JPH1074129A - ディスクアレイ装置 - Google Patents

ディスクアレイ装置

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JPH1074129A
JPH1074129A JP8229692A JP22969296A JPH1074129A JP H1074129 A JPH1074129 A JP H1074129A JP 8229692 A JP8229692 A JP 8229692A JP 22969296 A JP22969296 A JP 22969296A JP H1074129 A JPH1074129 A JP H1074129A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RAID1の冗長構成を用いるディスクアレ
イ装置において、データ書き込みの際、データを二重化
する必要から発生するデータの転送量増加を抑える。 【解決手段】 RAID1の冗長構成を用いるディスク
アレイ装置において、複数の磁気ディスク装置とディス
ク制御装置を接続するインターフェースを設け、データ
書き込み際に、第一の磁気ディスク装置にデータ転送
し、該データを第一の磁気ディスク装置が、ディスク制
御装置を経由せずに、第二の磁気ディスク装置に直接転
送する。 【効果】 データ書き込みの際、ディスク制御装置と磁
気ディスク装置間のデータ転送量が減少して、ディスク
制御装置の処理性能が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクアレイ装
置に関し、特に、データに二重化時のディスクアレイ装
置内のディスク制御装置とディスク装置との間のインタ
ーフェース上のデータ転送量を低減することで、ディス
ク制御装置の処理性能を向上させるディスクアレイ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】記憶装置の信頼性の向上を目的としたデ
ィスクアレイ装置では、データの読出し、書込みが、故
障により不可能になるのを防ぐため、データを複数の磁
気ディスク装置に多重化して記録する冗長構成を用いて
いる。数種の冗長構成が、「ACase for Redundant Arra
y of Inexpensive Disk(RAID)」(Proceedings of the1
988 ACM SIGMOD Conference on the Management of Dat
a 1988)に記載されている。この論文で規定されている
数種の冗長構成の中で、とくに二台の磁気ディスク装置
にデータを重複して書込む、RAID1の呼称で規定さ
れている冗長構成の場合、二台の内の一方の磁気ディス
ク装置が故障しても、もう一方の正常な磁気ディスク装
置に同一のデータが記録されているので、データの読出
しは可能である。
【0003】図8は、従来のデータ二重化の方式を用い
るディスクアレイ装置の構成の一例を示した概略図であ
る。ディスクアレイ装置は、ディスク制御装置801、
及びディスク装置802a、802b、803a、80
3bから構成される。ディスク制御装置801は、ディ
スク装置との通信路を制御するSCSI制御回路809
a、809b、809c、809d、ホストコンピュー
タとのインタフェースであるインタフェース制御回路8
05、マイクロプロセッサ806、キャッシュメモリ8
08から構成される。また、図9はこのような従来のデ
ィスクアレイ装置における新データ書込みのシーケンス
を示すフローチャートである。図8および図9を用い
て、従来のデータ二重化の方式を用いるディスクアレイ
装置における、ホストコンピュータからデータ書込み、
読み出しの要求に対する動作について以下に説明する。
【0004】まず、書込み要求の場合は、ホストコンピ
ュータからの書込み要求を受けたディスクアレイ装置内
のディスク制御装置801が、二台一組で冗長構成とな
っている磁気ディスク装置802a、802bの両方に
対してWRITEコマンドまたはパラメータを送り(ス
テップ901)、該WRITEコマンドまたはパラメー
タを受けて、それぞれの磁気ディスク装置802a、8
02bは、磁気ヘッドの位置をディスク上のデータを転
送すべき位置に移動させ、またデータを書き込むべき位
置がヘッドの直下に回転してくるまで待つシーク・サー
チ動作を開始する(ステップ902)。磁気ディスク装
置802a、802bが、このシーク・サーチ動作を行
っているのと平行して、ディスク制御装置801は該磁
気ディスク装置内のバッファメモリに該データを転送し
てデータ転送処理を終了する(ステップ903)。シー
ク・サーチ動作が完了すると、該磁気ディスク装置80
2a、802bは、バッファメモリにある該データをデ
ィスクに書込み(ステップ904)、書込みが正常に終
了したことをディスク制御装置801に通知する。この
通知を受けたディスク制御装置801は二台の磁気ディ
スク装置がそれぞれ正常に書込みを行ったことを確認
し、ホストコンピュータに書込み要求が正常に終了した
ことを通知する。
【0005】次に、ホストコンピュータからデータの読
み出し要求を受けた場合であるが、この場合には二通り
の方法がある。
【0006】第一の方法は、ディスクアレイ装置内のデ
ィスク制御装置801は、あらかじめ決めてある一方の
磁気ディスク装置802aに、読み出しコマンドおよび
パラメータを発行する。これを受けた磁気ディスク装置
802aは、シーク・サーチ動作を開始し、該データの
転送が可能な状態になると磁気ディスク装置802a内
のバッファメモリにデータを送る。また、磁気ディスク
装置802aは、バッファメモリに該データを転送する
動作と平行して、データ転送可能状態であることをディ
スク制御装置801に通知し、この通知を受けたディス
ク制御装置801は、この磁気ディスク装置802a内
のバッファメモリから該データを読み出し、ホストコン
ピュータにデータ転送を行う。
【0007】第二の方法は、冗長構成となっている二台
一組の磁気ディスク装置のシーク・サーチ動作の早く完
了する方にコマンドを出す方法である。この方法の場
合、二台の磁気ディスク装置の早くデータ転送可能状態
になる方の磁気ディスク装置を選ぶので、磁気ディスク
装置の読み出し時間を短くすることが出来る。ただし、
この方法の場合は、ディスク制御装置が、それぞれの磁
気ディスク装置にすでに発行されているコマンドの待ち
行列を管理している必要がある。
【0008】ここで、従来のデータ二重化の方式におけ
る問題として挙げられることは、新データ書込みの処理
の場合、同一データを二台の磁気ディスクに書き込まな
ければならないので、単純に通常の磁気ディスク装置に
書き込む場合の2倍のマイクロプロセッサのデータ転送
処理時間が必要になることである。この問題により、デ
ィスク制御装置にかかる負荷は大きく、ディスク制御装
置の処理性能の低下につながる。
【0009】この問題を解決する一つの例と考えられる
特開平7−281959号公報の方法では、二台の磁気
ディスク装置間で互いに各々の動作状態を連絡する手段
を磁気ディスク装置内に設け、この連絡手段を用いて、
二台の磁気ディスク装置で同時に書込み動作を進めると
いう方法を提供している。この方法を用いた場合、磁気
ディスク装置とディスク制御装置との間のデータ転送量
は一台の磁気ディスク装置に対するデータ転送量と同じ
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術として説明
してきたデータ二重化の方法では、二台の磁気ディスク
装置にデータ転送を行うためにディスク制御装置のデー
タ転送処理負荷が増加する。また、この問題を解決する
一例として挙げた特開平7−281959号公報の方法
も、磁気ディスク装置に専用の連絡手段と連絡線を設け
なければならないことや、データの書込み時には二台の
磁気ディスク装置を占有してしまうことから、多数の磁
気ディスク装置を接続して、データ転送の多重度を上げ
て性能を向上させるディスクアレイ装置においては、磁
気ディスク装置の利用効率が低下してしまう。
【0011】本発明の目的は、RAID1の冗長構成を
用いるディスクアレイ装置において、データ二重化にお
けるディスク制御装置と磁気ディスク装置との間のデー
タ転送量を低減する方法を提供すること、また既存の磁
気ディスク装置に対して、この方法のために専用の制御
手段などのハードウェアの追加を行わずに、この方法を
実現することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、複数のディスク装置と、ホストコンピュータからの
入出力要求をうけて該ディスク装置に対するデータ入出
力を制御するディスク制御装置と、該複数のディスク装
置と該ディスク制御装置を接続するインタフェースから
なり、該ディスク装置の内の複数台が一組となりデータ
を重複して格納する冗長構成を用いるディスクアレイ装
置において、データの書き込み時に、該ディスク制御装
置から第一のディスク装置に該インタフェースを介して
データを書き込む手段と、該第一のディスク装置が、該
第一のディスク装置が接続しているインターフェース上
に存在する同一の冗長構成グループの第二のディスク装
置に該データを転送する手段を設ける。
【0013】また、該ディスク装置に、複数のコマンド
及びデータを一時的に保持して置く一時記憶手段と、他
のコマンド実行中に、同一の冗長構成グループのディス
ク装置からのコマンドおよびデータを該一時記憶手段に
て受信および保持する手段と、該一時記憶手段に保持さ
れている実行待ちの複数のコマンドの実行順序を変更す
る手段を設ける。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の提供する、RAID1の
冗長構成を用いるディスクアレイ装置における、データ
二重化の方法を、図1から図7を参照して詳細に説明す
る。
【0015】図1は、本発明に係わるディスクアレイ装
置の一実施例を簡略に示したものである。ここに示した
実施例では、ディスク制御装置と磁気ディスク装置とを
接続するインターフェースとして、FC−AL(Fibre
Channel Arbitrated Loop)を用いた場合について示す
が、磁気ディスク装置以外の記憶装置(光磁気ディスク
装置等)を接続すること、あるいは、インターフェース
としてFC−AL以外のものを用いて接続しても本発明
を実施可能である。
【0016】図1に示すように、ディスクアレイ装置は
ディスク制御装置101と、二台一組でRAID1冗長
構成グループを形成する磁気ディスク装置102a、1
02bと磁気ディスク装置103a、103bと、該デ
ィスク制御装置と該磁気ディスク装置とを接続するFC
−ALインターフェース104から構成される。ディス
ク制御装置101はホストコンピュータとのインターフ
ェースを制御するインターフェース制御回路105、マ
イクロプロセッサ106、内部バス107、ホストコン
ピュータと磁気ディスク装置装置間で転送されるデータ
を一時的に保持するキャッシュメモリ108、FC−A
Lインターフェースの制御を行うFC−AL制御回路1
09より構成される。マイクロプロセサ106は図1に
は示さないメモリ内のプログラムにより動作する。
【0017】ホストコンピュータから書き込み要求が発
せられると、先ず書込みデータはキャッシュメモリ10
8に書き込まれる。マイクロプロセッサ106は、ホス
トコンピュータの書込み要求のパラメータに従って、キ
ャッシュメモリ108に保持されている該データをFC
−AL制御回路109に渡すと共に、FC−AL制御回
路109に対して、該渡したデータを磁気ディスク装置
へ書き込むことを指令する。この時、マイクロプロセッ
サ106は、書込み命令を発行した先の磁気ディスク装
置(ここでは仮に磁気ディスク装置102aとする)、
およびそれと組になっている磁気ディスク装置102b
(データ二重化用のディスク)を他のディスク装置から
識別するためのID番号と、該データの書込まれるべき
論理ブロックアドレス等の制御情報とを同時にFC−A
L制御回路109に転送する。この書込み命令を受けた
FC−AL制御回路109は、上記制御情報を基にDD
WRITEコマンド(後述する)を作成し、このDDW
RITEコマンドをFC−ALインタフェースを介して
磁気ディスク装置へ発行することにより、ホストからの
データを磁気ディスク装置へ転送する。
【0018】書込み命令を受けた磁気ディスク装置10
2aは転送されてきたデータをディスクに書き込むと共
に、該データを組になっている第二の磁気ディスク装置
102bに対して転送する。
【0019】図1の実施例では、従来例である図8と比
較して、磁気ディスク装置102a、102b、103
a、103bが同一のFC−ALインターフェース10
4上に接続されていることから、本発明の提案する磁気
ディスク装置間で二重化のためのデータ転送がディスク
制御装置101を経由せずに行う事が可能であり、デー
タ二重化におけるディスク制御装置101と磁気ディス
ク装置間のデータ転送量の低減が可能となる。
【0020】なお、図1のディスク制御装置と磁気ディ
スク装置間を接続するインターフェースには、バスのア
ービトレーション(調停)を行う機能が搭載される。装
置としては、ハードウェアとして搭載されやすいものが
用い、かつ単位時間におけるデータ転送の多重度が高い
ものを用いるのが望ましい。このバスのアービトレーシ
ョ機能は、ディスク制御装置がコマンドを磁気ディスク
装置に送信する際や、磁気ディスク装置が二重化データ
を組になっている二重化ディスク装置へコマンドを送信
する際に、使用される。
【0021】図2は、図1の磁気ディスク装置102a
の構成の一例を示したものである。ただし、この図1の
磁気ディスク装置102a、102b、103a、10
3bはすべて同一の構成であるとする。磁気ディスク装
置102aは、磁気ディスクを制御する磁気ディスク制
御部201、データを格納するディスク202、ディス
ク202とのデータ転送を行う磁気ヘッド203を備え
るアーム204からなる。また、磁気ディスク制御部2
01は、ディスク制御装置101とのインターフェース
であるFC−ALの制御を行うFC−AL制御回路21
3、磁気ディスクの制御を行うマイクロプロセッサ20
5、アーム204やディスク202の制御を行うディス
クコントローラ206、書込み・読み込みの制御を行う
読み/書き制御回路207、受け付けたコマンドやデー
タを一時的に保持して置く手段としてのバッファメモリ
208からなる。
【0022】図2では、バッファメモリ208には、読
み出しデータ用209、書込みデータ用210のバッフ
ァメモリ、および二重化用データ転送先アドレス用のバ
ッファメモリを備える。二重化用データ転送先アドレス
用のバッファメモリには、磁気ディスク装置がDDWR
ITEコマンドを受けたとき、DDWRITEコマンド
内に示される二重化用データ転送先アドレスである二重
化用磁気ディスク装置のID番号が格納される。この転
送先アドレスは、二重化先の磁気ディスク装置へデータ
を転送する際に使用される。
【0023】また、バッファメモリ208の容量を増や
すことによって、バッファメモリ内にインタフェースか
らの複数のコマンド及びデータを一時的に保持すること
ができる。このため、DDWRITEコマンド以外のコ
マンド実行中にも、同一の冗長構成グループの磁気ディ
スク装置からのコマンドおよびデータをバッファメモリ
にて受信および保持することが可能となる。この結果、
該バッファメモリに保持されている実行待ちの複数のコ
マンドの実行順序を変更することができ、必要に応じて
二重化データの書込処理を先に実行するなど、また、逆
に二重化データの書込処理を後にするなど、通常の処理
の発生具合を考慮した二重化データの書込処理が可能と
なり、柔軟なディスクアレイ装置を構成することができ
る。
【0024】次に、図3および図4を用いてコマンドの
説明をする。
【0025】図3は、本実施例のFC−ALインターフ
ェースにおける、新設のコマンド(DDWRITEコマ
ンドと呼ぶ)の構造を示す。このコマンドは、ディスク
制御装置101から磁気ディスク装置102aに対し
て、データの書込みを指示し、かつ磁気ディスク装置1
02aに対して、データの二重化先である磁気ディスク
装置102bに該データを転送することを指示する内容
を持ち、EC−AL制御回路109によって作成され、
発行される。FC−ALインターフェースはSCSI−
3規格をサポートしており、これに規定されている、グ
ループ6のベンダが独自に定義してよいオペレーション
コードC0H(バイト0)を使用する。このコマンドに
は、二重化先である磁気ディスク装置102bを示す
「転送先磁気ディスク装置SISI ID番号」(図3
の8バイト目)を有する。磁気ディスク装置102a
は、これを参照することによって、データの二重化先で
ある磁気ディスク装置102bにディスク制御装置10
1から受けた該データを転送する。
【0026】図4は、既存のコマンドを用いてDDWR
ITEコマンドの機能を実現したい場合に使用するXO
Rコマンドの構成を示す。XORコマンド(オペレーシ
ョンコード80H)はSCSI−3で規定されており、
このコマンド中の未使用ビット(図4のバイト1の5及
び6ビット目)を排他的論理和演算の実行の有無に対応
させ、排他的論理和演算の実行の無しを設定すること
で、DDWRITEコマンドの機能相当を実現可能とな
る。
【0027】排他的論理和(XOR:eXclusiv
e OR)は、先述のディスクアレイ装置にいくつかあ
る冗長構成の内、RAID4とRAID5と呼ばれるも
のに必要なパリティデータ(故障時のデータ回復用の冗
長データ)を生成する為に必要な演算である。データを
ブロック単位で複数の磁気ディスク装置に格納するRA
ID4、RAID5では、冗長構成をとる複数の磁気デ
ィスク装置内のデータをブロック単位で排他的論理和を
演算し、この演算結果をパリティデータとして磁気ディ
スク装置に格納する。
【0028】図6は、本来のXORコマンドによるディ
スクアレイ装置の動作とコマンドやデータの転送経路と
を簡略に示した図である。図6中では磁気ディスク装置
602a、602b、602c、602dの四台の磁気
ディスク装置でRAID5の冗長構成をなす1つのグル
ープを形成しているとする。以下、XORコマンドによ
るディスクアレイ装置の動作を簡単に説明する。
【0029】ホストコンピュータのデータ書き込み要求
を受けたディスク制御装置601は、XORコマンドを
該データを書き込むべき磁気ディスク装置602aに発
行する。磁気ディスク装置602aは書き換えられる旧
データを格納している磁気ディスク装置であり、一時保
持手段であるバッファメモリに新データが書き込まれる
(経路604)と同時に、磁気ディスク装置602aは
旧データをディスクから読み出し、該新データと該旧デ
ータの排他的論理和演算を磁気ディスク装置602a内
で行い、該新データをディスクに書き込んだ後、該新デ
ータと該旧データの排他的論理和の結果である中間デー
タを、旧パリティデータを格納している磁気ディスク装
置602dに転送する(経路605)。
【0030】該中間データは該旧パリティデータを格納
している磁気ディスク装置602dのバッファメモリに
格納される。その後は、先述の動作と同様に、中間デー
タと旧パリティデータの排他的論理和が演算され、該演
算の結果である新パリティデータがディスクに書き込ま
れ、新パリティデータの書き込みの正常終了ステータス
をパリティデータを格納する磁気ディスク装置602d
からデータを格納する磁気ディスク装置602aに返送
し、該正常終了ステータスを受けた磁気ディスク装置6
02aは、XORコマンドが正常に終了したことをディ
スク制御装置601に返送する。
【0031】ここで、XORコマンドによる動作の内、
パリティデータ生成のための旧データおよび旧パリティ
データのディスクからの読み出し、および排他的論理和
演算を実行させなければ、旧データが格納されているデ
ィスク装置602aでは、ディスク制御装置601から
転送された新データが、当該ディスク制御装置602a
に書き込まれると共に、そのまま中間データとして旧パ
リティデータが格納されている磁気ディスク装置602
dへ転送されることになる。そして磁気ディスク装置6
02dでは、中間データがそのまま磁気ディスク装置6
02dに書き込まれることになる。
【0032】即ち、図4に示すXORコマンドにおい
て、1バイト目の第6、5ビットが未使用となっている
ので、ここを排他的論理和演算の実行の有無に対応さ
せ、排他的論理和演算の実行の無に設定し、当該XOR
コマンドを実行させれば、DDWRITEコマンドと同
様に、ディスク制御装置から転送されたデータが、旧デ
ータの格納されている磁気ディスク装置602aとパリ
ティデータの格納されている磁気ディスク装置602d
に転送されることになる。
【0033】図5は、DDWRITEコマンドによる、
ディスクアレイ装置の動作とコマンドやデータの転送経
路とを示した図である。経路501〜505の順でコマ
ンド叉はデータが転送される。また、図7はDDWRI
TEコマンドを受けた磁気ディスク装置のシーケンスを
示したフローチャートである。以下、図5および図7を
用いて、DDWRITEコマンドによる動作を説明す
る。
【0034】ホストコンピュータのデータ書き込み要求
を受けたディスク制御装置101は、DDWRITEコ
マンドを該データを書き込むべき磁気ディスク装置10
2aに発行する。ここで、ディスク制御装置101は、
DDWRITEコマンドを発行する磁気ディスク装置を
二台一組になっている磁気ディスク装置のどちらにして
もよい。常にどちらか一方に発行するように決めておい
てもよいし、ランダムに二台のどちらかを選ぶ方法でも
よい。望ましい実施例としては、磁気ディスク装置に対
して、既に発行されて実行を待っているコマンドの待ち
行列をディスク制御装置101が監理していて、待ち行
列の短い方にコマンドを発行する方法である。
【0035】また、すでに待ち行列に入っている実行待
ちコマンド列の実行順序を並べ変える機能はSCSI仕
様に規定されているキューイング機能を用いて、コマン
ドのパラメータの示す論理ブロックアドレスと転送ブロ
ック数により、シーク・サーチ動作が最小となるように
最適化する手法を用いて実現すれば良い。
【0036】コマンドを受けた磁気ディスク装置102
aは、シーク・サーチ動作を開始する(ステップ70
1、702)。同時に、ディスク制御装置から転送され
る新データを一時保持手段であるバッファメモリに格納
し(ステップ703)、データ書込み可能な状態になる
まで待つ(ステップ705)。シーク・サーチ動作が完
了し(ステップ704)、ディスクへデータ転送可能状
態になると、磁気ディスク装置はバッファメモリより該
新データをディスクに書き込む(ステップ706)。次
に、データの二重化のために、磁気ディスク装置102
aは、同一のRAID1グループを構成するもう一方の
磁気ディスク装置102bに該新データを転送する。こ
の時に、磁気ディスク装置102aが磁気ディスク装置
102bへ発行するコマンドは、ディスク制御装置が磁
気ディスク装置に書込を指示するところの通常の書込み
コマンドと同様でよい(ステップ707)。該新データ
をディスクに書き込むまでの動作は最初にコマンドを受
けた磁気ディスク装置と同様である(ステップ708〜
713)。
【0037】DDWRITEコマンドによる該新データ
のディスクへの書き込みが完了した場合、書き込みの正
常終了ステータスをデータを格納する磁気ディスク装置
102aからデータを格納する磁気ディスク装置102
bに転送し、該正常終了ステータスを受けた該磁気ディ
スク装置102bは、DDWRITEコマンドが正常に
終了したことをディスク制御装置101に返送する。こ
の場合、ディスク制御装置101は、一度正常終了を示
すステータスを受けるだけで二重データ書込が終了した
ことを知ることができ、個々の磁気ディスク装置から終
了ステータスを受けていた場合と比べて、ステータスを
受ける回数が少なくなり、その管理が容易となり、ま
た、オーバヘッドを削減できる。あるいは、二台の磁気
ディスク装置102a、102bが、それぞれディスク
への書込み動作が正常に終了した時点で、正常終了ステ
ータスをディスク制御装置101へ直接返送してもよ
い。この場合、ディスク制御装置101がDDWRIT
Eコマンドを正常終了と判断するのは、二台の磁気ディ
スク装置102aおよび102bから正常終了ステータ
スを受けた時点となる。
【0038】
【発明の効果】本発明により、RAID1の冗長構成を
用いるディスクアレイ装置において、ディスク制御装置
と磁気ディスク装置間のデータ転送量を低減させ、処理
性能を向上させる効果がある。また、少数のインターフ
ェースで本発明は効果を発揮し、本発明のために特に特
別な制御手段などを必要としないため安価に高性能なデ
ィスクアレイを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関するディスクアレイ装置の一構成例
を示した概略図。
【図2】本発明に関する磁気ディスク装置の一構成例を
示した概略図。
【図3】本発明に関する磁気ディスク装置間でデータの
二重化を実行させるコマンドの一構成例を示す構成図。
【図4】本発明に係わり、RAID4叉は5の冗長構成
のディスクアレイ装置に用いられるXORコマンドの構
成図。
【図5】本発明に係わるディスクアレイ装置の動作の一
例を示す概略図。
【図6】本発明に関するディスクアレイ装置の動作の一
例を示す概略図。
【図7】本発明に関するディスクアレイ装置の動作の一
例を示すフローチャート。
【図8】従来のディスクアレイ装置の構成を示した概略
図。
【図9】従来のディスクアレイ装置の動作を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
101、601、801…ディスク制御装置、102
a、102b、103a、103b、602a、602
b、602c、602d、802a、802b、803
a、803b…磁気ディスク装置、804a、804
b、804c、804d…SCSIインターフェース、
104、603…FC−ALインターフェース、10
5、805…インターフェース制御回路、106、20
5、806…マイクロプロセッサ、107、212、8
07…内部バス、108、808…キャッシュメモリ、
109、213…FC−AL制御回路、201…磁気デ
ィスク制御部、202…ディスク、203…磁気ヘッ
ド、204…アーム、206…ディスクコントローラ、
207…読み/書き制御回路、208…バッファメモ
リ、209…読出しデータ用バッファメモリ、210…
書込みデータ用バッファメモリ、211…二重化用デー
タ転送先アドレス用バッファメモリ、301…SCSI
コマンド、401…XORコマンド、809a、809
b、809c、809d…SCSI制御回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のディスク装置と、ホストコンピュー
    タからの入出力要求をうけて該ディスク装置に対するデ
    ータ入出力を制御するディスク制御装置と、該複数のデ
    ィスク装置と該ディスク制御装置を接続するインタフェ
    ースからなり、該ディスク装置の内の複数台が一組とな
    りデータを重複して格納する冗長構成を用いるディスク
    アレイ装置であって、 データの書き込み時に、該ディスク制御装置から第一の
    ディスク装置に該インタフェースを介してデータを書き
    込む手段と、 該第一のディスク装置が、該第一のディスク装置が接続
    しているインターフェース上に存在する同一の冗長構成
    グループの第二のディスク装置に該データを転送する手
    段とを有するディスクアレイ装置。
  2. 【請求項2】該ディスク装置は、 複数のコマンド及びデータを一時的に保持して置く一時
    記憶手段と、 他のコマンド実行中に、同一の冗長構成グループのディ
    スク装置からのコマンドおよびデータを該一時記憶手段
    にて受信および保持する手段と、 該一時記憶手段に保持されている実行待ちの複数のコマ
    ンドの実行順序を変更する手段を備える請求項1記載の
    ディスクアレイ装置。
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