JPH107527A - 口 紅 - Google Patents
口 紅Info
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- JPH107527A JPH107527A JP9072131A JP7213197A JPH107527A JP H107527 A JPH107527 A JP H107527A JP 9072131 A JP9072131 A JP 9072131A JP 7213197 A JP7213197 A JP 7213197A JP H107527 A JPH107527 A JP H107527A
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- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
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- A61K8/84—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions otherwise than those involving only carbon-carbon unsaturated bonds
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q1/00—Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
- A61Q1/02—Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
- A61Q1/04—Preparations containing skin colorants, e.g. pigments for lips
- A61Q1/06—Lipsticks
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Abstract
ちしにくい口紅を提供する。 【解決手段】 (i)1〜99%のワックスと; (ii)0.00001〜1%の、構造式: 【化1】 [式中、Rは1〜49個の炭素原子を有する脂肪族炭化
水素基、またはサブ基(3) Y−O−(Ca Hb )− (3) を示し、R1 は8〜28個の炭素原子を有する脂肪族炭
化水素基を示し;R2 はH、ホスフェート、サルフェー
トもしくは糖を示し;aは7〜50の整数であり;bは
10〜100の整数であり;mは0もしくは1であり;
YはHまたはC14〜C22脂肪酸を示すを有するフィトス
フィンゴシン型セラミドとを含むことを特徴とする口
紅。
Description
ng-wearing, anti-wear )口紅、特に優秀な光沢感をも
示す口紅に関するものである。
れる。これらの特性は色落ちしにくさ、光沢感、しっと
り感、色移りにくさ、にじみにくさおよびテキスチュア
感を包含する。これら性質の或るものは互いに相反す
る。色落ちしにくさに寄与する添加剤は光沢感もしくは
しっとり感を阻害することがある。
パスパ(商標)のブランド名で一連の口紅製品を導入し
た。これらの口紅は特に水を含有するよう処方されてお
り、その概念によってグリセリンと他の一般にワックス
不溶性の成分とが唇に直接適用された。米国特許第5,
310,547号、米国特許第5,108,737号お
よび米国特許第5,085,856号(これらは全てダ
ンフィ等に係る)参照。
のブランド名にてラスティング口紅を導入した。その処
方物はセラミドとパンテノールと植物ガムと樹脂複合体
と遮光剤とを含有してしっとり感を与えると共に、ラス
ティングする艶消し感を与えながら唇を保護すると言わ
れた。ドイツ国の会社であるエレン・ベトリック社は1
995年にブリリアント リップスティックを開発し、
この製品が「持続パワーおよびケア」を有すると宣伝し
た。これに続き、ランカム社はルージュ・センセーショ
ン・マルチ−センセーション・リップカラーというブラ
ンドのしっとり感を有する製品を販売した。エレン・ベ
トリックス社およびランカム社の処方物はセラミドを含
むと宣伝された。
哺乳動物の表皮に見られる。皮膚セラミドは水浸透性に
おいて重要な役割を演じ、皮膚構造により高い強度を与
えると共に水損失を減少させるよう機能する表皮の水バ
リヤを形成すると考えられる。セラミドはN−アシル化
スフィンゴシン塩基である。スフィンゴシン塩基は異な
る鎖長を有すると共に、一般式(1): CH3 (CH2 )x ACHOHCH(NH2 )CH2 OH (1) [式中、Aは−CH=CH−(スフィンゴシン)、−C
H2 −CHOH−(フィトスフィンゴシン)もしくは−
CH2 CH2 −(ジヒドロスフィンゴシン)であり、x
は一般に7〜27の範囲、より典型的には10〜16の
範囲である]を有する。7種の夫々区別しうる群のセラ
ミドがブタおよびヒトの表皮で確認されている。各群は
種々異なる脂肪酸鎖長の分子で構成されている。
ニーズを或る程度満たすが、改良された製品に対するニ
ーズがまだ存在する。特に、高い光沢感を良好なしっと
り感と組合せた特徴を犠牲にすることなく色落ちしにく
い口紅に対するニーズが存在する。
課題は色落ちしにくい口紅を提供することにある。
い光沢感とを兼備する口紅を提供することにある。
りにくさ(non−smearing)、にじみにくさ
(anti−bleeding)、クリーム仕上を有す
ると共に軽量感を唇に与える色落ちしにくく且つ高い光
沢感を持った口紅を提供することにある。
び利点は以下の詳細な説明および実施例から一層明らか
となるであろう。
1〜99%のワックスと; (ii)0.00001〜1%の、構造式(2):
る線状もしくは分枝鎖の飽和もしくは不飽和ヒドロキシ
ル化もしくは非ヒドロキシル化脂肪族炭化水素基、また
はサブ基(3) Y−O−(Ca Hb )− (3) を示し、R1 は8〜28個の炭素原子を有する線状もし
くは分枝鎖の飽和もしくは不飽和ヒドロキシル化もしく
は非ヒドロキシル化脂肪族炭化水素基を示し;R2 は
H、ホスフェート、サルフェートもしくは糖を示し;a
は7〜50の整数であり;bは10〜100の整数であ
り;mは0もしくは1であり;YはHまたは脂肪酸一般
構造式(4):
OHもしくはエポキシ酸素であり;xは12〜20の整
数であり;yは20〜40の整数であり;zは0または
1〜4の整数である]を有するフィトスフィンゴシン型
セラミドとを含むことを特徴とする色落ちしくにい口紅
が提供される。
セラミドを口紅基材に混入すれば色落ちしにくさを相当
に増大させ、しかも光沢感に悪影響を与えないことが突
き止められた。
セラミドは一般構造式(2):
る線状もしくは分枝鎖の飽和もしくは不飽和ヒドロキシ
ル化もしくは非ヒドロキシル化脂肪族炭化水素基、また
はサブ基(3) Y−O−(Ca Hb )− (3) を示し、R1 は8〜28個の炭素原子を有する線状もし
くは分枝鎖の飽和もしくは不飽和ヒドロキシル化もしく
は非ヒドロキシル化脂肪族炭化水素基を示し;R2 は
H、ホスフェート、サルフェートもしくは糖を示し;a
は7〜50の整数であり;bは10〜100の整数であ
り;mは0もしくは1であり;YはHまたは一般構造式
(4):
Zは−OHもしくはエポキシ酸素であり;xは12〜2
0の整数であり;yは20〜40の整数であり;zは0
または1〜4の整数である]を有する。
2〜30個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素基または
基Y−O−(Ca Hb )−を示し、基R1 は好ましくは
12〜22個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素基を示
す。
しくは24〜30の整数であり、「b」の数値は好まし
くは44〜60の整数である。
くは直鎖の飽和C16〜C18脂肪酸または全て直鎖のci
s n−6,9−ジ不飽和C16〜C18脂肪酸を示す。
の特定例は構造式(5)〜(17):
ンゴシン型セラミドの量は0.00001〜1重量%、
好ましくは0.10〜0.8重量%、より好ましくは
0.20〜0.5重量%、最適には0.2〜0.3重量
%である。
ド3、特にL−オレオイル−フィトスフィンゴシンと称
するセラミド3Bである。
ワックスは低融点の有機化合物または高分子量物質の混
合物である。これらは室温(20℃)にて固体であり、
一般にグリセリドを含有しない以外は油脂と組成が類似
する。或るものは炭化水素であり、他のものは脂肪酸と
アルコールとのエステルである。ワックスは熱可塑性で
あるが、ハイポリマーでないためプラスチックの種類と
は考えられない。天然、鉱物および合成の各ワックスを
全て用いることができる。天然ワックスには動物源(蜜
蝋、鯨蝋、ラノリン、シェラックワックス)、植物源
(カルナウバ、キャンデリラ、ベイベリー、砂糖キビ
ワックス)および鉱物源(オゾケライト、セレシン、モ
ンタン、パラフィン、マイクロクリスタリン、石油およ
びペトロレータム ワックス)のものが存在する。合成
ワックスはたとえば「カルボワックス」のようなポリオ
ールエーテル−エステル、水素化ヒマシ油および炭化水
素型ワックスを包含する。
イト、カルナウバ、蜜蝋、ラノリンおよび鯨蝋である。
9重量%、好ましくは約5〜約50重量%、最適には約
10〜約30重量%の範囲とすることができる。
アミド)を含ませることであり、樹脂はASTM E−
28にしたがい80〜180℃、好ましくは100〜1
20℃の範囲の軟化点を持つべきである。樹脂の粘度は
160℃にて0.2〜300ポアズ、好ましくは1〜3
5ポアズ、特に好ましくは20〜30ポアズ(ブルック
フィールド粘度計、ターモセル社)の範囲とすべきであ
る。樹脂の例はヘンケル・コーポレーション、アンブラ
ー、ペンシルバニア州からベルサミド(商標)として入
手しうるポリアミドである。最も好適なものはベルサミ
ド(Versamide)(登録商標)930である。本発明の口
紅中の樹脂の量は約0.1〜約10重量%、好ましくは
0.3〜5重量%、最適には0.5〜1.5重量%の範
囲である。
本発明の口紅の成分として含ませることができる。粉末
は一般に20℃を越える融点を有する。これらの粉末は
有機もしくは無機のいずれであってもよい。無機物質に
は粘土(たとえばカオリン)、雲母、タルク、重炭酸ナ
トリウム、シリカおよび窒化硼素がある。これらの物質
は被覆されていてもよく、二酸化チタンで被覆された雲
母が1例である。有機粉末の例は改質澱粉(たとえばド
ライ・フロ (Dry Flo)(登録商標)として販売されるア
ルミニウム澱粉オクテニルスクシネート)およびポリマ
ー(たとえばナイロンおよびポリエチレン)を包含す
る。粉末の粒子寸法は0.01〜100μm、好ましく
は0.1〜30μmの範囲の平均粒子直径とすることが
できる。これら粉末の量は0.1〜50重量%、好まし
くは1〜30重量%、最適には5〜15重量%の範囲と
することができる。
明または少なくとも半透明とすることもできる。
も、口紅は大抵の場合に着色剤を含有する。着色剤の量
は約0.1〜約40重量%、好ましくは1〜30重量
%、最適には15〜25重量%の範囲である。
(たとえば有機塩基の金属塩)のいずれであってもよ
い。典型的な無機着色剤は二酸化チタン、酸化亜鉛、酸
化鉄、オキシ塩化ビスマス、コバルト塩およびアルミニ
ウム塩を包含する。有機着色剤は一般に水溶性染料であ
り、その例は赤色3、赤色7、赤色21、赤色27、赤
色28、赤色33、黄色5、黄色6、黄色10、橙色5
および青色1を包含する。染料をたとえば水和アルミナ
のような吸収性表面に沈澱させると、アルミニウムレー
キとして知られた物質が生成する。これらのレーキがし
ばしば口紅に使用される。
ことができる。室温(すなわち20℃)にて液体である
油性有機物質として定義されるエモリエント油は単独で
或いは2種もしくはそれ以上の油の混合物として用いる
ことができる。これらは一般に組成物の重量に対し約2
〜約85重量%、好ましくは約30〜70重量%のレベ
ルにて存在させる。
に有用であるだけでなく粘度、粘着性およびドラグ(d
rag)性を付与することもできる。適する油の例はカ
プリル酸トリグリセリド;カプリン酸トリグリセリド;
イソステアリン酸トリグリセリド;アジピン酸トリグリ
セリド;プロピレングリコールミリスチルアセテート;
ラノリン油;ポリブテン;パルミチン酸イソプロピル;
ミリスチン酸イソプロピル;カプリン酸ペンタエリスリ
トール;セバシン酸ジエチル;アジピン酸ジイソプロピ
ル;ステアリン酸ヘキサデシル;オレイン酸セチル;オ
レイルアルコール;ヘキサデシルアルコール;オクチル
ドデカノール;小麦胚芽油;水素化植物油;ペトロラタ
ム;改質ラノリン;分枝鎖炭化水素;アルコールおよび
エステル;ヒマシ油;コーン油;ヒマワリ油;綿実油;
オリーブ油;椰子種油;菜種油;サフラワ油;ジョジョ
バ油;小麦胚芽油;マツヨイグサ油;アボカド油;鉱
油;並びに揮発性および不揮発性シリコーン油を包含す
る。
層詳細に説明する。ここで示す部数、%および比率は全
て特記しない限り重量による。
とができる。
る各種のセラミドおよび他の材料の作用を評価するため
一連の臨床実験を行った。試験した口紅は下表に示す処
方A〜Fを有した。
人で行った。パネリストは試験製品および比較製品を唇
の半分にそれぞれ施した。すなわち、一方の製品を唇の
左側に施し、他方を唇の右側に施した。それぞれ約30
分間の間隔の後、口紅の色落ちおよび光沢感につき評価
した。これらの性質を0〜3の尺度で評価し、0は改善
なしであり、3は相当な改善(すなわち、より少ない色
落ちおよびより良好な光沢感)を示す。結果を下表に要
約する。
3Bを含む)との間には目に見える差が見られなかっ
た。それぞれ0.2および0.5%のセラミド3Bを混
入した処方物BおよびCで示されるように、セラミド3
Bの量が増加するにつれ色落ちの改善が明かであった。
ド樹脂)を含ませれば色落ちが相当改善された。たとえ
ば処方物D、EおよびF参照。ベルサミド(登録商標)
930の存在下に光沢感も顕著に改善された。
ベルにて混入する試みは不成功に終った。セラミド1は
N−(ω−オクタデカノイルオキシ−ヘプタコサノイ
ル)フィトスフィンゴシンである。
本発明はその思想および範囲内において各種の改変をな
しうることが当業者には示唆されよう。
Claims (9)
- 【請求項1】 (i)1〜99%のワックスと; (ii)0.00001〜1%の、構造式: 【化1】 [式中、Rは1〜49個の炭素原子を有する線状もしく
は分枝鎖の飽和もしくは不飽和であって任意にヒドロキ
シル化された脂肪族炭化水素基、またはサブ基(3) Y−O−(Ca Hb )− (3) を示し、R1 は8〜28個の炭素原子を有する線状もし
くは分枝鎖の飽和もしくは不飽和であって任意にヒドロ
キシル化された脂肪族炭化水素基を示し;R2 はH、ホ
スフェート、サルフェートもしくは糖を示し;aは7〜
50の整数であり;bは10〜100の整数であり;m
は0もしくは1であり;YはHまたは一般構造式
(4): 【化2】 を有するC14〜C22脂肪酸を示し、ここでZは−OHも
しくはエポキシ酸素であり;xは12〜20の整数であ
り;yは20〜40の整数であり;zは0または1〜4
の整数である]を有するフィトスフィンゴシン型セラミ
ドとを含むことを特徴とする口紅。 - 【請求項2】 フィトスフィンゴシン型セラミドがN−
オレオイル−フィトスフィンゴシンである請求項1に記
載の口紅。 - 【請求項3】 0.1〜50%の炭化水素ワックスに不
溶性である粉末をさらに含む請求項1または2に記載の
口紅。 - 【請求項4】 0.1〜10重量%のポリアミド樹脂を
さらに含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の口紅。 - 【請求項5】 樹脂が0.8〜1.5重量%の量で存在
する請求項4に記載の口紅。 - 【請求項6】 セラミドが0.2〜0.5重量%の量で
存在する請求項1〜5のいずれか一項に記載の口紅。 - 【請求項7】 0.1〜40%の着色剤をさらに含む請
求項1〜6のいずれか一項に記載の口紅。 - 【請求項8】 2〜85%のエモリエント油をさらに含
む請求項1〜7のいずれか一項に記載の口紅。 - 【請求項9】 ワックスがカンデリラ、オゾケライト、
カルナウバ、蜜蝋、ラノリン、鯨蝋およびその組合せよ
りなる群から選択される請求項1〜9のいずれか一項に
記載の口紅。
Applications Claiming Priority (2)
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US08/622,503 US5667770A (en) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | Long wearing lipstick |
US622503 | 1996-03-25 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH107527A true JPH107527A (ja) | 1998-01-13 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP9072131A Pending JPH107527A (ja) | 1996-03-25 | 1997-03-25 | 口 紅 |
Country Status (9)
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EP (1) | EP0797976B1 (ja) |
JP (1) | JPH107527A (ja) |
AU (1) | AU725037B2 (ja) |
CA (1) | CA2199683A1 (ja) |
DE (1) | DE69726327T2 (ja) |
ES (1) | ES2212044T3 (ja) |
NZ (1) | NZ314362A (ja) |
ZA (1) | ZA972494B (ja) |
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