JPH107971A - 液性化チョーク - Google Patents
液性化チョークInfo
- Publication number
- JPH107971A JPH107971A JP19517596A JP19517596A JPH107971A JP H107971 A JPH107971 A JP H107971A JP 19517596 A JP19517596 A JP 19517596A JP 19517596 A JP19517596 A JP 19517596A JP H107971 A JPH107971 A JP H107971A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mixture
- calcium carbonate
- solvent
- chalk
- powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 粉が飛散せず、手を汚さずに使用でき、ガラ
スのように平滑な面にも使用できるチョークを実現す
る。 【解決手段】 炭酸カルシウムの粉末とアルコール性溶
剤との攪拌混合液をつくり、これを筒状の容器1につ
め、その先端に混合液が浸透できる芯2あるいは、筆先
をとりつけた筆記用具。
スのように平滑な面にも使用できるチョークを実現す
る。 【解決手段】 炭酸カルシウムの粉末とアルコール性溶
剤との攪拌混合液をつくり、これを筒状の容器1につ
め、その先端に混合液が浸透できる芯2あるいは、筆先
をとりつけた筆記用具。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、炭酸カルシウム
の粉末と溶剤を混合し、これを顔料とする筆記用具(液
体チョーク)、およびその液体顔料の製造方法。
の粉末と溶剤を混合し、これを顔料とする筆記用具(液
体チョーク)、およびその液体顔料の製造方法。
【0002】
【従来の技術】従来のチョークは、固体状の炭酸カルシ
ウムを、黒板面にこすりつけ、その微細な粉末を、黒板
表面の微小な凹凸に残留させ記録を行なうものであっ
た。しかし、このような従来の固体状のチョークは、使
用時に炭酸カルシウムの微粉が飛散し、人の呼吸器や
眼、皮膚、衣服などに多大な影響を及ぼす。特にチョー
クを長期間、日常的に使用する学校教師には、呼吸器疾
患が多いと言われている。また、チョークの微粉は、A
V機器やコンピューター等の精密電子機器の故障の原因
にもなっている。さらに、原料の炭酸カルシウムの製造
時に起因する残留水酸化物により皮膚が荒れることも少
なくない。加えて、従来のチョークではガラスのような
平滑な面への使用も困難である。
ウムを、黒板面にこすりつけ、その微細な粉末を、黒板
表面の微小な凹凸に残留させ記録を行なうものであっ
た。しかし、このような従来の固体状のチョークは、使
用時に炭酸カルシウムの微粉が飛散し、人の呼吸器や
眼、皮膚、衣服などに多大な影響を及ぼす。特にチョー
クを長期間、日常的に使用する学校教師には、呼吸器疾
患が多いと言われている。また、チョークの微粉は、A
V機器やコンピューター等の精密電子機器の故障の原因
にもなっている。さらに、原料の炭酸カルシウムの製造
時に起因する残留水酸化物により皮膚が荒れることも少
なくない。加えて、従来のチョークではガラスのような
平滑な面への使用も困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、粉が飛散
せず、手が汚れないチョークの開発が望まれながらも末
だ実現していないのが現状である。さらに、鏡面のよう
に平滑な面には使用できないという問題点もある。本発
明はこれらの解決をめざしたものである。
せず、手が汚れないチョークの開発が望まれながらも末
だ実現していないのが現状である。さらに、鏡面のよう
に平滑な面には使用できないという問題点もある。本発
明はこれらの解決をめざしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】炭酸カルシウムの粉末と
アルコール性溶剤との撹拌混合液をつくり、これを筒状
の容器につめ、その先端に混合液が浸透できる芯や筆先
をつけて筆記用具(チョークペン)とすることにより、
発明を完成することができた。
アルコール性溶剤との撹拌混合液をつくり、これを筒状
の容器につめ、その先端に混合液が浸透できる芯や筆先
をつけて筆記用具(チョークペン)とすることにより、
発明を完成することができた。
【0005】
【発明の実施の形態】以上の原理、構造なので、炭酸カ
ルシウムの微粒が、アルコール性溶剤とともに、毛管現
象により芯や筆先をのぼる。これで、板面に文字や図を
描くと、溶剤が瞬時に揮発し、炭酸カルシウムだけが白
い軌跡となって残る。この軌跡は、他の筆記ペンと異な
り、凝集剤を含まない炭酸カルシウムの粉粒体のみで構
成されるため、拭き取りも容易で、乾いた布や湿った
布、従来の黒板消しで簡単に拭き取ることができる。こ
のように手を汚さず粉を飛散させずに、板面への記録が
可能である。
ルシウムの微粒が、アルコール性溶剤とともに、毛管現
象により芯や筆先をのぼる。これで、板面に文字や図を
描くと、溶剤が瞬時に揮発し、炭酸カルシウムだけが白
い軌跡となって残る。この軌跡は、他の筆記ペンと異な
り、凝集剤を含まない炭酸カルシウムの粉粒体のみで構
成されるため、拭き取りも容易で、乾いた布や湿った
布、従来の黒板消しで簡単に拭き取ることができる。こ
のように手を汚さず粉を飛散させずに、板面への記録が
可能である。
【0006】
(A)炭酸カルシウムの粉末とアルコール性溶剤との撹
拌混合液をつくる。 (ア)アルコール性溶剤には、メチルアルコール、エチ
ルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール
性水酸基をもつ有機溶剤、および、それらと水との混合
溶液を使用してもよい。 (イ)アルコール性溶剤に代え、他の有機溶剤を使用し
てもよい。 (ウ)分散剤を混合させてもよい。 (エ)樹脂類等の凝集剤は混合しない。 (オ)この混合液に各種の着色染料や着色顔料を混ぜて
もよい。 (B) (A)の混合液を容器1に入れる。容器1の先
端に浸透性のある芯2をとりつける。 (ア)浸透性のある芯2には、天然や人工の繊維を固め
た、通気性のあるフエルト質の芯を使用してもよい。 (イ)浸透性のある芯2は、繊維を束ねて筆先状の構造
としてもよい。 (ウ)容器1の内部には、使用時に混合液の撹拌を容易
にするために、ガラス製、金属製、セラミックス製、プ
ラスチック製の球を入れてもよい。 (エ)容器1の液体充填部分だけを、ねじ込みやはめ込
み方式によって交換できる構造としてもよい。
拌混合液をつくる。 (ア)アルコール性溶剤には、メチルアルコール、エチ
ルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール
性水酸基をもつ有機溶剤、および、それらと水との混合
溶液を使用してもよい。 (イ)アルコール性溶剤に代え、他の有機溶剤を使用し
てもよい。 (ウ)分散剤を混合させてもよい。 (エ)樹脂類等の凝集剤は混合しない。 (オ)この混合液に各種の着色染料や着色顔料を混ぜて
もよい。 (B) (A)の混合液を容器1に入れる。容器1の先
端に浸透性のある芯2をとりつける。 (ア)浸透性のある芯2には、天然や人工の繊維を固め
た、通気性のあるフエルト質の芯を使用してもよい。 (イ)浸透性のある芯2は、繊維を束ねて筆先状の構造
としてもよい。 (ウ)容器1の内部には、使用時に混合液の撹拌を容易
にするために、ガラス製、金属製、セラミックス製、プ
ラスチック製の球を入れてもよい。 (エ)容器1の液体充填部分だけを、ねじ込みやはめ込
み方式によって交換できる構造としてもよい。
【0007】
【発明の効果】この発明により、手で直接触れることな
くチョークを使用することができ、従来のように筆圧を
かけなくても、なめらかな筆記が可能である。また、使
用時に、チョークの微粉が飛散することは皆無である。
さらに、従来の固形チョークでは、ガラス板やプラスチ
ック板のように表面が平滑な板面には記録が困難であっ
たが、このような表面性状の板面へのチョークの使用も
可能となった。筆記後の軌跡は、炭酸カルシウムの粉粒
体の集まりだけによって構成されるため、軽く触れるだ
けで簡単に拭い去ることができる。湿った布等により、
軽く拭うだけで、粉を飛散させることなく拭き消すこと
ができる。
くチョークを使用することができ、従来のように筆圧を
かけなくても、なめらかな筆記が可能である。また、使
用時に、チョークの微粉が飛散することは皆無である。
さらに、従来の固形チョークでは、ガラス板やプラスチ
ック板のように表面が平滑な板面には記録が困難であっ
たが、このような表面性状の板面へのチョークの使用も
可能となった。筆記後の軌跡は、炭酸カルシウムの粉粒
体の集まりだけによって構成されるため、軽く触れるだ
けで簡単に拭い去ることができる。湿った布等により、
軽く拭うだけで、粉を飛散させることなく拭き消すこと
ができる。
【図 1】 本発明の混合液を入れる筆記用具の断面図
1 容器 2 芯
Claims (1)
- 【請求項1】 炭酸カルシウムの粉末と溶剤を撹拌
した混合液を塗布する筆記用具
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19517596A JPH107971A (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 液性化チョーク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19517596A JPH107971A (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 液性化チョーク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH107971A true JPH107971A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=16336699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19517596A Pending JPH107971A (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 液性化チョーク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH107971A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006070195A (ja) * | 2004-09-03 | 2006-03-16 | Hokkaido | チョーク |
-
1996
- 1996-06-19 JP JP19517596A patent/JPH107971A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006070195A (ja) * | 2004-09-03 | 2006-03-16 | Hokkaido | チョーク |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN109181397A (zh) | 一种湿法抗眩光涂层及其制备方法 | |
JPH107971A (ja) | 液性化チョーク | |
CN104275963B (zh) | 一种环保儿童涂鸦棒 | |
CN206317603U (zh) | 一种美术用的电动调色器 | |
CN205890385U (zh) | 一种画笔 | |
JPH07133457A (ja) | チョーク液 | |
US3588260A (en) | Crayon and color media | |
JP2002085151A (ja) | 容 器 | |
KR101477236B1 (ko) | 스크린 겸용 친환경 물칠판 시스템 | |
JPS6033036Y2 (ja) | 石鹸用スライド転写紙 | |
CN210356003U (zh) | 一种陀螺玩具 | |
CN2151876Y (zh) | 便携式胶水笔 | |
CN106218298B (zh) | 一种水墨陶瓷画制作新方法 | |
USRE7907E (en) | Improvement in copying-pencils | |
CN201816336U (zh) | 一种多功能塑料书写纸板及书写文具 | |
CN208896756U (zh) | 一种方便使用的树脂玩具用颜料盒 | |
US192555A (en) | Improvement in copying-pencils | |
JP3016200U (ja) | 絵画用あるいは立体造形用の水分を含有する材料を接着させるためのボード | |
JP3411837B2 (ja) | 水性ボールペン用レフィール | |
CN2180493Y (zh) | 绘画宣纸板 | |
JPH0139703B2 (ja) | ||
JPS62121778A (ja) | 水溶性着色材組成物 | |
KR200387237Y1 (ko) | 성명기재부가 형성된 휴대용 물품 | |
JP2004233944A (ja) | 粉状人工プラークの製造方法 | |
CN1042959A (zh) | 千次书画纸及其制作方法 |