JPH1081645A - ハロゲン化フタル酸およびそれの誘導体の製造方法 - Google Patents

ハロゲン化フタル酸およびそれの誘導体の製造方法

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JPH1081645A
JPH1081645A JP14110397A JP14110397A JPH1081645A JP H1081645 A JPH1081645 A JP H1081645A JP 14110397 A JP14110397 A JP 14110397A JP 14110397 A JP14110397 A JP 14110397A JP H1081645 A JPH1081645 A JP H1081645A
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phthalic acid
acid
halogenated
iodine
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トマス・ペルスター
Hartmut Dipl Chem Dr Birmes
ハルトムート・ビルメス
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シユテフアン・ミヒヤエリス
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/347Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reactions not involving formation of carboxyl groups
    • C07C51/363Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reactions not involving formation of carboxyl groups by introduction of halogen; by substitution of halogen atoms by other halogen atoms

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温を必要とせず、不純物が生じない、ハロ
ゲン化フタル酸またはそれの誘導体の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 本製造方法は、ハロゲン化剤によるフタ
ル酸またはそれの誘導体のハロゲン化を触媒としてヨウ
素含有化合物を存在させて100から160℃の温度の
発煙硫酸中で行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ハロゲン化フタル酸およびそれ
の誘導体の製造方法およびそれらの使用に関する。
【0002】ハロゲン化フタル酸およびそれの誘導体、
例えば無水物、特に無水テトラクロロ−およびテトラブ
ロモフタル酸などは、染料、顔料、殺菌・殺カビ剤、お
よび難燃性を示すポリエステルおよびエポキシ樹脂など
を製造する場合の重要な中間生成物であり、そして塗料
において、難燃添加剤(flame retardan
t additives)として重要である。
【0003】テトラクロロフタル酸およびそれの無水物
は、例えば米国特許第2 460564号に記述されて
いる方法により、溶融状態の無水フタル酸をFe(II
I)Cl3または塩化モリブデンの存在下で塩素化する
ことなどで製造されており、そこでは270℃に及ぶ温
度が必要である。
【0004】Chem.Abstract 61(19
64)11927に記述されている方法に従うと、無水
フタル酸とCl2をFe(III)Cl3の存在下270
℃以上の気相中で反応させている。
【0005】スイス特許出願公開第50 177号に従
うと、各場合とも無水フタル酸から出発して無水ハロゲ
ン化フタル酸、例えば無水テトラクロロ−、テトラブロ
モ−もしくはテトラヨードフタル酸をSO3含有量が5
0から60重量%の発煙硫酸中180から200℃の温
度で製造している。
【0006】そのような方法では、いろいろな理由で処
理を高温で行う必要がある結果として不純物が多量に生
じることから、満足される結果が得られていない。更
に、そのような方法で製造されたハロゲン化フタル酸お
よびそれの無水物の色は通常暗色である。このように暗
色の工程生成物を精製する目的で、米国特許第2 54
7 504号に従い、製造に続いてその生成物をアルカ
リ塩の存在下で260℃を越える温度に加熱した後に蒸
留を行う精製段階を伴わせている。しかしながら、追加
的工程段階は費用がかかり、収率の低下をもたらし(上
記ケースのように)、従って、できるだけ避ける必要が
ある。
【0007】実際、ドイツ特許出願公開第1 934
174号には、工程生成物を後で精製する必要はもはや
なくなったと述べられている方法が記述されている。そ
こでは、唯一の溶媒としてクロロスルホン酸が用いられ
ている。そのような方法では、例えば、水処理を行って
いる間にクロロスルホン酸が分解することでHClが生
じるばかりでなくまた塩素化中に放出されるHClを処
分する必要があるなどと言った欠点が生じる。
【0008】ヨーロッパ特許出願公開第632 032
号に記述されている方法に従うと、無水テトラクロロフ
タル酸の精製を個々の製造工程後に粗生成物として生じ
る形態で行っている。そのような粗生成物から除去する
必要がある副生成物の1つとしてとりわけヨードトリク
ロロフタル酸が記述されており、そこでは、それの除去
をフリーラジカル反応、特に塩化溶媒中で短波長のUV
光による照射を行うことで実現化している。他の不純物
を除去する目的で他の精製段階が記述されている。そこ
でもまた高価で費用がかかる工程段階配列が再び欠点に
なっている。
【0009】従って、本発明の目的は、ハロゲン化フタ
ル酸およびそれの誘導体の製造で、一方ではこの上に記
述した欠点を持たずそして他方ではさらなる不純物が本
質的に全く生じない製造方法を提供することであった。
【0010】ここに、ハロゲン化フタル酸およびそれの
誘導体を製造する方法を見い出し、この方法は、ハロゲ
ン化剤(halogenating agent)によ
る任意に置換されていてもよいフタル酸またはそれの誘
導体のハロゲン化を触媒としてヨウ素含有化合物を存在
させて100から160℃の温度の発煙硫酸中で行うこ
とを特徴とする。
【0011】本発明に従う方法を好適には110から1
50℃、特に120から140℃の温度で実施する。
【0012】この使用するフタル酸およびそれの誘導体
は同一もしくは異なる置換基で例えば1置換から4置換
されていてもよい。挙げることができる置換基の例はヨ
ウ素、臭素またはCOOHである。
【0013】好適には、未置換のフタル酸もしくは未置
換の無水フタル酸を用いる。誘導体は好適には無水物、
エステルまたは塩を意味するとして理解する。無水物が
特に好適である。本発明に従うハロゲン化は例えば塩素
化、臭素化またはヨウ素化などである。
【0014】反応温度で気体状であるか或は容易に揮発
し得るハロゲン化剤を用いる場合、この反応を加圧下、
好適には5バールに及ぶ圧力下で実施することも可能で
ある。
【0015】塩素化の場合、塩素化剤として好適には気
体状Cl2を用い、これを一般に発煙硫酸の中に通す。
この手順は常圧または加圧下、好適には5バールに及ぶ
圧力下で実施可能である。
【0016】臭素化の場合、ハロゲン化剤として好適に
はBr2を用いる。
【0017】ヨウ素化の場合、好適にはI2を用いるか
或はヨウ素を放出する化合物を用いる。特に好適にはヨ
ウ素を用いる。他の可能なヨウ素化剤は、例えばI2
ICl、ICl3、KIおよびNaIなどである。
【0018】このハロゲン化で使用するハロゲン化剤量
は、一般に、フタル酸またはそれの誘導体の芳香H原子
または適宜他の置換基をどれくらいハロゲン原子で置き
換えるかに依存する。H原子または置換基(置換基は特
にハロゲン原子を意味すると理解されるべきである)を
1個のみ交換する場合、ハロゲン化剤を、その使用する
フタル酸またはそれの誘導体1モル当たり好適には1か
ら1.5モル、特に1から1.2モル用いる。H原子ま
たは置換基を2個交換する場合、個々のハロゲン化剤
を、その使用するフタル酸またはそれの誘導体1モル当
たり好適には2から3モル、特に2から2.4モル用い
る。
【0019】H原子または置換基を3個交換する場合、
個々のハロゲン化剤を、その使用するフタル酸またはそ
れの誘導体1モル当たり好適には3から4.5モル、特
に3から3.6モル用いる。
【0020】H原子または置換基を4個交換する場合、
個々のハロゲン化剤を、その使用するフタル酸またはそ
れの誘導体1モル当たり好適には4から6モル、特に4
から4.8モル用いる。
【0021】本発明に従う方法では、特に好適にはハロ
ゲン化剤としてCl2またはBr2をその使用する無水フ
タル酸1モル当たり特に4から4.8モルの量で用いて
ハロゲン化を実施する。
【0022】本発明に従う方法で用いる発煙硫酸は、好
適にはSO3含有量が5から65重量%、特に15から
65重量%の発煙硫酸である。
【0023】本発明に従って用いる触媒は、特に塩素化
の場合、例えばヨウ素、ヨウ素含有ハロゲン間化合物、
例えばICl3もしくはIClなど、または芳香族ヨウ
素化合物、例えばヨウ化トルエン類、ヨウ化安息香酸、
または特にヨウ化フタル酸またはそれの誘導体、或はそ
れらの混合物であってもよい。ヨウ化フタル酸は揮発せ
ずかつ生じる触媒活性化合物も揮発性を示さず、従って
反応条件下で反応混合物から出て行く可能性がないこと
から、ヨウ化フタル酸を用いる方が、例えばヨウ素、ヨ
ウ化物または塩化ヨウ素などを用いるよりも有利であ
る。好適には塩素化で、ヨウ化フタル酸またはそれの誘
導体を触媒として用いる場合にハロゲン化を受けさせる
目的で用いるフタル酸もしくはフタル酸誘導体(遊離
体)は、好適には、ヨウ素原子類またはヨウ素原子以外
はその使用する触媒と同じ、特にその触媒と全く同じも
のである。この場合、好適には、そのような遊離体はヨ
ウ素原子またはヨウ素原子類ではなくHおよび/または
ハロゲン、特にH、ClまたはBrを含有する。そのよ
うなヨウ素含有化合物は、特に好適には、テトラヨード
フタル酸、または特に無水テトラヨードフタル酸に相当
する。触媒として用いるヨウ素またはヨウ素含有化合物
を一般に触媒量、好適にはその使用するフタル酸または
それの誘導体を基準にして1から10重量%の量で用い
る。
【0024】触媒として好適に用いるテトラヨードフタ
ル酸、特にそれの無水物は、スイス特許第50 177
号から既に公知であり、例えばヨウ素とフタル酸または
それの誘導体、特にそれの無水物をヨウ素の量がその使
用するフタル酸またはそれの誘導体1モル当たり一般に
4から8モルになるように用いて100から180℃の
温度の発煙硫酸中で反応させることなどで製造可能であ
る。その発煙硫酸のSO3含有量は、好適には60から
70重量%である。生じたテトラヨードフタル酸または
それの無水物を、例えばスイス特許第50 177号に
記述されている如く単離した後、触媒として本発明に従
う方法に添加してもよい。しかしながら、好適には、こ
のテトラヨードフタル酸またはそれの無水物の中間的単
離を実施しないで、本発明に従う方法で使用するフタル
酸またはそれの無水物を添加した後、反応を継続する。
【0025】塩化もしくは臭化フタル酸を製造する本発
明に従う方法で、ハロゲン化を受けさせるべき任意に置
換されていてもよいフタル酸またはそれの誘導体がヨウ
化フタル酸またはそれの誘導体である場合、この化合物
を好適には触媒として同様に用いる。
【0026】使用するH2SO4とフタル酸もしくは誘導
体の好適な重量比は1:3から1:7である。
【0027】本発明に従う方法ではまたいろいろなハロ
ゲン原子を持たせたハロゲン化フタル酸を製造すること
も可能である。このように、例えば、モノ−、ジ−およ
びトリクロロフタル酸をヨウ素または臭素と反応させる
ことができ、このような反応では、相当するヨード−ク
ロロ置換もしくはブロモ−クロロ置換フタル酸が生じ
る。
【0028】本発明に従う方法が終了した時点(これを
例えばGCまたはHPLCなどで決定する)で、一般
に、その反応混合物を水で注意深く希釈して濾過するこ
とでそれの処理を行う。この濾液は着火残渣量が低いこ
とから発煙硫酸に再処理可能である。
【0029】本発明に従う方法で製造したハロゲン化フ
タル酸およびそれの誘導体は副生成物含有量が特に低い
ことを特徴とする。
【0030】このように、例えば、本発明に従う方法に
よる塩素化の場合、ヨードトリクロロフタル酸またはそ
れの無水物の含有量は1%未満である。本発明に従う方
法ではまた不純物の含有量も有意に低下した。従って、
このように結果として入手可能なハロゲン化フタル酸の
純度は、好適には>99%である。
【0031】本発明は更に本発明に従う方法で製造した
ハロゲン化フタル酸およびそれの誘導体、特に無水物を
染料、顔料、殺菌・殺カビ剤、そして難燃性ポリエステ
ルおよびエポキシ樹脂を製造するための中間生成物とし
て、並びに塗料における難燃添加剤として使用すること
にも関する。
【0032】本発明はまたこのようにして製造したハロ
ゲン化フタル酸もしくはそれの誘導体を用いて作られた
染料にも関し、ここでは特に、上記染料を、本質的に公
知様式で、本発明に従って製造したハロゲン化フタル酸
またはそれの誘導体と芳香族オルト−もしくはペリ−ジ
アミン類を縮合させることで得る。本発明は更に本発明
に従う少なくとも1種の染料で染色されたプラスチック
にも関する。特に熱可塑材、例えばビニルポリマー類、
セルロースエステル、ポリエステルおよびポリアミド
類、特にポリスチレン、スチレン/アクリロニトリルコ
ポリマー類、スチレン/ブタジエンコポリマー類、スチ
レン/ブタジエン/アクリロニトリルターポリマー類、
ポリメタアクリル酸メチルなどを意味するとして理解さ
れるべきである上記プラスチックを、好適には、バルク
状態で染色する。バルク染色は、特に、例えば押出し機
などを用いてプラスチックの溶融組成物に染料を混合す
る方法か、或はプラスチックを製造するための出発成
分、例えば重合前のモノマー類などに前以て染料を添加
しておく方法を意味するとして理解する。
【0033】
【実施例】実施例1 590gの20%濃度発煙硫酸と148g(1モル)の
無水フタル酸と8g(0.05モル)のヨウ化カリウム
から成る初期混合物の中に120から130℃の温度で
15時間かけて312g(4.4モル)の塩素を通し
た。反応が終了した時点で反応混合物を冷却し、そして
温度が50℃より高くならないようにゆっくりと360
mlの水を滴下した。その結果として生じた生成物を濾
別し、水で洗浄した後、乾燥させた。純度が>99%の
無水テトラクロロフタル酸を、使用した無水フタル酸を
基準にして理論値の94%得た。
【0034】実施例2 この手順は、ヨウ化カリウムの代わりにヨウ素を6g
(0.05モル)導入しそして塩素を130℃の温度で
16時間かけて流し込む以外は実施例1と同様であっ
た。反応中、無水テトラクロロフタル酸が細長い針状形
態で沈澱して来た。その結果として生じた純度が>99
%の無水テトラクロロフタル酸を、使用した無水フタル
酸を基準にして理論値の95%の収率で得た。
【0035】実施例3 この手順は、触媒として無水テトラヨードフタル酸を6
5g(0.1モル)用いそして塩素を120℃の温度で
15時間かけて流し込む以外は実施例1と同様であっ
た。反応過程中、無水テトラクロロフタル酸が細長い針
状形態で沈澱して来た。収率は、使用した無水フタル酸
を基準にして理論値の97%であった。純度は>99%
である。
【0036】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0037】1. ハロゲン化フタル酸またはそれの誘
導体の製造方法であって、ハロゲン化剤による未置換も
しくは置換フタル酸またはそれの誘導体のハロゲン化を
触媒としてヨウ素含有化合物を存在させて100から1
60℃の温度の発煙硫酸中で行う方法。
【0038】2. 該ハロゲン化を110−150℃の
温度で実施する第1項記載の方法。
【0039】3. 該ハロゲン化を120−140℃の
温度で実施する第1項記載の方法。
【0040】4. 使用するフタル酸およびそれの誘導
体が未置換であるか或はヨウ素、臭素およびCOOHか
ら成る群の同一もしくは異なる置換基で1置換から4置
換されている第1項記載の方法。
【0041】5. 使用するフタル酸またはそれの誘導
体が未置換である第1項記載の方法。
【0042】6. 該フタル酸誘導体として無水物を用
いる第1項記載の方法。
【0043】7. 該発煙硫酸がSO3を5から65重
量%含有する第1項記載の方法。
【0044】8. 該発煙硫酸がSO3を15から65
重量%含有する第1項記載の方法。
【0045】9. 該ハロゲン化剤としてBr2または
Cl2を用いて該ハロゲン化を実施する第1項記載の方
法。
【0046】10. 該触媒をその使用するフタル酸ま
たはそれの誘導体を基準にして1から10重量%の量で
用いる第1項記載の方法。
【0047】11. 該触媒としてヨウ素、ヨウ化カリ
ウム、ヨウ化ナトリウム、ICl、ICl3または芳香
族ヨウ素化合物またはそれらの混合物を用いる第1項記
載の方法。
【0048】12. 該触媒としてヨウ化フタル酸また
はそれの誘導体を用いる第1項記載の方法。
【0049】13. 該触媒としてテトラヨードフタル
酸またはそれの無水物を用いる第1項記載の方法。
【0050】14. 染料、顔料、殺菌・殺カビ剤、ま
たは難燃性を示すポリエステルおよびエポキシ樹脂を製
造する方法であって、第1項記載の方法で製造したハロ
ゲン化フタル酸またはそれの誘導体を中間生成物として
用いる方法。
【0051】15. 塗料を製造する方法であって、第
1項記載の方法で製造したハロゲン化フタル酸またはそ
れの誘導体を難燃添加剤として塗料に添加する方法。
【0052】16. 第1−13項の方法で製造したハ
ロゲン化フタル酸またはそれの誘導体を用いて作られた
染料。
【0053】17. 第16項記載の染料で染色された
プラスチック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 307/89 C07D 307/89 A C08J 3/20 C08J 3/20 C C09B 47/10 C09B 47/10 C09K 21/08 C09K 21/08 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 シユテフアン・ミヒヤエリス ドイツ51519オーデンタール・ムツツブロ イヒヤーシユトラーセ15アー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン化フタル酸またはそれの誘導体
    の製造方法であって、ハロゲン化剤による未置換もしく
    は置換フタル酸またはそれの誘導体のハロゲン化を、触
    媒としてヨウ素含有化合物を存在させて100から16
    0℃の温度の発煙硫酸中で行う方法。
  2. 【請求項2】 染料、顔料、殺菌・殺カビ剤、または難
    燃性を示すポリエステルおよびエポキシ樹脂を製造する
    方法であって、請求項1記載の方法で製造したハロゲン
    化フタル酸またはそれの誘導体を中間生成物として用い
    る方法。
  3. 【請求項3】 塗料を製造する方法であって、請求項1
    記載の方法で製造したハロゲン化フタル酸またはそれの
    誘導体を難燃添加剤として塗料に添加する方法。
  4. 【請求項4】 請求項1の方法で製造したハロゲン化フ
    タル酸またはそれの誘導体を用いて作られた染料。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の染料で染色されたプラス
    チック。
JP14110397A 1996-05-23 1997-05-16 ハロゲン化フタル酸およびそれの誘導体の製造方法 Pending JPH1081645A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
DE1996120797 DE19620797A1 (de) 1996-05-23 1996-05-23 Verfahren zur Herstellung von halogenierten Phthalsäuren und deren Derivaten
DE19620797.5 1996-05-23

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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DE19620797A1 (de) 1997-11-27
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