JPH1083130A - 画像形成装置及びヒートローラの温度制御方法 - Google Patents

画像形成装置及びヒートローラの温度制御方法

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JPH1083130A
JPH1083130A JP23768996A JP23768996A JPH1083130A JP H1083130 A JPH1083130 A JP H1083130A JP 23768996 A JP23768996 A JP 23768996A JP 23768996 A JP23768996 A JP 23768996A JP H1083130 A JPH1083130 A JP H1083130A
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JP
Japan
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temperature
heat roller
sheet
heating
paper
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JP23768996A
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English (en)
Inventor
Shinji Miwa
真治 三輪
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】連続通紙して画像形成を行う際、定着器のヒー
トローラにおける通紙部と非通紙部の正確な温度制御を
行って良好な画像形成をより長く保つようにする。 【解決手段】CPU50は、定着器のヒートローラの通
紙部に取付けた第1サーミスタ41の制御温度を通常の
200℃に対応する基準電圧を比較器51の一方に出力
するデータをD/Aコンバータ55に出力し、連続通紙
が行われた際、第2サーミスタ42が強制ヒータオフ温
度の240℃を検知したら第1サーミスタ41で制御す
る制御温度を5℃下げたデータをD/Aコンバータ55
に出力し、定着可能限界温度170℃までこれを繰り返
し、連続通紙が終了した際、第1サーミスタ41で制御
する制御温度を通常の200℃に戻して終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば原稿か
ら読取った画像に対応するトナー像を、供給される用紙
に転写し、このトナー像が転写された用紙を加熱しつつ
加圧搬送するヒートローラを用いて用紙上のトナー像を
定着する定着器を有する電子複写機などの画像形成装置
及びヒートローラの温度制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置としての電子複写機では、
原稿ガラス(原稿載置台)上に置かれた原稿が露光ラン
プで照射され、この露光走査された反射光が導かれて原
稿に対応する潜像が感光ドラム上に形成され、この潜像
に現像器でトナーを付与することにより顕像化し、この
顕像化されたトナー像を転写装置を用いて紙上に転写
し、この後、定着器を用いて紙上のトナー像を定着する
ようになっている。
【0003】上記定着器は、ハロゲンランプを内蔵した
ヒートローラと別のプレスローラとをかみ合わせて加圧
し、それらのローラで加温かつ加圧されることにより、
上記トナー像を定着するようになっている。
【0004】従来、定着器におけるヒートローラの長さ
に対して幅の狭い紙を連続通紙する際、ヒートローラの
通紙部と非通紙部とで温度差が生じ、非通紙部が高温と
なって、そのまま通紙動作を続けることができなくなっ
た場合、紙のサイズに応じて特定通紙枚数毎に通紙部の
制御温度を下げたり、その通紙動作を停止したり、紙の
通紙間隔を広げたりして非通紙部の温度が更に上昇する
のを防いでいた。
【0005】しかしながら、紙のサイズに応じて特定通
紙枚数毎に通紙部の制御温度を下げる方法では、電子複
写機毎のばらつきや環境変化に対するヒートローラの温
度変化が異なるため、正確な温度制御ができない。ま
た、通紙動作を停止したり紙の通紙間隔を広げるやり方
は、コピー速度が変わって仕様に反する動きとなってし
まうことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、電子
複写機の定着器におけるヒートローラの長さに対して幅
の狭い紙を連続通紙する際、ヒートローラの通紙部と非
通紙部で温度差が生じ、非通紙部が高温となって、その
まま通紙動作を続けることができなくなった場合、紙の
サイズに応じて特定通紙枚数毎に通紙部の制御温度を下
げる方法では電子複写機毎のばらつきや環境変化に対す
るヒートローラの温度変化が異なるため正確な温度制御
ができず、また、通紙動作を停止したり、紙の通紙間隔
を広げるやり方ではコピー速度が遅くなって仕様に反す
る動きとなってしまうという問題があった。
【0007】そこで、この発明は、連続通紙して画像形
成を行う際、定着器のヒートローラにおける通紙部と非
通紙部の正確な温度制御を行って良好な画像形成をより
長く保つことのできる画像形成装置及びヒートローラの
温度制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の画像形成装置
は、原稿から読取った画像に対応するトナー像を、供給
される用紙に転写する転写手段と、この転写手段で転写
された用紙のトナー像を、ヒートローラを用いて加熱し
つつ加圧搬送することにより用紙上に定着する定着手段
と、この定着手段で用いられるヒートローラを加熱する
加熱手段と、上記定着手段で用紙が通紙されるヒートロ
ーラにおける用紙に接触する部分の第1の表面温度を検
出する第1の検出手段と、上記定着手段で用紙が通紙さ
れるヒートローラにおける用紙に接触しない部分の第2
の表面温度を検出する第2の検出手段と、上記第1の表
面温度と第1の参照温度とを比較し、第1の表面温度と
第1の参照温度とが一致するように上記加熱手段を制御
するものであって、上記第2の表面温度が上記第1の参
照温度よりも高い第2の参照温度を超えた際、上記加熱
手段による加熱を中断し、上記第1の参照温度を所定値
だけ下げる制御を行う制御手段とから構成されている。
【0009】この発明の画像形成装置は、原稿から読取
った画像に対応するトナー像を、供給される用紙に転写
する転写手段と、この転写手段で転写された用紙のトナ
ー像を、ヒートローラを用いて加熱しつつ加圧搬送する
ことにより用紙上に定着する定着手段と、この定着手段
で用いられるヒートローラを加熱する加熱手段と、上記
定着手段で用紙が通紙されるヒートローラにおける用紙
に接触する部分の表面温度を検出し、第1の温度と比較
して上記ヒートローラが上記第1の温度以下になったこ
とを検知する第1の検知手段と、上記定着手段で用紙が
通紙されるヒートローラにおける用紙に接触しない部分
の表面温度を検出し、第2の温度と比較して上記ヒート
ローラが上記第2の温度を超えたことを検知する第2の
検知手段と、この第2の検知手段で上記ヒートローラが
上記第2の温度を超えたことを検知した際、上記加熱手
段による加熱を中断し、上記第1の検知手段で比較され
る上記第1の温度を所定値だけ下げる制御を行う制御手
段とから構成されている。
【0010】この発明の画像形成装置は、原稿から読取
った画像に対応するトナー像を、供給される用紙に転写
する転写手段と、この転写手段で転写された用紙のトナ
ー像を、ヒートローラを用いて加熱しつつ加圧搬送する
ことにより用紙上に定着する定着手段と、この定着手段
で用いられるヒートローラを電源が供給されて加熱する
加熱手段と、上記定着手段で用紙が通紙されるヒートロ
ーラにおける用紙に接触する部分の表面温度を検出する
第1の検出手段と、この第1の検出手段で検出される温
度と比較するための参照温度を設定する設定手段と、こ
の設定手段で設定された参照温度と上記第1の検出手段
で検出される温度とを比較する第1の比較手段と、上記
定着手段で用紙が通紙されるヒートローラにおける用紙
に接触しない部分の表面温度を検出する第2の検出手段
と、この第2の検出手段で検出される温度と予め設定さ
れている上限温度とを比較する第2の比較手段と、この
第2の比較手段で上限温度を超えていた場合に上記加熱
手段への電源供給を中断する中断手段と、この中断手段
で上記加熱手段への電源供給が中断された際、上記設定
手段で設定される参照温度を所定値だけ下げる制御を行
う制御手段とから構成されている。
【0011】この発明の画像形成装置は、原稿から読取
った画像に対応するトナー像を、供給される用紙に転写
する転写手段と、この転写手段で転写された用紙のトナ
ー像を、ヒートローラを用いて加熱しつつ加圧搬送する
ことにより用紙上に定着する定着手段と、この定着手段
で用いられるヒートローラを電源が供給されて加熱する
加熱手段と、上記定着手段で用紙が通紙されるヒートロ
ーラにおける用紙に接触する部分の表面温度を検出する
第1の検出手段と、この第1の検出手段で検出される温
度と比較するための参照温度を設定する設定手段と、こ
の設定手段で設定された参照温度と上記第1の検出手段
で検出される温度とを比較する第1の比較手段と、上記
定着手段で用紙が通紙されるヒートローラにおける用紙
に接触しない部分の表面温度を検出する第2の検出手段
と、この第2の検出手段で検出される温度と予め設定さ
れている上限温度とを比較する第2の比較手段と、この
第2の比較手段の比較結果と上記第1の比較手段の比較
結果とから上記加熱手段への電源の供給と中断とを切換
える切換手段と、この切換手段で上記加熱手段への電源
供給が中断された際、上記設定手段で設定される参照温
度を所定値だけ下げる制御を行う制御手段とから構成さ
れている。
【0012】この発明の画像形成装置は、原稿から読取
った画像に対応するトナー像を、供給される用紙に転写
する転写手段と、この転写手段で転写された用紙のトナ
ー像を、ヒートローラを用いて加熱しつつ加圧搬送する
ことにより用紙上に定着する定着手段と、この定着手段
で用いられるヒートローラを電源が供給されて加熱する
加熱手段と、この加熱手段への電源の供給と中断とを切
換える切換手段と、上記定着手段で用紙が通紙されるヒ
ートローラにおける用紙に接触する部分の表面温度を検
出する第1の検出手段と、この第1の検出手段で検出さ
れる温度と比較するための参照温度を設定する設定手段
と、この設定手段で設定された参照温度と上記第1の検
出手段で検出される温度とを比較する第1の比較手段
と、上記定着手段で用紙が通紙されるヒートローラにお
ける用紙に接触しない部分の表面温度を検出する第2の
検出手段と、この第2の検出手段で検出される温度と予
め設定されている上限温度とを比較する第2の比較手段
と、この第2の比較手段の比較結果の信号と上記第1の
比較手段の比較結果の信号とが入力されて上記切換手段
を切換える信号を出力する切換信号出力手段と、この切
換信号出力手段から出力される信号で上記切換手段が上
記加熱手段への電源供給を中断した際、上記設定手段で
設定される参照温度を所定値だけ下げる制御を行う制御
手段とから構成されている。
【0013】この発明のヒートローラの温度制御方法
は、原稿から読取った画像に対応するトナー像を、供給
される用紙に転写し、このトナー像が転写された用紙を
加熱しつつ加圧搬送するヒートローラの温度制御方法で
あって、上記ヒートローラを加熱し、上記ヒートローラ
における上記用紙が通紙される用紙に接触する部分の表
面温度を検出し、上記ヒートローラにおける用紙に接触
しない部分の表面温度を検出し、この検出された用紙に
接触しない部分の表面温度が所定温度を超えた際、上記
ヒートローラの加熱を中断し、上記検出される用紙に接
触する部分の表面温度と比較される予め設定された温度
を所定値だけ下げる制御を行うようにしたことを特徴と
する。
【0014】この発明のヒートローラの温度制御方法
は、原稿から読取った画像に対応するトナー像を、供給
される用紙に転写し、このトナー像が転写された用紙を
加熱しつつ加圧搬送するヒートローラの温度制御方法で
あって、上記ヒートローラを加熱し、上記ヒートローラ
における上記用紙が通紙される用紙に接触する部分の表
面温度を検出し、第1の温度と比較して上記ヒートロー
ラが上記第1の温度以下になったことを検知し、上記ヒ
ートローラにおける用紙に接触しない部分の表面温度を
検出し、第2の温度と比較して上記ヒートローラが上記
第2の温度を超えたことを検知し、上記ヒートローラが
上記第2の温度を超えたことを検知した際、上記ヒート
ローラの加熱を中断し、上記第1の温度を所定値だけ下
げる制御を行うようにしたことを特徴とする。
【0015】この発明のヒートローラの温度制御方法
は、原稿から読取った画像に対応するトナー像を、供給
される用紙に転写し、このトナー像が転写された用紙を
加熱しつつ加圧搬送するヒートローラの温度制御方法で
あって、上記ヒートローラを電源が供給されて加熱し、
上記ヒートローラにおける上記用紙が通紙される用紙に
接触する部分の表面温度を検出し、この検出される温度
と比較するための参照温度を設定し、この設定された参
照温度と上記検出される用紙に接触する部分の表面温度
とを比較し、上記ヒートローラにおける用紙に接触しな
い部分の表面温度を検出し、この検出される用紙に接触
しない部分の表面温度と予め設定されている上限温度と
を比較し、この用紙に接触しない部分の表面温度が上限
温度を超えていた場合に上記ヒートローラを加熱する電
源供給を中断し、上記設定された参照温度を所定値だけ
下げる制御を行うようにしたことを特徴とする。
【0016】この発明のヒートローラの温度制御方法
は、原稿から読取った画像に対応するトナー像を、供給
される用紙に転写し、このトナー像が転写された用紙を
加熱しつつ加圧搬送するヒートローラの温度制御方法で
あって、上記ヒートローラを電源が供給されて加熱し、
上記ヒートローラにおける上記用紙が通紙される用紙に
接触する部分の表面温度を検出し、この検出される温度
と比較するための参照温度を設定し、この設定された参
照温度と上記検出される用紙に接触する部分の表面温度
とを比較し、上記ヒートローラにおける用紙に接触しな
い部分の表面温度を検出し、この検出される温度と予め
設定されている上限温度とを比較し、この上限温度との
比較結果と上記参照温度との比較結果とから上記ヒート
ローラを加熱する電源の供給と中断とを切換え、この切
換えで上記ヒートローラを加熱する電源供給が中断され
た際、上記設定された参照温度を所定値だけ下げる制御
を行うようにしたことを特徴とする。
【0017】この発明のヒートローラの温度制御方法
は、原稿から読取った画像に対応するトナー像を、供給
される用紙に転写し、このトナー像が転写された用紙を
加熱しつつ加圧搬送するヒートローラの温度制御方法で
あって、上記ヒートローラを電源が供給されて加熱し、
上記ヒートローラにおける上記用紙が通紙される用紙に
接触する部分の表面温度を検出し、この検出される温度
と比較するための参照温度を設定し、この設定された参
照温度と上記検出される用紙に接触する部分の表面温度
とを比較し、上記ヒートローラにおける用紙に接触しな
い部分の表面温度を検出し、この検出される温度と予め
設定されている上限温度とを比較し、この上限温度との
比較結果の信号と上記参照温度との比較結果の信号とか
ら上記ヒートローラを加熱する電源の供給と中断とを切
換え、上記ヒートローラを加熱する電源供給を中断した
際、上記設定された参照温度を所定値だけ下げる制御を
行うようにしたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。図2はこの発明に係る
画像形成装置としての電子複写機1における本体11の
内部構成を示すもので、その本体11内の略中央部には
感光ドラム12が回転自在に設けられている。
【0019】この感光ドラム12の周囲部にはその回転
方向に沿って順次、帯電チャージャ13、LEDアレイ
31、露光部14、現像器15、転写チャージャ(転写
手段)17、剥離チャージャ18、クリーナ19および
除電器20が配設されている。
【0020】また、本体11内の上部には露光系21が
設けられている。この露光系21は露光ランプ22、第
1から第3の反射ミラー23、24、25、変倍用レン
ズブロック26、第4から第6の反射ミラー27、2
8、29によって構成されている。
【0021】また、本体11の一側部には、給紙カセッ
ト30a,30b,30cと1000枚以上の大容量供
給手段である大容量給紙カセット(LCF)30dとが
設けられている。
【0022】給紙カセット30a,30b,30cある
いは大容量カセット30dから給紙された用紙(被画像
形成媒体)Pは本体11内に設けられた用紙搬送路32
に沿って搬送されるようになっている。
【0023】前記用紙搬送路32には用紙Pの搬送方向
に沿って順次、レジストローラ33、転写、剥離チャー
ジャ17、18、搬送ベルト34、定着器35、排紙ロ
ーラ対36が配設されている。
【0024】さらに、本体11の上面部には原稿載置台
38が設けられている。しかして、通常のコピー時に
は、原稿載置台38に載置された原稿Oに露光系21に
より、光が走査され、その反射光が帯電チャージャ13
により表面が帯電された感光ドラム12上に結像されて
静電潜像が形成される。この静電潜像は現像器15によ
り現像剤が供給されることにより顕像化される。このと
き、給紙カセット30a,30b,30c、あるいは大
容量カセット30dから用紙Pが供給されることによ
り、感光ドラム12と転写チャージャ17との間の画像
転写部12aに用紙Pが送られて感光ドラム12上の顕
像が用紙Pに転写される。この画像が転写された用紙P
は剥離チャージャ18の作用により、感光ドラム12か
ら剥離され、搬送ベルト34により、定着手段としての
定着器35へと送られ画像が定着される。この画像が定
着された用紙Pは排紙ローラ対36を介して排出される
ことになる。
【0025】また、両面コピーする場合には、ゲート手
段37が反転給紙部39に切換わることにより、用紙P
が反転給紙部39に導かれ、表裏が反転された後、再び
用紙搬送路32に沿って搬送され、裏面側に画像が転写
され、定着されて排出される。
【0026】図3は、定着器35の概略構成を示すもの
である。定着器35は、円筒形のヒートローラ35a、
その下に平行して接触する位置にあってヒートローラ3
5aと共に用紙P上のトナーを熱及び圧力により定着す
るプレスローラ35b、ヒートローラ35aの内部にあ
ってその表面に熱を供給する加熱手段としての1本のハ
ロゲンランプ(以下、ヒータと記述する)35cとから
構成されている。
【0027】さらに詳しくは後述するが、ヒートローラ
35aの長手方向のセンタ近辺で、通紙される最も幅の
狭い用紙(最小紙幅)の範囲内にヒートローラ35aの
表面に接触して取付けられた温度検知用の第1サーミス
タ(第1の検出手段)41と、ヒートローラ35aの長
手方向の通紙される最も幅の広い用紙(最大紙幅)の外
側で同じくヒートローラ35aの表面に接触して取付け
られた温度検知用の第2サーミスタ(第2の検出手段)
42とが設けられている。
【0028】ところで一般的に電子複写機においては、
色々なサイズの用紙をコピーするため、ヒートローラの
長さに対して通紙部と非通紙部の温度差に違いが出てく
る。例えば、A4横方向の用紙とA4縦方向の用紙の連
続通紙では、A4縦方向の用紙の場合の方が温度差が大
きく、通紙部は一定温度になるように制御されているた
め非通紙部では非常に温度が高くなる。通紙を続ければ
続けるほど非通紙部の温度が高くなってくる。ヒートロ
ーラの温度が高くなれば、その近辺に接触するトナーの
高温オフセットの発生等につながるため、特定温度を超
えないように制御しなければならない。そこでその特定
温度に達した場合、ヒートローラのヒータをオフにすれ
ば良いのであるが、まだ、通紙すべき枚数が残っていて
通紙部(定着器)制御がヒータオンのタイミングになっ
ていると、ヒータオフが優先されなければならないた
め、次に通紙された用紙に熱を奪われ通紙部の温度が下
がることになる。ここで従来は、非通紙部の温度が下が
るよう電子複写機の動作を停止したり、用紙の通紙間隔
を広げたりしていた。そのため、日常的に残り1枚なの
に動作が停止したり、動作が緩慢になったりすることも
起こり得た。
【0029】図1は、本実施例による電子複写機1にお
ける定着器35の温度制御回路の構成例を示すものであ
る。すなわち、温度制御回路40は、電子複写機1の全
体を制御するCPU50、比較器51,52、ナンド回
路53、ソリッドステートリレー(SSR:中断手段、
切換手段)54、D/Aコンバータ55、トランジスタ
56、第1サーミスタ41、第2サーミスタ42、及び
抵抗R1〜R18とから構成されている。また、ソリッ
ドステートリレー54は、フォトダイオード54aと受
光素子としてのフォトダイオード54bとで構成されて
いる。フォトダイオード54aの点灯、非点灯によりヒ
ータ35aがオン、オフされる。
【0030】CPU50は、トランジスタ56への出力
信号を「L」から「H」にすることにより、ソリッドス
テートリレー54のフォトダイオード54aのアノード
側が「L」から「H」になる。そして、後述する制御に
よりソリッドステートリレー54が定着器35のヒータ
ローラ35aに熱を供給するヒータ35cをオン/オフ
する。なお、出力信号を「H」から「L」にしたときに
ソリッドステートリレー54は、後述する制御に関係な
くヒータ35cをオフにする。
【0031】ヒートローラ35aの通紙部における温度
制御方法は、CPU50がD/Aコンバータ55に対し
て制御すべき温度(制御温度)に相当するデータを出力
し、そのデータによりD/Aコンバータ55から制御温
度に対応する基準電圧が比較器51の一方の端子に入力
される。比較器51の他方の端子には、ヒートローラ3
5aの通紙部に取付けられた第1サーミスタ41の検知
による電圧が入力されて電圧が比較される。
【0032】基準電圧より第1サーミスタ41の電圧が
低い場合は、ヒータ35cをオンさせるように比較器5
1の出力信号が「H」となる。なお、CPU50は、詳
しくは後述するが制御温度を変える度に新たなデータを
D/Aコンバータ55に出力する。
【0033】一方、ヒートローラ35aの非通紙部にお
ける温度制御方法は、固定の基準電圧とヒートローラ3
5aの非通紙部に取付けられた第2サーミスタ42の検
知による電圧とが比較器52で比較される。
【0034】この固定の基準電圧より第2サーミスタ4
2の電圧が低い場合には、ヒータ35cをオンさせるよ
うに比較器52の出力信号が「H」となる。比較器51
と比較器52の出力信号は、ナンド回路53に入力され
る。
【0035】比較器51と比較器52の出力信号が共に
「H」の時のみナンド回路53からの出力信号が「L」
となり、トランジスタ56からの出力信号が「H」であ
るので、この出力差によりソリッドステートリレー54
のフォトダイオード54aが点灯してヒータ35cがオ
ンとされる。
【0036】連続通紙時は上述したように、定着器35
のヒートローラ35aの通紙部は温度が低くなり、非通
紙部は温度が高くなる。このように連続通紙時に、ヒー
トローラ35aの非通紙部の温度が高温になり、非通紙
部を検知する第2サーミスタ42の検知による電圧が基
準電圧より高くなった場合、比較器52の出力信号は
「L」となってナンド回路53の出力信号も「L」とな
り、ソリッドステートリレー54におけるフォトダイオ
ード54aのカソード側に出力信号「H」が供給される
ためソリッドステートリレー54はヒータ35cをオフ
とする。
【0037】この時、図4に示すようなヒートローラ3
5aの温度分布であった場合、第1サーミスタ41の検
知温度(検知電圧)は制御温度(基準電圧)を下回って
いるため、比較器51の出力信号は「H」になってい
る。つまり、ヒートローラ35aの通紙部では、ヒータ
35cをオンさせるような出力信号になっている。ヒー
タ35cがオフになったのち続けて通紙されることによ
り、ヒートローラ35aの非通紙部の温度が図4に示す
強制ヒータオフ温度(240℃)を下回り、再びヒータ
35cがオンされる。さらに、通紙動作が続けられれば
ヒータ35cがオンされているので再び強制ヒータオフ
温度を超えることになり、結局、条件によっては頻繁に
ヒータ35cのオン、オフが繰り返され、見掛け上、第
2サーミスタ42で検知される上限温度を一定に保った
ような制御になり、高温オフセット等の原因になりかね
ないため、制御上好ましくなく、再びヒータ35cがオ
ンされるまでのタイムラグをつくる必要がある。
【0038】なお、図4に示す強制ヒータオフ温度と
は、ヒートローラ35aの温度が高くなって、その近辺
に接触するトナーの高温オフセットの発生等につながる
ため、特定温度を超えないように制御しなければならな
い温度のことであり、本実施例では240℃に設定され
ている。
【0039】次に、このような構成において連続通紙時
における温度制御回路40のヒータ35cのオン/オフ
動作を図5のフローチャートを参照して説明する。例え
ば、1つのジョブ(複写)における連続通紙開始時、図
4に示すように第1サーミスタ41で制御する制御温度
は200℃に設定されているものとし、第2サーミスタ
42で制御される強制ヒータオフ温度は240℃とさ
れ、ヒートローラ35aによるトナーの定着可能限界温
度が170℃とする。
【0040】CPU50によって1ジョブにおける連続
通紙が行われ、CPU50は、やがて第2サーミスタ4
2が強制ヒータオフ温度の240℃を検知したら(ST
1)、ヒートローラ35aの通紙部のトナー定着可能限
界温度(170℃)までは通常の制御温度(200℃)
に比べてマージンがあるので、第1サーミスタ41で制
御する制御温度を5℃下げて195℃とする(ST
2)。
【0041】これは、CPU50が制御温度を195℃
とするデータをD/Aコンバータ55に出力することに
より、D/Aコンバータ55から制御温度195℃に対
応する基準電圧が比較器51へ出力されて、第1サーミ
スタ41の検知による電圧が比較されることによって制
御されるものである。
【0042】第1サーミスタ41の制御温度を195℃
とすることで、ヒートローラ35aの通紙部における第
1サーミスタ41の検知温度(検知電圧)が制御温度
(基準電圧)を上回り、比較器51の出力信号が「L」
となってヒータ35cがオフのままとなりタイムラグを
設けることができる。
【0043】この時点での制御温度は195℃であるの
で次のステップへ進み(ST3)、ジョブが終了してい
なければステップST1へ戻る。さらに連続通紙が行わ
れ、再び第2サーミスタ42が強制ヒータオフ温度の2
40℃を検知したら(ST1)、CPU50は、さらに
第1サーミスタ41で制御する制御温度を5℃下げる
(ST2)。このステップST1、ST2において制御
温度を5℃下げる動作は繰り返すことができるが、も
し、制御温度が定着可能限界温度170℃を下回るよう
になった場合(ST3)は、エラーとして連続通紙を停
止する。
【0044】ステップST4でこのジョブが終了した
際、CPU50は、第1サーミスタ41による制御温度
を200℃にしてこのジョブの制御を終了する。これ
は、CPU50が制御温度を200℃とするデータをD
/Aコンバータ55に出力することにより、D/Aコン
バータ55から制御温度200℃に対応する基準電圧が
比較器51へ出力されるものである。
【0045】このようにして、わざわざコピーサイズ、
コピー枚数を判断せず直接ヒートローラ35aの温度を
検知して制御温度を下げるため、環境の変化を考慮する
必要がなく、突然のコピー動作停止や緩慢なコピー動作
に陥らないよう、従来より長く同じコピー速度や良好な
画質を保つことができる。
【0046】以上説明したように上記発明の実施の形態
によれば、幅の狭い用紙を連続コピーする際、環境の変
化やコピーサイズ、コピー枚数に係わらず、定着器のヒ
ートローラの通紙部と非通紙部で直接温度を検知し、通
紙部の制御温度を変えることにより、突然のコピー動作
停止や緩慢なコピー動作に陥らないよう、従来より長く
同じコピー速度や良好な画質を保つことができる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
連続通紙して画像形成を行う際、定着器のヒートローラ
における通紙部と非通紙部の正確な温度制御を行って良
好な画像形成をより長く保つことのできる画像形成装置
及びヒートローラの温度制御方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像形成装置に係る電子複写機にお
ける定着器の温度制御回路の構成を示すブロック図。
【図2】電子複写機における本体の内部構成を示す断面
図。
【図3】定着器の概略構成を示す図。
【図4】ヒートローラの温度分布を示す図。
【図5】連続通紙時における温度制御回路のヒータオン
/オフ動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…電子複写機 35…定着器(定着手段) 35a…ヒートローラ 35c…ハロゲンランプ(ヒータ) 40…温度制御回路 41…第1サーミスタ 42…第2サーミスタ 50…CPU 51、52…比較器(比較手段) 53…ナンド回路 54…ソリッドステートリレー(SSR) 55…D/Aコンバータ 56…トランジスタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿から読取った画像に対応するトナー
    像を、供給される用紙に転写する転写手段と、 この転写手段で転写された用紙のトナー像を、ヒートロ
    ーラを用いて加熱しつつ加圧搬送することにより用紙上
    に定着する定着手段と、 この定着手段で用いられるヒートローラを加熱する加熱
    手段と、 上記定着手段で用紙が通紙されるヒートローラにおける
    用紙に接触する部分の第1の表面温度を検出する第1の
    検出手段と、 上記定着手段で用紙が通紙されるヒートローラにおける
    用紙に接触しない部分の第2の表面温度を検出する第2
    の検出手段と、 上記第1の表面温度と第1の参照温度とを比較し、第1
    の表面温度と第1の参照温度とが一致するように上記加
    熱手段を制御するものであって、上記第2の表面温度が
    上記第1の参照温度よりも高い第2の参照温度を超えた
    際、上記加熱手段による加熱を中断し、上記第1の参照
    温度を所定値だけ下げる制御を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿から読取った画像に対応するトナー
    像を、供給される用紙に転写する転写手段と、 この転写手段で転写された用紙のトナー像を、ヒートロ
    ーラを用いて加熱しつつ加圧搬送することにより用紙上
    に定着する定着手段と、 この定着手段で用いられるヒートローラを加熱する加熱
    手段と、 上記定着手段で用紙が通紙されるヒートローラにおける
    用紙に接触する部分の表面温度を検出し、第1の温度と
    比較して上記ヒートローラが上記第1の温度以下になっ
    たことを検知する第1の検知手段と、 上記定着手段で用紙が通紙されるヒートローラにおける
    用紙に接触しない部分の表面温度を検出し、第2の温度
    と比較して上記ヒートローラが上記第2の温度を超えた
    ことを検知する第2の検知手段と、 この第2の検知手段で上記ヒートローラが上記第2の温
    度を超えたことを検知した際、上記加熱手段による加熱
    を中断し、上記第1の検知手段で比較される上記第1の
    温度を所定値だけ下げる制御を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 原稿から読取った画像に対応するトナー
    像を、供給される用紙に転写する転写手段と、 この転写手段で転写された用紙のトナー像を、ヒートロ
    ーラを用いて加熱しつつ加圧搬送することにより用紙上
    に定着する定着手段と、 この定着手段で用いられるヒートローラを電源が供給さ
    れて加熱する加熱手段と、 上記定着手段で用紙が通紙されるヒートローラにおける
    用紙に接触する部分の表面温度を検出する第1の検出手
    段と、 この第1の検出手段で検出される温度と比較するための
    参照温度を設定する設定手段と、 この設定手段で設定された参照温度と上記第1の検出手
    段で検出される温度とを比較する第1の比較手段と、 上記定着手段で用紙が通紙されるヒートローラにおける
    用紙に接触しない部分の表面温度を検出する第2の検出
    手段と、 この第2の検出手段で検出される温度と予め設定されて
    いる上限温度とを比較する第2の比較手段と、 この第2の比較手段で上限温度を超えていた場合に上記
    加熱手段への電源供給を中断する中断手段と、 この中断手段で上記加熱手段への電源供給が中断された
    際、上記設定手段で設定される参照温度を所定値だけ下
    げる制御を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 原稿から読取った画像に対応するトナー
    像を、供給される用紙に転写する転写手段と、 この転写手段で転写された用紙のトナー像を、ヒートロ
    ーラを用いて加熱しつつ加圧搬送することにより用紙上
    に定着する定着手段と、 この定着手段で用いられるヒートローラを電源が供給さ
    れて加熱する加熱手段と、 上記定着手段で用紙が通紙されるヒートローラにおける
    用紙に接触する部分の表面温度を検出する第1の検出手
    段と、 この第1の検出手段で検出される温度と比較するための
    参照温度を設定する設定手段と、 この設定手段で設定された参照温度と上記第1の検出手
    段で検出される温度とを比較する第1の比較手段と、 上記定着手段で用紙が通紙されるヒートローラにおける
    用紙に接触しない部分の表面温度を検出する第2の検出
    手段と、 この第2の検出手段で検出される温度と予め設定されて
    いる上限温度とを比較する第2の比較手段と、 この第2の比較手段の比較結果と上記第1の比較手段の
    比較結果とから上記加熱手段への電源の供給と中断とを
    切換える切換手段と、 この切換手段で上記加熱手段への電源供給が中断された
    際、上記設定手段で設定される参照温度を所定値だけ下
    げる制御を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 原稿から読取った画像に対応するトナー
    像を、供給される用紙に転写する転写手段と、 この転写手段で転写された用紙のトナー像を、ヒートロ
    ーラを用いて加熱しつつ加圧搬送することにより用紙上
    に定着する定着手段と、 この定着手段で用いられるヒートローラを電源が供給さ
    れて加熱する加熱手段と、 この加熱手段への電源の供給と中断とを切換える切換手
    段と、 上記定着手段で用紙が通紙されるヒートローラにおける
    用紙に接触する部分の表面温度を検出する第1の検出手
    段と、 この第1の検出手段で検出される温度と比較するための
    参照温度を設定する設定手段と、 この設定手段で設定された参照温度と上記第1の検出手
    段で検出される温度とを比較する第1の比較手段と、 上記定着手段で用紙が通紙されるヒートローラにおける
    用紙に接触しない部分の表面温度を検出する第2の検出
    手段と、 この第2の検出手段で検出される温度と予め設定されて
    いる上限温度とを比較する第2の比較手段と、 この第2の比較手段の比較結果の信号と上記第1の比較
    手段の比較結果の信号とが入力されて上記切換手段を切
    換える信号を出力する切換信号出力手段と、 この切換信号出力手段から出力される信号で上記切換手
    段が上記加熱手段への電源供給を中断した際、上記設定
    手段で設定される参照温度を所定値だけ下げる制御を行
    う制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 原稿から読取った画像に対応するトナー
    像を、供給される用紙に転写し、このトナー像が転写さ
    れた用紙を加熱しつつ加圧搬送するヒートローラの温度
    制御方法であって、 上記ヒートローラを加熱し、上記ヒートローラにおける
    上記用紙が通紙される用紙に接触する部分の表面温度を
    検出し、上記ヒートローラにおける用紙に接触しない部
    分の表面温度を検出し、この検出された用紙に接触しな
    い部分の表面温度が所定温度を超えた際、上記ヒートロ
    ーラの加熱を中断し、上記検出される用紙に接触する部
    分の表面温度と比較される予め設定された温度を所定値
    だけ下げる制御を行うようにしたことを特徴とするヒー
    トローラの温度制御方法。
  7. 【請求項7】 原稿から読取った画像に対応するトナー
    像を、供給される用紙に転写し、このトナー像が転写さ
    れた用紙を加熱しつつ加圧搬送するヒートローラの温度
    制御方法であって、 上記ヒートローラを加熱し、上記ヒートローラにおける
    上記用紙が通紙される用紙に接触する部分の表面温度を
    検出し、第1の温度と比較して上記ヒートローラが上記
    第1の温度以下になったことを検知し、上記ヒートロー
    ラにおける用紙に接触しない部分の表面温度を検出し、
    第2の温度と比較して上記ヒートローラが上記第2の温
    度を超えたことを検知し、上記ヒートローラが上記第2
    の温度を超えたことを検知した際、上記ヒートローラの
    加熱を中断し、上記第1の温度を所定値だけ下げる制御
    を行うようにしたことを特徴とするヒートローラの温度
    制御方法。
  8. 【請求項8】 原稿から読取った画像に対応するトナー
    像を、供給される用紙に転写し、このトナー像が転写さ
    れた用紙を加熱しつつ加圧搬送するヒートローラの温度
    制御方法であって、 上記ヒートローラを電源が供給されて加熱し、上記ヒー
    トローラにおける上記用紙が通紙される用紙に接触する
    部分の表面温度を検出し、この検出される温度と比較す
    るための参照温度を設定し、この設定された参照温度と
    上記検出される用紙に接触する部分の表面温度とを比較
    し、上記ヒートローラにおける用紙に接触しない部分の
    表面温度を検出し、この検出される用紙に接触しない部
    分の表面温度と予め設定されている上限温度とを比較
    し、この用紙に接触しない部分の表面温度が上限温度を
    超えていた場合に上記ヒートローラを加熱する電源供給
    を中断し、上記設定された参照温度を所定値だけ下げる
    制御を行うようにしたことを特徴とするヒートローラの
    温度制御方法。
  9. 【請求項9】 原稿から読取った画像に対応するトナー
    像を、供給される用紙に転写し、このトナー像が転写さ
    れた用紙を加熱しつつ加圧搬送するヒートローラの温度
    制御方法であって、 上記ヒートローラを電源が供給されて加熱し、上記ヒー
    トローラにおける上記用紙が通紙される用紙に接触する
    部分の表面温度を検出し、この検出される温度と比較す
    るための参照温度を設定し、この設定された参照温度と
    上記検出される用紙に接触する部分の表面温度とを比較
    し、上記ヒートローラにおける用紙に接触しない部分の
    表面温度を検出し、この検出される温度と予め設定され
    ている上限温度とを比較し、この上限温度との比較結果
    と上記参照温度との比較結果とから上記ヒートローラを
    加熱する電源の供給と中断とを切換え、この切換えで上
    記ヒートローラを加熱する電源供給が中断された際、上
    記設定された参照温度を所定値だけ下げる制御を行うよ
    うにしたことを特徴とするヒートローラの温度制御方
    法。
  10. 【請求項10】 原稿から読取った画像に対応するトナ
    ー像を、供給される用紙に転写し、このトナー像が転写
    された用紙を加熱しつつ加圧搬送するヒートローラの温
    度制御方法であって、 上記ヒートローラを電源が供給されて加熱し、上記ヒー
    トローラにおける上記用紙が通紙される用紙に接触する
    部分の表面温度を検出し、この検出される温度と比較す
    るための参照温度を設定し、この設定された参照温度と
    上記検出される用紙に接触する部分の表面温度とを比較
    し、上記ヒートローラにおける用紙に接触しない部分の
    表面温度を検出し、この検出される温度と予め設定され
    ている上限温度とを比較し、この上限温度との比較結果
    の信号と上記参照温度との比較結果の信号とから上記ヒ
    ートローラを加熱する電源の供給と中断とを切換え、上
    記ヒートローラを加熱する電源供給を中断した際、上記
    設定された参照温度を所定値だけ下げる制御を行うよう
    にしたことを特徴とするヒートローラの温度制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005038532A1 (ja) * 2003-10-17 2005-04-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 定着装置及び温度制御方法
CN100442164C (zh) * 2003-10-17 2008-12-10 松下电器产业株式会社 定影装置及温度控制方法
JP2009168848A (ja) * 2008-01-10 2009-07-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

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