JPH1081105A - ハーフブレーキ付きキャスター - Google Patents

ハーフブレーキ付きキャスター

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JPH1081105A
JPH1081105A JP26136996A JP26136996A JPH1081105A JP H1081105 A JPH1081105 A JP H1081105A JP 26136996 A JP26136996 A JP 26136996A JP 26136996 A JP26136996 A JP 26136996A JP H1081105 A JPH1081105 A JP H1081105A
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JP
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caster
axle
wheel
support yoke
brake
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JP26136996A
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Minoru Suzuki
実 鈴木
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NANSHIN KK
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NANSHIN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は車輪の回転を常時、適当に制動する
ようにしたハーフブレーキ付きキャスターを提供する。 【解決手段】 支持ヨークと、この支持ヨークの一側部
に立設され、取付軸基端部を嵌挿させるための収納筒
と、この支持ヨークの一部を水平に貫通するようにして
設けられた受孔と、この受孔を貫通するようにして設け
られた連結ピンを介して受孔に回転自在に取着された一
対の車輪と、上記受孔近傍から突出し車輪の車軸の周面
に常時、押しつけられるようにして設けられた制動部材
とを具備してなることを特徴とする。 【効果】 制動部材を設けたことにより椅子等が不用意
に後方等に移動されてしまうことを防止することがで
き、また、構造的に単純で製造コストの軽減を図ること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪の回転を常
時、適当に制動するようにしたキャスターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の椅子、ベッド、テーブルの脚部先
端に取着されるキャスターは回転がスムーズに行われる
ように図られ、これにより椅子、ベッド、テーブルを自
由に移動できるようにしている。しかし、接地面に対す
るキャスタの滑動は、床面の素材によって変わるもので
あり、特にキャスターが回転しすぎる場合には、椅子が
不意に移動したりする虞れがあった。そのため、従来に
おいては、板バネを車輪の支軸周面に常時、押しつけら
れるようにした構造のものも提案されているが、構造的
に複雑となり、製造コストの上昇を招くなどの問題があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたものであって、簡単な構造で車輪の回転を
抑えて床面に対して回転力を抑えることができるように
したハーフブレーキ付きキャスターを提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はそのため、車輪
の車軸に押しつけられるように付勢された制動部材を支
持ヨークに一体に設ける、という手段を講じた。即ち、
請求項1の発明では、取付軸を旋回自在に軸受した支持
ヨークの左右に回転可能な車輪を軸支してなるハーフブ
レーキ付きキャスターにおいて、上記支持ヨークの側面
に、車輪と連動する車軸の周面に常時、押しつけられる
ように付勢された制動部材を一体に突設してなる、とい
う技術的手段を講じている。また、請求項2の発明で
は、該制動部材が該車輪の車軸の周面に対し、1または
複数個所で押しつけられるように、支持ヨークに1また
は複数設けられている、という技術的手段を講じてい
る。請求項3の発明では、支持ヨークに左右に突出する
連結ピンが固定されると共に、該連結ピンの両端に車軸
を介して車輪が回転自在に連結されてなり、制動部材
が、車輪の車軸の周面を囲う円筒体の内面に設けられて
いる、という技術的手段を講じている。更に、請求項4
の発明では、制動部材が車輪の車軸の周面を囲う円筒体
の内面に凸条として設けられると共に、円筒体には該凸
条に沿ってスリットが形成されている、という技術的手
段を講じている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のハーフブレーキ
付きキャスターの実施例について図面を参照しつつ説明
する。ここで、図1ないし図3は第1実施例を示すもの
であって、図1は要部を断面で示す一部切欠正面図、図
2は側面図、図3はキャスター本体のみを取出して示す
斜視図である。
【0006】この第1実施例のキャスター1は、支持ヨ
ーク2と、該支持ヨーク2の一側部に立設され、取付軸
3の基端部を嵌挿させ旋回自在に支持する収納筒4と、
支持ヨーク2の下方で左右方向に水平に穿設された受孔
5と、この受孔5に嵌合固着され両端を左右に突出する
連結ピン6と、連結ピン6に回転自在に取着された一対
の車輪7と、受孔5の近傍から突出し車輪7の車軸8の
周面に常時、押しつけられるように付勢された制動部材
9とからなっている。
【0007】支持ヨーク2は図3に示すようにほぼ半円
形に湾曲させたプレート状のカバ一10と、このカバー
10内部を中央で2分するようにして設けられた仕切り
壁11とからなり、この仕切り壁11の中央下部を水平
に貫通するようにして受孔5が穿設されている。収納筒
4は、図3に示すように支持ヨーク2の一側部で一体に
設けられており、椅子などの被取付物に固着するための
取付軸3が旋回自在に設けられている。
【0008】次ぎに、一対の車輪7はそれぞれ軸心に中
空筒状の車軸8が突設されていて、前記連結ピン6の両
端部が車軸8に嵌合し、車軸8が連結ピン6に回転自在
に取り付けられ車軸8を介して車輪7が回転するように
なっている。すなわち、連結ピン6の両端近傍には断面
円弧状の環状溝12が形成されており、他方、車軸8の
中空部内壁にも、この環状溝12の形状に対応する環状
リブ13が突設されていて、これら環状溝12と環状リ
ブ13との係合により一対の車輪7が支持ヨーク2に回
転自在に取着されている。
【0009】制動部材9は本実施例の場合、断面やや円
弧状の突片からなり、受孔5の上方位置からほぼ水平に
突出するようにして形成され、図1に示すように、その
内面が車輪7の車軸8の周面に常時、押しつけられるよ
うに設けられている。即ち、車軸8が同一断面で水平に
延出している場合には制動部材9は車軸と重なるように
傾斜して設けられ、制動部材9が車軸8の周面に押しつ
けられる。
【0010】また、制動部材9が水平に延出している場
合には車軸8の外周が車輪側に向かって漸次幅広に拡大
して、制動部材9が車軸8に押しつけられるなどの構成
が採られる。このキャスターでは、車輪7の車軸8の周
面に対し、制動部材9の押しつける力が常に働いている
から、車輪の回転力を抑えたキャスターを得ることがで
きる。
【0011】図4ないし図6は本発明の第2実施例を示
すものであって、図4は要部を断面で示す一部切欠正面
図、図5は側面図、図6はキャスター本体のみを取出し
て示す斜視図である。この第2実施例は、上記第1実施
例と制動部材の構成を変えた異なる実施例である。
【0012】すなわち、第2実施例においては、制動部
材19aが第1実施例の制動部材が車輪7の車軸8を囲
う円筒体19の内壁面の一部に長手方向の凸条として形
成されている。その他の構成については上記実施例1と
同様であるから、同一符号を付すことにより説明を省略
する。
【0013】また、凸条19aの位置についても上記実
施例1と同様の変更が可能である。また、必要に応じ
て、この円筒体19の一部にスリットを形成して凸条1
9aの押圧力に弾性を持たせてもよい。本実施例からな
るキャスターにおいても、車輪7の車軸8の周面に対
し、制動部材19aの押しつける力が常に働いているか
ら、回転力を抑えることができ、滑りやすい床面などに
おいてキャスタが不用意に移動してしまう等の虞れがな
い。
【0014】図7ないし図9は本発明の第3実施例を示
すものであって、図7は要部を断面で示す一部切欠正面
図、図8は側面図、図9はキャスター本体のみを取出し
て示す斜視図である。この第3実施例も、制動部材の構
成を変えた異なる実施例である。
【0015】すなわち、上記第2実施例においては、車
輪7の車軸8を囲う円筒体19の内壁面の一か所に凸条
を形成し、これを制動部材19aとしたが、第3実施例
においては、同様の制動部材19aが円筒体19の内壁
面に円周に沿って2か所形成されていること、さらにそ
れらの間にスリット20が形成されていることである。
その他の構成については上記実施例2と同様であるか
ら、同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0016】また、凸条19aの位置についても、図示
のように制動部材19aをそれぞれ対向する位置に形成
させる以外に上記実施例1と同様に任意の変更が可能で
ある。 本実施例からなるキャスターにおいても、車輪
7の車軸8の周面に対し、制動部材19aによる押圧力
が常に働いているから、キャスターの回転力を弱めるこ
とができる。
【0017】図10ないし図12は本発明の第4実施例
を示すものであって、図10は要部を断面で示す一部切
欠正面図、図11は側面図、図12はキャスター本体の
みを取出して示す斜視図である。この第4実施例も、制
動部材の構成を変えた異なる実施例である。
【0018】すなわち、上記第3実施例においては、車
輪7の車軸8を囲う円筒体19の内壁面の2か所に凸条
を形成し、これを制動部材19aとしたが、第4実施例
においては、同様の制動部材19aが円筒体19の内壁
面に3か所形成され、さらにそれらの間にスリット20
が形成されていることである。その他の構成については
上記実施例3と同様であるから、同一符号を付すことに
より説明を省略する。
【0019】また、凸条19aの位置についても、図示
のように制動部材19aをそれぞれ対向する位置に形成
させる以外に上記実施例1と同様に任意の変更が可能で
ある。 本実施例からなるキャスターにおいても、車輪
7の車軸8の周面に対し、制動部材19aによる押圧力
を常に働かせることができる。なお、本発明は上記実施
例に限らず、その他この発明の要旨を変更しない範囲で
種々設計変更しうること勿論である。例えば、凸条から
なる制動部材19aを必要に応じて円筒体19の内壁面
に4か所以上形成することも可能である。
【0020】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明に係わるキャ
スターは、支持ヨークの受孔近傍に制動部材を突設し、
これを車輪の車軸の周面に対し押圧力が常に働くように
したから、簡単な構成でキャスター回転力を弱めること
ができる。また、円筒体を設ける場合には、車輪の車軸
をガイドすることができ安定した回転を得ることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わるキャスターの要部
を断面で示す一部切欠正面図。
【図2】図1のキャスターの側面図。
【図3】図1のキャスター本体のみを取出して示す斜視
図。
【図4】本発明の第2実施例に係わるキャスターの要部
を断面で示す一部切欠正面図。
【図5】図4のキャスターの側面図。
【図6】図4のキャスター本体のみを取出して示す斜視
図。
【図7】本発明の第3実施例に係わるキャスターの要部
を断面で示す一部切欠正面図。
【図8】図7のキャスターの側面図。
【図9】図7のキャスター本体のみを取出して示す斜視
図。
【図10】本発明の第4実施例に係わるキャスターの要
部を断面で示す一部切欠正面図。
【図11】図10のキャスターの側面図。
【図12】図10のキャスター本体のみを取出して示す
斜視図。
【符号の説明】
1…キャスター 2…支持ヨーク 3…取付軸 4…収納筒 5…受孔 6…連結ピン 7…車輪 8…車軸 9…制動部材 10…カバー 11…仕切り壁 12…環状溝 13…環状リブ 19…円筒体 19a…制動部材 20…スリット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付軸を旋回自在に有する支持ヨークの
    左右に回転可能な車輪を軸支してなるハーフブレーキ付
    きキャスターにおいて、 上記支持ヨークの側面に、車輪と連動する車軸の周面に
    押しつけられるように付勢された制動部材を一体に突設
    してなることを特徴とするハーフブレーキ付きキャスタ
    ー。
  2. 【請求項2】 該制動部材が該車輪の車軸の周面に対
    し、1または複数個所で押しつけられるように、支持ヨ
    ークに1または複数設けられていることを特徴とする請
    求項1記載のハーフブレーキ付きキャスター。
  3. 【請求項3】 支持ヨークに左右に突出する連結ピンが
    固定されると共に、該連結ピンの両端に車軸を介して車
    輪が回転自在に連結されてなり、 制動部材が、車輪の車軸の周面を囲う円筒体の内面に設
    けられていることを特徴とする請求項1または2に記載
    のハーフブレーキ付きキャスター。
  4. 【請求項4】 制動部材が車輪の車軸の周面を囲う円筒
    体の内面に凸条として設けられると共に、円筒体には該
    凸条に沿ってスリットが形成されていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のハーフブレーキ付きキャス
    ター。
JP26136996A 1996-09-10 1996-09-10 ハーフブレーキ付きキャスター Expired - Lifetime JP3205741B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010247720A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Building Research Institute キャスター
JP2011088545A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Tok Bearing Co Ltd 制動装置

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JP2010247720A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Building Research Institute キャスター
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