必要と
しない、カード発行年月日、カード使用者の暗証番号等
の固定データを記録する。一方、上記磁気記憶領域6に
は、上記固定情報とともに、残高等の可変データを記録
する。
【0008】これら各記憶領域6,8のうち、上記磁気
記憶領域6には、カード5の読み書き方向に、記憶量に
応じた磁気トラック7が設けられている。
記憶領域6には、カード5の読み書き方向に、記憶量に
応じた磁気トラック7が設けられている。
【0009】上記キャパシティブ記憶領域8は、図8に
示すように、その一面側に、後述する入出力部16(図
9)の電極配置に一致するように一列に配設した複数個
の第一電極9を配置させるとともに、この第一電極9の
列と平行に配置させた長尺な第二電極10を配置させ
る。各第一電極9と第二電極10とは、ヒューズ11で
接続する。
示すように、その一面側に、後述する入出力部16(図
9)の電極配置に一致するように一列に配設した複数個
の第一電極9を配置させるとともに、この第一電極9の
列と平行に配置させた長尺な第二電極10を配置させ
る。各第一電極9と第二電極10とは、ヒューズ11で
接続する。
【0010】このヒューズ11が無傷の場合は、第一電
極9と第二電極10との間を自由に電流が流れ、非常に
抵抗の小さい状態にある。上記ヒューズ11が溶断した
場合は、電流の流れを減少させるのに充分な抵抗増加を
生じる。
極9と第二電極10との間を自由に電流が流れ、非常に
抵抗の小さい状態にある。上記ヒューズ11が溶断した
場合は、電流の流れを減少させるのに充分な抵抗増加を
生じる。
【0011】次に、上記キャパシティブ・データカード
5の読書装置の構成について、簡単に説明する。カード
5の読書装置の入出力部は、図9に示すように、カード
5を載置させて読み書き可能な位置まで送る送り台12
と、この送り台12の上方からカード5に移送力を加え
読み書きできる位置まで移動させる送りローラ13と、
この送りローラ13を回転させるための回転動力を供給
するモータ14と、上記磁気記憶領域6に磁気デークの
読み書きを行う磁気へッド15と、送り台12の終端に
設けられた入出力部16の真上に設けられカード5を押
圧するクッションラバーケース17と、このクッション
ラバーケース17の上面に設けたテーパ板17aと、こ
のテーパ板17aを上から押圧するローラ18,18を
取り付けたレバ−19と、このレバ−19を動作させる
ソレノイド20と、入出力部16の端縁部にカード5が
送られて来たことを検出するエッジングセンサ21と、
を備える。上記カード5は、このような読書装置によ
り、データの読み取り或いは書き込みが行われる。
5の読書装置の構成について、簡単に説明する。カード
5の読書装置の入出力部は、図9に示すように、カード
5を載置させて読み書き可能な位置まで送る送り台12
と、この送り台12の上方からカード5に移送力を加え
読み書きできる位置まで移動させる送りローラ13と、
この送りローラ13を回転させるための回転動力を供給
するモータ14と、上記磁気記憶領域6に磁気デークの
読み書きを行う磁気へッド15と、送り台12の終端に
設けられた入出力部16の真上に設けられカード5を押
圧するクッションラバーケース17と、このクッション
ラバーケース17の上面に設けたテーパ板17aと、こ
のテーパ板17aを上から押圧するローラ18,18を
取り付けたレバ−19と、このレバ−19を動作させる
ソレノイド20と、入出力部16の端縁部にカード5が
送られて来たことを検出するエッジングセンサ21と、
を備える。上記カード5は、このような読書装置によ
り、データの読み取り或いは書き込みが行われる。
【0012】上述したようなキャパシティブ記憶領域8
と磁気記憶領域6とを備え、上記読書装置により読み出
し及び書き込みをされるキャパシティブ・データカード
5においては、上記固定データと可変データとのいずれ
をも記録できるため、実用性に富み、データカードの普
及に寄与できる。
と磁気記憶領域6とを備え、上記読書装置により読み出
し及び書き込みをされるキャパシティブ・データカード
5においては、上記固定データと可変データとのいずれ
をも記録できるため、実用性に富み、データカードの普
及に寄与できる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
キャパシティブ・データカード5においては、以下に述
べるような改良の余地があった。即ち、上記キャパシテ
ィブ・データカード5に設けられる磁気記憶領域6と、
キャパシティブ記憶領域8とは、互いに隣接して配設さ
れる構成である。
キャパシティブ・データカード5においては、以下に述
べるような改良の余地があった。即ち、上記キャパシテ
ィブ・データカード5に設けられる磁気記憶領域6と、
キャパシティブ記憶領域8とは、互いに隣接して配設さ
れる構成である。
【0014】このため、磁気記憶領域6の記憶容量を増
大させるべく、磁気記憶領域6の占める面積を増大させ
ると、キャパシティブ記憶領域8の占める面積が減少
し、このキャパシティブ記憶領域8の記憶容量が減少し
てしまう。逆に、キャパシティブ記憶領域8の記憶容量
を増大させるべく、キャパシティブ記憶領域8の占める
面積を増大させると、磁気記憶領域6の占める面積が減
少し、磁気記憶領域6の記憶容量が減少してしまう。
大させるべく、磁気記憶領域6の占める面積を増大させ
ると、キャパシティブ記憶領域8の占める面積が減少
し、このキャパシティブ記憶領域8の記憶容量が減少し
てしまう。逆に、キャパシティブ記憶領域8の記憶容量
を増大させるべく、キャパシティブ記憶領域8の占める
面積を増大させると、磁気記憶領域6の占める面積が減
少し、磁気記憶領域6の記憶容量が減少してしまう。
【0015】従って、上記キャパシティブデータカード
5においては、キャパシティブと磁気との両記憶部6、
8の記憶容量をともに増大させることはできない。
5においては、キャパシティブと磁気との両記憶部6、
8の記憶容量をともに増大させることはできない。
【0016】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、磁気記憶領域
の記憶容量の増大と、キャパシティブ記憶領域の増大と
を両立させるキャパシティブデータカードを提供しよう
とするものである。
ものであって、その目的とするところは、磁気記憶領域
の記憶容量の増大と、キャパシティブ記憶領域の増大と
を両立させるキャパシティブデータカードを提供しよう
とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るキャパシティブ・データカードは、
キャパシティブ・データを記憶するキャパシティブ記憶
領域と、磁気データを記憶する磁気記憶領域と、を備え
て構成されていることを技術的前提とし、薄板状の基板
の表面に、上記磁気記憶領域をなす層を設けるととも
に、この磁気記憶領域をなす層の表面に、上記キャパシ
ティブ記憶領域をなす層を積層したことを特徴とするも
のである。
め、この発明に係るキャパシティブ・データカードは、
キャパシティブ・データを記憶するキャパシティブ記憶
領域と、磁気データを記憶する磁気記憶領域と、を備え
て構成されていることを技術的前提とし、薄板状の基板
の表面に、上記磁気記憶領域をなす層を設けるととも
に、この磁気記憶領域をなす層の表面に、上記キャパシ
ティブ記憶領域をなす層を積層したことを特徴とするも
のである。
【0018】また、この発明にあっては、上記目的を達
成する他の構成として、キャパシティブ・データを記憶
するキャパシティブ記憶領域と、磁気データを記憶する
磁気記憶領域と、を備えて構成されていることを技術的
前提とし、薄板状の基板の一面側に上記キャパシティブ
記憶領域をなす層を設けると共に、上記薄板状の基板の
他面側に磁気記憶領域をなす層を設けて構成することも
できる。この場合、上記キャパシティブ記憶領域層と磁
気記憶領域層の各表面側にポリエチレンフィルム等で形
成された薄膜状のコーティング層を積層することで、基
板の反りを防止するように構成するのが望ましい。
成する他の構成として、キャパシティブ・データを記憶
するキャパシティブ記憶領域と、磁気データを記憶する
磁気記憶領域と、を備えて構成されていることを技術的
前提とし、薄板状の基板の一面側に上記キャパシティブ
記憶領域をなす層を設けると共に、上記薄板状の基板の
他面側に磁気記憶領域をなす層を設けて構成することも
できる。この場合、上記キャパシティブ記憶領域層と磁
気記憶領域層の各表面側にポリエチレンフィルム等で形
成された薄膜状のコーティング層を積層することで、基
板の反りを防止するように構成するのが望ましい。
【0019】
【作用】この発明のキャパシティブ・データカードは、
上述のように構成されるため、磁気記憶領域の記憶容量
と、キャパシティブ記憶領域の記憶容量とのいずれをも
増大させることができる。
上述のように構成されるため、磁気記憶領域の記憶容量
と、キャパシティブ記憶領域の記憶容量とのいずれをも
増大させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の第1形態
例を説明する。図1は、本形態例のキャパシティブ・デ
ータ・カードを分解した状態で示す斜視図であり、図2
は、キャパシティブ・データカードの縦断面図である。
例を説明する。図1は、本形態例のキャパシティブ・デ
ータ・カードを分解した状態で示す斜視図であり、図2
は、キャパシティブ・データカードの縦断面図である。
【0021】本形態例におけるキャパシティブ・データ
カード22は、前述した従来のキャパシティブ・データ
カード5(図6参照)と同様、キャパシティブデータの
記憶に係るキャパシティブ記憶領域25と、磁気データ
の記憶に係る磁気記憶領域24とを有しており、例え
ば、プリペイドカードとして用いられるものである。
カード22は、前述した従来のキャパシティブ・データ
カード5(図6参照)と同様、キャパシティブデータの
記憶に係るキャパシティブ記憶領域25と、磁気データ
の記憶に係る磁気記憶領域24とを有しており、例え
ば、プリペイドカードとして用いられるものである。
【0022】上記キャパシティブ記憶領域25及び磁気
記憶領域24は、図1と図2に示すように、キャパシテ
ィブ・データカード22を構成する合成樹脂材等により
製造された薄板状の基板23の表面に、上記磁気記憶領
域24をなす層を設けるとともに、この磁気記憶領域2
4をなす層の表面に、上記キャパシティブ記憶領域25
をなす層を積層することで構成されている。
記憶領域24は、図1と図2に示すように、キャパシテ
ィブ・データカード22を構成する合成樹脂材等により
製造された薄板状の基板23の表面に、上記磁気記憶領
域24をなす層を設けるとともに、この磁気記憶領域2
4をなす層の表面に、上記キャパシティブ記憶領域25
をなす層を積層することで構成されている。
【0023】このキャパシティブ記憶領域25は、図3
に示すように、伝導体蒸着層25aの表面にポリエチレ
ンフィルム層25bが積層されて構成されており、この
ように構成されたキャパシティブ記憶領域25の表面に
はコーティング層26が設けられている。
に示すように、伝導体蒸着層25aの表面にポリエチレ
ンフィルム層25bが積層されて構成されており、この
ように構成されたキャパシティブ記憶領域25の表面に
はコーティング層26が設けられている。
【0024】上記磁気記憶領域24に、当該カード22
の読み書き方向に磁気トラックを設けたり、上記キャパ
シティブ記憶領域25に、前記図8に示すような電極を
設ける等、キャパシティブ・データカードとしての基本
構造は、前述した図6或いは図7と図8に示すキャパシ
ティブデータカードと同様である。
の読み書き方向に磁気トラックを設けたり、上記キャパ
シティブ記憶領域25に、前記図8に示すような電極を
設ける等、キャパシティブ・データカードとしての基本
構造は、前述した図6或いは図7と図8に示すキャパシ
ティブデータカードと同様である。
【0025】また、上記各記憶領域24,25の両方
に、「カード発行者番号」,「カード発行年月日」,
「カードの額面金額」,「カードの有効期限」,「カー
ド使用可データ(カード発行時に、カード使用可能を表
すために書き込む符号)」,「暗証番号(システムがカ
−ド利用者を登録した本人であると認識するための番
号)」等の固定情報を書き込み、上記磁気記憶領域24
にのみ、「カード前残高(決済前の残高)」,「カード
新残高(決済後の残高)」,「使用機器番号(決済した
機器番号)」,「使用店舗(決済した店舗番号)」等の
可変情報を書き込むことも、前記図7と図8に示したキ
ャパシティブ・データカードと同様である。
に、「カード発行者番号」,「カード発行年月日」,
「カードの額面金額」,「カードの有効期限」,「カー
ド使用可データ(カード発行時に、カード使用可能を表
すために書き込む符号)」,「暗証番号(システムがカ
−ド利用者を登録した本人であると認識するための番
号)」等の固定情報を書き込み、上記磁気記憶領域24
にのみ、「カード前残高(決済前の残高)」,「カード
新残高(決済後の残高)」,「使用機器番号(決済した
機器番号)」,「使用店舗(決済した店舗番号)」等の
可変情報を書き込むことも、前記図7と図8に示したキ
ャパシティブ・データカードと同様である。
【0026】上述のように構成された本形態例のキャパ
シティブ・データカード22に記憶させている各データ
を、読み出したり、或は、書き込んだりする際の作用
は、前述したような読書装置に挿着することで、前述の
場合と同様に行う。特に、本形態例に係るキャパシティ
ブ・データカード22は、上述のようにキャパシティブ
記憶領域24の表面に磁気記憶領域25を積層して構成
されるため、磁気記憶領域24の記憶容量と、キャパシ
ティブ記憶領域25の記憶容量とのいずれをも増大させ
ることができる。
シティブ・データカード22に記憶させている各データ
を、読み出したり、或は、書き込んだりする際の作用
は、前述したような読書装置に挿着することで、前述の
場合と同様に行う。特に、本形態例に係るキャパシティ
ブ・データカード22は、上述のようにキャパシティブ
記憶領域24の表面に磁気記憶領域25を積層して構成
されるため、磁気記憶領域24の記憶容量と、キャパシ
ティブ記憶領域25の記憶容量とのいずれをも増大させ
ることができる。
【0027】ところで、この発明似の変形例として、例
えば、上記基板23の表面に、キャパシテイブ記憶領域
25を設け、このキャパシティブ記憶領域25の表面に
磁気記憶領域24を積層する構造でも、各記憶領域2
4,25の占める面積を増大させる手段も考えられる。
えば、上記基板23の表面に、キャパシテイブ記憶領域
25を設け、このキャパシティブ記憶領域25の表面に
磁気記憶領域24を積層する構造でも、各記憶領域2
4,25の占める面積を増大させる手段も考えられる。
【0028】しかしながら、この変形構造の場合には、
磁気記憶領域24がカードの表面側に存在することに起
因して、読書装置に挿着した場合に、読み取り結果が常
に、ONとOFFとのうちのON(1と0とのうちの
1)となってしまう。この結果、このような構造のカー
ドにおいては永久的な使用が可能となってしまうため、
プリペイドカードとしては採用することはできない。
磁気記憶領域24がカードの表面側に存在することに起
因して、読書装置に挿着した場合に、読み取り結果が常
に、ONとOFFとのうちのON(1と0とのうちの
1)となってしまう。この結果、このような構造のカー
ドにおいては永久的な使用が可能となってしまうため、
プリペイドカードとしては採用することはできない。
【0029】また、本発明の構造の場合、読書装置の読
み取りヘッド(図9の構造の場合、ヘッド15)と磁気
記憶領域24との間に、上記キャパシティブ記憶領域2
5が介在することになり、従来構造の場合と比較して、
当該ヘッドと磁気記憶領域24とが離隔した状態とな
る。このため、正確な読み出しを行う上で、当該ヘッド
とカード22表面との間隙寸法が重要となる。
み取りヘッド(図9の構造の場合、ヘッド15)と磁気
記憶領域24との間に、上記キャパシティブ記憶領域2
5が介在することになり、従来構造の場合と比較して、
当該ヘッドと磁気記憶領域24とが離隔した状態とな
る。このため、正確な読み出しを行う上で、当該ヘッド
とカード22表面との間隙寸法が重要となる。
【0030】上記間隙寸法は、当該ヘッドの性能と磁気
記憶領域24を構成する各トラックの磁力とによって決
まる。従って、正確な読み書きを行うためには、上記磁
力を強くするか、この発明のキャパシティブ・データカ
ード22を読み書きするための読書装置のヘッドの性能
を向上させるか、或いは、上記間隙寸法をできる限り小
さく保持する等の手段のうち、少なくとも一の手段を採
用する。但し、これらは設計的に定められ得る程度の技
術であり、特に説明を要するものではない。
記憶領域24を構成する各トラックの磁力とによって決
まる。従って、正確な読み書きを行うためには、上記磁
力を強くするか、この発明のキャパシティブ・データカ
ード22を読み書きするための読書装置のヘッドの性能
を向上させるか、或いは、上記間隙寸法をできる限り小
さく保持する等の手段のうち、少なくとも一の手段を採
用する。但し、これらは設計的に定められ得る程度の技
術であり、特に説明を要するものではない。
【0031】図4は、この発明の第2形態例を示してお
り、この形態例に係るキャパシティブ・データカード2
2Bは、合成樹脂材等により製造された薄板状の基板2
3の一面側に上記キャパシティブ記憶領域25をなす層
を設けると共に、該キャパシティブ記憶領域25の表面
にコーティング層26を積層して形成し、一方、上記基
板23の他面側に上記磁気記憶領域24をなす層を設け
ると共に、この磁気記憶領域24をなす層の表面に印刷
層27を積層して構成したものである。尚、この形態例
における基板23.磁気記憶領域24,キャパシティブ
記憶領域25のの構成は、前記第1形態例に係るキャパ
シティブ・データカード22と同様である。
り、この形態例に係るキャパシティブ・データカード2
2Bは、合成樹脂材等により製造された薄板状の基板2
3の一面側に上記キャパシティブ記憶領域25をなす層
を設けると共に、該キャパシティブ記憶領域25の表面
にコーティング層26を積層して形成し、一方、上記基
板23の他面側に上記磁気記憶領域24をなす層を設け
ると共に、この磁気記憶領域24をなす層の表面に印刷
層27を積層して構成したものである。尚、この形態例
における基板23.磁気記憶領域24,キャパシティブ
記憶領域25のの構成は、前記第1形態例に係るキャパ
シティブ・データカード22と同様である。
【0032】この形態例に係るキャパシティブ・データ
カード22Bは、以上のように構成されているので、上
記磁気記憶領域24と磁気ヘッドとの間隙寸法を、第1
形態例に係るキャパシティブ・データカード22Aより
も近接させることができるので、従来と同様の磁気ヘッ
ドを使用することができ、その結果、読み取り装置の構
成を簡略化することができるので、システムコストを低
減することができると共に、上記磁気記憶領域24をな
す層とキャパシティブ記憶領域25をなす層は基板23
の表裏面に形成することができるので、製造も容易とな
る、という効果が得られる。
カード22Bは、以上のように構成されているので、上
記磁気記憶領域24と磁気ヘッドとの間隙寸法を、第1
形態例に係るキャパシティブ・データカード22Aより
も近接させることができるので、従来と同様の磁気ヘッ
ドを使用することができ、その結果、読み取り装置の構
成を簡略化することができるので、システムコストを低
減することができると共に、上記磁気記憶領域24をな
す層とキャパシティブ記憶領域25をなす層は基板23
の表裏面に形成することができるので、製造も容易とな
る、という効果が得られる。
【0033】図5は、この発明の第3形態例を示してお
り、この形態例に係るキャパシティブ・データカード2
2Cは、合成樹脂材等により製造された薄板状の基板2
3の一面側に上記キャパシティブ記憶領域25をなす層
を設けると共に、該キャパシティブ記憶領域25の表面
にコーティング層26を積層して形成し、一方、上記基
板23の他面側に上記磁気記憶領域24をなす層を設け
ると共に、この磁気記憶領域24をなす層の表面に薄膜
状のポリエチレンフィルム層28が積層されていると共
に、該ポリエチレンフィルム層28の表面に印刷層27
を積層して構成されている。尚、この形態例における基
板23.磁気記憶領域24,キャパシティブ記憶領域2
5の構成は、前記第2形態例に係るキャパシティブ・デ
ータカード22と同様である。
り、この形態例に係るキャパシティブ・データカード2
2Cは、合成樹脂材等により製造された薄板状の基板2
3の一面側に上記キャパシティブ記憶領域25をなす層
を設けると共に、該キャパシティブ記憶領域25の表面
にコーティング層26を積層して形成し、一方、上記基
板23の他面側に上記磁気記憶領域24をなす層を設け
ると共に、この磁気記憶領域24をなす層の表面に薄膜
状のポリエチレンフィルム層28が積層されていると共
に、該ポリエチレンフィルム層28の表面に印刷層27
を積層して構成されている。尚、この形態例における基
板23.磁気記憶領域24,キャパシティブ記憶領域2
5の構成は、前記第2形態例に係るキャパシティブ・デ
ータカード22と同様である。
【0034】この形態例に係るキャパシティブ・データ
カード22Cは、以上のように構成されているので、前
記第2形態例に係るキャパシティブ・データカード22
Bで得られる作用・効果に加え、基板23の反りも有効
に防止することができる。
カード22Cは、以上のように構成されているので、前
記第2形態例に係るキャパシティブ・データカード22
Bで得られる作用・効果に加え、基板23の反りも有効
に防止することができる。
【0035】
【発明の効果】この発明のキャパシティブ・データカー
ドは、以上説明したように構成されているので、キャパ
シティブ記憶領域と、磁気記憶領域とのいずれの記憶容
量をも増大させることができ、従来のキャパシティブ・
データカードの有するデータの改竄防止等の効果に加
え、より多くの情報量を必要とする分野にも利用するこ
とができる。
ドは、以上説明したように構成されているので、キャパ
シティブ記憶領域と、磁気記憶領域とのいずれの記憶容
量をも増大させることができ、従来のキャパシティブ・
データカードの有するデータの改竄防止等の効果に加
え、より多くの情報量を必要とする分野にも利用するこ
とができる。
【図1】この発明の実施の第1形態例に係るキャパシテ
ィブ・データカードの分解斜視図である。
ィブ・データカードの分解斜視図である。
【図2】同キャパシティブ・データカードの縦断面図で
ある。
ある。
【図3】同キャパシティブ・データカードのキャパシテ
ィブ記憶領域の拡大縦断面図である。
ィブ記憶領域の拡大縦断面図である。
【図4】この発明の実施の第2形態例に係るキャパシテ
ィブ・データカードの拡大縦断面図である。
ィブ・データカードの拡大縦断面図である。
【図5】この発明の実施の第3形態例に係るキャパシテ
ィブ・データカードの拡大縦断面図である。
ィブ・データカードの拡大縦断面図である。
【図6】キャパシティブ・データカードの基本的な構造
を説明するための概略説明図である。
を説明するための概略説明図である。
【図7】従来のキャパシティブ・データカードを示す平
面図である。
面図である。
【図8】従来のキャパシティブ記憶領域の回路構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図9】従来のキャパシティブ・データ・カード読書装
置を示す平面図である。
置を示す平面図である。
22A,22B,22C キャパシティブ・データカー
ド 23 基板 24 磁気記憶領域 25 キャパシティブ記憶領域 25a 伝導体蒸着層 25b ポリエチレンフィルム層 28 ポリエチレンフィルム層
ド 23 基板 24 磁気記憶領域 25 キャパシティブ記憶領域 25a 伝導体蒸着層 25b ポリエチレンフィルム層 28 ポリエチレンフィルム層
Claims (3)
- 【請求項1】 キャパシティブ・データを記憶するキャ
パシティブ記憶領域と、磁気データを記憶する磁気記憶
領域と、を備えたキャパシティブ・データカードにおい
て、薄板状の基板の表面に、上記磁気記憶領域をなす層
を設けるとともに、この磁気記憶領域をなす層の表面
に、上記キャパシティブ記憶領域をなす層を積層したこ
とを特徴とするキャパシティブ・データカード。 - 【請求項2】 キャパシティブ・データを記憶するキャ
パシティブ記憶領域と、磁気データを記憶する磁気記憶
領域と、を備えたキャパシティブ・データカードにおい
て、薄板状の基板の一面側に上記キャパシティブ記憶領
域をなす層を設けると共に、上記薄板状の基板の他面側
に磁気記憶領域をなす層を設けたことを特徴とするキャ
パシティブ・データカード。 - 【請求項3】 キャパシティブ・データを記憶するキャ
パシティブ記憶領域と、磁気データを記憶する磁気記憶
領域と、を備えたキャパシティブ・データカードにおい
て、薄板状の基板の一面側に上記キャパシティブ記憶領
域をなす層を設けると共に、このキャパシティブ記憶領
域層の表面にコーティング層を設ける一方、上記薄板状
の基板の他面側に磁気記憶領域をなす層を設け、かつ、
上記磁気記憶領域層の表面にコーティング層を積層した
ことを特徴とするキャパシティブ・データカード。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8272877A JPH1083439A (ja) | 1996-07-15 | 1996-09-25 | キャパシティブ・データカード |
PCT/JP1997/000249 WO1997028515A1 (fr) | 1996-02-02 | 1997-01-31 | Carte pour donnees capacitives et lecteur associe |
CN97191980A CN1210603A (zh) | 1996-02-02 | 1997-01-31 | 电容数据卡及其读出装置 |
CA002240178A CA2240178A1 (en) | 1996-02-02 | 1997-01-31 | Capacitive data card and reader thereof |
EP97901812A EP0878775A4 (en) | 1996-02-02 | 1997-01-31 | CAPACITIVE DATA CARD AND RELATED READER |
KR1019980703201A KR19990067242A (ko) | 1996-02-02 | 1997-01-31 | 커패시티브 데이터 카드 및 그 판독기 |
BR9707319A BR9707319A (pt) | 1996-02-02 | 1997-01-31 | Cartão de dados capacitivos e sua leitora |
US09/117,446 US6196465B1 (en) | 1996-02-02 | 1997-01-31 | Capacitive data card and reader thereof |
AU15578/97A AU729829B2 (en) | 1996-02-02 | 1997-01-31 | Capacitive data card and reader thereof |
MX9806203A MX9806203A (es) | 1996-02-02 | 1998-07-31 | Tarjeta de datos capacitivos y lector de la misma. |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20274996 | 1996-07-15 | ||
JP8-202749 | 1996-07-15 | ||
JP8272877A JPH1083439A (ja) | 1996-07-15 | 1996-09-25 | キャパシティブ・データカード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1083439A true JPH1083439A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=26513551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8272877A Pending JPH1083439A (ja) | 1996-02-02 | 1996-09-25 | キャパシティブ・データカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1083439A (ja) |
-
1996
- 1996-09-25 JP JP8272877A patent/JPH1083439A/ja active Pending
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