JPH1075350A - 画像読取装置およびその動作制御方法 - Google Patents

画像読取装置およびその動作制御方法

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JPH1075350A
JPH1075350A JP8246864A JP24686496A JPH1075350A JP H1075350 A JPH1075350 A JP H1075350A JP 8246864 A JP8246864 A JP 8246864A JP 24686496 A JP24686496 A JP 24686496A JP H1075350 A JPH1075350 A JP H1075350A
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JP
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image
line sensor
output
line
enlargement
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JP8246864A
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English (en)
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Yoshiki Kawaoka
芳樹 河岡
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 拡大画像を迅速に得る。 【構成】 フイルム22が搬送させられながらライン・セ
ンサ24によってフイルム22の対象画像が撮像される。拡
大モードが設定されていないときには,搬送機構2によ
ってフイルム22が標準速度で搬送させられる。フイルム
22が1ライン分搬送させられるごとに(標準周期で),
センサ24にはセンサ24からの映像信号出力を制御する信
号が与えられる。拡大モードが設定されているときに
は,標準速度に倍率の逆数を掛けて得られる速度でフイ
ルム22が搬送させられる。また標準周期に倍率の逆数を
掛けて得られる周期でセンサ24に映像信号出力を制御す
る信号が与えられる。センサ24の出力映像信号はディジ
タル画像データに変換され,1ラインごとに拡大縮小回
路28に与えられる。1ラインの画像データごとに拡大縮
小回路28において拡大処理が行なわれる。対象画像の読
取り処理と拡大処理とを並行でき,拡大画像を迅速に表
示できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,可視画像媒体とライン・セン
サとを相対的に搬送させることにより可視画像媒体に表
わされている対象画像を読取る画像読取装置に関する。
【0002】
【発明の背景】フイルム・スキャナのような画像読取装
置においては写真フイルムの搬送方向と垂直方向にライ
ン・センサが配置されている。写真フイルムまたはライ
ン・センサが搬送され,ライン・センサにより写真フイ
ルムに記録されている画像が読取られる。読取られた1
駒分の画像を表わす信号はディジタル画像データに変換
され,画像メモリに一時記憶される。
【0003】フイルム・スキャナには画像の拡大機能を
備えたものもある。このようなフイルム・スキャナでは
画像メモリに記憶されたディジタル画像データが読出さ
れ,画像データの補間処理が行なわれることにより画像
の拡大が行なわれる。一駒分の画像を表わすディジタル
画像データを画像メモリに一時記憶し,その後画像メモ
リからディジタル画像データを読出しているので拡大画
像を得るのに時間を要していた。
【0004】
【発明の開示】この発明は,拡大画像を迅速に得ること
ができるようにすることを目的とする。
【0005】この発明による画像読取装置は,可視画像
媒体に表わされている対象画像を読取り,対象画像信号
を出力するライン・センサ,上記可視画像媒体と上記ラ
イン・センサとを相対的に搬送させる搬送手段,拡大率
を設定する拡大率設定手段,上記拡大率設定手段によっ
て設定された拡大率に応じて,上記ライン・センサから
出力される上記対象画像の拡大画像を表わす拡大画像信
号を生成して出力する画像拡大手段,ならびに上記画像
拡大手段から出力される一のラインについての上記拡大
画像信号の出力終了後に上記ライン・センサから上記一
のラインの次のラインについての上記対象画像信号が出
力されるように,上記拡大率設定手段によって設定され
た拡大率にもとづいて上記ライン・センサからの上記対
象画像信号の出力タイミングおよび上記搬送手段におけ
る搬送を制御する制御手段を備えていることを特徴とす
る。
【0006】この発明は画像読取装置の動作制御方法も
提供している。すなわち,可視画像媒体に表わされてい
る対象画像を読取り,対象画像信号を出力するライン・
センサ,上記可視画像媒体と上記ライン・センサとを相
対的に搬送させる搬送手段,拡大率を設定する拡大率設
定手段,ならびに上記拡大率設定手段によって設定され
た拡大率に応じて,上記ライン・センサから出力される
上記対象画像の拡大画像を表わす拡大画像信号を生成し
て出力する画像拡大手段を備えた画像読取装置におい
て,上記画像拡大手段から出力される一のラインについ
ての上記拡大画像信号の出力終了後に上記ライン・セン
サから上記一のラインの次のラインについての上記対象
画像信号が出力されるように,上記拡大率設定手段によ
って設定された拡大率にもとづいて上記ライン・センサ
からの上記対象画像信号の出力タイミングおよび上記搬
送手段における搬送を制御することを特徴とする。
【0007】この発明によると,一のラインについての
上記拡大画像信号の出力終了後に上記ライン・センサか
ら上記一のラインの次のラインについての上記対象画像
信号が出力されるように,上記拡大率設定手段によって
設定された拡大率にもとづいて上記ライン・センサから
の上記対象画像信号の出力タイミングおよび上記搬送手
段における搬送を制御している。すなわち,拡大処理を
しない場合に比べて各ラインごとの上記ライン・センサ
からの上記対象画像信号の出力タイミングを遅くし,か
つ搬送速度を遅くしている。
【0008】これにより上記ライン・センサから得られ
る1ライン分のディジタル画像データごとに画像の拡大
処理ができる。上記ライン・センサによる上記対象画像
の読取処理と画像の拡大処理とを並行して行なうことが
可能となる。このため拡大画像を迅速に得ることができ
る。
【0009】対象画像のうち一部の画像領域を拡大する
場合には,上記対象画像のうち拡大すべき画像領域を指
定し,上記画像拡大手段は,指定された上記画像領域の
拡大画像を表わす拡大画像信号を生成して出力するもの
である。そして上記画像領域上に上記ライン・センサが
位置するときに上記画像拡大手段から出力される上記拡
大画像信号の出力終了後に上記ライン・センサから上記
対象画像信号が出力されるように,上記拡大率設定手段
によって設定された拡大率にもとづいて上記ライン・セ
ンサからの上記対象画像信号の出力タイミングおよび上
記搬送手段における搬送を制御すればよい。
【0010】これにより上記対象画像のうち一部の画像
領域の拡大画像を迅速に得ることができる。
【0011】
【実施例の説明】図1は,フイルム・スキャナの電気的
構成を示すブロック図である。
【0012】フイルム・スキャナの全体の動作はCPU
10によって統括される。
【0013】フイルム・スキャナは写真フイルム22に記
録されている対象画像を拡大または縮小して表示または
プリントできる。拡大率および縮小率を設定するための
設定器11がフイルム・スキャナに設けられている。拡大
率が設定されたモードを拡大モード,縮小率が設定され
たモードを縮小モードという。この設定器11の設定を表
わす信号はCPU10に与えられる。またフイルム・スキ
ャナは写真フイルム22に記録されている対象画像のうち
の一部を拡大または縮小することもできる。拡大または
縮小する領域を指定するための操作装置(マウス、キー
ボードなど)12がフイルム・スキャナに設けられてい
る。この操作装置12から出力される領域指定信号もCP
U10に与えられる。
【0014】光源21と撮像レンズ23との間に,読取るべ
き対象画像が記録されている写真フイルム22が配置され
ている。写真フイルム22は搬送装置2によってドラム3
に巻取られる。
【0015】図2に示すようにライン・センサ24が,写
真フイルム22の長手方向と直交する方向に配置されてい
る。ライン・センサ24には2048個の光電変換素子が含ま
れている。搬送機構2によって写真フイルム22がドラム
3に巻取られることにより,写真フイルム22の画像記録
領域22Aに記録されている対象画像が読取られる。
【0016】ライン・センサ24は,CPU10によって制
御される駆動回路13により駆動させられる。駆動回路13
からは,対象画像の読取り開始タイミングを表わす画像
読取開始信号およびライン・センサ24からの映像信号出
力タイミングを表わす映像信号出力制御信号が出力され
る。これらの画像読取開始信号および映像信号出力制御
信号はライン・センサ24に与えられる。画像読取開始信
号がライン・センサ24に与えられることにより1駒分の
対象画像の読取りが開始される。出力制御信号がライン
・センサ24に与えられることにより,1ライン分の映像
信号が出力される。ライン・センサ24によって1駒分の
対象画像について垂直方向2048画素水平方向3584ライン
分の画像データが得られる。
【0017】設定器11により拡大も縮小も設定されてい
ないとき(標準モードという)は,写真フイルム22は搬
送機構2によって一定の標準速度で搬送させられ,かつ
駆動回路13から映像信号出力制御信号が出力される。こ
れにより一定の標準周期ごとに(ライン・センサ24が1
ライン分搬送するごとに)1ライン分の映像信号がライ
ン・センサ24から出力されCDS(Correlate Double S
ampling )回路25に与えられる。CDS25において映像
信号のkTCノイズ成分が除去されアナログ/ディジタ
ル変換回路26に与えられる。アナログ/ディジタル変換
回路26においてアナログ映像信号がディジタル画像デー
タに変換され,間引回路27に与えられる。
【0018】フイルム・スキャナは写真フイルム22に記
録された対象画像のすべてを読出し,縮小画像として一
覧表示することができる(インデックス表示)。このイ
ンデックス表示を行なうときには写真フイルム22の搬送
速度を速くすることにより対象画像の水平方向の大きさ
を小さくする。対象画像の垂直方向については画像デー
タの間引を行なう。これによりインデックス表示のため
の縮小画像が得られる。インデックス表示での縮小画像
を得るために画像データの間引処理を行なう回路が間引
回路27である。インデックス表示以外のときは間引回路
27における間引処理は行なわれず,画像データは間引回
路27を単に通過する。
【0019】間引回路27から出力された画像データは拡
大縮小回路28に与えられる。拡大縮小回路28において,
設定器11によって設定された拡大率または縮小率に応じ
た拡大処理または縮小処理が行なわれる。拡大縮小回路
28における拡大処理または縮小処理は,いわゆるバイリ
ニア方式のアルゴリズムによって行なわれる。もちろん
補間または間引によって拡大処理または縮小処理を実行
してもよい。標準モードの場合には拡大縮小回路28にお
ける拡大処理または縮小処理は行なわれずに,画像デー
タは拡大縮小回路28を単に通過する。
【0020】拡大縮小回路28から出力された画像データ
はエッジ強調回路29に与えられる。エッジ強調回路29に
おいて,5画素×5画素の2次元空間フィルタを用いて
エッジ強調処理が行なわれる。エッジ強調回路29におい
てエッジ強調処理が施された画像データはメモリ30に与
えられる。1ライン分のディジタル画像データが順次,
メモリ30に与えられる。メモリ30には対象画像1駒分の
画像データが記憶される。
【0021】メモリ30に記憶された画像データが表示装
置5に与えられることにより,対象画像が可視表示され
る。またメモリ30に記憶された画像データがプリンタ6
に与えられることにより対象画像がプリントされる。
【0022】図3は設定器11により標準モードが設定さ
れた場合の拡大縮小回路28の入出力画像データを表わす
タイム・チャートである。図4は設定器11により縮小モ
ードが設定された場合の拡大縮小回路28の入出力画像デ
ータを表わすタイム・チャートである。図5は設定器11
により拡大処理が設定された場合の拡大縮小回路28の入
出力画像データを表わすタイム・チャートである。これ
らにおいて画像データに付された数字はライン数を示し
ている。図6は写真フイルム22に記録された対象画像を
読取る場合の処理手順を示すタイム・チャートである。
【0023】設定器11により拡大モード,縮小モードま
たは標準モードが設定される。拡大モードであれば拡大
率が設定され,縮小モードであれば縮小率が設定される
(ステップ31)。
【0024】倍率が1倍以下に設定された場合(縮小モ
ードまたは標準モードが設定された場合)(ステップ32
でNO),あらかじめ定められた標準の搬送速度によって
写真フイルム22が搬送するように搬送機構2が設定され
る。またあらかじめ定められた標準の周期によって映像
信号出力制御信号が出力されるように駆動回路13が設定
される(ステップ38)。倍率が1倍よりも大きく設定さ
れた場合(拡大モードが設定された場合)(ステップ32
でYES ),には設定された拡大率にもとづいて写真フイ
ルム22の搬送速度が演算される(ステップ33)。具体的
には搬送速度は設定された倍率の逆数を標準速度に掛け
た値となる。たとえば設定器11により倍率が2倍に設定
された場合には標準速度の1/2の速度が搬送速度とな
り,4倍に設定された場合には標準速度の1/4の速度
が搬送速度となる。また設定された拡大率にもとづいて
映像信号出力制御信号の出力周期が演算される(ステッ
プ33)。この出力周期も映像信号出力制御信号の標準出
力周期に,設定された倍率の逆数を掛けた値となる。演
算により得られた搬送速度によって写真フイルム22が搬
送するように搬送機構2が設定される。また演算により
得られた周期によって映像信号制御信号が出力されるよ
うに駆動回路13が設定される(ステップ34)。これによ
り写真フイルム22が1ライン分搬送されるごとにライン
・センサ24から1ライン分の映像信号が出力する。
【0025】搬送速度および映像信号出力制御信号の出
力周期が設定されると(ステップ34,38),搬送機構2
によって設定された搬送速度により写真フイルム22の搬
送が開始する(ステップ35)。駆動回路13からは画像読
取開始信号が出力され対象画像の撮像が開始する(ステ
ップ36)。撮像によってライン・センサ24に蓄積された
信号電荷は映像信号出力制御信号が与えられることによ
り映像信号として出力される。
【0026】図3に示すように標準モードのときは拡大
縮小回路28の入力画像データのデータ量と拡大縮小回路
28の出力画像データのデータとは等しいから対象画像を
撮像するためにライン・センサ24を標準速度で搬送し,
標準の周期でライン・センサ24に映像信号出力制御信号
を与えライン・センサ24から映像信号の読出しを制御す
る。
【0027】図4に示すように設定器11により縮小モー
ドが設定されているときには拡大縮小回路28の入力画像
データのデータ量よりも拡大縮小回路28の出力画像テー
タのデータ量の方が少ないから,標準搬送速度によって
ライン・センサ24の搬送を制御し,標準周期によって映
像信号出力制御信号をライン・センサ24に与えライン・
センサ24の映像信号出力を制御しても,拡大縮小回路28
における縮小処理が終了する前に次のラインの画像デー
タが拡大縮小回路28に入力することを未然に防止でき
る。
【0028】図5に示すように設定器11により拡大モー
ドが設定されているときには拡大縮小回路28の入力画像
データのデータ量よりも拡大縮小回路の出力画像データ
のデータ量の方が多い。標準搬送速度によってライン・
センサ24の搬送を制御し,標準周期によって映像信号出
力制御信号をライン・センサ24に与えると,拡大縮小回
路28における拡大処理が終了する前に次のラインの画像
データが拡大縮小回路28に入力してしまう。この実施例
では設定器11により拡大モードが設定されているときに
は写真フイルム22の搬送速度およびライン・センサ22か
らの映像信号出力を標準モードおよび縮小モードのとき
と変えている(ステップ38)。すなわち,拡大縮小回路
28における1ライン分についての拡大縮小処理が終了し
たあとに次のラインの画像データが拡大縮小回路28に入
力するようにしている。このため対象画像の撮像処理と
画像の拡大処理とを並行してでき,拡大画像を迅速に表
示できる。
【0029】1駒分の対象画像の撮像が終了すると写真
フイルム22の搬送は停止する(ステップ37)。
【0030】上述のように1駒分の対象画像を表わす画
像データがメモリ30に蓄積されると,対象画像の表示ま
たはプリントが行なわれる。
【0031】図7は対象画像の一例を示している。図8
は対象画像の中の一部の領域を指定し,その指定領域を
拡大または縮小処理する場合の処理手順を示すフローチ
ャートである。図8において図6に示すものと同一の処
理には同一符号を付す。
【0032】対象画像のうちの一部の領域の取込み,拡
大または縮小を行なう場合,その対象画像が搬送機構2
によって搬送される。対象画像はライン・センサ24によ
って撮像され,表示装置5に表示される(ステップ4
0)。表示装置5に表示された対象画像のうちの一部の
領域が操作装置12によって指定される(指定画像領域)
(ステップ41)。この指定は,操作装置12がマウスであ
ればマウスの操作によって行なわれ,操作装置12がキー
ボードであればカーソルの操作によって行なわれよう。
【0033】つづいて設定器11によって指定画像領域の
倍率が設定される(ステップ31)。倍率が1倍よりも大
きく,すなわち拡大モードが設定された場合には指定画
像領域内の画像をライン・センサ24が撮像するときの搬
送速度および映像信号出力制御信号の出力周期が演算さ
れる(ステップ33A)。搬送速度は,図6のステップ33
と同様に標準搬送速度に倍率の逆数を掛けることにより
得られる。また映像信号出力制御信号の出力周期も図6
のステップ33と同様に映像信号出力制御信号の標準の出
力周期に倍率を掛けることにより得られる。操作装置12
により設定された指定画像領域の倍率が1倍以下であれ
ば(ステップ32でNO),ステップ33Aの処理はスキップ
される。
【0034】ステップ40において表示装置5に表示され
た対象画像が再びライン・センサ24によって撮像される
ように,搬送機構2により写真フイルム22が戻される。
搬送機構2によって写真フイルム22の搬送が標準速度に
よって開始する(ステップ35A)。指定画像領域がライ
ン・センサ24により撮像される位置に至るまで標準速度
での写真フイルム22の搬送が続けられる(ステップ4
2)。
【0035】指定画像領域がライン・センサ24により撮
像される位置に至ると(ステップ42でYES ),倍率が1
倍よりも大きく設定されているか判別される(ステップ
43)。倍率が1倍よりも大きく設定されていると(ステ
ップ43でYES )ステップ33Aにおいて演算された搬送速
度に変更される(ステップ44)。倍率が1倍以下に設定
されるとステップ44の処理はスキップされる。したがっ
て搬送速度は変更されない。指定画像領域に表わされて
いる画像の撮像が開始する(ステップ45)。指定画像領
域の画像の撮像においてX方向については指定画像領域
の位置にライン・センサ24が至ったことにより画像の取
込みを開始することによって指定画像領域を表わす映像
信号を抽出している。指定画像領域の画像の撮像におい
てY方向についてはライン・センサ24を構成する複数の
光電変換素子のうち指定画像領域に対応する光電変換素
子から得られた映像信号をライン・センサ24からCDS
25に与えることにより,指定画像領域を表わす映像信号
を抽出している。指定画像領域がライン・センサ24と対
面する位置から外れるまで,ライン・センサ24による撮
像がつづけられる(ステッブ46)。
【0036】設定器11により設定された倍率が1倍より
も大きい場合には図5に示すように1ライン分の画像デ
ータについての拡大処理が終了したあとに次のラインの
画像データの拡大処理が開始するように写真フイルム22
の搬送速度およびライン・センサ24への映像信号出力制
御信号の出力が制御されている。このため対象画像のう
ちの一部の指定領域を拡大する場合であっても指定領域
の読取り処理と画像拡大処理とを並行して行なうことが
できる。指定領域の拡大画像を迅速に表示またはプリン
トできる。
【0037】設定器11により設定された倍率が1倍以下
の場合には図3(倍率が1倍のとき)または図4(倍率
が1倍未満のとき)に示すように写真フイルム22の搬送
速度は標準速度に維持され,かつ映像信号出力制御信号
の出力周期は標準周期に維持される。
【0038】指定画像領域がライン・センサ24と対面す
る位置から外れると(ステップ46でYES ),写真フイル
ム22の搬送速度が標準速度に変更させられて(または維
持されて)対象画像の終了位置まで搬送される(ステッ
プ47,48)。写真フイルム22が対象画像の終了位置まで
搬送させられると写真フイルム22の搬送が停止する(ス
テップ37)。
【図面の簡単な説明】
【図1】フイルム・スキャナの電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】写真フイルムとライン・センサとの関係を示し
ている。
【図3】標準モードにおける拡大縮小回路の入出力画像
データを表わすタイム・チャートである。
【図4】縮小モード(50%)における拡大縮小回路の入
出力画像データを表わすタイム・チャートである。
【図5】拡大モード( 400%)における拡大縮小回路の
入出力画像データを表わすタイム・チャートである。
【図6】対象画像の読取りの処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図7】対象画像の中において指定された画像領域を示
している。
【図8】対象画像中の指定画像領域の読取りの処理手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】 2 搬送機構 10 CPU 11 設定器 13 駆動回路 22 写真フイルム 28 拡大縮小回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視画像媒体に表わされている対象画像
    を読取り,対象画像信号を出力するライン・センサ,上
    記可視画像媒体と上記ライン・センサとを相対的に搬送
    させる搬送手段,拡大率を設定する拡大率設定手段,上
    記拡大率設定手段によって設定された拡大率に応じて,
    上記ライン・センサから出力される上記対象画像の拡大
    画像を表わす拡大画像信号を生成して出力する画像拡大
    手段,ならびに上記画像拡大手段から出力される一のラ
    インについての上記拡大画像信号の出力終了後に上記ラ
    イン・センサから上記一のラインの次のラインについて
    の上記対象画像信号が出力されるように,上記拡大率設
    定手段によって設定された拡大率にもとづいて上記ライ
    ン・センサからの上記対象画像信号の出力タイミングお
    よび上記搬送手段における搬送を制御する制御手段,を
    備えた画像読取装置。
  2. 【請求項2】 上記対象画像のうち拡大すべき画像領域
    を指定する画像領域指定手段をさらに備え,上記画像拡
    大手段が,上記画像領域指定手段によって指定された上
    記画像領域の拡大画像を表わす拡大画像信号を生成して
    出力するものであり,上記制御手段が,上記画像領域上
    に上記ライン・センサが位置するときに上記画像拡大手
    段から出力される上記拡大画像信号の出力終了後に上記
    ライン・センサから上記対象画像信号が出力されるよう
    に,上記拡大率設定手段によって設定された拡大率にも
    とづいて上記ライン・センサからの上記対象画像信号の
    出力タイミングおよび上記搬送手段における搬送を制御
    するものである,請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 可視画像媒体に表わされている対象画像
    を読取り,対象画像信号を出力するライン・センサ,上
    記可視画像媒体と上記ライン・センサとを相対的に搬送
    させる搬送手段,拡大率を設定する拡大率設定手段,な
    らびに上記拡大率設定手段によって設定された拡大率に
    応じて,上記ライン・センサから出力される上記対象画
    像の拡大画像を表わす拡大画像信号を生成して出力する
    画像拡大手段を備えた画像読取装置において,上記画像
    拡大手段から出力される一のラインについての上記拡大
    画像信号の出力終了後に上記ライン・センサから上記一
    のラインの次のラインについての上記対象画像信号が出
    力されるように,上記拡大率設定手段によって設定され
    た拡大率にもとづいて上記ライン・センサからの上記対
    象画像信号の出力タイミングおよび上記搬送手段におけ
    る搬送を制御する,画像読取装置の動作制御方法。
  4. 【請求項4】 上記対象画像のうち拡大すべき画像領域
    を指定し,上記画像拡大手段が,指定された上記画像領
    域の拡大画像を表わす拡大画像信号を生成して出力する
    ものであり,上記画像領域上に上記ライン・センサが位
    置するときに上記画像拡大手段から出力される上記拡大
    画像信号の出力終了後に上記ライン・センサから上記対
    象画像信号が出力されるように,上記拡大率設定手段に
    よって設定された拡大率にもとづいて上記ライン・セン
    サからの上記対象画像信号の出力タイミングおよび上記
    搬送手段における搬送を制御するものである,請求項3
    に記載の画像読取装置の動作制御方法。
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