JPH1075322A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH1075322A
JPH1075322A JP9010911A JP1091197A JPH1075322A JP H1075322 A JPH1075322 A JP H1075322A JP 9010911 A JP9010911 A JP 9010911A JP 1091197 A JP1091197 A JP 1091197A JP H1075322 A JPH1075322 A JP H1075322A
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circuit
communication
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JP9010911A
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Toru Aono
亨 青野
Mitsuhiro Kinoshita
光浩 木下
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各国毎に異なる通信規格に適合するように仕様
を簡単に変更し、網羅すべき国の全ての通信規格に対し
て対応する。 【解決手段】NCU基板上に形成された代替部分回路
と、これらの代替部分回路を切換えるリレー及びアナロ
グスイッチと、各国毎に通信制御用及びNCU用パラメ
ータを記憶した国別パラメータテーブルと、バッテリー
バックアップされ、国を示す情報又は上記パラメータを
記憶する国設定エリア4-1とを備え、電源投入時の国を
示すデータの入力( ISOの規定の国コード入力 )によ
り、あるいは電源投入時に国の指定がなければ国設定エ
リアに記憶されているデータにより電話通信規格に適合
するようにNCU基板の代替部分回路を切換え、通信制
御用パラメータを設定してファクシミリの通信制御を行
うもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電話回線を介し
て画像データをファクシミリ伝送により送受信するファ
クシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、原稿を読取るスキ
ャナ部と、画像データを電話回線を介して送受信( ファ
クシミリ伝送 )するためNCU( ネットワーク・コント
ロール・ユニット )基板を内蔵( 接続 )したモデム部
と、モデム部により受信した画像データに基づいて用紙
に印字出力するプリンタ部とを備えている。ところで、
電話回線でファクシミリ伝送により画像データを送受信
する場合に、各国毎に電話通信規格が異なるため、各国
毎にファクシミリ装置として使用するためには、そのモ
デム部を使用国の通信規格に適合するように交換しなけ
ればならない。すなわち、使用国に適合する電話通信規
格( 仕様 )に適合するように回路定数が設定されたNC
U基板に交換し、使用国に適合する電話通信規格に適合
するように送受信制御のための通信パラメータ( 回路電
流検出タイミング、回路電流検出有効時間、回路電流ノ
イズ最大時間等 )を変更する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ファ
クシミリ装置を製造する場合に、使用国別にその使用国
に適合したモデム部を組込まなければならないという問
題があった。すなわち、使用国に合わせて、適合する回
路定数で構成されたNCU基板をモデム部に内蔵( 接続
)させ、適合する通信パラメータで作成した通信制御ソ
フトウエアを組込まなければならないという問題があっ
た。また、そのようにして製造されたファクシミリ装置
は、その通信規格に適合する国でしか使用できず、他の
通信規格の国で使用するためには、モデム部を交換しな
ければならないという問題があった。従って、製造後で
も各国毎の通信規格に適合するように仕様を簡単に変更
することができるファクシミリ装置が要望されている。
【0004】そこでこの発明は、各国毎に異なる通信規
格に適合するように仕様を簡単に変更することができ、
網羅すべき国の全ての通信規格に対して対応することが
できるファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
各国毎に異なる電話通信規格に対応するネットワーク・
コントロール・ユニットを備え、電話回線を介して画像
データをファクシミリ伝送により送受信するファクシミ
リ装置において、国を指定する国指定手段と、この国指
定手段により指定された国に対応して回路変更制御信号
をネットワーク・コントロール・ユニットへ出力する回
路変更制御手段とを設け、ネットワーク・コントロール
・ユニットは、網羅すべき全ての国の電話通信規格に対
応可能なように複数個の代替部分回路と、回路変更制御
手段からの回路変更制御信号によりネットワーク・コン
トロール・ユニットの該当する部分回路を対応する代替
部分回路に変更する変更手段とを備えたものである。
【0006】請求項2対応の発明は、各国毎に異なる電
話通信規格で電話回線を介して画像データをファクシミ
リ伝送により送受信するファクシミリ装置において、国
を指定する国指定手段と、不揮発性メモリに記憶し、各
国毎にそれぞれの電話通信規格に対応する通信制御仕様
の情報を設定した通信制御仕様情報テーブルと、国指定
手段により指定された国に対応して通信制御仕様情報テ
ーブルから通信制御仕様の情報を呼出す通信制御仕様情
報呼出手段と、この通信制御仕様情報呼出手段により呼
出された通信制御仕様の情報に基づいて通信制御仕様を
変更する通信制御仕様変更手段とを設けたものである。
請求項3対応の発明は、各国毎に異なる電話通信規格に
対応するネットワーク・コントロール・ユニットを備
え、各国毎に異なる電話通信規格で電話回線を介して画
像データをファクシミリ伝送により送受信するファクシ
ミリ装置において、国を指定する国指定手段と、この国
指定手段により指定された国に対応して回路変更制御信
号をネットワーク・コントロール・ユニットへ出力する
回路変更制御手段と、不揮発性メモリに記憶し、各国毎
にそれぞれの電話通信規格に対応する通信制御仕様の情
報を設定した通信制御仕様情報テーブルと、国指定手段
により指定された国に対応して通信制御仕様情報テーブ
ルから通信制御仕様の情報を呼出す通信制御仕様情報呼
出手段と、この通信制御仕様情報呼出手段により呼出さ
れた通信制御仕様の情報に基づいて通信制御仕様を変更
する通信制御仕様変更手段とを設け、ネットワーク・コ
ントロール・ユニットは、網羅すべき全ての国の電話通
信規格に対応可能なように複数個の代替部分回路と、回
路変更制御手段からの回路変更制御信号によりネットワ
ーク・コントロール・ユニットの該当する部分回路を対
応する代替部分回路に変更する変更手段とを備えたもの
である。
【0007】請求項4対応の発明は、各国毎に異なる電
話通信規格に対応するネットワーク・コントロール・ユ
ニットを備え、各国毎に異なる電話通信規格で電話回線
を介して画像データをファクシミリ伝送により送受信す
るファクシミリ装置において、国を指定する国指定手段
と、不揮発性メモリに記憶し、各国毎にそれぞれの電話
通信規格に対応する通信制御仕様の情報及び回路変更制
御信号の情報を設定した国別情報テーブルと、国指定手
段により指定された国に対応して国別情報テーブルから
通信制御仕様の情報及び回路変更制御信号の情報を呼出
す国別情報呼出手段と、この国別情報呼出手段により呼
出された通信制御仕様の情報及び回路変更制御信号の情
報を書込み可能な不揮発性メモリに記憶し、呼出したか
又は書込み可能な不揮発性メモリに記憶された回路変更
制御信号の情報に基づいて回路変更制御信号をネットワ
ーク・コントロール・ユニットへ出力する回路変更制御
手段と、呼出したか又は書込み可能な不揮発性メモリに
記憶された通信制御仕様の情報に基づいて通信制御仕様
を変更する通信制御仕様変更手段とを設け、ネットワー
ク・コントロール・ユニットは、網羅すべき全ての国の
電話通信規格に対応可能なように複数個の代替部分回路
と、回路変更制御手段からの回路変更制御信号によりネ
ットワーク・コントロール・ユニットの該当する部分回
路を対応する代替部分回路に変更する変更手段とを備え
たものである。
【0008】請求項5対応の発明は、請求項1及び請求
項4のいずれか1項対応の発明において、国指定手段
は、ネットワーク・コントロール・ユニットとは別体的
に装置本体に設けられているものである。請求項6対応
の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項対応の
発明において、国指定手段は、通常別目的で使用するキ
ーの電源投入時の入力により国を指定するものである。
請求項7対応の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれ
か1項対応の発明において、国際標準化機構( ISO )
で規定されている国コードの入力により国を指定するも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施の形
態を図1乃至図6を参照して説明する。図1は、この発
明を適用したファクシミリ装置の要部回路構成を示すブ
ロック図である。1は、制御部本体を構成するCPU(c
entral processing unit )である。このCPU1が行う
処理のプログラムデータが記憶されたROM( read onl
ymemory )2、前記CPU1が処理を行う時に使用する
各種メモリのエリアが形成されたRAM(random access
memory)3、バッテリーバックアップされた不揮発性メ
モリとしてのSRAM(static random access memory )
4、画像データが記憶( ドットデータとして展開 )され
る画像メモリ5、図示しない各種周辺回路の制御を行う
GA( ゲート・アレイ )6、電話回線と接続されてお
り、NCU( ネットワーク・コントロール・ユニット )
基板7を内蔵し、データの送受信の通信制御を行うモデ
ム8は、それぞれシステムバス9を介して前記CPU1
と接続されている。また、前記CPU1は前記システム
バス9を介して、操作パネル部10、原稿から画像を読
取るスキャナ部11、画像データを処理する画像処理部
12、画像データに基づいて用紙に画像を印字するプリ
ンタ部13と接続されている。
【0010】なお、前記NCU基板7は、前記GA6に
設けられた専用のOUTポート6-1から国設定用の制御
ライン( 回路変更制御信号のためのライン )により接続
されている。さらに前記ROM2には、図2に示すよう
に、各国( 第1国( アメリカ )、第2国( ドイツ )…、
第12国( シンガポール ) )毎に、回線電流検出タイミ
ング、回線電流検出有効時間、回線電流ノイズ最大時
間、…等のソフトウエア制御に関する通信制御パラメー
タ( 通信制御仕様 )が設定される通信制御パラメータエ
リア及び、火花消去回路、直流消費回路、リターンロス
調整回路、CI検出回路、SHUNT設定回路等のNC
U基板の回路定数のハードウエア制御に関するNCU用
パラメータ( 回路変更制御信号の情報 )が設定されるN
CU用パラメータエリアを備えた国別パラメータテーブ
ル2-1が形成されている。なお、NCU用パラメータエ
リアの各パラメータのR1、R2、…、R9は、それぞ
れリレー制御用パラメータであり、各パラメータのAS
1及びAS2は、それぞれアナログスイッチ制御用パラ
メータである。前記SRAM4には、国を示す情報又は
国に対応する通信制御パラメータ及びNCU用パラメー
タの情報が記憶される国設定エリア4-1が形成されてい
る。
【0011】図3は、前記NCU基板7の回路定数の変
更する部分を中心とした要部回路構成を示す概略の回路
図である。Earth RecallラインはEリレー21を介して
CMLリレー22の第1の共通接点に接続されている。Li
neAラインはDIALリレー23の共通接点に接続され、こ
のDIALリレー23の第1の切換接点は、LDリレー24を
介して電流検出回路25の第1の端子に接続されている
と共に、R1リレー26の共通接点に接続されている。
【0012】図4に示すように、このR1リレー26の
第1の切換接点には代替部分回路としての1μFのコン
デンサが接続され、第2の切換接点には代替部分回路と
しての0.47μFのコンデンサが接続されている。前記G
A6のOUTポート6-1の1つであるR1に接続された
R1制御ラインは抵抗26-1を介してNPN形のトラン
ジスタ26-2のベース端子と接続され、このトランジス
タ26-2のエミッタ端子は抵抗26-3を介してグラウン
ド( 0 [V] )に接続され、このトランジスタ26-2の
コレクタ端子は、前記R1リレー26の励磁コイル26
-4を介して制御電源+24 [V] ( P24V )に接続さ
れている。
【0013】そこで、R1制御ラインにハイレベル( 1
)信号が出力された場合、前記トランジスタ26-2がオ
ン状態となり、前記励磁コイル26-4が通電され、前記
R1リレー26の共通接点が第1の切換接点に接続され
るようになっている。逆にR1制御ラインにローレベル
( 0 )信号が出力された場合、前記トランジスタ26-2
がオフ状態となり、前記励磁コイル26-4に通電され
ず、前記R1リレー26の共通接点が第2の切換接点に
接続された状態になっている。以下に説明するR2リレ
ー、…、R9リレーについても、基本的には同様な構
成、同様な動作となっているので、それらについては説
明を省略する。
【0014】前記R1リレー26に接続された1μFの
コンデンサ及び0.47μFのコンデンサの他端は共にR2
リレー27の共通接点に接続されている。このR2リレ
ー27の第1の切換接点には代替部分回路としての22
0Ωの抵抗が接続され、第2の切換接点には代替部分回
路としての120Ωの抵抗が接続されている。これらの
各抵抗の他端は共に前記電流検出回路25の第1の端子
に接続されている。DIALリレー23の第2の切換接点
は、前記 CMLリレー22の第1の共通接点に接続されて
いる。
【0015】LineBラインは前記電流検出回路25の第
1の端子に接続されている。この電流検出回路25の第
2の端子は前記 CMLリレー22の第2の共通接点に接続
されている。前記 CMLリレー22の第1の切換接点は、
R4リレー28の共通接点に接続されている。このR4
リレー28の第1の切換接点には代替部分回路としての
1μFのコンデンサが接続され、第2の切換接点には代
替部分回路としての0.47μFのコンデンサが接続されて
いる。これらの各コンデンサの他端は共にR3リレー2
9の第1の共通接点に接続されていると共に、トランス
30の1次側巻線の第1の端子に接続されている。
【0016】前記 CMLリレー22の第2の切換接点は、
R5リレー31の共通接点に接続されている。前記 CML
リレー22の第3の切換接点は、前記トランス30の1
次側巻線の第2の端子に接続されていると共に、前記R
3リレー29の第2の共通接点に接続されている。前記
R3リレー29の第1の切換接点と第3の切換接点との
間には、代替部分回路としてのフランス用DC( 直流電
流 )消費回路32が接続され、第2の切換接点と第4の
切換接点との間には、フランス以外の国のための代替部
分回路としてのDC消費回路33が接続されている。
【0017】前記トランス30の2次側巻線の第1の端
子は、図示しないが第1のアナログスイッチAS1、第
2のアナログスイッチAS2からなる切換スイッチ34
の共通接点に接続されている。第1のアナログスイッチ
AS1がオフ状態で、第2のアナログスイッチAS2が
オン状態のときに接続される第1の接点には代替部分回
路としてのドイツ用調整回路35が接続され、第1のア
ナログスイッチAS1がオン状態で、第2のアナログス
イッチAS2がオフ状態のときに接続される第2の接点
には代替部分回路としてのイギリス用調整回路36が接
続され、第1のアナログスイッチAS1及び第2のアナ
ログスイッチAS2が共にオフ状態のときに接続される
第3の接点には代替部分回路としての600Ωの抵抗か
らなるドイツ及びイギリス以外の国用の調整回路37が
接続されている。これらの各調整回路の他端は共に、送
信用のサーバ回路38の入力端子に接続されると共に、
受信用のレシーブ回路39の出力端子に接続されてい
る。
【0018】なお、前記サーバ回路38はRx信号を出
力し、前記レシーブ回路39はTx信号を入力してい
る。前記 CMLリレー22の第4の切換接点は、リンガー
検出回路40の第2の端子が接続されている。TelAラ
インは、前記R5リレー31の共通接点に接続されてい
る。このR5リレー31の第1の切換接点には代替部分
回路としての1μFのコンデンサが接続され、第2の切
換接点には代替部分回路としての0.47μFのコンデンサ
が接続されている。これらの各コンデンサの他端は、R
9リレー41の第1の接点に接続されている。
【0019】TelBラインは、前記リンガー検出回路4
0の第2の端子に接続されている。Shuntラインは、抵
抗と互いにアノード端子どうしを接続した2個のツェナ
ーダイオードの直列回路とからなる直列回路を介して、
R8リレー42の一方の接点に接続されていると共に、
前記R9リレー41の第2の切換接点に接続されてい
る。前記R8リレー42の他方の接点は、前記 CMLリレ
ー22の第1の共通接点に接続されている。前記R9リ
レー41の共通接点はR6リレー43の共通接点に接続
され、このR6リレー43の第1の切換接点には代替部
分回路としての15kΩの抵抗が接続され、第2の切換
接点には代替部分回路としての6.8kΩの抵抗が接続
されている。これらの各抵抗の他端は共にR7リレー4
4の共通接点に接続されている。
【0020】R7リレー44の第1の切換接点には代替
部分回路としての24 [V] 仕様の互いにアノード端子
どうしを接続した2個のツェナーダイオードの直列回路
が接続され、第2の切換接点には代替部分回路としての
16 [V] 仕様の互いにアノード端子どうしを接続した
2個のツェナーダイオードの直列回路が接続されてい
る。これらの各ツェナーダイオードの直列回路の他端
は、リンガー検出回路の第1の端子に接続されている。
なお、この第1の実施の形態では、12カ国に対応して
パラメータが設定してあるが、この図3に示した回路に
よれば、約20カ国の電話通信規格に対応して仕様を変
更できる。
【0021】図5は、前記操作パネル部10を構成する
操作パネル10-1を示す図である。この操作パネル10
-1には、数字の入力だけではなく英字等の入力も可能な
テンキー10-2やCOPYキー10-3等のファンクションキ
ー、ワンタッチキー等の入力部と、LED(light emitt
ing diode)やLCD(liquid crystal display)10-4の
表示部とを備えている。なお、COPYキー10-3は通常の
処理では簡易的なコピー処理を実行させるためのもので
ある。
【0022】図6は、電源投入された直後から始まる前
記CPU1が行うメイン処理の流れを示す図である。ま
ず、操作パネル部10において既に1キー及びCOOYキー
10-3の2つのキーだけがON( 押下 )されているか否
かを判断する。ここで、既に1キー及びCOOYキー10-3
がONされていると判断すると、SRAM4の国設定エ
リア4-1に第1国を示すデータを設定し、後述するステ
ップ1( ST1 )の処理へ移行するようになっている。
【0023】また、1キー及びCOPYキー10-3の少なく
とも一方がONされていないと判断すると、既に2キー
及びCOOYキー10-3の2つのキーだけがONされている
か否かを判断する。ここで、既に2キー及びCOOYキー1
0-3がONされていると判断すると、国設定エリア4-1
に第2国を示すデータを設定し、ステップ1の処理へ移
行するようになっている。
【0024】また、2キー及びCOPYキー10-3の少なく
とも一方がONされていないと判断すると、既に3キー
及びCOOYキー10-3の2つのキーだけがONされている
か否かを判断する。ここで、既に3キー及びCOOYキー1
0-3がONされていると判断すると、国設定エリア4-1
に第3国を示すデータを設定し、ステップ1の処理へ移
行するようになっている。
【0025】以下同様にして、テンキー10-2において
左か右へ上から下へと、4キー及びCOPYキー10-3の
…、…、*キー及びCOOYキー10-3の…、0キー及びCO
PYキー10-3の…、#キー及びCOOYキー10-3の2つの
キーだけがONされているか否かを判断し、それぞれY
esと判断すると、それぞれ第4国、…、第10国、第
11国、第12国を示すデータを国設定エリア4-1に設
定し、ステップ1の処理へ移行するようになっている。
【0026】また、テンキー10-2のいずれか1つ及び
COPYキー10-3のONがないと判断すると、国設定エリ
ア4-1に記憶されている国を示すデータを呼出す。ステ
ップ1の処理は、呼出されている国を示すデータに基づ
いて、ROM2に記憶されている国別パラメータテーブ
ル2-1から該当する国のパラメータ( 通信制御用パラメ
ータ及びNCU用パラメータ )を読取り、NCU用パラ
メータに基づいてGA6を制御してそのOUTポート6
-1の出力を設定する( 回路変更制御手段 )と共に、通信
制御用パラメータをRAM3等の通信制御するときに使
用するメモリの所定のエリアに格納して、通信制御する
ときのソフトウエアパラメータとして設定する( 通信制
御仕様変更手段 )。
【0027】次に、通常の電源投入時のイニシャル処理
として、ソフトウエアパラメータを設定した場所以外の
作業メモリ領域を初期化する等の処理を行う。このイニ
シャル処理を終了すると、この電源投入時処理を終了す
るようになっている。なお、この電源投入時処理を終了
した後、通常のファクシミリの送受信処理においては、
所定のエリアに格納した通信制御用パラメータをソフト
ウエアパラメータとして、ファクシミリの送受信処理の
通信制御を行うようになっている。
【0028】このような構成のこの第1の実施の形態に
おいては、電源投入時にCOPYキー10-3と共にテンキー
10-2の1〜9、*、0、#のいずれか1つの押下によ
り第1国〜第9国、第10国、第11国、第12国を指
定するようになっている。従って、電源投入時に、テン
キー10-2のいずれか1つ及びCOPYキー10-3の押下に
より、所望の国を示すデータが発生する。この発生した
国を示すデータは、バッテリーバックアップされている
SRAM4の国設定エリア4-1に記憶されると共に、こ
の国を示すデータに基づいて、ROM2に国別パラメー
タテーブル2-1から該当する国の通信制御用パラメータ
及びNCU用パラメータを呼出し、NCU用パラメータ
によりGA6及びそのOUTポート6-1を介してNCU
基板7の回路定数をR1リレー〜R9リレー及びアナロ
グスイッチAS1、アナログスイッチAS2による回路
の変更により、NCU基板7を該当する国の電話通信規
格に適合するように仕様を変更し、通信制御用パラメー
タによりソフトウエアにおける通信制御を該当する国の
電話通信規格に適合するように設定がなされる。
【0029】電源投入時に、テンキー10-2のいずれか
1つ及びCOPYキー10-3の押下がない場合には、国設定
エリア4-1に記憶されている国を示すデータを呼出し、
この国を示すデータに基づいて、国別パラメータテーブ
ル2-1から通信制御用パラメータ及びNCU用パラメー
タを呼出し、上述したように電話通信規格に適合するよ
うに設定がなされる。
【0030】このようにこの第1の実施の形態によれ
ば、NCU基板7( 基板 )上に網羅すべき国( 12国 )
の電話通信規格に適合するように形成された代替部分回
路と、これらの代替部分回路を切換えるR1リレー〜R
9リレー及びアナログスイッチAS1、AS2と、各国
毎に通信制御用パラメータ及びNCU用パラメータを記
憶した国別パラメータテーブル2-1と、バッテリーバッ
クアップされたSRAM4に形成された国を示す情報を
記憶する国設定エリア4-1とを備え、電源投入時にCOPY
キー10-3と共にテンキー10-2のいずれか1つがON
状態になっているときには、そのテンキー10-2の1つ
のキーにより発生した国を示すデータに基づいて、該当
する国に対応する通信制御用パラメータ及びNCU用パ
ラメータを呼出し、電源投入時に国の指定がなければ、
国設定エリア4-1に記憶されている国を示す情報に基づ
いて該当する通信制御用パラメータ及びNCU用パラメ
ータを呼出し、電話通信規格に適合するようにNCU基
板7の代替部分回路を切換えると共に通信制御用パラメ
ータを設定してファクシミリの通信制御を行うことによ
り、各国毎に異なる通信規格に適合するように、NCU
基板の回路定数及びソフトウエア上の通信制御の仕様を
簡単に一括して変更することができ、網羅すべき国の全
ての通信規格に対して対応することができる。
【0031】さらに、この第1の実施の形態では、国を
指定するには、電源投入時にCOPYキー10-3とテンキー
10-2のいずれか1つとを同時に押下する( ON状態に
する)必要があるようにしてあるため、メンテナンスを
行うサービスマン等の限られた者以外が誤って通信規格
に適合する仕様を変更する虞がない。
【0032】また、国の指定( 選択 )を電源投入時のキ
ー操作により行って、NCU基板の回路定数及び通信制
御のパラメータを切換処理( 設定 )しているので、電源
立ち上げ後に国の指定を行うようにする場合に比べて誤
動作が少なくなる。これは例えば、電源立ち上げ後にN
CU基板の回路定数及び通信制御のパラメータの切換処
理を指示するようにすると、その切換処理の前に画像デ
ータの受信などをしてしまう場合があり、その場合には
正常に動作ができない虞がある。電源投入時にNCU基
板7の回路定数及び通信制御のパラメータの切換処理を
指示するようにすれば、このような不具合を回避でき
る。
【0033】なお、この第1の実施の形態においては、
通信制御用パラメータ及びNCU用パラメータの両方を
一括して設定する例で説明したが、この発明はこれに限
定されるものではなく、例えば電源投入時のキーの別の
組合わせに応じて通電パラメータのみや、またキーの異
なる別の組合わせに応じてNCU用パラメータのみを切
換処理するようにすれば、NCU用パラメータは同じだ
が通信制御用パラメータが異なる場合に、あるいはその
逆の場合にも正確に対応することができる。
【0034】また、図示しないが、特別にサービスマン
のみが開くことができるメンテナンスモードを備え、こ
のメンテナンスモードにおいて、国を指定入力すると、
LCD10-4に指定した国名を表示させて、サービスマ
ンに設定している仕様が国を確認できるようにしても良
いものである。
【0035】また、NCU基板の回路定数の変更につい
ては、例えば、NCU基板上に回路定数、すなわち代替
部分回路の選択を変更するためのディップスイッチを設
けたものでも良いものである。なお、この場合、ディッ
プスイッチは、このファクシミリ装置の完成後でも容易
に操作できる位置にあることが望ましい。このようにN
CU基板の国指定はNCU基板で行い、ソフトウエア上
の通信制御の仕様はファクシミリの操作パネル部でそれ
ぞれ行えるようにしても良いものである。なお、この第
1の実施の形態では、バッテリーバックアップされたS
RAM4に国を示す情報を記憶し、電源投入時にこのS
RAM4から呼出した国を示す情報に基づいて通信制御
用パラメータ及びNCU用パラメータを呼出して設定す
ることにより、SRAM4で使用されるメモリ容量を必
要最小限に抑えることができ、SRAM4のメモリ容量
を効率的に使用することができる。
【0036】この発明の第2の実施の形態を図7を参照
して説明する。なお、この第2の実施の形態は、前述の
第1の実施の形態と電源投入時の処理だけが異なるだけ
であるので、基本的な回路構成( 図1乃至図5 )は同一
であるので、同一部材には同一符号を付してその説明は
省略する。
【0037】図7は、電源投入された直後に前記CPU
1が行う電源投入時処理の流れを示す図である。まず、
操作パネル部10において既に1キー及びCOOYキー10
-3の2つのキーだけがON( 押下 )されているか否かを
判断する。ここで、既に1キー及びCOOYキー10-3がO
Nされていると判断すると、ROM2の国別パラメータ
テーブル2-1から第1国の通信制御用パラメータ及びN
CU用パラメータを呼出し、NCU用パラメータに基づ
き、GA6を制御してそのOUTポート6-1の出力を設
定する( 回路変更制御手段 )と共に、通信制御用パラメ
ータをRAM3等の通信制御するときに使用するメモリ
の所定のエリアに格納して、通信制御するときのソフト
ウエアパラメータとして設定する( 通信制御仕様変更手
段 )。この設定を終了すると後述するステップ2( ST
2 )の処理へ移行するようになっている。この設定によ
り、NCU基板6-1は第1国の電話通信規格に適合する
回路定数となり、その電話通信規格に適合するように通
信制御が行われる。
【0038】また、1キー及びCOPYキー10-3の少なく
とも一方がONされていないと判断すると、既に2キー
及びCOOYキー10-3の2つのキーだけがONされている
か否かを判断する。ここで、既に2キー及びCOOYキー1
0-3がONされていると判断すると、国別パラメータテ
ーブル2-1から第2国の通信制御用パラメータ及びNC
U用パラメータを呼出し、NCU用パラメータに基づ
き、GA6を制御してそのOUTポート6-1の出力を設
定する( 回路変更制御手段 )と共に、通信制御用パラメ
ータをRAM3等の通信制御するときに使用するメモリ
の所定のエリアに格納して、通信制御するときのソフト
ウエアパラメータとして設定する( 通信制御仕様変更手
段 )。この設定を終了するとステップ2の処理へ移行す
るようになっている。この設定により、NCU基板6-1
は第2国の電話通信規格に適合する回路定数となり、そ
の電話通信規格に適合するように通信制御が行われる。
【0039】また、2キー及びCOPYキー10-3の少なく
とも一方がONされていないと判断すると、既に3キー
及びCOPYキー10-3の2つのキーだけがONされている
か否かを判断する。ここで、既に3キー及びCOOYキー1
0-3がONされていると判断すると、国別パラメータテ
ーブル2-1から第3国の通信制御用パラメータ及びNC
U用パラメータを呼出し、NCU用パラメータに基づ
き、GA6を制御してそのOUTポート6-1の出力を設
定する( 回路変更制御手段 )と共に、通信制御用パラメ
ータを通信制御するときに使用するメモリの所定のエリ
アに格納して、通信制御するときのソフトウエアパラメ
ータとして設定する( 通信制御仕様変更手段 )。この設
定を終了するとステップ2の処理へ移行するようになっ
ている。この設定により、NCU基板6-1は第3国の電
話通信規格に適合する回路定数となり、その電話通信規
格に適合するように通信制御が行われる。
【0040】以下同様にして、テンキー10-2において
左から右へ上から下へと、4キー及びCOPYキー10-3の
…、…、*キー及びCOOYキー10-3の…、0キー及びCO
PYキー10-3の…、#キー及びCOOYキー10-3の2つの
キーだけがONされているか否かを判断し、それぞれY
esと判断すると、国別パラメータテーブル2-1からそ
れぞれ第4国、第5国、…、第12国の通信制御用パラ
メータ及びNCU用パラメータを呼出し、NCU用パラ
メータに基づき、GA6を制御してそのOUTポート6
-1の出力を設定( 回路変更制御手段 )すると共に、通信
制御用パラメータをRAM3等の通信制御する時に使用
するメモリの所定のエリアに格納して、通信制御すると
きのソフトウエアパラメータとしての設定する( 通信制
御仕様変更手段 )。この設定を終了するとステップ2の
処理へ移行するようになっている。
【0041】この設定により、NCU基板6-1は第4
国、第5国、…、第12国の電話通信規格に適合する回
路定数となり、その電話通信規格に適合するように通信
制御が行われる。
【0042】テンキー10-2のいずれか1つ又はCOPYキ
ー10-3のONがないと判断すると、国設定エリア4-1
に記憶されている通信制御用パラメータ及びNCU用パ
ラメータを呼出し、この呼出したNCU用パラメータに
基づき、GA6を制御してそのOUTポート6-1の出力
を設定すると共に、その呼出した通信制御用パラメータ
をRAM3等の通信制御する時に使用するメモリの所定
のエリアに格納して、通信制御するときのソフトウエア
パラメータとしての設定する。この設定を終了すると次
のステップ2の処理へ移行するようになっている。
【0043】ステップ2の処理は、通常の電源投入時の
イニシャル処理として、ソフトウエアパラメータを設定
した場所以外の作業メモリ領域を初期化する等の処理を
行い。このイニシャル処理を終了すると、この電源投入
時処理を終了するようになっている。なお、この電源投
入時処理を終了した後、通常のファクシミリの送受信処
理においては、所定のエリアに格納した通信制御用パラ
メータをソフトウエアパラメータとして、ファクシミリ
の送受信処理の通信制御を行うようになっている。
【0044】このような構成のこの第2の実施の形態に
おいては、電源投入時にCOPYキー10-3と共にテンキー
10-2の1〜9、*、0、#のいずれか1つの押下によ
り第1国〜第9国、第10国、第11国、第12国を指
定するようになっている。従って、電源投入時に、テン
キー10-2のいずれか1つ及びCOPYキー10-3の押下に
より、所望の国を示すデータが発生する。この発生した
国を示すデータに基づいて、国別パラメータテーブル2
-1から該当する国の通信制御用パラメータ及びNCU用
パラメータを呼出し、バッテリーバックアップされてい
るSRAM4の国設定エリア4-1に記憶されると共に、
NCU用パラメータによりGA6及びそのOUTポート
6-1を介してNCU基板7の回路定数をR1リレー〜R
9リレー及びアナログスイッチAS1、アナログスイッ
チAS2による回路の変更により、NCU基板7を該当
する国の電話通信規格に適合するように仕様を変更し、
通信制御用パラメータによりソフトウエアにおける通信
制御を該当する国の電話通信規格に適合するように設定
がなされる。
【0045】電源投入時に、テンキー10-2のいずれか
1つ及びCOPYキー10-3の押下がない場合には、国設定
エリア4-1に記憶されている通信制御用パラメータ及び
NCU用パラメータを呼出し、上述したように電話通信
規格に適合するように設定がなされる。
【0046】このようにこの第2の実施の形態によれ
ば、前述の第1の実施の形態と同様な効果を得ることが
できる。さらに、前述の第1の実施の形態のように、国
を示すデータを扱わずに、直接通信制御用パラメータ及
びNCU用パラメータを扱っているので、無駄な処理(
国を示すデータを呼出して、通信制御用パラメータ及び
NCU用パラメータを呼出すという2度手間がかかる )
を行わなくて済むという効果を得ることができる。この
発明の第3の実施の形態を図8及び図9を参照して説明
する。なお、この第3の実施の形態は、前記ROM2の
国別パラメータテーブル2-1への国のパラメータの設定
状態及び前述の第1の実施の形態と電源投入時の処理だ
けが異なるだけであるので、基本的な回路構成( 図1、
図3乃至図5 )は同一であるので、同一部材には同一符
号を付してその説明は省略する。
【0047】図8は、ROM2の国別パラメータテーブ
ルのメモリ構成を示す図である。回線電流検出タイミン
グ、回線電流検出有効時間、回線電流ノイズ最大時間、
…等のソフトウエア制御に関する通信制御パラメータ(
通信制御仕様 )が設定される通信制御パラメータエリア
及び、火花消去回路、直流消費回路、リターンロス調整
回路、CI検出回路、SHUNT設定回路等のNCU基
板の回路定数のハードウエア制御に関するNCU用パラ
メータ( 回路変更制御信号の情報 )について、ISO(I
nternational Organization for Standardization :国
際標準化機構 )で規定されているアルファベットの国コ
ード( Alpha-2 コード )でATとなるオーストリアの国
のパラメータ( オーストリア仕様 )、BEとなるベルギ
ーの国のパラメータ( ベルギー仕様 )、CHとなるスイ
スの国のパラメータ( スイス仕様 )、…、SEとなるス
ウェーデンの国のパラメータ( スウェーデン仕様 )が設
定されている。
【0048】図9は、電源投入された直後から始まる前
記CPU1が行う電源投入時処理の流れを示す図であ
る。まず、操作パネル部10において既に2( A )キー
及び8( T )キーだけがON( 押下 )されているか否か
を判断する。ここで、既に2( A )キー及び8( T )キ
ーだけがONされていると判断すると、SRAM4の国
設定エリア4-1にオーストリアを示すデータを設定し、
後述するステップ3( ST3 )の処理へ移行するように
なっている。
【0049】また、2( A )キー及び8( T )キーの少
なくとも一方がONされていないと判断すると、既に2
( B )キー及び3( E )キーだけがONされているか否
かを判断する。ここで、既に2( B )キー及び3( E )
キーだけがONされていると判断すると、国設定エリア
4-1にベルギーを示すデータを設定し、後述するステッ
プ3の処理へ移行するようになっている。
【0050】また、2( B )キー及び3( E )キーの少
なくとも一方がONされていないと判断すると、既に2
( C )キー及び4( H )キーだけがONされているか否
かを判断する。ここで、既に2( C )キー及び4( H )
キーだけがONされていると判断すると、国設定エリア
4-1にスイスを示すデータを設定し、後述するステップ
3の処理へ移行するようになっている。
【0051】以下同様にして、ROM2に記憶された国
のパラメータに該当するISOで規定されている国コー
ドの入力が行われたか否かを順番に判断して、国コード
の入力が確認( 判断 )されると、その国を示すデータが
国設定エリア4-1に設定され、ステップ3の処理へ移行
するようになっている。
【0052】その12番目として、既に7( S )キー及
び3( E )キーだけがONされているか否かを判断す
る。ここで、既に7( S )キー及び3( E )キーだけが
ONされていると判断すると、国設定エリア4-1にスウ
ェーデンを示すデータを設定し、後述するステップ3の
処理へ移行するようになっている。
【0053】また、7( S )キー及び3( E )キーの少
なくとも一方がONされていないと判断し、結果として
国コードの入力がないと判断すると、国設定エリア4-1
に記憶されている国を示すデータを呼出す。ステップ3
の処理は、呼出されている国を示すデータ( 国設定エリ
アに記憶されている国を示すデータ )に基づいて、RO
M2に記憶されている国別パラメータテーブル2-1から
該当する国( 仕様 )のパラメータ( 通信制御用パラメー
タ及びNCU用パラメータ )を読取り、NCU用パラメ
ータに基づいてGA6を制御してそのOUTポート6-1
の出力を設定する( 回路変更制御手段 )と共に、通信制
御用パラメータをRAM3等の通信制御するときに使用
するメモリの所定のエリアに格納して、通信制御すると
きのソフトウエアパラメータとして設定する(通信制御
仕様変更手段 )。
【0054】次に、通常の電源投入時のイニシャル処理
として、ソフトウエアパラメータを設定した場所以外の
作業メモリ領域を初期化する等の処理を行う。このイニ
シャル処理を終了すると、この電源投入時処理を終了す
るようになっている。なお、この電源投入時処理を終了
した後、通常のファクシミリの送受信処理においては、
所定のエリアに格納した通信制御用パラメータをソフト
ウエアパラメータとして、ファクシミリの送受信処理の
通信制御を行うようになっている。
【0055】このような構成の第3の実施の形態におい
ては、電源投入時に、ISOで規定されているアルファ
ベットの国コードを入力することにより、オーストリ
ア、ベルギー、スイス、…、スウェーデンのうち1つの
国を示すデータが発生する。この発生した国を示すデー
タに基づいて、国別パラメータテーブル2-1から該当す
る国の通信制御用パラメータ及びNCU用パラメータを
呼出し、バッテリーバックアップされているSRAM4
の国設定エリア4-1に記憶されると共に、NCU用パラ
メータによりGA6及びそのOUTポート6-1を介して
NCU基板7の回路定数をR1リレー〜R9リレー及び
アナログスイッチAS1、アナログスイッチAS2によ
る回路の変更により、NCU基板7を該当する国の電話
通信規格に適合するように仕様を変更し、通信制御用パ
ラメータによりソフトウエアにおける通信制御を該当す
る国の電話通信規格に適合するように設定がなされる。
【0056】電源投入時に、ISOで規定されているア
ルファベットの国コードを入力がない場合には、国設定
エリア4-1に記憶されている国を示すデータを呼出し
て、この呼出した国を示すデータに基づいて、国別パラ
メータテーブル2-1から該当する国の通信制御用パラメ
ータ及びNCU用パラメータを呼出し、バッテリーバッ
クアップされているSRAM4の国設定エリア4-1に記
憶されると共に、NCU用パラメータによりGA6及び
そのOUTポート6-1を介してNCU基板7の回路定数
をR1リレー〜R9リレー及びアナログスイッチAS
1、アナログスイッチAS2による回路の変更により、
NCU基板7を該当する国の電話通信規格に適合するよ
うに仕様を変更し、通信制御用パラメータによりソフト
ウエアにおける通信制御を該当する国の電話通信規格に
適合するように設定がなされる。
【0057】このように第3の実施の形態によれば、前
述の第1の実施の形態と同様な効果を得ることができ
る。さらに、国を指定するのに、国際標準化機構ISO
で規定されているアルファベットの国コードの入力によ
り行うことができるので、ISOの規定を知っているも
のであれば、簡単に所望の国を指定して、その国の仕様
( 電話通信規格 )に適合したパラメータ設定を行うこと
ができる。なお、この第3の実施の形態では、アルファ
ベット2文字の国コード( Alpha-2 コード )を使用した
ものについて説明したが、この発明はこれに限定される
ものではなく、他の国コード( 例えばAlpha-3 コード,
Numeric コード )でも良いものである。なお、この発明
は上述した第1の実施の形態乃至第3の実施の形態に限
定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で
各種変形が可能である。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
各国毎に異なる通信規格に適合する用に仕様を簡単に変
更することができ、網羅すべき国の全ての通信規格に対
して対応することができるファクシミリ装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態のファクシミリ装
置の要部回路構成を示すブロック図
【図2】同実施の形態のファクシミリ装置の国別パラメ
ータテーブルのメモリ構成を示す図。
【図3】同実施の形態のファクシミリ装置のNCU基板
の回路定数を変更する部分を中心とした要部回路構成を
示す回路図。
【図4】同実施の形態のファクシミリ装置のNCU基板
のR1リレー及びその代替部分回路を示す回路図。
【図5】同実施の形態のファクシミリ装置の操作パネル
部の操作パネルを示す図。
【図6】同実施の形態のファクシミリ装置で行われる電
源投入時処理の流れを示す図。
【図7】この発明の第2の実施の形態のファクシミリ装
置で行われる電源投入時処理の流れを示す図。
【図8】この発明の第3の実施の形態のファクシミリ装
置の国別パラメータテーブルのメモリ構成を示す図。
【図9】同実施の形態のファクシミリ装置で行われる電
源投入時処理の流れを示す図。
【符号の説明】
1…CPU、 2-1…国別パラメータテーブル、 4-1…国設定エリア、 6…GA、 6-1…OUTポート、 7…NCU基板、 10…操作パネル部、 26,27,29,28,31,43,44,42,4
1…R1リレー〜R9リレー、 34…切換スイッチ( 第1のアナログスイッチAS1、
第2のアナログスイッチAS2 )、 10-1…操作パネル、 10-2…テンキー、 10-3…COPYキー。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各国毎に異なる電話通信規格に対応する
    ネットワーク・コントロール・ユニットを備え、電話回
    線を介して画像データをファクシミリ伝送により送受信
    するファクシミリ装置において、 国を指定する国指定手段と、 この国指定手段により指定された国に対応して回路変更
    制御信号を前記ネットワーク・コントロール・ユニット
    へ出力する回路変更制御手段とを設け、 前記ネットワーク・コントロール・ユニットは、 網羅すべき全ての国の前記電話通信規格に対応可能なよ
    うに複数個の代替部分回路と、 前記回路変更制御手段からの回路変更制御信号により前
    記ネットワーク・コントロール・ユニットの該当する部
    分回路を対応する前記代替部分回路に変更する変更手段
    とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 各国毎に異なる電話通信規格で電話回線
    を介して画像データをファクシミリ伝送により送受信す
    るファクシミリ装置において、 国を指定する国指定手段と、 不揮発性メモリに記憶し、各国毎にそれぞれの電話通信
    規格に対応する通信制御仕様の情報を設定した通信制御
    仕様情報テーブルと、 前記国指定手段により指定された国に対応して前記通信
    制御仕様情報テーブルから通信制御仕様の情報を呼出す
    通信制御仕様情報呼出手段と、 この通信制御仕様情報呼出手段により呼出された通信制
    御仕様の情報に基づいて通信制御仕様を変更する通信制
    御仕様変更手段とを設けたことを特徴とするファクシミ
    リ装置。
  3. 【請求項3】 各国毎に異なる電話通信規格に対応する
    ネットワーク・コントロール・ユニットを備え、各国毎
    に異なる電話通信規格で電話回線を介して画像データを
    ファクシミリ伝送により送受信するファクシミリ装置に
    おいて、 国を指定する国指定手段と、 この国指定手段により指定された国に対応して回路変更
    制御信号を前記ネットワーク・コントロール・ユニット
    へ出力する回路変更制御手段と、 不揮発性メモリに記憶し、各国毎にそれぞれの電話通信
    規格に対応する通信制御仕様の情報を設定した通信制御
    仕様情報テーブルと、 前記国指定手段により指定された国に対応して前記通信
    制御仕様情報テーブルから通信制御仕様の情報を呼出す
    通信制御仕様情報呼出手段と、 この通信制御仕様情報呼出手段により呼出された通信制
    御仕様の情報に基づいて通信制御仕様を変更する通信制
    御仕様変更手段とを設け、 前記ネットワーク・コントロール・ユニットは、 網羅すべき全ての国の前記電話通信規格に対応可能なよ
    うに複数個の代替部分回路と、 前記回路変更制御手段からの回路変更制御信号により前
    記ネットワーク・コントロール・ユニットの該当する部
    分回路を対応する前記代替部分回路に変更する変更手段
    とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 各国毎に異なる電話通信規格に対応する
    ネットワーク・コントロール・ユニットを備え、各国毎
    に異なる電話通信規格で電話回線を介して画像データを
    ファクシミリ伝送により送受信するファクシミリ装置に
    おいて、 国を指定する国指定手段と、 不揮発性メモリに記憶し、各国毎にそれぞれの電話通信
    規格に対応する通信制御仕様の情報及び回路変更制御信
    号の情報を設定した国別情報テーブルと、 前記国指定手段により指定された国に対応して前記国別
    情報テーブルから通信制御仕様の情報及び回路変更制御
    信号の情報を呼出す国別情報呼出手段と、 この国別情報呼出手段により呼出された通信制御仕様の
    情報及び回路変更制御信号の情報を書込み可能な不揮発
    性メモリに記憶し、 呼出したか又は前記書込み可能な不揮発性メモリに記憶
    された前記回路変更制御信号の情報に基づいて回路変更
    制御信号を前記ネットワーク・コントロール・ユニット
    へ出力する回路変更制御手段と、 呼出したか又は前記書込み可能な不揮発性メモリに記憶
    された前記通信制御仕様の情報に基づいて通信制御仕様
    を変更する通信制御仕様変更手段とを設け、前記ネット
    ワーク・コントロール・ユニットは、 網羅すべき全ての国の前記電話通信規格に対応可能なよ
    うに複数個の代替部分回路と、 前記回路変更制御手段からの回路変更制御信号により前
    記ネットワーク・コントロール・ユニットの該当する部
    分回路を対応する前記代替部分回路に変更する変更手段
    とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 前記国指定手段は、前記ネットワーク・
    コントロール・ユニットとは別体的に装置本体に設けら
    れていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
    れか1項記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 前記国指定手段は、通常別目的で使用す
    るキーの電源投入時の入力により国を指定することを特
    徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載のフ
    ァクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 前記国指定手段は、国際標準化機構で規
    定されている国コードの入力により国を指定することを
    特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の
    ファクシミリ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100772220B1 (ko) 2004-06-11 2007-11-01 캐논 가부시끼가이샤 통신 장치, 그 제어 방법 및 기록 매체
US8036562B2 (en) 2008-04-28 2011-10-11 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus and method of the same

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