JPH10792A - 閉塞可能なノズルを介して加圧材料の誘発ジェットを放出する装置 - Google Patents

閉塞可能なノズルを介して加圧材料の誘発ジェットを放出する装置

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JPH10792A
JPH10792A JP9060915A JP6091597A JPH10792A JP H10792 A JPH10792 A JP H10792A JP 9060915 A JP9060915 A JP 9060915A JP 6091597 A JP6091597 A JP 6091597A JP H10792 A JPH10792 A JP H10792A
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JP
Japan
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nozzle
jet
deformable member
pressure
ink
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Application number
JP9060915A
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English (en)
Inventor
Thierry Colombat
テイエリイ・コロンバ
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Markem Imaje SAS
Original Assignee
Imaje SA
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトであり、正確かつ反復的なジェッ
トの停止及び開始を保証しながらノズルの正確な閉塞を
行うことができる、閉塞可能なノズルを介して加圧材料
の誘発ジェットを放出する装置を提供する。 【解決手段】 ノズルは前記材料が通過して制御手段の
作用下でジェットの形成を可能にするように加圧される
装置のキャビティ(140)と連通することができ、誘
発手段(125)がジェットを連続するエレメントに分
割するためにノズルの付近に置かれている装置であっ
て、誘発手段とノズルとの間に置かれており、制御手段
が材料のジェットの放出を許容しないときにはノズルを
閉塞し、制御手段がジェットの放出を許容するときには
ノズルを開放するように設計及び配置されている変形可
能な部材(150)を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、閉塞可能なノズル
による加圧材料の誘発されたジェットの放出を可能にす
る装置に関する。このような装置は、とりわけインクジ
ェット式プリンタの印刷ヘッドを製造するのに使用され
る。
【0002】実際、インクジェット式プリンタは、その
名が示すように、噴射ノズルを用いてインクのジェット
または滴を発生させる。ノズルの上流におけるインクの
圧力を操作することによって、ノズルの孔を通して流体
の流れを開始したり、停止することができる。停止や開
始の品質は、主に、これらの段階中の圧力の移行時間に
よって左右される。圧力値の明白な移行によって、始動
時にジェットの優れた方向性を得ることができ、ジェッ
トの停止時にノズルの出口でインクが沈殿するのを防ぐ
ことができる。
【0003】停止モードから印刷モードへの移行には、
いくつかの問題が生じる。すなわち、 ・電磁弁を構成する圧力回路上の従来のパイロット手段
では、移行段階の反復性を得ることが難しい。
【0004】・停止後にノズルによって流体が流れ出
し、ジェットの迅速な安定化を妨げる。室温が変わる
と、ノズルと電磁弁との間に残っているインクが膨張
し、ノズルから流体が流れ出し、ジェットの再始動を妨
げる虞れがある。
【0005】・高速乾燥タイプインクを使用すると、長
時間の停止後にはノズルが詰まる。
【0006】これらの欠点を解消するために、すでにさ
まざまな解決策が提案されている。これらの解決策の一
つは、次の作動段階までノズルを閉めてしまう方法であ
る。
【0007】以下の資料によって、ノズルが詰まるリス
クを解消するために提案された解決策をまとめることが
できる。
【0008】文献EP−A−54905は、印刷用のイ
ンクが磁気流体である場合に、大気がそこに入りこむの
を防ぐためにジェットの放出ノズルの電磁式閉鎖手段の
利用法を記している。特に、どのように磁気流体のため
の供給回路の問題を解決するかを説明している。
【0009】特許US−A−4199767は、磁界に
よってノズルの前に移動できるプレートで構成されてい
るノズルの閉塞手段について記している。同様の方法
が、IBM Technical Disclosur
e Bulletin、第18巻、第12号、1976
年5月にも紹介されている。しかしながら、ここで提案
されているような、孔を塞ぐために二つの堅固な部分を
接触させるというシステムでは、長時間停止していた後
に接触部をはがすためには、十分な電磁力を備えること
が必要であり、これらの接触部の周辺のインクの残留物
が乾いてしまう虞れもある。
【0010】文献FR−A−2540044は、並進運
動エレメントのロッドに取り付けられた柔軟な部分を備
えた電磁弁を用いてノズルを閉塞するという方法につい
て述べている。この機能は、ノズルの開閉頻度で滴を発
生させるために使用される。この方法は、偏流連続ジェ
ットテクノロジーを使用する場合について、文献WO9
1/00808の中でも触れられている。この場合、電
磁制御式並進運動エレメントは、柔軟部分を介してノズ
ルに押し付けられた形になり、停止している間は大気か
らインクを隔離することができる。この方法では、イン
クの流出とノズルの出口でのインクの乾燥を防ぐことが
できる。さらに、ノズルの開放は、インクのキャビティ
が確立された圧力下におかれ、その結果、ジェットの安
定した迅速な始動が可能になるときに行われる。停止時
にキャビティ内に空気が閉じ込められることを防ぎ、ジ
ェットの始動時に空気とインクの霧化現象を取り除くこ
とができる。反対に、この方法には、一方ではジェット
の誘発用アクチュエータと、もう一方では閉塞手段全体
の収納のために場所をとることから重大な欠点がある。
ノズルの上流にあるキャビティは、同軸的に、あるいは
ノズルに向かって収束する二つの別々の軸に沿って、こ
れら二つの機能を受け取らなければならない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術によるこれ
らの装置が有している欠点を解消するために、本発明
は、装置の誘発機能に関連する特殊性を有しているノズ
ルの閉塞装置の設置を提案する。本発明による装置は、
コンパクトであるという利点を持っている。またこの装
置は、正確かつ反復的なジェットの停止及び始動を保証
しながら、ノズルの正確な閉塞を行うことができる。さ
らにその利用に必要な部品数が少ないという補足的な利
点もある。
【0012】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明は、
少なくとも一つの放出孔を備えたノズルによりジェット
状の材料放出を可能にする装置であって、ノズルは材料
が通過して制御手段の作用下でジェットの形成を可能に
するように加圧される装置のキャビティと連通すること
ができ、ジェットを連続するエレメントに分割するため
に誘発手段(moyens de stimulation)がジェットの近傍
に位置しており、材料のジェットが放出されないときに
ノズルを閉塞する手段が設けられており、閉塞手段(moy
ens d'obturation)は、誘発手段とノズルの間に置かれ
て誘発手段に連動する変形可能な部材で構成されてお
り、この変形可能部材は、 ・制御手段が材料ジェットの放出を許容しないときには
ノズルの閉塞位置にあり、 ・制御手段が材料ジェットの放出を許容するときにはノ
ズル開放位置にある二安定作用を有するように材料に加
えられる圧力に相関付けされて機械的に設計されている
装置に関する。
【0013】ジェットの放出がキャビティ内の圧力によ
って制御される場合には、変形可能部材は、誘発手段と
ノズルとの間に位置する部分を備えており、この部分
が、ノズルに対して前記部分が相対的に移動することを
許容するベローズに接続されており、このベローズは、
そのいずれか一つの面上にキャビティ内の材料の圧力が
加えられ、ジェットの放出を許容しない材料の圧力につ
いては変形可能部材の部分がノズルを閉塞し、ジェット
の放出を許容する材料の圧力については変形可能部材の
部分がノズルから離れるような機械的特性を有してい
る。
【0014】誘発手段は、細長い本体を有しており、ベ
ローズがこの細長い本体を取り囲んでおり、細長い本体
とベローズと変形可能部材の部分との間の空間が気体を
閉じ込めることができるようにこの細長い本体に対し密
閉して固定されている。
【0015】有利には、ジェットの放出が許容されない
場合には、変形可能部材の前記部分がノズルの上にかぶ
さり、前記部分とノズルとの間に密閉手段(moyens d'et
ancheite)が設けられる。
【0016】他の変形例によれば、制御手段は、変形可
能手段に作用してノズルを閉塞するあるいは開放するた
めにアクチュエータを備えることができる。このアクチ
ュエータはまた、ジェットの誘発手段として役立つ。
【0017】アクチュエータは、有利には、変形可能部
材がノズルを開放させるための直流電圧とジェットを誘
発できる交流電圧とを受ける手段を備えた圧電エレメン
トあるいは電磁エレメントとすることができる。
【0018】この変形例の望ましい実施形態によれば、
ノズルは、ノズルプレートに収容されており、変形可能
部材は、その周辺で装置内に保持された膜であり、ノズ
ルプレートと膜とアクチュエータとがノズルに心合わせ
されている積み重ねられたエレメントを形成し、ノズル
プレートは、前記材料の導入ダクトと接触する主要面の
一つと、膜に隣接した主要面の他の一つを有しており、
前記材料を通すためにノズルプレートの二つの主要面間
が連通している。
【0019】ここで、応用例として、インクジェット式
のプリンタの印刷ヘッドの詳細を説明するが、これは他
の材料の誘発されたジェットの放出にも応用することが
できる。添付の図面を参照しながら本発明をさらにわか
りやすく説明する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明によって提案される解決策
を、ここでは文献FR−A−2653063によって紹
介されている変調装置(dispositif de modulation)に応
用してみよう。この装置は、図1に分解組立図として示
されており、この図の右側に示されているエレメントは
通常は、左上の延長上に位置している。
【0021】装置は、印刷ヘッドの機械的構造上に固定
されるためのサポート1を備えている(文献FR−A−
2653063の図1参照)。サポート1は、インクジ
ェットの軸と一体となった軸の管状部分4を有してい
る。この管状部分4の中には、その部分4の軸と一体と
なった回転軸と一般的に円筒形の部品である筒部分3の
本体2が収納される。筒部分3には両側に軸方向の穴8
が明けられている。
【0022】本体2は、筒部分3の下部を構成してい
る。肩部5は本体2と筒部分3の上部を隔てている。本
体2には、肩5の近くに上溝6と下溝7が設けられてい
る。本体2の下端9は、ナット10をはめるためにねじ
切りされている。溝6と7の中にそれぞれ明けられてい
る放射状の穴11、12が、軸方向穴8と溝6及び7の
間の連通を確立している。
【0023】サポート1の管状部分4中に筒部分の本体
2をはめ込む前に、本体2上に連続的に、環状のジョイ
ント13、管状の補強材14と同じように環状のジョイ
ント15が一続きに並んでいる。ジョイント13と15
の平均直径は、補強材14の直径に対応している。この
ことから、ジョイント13と補強材14とジョイント1
5は積み重なる。
【0024】筒部分3の本体2には、ジョイント13、
補強材14とジョイント15が備えられており、管状部
分4の中に差し込まれており、管状部分4の下孔によっ
て本体2の先端9上にナット10がねじ留めされてい
る。ジョイント13は、筒部分の肩5上で止まり、ねじ
留め中にジョイント15に対してナットによって加えら
れる力は、補強材14を介してジョイント13上に伝わ
る。ジョイント13と15は、力の作用によって膨張す
るジョイントである。したがって、ナット10を締め付
けると、ジョイント13と15が管状部分4の内壁上に
押し当てられ、その結果、ジョイントレベルでの密閉性
とサポート1上の筒部分3の固定が確立される。ナット
10は、サポートの管状部分4に押し当てられることは
ない点に注意しなければならない。その作用は、あくま
で、ジョイント13と補強材14とジョイント15の積
み重ねに対してだけ加えられる。
【0025】補強材14には、上溝16と下溝17が設
けられている。穴18と19は、溝16と17のなかに
それぞれ径方向に明いている。組み立てると、補強材1
4の溝16と17は、それぞれ本体2の溝6と7に向か
い合って位置している。
【0026】サポート4には、管状部分4の中に加圧に
よってインクを挿入する継手21とこの同じ管状部分か
らの排出を可能にする継手22を備えている。これらの
継手21と22は、それぞれ補強材14の溝16と17
の付近に通じている。
【0027】インクのジェットを誘発することができる
共振器25は、ジョイント20を通して、穴8の上部孔
から筒部分3の中に、その先端24から差し込まれる。
共振器の他端は、外部制御部材に向かって電気ケーブル
23によって延長される。ケーブル23は、フランジ2
8の軸方向の穴の中を通る。
【0028】筒部分の中での共振器の固定は、次の要領
で行われる。ジョイント20を備えた共振器25は、ジ
ョイント20の下面が穴8の中に設けられた肩上で止ま
るまで、穴8の中に押し込まれる。このとき、共振器の
つば26はジョイント20の上面で止まる。フランジは
ケーブル23に沿ってスライドし、ねじ切りされた下部
29は、密閉ジョイント20を押さえ付けるまで穴8の
ねじ立てされた上部の中でねじ留めされる。
【0029】この装置の作動は以下のように行われる。
継手21によって噴射された加圧インクは、補強材14
の外側を浸し、筒部分の本体2の外側部分に達するため
に、穴18によって内側に入りこむ。インクは溝6の穴
11の中を通り、共振器25を浸しながら筒部分の内側
に入りこみ、筒部分の先端9に向かって誘導される。こ
の筒部分の先端には、インクの放出ノズルとして役立っ
ている軸方向の穴が空いているワッシャ(図1には示さ
れていない)が取り付けられる。装置からの排出は、穴
12を通って、本体2と補強材14の間にある管状空間
の中に、次に補強材の穴19を通って、補強材14とサ
ポートの管状部分との間にある管状空間の中に戻って行
くことによって行われる。さらに、インクは継手22を
通って排出される。
【0030】したがって、共振器25によって誘発され
るインクジェットは、装置の軸に沿って、ナット10の
下に描かれた矢印が示しているように行われる。
【0031】ナット10の中に設けられた側方向の穴と
筒部分3とフランジ28によって、インクジェットがき
ちんと一直線になるように調整を行うことができる。こ
の調整については、文献FR−A−2653063の中
に説明されている。
【0032】図2は、変調装置の筒部分103を表して
いるが、このなかにモジュレータ125が収納される。
これらのエレメントは図1に示されているタイプのもの
である。モジュレータ125は、パッキン120の介在
によってつば126を用いて筒部分103の内側肩部に
支えられている。これにはまた、モジュレータの残りの
部分より小さい直径の先端部分130を備えている。こ
のことから、肩131が存在する。つば132は、先端
部分130をモジュレータの残りの部分につなげる。
【0033】共振器125と筒部分103の間には、筒
部分の軸方向穴108の一部を構成するキャビティ14
0が存在し、その中に、穴111から入れられ、穴11
2を通して排出することができるインクを循環させるこ
とができる。キャビティ140において、インクは共振
器125の作用を受ける。
【0034】筒部分103の下端にはディスク形のプレ
ート141が固定され、ノズルを形成する中央穴142
を備えている。ノズル142は共振器125の下端12
4に向かい合って存在する。
【0035】本発明によると、変形可能な部材150
は、共振器125とノズル142の間に置かれる。変形
可能な部材150は、共振器の端部130の直径に対応
する直径のディスクの形の部分151と、共振器への連
結用環状部分152と、ベローズの役割を果たし、共振
器の端部130を取り囲む中間部分153を備えてい
る。
【0036】共振器のつば132によって、先端部分1
30上で、変形可能な部材150の心合わせを容易に行
うことができる。この変形可能な部材は、ステンレス鋼
でできており、共振器上の密閉溶接によって固定するこ
とができる。したがって、ある程度の空気の量が変形可
能な部材150と共振器の先端部分130の間に閉じ込
められる。
【0037】ディスク形の部分151の外側に固定され
たエラストマまたはテフロン(登録商標)でできた密閉
ワッシャ161が、変形可能な部材とプレート141と
の間で柔軟なインターフェースを構成する。たとえば、
ワッシャの代わりに、この部分151の外側にフッ素化
重合体による被覆を施すこともできる。
【0038】図2に示されている適用例においては、ノ
ズルの閉塞装置は受動タイプである。これは、停止及び
始動段階に筒型部分の中で確立されたさまざまな圧力に
よって作動される。ベローズ153は、閉塞装置の二安
定作動を可能にする作動行程を有している。第一の状態
のときには、プレストレスが与えられたベローズは、プ
レート141に押し当てられ、その結果ノズルが閉塞さ
れる。
【0039】第二の状態では、ベローズ153は、変形
可能な部材の部分151が共振器の先端124に押し当
てられるまで、キャビティ140の中のインクの圧力の
上昇の作用によって圧縮される。ノズル142は開放さ
れ、インクはジェットの形で放出することができる。
【0040】この措置によって、ベローズの機械的剛
性、閉鎖のプレストレス値、ベローズの有効面積といっ
たパラメータに作用することによって制御される圧力の
値においてジェットの始動と停止が可能になる。例とし
て、ベローズは、厚さ20μmのステンレス鋼薄板でつ
くることができる。
【0041】ベローズの最良の寸法決めによって、イン
ク回路の電磁弁の開放あるいは閉鎖された状態にしたが
って以下のサイクルが確立される。
【0042】・ジェットの停止。選択された圧力値での
ジェットの完全な停止と、圧力電磁弁が閉鎖している間
に排出電磁弁を開放することによるキャビティ140の
中の圧力の急激な低下。
【0043】・インクのリフレッシュ。排出電磁弁の開
放、続いて圧力電磁弁の開放によって、インクをリフレ
ッシュすることができ、ノズルは閉塞される(作動圧力
はベローズの開放限界値より小さい)。
【0044】・ジェットの始動。リフレッシュ段階での
排出電磁弁の閉鎖は、キャビティ140の中での圧力の
急激な上昇を引き起こし、定められた圧力値において、
ノズルプレート141からベローズをはがす。
【0045】インクジェットの変調装置の別の変形実施
例が図3に示されている。この装置は、フランジ50に
よってインクジェット式の印刷機に固定されており、こ
のフランジにねじ留めされた円筒形本体51を備えてい
る。変形実施例として、この装置は、円筒形本体51に
よって印刷機に固定することができる。たとえば、ケミ
カルカッティングまたはエッチングによって得ることが
できるディスク形のノズルプレート60が、本体51の
底面53の中に設けられた適応した形のスペースの中に
配置されている。底面53には中央穴52があけられ、
ここには示されていないが圧力及び排出弁を備えたイン
クの回路と通じているインクの環状の取入れダクト54
を備えている。ノズルプレート60は、高方に向かって
いる環状ダクト61を備えており、噴射ノズルを形成す
る中央穴62と環状ダクト54と61をつないでいる複
数の穴63(図では唯一つしか見えないが)があいてい
る。ダクト54と61、および連通穴63によって構成
される体積はキャビティと同等のものを形成する。
【0046】ノズルプレート60は、閉塞装置の役割を
果たす金属製の膜56によって覆われており、柔軟性フ
ィルム56(たとえばエラストマでできた)が、密閉性
を確立するために膜55とノズルプレート60の間に介
在している。膜55と柔軟性フィルム56は、フランジ
50上に本体51をねじ留めした結果として締め付けら
れることによって、周辺に保持されるディスク形のエレ
メントである。
【0047】圧電アクチュエータ70は、膜55に連動
されており、電気ケーブル71によって電気制御信号を
受け取る。変形実施例として、電磁アクチュエータを使
用することもできる。
【0048】図3に示されている装置の作動は、図2の
装置と同じである。組立て剛性が、定められた圧力値で
の安定した二つの位置を確立する。膜55とそこに接着
されている密閉柔軟性フィルム56を持ち上げることが
できるようにするために、直流電圧をアクチュエータ7
0に供給することができる。その結果、インクジェット
の放出を引き起こすためにノズルを開放する。この直流
電圧の負荷によって、より明白な圧力移行段階を得るこ
とができる。直流電圧は、ノズルの開放または閉鎖を助
けるためにプラスまたはマイナスとなることができる。
場合によっては直流電圧に交流電圧を重ねることによっ
て、金属膜55を振動させ、インクジェットを滴の連続
に分けることができる。ジェットが放出するとき、直流
電圧は、電圧値の変化によってインクの流れを変える可
能性を与える。このことから、ジェットの速度を調整す
ることができる。
【0049】こうした配慮によって、この機能を実現す
るための部品数を限定しながらも、コンパクト性という
利点を持つことができる。
【0050】本発明によって得られる利点として以下を
挙げることができる。
【0051】・作動中のジェットの圧力のふらつきを防
ぐことによってリフレッシュ及び停止段階中のジェット
の不安定性を避けることができる。
【0052】・良く知られた反復性の圧力値においてノ
ズルの開放と閉鎖を確立することによってジェットの正
確な停止と始動を行うことができる。
【0053】・キャビティの中に空気が入りこむのを防
ぐことによって空気とインクの霧化を始動時に避けるこ
とができる。
【0054】・停止時にインクの流出を防ぐことによっ
てノズルの出口の清潔さを保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術によるインクジェット式印刷ヘッド
のための誘発装置または変調装置の分解組立図である。
【図2】本発明を利用している共振器を備えた変調装置
の筒部分の縦断面図である。
【図3】本発明を利用している変調装置の別の変形実施
例を示す図である。
【符号の説明】
54、61 ダクト 55 膜 56 フィルム 60 ノズルプレート 62 中央穴 63 連通穴 70 圧電アクチュエータ 125 モジュレータ 140 キャビティ 142 ノズル 150 変形可能部材 151 ディスク形部分 153 ベローズ 161 密閉ワッシャ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの放出孔を備えるノズル
    を介してジェット状の材料放出を可能にする装置であっ
    て、前記ノズルは前記材料が通過して制御手段の作用下
    で前記ジェットの形成を可能にするように加圧される装
    置のキャビティと連通することができ、ジェットを連続
    するエレメントに分割するために誘発手段がノズル近傍
    に位置しており、材料のジェットが放出されないときに
    ノズルを閉塞する手段が設けられており、前記閉塞手段
    は、誘発手段とノズルとの間に置かれて誘発手段に連動
    する変形可能な部材で構成されており、この変形可能部
    材は、前記制御手段が材料ジェットの放出を許容しない
    ときにはノズル閉塞位置にあり、前記制御手段が材料ジ
    ェットの放出を許容したときにはノズル開放位置にある
    二安定作用を有するように前記材料に加えられる圧力に
    相関付けされて機械的に設計されている装置。
  2. 【請求項2】 ジェットの放出がキャビティ内の圧力に
    よって制御され、前記変形可能部材は誘発手段とノズル
    との間に位置する部分を備えており、この部分が、ノズ
    ルに対して前記部分の相対的移動を許容するベローズと
    接続されており、このベローズは、そのいずれか一つの
    面上にキャビティ内の材料の圧力が加えられ、ジェット
    の放出を許容しない材料の圧力については前記変形可能
    部材の部分がノズルを閉塞し、ジェットの放出を許容す
    る材料の圧力については前記変形可能部材の部分がノズ
    ルから離れるような機械的特性を有している請求項1に
    記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記誘発手段が細長い本体を備えてお
    り、前記ベローズがこの細長い本体を取り囲んでおり、
    細長い本体とベローズと変形可能部材の部分との間の空
    間が気体を閉じ込めることができるようにこの細長い本
    体に対し密閉して固定されている請求項2に記載の装
    置。
  4. 【請求項4】 前記空間の中に閉じ込められている気体
    が空気である請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 ジェットの放出が許容されない場合に
    は、前記変形可能部材の部分がノズルの上にかぶさり、
    前記部分とノズルとの間に密閉手段が設けられることを
    特徴とする請求項2に記載の装置。
  6. 【請求項6】 制御手段が、変形可能手段に作用してノ
    ズルを閉塞するあるいは開放するアクチュエータを備え
    ている請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記アクチュエータがジェットの誘発手
    段となる請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記アクチュエータが、変形可能部材に
    対してノズルを開放させるための直流電圧とジェットを
    誘発できる交流電圧とを受ける手段を備える圧電または
    電磁エレメントである請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 ノズルがノズルプレートに収容されてお
    り、変形可能部材はその周辺で装置内に保持された膜で
    あり、ノズルプレートと膜とアクチュエータとがノズル
    に心合わせされている、積み重ねられたエレメントを形
    成し、ノズルプレートの主要面の一つは、前記材料の導
    入ダクトと接触し、他の主要面は膜に隣接しており、前
    記材料を通すためにプレートのこの二つの主要面間が連
    通されている請求項6に記載の装置。
  10. 【請求項10】 膜とノズルプレートとの間に柔軟密閉
    フィルムが挿入されている請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 インクが前記材料を構成するところの
    インクジェット式プリンタの印刷ヘッドにおける請求項
    1から10のいずれか一項に記載された装置の使用。
JP9060915A 1996-03-14 1997-03-14 閉塞可能なノズルを介して加圧材料の誘発ジェットを放出する装置 Pending JPH10792A (ja)

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