JPH1081751A - オキシアルキレン基を有する有機ケイ素化合物、その製造方法、その平衡化法ならびに織物の処理、紡織繊維処理および皮革処理のための方法 - Google Patents

オキシアルキレン基を有する有機ケイ素化合物、その製造方法、その平衡化法ならびに織物の処理、紡織繊維処理および皮革処理のための方法

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JPH1081751A
JPH1081751A JP9184877A JP18487797A JPH1081751A JP H1081751 A JPH1081751 A JP H1081751A JP 9184877 A JP9184877 A JP 9184877A JP 18487797 A JP18487797 A JP 18487797A JP H1081751 A JPH1081751 A JP H1081751A
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ダウト ヨッヒェン
Guenter Dipl Chem Dr Mahr
マール ギュンター
Bernward Dipl Chem Dr Deubzer
ドイプツェル ベルンヴァルト
Petra Gratzl
グラッツル ペトラ
Hans-Juergen Lautenschlager
ラオテンシュラーガー ハンス−ユルゲン
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Wacker Chemie AG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に製造でき、殺真菌性、自己乳化性また
は水溶性の耐久性、親水性有機ケイ素化合物の提供およ
びその製造方法。 【解決手段】 請求項1記載のオキシアルキレン基を有
する有機ケイ素化合物。 【効果】 簡単な方法で、容易に製造でき、その特性は
ポリマー構造および鎖長の調節により制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術的分野】本発明は、オキシアルキレ
ン基を有する有機ケイ素化合物、その製造方法およびそ
の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】置換された1,3,5−トリアジン単位
を有する疎水性オルガノポリシロキサンはすでに公知で
ある。例えば、米国特許(US)第2、949、434
号明細書(公開1960年8月16日、ベイリーおよび
パイク(Bailey und Pike) 、UCC)中には、アミン基
を有するオルガノポリシロキサンを塩化シアヌルと反応
させて製造したジクロロトリアジン単位を有する一連の
オルガノポリシロキサンが記載されている。
【0003】トリアジン単位を有する疎水性オルガノポ
リシロキサンは、欧州特許(EP)第628591A2
号明細書(公開1994年5月28日、クロバチェッ
ク、プフェルゼー・ヘミー有限会社(Chrobaczek, Pfers
ee Chemie GmbH) )中に記載されている。
【0004】シロキサン−オキシアルキレン−コポリマ
ーは、特許文献中で多数が公知である。架橋できる親水
性柔軟剤は、例えば欧州特許(EP)第470613A
1号明細書(公開1991年8月8日、チェック(Czec
k) 、UCC)および欧州特許(EP)第32310号
明細書(公開1980年12月22日、パインズ(Pine
s) 、UCC)中で、繊維仕上げ加工として請求されて
いる。
【0005】ドイツ特許(DE)第3338663C1
号明細書(出願1983年10月25日、ロット(Rot
t)、Th.ゴルトシュミット(Goldschmidt) 株式会社)
によると、上記の構造のケイ素有機化合物が紡織繊維処
理のために得られている。
【0006】シロキサン−オキシアルキレン−コポリマ
ーの製造方法は、米国特許(US)第5、159、09
6号明細書(公開1991年9月30日、オースチン(A
ustin)、UCC)中に記載されている。水性エマルジョ
ン中のシリコン−オルガノ−コポリマーの使用は、米国
特許(US)第4、584、337号明細書(公開19
84年12月18日、リー(Lee) 、ダウ・コーニング
社)中に記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、簡単
な方法で、容易に入手できる出発原料を用いて製造で
き、殺真菌性、自己乳化性または水溶性であり、かつそ
の親水性、乳化性ないしは水溶性をポリマー構造および
ポリマー鎖長の変性により目標制御できる親水性オルガ
ノポリシロキサン−オキシアルキレン−コポリマーを提
供することである。希望に応じて、本発明によるコポリ
マーは、反応性ならびに架橋性を付与できなければなら
ない。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明によ
り式:
【0009】
【化9】
【0010】〔式中、Rは、同じかまたは異なってい
る、有利には基あたりに炭素原子1〜18個を有する一
価の、ハロゲン化または非ハロゲン化炭化水素基を表
し、Xは、同じかまたは異なっている、塩素原子または
式−OR1(ただし、R1は、有利には基あたりに炭素原
子1〜8個を有し、エーテル酸素原子で置換されていて
もよいアルキル基を表す)であり、aは0または1、b
は0、1、2または3、cは0、1、2または3、かつ
和a+b+c≦4であり、かつAは、式:
【0011】
【化10】
【0012】(ただし、R2は、エーテル基、アミン
基、スルフィド基、エステル基、アミド基、炭酸基、尿
素基およびウレタン基を有するかあるいは有しなくても
よい、炭素原子1〜18個を有する線状または分枝状、
置換または非置換の二価炭化水素基を表し、Bは、同じ
かまたは異なっており、X、−NR2 1、−O−C(O)
− R1、−SR1または式III: −NR3R2[O−CH(CH3)−CH2][OCH2CH2][O(CH2)4] O
R4 の基{上記式中、X、R1およびR2は、上記でこのため
に定義したものを表し、R3は、同じかまたは異なって
いる、水素原子またはRと同じものを表し、R4は、R3
が表すものかまたは式: −C(=O)−R、−R2NR 3、−NR32−、−R2
NR 3 の基を表し、d、eおよびfは、有利には0〜200の
整数であり、ただし、和d+e+f≧1であり、かつB
はポリマー分子あたりに少なくとも1個の式(III)
の基を有する}を表す)の基である〕の単位を有する、
オキシアルキレン基を有する有機ケイ素化合物により解
決される。本発明によるオルガノポリシロキサン−オキ
シアルキレン−コポリマーは、オキシアルキレン基を介
して架橋されていてもよい。
【0013】さらに本発明の対象は、式:
【0014】
【化11】
【0015】〔式中、R、X、a、bおよびcは上記で
このために定義したものを表し、かつEは、式:
【0016】
【化12】
【0017】(ただし、R2は上記でこのために記載の
ものを表し、かつGは、同じかまたは異なっていてもよ
く、かつ塩素原子、−OR1、−SR1、−NR2 1または
−O−C(O)R1を表し、ただし、ポリマー分子あた
りに少なくとも1個の塩素原子を有する)の基である〕
の単位を有する有機ケイ素化合物を、式: HNR3−R2[OCH(CH3)−CH2][O−CH2−CH2][O(CH2)4] OR5 (VI) 〔式中、R2、R3、d、eおよびfは上記でこのために
定義したものを表し、R5はR3を表すか、または式: −C(=O)−R、−R2 3N の基を表す〕のアミン官能性化ポリオキシアルキレン
と、有機溶剤中に塩基が存在しないかまたは存在下で、
水中または両者からなる混合物中で反応させることを特
徴とする、オキシアルキレン基を有する有機ケイ素化合
物の製造方法である。
【0018】本発明による有機ケイ素化合物は、有利に
は平均分子量500〜1000000g/モル、さらに
有利には5000〜150000g/モル、かつ有利に
は25℃における粘度10〜1000000mm2・s
-1、さらに有利には25℃における粘度20〜1000
00mm2・s-1を有する。
【0019】基Rの例は、有利にはアルキル基、例えば
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソ−プロピル
基、1−n−ブチル基、2−n−ブチル基、イソ−ブチ
ル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソ−ペンチル
基、ネオ−ペンチル基、t−ペンチル基;ヘキシル基、
例えばn−ヘキシル基;ヘプチル基、例えばn−ヘプチ
ル基;オクチル基、例えばn−オクチル基およびイソ−
オクチル基、例えば2,2,4−トリメチルペンチル
基;ノニル基、例えばn−ノニル基;デシル基、例えば
n−デシル基;ドデシル基、例えばn−ドデシル基;オ
クタデシル基、例えばn−オクタデシル基;シクロアル
キル基、例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基、
シクロヘプチル基およびメチルシクルヘキシル基;アリ
ール基、例えばフェニル基、ナフチル基、アントリル基
およびフェナントリル基;アルカリール基、例えばo−
トリル基、m−トリル基、p−トリル基;キシリル基お
よびエチルフェニル基;およびアラルキル基、例えばベ
ンジル基、α−フェニルエチル基およびβ−フェニルエ
チル基である。有利にはメチル基である。
【0020】ハロゲン化基Rの例は有利にはハロゲンア
ルキル基、例えば3,3,3−トリフルオロ−n−プロ
ピル基、2,2,2,2’,2’,2’−ヘキサフルオ
ロイソプロピル基、ヘプタフルオロイソプロピル基およ
びハロゲンアリール基、例えばo−クロロフェニル基、
m−クロロフェニル基、p−クロロフェニル基である。
【0021】アルキル基R1の例は、有利にはメチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソ−プロピル基、1
−n−ブチル基、2−n−ブチル基、イソ−ブチル基、
t−ブチル基である。有利にはメチル基およびエチル基
である。エーテル酸素原子で置換されているアルキル基
1の例は、有利にはメトキシエチル基およびエトキシ
エチル基である。
【0022】基R2の例は、有利には式: −CH2−CH2−、−CH2−CH2−CH2−、−CH2
−CH(CH3)−、−CH2−CH(CH3)−CH2− のアルキル基および式:
【0023】
【化13】
【0024】(ただし、R3は上記で定義したものを表
し、Yは同じかまたは異なっており、有利には水素原
子、有利には基あたりに炭素原子1〜6個を有する線状
または分枝状アルキル基、式−OR1で示される基また
は−Xを表し、ただし、XおよびR1は上記でそのため
に記載のものを表し、zは有利には1〜5の整数であ
る)の置換アルキル基である。有利には基R3は水素原
子、メチル基またはシクロヘキシル基である。
【0025】R2のための有利な基は、式:
【0026】
【化14】
【0027】のものである。
【0028】Bのための有利な基は、塩素原子または
式: −NH−CH(CH3)−CH2(OCH2CH2) OCH2−CH(CH3)−NH3
Cl −NH−CH(CH3)−CH2(OCH(CH3)−CH2) OCH2−CH(CH3)
−NH3 Cl −NH−CH(CH3)−CH2−(OCH2CH2) OCH2−CH(CH3)−NH
− −NH−CH(CH3)−CH2−(OCH(CH3)−CH2) OCH2−CH(C
H3)−NH− −NH−CH(CH3)−CH2(OCHR3CH2) OCH3 −NH(CH2)3(OCH2CH2) O−CH3 −NH(CH2)3(OCH(CH3)−CH2) OCH3 〔式中、eは有利には2、3、12、18および44で
ある〕の基である。
【0029】式(I)および(IV)中で、cは有利に
は0である。
【0030】式(I)および(II)中で、有利には、 a 平均0.001〜1.0、有利には0.01〜0.
5、 b 平均0.0〜3.0、有利には0.2〜2.5、 c 平均0.0〜3.0、有利には0〜2であり、かつ
有利には和a+b+cは、平均して0.1〜4.0、さ
らに有利には0.2〜3.5である。
【0031】有利には、オキシアルキレン基を有する有
機ケイ素化合物として、式: A3−gSiO(SiRO)(SiRAO)SiR3−g (VII) 〔式中、AおよびRは、上記でこのために定義したもの
を表し、gは0、1または2、nは0または1〜150
0の整数、有利には5〜1000、かつmは0または1
〜200の整数、有利には1〜100であり、ただし、
分子あたりに少なくとも1個の基Aを有する〕のもので
ある。
【0032】有利には本発明による方法に使用される有
機ケイ素化合物は、オルガノポリシロキサンである。有
利には、式: E3−gSiO(SiRO)(SiRBO)SiR3−g (IVa) 〔式中、E、R、g、nおよびmは、上記でこのために
定義したものを表す〕のものを本発明による方法に使用
する。Eのための有利な基は、式:
【0033】
【化15】
【0034】のものである。
【0035】本発明による方法に使用される塩基の例
は、有利にはアミン、例えばトリエチルアミン、トリイ
ソオクチルアミン、ピリジン、ジエチルアミンおよびピ
ペラジン、および無機塩基、例えば水酸化カリウム、水
酸化ナトリウム、水酸化セシウム、水酸化カルシウム、
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムおよびナトリウム
メチラートである。
【0036】本発明による方法において、有機ケイ素化
合物(IV)の基E中の塩素原子モルあたりに、有利に
は式(VI)のポリオキシアルキレンのアミン基0.0
1〜6モル、さらに有利にはアミン基0.1〜4モル、
殊に有利にはアミン基0.5〜2モルを用いる。本発明
による方法により生成するアミンヒドロクロリドならび
に塩は、ろ過により分離する。
【0037】塩基は、有利には、有機ケイ素化合物の基
E中の塩素基モルあたりに、0〜2モル、有利には0〜
1モルが存在するような量で使用する。
【0038】本発明による方法において、不活性の有機
溶剤を用いることもできる。不活性有機溶剤の例は、ト
ルエン、キシレン、THF、酢酸ブチルおよびジメトキ
シエタンである。
【0039】本発明による方法において、式Eの基を有
する式(IV)の有機ケイ素化合物と、式(VI)のア
ミン官能性化ポリオキシアルキレンとの反応は、溶剤中
が有利であるが、それというのも、水中では本発明によ
るコポリマーの自己乳化下で、応用できる配合が生じ、
反応性塩化シアヌル基は迅速に加水分解するからであ
る。
【0040】本発明による方法は、有利には周囲の大気
の圧力、すなわち約1020hPa(絶対)で実施され
る。これは、これより高いあるいは低い圧力でも実施で
きる。さらに、本発明による方法は、有利には温度25
℃〜150℃、さらに有利には25℃〜120℃、殊に
有利には25℃〜60℃で実施される。
【0041】式(IV)のトリアジン基(式Eの基)を
有する有機ケイ素化の中間生成物の製造は、式: DSiO(4−a−b−c)/2 (VIII) 〔式中、Dは、式:
【0042】
【化16】
【0043】(ただし、Yは同じかまたは異なってお
り、水素原子、線状または分枝状アルキル基、または式
−ORまたは−Xを表し、R、R、R2、X、a、
bおよびcは上記でこのために定義したものを表す)の
基である〕の単位を有する有機ケイ素化合物を置換また
は非置換ハロゲン化シアヌル、有利には塩化シアヌル
と、塩基を用いてポリマー類似体に反応させることを特
徴とする。
【0044】塩基としては、アミン、例えばトリエチル
アミン、トリイソオクチルアミン、ピリジン、ジエチル
アミン、ピペラジン、および無機塩基、例えば水酸化カ
リウム、水酸化ナトリウム、水酸化セシウム、水酸化カ
ルシウム、炭酸ナトリウムおよび炭酸水素ナトリウムな
らびにナトリウムメタノラートを使用する。
【0045】ヒドロシリル化反応による、前段階化合物
(Vorstufe)(VIII)および式: D3−dSiO(SiRO)(SiRBO)SiR3−d (X) 〔式中、D、R、d、eおよびfは上記でこのために定
義したものを表し、ただし、ポリマー分子あたりに少な
くとも1個の基Dを有する〕の単位を有する有利な前段
階化合物の製造のために、式: HSiO(4−i−h)/2 (XI)、 〔式中、Rは上記で定義したものを表し、iは、0また
は1、平均0.001〜1.0、有利には0.01〜
0.5、hは、0、1、2または3、平均0.0〜3.
0、有利には0.2〜2.5、かつ和i+hは3より大
きくなく、jは、0、1、2または3、平均0.0〜
3.0、有利には0.0〜2.0である〕のオルガノポ
リシロキサンあたりに少なくとも1個のSi結合水素原
子を有する有機ケイ素化合物使用する。
【0046】前段階化合物(VIII)および(X)
は、例えばドイツ特許出願公開(DE−OS)第159
5789号明細書(公開1970年2月12日、クラン
ツ、ジェネラル・エレクトリック社(Krantz, General E
lectric Co.))から公知である。
【0047】少なくとも1個のSi結合水素原子を有す
るオルガノポリシロキサンは、有利にはSi結合水素原
子を少なくとも0.02重量%、さらに有利には0.0
5〜1.65重量%を有し、その平均粘度は、有利には
25℃において5〜20000mm2/秒、さらに有利
には25℃において10〜2000mm2/秒、殊に有
利には25℃において10〜1000mm2/秒であ
る。
【0048】有利には、分子あたりに少なくとも1個の
Si結合水素原子を有するオルガノポリシロキサンとし
て、式: H3−kSiO(SiRO)(SiRHO)SiR3−k (XII)、 〔式中、Rは上記で定義したものを表し、かつkは0ま
たは1、lは0または1〜1500、有利には5〜10
00の整数、かつpは0または1〜200、有利には1
〜100の整数である〕のものを使用する。
【0049】式(XII)の分子あたりに少なくとも1
個のSi結合水素原子を有するオルガノポリシロキサン
および有利な種類のものの製造方法は、一般に公知であ
る。
【0050】有利には式VIIIの製造のために、式:
【0051】
【化17】
【0052】〔式中、R6は、線状または分枝状、置換
または非置換で、炭化水素を有利には1〜18個、さら
に有利には1〜12個を有するアルケニル基を表す〕の
ヒドロキシアリール成分を使用し、これはドイツ特許出
願公開(DE−OS)第1595789号明細書から公
知である。
【0053】R6の例は、CH2=CH−、CH2=CH
CH2−、CH2=C(CH3)−、CH2=C(CH3
CH2−、CH2=CH(CH29−および次式の置換ア
ルケニル基、CH2=CHCH2O−、CH2=CHCH2
OC(O)−、CH2=CHCH2NH−、CH2=C
(CH3)CH2O−、CH2=C(CH3)CH2OC
(O)−、CH2=C(CH3)CH2NH−、CH2=C
HCH2S−およびCH2=CHCH2NHC(O)−で
ある。
【0054】ヒドロシリル化反応による前段階化合物
(VIII)の製造のための有利なヒドロキシアリール
成分(Xa)は、例えばハルマン・ウント・ライメル社
(Fa. Haarmann & Reimer) からオイゲノール(4−アリ
ル−2−メトキシフェノール)の名称で購入でき、かつ
不飽和アルコール、例えば3−ブテン−1−オールと比
較して、より低い揮発性、より高い着火点、より高い酸
価およびより低い毒性を有する。オイゲノールは、食品
の分野でも許可されている。
【0055】不飽和ヒドロキシアリール化合物は、ヒド
ロシリル化反応において、有利には、有機ケイ素化合物
(X)中のSi結合水素のグラム原子あたりに、有機化
合物1〜2モル、有利には1.05〜1.50モルが存
在するような量で使用する。
【0056】脂肪族多重結合へのSi結合水素の付加を
促進する触媒として、本方法においても、有利にはこれ
までも脂肪族多重結合へのSi結合水素の付加の促進の
ために用いることができていた触媒と同じものを用いる
ことができる。触媒は、有利には白金族金属群からの金
属または白金族金属群からの化合物または錯体である。
【0057】このような触媒の例は、有利には担体、例
えば二酸化ケイ素、酸化アルミニウムまたは活性炭の上
に担持させることができる金属性および微粉の白金、白
金の化合物または錯体、例えばハロゲン化白金、例えば
PtCl4、H2PtCl6・6H2O、Na2PtCl4
4H2O、白金−オレフィン−錯体、白金−アルコール
−錯体、白金−アルコラート−錯体、白金−エーテル−
錯体、白金−アルデヒド−錯体、白金−ケトン−錯体
(これにはH2PtCl6・6H2Oとシクロヘキサノン
との反応生成物も含む)、白金−ビニルシロキサン−錯
体、例えば分析できる無機結合ハロゲンを有するかまた
は有しない白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−
テトラメチルジシロキサン錯体、ビス−(γ−ピコリ
ン)−二塩化白金、トリメチレンジピリジン二塩化白
金、ジシクロペンタジエン二塩化白金、ジメチルスルホ
キシドエチレン二塩化白金−(II)、シクロオクタジ
エン−二塩化白金、ノルボルナジエン−二塩化白金、γ
−ピコリン−二塩化白金、シクロペンタジエン−二塩化
白金ならびに米国特許(US−A)第4、292、43
4号明細書による四塩化白金とオレフィンおよび第一級
アミンまたは第二級アミンまたは第一級および第二級ア
ミンとの反応生成物、例えば1−オクテン中に溶かした
四塩化白金と第二級〔Rh(Cl)(p(C
65))3〕−ブチルアミンとの反応生成物、または欧
州特許(EP−B)第110370号明細書によるアン
モニウム−白金錯体であり、有利にはヘキサクロロ白金
酸、白金−オレフィン錯体、白金−ビニルシロキサン錯
体および白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テ
トラメチルジシロキサン錯体である。
【0058】触媒は、いずれも元素白金として計算し、
有機化合物および有機ケイ素化合物の全重量に対して、
有利には2〜200重量ppm(百万重量部あたりの重
量部)の量、さらに有利には5〜50重量ppmの量を
用いる。
【0059】本方法は、有利には周囲の大気の圧力、す
なわち約1020hPa(絶対)で実施されるが、これ
より高いあるいは低い圧力でも実施できる。さらに本発
明による方法は、有利には温度30℃〜150℃、さら
に有利には50℃〜120℃で実施される。
【0060】本方法において、不活性有機溶剤の併用は
有利ではないが、不活性の有機溶剤を使用することもで
きる。不活性有機溶剤の例は、トルエン、キシレン、イ
ソホロン、オクタン異性体、酢酸ブチル、イソプロパノ
ールおよびジメトキシエタンである。
【0061】本方法により製造されたヒドロキシアリー
ル基を有する有機ケイ素化合物から、有利には過剰の有
機化合物ならびに場合によれば一緒に使用する不活性の
有機溶剤を蒸留により分離する。
【0062】本方法において、式:
【0063】
【化18】
【0064】〔式中、Zは塩素基またはメトキシ基であ
る〕の置換または非置換ハロゲン化シアヌルを式(VI
II)の上記の前段階化合物または式(X)の有利な前
段階化合物(X)と一緒に塩基を加えてエステル化す
る。
【0065】本方法において、ヒドロキシル基モルあた
りに、有利には式(VIII)の置換または非置換ハロ
ゲン化シアヌル0.5〜6モル、さらに有利には置換ま
たは非置換ハロゲン化シアヌル0.5〜3モル、および
殊に有利には置換または非置換ハロゲン化シアヌル1〜
2モルを用いる。場合によれば本発明による方法におい
て生成するアミンヒドロクロリドならびに塩をろ過によ
り分離し、その際、ろ過に酸性、塩基性または中性のろ
過助剤を用いてもよい。
【0066】本方法は、有利には周囲の大気の圧力、す
なわち約1020hPa(絶対)で実施されるが、これ
より高いあるいは低い圧力でも実施できる。さらに本発
明による方法は、有利には温度−20℃〜120℃、さ
らに有利には−10℃〜100℃で実施される。
【0067】本方法において、有利には不活性の有機溶
剤を併用することもでき、その際、極性有機溶剤を一緒
に用いると有利である。不活性有機溶剤の例は、トルエ
ン、キシレン、イソホロン、オクタン異性体、酢酸ブチ
ル、イソプロパノール、ジメチルエチレングリコール、
テトラヒドロフランおよびジオキサンである。
【0068】本方法により得られるトリアジン基を有す
る有機ケイ素化合物は、非エステル化ヒドロキシアリー
ル基を有していてもよい。
【0069】さらに、本方法によりエステル化されてい
ない有機ケイ素化合物(VIII)または(X)のヒド
ロキシル基は、有利にはカルボキシル化剤、例えば無水
酢酸、ジケテンおよびジヒドロピランによりさらに変換
させてもよい。
【0070】本方法により製造されるトリアジン基を有
する有機ケイ素化合物は、有利には過剰の有機化合物
(XIII)を昇華またはろ過により、また過剰のカル
ボキシル化剤ならびに場合によれば一緒に用いた不活性
の有機溶剤を蒸留により分離する。以上で中間生成物の
製造方法の記載を終わる。
【0071】本発明による方法により得られるポリオキ
シアルキレンを有する有機ケイ素化合物を、線状で、末
端トリオルガノシロキシ基を有するオルガノポリシロキ
サン、線状で、末端ヒドロキシル基を有するオルガノポ
リシロキサン、環状オルガノポリシロキサンおよびジオ
ルガノシロキサン単位とモノオルガノシロキサン単位か
ら成る共重合体から成る群から選択されているオルガノ
ポリシロキサンで平衡化できる。
【0072】有利には、線状で、末端トリオルガノシロ
キシ基を有するオルガノポリシロキサンとして、式: R3SiO(SiR2O)rSiR3 〔式中、Rは上記でこのために定義したものを表し、か
つrは有利には0または1〜1500、さらに有利には
10〜1000の値の整数である〕のもの、線状で、末
端ヒドロキシル基を有するオルガノポリシロキサンとし
て、式: HO(SiR2O)sH 〔式中、Rは上記でこのために定義したものを表し、か
つsは有利には1〜1500、さらに有利には10〜1
000の値の整数である〕のもの、環状オルガノポリシ
ロキサンとして、式: (R2SiO)t 〔式中、Rは上記でこのために定義したものを表し、か
つtは有利には3〜12、さらに有利には3〜5の整数
である〕のもの、かつ、共重合体として、式: R2SiOおよびRSiO3/2 〔式中Rは上記でこのために定義したものを表す〕の単
位から成るものを使用する。
【0073】場合により実施される平衡化に使用するオ
ルガノポリシロキサンとオキシアルキレン基を有するオ
ルガノポリシロキサンとの量比率は、場合により実施さ
れる平衡化から生成するオルガノポリシロキサン中のオ
キシアルキレン基の所望の比率および所望の平均鎖長に
よってのみ決定される。
【0074】場合により実施される平衡化は、有利には
平衡化を促進する酸性触媒を用いる。このような触媒の
例は、硫酸、燐酸、トリフルオロメタンスルホン酸、塩
化ホスホルニトリル(Phosphornitridchloride)および反
応条件下で固体の酸性触媒、例えば酸活性化漂白粘土、
酸性ゼオライト、スルホン化活性炭およびスルホン化ス
チレン−ジビニルベンゼン共重合体である。有利には塩
化ホスホルニトリルである。塩化ホスホルニトリルは、
いずれも使用する有機ケイ素化合物の全重量に対して、
有利には5〜1000重量ppm(百万分の1部)、殊
には50〜200重量ppmの量を用いる。塩基性平衡
化触媒の使用も可能ではあるが、有利ではない。
【0075】場合により実施される平衡化は、有利には
80℃〜150℃、さらに有利には120℃において、
周囲の大気の圧力、即ちほぼ1020hPa(絶対)で
行われる。希望に応じて、これより高いあるいは低い圧
力を使用することもできる。平衡化は、水と混合しない
溶剤、例えばトルエン中でそのつど使用する有機ケイ素
化合物の全重量に対して有利には5〜20重量%、さら
に有利には10〜20重量%で実施される。
【0076】平衡化で得られる混合物の処理の前に、触
媒を失活させてもよい。
【0077】本発明による方法は、バッチ式、半連続式
または完全連続式で実施できる。
【0078】
【発明の効果】本発明によるポリオキシアルキレン基を
有する有機ケイ素化合物は、その簡単な製造方法および
目的に応じた親水性段階の可能性が特徴である。可能な
耐久性仕上げ加工の他にも、本発明によるコポリマー
は、良好な親水性で耐久性の柔軟な手触りと同時に良好
な吸水性および低い黄変傾向を有し、ここで、耐久と
は、本発明による物質を用いて得られた性質が数多くの
洗濯の後にも保持されている状況を言う。
【0079】上記の本発明によるコポリマーは、織物の
平面製品、例えば織物、メリヤス編み物または不織布の
処理に役立つ。洗濯プロセスに対する効果の耐久性は、
殊にセルロース繊維またはポリアミド繊維を含むかまた
はこれらから成る織物の場合に優れている。本発明は、
さらに紡織繊維処理および皮革処理にも関する。
【0080】
【実施例】実施例1 実施例14に記載されているM−D100−Mの形〔式
中、D=Si(CH32OおよびM=Si(CH23
63(m−OMe)−p−O−C33Cl2〕かつ塩
素含有量1.7重量%の塩化シアヌルを有するシリコー
ン油20.0gを、トルエン40g(0.43モル)中
に室温で攪拌しながら装入する。これにゆっくりと反復
単位8.1の平均鎖長を有するO−(2−アミノプロピ
ル)−O’−(メトキシエチル)ポリプロピレングリコ
ール(アミン数=1.69ミリモル/g)5.68g
(9.6ミリモル)とメタノール中の25重量%水酸化
カリウム溶液2.13g(9.5ミリモルKOH)から
なる混合物を滴下する。
【0081】次いで、反応溶液をさらに80℃において
30分間攪拌、ろ過および高真空中で重量が一定になる
まで濃縮する。再度ろ過すると、粘度603mm2
秒、塩素含有量0.05重量%より少ない透明で黄色の
油状物23.37g(理論値の91%)が得られる。
【0082】実施例2 M−D100−Mの形〔式中、D=Si(CH32Oおよ
びM=Si(CH23−C63(m−OMe)−p−O
−C33Cl2〕かつ塩素含有量1.7重量%の塩化シ
アヌルを有するシリコーン油20.0gを室温で攪拌し
ながらトルエン40g(0.43モル)中に装入する。
【0083】これにゆっくりと、反復単位8.1の平均
鎖長を有するO−(2−アミノプロピル)−O’−(メ
トキシエチル)ポリプロピレングリコール(アミン数=
1.69ミリモル/g)2.84g(4.8ミリモ
ル)、およびメタノール中の25重量%水酸化カリウム
溶液1.07g(4.75ミリモルKOH)からなる混
合物を滴下する。
【0084】次いで、反応溶液を80℃において30分
間攪拌、ろ過および高真空中で重量が一定になるまで濃
縮した。再度ろ過すると、粘度4300mm2/秒、塩
素含有量0.22重量%の透明で黄色の油状物21.7
3g(理論値の95.1%)が得られる。
【0085】実施例3 実施例16に記載されているMDxyMの形〔式中、M
=O1/2Si(CH33、Dx=Si(CH32Oおよび
y=Si(CH23N(C611)C33Cl2〕かつ
塩素含有量2.9重量%の塩化シアヌルを有するシクロ
ヘキシルアミンシリコーン油20gを室温で攪拌しなが
らトルエン40g(0.43モル)中に装入する。
【0086】これにゆっくりと、反復単位8.1の平均
鎖長を有するO−(2−アミノプロピル)−O’−(メ
トキシエチル)ポリプロピレングリコール(アミン数=
1.69ミリモル/g)9.68g(16.4ミリモ
ル)とメタノール中の25重量%水酸化カリウム溶液
3.64g(16.2ミリモルKOH)からなる混合物
を滴下する。
【0087】次いで、反応溶液を80℃において30分
間攪拌、ろ過および高真空中で重量が一定になるまで濃
縮する。再度ろ過すると、粘度1050mm2/秒、塩
素含有量1.0重量%の半透明で無色の油状物25.3
9g(理論値の85.6%)が得られる。
【0088】実施例4 実施例3に記載した構造および塩素含有量2.9重量%
の塩化シアヌルを有するシクロヘキシルアミンシリコー
ン油20gを室温で攪拌しながらトルエン40g(0.
43モル)中に装入する。
【0089】これにゆっくりと反復単位8.1の平均鎖
長を有するO−(2−アミノプロピル)−O’−(メト
キシエチル)ポリプロピレングリコール(アミン数=
1.69ミリモル/g)4.84g(8.2ミリモル)
とメタノール中の25重量%水酸化カリウム溶液1.8
g(8.0ミリモルKOH)からなる混合物を滴下す
る。
【0090】次いで、反応溶液を80℃において30分
間攪拌、ろ過および高真空中で重量が一定になるまで濃
縮する。再度ろ過すると、粘度590mm2/秒、塩素
含有量0.24重量%の僅かに濁った無色の油状物2
2.84g(理論値の91.9%)が得られる。
【0091】実施例5 MDxyMの形〔式中、M=O1/2Si(CH33、Dx
=Si(CH32OおよびDy=Si(CH2363
(m−OMe)−p−O−C33Cl2〕かつ塩素含有
量1.1重量%の塩化シアヌルを有するシリコーン油2
0gを室温で攪拌しながらトルエン40g(0.43モ
ル)中に装入する。
【0092】これにゆっくりと反復単位8.1の平均鎖
長を有するO−(2−アミノプロピル)−O’−(メト
キシエチル)ポリプロピレングリコール(アミン数=
1.69ミリモル/g)3.67g(6.2ミリモル)
と、メタノール中の25重量%水酸化カリウム溶液1.
38g(6.1ミリモルKOH)からなる混合物を滴下
する。
【0093】次いで、反応溶液をさらに80℃において
30分間攪拌、ろ過および高真空中で重量が一定になる
まで濃縮する。再度ろ過すると、粘度4850mm2
秒、塩素含有量0.53重量%の僅かに濁った黄色の油
状物20.59g(理論値の87%)が得られる。
【0094】実施例6 実施例5を繰り返したが、ただしO−(2−アミノプロ
ピル)−O’−(メトキシエチル)ポリプロピレングリ
コールは3.67gの代わりに1.84g、メタノール
中の25重量%水酸化カリウム溶液は1.38gの代わ
りに0.69gを用いた。粘度820mm2/秒、塩素
含有量0.8重量%の透明で黄色の油状物21.24g
(理論値の97.3%)が得られる。
【0095】実施例7 実施例1に記載の形の塩化シアヌルを有するシリコーン
油20gおよび炭酸水素ナトリウム0.4g(4.75
ミリモル)を、トルエン40g(0.43モル)中に攪
拌しながら室温で装入する。これにゆっくりと反復単位
13の平均鎖長のO−(2−アミノプロピル)−O’−
(メトキシエチル)ポリエチレングリコール(アミン数
=1.59ミリモル/g)3.02g(4.8ミリモ
ル)を滴下する。次いで、反応混合物をさらに80℃に
おいて30分間攪拌、ろ過および高真空中で重量が一定
になるまで濃縮する。再度ろ過すると、粘度24800
mm2/秒、塩素含有量0.68重量%の透明で黄色の
油状物21.67g(理論値の94.1%)が得られ
る。
【0096】実施例8 反復単位45の平均鎖長のO,O’−ビス(2−アミノ
プロピル)ポリエチレングリコール(アミン数=0.7
5ミリモル/g)7.0g(5.25ミリモル)を室温
で蒸留水37.4g(2.08モル)中に溶かす。
【0097】この水溶液を引き続きツラックス社(Fa. T
urrax)の分散機(13000回転/分)を用いてせん断
する。これにゆっくりと実施例1に記載した形の塩化シ
アヌルを有するシリコーン油5.47gを加える。
【0098】引き続き、電磁攪拌機を用いてさらに1時
間攪拌する。固体含有量25重量%の安定なエマルジョ
ンが得られる。
【0099】実施例9 反復単位18の平均鎖長のO,O’−ビス(−2−アミ
ノプロピル)ポリエチレングリコール(アミン数=2.
16ミリモル/g)8.0g(17.3ミリモル)を室
温で蒸留水42.02g(2.33モル)中に溶かす。
【0100】この水溶液を引き続きツラックス社の分散
機(13000回転/分)を用いてせん断する。これに
ゆっくりと実施例1に記載した形の塩化シアヌルを有す
るシリコーン油6.01gを加える。
【0101】引き続き、電磁攪拌機を用いてさらに1時
間攪拌する。固体含有量25重量%の安定なエマルジョ
ンが得られる。
【0102】実施例10 実施例8の操作を繰り返したが、ただし、繰り返し単位
数45の平均鎖長のO,O’−ビス(−2−アミノプロ
ピル)ポリエチレングリコール7.0gの代わりに7.
5g、蒸留水37.4gの代わりに29.18g、およ
び実施例1に記載した塩化シアヌルを有するシリコーン
油5.47gの代わりに実施例3に記載した塩化シアヌ
ルを有するシリコーン油2.23gを用いた。3日後に
容易に乳化でき、固体含有量25重量%の安定なエマル
ジョンが得られる。
【0103】実施例11 実施例8の操作を繰り返したが、ただし、蒸留水37.
4gの代わりに46.4g、および実施例1に記載した
塩化シアヌルを有するシリコーン油5.47gの代わり
に実施例5に記載した塩化シアヌルを有するシリコーン
油8.46gを用いた。固体含有量25重量%の安定な
エマルジョンが得られる。
【0104】実施例12 反復単位18の平均鎖長を有するO,O’−ビス(−2
−アミノプロピル)ポリエチレングリコール(アミン数
=2.16ミリモル/g)4.0g(8.64ミリモ
ル)を室温で蒸留水53.76g(2.98モル)中に
溶かす。
【0105】この水溶液を引き続きツラックス社の分散
機(13000回転/分)を用いてせん断する。これに
ゆっくりと実施例5に記載した塩化シアヌルを有するシ
リコーン油13.92gを滴下する。引き続き、電磁攪
拌機を用いてさらに1時間攪拌する。固体含有量25重
量%の安定なエマルジョンが得られる。
【0106】実施例13 オイゲノール108.4g(0.660モル)、粘度1
70mm2/秒のα,ω−水素−ポリジメチルシロキサ
ン2000g(0.600モル)およびイソプロパノー
ル中の1%ヘキサクロロ白金酸溶液7.026ml(白
金10ppm)を窒素不活性化中で30℃に加熱した。
発熱反応の終了後に、反応混合物を温度50℃において
2時間攪拌した。その後、120℃、約5ミリバールの
真空中で揮発性成分を除去した。冷却および引き続くろ
過の後、粘度200mm2 /秒、かつヒドロキシル価1
7.06mg KOH/gの褐色がかって透明な油状物
が得られた。収率93.0%(理論値に対して)(前段
階化合物II)。
【0107】実施例14 窒素流通下で、前段階化合物II1000g(ヒドロキ
シル基0.304モル)、MeOH中の30%NaOC
3溶液52.0g(NaOCH30.289モル)およ
びジメトキシエタン105.2gから成る混合物を温度
25℃で1時間、引き続き温度60℃において1時間、
攪拌した。その間に、混合物中のメタノールの大部分
を、ジメトキシエタンと一緒に蒸留除去した。あらため
てジメトキシエタン105.2gを加えた後、該混合物
を1.5時間、ジメトキシエタン224.4g中の塩化
シアヌル56.1g(0.304モル)の溶液に計量供
給した。引き続き、反応混合物を温度60℃で1時間、
次いで冷却しながら2時間攪拌した。その後、すべての
揮発性成分を温度140℃、および約5ミリバールの真
空中で除去した。引き続くろ過の後、粘度271mm2
/秒の僅かに緑色で僅かに濁った油状物が得られた。収
率79.8%(理論値に対して)。
【0108】実施例15 イソプロパノール409.9g中のオイゲノール34
6.9g(2.113モル)の溶液を炭酸ナトリウム
8.25g(0.078モル)と混合させ、窒素不活性
化下で80℃に加熱した。この温度において、イソプロ
パノール中の1%ヘキサクロロ白金酸溶液13.013
ml(白金10ppm)を加えた。引き続き、65分間
で、粘度69mm2/秒の側位水素基を有するポリジメ
チルシロキサン3750g(1.838モル)を計量供
給し、反応混合物を温度90℃において1時間攪拌し
た。その後、120℃、約5ミリバールの真空中で揮発
性成分を除去した。ろ過および引き続く分子蒸留の後、
粘度309mm2/秒、かつヒドロキシル価20.55
mg KOH/gの褐色がかって透明な油状物が得られ
た。収率79.7%(理論値に対して)(前段階化合物
III)。
【0109】実施例16 窒素流通下で、前段階化合物III250g(ヒドロキ
シル基0.092モル)、MeOH中の30%NaOC
3溶液15.6g(NaOCH30.087モル)およ
びジメトキシエタン26.6gから成る混合物を温度2
5℃において1時間、かつ引き続き温度60℃において
1時間攪拌した。その間に、混合物中のメタノールの大
部分は、ジメトキシエタンと混合して蒸留除去された。
あらためてジメトキシエタン26.6gを追加した後、
この混合物を0.4時間、ジメトキシエタン67.7g
中の塩化シアヌル16.9g(0.092モル)の溶液
に計量供給した。引き続き、反応混合物を温度60℃で
1時間、次いで冷却しながら2時間攪拌した。その後、
すべての揮発性成分を温度140℃、約5ミリバールの
真空中で除去した。その後のろ過の終了後、粘度278
mm2/秒の僅かに緑色がかって透明の油状物が得られ
た。収率85.8%(理論値に対して)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ギュンター マール ドイツ連邦共和国 ブルクハウゼン アン トン−リーマーシュミット−シュトラーセ 3 (72)発明者 ベルンヴァルト ドイプツェル ドイツ連邦共和国 ブルクハウゼン フィ ルコウシュトラーセ 14 (72)発明者 ペトラ グラッツル ドイツ連邦共和国 テュースリング モー ス 13 1−2 (72)発明者 ハンス−ユルゲン ラオテンシュラーガー ドイツ連邦共和国 ハイミング パッペル ヴェーク 2

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 〔式中、Rは、同じかまたは異なっている、一価のハロ
    ゲン化または非ハロゲン化炭化水素基を表し、Xは、同
    じかまたは異なっている、塩素原子または式−OR
    1(ただし、R1はエーテル酸素原子で置換されていても
    よいアルキル基を表す)であり、aは0または1、bは
    0、1、2または3、cは0、1、2または3、かつa
    +b+c≦4であり、かつAは、式: 【化2】 (ただし、R2は、エーテル基、アミン基、スルフィド
    基、エステル基、アミド基、炭酸基、尿素基およびウレ
    タン基を有するかあるいは有しなくてもよい線状または
    分枝状、置換または非置換の二価の炭化水素基を表し、
    Bは、同じかまたは異なっており、X、−NR2 1、−O
    −C(=O)−R1、−SR1または式: −NR3R2[O−CH(CH3)−CH2][OCH2CH2][O(CH2)4] OR4 (III) の基{上記式中、X、RおよびR2は、上記でこのた
    めに定義したものを表し、R3は、同じかまたは異なっ
    ている、水素原子またはRと同じものを表し、R4は、
    3が表すものかまたは式: −C(=O)−R、−R2NR 3、−NR32−、−R2
    NR 3 の基を表し、d、eおよびfは、0〜200の整数であ
    り、ただし、和d+e+f≧1であり、かつBはポリマ
    ー分子あたりに少なくとも1個の式(III)の基を有
    する}を表す)の基である〕の単位を有することを特徴
    とする、オキシアルキレン基を有する有機ケイ素化合
    物。
  2. 【請求項2】 Bが、塩素原子または式: −NH−CH(CH3)−CH2(OCH2CH2) OCH2−CH(CH3)−NH3
    Cl −NH−CH(CH3)−CH2(OCH(CH3)−CH2) OCH2−CH(CH3)
    −NH3 Cl −NH−CH(CH3)−CH2−(OCH2CH2) OCH2−CH(CH3)−NH −NH−CH(CH3)−CH2−(OCH(CH3)−CH2) OCH2−CH(C
    H3)−NH− −NH−CH(CH3)−CH2(OCHR3CH2) OCH3 −NH(CH2)3(OCH2CH2) O−CH3 −NH(CH2)3(OCH(CH3)−CH2) OCH3 〔式中、eは、2、3、12、18および44であるこ
    とができる〕の基である、請求項1記載のオキシアルキ
    レン基を有する有機ケイ素化合物。
  3. 【請求項3】 式: A3−gSiO(SiRO)(SiRAO)SiR3−g (VII) 〔式中、AおよびRは、上記でこのために定義したもの
    を表し、gは0、1または2、nは0または1から15
    00の整数、かつmは0または1から200の整数であ
    り、ただし、分子あたりに少なくとも1個の基Aを有す
    る〕である、請求項1記載のオキシアルキレン基を有す
    る有機ケイ素化合物。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれか1項に記
    載のオキシアルキレン基を有する有機ケイ素化合物を製
    造する方法において、式: 【化3】 〔式中、R、X、a、bおよびcは上記でこのために定
    義したものを表し、かつEは、式: 【化4】 (ただし、R2は上記でこのために定義したものを表
    し、かつGは塩素原子、−OR1、−SR1、−NR2 1
    たは−O−C(O)R1を表し、ただし、ポリマー分子
    あたりに少なくとも1個の塩素原子を有する)の基であ
    る〕の単位を有する有機ケイ素化合物を、式: HNR3−R2[OCH(CH3)−CH2][O−CH2−CH2][O(CH2)4] OR5 (VI) 〔式中、R2、R3、d、eおよびfは上記でこのために
    定義したものを表し、R5はR3を表すかまたは式: −C(=O)−R、−R2 3N の基を表す〕のアミン官能性化ポリオキシアルキレン
    と、有機溶剤中に塩基が存在しないかまたは存在下で、
    水中または両者からなる混合物中で反応させることを特
    徴とする、オキシアルキレン基を有する有機ケイ素化合
    物の製造方法。
  5. 【請求項5】 有機ケイ素化合物IVが、式: E3−gSiO(SiRO)(SiRBO)SiR3−g (IVa) 〔式中、E、R、g、nおよびmは上記でこのために定
    義したものを表す〕のオルガノポリシロキサンである、
    請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 Eが、式: 【化5】 である、請求項4または5記載の方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から3までのいずれか1項の記
    載による、または請求項4から6までのいずれか1項の
    記載により製造されるオキシアルキレン基を有する有機
    ケイ素化合物の平衡化法において、オキシアルキレン基
    を有する有機ケイ素化合物を、線状で、末端トリオルガ
    ノシロキシ基を有するオルガノポリシロキサン、線状
    で、末端ヒドロキシル基を有するオルガノポリシロキサ
    ン、環状オルガノポリシロキサンおよびジオルガノシロ
    キサン単位とモノオルガノシロキサン単位から成る共重
    合体から成る群から選択されているオルガノポリシロキ
    サンで平衡化することを特徴とする、オキシアルキレン
    基を有する有機ケイ素化合物の平衡化法。
  8. 【請求項8】 線状で、末端トリオルガノシロキシ基を
    有するオルガノポリシロキサンとして、式: R3SiO(SiR2O)rSiR3 〔式中、Rはこのために上記で定義したものを表し、か
    つrは0または1から1500の値の整数である〕のも
    の、線状で、末端ヒドロキシル基を有するオルガノポリ
    シロキサンとして、式: HO(SiR2O)sH 〔式中、Rはこのために上記で定義したものを表し、か
    つsは1から1500の値の整数である〕のもの、環状
    オルガノポリシロキサンとして、式: (R2SiO)t 〔式中、Rはこのために上記で定義したものを表し、か
    つtは3から12の整数である〕のもの、かつ、共重合
    体として、式: R2SiOおよびRSiO3/2 〔式中、Rはこのために定義したものを表す〕の単位か
    ら成るものを使用する、請求項7記載平衡化法。
  9. 【請求項9】 請求項1から3までのいずれか1項の記
    載による、または請求項4から6までのいずれか1項の
    記載により製造され、または請求項7または8の記載に
    より平衡化されるオキシアルキレン基を有する有機ケイ
    素化合物を使用することを特徴とする、織物の処理、紡
    織繊維処理および皮革処理のための方法。
  10. 【請求項10】 式: 【化6】 〔式中、R、X、a、bおよびcは上記でこのために定
    義したものを表し、かつEは式: 【化7】 (ただし、R2は上記でこのために定義したものを表
    し、Gは塩素原子、−OR1、−SR1、−NR2 1または
    −O−C(O)R1を表し、ただし、ポリマー分子あた
    りに少なくとも1個の塩素原子を有する)の基である〕
    の単位を有する有機ケイ素化合物。
  11. 【請求項11】 式: DSiO(4−a−b−c)/2 (VIII) 〔式中、Dは、式: 【化8】 の基であり、その際Yは同じかまたは異なっており、水
    素原子、線状または分枝状アルキル基、または式−OR
    または−Xを表し、R、R、R2、X、a、bおよ
    びcは上記でこのために定義したものを表す〕の単位を
    有する有機ケイ素化合物と置換または非置換ハロゲン化
    シアヌルとを、塩基を用いてポリマー類似体に反応させ
    ることを特徴とする、請求項10記載の有機ケイ素化合
    物の製造方法。
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