JPH1080365A - 薩摩揚げ等の自動油揚装置 - Google Patents

薩摩揚げ等の自動油揚装置

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JPH1080365A
JPH1080365A JP24042296A JP24042296A JPH1080365A JP H1080365 A JPH1080365 A JP H1080365A JP 24042296 A JP24042296 A JP 24042296A JP 24042296 A JP24042296 A JP 24042296A JP H1080365 A JPH1080365 A JP H1080365A
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fried
disk
frying
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JP24042296A
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Kiichiro Sato
紀一郎 佐藤
Eijiro Sato
栄二郎 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で回転盤の円板より油面に浮上し
た揚物素材を排出側に向けて移動する。 【解決手段】 油揚げ用の鍋体2と、この鍋体内におい
て油揚げされて浮上した揚物素材Sを加熱しつつ移送す
る移送鍋部4とを有する自動油揚装置において、鍋体内
に回動可能に装設される回転盤15の円板16を移送鍋
部側に所定の角度で斜状に設けて、油面OL上に浮上し
た揚物素材を移送鍋部に向けて強制移動可能に構成した
こと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、薩摩揚げ、天ぷ
ら、コロッケ等(以下、これらを総称して揚物という)
を自動的に油揚げする油揚装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の揚物を自動的に油揚げす
る油揚装置としては、例えば特公昭56−45607号
公報がある。この公報に開示された油揚機70は、図1
0および図11に示すように揚物の素材Sを自動的に油
揚げするため、食用油を貯溜し加熱する鍋体71に対し
て、食用油中を沈降する揚物素材Sを受承する回転盤7
2を略水平状に回転可能に装設し、また、食用油中を浮
上する揚物素材Sを押し沈めるための押付盤73を回転
盤72と略同一軸心で往復回動と食用油内外の往復上下
運動との複合運動を可能に装設したもので、この押付盤
73はその作動軸74に連繋した上下往復運動機構75
と往復回動運動機構76により作動され、鍋体71の投
入口71aより揚物素材Sが投入されると同素材Sは回
転している回転盤72上に一旦沈没し、同回転盤72が
図示時計方向へ回動される過程で揚物素材Sは油面に浮
上してくる。この油面に浮上した揚物素材Sは回転盤7
2の回転力を受けることなく浮上した位置でほとんど停
止している。このため押付盤73の往復回動と食用油内
外の往復上下運動との複合運動により、揚物素材Sは浮
沈されながら次第に時計方向へ送られながら油揚げされ
ていく。そして、揚物素材Sが押付盤73に連繋された
移送盤77に到達すると、上下往復運動と直線運動をし
ている同移送盤77により揚物素材Sは浮沈されなが
ら、引上げ網状コンベヤ78へ送られ、この時、揚物素
材Sは完全に油揚げされ、引上げ網状コンベヤ78の回
転により油切りされながら引揚げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の油揚機70では鍋体71に投入された油揚素材Sが
回転盤72上に沈没され、同回転盤72の回動過程で同
素材Sが油面に浮上すると浮上した位置でほとんど停止
していることから、押付盤73の往復回動と食用油内外
の往復上下運動との複合運動により、揚物素材Sは浮沈
されながら次第に時計方向へ送られながら油揚げされる
ものであるが、この上下往復運動機構75と往復回動運
動機構76を装設することは、構成が複雑となって油揚
機70がコスト高となり、また、メインテナンスを要す
る問題があった。本発明は、上記従来の問題点を解決す
るためになされたもので、上記押付盤により揚物素材が
移動されるのではなく簡単な構成で回転盤の円板より油
面に浮上した揚物素材を排出側に向けて移動することの
できる薩摩揚げ等の自動油揚装置を提供することを目的
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、請求項1の発明は、油揚げ用の鍋体
と、この鍋体内において油揚げされて浮上した揚物素材
を加熱しつつ移送する移送鍋部とを有する自動油揚装置
において、鍋体内に回動可能に装設される回転盤の円板
を前記移送鍋部側に所定の角度で斜状に設けて、油面上
に浮上した揚物素材を移送鍋部に向けて強制移動可能に
構成したことである。これにより、この回転盤の円板の
傾斜に対する油面は移送鍋部側では深く、その反対側で
は浅くなり、この深い側の投入口より投入された薩摩揚
げ等の素材は円板上に沈降し、同円板が浅い側に回動す
る過程で油揚げされて揚物素材は浅い側で油面に浮上さ
れて行く。この浮上された揚物素材は例えば円板が従来
のように水平回転される場合では、この浮上した揚物素
材は円板の回転力を受けることなくその浮上位置に滞留
するため、順次浮上してくる揚物素材が重ね状に引っ付
いて不良品となるものであるが、円板を傾斜したことに
より、浮上側は浅いことから、浮上した揚物素材は円板
の回転力を受けて積極的に移送鍋部側へ移送され、素材
相互が重ね状となることが解消されて製品品質を向上す
ることができ、また、従来の押付盤を排除することがで
きて装置コストを低減することができる。請求項2の発
明は、移送鍋部は鍋体を角度4等分した特定区分の側方
に延出形成するとともに、この移送鍋部に配設され、交
互にボックスモーションが与えられて素材を移送する第
1移送部材と第2移送部材の端部側を前記特定区分に位
置するように構成したことである。これにより、回転盤
の円板を傾斜状にしたことに関連して、移送鍋部に配設
される第1移送部材および第2移送部材を、円板の回転
に規制を受けることなく、特定区分側に位置寄せするこ
とができるので、揚物素材の浮上から第1移送部材およ
び第2移送部材による終端に至る油揚げ時間を短縮され
て自動油揚げの能率を向上できるとともに、油揚装置の
設置面積を減縮することができる。
【0005】
【実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面にした
がって説明すると、図1は自動油揚装置の平面図、図2
は図1の断面図、図3は鍋体2側の拡大断面図を示すも
ので、この自動油揚装置の装置本体1の上部側には所定
の深さを有する有底円筒形状の鍋体2が配設され、この
鍋体2を角度4等分した図示上部右側の1/4D区分位
置(図8参照)には側方(鍋体2の接線方向)に向けて
同鍋体2と連続して鍋体2の底部と同位の底部を有する
樋形状の移送鍋部3が形成され、さらに、この移送鍋部
3の端部には斜状に搬出部4が形成されている。なお、
この鍋体2と移送鍋部3の下部側には図示はしないが燃
焼室が設けられている。
【0006】この鍋体2の底部の中心部には所定の径を
有する軸筒部5が上下方向に所定の長さで油密に取付け
られている。また、この軸筒部5には回転盤15を取付
ける回転軸6が挿通されている。この回転軸6は装置本
体1の下部側の支台1aに配設された駆動モータ7にチ
エーン8により連繋駆動される減速機9の出力軸(図示
せず)側にフランジ10を介して連結されるとともに、
この減速機9を取付けた略方形状の支持板11はその対
応する縁11a,11b側の左右の角部が支台1aに着
脱可能に取付けられた取付調節ボルト12a,12bに
より取付け支持され、この取付調節ボルト12b側は取
付調節ボルト12a側より短く調節されて同支持板11
は図示右側(移送鍋部3側)に所定の角度で傾斜されて
いる。そして、この支持板11に対し直角状に連結され
た回転軸6は軸筒部5に挿通されて上方へ所定の長さ突
出され、同軸筒部5内で傾斜した状態で回転可能に支承
されている。このように支承された回転軸6の上端には
所定の径の取付支板13が直角状に取付られて同取付支
持板13は支持板11と平行に設けられ、同取付支板1
3を介して回転盤15が取付けられている。
【0007】この回転盤15は鍋体2に嵌込み可能な円
板16とこの円板16の中心部に取付けられる筒状キャ
ップ体17とからなり、この円板16の中心部に軸筒部
5を挿通可能とする挿通孔が貫設され、この挿通孔回り
には取付支板13に取付けられる頂板17aを有する筒
状キャップ体17が溶着手段により取付けらけている。
なお、この回転盤15には図示はしないが多数の小孔が
貫設されている。このように設けられた回転盤15は回
転軸6の上端側の取付支板13に冠状にして同取付支板
13と筒状キャップ体17の頂板17aとが重合されて
止着されている。この取付け状態で円板16は鍋体2内
において、図8および図9に示すように鍋体2の中心で
直交するx,y軸で区分されるA,B,C,D区分にお
いて、同円板16はA,D側に所定の角度(支持板11
の調節角度とほぼ同角度)で傾斜されている。このよう
に取付けられた回転盤15は回転軸6の回転で傾斜角度
を維持した状態で時計方向に回転される。
【0008】また、鍋体2と連続する樋状の移送鍋部3
には移送機構20が配設されている。この移送機構20
は移送鍋部3内に配設される第1移送部材21と第2移
送部材22とこの移送部材21,22を駆動する駆動部
30とより構成されている。この第1移送部材21およ
び第2移送部材22は図1および図8に示すように鍋体
2のD区分(特定区分ともいう)まで延出されている。
この第1移送部材21は図 に示すように略横長U字形
状に形成された細い金属棒からなる移送棒23の複数本
を所定の間隔で平行に配設し、各移送棒23の両端はそ
れぞれ結合棒24a,24bにより一連に連結され、こ
の結合棒24a,24bの一端は連結棒25により連結
して形成されている。また、第2移送部材22は略横長
の凸字形状に形成された細い金属棒からなる移送棒26
の多数本を所定の間隔で平行に配設し、各移送棒26の
両端はそれぞれ結合棒27a,27bにより一連に連結
され、両結合棒27a,27bの一端は連結棒28によ
り連結して形成されている。この両連結棒25,28は
同一側に取付けられて移動鍋部3の側壁3a側の下方に
配設された駆動部31に連繋支持されている。
【0009】この駆動部31は、例えば装置本体1の下
部側部に張出し状に設けられた支台(図示せず)上に設
けられるもので、この支台には所定の間隔で対をなして
上下方向に連動される上下移動調節手段が設けられ、こ
の上下移動調節手段の対をなすねじ部材30間には基板
32が取付けられ、同基板32上に駆動部31が装設さ
れている(図6および図7参照)。
【0010】この基板32上の両端側には第1移送部材
21を連繋支持するための軸受部材(ダブル状のもの)
33a,33bが取付けられ、この軸受部材33a,3
3b間には第2移送部材22を連繋支持するための軸受
部材(ダブル状のもの)34a,34bが取付けられ、
これら各軸受部材33a,33b,34a,34bはほ
ぼ等間隔に配設されている。そして,この軸受部材33
a,33bには回転軸35a,35bが、また、軸受部
材34a,34bには回転軸36a,36bがそれぞれ
回転可能に支承されている。また、この基板32の図示
右側(搬出部4側)には例えば搬出部4に配設される網
状コンベヤ55とチェーン40を介して連繋駆動するた
め、略L形状の取付部材37aと回動可能に取付けられ
た支持部材37bとからなる支持ブラケット37が取付
けられ、同支持部材37bの端部には軸を介したテンシ
ョン鎖車38が回転可能に取付けられている。
【0011】また、回転軸35bの外側となる端部には
テンション鎖車38と対応して連繋鎖車39aが取付け
られ、その内側には連繋鎖車39bが取付けられてい
る。また、回転軸36b,36aには連繋鎖車39a,
39bと対応して連繋鎖車39d,39cおよび連繋鎖
車39e,39fがそれぞれ取付けられ、また、回転軸
35aには連繋鎖車39fと対応して連繋鎖車39gが
取付けられている。このように取付けられた連繋鎖車3
9aには網状コンベヤ55の駆動源側に掛装されたチェ
ーン40が掛合され、また、連繋鎖車39b,39c、
連繋鎖車39d,39eおよび連繋鎖車39f,39g
にはそれぞれチェーン41a,41b,41cが掛合連
繋されている。
【0012】また、回転軸35a,35bの内側となる
端部にはクランクピン42aを有するクランクアーム4
2が取付けられ、また、回転軸36a,36bの内側と
なる端部にはクランクピン43aを有するクランクアー
ム43がそれぞれ対応して取付けられ、このクランクピ
ン43aとクランクピン43aとは角度180度位相し
て取付けられている。そして、このクランクピン42a
にはブラケット44a,44bが回転可能に取付けら
れ、また、クランクピン43aにもブラケット45a,
45bが回転可能に取付けられている。また、このブラ
ケット44a,44bの中央部には内側に向けて所定の
長さの支板46a,46bが取付けられ、この支板46
a,46b間には支持板47が取付けられている。ま
た、ブラケット45a,45b間には支持板48が取付
けられて、両支持板47,48は所定の間隔で並設さ
れ、この支持板47には所定の間隔で第1移送部材21
の作動杆49a,49bが所定の長さで立設され、ま
た、支持板48にも第2移送部材22の作動杆50a,
50bが所定の長さでそれぞれ立設されている。このよ
うに立設された作動杆49a,49bの上端には移送鍋
部3の側壁3側の上方へ臨んで第1移送部材21の連結
棒25を連結した支持杆51a,51bが取付けられ、
また、作動杆50a,50bの上端側にも移送鍋部3の
側壁3側の上方へ臨んで第2移送部材22の連結棒28
を連結した支持杆52a,52bが取付けられている。
【0013】このように設けられた支持板47,48に
はクランクアーム42,43の回転により交互に平行運
動(ボックスモーション)が与えられ、この支持板4
7,48に立設した作動杆49a,49b、50a,5
0bを介して移送鍋部3に配設された第1移送部材21
および第2移送部材22の水平棒23a,26aは排出
部4側に向けて交互にボックスモーションが与えられ、
この移送機構20の下流側の排出部4には網状コンベヤ
55が配設されている。
【0014】この網状コンベヤ55は移送鍋部3の端部
側より図示上斜状に配設され、図示しない駆動装置によ
り作動される駆動スプロケット56と、移送鍋部3の底
部側で食用油の油面下に位置する従動スプロケット57
との間に掛装されたチェーン(図示せず)に金網58が
取付けられており、この金網58には所定の間隔で揚物
を掻揚げる掻揚げ片59が取付けられている。
【0015】次に、上記のように構成された自動油揚装
置の作用について説明すると、先ず、鍋体2および移送
鍋部3に食用油を所定の油面位置OLまで注ぎ、移送機
構20での上下移動調節手段を操作して第1移送部材2
1および第2移送部材22の各移送棒23,26の水平
棒23a,26aの油面OLに対する高さを調節する。
そして、燃焼装置に点火して油を適温に加熱するととも
に、それぞれの駆動装置を作動させる。そして、薩摩揚
等の所定の形状、例えば偏平状に形成した揚物素材Sを
鍋体2の平面4区分した投入口側であるA区分より順次
投入すると、揚物素材Sは食用油中を沈降して回転盤1
5の円板16上に達し、同揚物素材Sは回転盤15の回
転により時計方向へ回転しつつB区分側へ移送される。
【0016】この回転盤15の円板16は図8および図
9に示すようにx,y線で区分したx線方向でA,D区
分側に所定の角度で傾斜した状態で回動され、この円板
16に対する油面OLはA,D区分側では深く、B,C
区分側では浅くなっている。したがって、この回転盤1
5がA区分よりB区分側への移動過程で揚物素材Sは油
揚げされて順次浮上されていく。ここで、このB,C区
分側では円板16に対する油面OLが浅いことから、B
区分に浮上した揚物素材Sは円板16の回転力を受けて
浮上した位置に滞留することなくC区分側へ移送され、
さらに、C区分でも回転力を受けてD区分側へ移送され
る。
【0017】このD区分には移送鍋部3に配設された第
1移送部材21と第2移送部材22の延出部が位置さ
れ、この両移送部材21,22の水平棒23a,26a
には駆動部31により交互にボックスモーションが与え
られて、網状コンベヤ55側へ移動する場合は、その移
送棒23,26の水平棒23a,26aは油面OLより
下に位置して移動し、リターン側では油面OLより上昇
する動きを交互に行っており、このD区分に達した揚物
素材Sは移送棒23,26の水平棒23a,26aとに
より、常時油面OLより下に位置した状態で油揚げされ
つつ、ほぼ一定の時間で網状コンベヤ55に達し、同網
状コンベヤ55により順次掻揚げられて油切りされなが
ら排出されて、適宜収納容器に収容される。
【0018】このように鍋体2を角度4等分したD区分
の側方に延出する移送鍋部3を連続して形成し、この鍋
体2内には移送鍋部3側であるA,D区分側に傾斜され
る回転盤15を移送鍋部3側に向けて回転可能に設ける
ことで、この回転盤15の傾斜された円板16に対する
油面OLはA,D区分側では深く、B,C区分側では浅
くなり、このA区分より投入された薩摩揚げ等の揚物素
材Sは円板16上に沈降し、同円板16がB区分側に回
動する過程で油揚げされて揚物素材Sは順次B区分で油
面OLに浮上されて行く。この浮上された揚物素材Sは
例えば円板16が従来のように水平回転される場合で
は、この浮上した揚物素材Sは円板16の回転力を受け
ることなくその浮上位置に滞留するため、順次浮上して
くる揚物素材Sが重ね状に引っ付いて不良品となるもの
であるが、円板16を傾斜したことにより、浮上側の
B,C区分では油面OLは円板16に対し浅いことか
ら、このB,C側に浮上した揚物素材Sは円板16の回
転力を受けて積極的にD区分側へ移送され、揚物素材S
相互が重ね状となることが解消されて製品品質を向上す
ることができ、また、従来の押付盤を排除することがで
きて装置コストを低減することができる。
【0019】また、回転盤15の円板16を傾斜状にし
たことに関連して、移送鍋部3に配設される移送機構2
0の第1移送部材21および第2移送部材22を、円板
16の回転に規制を受けることなく、D区分側に位置寄
せすることができるので、揚物素材Sの浮上から第1移
送部材21および第2移送部材22による終端に至る油
揚げ時間を短縮することができて自動油揚げの能率を向
上できるとともに、油揚装置の設置面積を減縮すること
ができる。
【0020】なお、上記実施形態においては、減速機9
の支持板11を取付調節ボルト12a,12bにより所
定の角度に取付調節するように例示したが、これに限定
するものではなく、例えば図4(a)(b)に示すように立上
り片60aと所定の角度で傾斜する傾斜片60bとから
なる対をなす支持ブラケット60により減速機9を支持
板11を介して支持する構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動油揚装置の平面図である。
【図2】同じく断面図である。
【図3】鍋体側の拡大断面図である。
【図4】(a)(b)減速機を傾斜状に支持する別態様の図で
ある。
【図5】移送機構の第1移送部材と第2移送部材の斜視
図である。
【図6】移送機構の駆動部の平面図である。
【図7】移送機構の駆動部の側面図である。
【図8】回転盤の円板の作用を説明する平面図である。
【図9】同じく側面図である。
【図10】従来の油揚機の断面図である。
【図11】同じく平面図である。
【符号の説明】
2 鍋体 3 移送鍋部 15 回転盤 16 円板 21 第1移送部材 22 第2移送部材 D 鍋体を角度4等分した特定区分 S 揚物素材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油揚げ用の鍋体と、この鍋体内において
    油揚げされて浮上した揚物素材を加熱しつつ移送する移
    送鍋部とを有する自動油揚装置において、鍋体内に回動
    可能に装設される回転盤の円板を前記移送鍋部側に所定
    の角度で斜状に設けて、油面上に浮上した揚物素材を移
    送鍋部に向けて強制移動可能に構成したことを特徴とす
    る薩摩揚げ等の自動油揚装置。
  2. 【請求項2】 前記移送鍋部は前記鍋体を角度4等分し
    た特定区分の側方に延出形成するとともに、この移送鍋
    部に配設され、交互にボックスモーションが与えられて
    揚物素材を移送する第1移送部材と第2移送部材の端部
    側を前記特定区分に位置するように構成したことを特徴
    とする請求項1の薩摩揚げ等の自動油揚装置。
JP24042296A 1996-09-11 1996-09-11 薩摩揚げ等の自動油揚装置 Pending JPH1080365A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018225859A1 (ja) * 2017-06-08 2018-12-13 株式会社ニチレイフーズ フライヤーおよび該フライヤーを用いた油ちょう食品の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018225859A1 (ja) * 2017-06-08 2018-12-13 株式会社ニチレイフーズ フライヤーおよび該フライヤーを用いた油ちょう食品の製造方法

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