JPH1076196A - 合成樹脂製スプリングとこれを用いた蓄圧式吐出弁 - Google Patents

合成樹脂製スプリングとこれを用いた蓄圧式吐出弁

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JPH1076196A
JPH1076196A JP8255563A JP25556396A JPH1076196A JP H1076196 A JPH1076196 A JP H1076196A JP 8255563 A JP8255563 A JP 8255563A JP 25556396 A JP25556396 A JP 25556396A JP H1076196 A JPH1076196 A JP H1076196A
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JP
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small
valve
diameter
short
synthetic resin
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JP8255563A
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English (en)
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Shigeru Hayakawa
早川  茂
Takaharu Tazaki
隆治 田崎
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/0005Components or details
    • B05B11/0062Outlet valves actuated by the pressure of the fluid to be sprayed
    • B05B11/0064Lift valves
    • B05B11/0067Lift valves having a valve seat located downstream the valve element (take precedence)
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1001Piston pumps
    • B05B11/1009Piston pumps actuated by a lever
    • B05B11/1011Piston pumps actuated by a lever without substantial movement of the nozzle in the direction of the pressure stroke
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
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    • B05B11/0027Means for neutralising the actuation of the sprayer ; Means for preventing access to the sprayer actuation means
    • B05B11/0032Manually actuated means located downstream the discharge nozzle for closing or covering it, e.g. shutters

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Abstract

(57)【要約】 【課題】蓄圧式吐出弁において、蓄圧式弁体を付勢する
スプリングを、小型で強力なそして蓄圧式弁体とは別体
の合成樹脂製スプリングとする。 【解決手段】蓄圧式吐出弁において、弁室24に可動に配
した一定の蓄圧式弁体25の内側又は外側に、筒の一端が
閉塞かつ他端が開放のキャップ状でかつ周壁の中途部適
所に外力で座屈状態に弾性変形する細帯状薄肉部32を周
設した合成樹脂製スプリング31、ホーン状でかつ周壁の
中間部に外力で彎曲膨出状態に弾性変形す広帯状薄肉部
を周設した合成樹脂製スプリング又は円筒状でかつ周壁
を後端以外において外力で彎曲膨出状態に弾性変形する
薄肉筒38に形成した合成樹脂製スプリングを、別体にて
装備させて、当該蓄圧式弁体25のテーパ弁座19への着座
閉弁態勢を維持させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製スプリ
ングとこれを用いた蓄圧式吐出弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液体を収容した容器体の口頸部に
装着して使用するトリガー式噴霧器は、社会一般に広く
使用され、既によく知られている。このトリガー式噴霧
器は、通常、ピストル形であり、本体にトリガーの指操
作で作動される加圧室と、該加圧室の上流と下流に配さ
れた吸込み弁、吐出弁と、吸込み弁に連ねて本体から垂
設された吸上げパイプと、吐出弁に連ねて本体の前端に
配された噴霧ノズルとから成り、つまり、ピストル形の
ポンプに噴霧ノズルを備えたものであって、液体を収容
した容器体の口頸部に装着して、トリガーを引いては放
すことにより、容器体内から加圧室に吸い上げた液体を
この加圧室で加圧しては噴霧ノズルから外部へと噴霧さ
せ、空になった加圧室には再び容器体内から液体を吸い
上げさせるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トリガー式
噴霧器でも、トリガーの引き初めと引き終わりにおい
て、或いは、引き方が弱い場合において、液体の圧力不
足により、良好な噴霧が得られず、また、噴霧ノズル孔
からの液垂れを生じる。この点を改善するため、本出願
人は、既に吐出弁を一定以上の液圧でのみ開弁する蓄圧
式吐出弁とすることを考えている(例えば特開平8-1319
12号公報)。この蓄圧式吐出弁は、本体の内部だけでな
く噴霧ノズル内にも設けることができるが、いずれにせ
よ、その主体となる蓄圧式弁体には、所定圧以下での開
弁を制限するためにスプリングを要し、通常は、金属製
のコイルスプリングを用いることとなるが、蓄圧式弁体
と合成樹脂で一体成形したものとすることも考えられ
る。本発明は、こうした蓄圧式吐出弁の一環として、蓄
圧式弁体を付勢するスプリングを、小型で強力なそして
蓄圧式弁体とは別体の合成樹脂製スプリングとしようと
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
【0005】上記目的達成のため、請求項1の合成樹脂
製スプリングは、筒の一端が閉塞かつ他端が開放のキャ
ップ状で、周壁の中途部適所に外力で座屈状態に弾性変
形する細帯状薄肉部32を形成したことを特徴とする。
【0006】請求項2の蓄圧式吐出弁は、一端内面にテ
ーパ弁座19を有し、他端内面に加圧液体供給用流路23を
開口した弁室24内にて、テーパ弁座19側端部にそのテー
パ弁座19を囲成する短小大径シリンダ18を、また、加圧
液体供給用流路23の開口側端部にその開口を囲成する短
小小径シリンダ21と該短小小径シリンダに内包されるス
プリング受け22とを設け、かつ、上記弁室24内には、蓄
圧式弁体25を可動に内装し、該蓄圧式弁体25は、リング
26の一面から大径スカート27を、また、他面から小径ス
カート28を突設して、その大径スカート27を上記短小大
径シリンダ18内に、また、その小径スカート28を上記短
小小径シリンダ21内に各々進退摺動自在に嵌合させ、更
に、リング26の内周から一方へと複数の連結片29を突設
し、これらの連結片の先端にテーパ弁部30を連設して、
該テーパ弁部を上記テーパ弁座19に開閉自在に着座さ
せ、そして、当該蓄圧式弁体25の内には、筒の一端が閉
塞かつ他端が開放のキャップ状でかつ周壁の中途部適所
に外力で座屈状態に弾性変形する細帯状薄肉部32を周設
した合成樹脂製スプリング31を内装して、その周壁の一
端部を上記連結片29の内側に嵌めるとともに、一端をテ
ーパ弁部30の背面に、また、他端をスプリング受け22に
当接させて、当該蓄圧式弁体25の上記テーパ弁座19への
着座閉弁態勢を維持させたことを特徴とする。
【0007】請求項3の合成樹脂製スプリングは、ホー
ン状でかつ周壁の中間部に外力で彎曲膨出状態に弾性変
形す広帯状薄肉部34を周設したことを特徴とする。
【0008】請求項4の蓄圧式吐出弁は、一端内面にテ
ーパ弁座19を有し、他端内面に加圧液体供給用流路23を
開口した弁室24内にて、テーパ弁座19側端部にそのテー
パ弁座19を囲成する短小大径シリンダ18を、また、加圧
液体供給用流路23の開口側端部にその開口を囲成する短
小小径シリンダ21と該短小小径シリンダに内包されるス
プリング受け22とを設け、かつ、上記弁室24内には、蓄
圧式弁体25を可動に内装し、該蓄圧式弁体25は、リング
26の一面から大径スカート27を、また、他面から小径ス
カート28を突設して、その大径スカート27を上記短小大
径シリンダ18内に、また、その小径スカート28を上記短
小小径シリンダ21内に各々進退摺動自在に嵌合させ、更
に、リング26の内周から一方へと複数の連結片29を突設
し、これらの連結片の先端にテーパ弁部30を連設して、
該テーパ弁部を上記テーパ弁座19に開閉自在に着座さ
せ、そして、当該蓄圧式弁体25の内には、ホーン状でか
つ周壁の中間部に外力で彎曲膨出状態に弾性変形す広帯
状薄肉部34を周設した合成樹脂製スプリング33を内装し
て、その周壁の一端部を上記連結片29の内側に嵌めると
ともに、一端をテーパ弁部30の背面に、また、他端をス
プリング受け22に当接させて、当該蓄圧式弁体25の上記
テーパ弁座19への着座閉弁態勢を維持させたことを特徴
とする。
【0009】請求項5の合成樹脂製スプリングは、円筒
状でかつ周壁を後端以外において外力で彎曲膨出状態に
弾性変形する薄肉筒38に形成したことを特徴とする。
【0010】請求項6の蓄圧式吐出弁は、一端内面にテ
ーパ弁座19を有し、他端内面に加圧液体供給用流路23を
開口した弁室24内にて、テーパ弁座19側端部にそのテー
パ弁座19を囲成する短小大径シリンダ18を、また、加圧
液体供給用流路23の開口側端部にその開口を囲成する短
小小径シリンダ21を設け、かつ、上記弁室24内には、蓄
圧式弁体25を可動に内装し、該蓄圧式弁体25は、リング
26の一面から大径スカート27を、また、他面から小径ス
カート28を突設して、その大径スカート27を上記短小大
径シリンダ18内に、また、その小径スカート28を上記短
小小径シリンダ21内に各々進退摺動自在に嵌合させ、更
に、リング26の内周から一方へと複数の連結片29を突設
し、これらの連結片の先端にテーパ弁部30を連設して、
該テーパ弁部を上記テーパ弁座19に開閉自在に着座さ
せ、そして、上記弁室24内には、上記短小小径シリンダ
21の外側に円筒状でかつ周壁を後端以外において外力で
彎曲膨出状態に弾性変形する薄肉筒38に形成した合成樹
脂製スプリング37を内装して、その周壁の後端を上記弁
室24の後壁に、また、先端を上記リング26の他面に当接
させて、当該蓄圧式弁体25のテーパ弁座19への着座閉弁
態勢を維持させたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
その1.図1乃至図4は、請求項1、請求項2の発明に係
る実施の形態を示してる。図1乃至図4において、A
は、ピストル形のトリガー式噴霧器、1は、該トリガー
式噴霧器の本体、2は、該本体の前部に枢着3して前後
揺動自在に垂設したトリガー、4は、該トリガーに面さ
せて本体1に横設したポンプシリンダ、5は、該ポンプ
シリンダに前方から内挿して末端をトリガー2と機械的
に連繋させたプランジャ、6は、ポンプシリンダ4に内
挿してプランジャ5を出方向に付勢する復帰用コイルス
プリング、7は、プランジャ5で圧縮されるポンプシリ
ンダ4内の加圧室、8は、該加圧室と連通させて本体1
の適所に配した吸込み弁、9は、該吸込み弁の上流で本
体1から垂設した吸上げパイプ、10は、該吸上げパイプ
を遊挿させて本体1の下端に回転自在に装備させた内ね
じの装着筒、11は、加圧室7と連通させて本体1の前端
に設けた噴霧ノズル、12は、該噴霧ノズル内に設けた蓄
圧式吐出弁、13は、噴霧ノズル11の前面に開閉自在に枢
着39した蓋板である。つまり、トリガー式噴霧器Aは、
蓄圧式ポンプに蓋板14付きの噴霧ノズル11を装着したも
のであり、その蓄圧手段として、噴霧ノズル内に蓄圧式
吐出弁12を内装したものである。而して、使用に当たっ
ては、液体を収容した容器体の口頸部に、装着筒10にて
螺着し、吸上げパイプ9をその容器体の底部にまで進入
させる。噴霧を得る際は、蓋板13を開蓋させ、トリガー
2に指をかけて、該トリガーを復帰用コイルスプリング
6に抗して引いては放すことにより、プランジャ2を進
退させる。これに伴い吸込み弁8及び蓄圧式吐出弁12が
働いて、蓄圧式ポンプが作動することとなり、トリガー
2を引いてプランジャ2を進入させた時には、加圧室7
内が加圧状態となり、該加圧室内の液体が所定圧以上に
加圧されたところで、蓄圧式吐出弁12が開弁してその加
圧液体が噴霧ノズル11の噴霧ノズル孔14から噴霧され
る。また、放して退出させた時には、加圧室7内が逆に
負圧化し、容器体内の液体が吸上げパイプ9を通じて加
圧室7内に吸い上げられる。なお、初回のトリガー操作
では、加圧室7内が空気で満たされているために噴霧は
得られないが、この初回の操作により加圧室7内が液体
に置換され、したがって、次回からは上述のように噴霧
が得られる。
【0012】蓄圧式吐出弁12は、噴霧ノズル11内に内装
しており、該噴霧ノズル11は、中央に噴霧ノズル孔14を
有する前壁15の周縁部に、後方へと突出する外装筒16と
嵌合内筒17と短小大径シリンダ18とを外側から内側へ順
次に配設し、かつ、前壁15の内面中央部に後方に面する
テーパ弁座19を形成して、該テーパ弁座を噴霧ノズル孔
14へと連通させており、一方、本体1の前端面に上記嵌
合内筒17と短小大径シリンダ18との間に対応させて支持
筒20を突設し、該支持筒の内外にそれら嵌合内筒17と短
小大径シリンダ18とを嵌着係止させ、また、本体1の前
端面からは、その支持筒20の内側にて短小小径シリンダ
21を突設し、該短小小径シリンダの内部にスプリング受
け22を設け、かつ、その短小大径シリンダ18内を本体1
の前端面適所に開口した流路23を介して加圧室7へと連
通させており、支持筒20乃至短小大径シリンダ18を蓄圧
式吐出弁12の弁室24としている。弁室24内には、蓄圧式
弁体25を可動に内装しており、該蓄圧式弁体は、リング
26の前面から大径スカート27を、また、後面から小径ス
カート28を突設して、大径スカート27を短小大径シリン
ダ18内に、また、小径スカート28を短小小径シリンダ21
内に各々前後摺動自在に嵌合させ、更に、リング26の内
周から前方へと複数の連結片29を突設し、これらの連結
片の先端にテーパ弁部30を連設して、該テーパ弁部を上
記テーパ弁座19に開閉自在に着座させている。そして、
蓄圧式弁体25の内には、筒の前端が閉塞かつ後端が開放
のキャップ状でかつ周壁の中途部適所に外力で座屈状態
に弾性変形する細帯状薄肉部32を周設した合成樹脂製ス
プリング31を内装して、その周壁の前端部を連結片29の
内側に嵌め、前端をテーパ弁部30の背面に、また、後端
をスプリング受け22に当接させて、当該蓄圧式弁体25の
テーパ弁座19への着座閉弁態勢を維持させている。かか
る蓄圧式吐出弁12であるから、図1、図2の閉弁状態に
おいて、蓄圧式弁体25の小径スカート28及び大径スカー
ト27内に加圧室7からの加圧液体が流入すると、短小大
径シリンダ18と短小小径シリンダ21との径差により大径
スカート27には後方へ向けて過分に液圧力が作用し、こ
の力が合成樹脂製スプリング31の弾力に勝ると、つま
り、流入した加圧液体が所定圧以上になったところで、
図3に示すように、該合成樹脂製スプリングの細帯状薄
肉部32が膨出して座屈状態に弾性変形し、蓄圧式弁体25
が後退して、テーパ弁部30がテーパ弁座19から離間し、
開弁する。これにより、この蓄圧式吐出弁12を通過した
所定圧以上の加圧液体のみが噴霧ノズル孔14から噴霧さ
れる。したがって、低圧下での液体の流出が阻止され
て、噴霧不良や液垂れを生じない。
【0013】その2.図5乃至図7は、請求項3、請求項
4の発明に係る実施の形態を示してる。この場合は、そ
の1.のものにおいて、蓄圧式吐出弁12の合成樹脂製スプ
リング33だけを異にしている。すなわち、この合成樹脂
製スプリング33は、ホーン状でかつ周壁の中間部に外力
で彎曲膨出状態に弾性変形する広帯状薄肉部34を周設
し、縮径した後端に外向きフランジ35を設けたものであ
り、その周壁の前端を連結片29の内側に嵌め、前端をテ
ーパ弁部30の背面に、また、後端の外向きフランジ35を
スプリング受け22に当接させ、かつ、後端内周をスプリ
ング受け22の突子36に嵌合させて、当該蓄圧式弁体25の
テーパ弁座19への着座閉弁態勢を維持させている。この
場合、図5の閉弁状態において、蓄圧式弁体25の小径ス
カート28及び大径スカート27内に流入した加圧液体が、
所定圧以上になったところで、図6に示すように、蓄圧
式弁体25からの力により合成樹脂製スプリング33の周壁
中間部の広帯状薄肉部34が彎曲膨出状態に弾性変形し、
当該蓄圧式弁体25が後退して、テーパ弁部30がテーパ弁
座19から離間し、開弁する。その他の構造、作用、動作
等は、その1.の場合と同じであるから、説明を省略す
る。
【0014】その3.図8乃至図10は、請求項5、請求
項6の発明に係る実施の形態を示している。この場合
は、その1.、その2.のものにおいて、蓄圧式吐出弁12の
合成樹脂製スプリング37だけを異にしている。すなわ
ち、この合成樹脂製スプリング37は、円筒状でかつ周壁
を後端以外において外力で彎曲膨出状態に弾性変形する
薄肉筒38に形成したものであり、本体1の前端面から突
出する上記支持筒20と短小小径シリンダ21との間に内装
させて、後端を本体1の前端面(弁室24の後壁)に、ま
た、先端を蓄圧式弁体25の上記リング26の後面に当接さ
せて、当該蓄圧式弁体25のテーパ弁座19への着座閉弁態
勢を維持させている。この場合、図8の閉弁状態におい
て、蓄圧式弁体25の小径スカート28及び大径スカート27
内に流入した加圧液体が、所定圧以上になったところ
で、図9に示すように、蓄圧式弁体25からの力により合
成樹脂製スプリング37の周壁中間部の薄肉筒38が彎曲膨
出状態に弾性変形し、当該蓄圧式弁体25が後退して、テ
ーパ弁部30がテーパ弁座19から離間し、開弁する。1そ
の他の構造、作用、動作等は、その1.、その2.の場合と
同じであるから、説明を省略する。
【0015】
【発明の効果】請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4、請求項5、請求項6の発明によれば、既述構成によ
り、蓄圧式弁体25を付勢するスプリングを、蓄圧式弁体
25とは別体の合成樹脂製スプリングとすることができ、
その形態により合成樹脂製ではあっても小型でしかも強
力なものとすることがとでき、支障なく小型の蓄圧式吐
出弁を形成することができる。また、合成樹脂製スプリ
ングが蓄圧式弁体25と別体であるから、使用する液体の
粘度、その他の物理的性質に対応して、或いは、噴霧域
の液圧の変更等に対応して、スプリングだけを任意に選
択、変更することができ、設計に、実用に、甚だ便利で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1、請求項2の発明に係る実施の形態
を示す縦断側面図である。
【図2】 同実施の形態における要部の拡大断面図であ
る。
【図3】 同実施の形態における同要部の動作状態を示
す拡大断面図である。
【図4】 同実施の形態における合成樹脂製スプリング
を示す一部截断拡大斜視図である。
【図5】 請求項3、請求項4の発明に係る実施の形態
を示す要部の拡大断面図である。
【図6】 同実施の形態における同要部の動作状態を示
す拡大断面図である。
【図7】 同実施の形態における合成樹脂製スプリング
を示す一部截断拡大斜視図である。
【図8】 請求項5、請求項6の発明に係る実施の形態
を示す要部の拡大断面図である。
【図9】 同実施の形態における同要部の動作状態を示
す拡大断面図である。
【図10】同実施の形態における合成樹脂製スプリング
を示す一部截断拡大斜視図である。
【符号の説明】
A…トリガー式噴霧器 1…本体 2…トリガー 3…枢着 4…ポンプシリンダ 5…プランジャ 6…復帰用コイルス
プリング 7…加圧室 8…吸込み弁 9…吸上げパイプ 10…装着筒 11…噴霧ノズル 12…蓄圧式吐出弁 13…蓋板 14…噴霧ノズル孔 15…前壁 16…外装筒 17…嵌合内筒 18…短小大径シリン
ダ 19…テーパ弁座 20…支持筒 21…短小小径シリンダ 22…スプリング受け 23…流路 24…弁室 25…蓄圧式弁体 26…リング 27…大径スカート 28…小径スカート 29…連結片 30…テーパ弁部 31…合成樹脂製スプリング 32…細帯状薄肉部 33…合成樹脂製スプリング 34…広帯状薄肉部 35…外向きフランジ 36…突子 37…合成樹脂製スプリング 38…薄肉筒 39…枢着

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒の一端が閉塞かつ他端が開放のキャッ
    プ状で、周壁の中途部適所に外力で座屈状態に弾性変形
    する細帯状薄肉部32を形成したことを特徴とする合成樹
    脂製スプリング。
  2. 【請求項2】 一端内面にテーパ弁座19を有し、他端内
    面に加圧液体供給用流路23を開口した弁室24内にて、テ
    ーパ弁座19側端部にそのテーパ弁座19を囲成する短小大
    径シリンダ18を、また、加圧液体供給用流路23の開口側
    端部にその開口を囲成する短小小径シリンダ21と該短小
    小径シリンダに内包されるスプリング受け22とを設け、
    かつ、上記弁室24内には、蓄圧式弁体25を可動に内装
    し、該蓄圧式弁体25は、リング26の一面から大径スカー
    ト27を、また、他面から小径スカート28を突設して、そ
    の大径スカート27を上記短小大径シリンダ18内に、ま
    た、その小径スカート28を上記短小小径シリンダ21内に
    各々進退摺動自在に嵌合させ、更に、リング26の内周か
    ら一方へと複数の連結片29を突設し、これらの連結片の
    先端にテーパ弁部30を連設して、該テーパ弁部を上記テ
    ーパ弁座19に開閉自在に着座させ、そして、当該蓄圧式
    弁体25の内には、筒の一端が閉塞かつ他端が開放のキャ
    ップ状でかつ周壁の中途部適所に外力で座屈状態に弾性
    変形する細帯状薄肉部32を周設した合成樹脂製スプリン
    グ31を内装して、その周壁の一端部を上記連結片29の内
    側に嵌めるとともに、一端をテーパ弁部30の背面に、ま
    た、他端をスプリング受け22に当接させて、当該蓄圧式
    弁体25の上記テーパ弁座19への着座閉弁態勢を維持させ
    たことを特徴とする蓄圧式吐出弁。
  3. 【請求項3】 ホーン状でかつ周壁の中間部に外力で彎
    曲膨出状態に弾性変形す広帯状薄肉部34を周設したこと
    を特徴とする合成樹脂製スプリング。
  4. 【請求項4】 一端内面にテーパ弁座19を有し、他端内
    面に加圧液体供給用流路23を開口した弁室24内にて、テ
    ーパ弁座19側端部にそのテーパ弁座19を囲成する短小大
    径シリンダ18を、また、加圧液体供給用流路23の開口側
    端部にその開口を囲成する短小小径シリンダ21と該短小
    小径シリンダに内包されるスプリング受け22とを設け、
    かつ、上記弁室24内には、蓄圧式弁体25を可動に内装
    し、該蓄圧式弁体25は、リング26の一面から大径スカー
    ト27を、また、他面から小径スカート28を突設して、そ
    の大径スカート27を上記短小大径シリンダ18内に、ま
    た、その小径スカート28を上記短小小径シリンダ21内に
    各々進退摺動自在に嵌合させ、更に、リング26の内周か
    ら一方へと複数の連結片29を突設し、これらの連結片の
    先端にテーパ弁部30を連設して、該テーパ弁部を上記テ
    ーパ弁座19に開閉自在に着座させ、そして、当該蓄圧式
    弁体25の内には、ホーン状でかつ周壁の中間部に外力で
    彎曲膨出状態に弾性変形す広帯状薄肉部34を周設した合
    成樹脂製スプリング33を内装して、その周壁の一端部を
    上記連結片29の内側に嵌めるとともに、一端をテーパ弁
    部30の背面に、また、他端をスプリング受け22に当接さ
    せて、当該蓄圧式弁体25の上記テーパ弁座19への着座閉
    弁態勢を維持させたことを特徴とする蓄圧式吐出弁。
  5. 【請求項5】 円筒状でかつ周壁を後端以外において外
    力で彎曲膨出状態に弾性変形する薄肉筒38に形成したこ
    とを特徴とする合成樹脂製スプリング。
  6. 【請求項6】 一端内面にテーパ弁座19を有し、他端内
    面に加圧液体供給用流路23を開口した弁室24内にて、テ
    ーパ弁座19側端部にそのテーパ弁座19を囲成する短小大
    径シリンダ18を、また、加圧液体供給用流路23の開口側
    端部にその開口を囲成する短小小径シリンダ21を設け、
    かつ、上記弁室24内には、蓄圧式弁体25を可動に内装
    し、該蓄圧式弁体25は、リング26の一面から大径スカー
    ト27を、また、他面から小径スカート28を突設して、そ
    の大径スカート27を上記短小大径シリンダ18内に、ま
    た、その小径スカート28を上記短小小径シリンダ21内に
    各々進退摺動自在に嵌合させ、更に、リング26の内周か
    ら一方へと複数の連結片29を突設し、これらの連結片の
    先端にテーパ弁部30を連設して、該テーパ弁部を上記テ
    ーパ弁座19に開閉自在に着座させ、そして、上記弁室24
    内には、上記短小小径シリンダ21の外側に円筒状でかつ
    周壁を後端以外において外力で彎曲膨出状態に弾性変形
    する薄肉筒38に形成した合成樹脂製スプリング37を内装
    して、その周壁の後端を上記弁室24の後壁に、また、先
    端を上記リング26の他面に当接させて、当該蓄圧式弁体
    25のテーパ弁座19への着座閉弁態勢を維持させたことを
    特徴とする蓄圧式吐出弁。
JP8255563A 1996-09-04 1996-09-04 合成樹脂製スプリングとこれを用いた蓄圧式吐出弁 Pending JPH1076196A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001314787A (ja) * 2000-05-11 2001-11-13 Yoshino Kogyosho Co Ltd トリガー式ポンプの製造方法及び該製造方法により製造されるトリガー式ポンプ
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