JPH1073468A - フューエルレベルゲージの故障診断装置 - Google Patents
フューエルレベルゲージの故障診断装置Info
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- JPH1073468A JPH1073468A JP8249071A JP24907196A JPH1073468A JP H1073468 A JPH1073468 A JP H1073468A JP 8249071 A JP8249071 A JP 8249071A JP 24907196 A JP24907196 A JP 24907196A JP H1073468 A JPH1073468 A JP H1073468A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- fuel level
- level
- abnormality
- level gauge
- Prior art date
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- Pending
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- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フューエルレベルゲージの故障診断装置にお
いて、燃料が満量側でもショート異常を診断するととも
に、安定した燃料レベルを計算できるので、異常診断の
精度を向上する。 【構成】 燃料レベルが満量に近い設定レベルよりも大
きい時に燃料噴射量を積算し、燃料レベルと燃料噴射量
積算値との相関によって燃料レベルゲージの異常を診断
する異常診断部が備えられた制御手段を設けた。
いて、燃料が満量側でもショート異常を診断するととも
に、安定した燃料レベルを計算できるので、異常診断の
精度を向上する。 【構成】 燃料レベルが満量に近い設定レベルよりも大
きい時に燃料噴射量を積算し、燃料レベルと燃料噴射量
積算値との相関によって燃料レベルゲージの異常を診断
する異常診断部が備えられた制御手段を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フューエルレベ
ルゲージの故障診断装置に係り、特に燃料が満量側でも
ショート異常を診断するとともに、異常診断の精度を向
上し得るフューエルレベルゲージの故障診断装置に関す
る。
ルゲージの故障診断装置に係り、特に燃料が満量側でも
ショート異常を診断するとともに、異常診断の精度を向
上し得るフューエルレベルゲージの故障診断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両の燃料タンクにあっては、燃料レベ
ルを検出するために、燃料レベルゲージを設けている。
この燃料レベルゲージは、燃料レベルを検出して、この
燃料レベルに対応する電圧を制御手段に出力するもので
ある。
ルを検出するために、燃料レベルゲージを設けている。
この燃料レベルゲージは、燃料レベルを検出して、この
燃料レベルに対応する電圧を制御手段に出力するもので
ある。
【0003】この燃料レベルゲージにあっては、図5に
示す如く、出力電圧が、上限値(VH)と下限値
(VL )間にあれば、正常であると診断され、逆に、上
限値(VH )以上の時には、異常と診断されるフューエ
ルレベルゲージの故障診断装置が設けられている。
示す如く、出力電圧が、上限値(VH)と下限値
(VL )間にあれば、正常であると診断され、逆に、上
限値(VH )以上の時には、異常と診断されるフューエ
ルレベルゲージの故障診断装置が設けられている。
【0004】また、このようなフューエルレベルゲージ
の故障診断装置としては、例えば、特開昭60−853
21号公報に開示されている。この公報に記載のもの
は、燃料タンクの内部に設けられてフロートの動きに関
連して抵抗値変化をするフュエルセンダと、フュエルセ
ンダに所定電圧を印加し、フュエルセンダの出力信号を
電圧変化信号として出力するマルチプレクサと、マルチ
プレクサの出力信号をデイジタル信号に変換するアナロ
グ・デイジタルコンバータと、アナログ・デイジタルコ
ンバータと燃料表示計との間に接続された積算回路と、
車両が走行した時に信号を発し、この信号を演算回路に
供給する車輌走行センサとを設けることにより、車輌が
走行中であれば、短時間に故障を発見するものである。
の故障診断装置としては、例えば、特開昭60−853
21号公報に開示されている。この公報に記載のもの
は、燃料タンクの内部に設けられてフロートの動きに関
連して抵抗値変化をするフュエルセンダと、フュエルセ
ンダに所定電圧を印加し、フュエルセンダの出力信号を
電圧変化信号として出力するマルチプレクサと、マルチ
プレクサの出力信号をデイジタル信号に変換するアナロ
グ・デイジタルコンバータと、アナログ・デイジタルコ
ンバータと燃料表示計との間に接続された積算回路と、
車両が走行した時に信号を発し、この信号を演算回路に
供給する車輌走行センサとを設けることにより、車輌が
走行中であれば、短時間に故障を発見するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、燃料
レベルが満量時において、燃料レベルゲージからの出力
電圧は、燃料レベルゲージの抵抗の生産ばらつきによっ
て下限値(VL )を下回ってしまうものがあり、正常で
あるにも拘らず、異常と診断してしまうことがあるの
で、下限値(VL )側の異常診断が実施できなく、この
ため、燃料レベルゲージの断線異常を検出できるが、シ
ョート異常を検出できないという不都合があった。
レベルが満量時において、燃料レベルゲージからの出力
電圧は、燃料レベルゲージの抵抗の生産ばらつきによっ
て下限値(VL )を下回ってしまうものがあり、正常で
あるにも拘らず、異常と診断してしまうことがあるの
で、下限値(VL )側の異常診断が実施できなく、この
ため、燃料レベルゲージの断線異常を検出できるが、シ
ョート異常を検出できないという不都合があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、燃料タンク内の燃料レベ
ルを検出してこの燃料レベルに対応する電圧を出力する
燃料レベルゲージの異常を診断するフューエルレベルゲ
ージの故障診断装置において、燃料レベルが満量に近い
設定レベルよりも大きい時に燃料噴射量を積算し、燃料
レベルと燃料噴射量積算値との相関によって前記燃料レ
ベルゲージの異常を診断する異常診断部が備えられた制
御手段を設けたことを特徴とする。
述の不都合を除去するために、燃料タンク内の燃料レベ
ルを検出してこの燃料レベルに対応する電圧を出力する
燃料レベルゲージの異常を診断するフューエルレベルゲ
ージの故障診断装置において、燃料レベルが満量に近い
設定レベルよりも大きい時に燃料噴射量を積算し、燃料
レベルと燃料噴射量積算値との相関によって前記燃料レ
ベルゲージの異常を診断する異常診断部が備えられた制
御手段を設けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明は、燃料レベルが満量に
近い設定レベルよりも大きい時に燃料噴射量を積算し、
燃料レベルと燃料噴射量積算値との相関によって燃料レ
ベルゲージの故障を診断するので、燃料が満量側でもシ
ョート異常を診断するとともに、安定した燃料レベルを
計算できるので、異常診断の精度を向上することができ
る。
近い設定レベルよりも大きい時に燃料噴射量を積算し、
燃料レベルと燃料噴射量積算値との相関によって燃料レ
ベルゲージの故障を診断するので、燃料が満量側でもシ
ョート異常を診断するとともに、安定した燃料レベルを
計算できるので、異常診断の精度を向上することができ
る。
【0008】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜6は、この発明の実施例
を示すものである。図6において、2は車両(図示せ
ず)に搭載される内燃機関、4はシリンダブロック、6
はシリンダヘッド、8はオイルパン、10はクランク
軸、12はエアクリーナ、14は吸気管、16はスロッ
トルボディ、18はスロットル弁、20はサージタン
ク、22は吸気マニホルド、24は排気マニホルド、2
6はフロント触媒コンバータ、28は排気管、30はリ
ア触媒コンバータ、32は燃料タンクである。この燃料
タンク32には、燃料タンク32内の燃料レベルを検出
して、この燃料レベルに対応する電圧を出力する燃料レ
ベルゲージ34が設けられている。
且つ具体的に説明する。図1〜6は、この発明の実施例
を示すものである。図6において、2は車両(図示せ
ず)に搭載される内燃機関、4はシリンダブロック、6
はシリンダヘッド、8はオイルパン、10はクランク
軸、12はエアクリーナ、14は吸気管、16はスロッ
トルボディ、18はスロットル弁、20はサージタン
ク、22は吸気マニホルド、24は排気マニホルド、2
6はフロント触媒コンバータ、28は排気管、30はリ
ア触媒コンバータ、32は燃料タンクである。この燃料
タンク32には、燃料タンク32内の燃料レベルを検出
して、この燃料レベルに対応する電圧を出力する燃料レ
ベルゲージ34が設けられている。
【0009】サージタンク20と燃料タンク32間に
は、蒸発燃料制御装置36が設けられている。この蒸発
燃料制御装置36にあっては、燃料タンク32に連通す
るエバポ通路38とサージタンク20に連通するパージ
通路40との間にキャニスタ42が設けられている。ま
た、エバポ通路38には、燃料タンク32側から順次に
タンク内圧センサ44とセパレータ46と圧力制御弁4
8とが設けられている。この圧力制御弁48は、圧力通
路50を介してサージタンク20に連通している。この
圧力通路50には、負圧弁制御弁52が設けられてい
る。また、パージ通路40には、パージ弁54が設けら
れている。また、キャニスタ42には、大気制御弁56
が設けられている。
は、蒸発燃料制御装置36が設けられている。この蒸発
燃料制御装置36にあっては、燃料タンク32に連通す
るエバポ通路38とサージタンク20に連通するパージ
通路40との間にキャニスタ42が設けられている。ま
た、エバポ通路38には、燃料タンク32側から順次に
タンク内圧センサ44とセパレータ46と圧力制御弁4
8とが設けられている。この圧力制御弁48は、圧力通
路50を介してサージタンク20に連通している。この
圧力通路50には、負圧弁制御弁52が設けられてい
る。また、パージ通路40には、パージ弁54が設けら
れている。また、キャニスタ42には、大気制御弁56
が設けられている。
【0010】また、内燃機関2の吸気系には、排気の一
部を吸気系に供給するEGR装置58が設けられてい
る。このEGR装置58は、EGR制御弁60と背圧制
御弁62とEGR判定弁64とを有している。
部を吸気系に供給するEGR装置58が設けられてい
る。このEGR装置58は、EGR制御弁60と背圧制
御弁62とEGR判定弁64とを有している。
【0011】また、サージタンク20には、フィルタ6
6を介して吸気管圧力を検出する圧力センサ68が設け
られている。
6を介して吸気管圧力を検出する圧力センサ68が設け
られている。
【0012】内燃機関2には、クランク角センサ70が
設けられる。このクランク角センサ70は、エンジン回
転数センサとしての機能をも有し、クランク軸10に取
付けられて外周縁に複数の歯部72を有するクランク角
プレート74と、シリンダブロック4に取付けた電磁ピ
ックアップ76とからなる。
設けられる。このクランク角センサ70は、エンジン回
転数センサとしての機能をも有し、クランク軸10に取
付けられて外周縁に複数の歯部72を有するクランク角
プレート74と、シリンダブロック4に取付けた電磁ピ
ックアップ76とからなる。
【0013】このクランク角センサ70は、制御手段
(ECU)78に連絡している。
(ECU)78に連絡している。
【0014】この制御手段78には、また、シリンダヘ
ッド6に取付けた水温センサ80と、吸気管14に取付
けた吸気温センサ82と、スロットルボディ16に取付
けたスロットル開度センサ84と、点火装置86と、燃
料レベルゲージ34と、圧力センサ68と、タンク内圧
センサ44と、負圧制御弁52と、大気制御弁56と、
パージ弁54と、EGR制御弁60と、EGR判定弁6
4と、排気マニホルド24に取付けたフロントO2 セン
サ88と、リア触媒コンバータ30の下流側の排気管2
8に取付けたリアO2 センサ90と、大気圧を検出する
大気圧センサ92と、バッテリ94と、そして、イグニ
ションキー96とが連絡している。
ッド6に取付けた水温センサ80と、吸気管14に取付
けた吸気温センサ82と、スロットルボディ16に取付
けたスロットル開度センサ84と、点火装置86と、燃
料レベルゲージ34と、圧力センサ68と、タンク内圧
センサ44と、負圧制御弁52と、大気制御弁56と、
パージ弁54と、EGR制御弁60と、EGR判定弁6
4と、排気マニホルド24に取付けたフロントO2 セン
サ88と、リア触媒コンバータ30の下流側の排気管2
8に取付けたリアO2 センサ90と、大気圧を検出する
大気圧センサ92と、バッテリ94と、そして、イグニ
ションキー96とが連絡している。
【0015】この制御手段78には、燃料レベルゲージ
34の異常を診断する異常診断部78aとメモリ(記憶
部)78bとが備えられている。
34の異常を診断する異常診断部78aとメモリ(記憶
部)78bとが備えられている。
【0016】この異常診断部78aは、燃料レベル
(L)が満量に近い設定レベル(La)よりも大きい時
に燃料噴射量を積算し、図4に示す如く、燃料レベル
(L)と燃料噴射量積算値(FINJ)との相関によっ
て燃料レベルゲージ34の異常を診断するものである。
(L)が満量に近い設定レベル(La)よりも大きい時
に燃料噴射量を積算し、図4に示す如く、燃料レベル
(L)と燃料噴射量積算値(FINJ)との相関によっ
て燃料レベルゲージ34の異常を診断するものである。
【0017】また、異常診断部78aは、燃料レベル平
均値(FLmean)が所定の誤差(α)以外の時の燃
料レベル(L)を燃料レベル平均値(FLmean)の
計算に用いないものである。
均値(FLmean)が所定の誤差(α)以外の時の燃
料レベル(L)を燃料レベル平均値(FLmean)の
計算に用いないものである。
【0018】更に、異常診断部78aは、燃料レベル平
均値(FLmean)が満量に近い設定レベル(La)
よりも大きい時以外の場合に、燃料レベル平均値(FL
mean)を電圧値に変換し、この電圧値と断線チェッ
ク用レベル(VH )とを比較し、燃料レベルゲージ34
の断線を診断するものである。
均値(FLmean)が満量に近い設定レベル(La)
よりも大きい時以外の場合に、燃料レベル平均値(FL
mean)を電圧値に変換し、この電圧値と断線チェッ
ク用レベル(VH )とを比較し、燃料レベルゲージ34
の断線を診断するものである。
【0019】次に、この実施例の作用を、図1のフロー
チャートに基づいて説明する。
チャートに基づいて説明する。
【0020】内燃機関2を始動してプログラムがスター
トすると(ステップ102)、先ず、燃料レベル平均値
(FLmean)が満量に近い設定レベル(La)より
も大きいか否か、つまり、FLmean>Laかを判断
する(ステップ104)。
トすると(ステップ102)、先ず、燃料レベル平均値
(FLmean)が満量に近い設定レベル(La)より
も大きいか否か、つまり、FLmean>Laかを判断
する(ステップ104)。
【0021】この燃料レベル平均値(FLmean)
は、バッテリ94を外さない限り、制御手段78のメモ
リ78bに記憶されており、図2、3に示すように計算
される。
は、バッテリ94を外さない限り、制御手段78のメモ
リ78bに記憶されており、図2、3に示すように計算
される。
【0022】即ち、内燃機関2がスタートしてプログラ
ムがスタートすると(ステップ202)、先ず、学習バ
ックアップが有ったか否かを判断する(ステップ20
4)。
ムがスタートすると(ステップ202)、先ず、学習バ
ックアップが有ったか否かを判断する(ステップ20
4)。
【0023】このステップ204でNOの場合には、メ
モリ78bがクリアされており、燃料レベル(F1 …F
n)を計測し(ステップ206)、そして、燃料レベル
をn回計測して平均化(FL)する(ステップ20
8)。
モリ78bがクリアされており、燃料レベル(F1 …F
n)を計測し(ステップ206)、そして、燃料レベル
をn回計測して平均化(FL)する(ステップ20
8)。
【0024】そして、(FLnean−Fn+1)≦±α
か否かを判断するための準備をする(ステップ21
0)。ここで、αは、燃料レベルの所定の誤差である。
か否かを判断するための準備をする(ステップ21
0)。ここで、αは、燃料レベルの所定の誤差である。
【0025】前記ステップ204でYESの場合は、燃
料レベルがメモリ78bに記憶されているので、燃料レ
ベル平均値(FLmean)を平均化(FL)し(ステ
ップ212)、そして、ステップ210に移行させる。
料レベルがメモリ78bに記憶されているので、燃料レ
ベル平均値(FLmean)を平均化(FL)し(ステ
ップ212)、そして、ステップ210に移行させる。
【0026】次いで、(FLmean−Fn+1)≦±α
が成立したか否かを判断する(ステップ214)。
が成立したか否かを判断する(ステップ214)。
【0027】このステップ214でNOの場合には、更
新データ(Fn+1)がFLmean±αに対して大きい
ので、燃料レベルを平均化に加えず、ステップ210に
戻す。
新データ(Fn+1)がFLmean±αに対して大きい
ので、燃料レベルを平均化に加えず、ステップ210に
戻す。
【0028】このステップ214でYESの場合には、
燃料レベル平均値(FLmean)を更新する(ステッ
プ216)。
燃料レベル平均値(FLmean)を更新する(ステッ
プ216)。
【0029】この燃料レベル平均値(FLmean)の
更新は、種々方法があり、{Fn+1+(FLmean×
n−FLmean)}÷n=FLmeanとすると、使
用するメモリ容量が少なくてよいので、メモリ78bへ
の負担が軽減される。また、この燃料レベル平均値(F
Lmean)は、一定時間毎に更新される。
更新は、種々方法があり、{Fn+1+(FLmean×
n−FLmean)}÷n=FLmeanとすると、使
用するメモリ容量が少なくてよいので、メモリ78bへ
の負担が軽減される。また、この燃料レベル平均値(F
Lmean)は、一定時間毎に更新される。
【0030】そして、燃料レベル平均値(FLmea
n)は、イグニションキー96がオフになるまで繰返え
され、イグニションキー96がオフの時に記憶され(ス
テップ218)、プログラムがエンドとなる(ステップ
220)。
n)は、イグニションキー96がオフになるまで繰返え
され、イグニションキー96がオフの時に記憶され(ス
テップ218)、プログラムがエンドとなる(ステップ
220)。
【0031】図1に戻って、このように計測された燃料
レベル平均値(FLmean)と満量に近い設定レベル
(La)とを比較し(ステップ104)、ステップ10
4でYESの場合には、FLmean−La=FLZ
(燃料レベル)とし(ステップ106)、同時に、FL
mean>Laとなった時点から燃料噴射量積算値(F
INJ)を計算する(ステップ108)。
レベル平均値(FLmean)と満量に近い設定レベル
(La)とを比較し(ステップ104)、ステップ10
4でYESの場合には、FLmean−La=FLZ
(燃料レベル)とし(ステップ106)、同時に、FL
mean>Laとなった時点から燃料噴射量積算値(F
INJ)を計算する(ステップ108)。
【0032】そして、図4に示す如く、燃料レベル(F
LZ)と燃料噴射量積算値(FINJ)との相関図によ
り、燃料レベル判定値(FLNGL)以上の場合には、
燃料レベルゲージ34がショート(低電圧)異常と診断
し(ステップ110)、プログラムをエンドとする(ス
テップ112)。
LZ)と燃料噴射量積算値(FINJ)との相関図によ
り、燃料レベル判定値(FLNGL)以上の場合には、
燃料レベルゲージ34がショート(低電圧)異常と診断
し(ステップ110)、プログラムをエンドとする(ス
テップ112)。
【0033】一方、前記ステップ104でNOの場合に
は、燃料レベル平均値(FLmean)<上限値
(VH )か否かを判断する(ステップ114)。
は、燃料レベル平均値(FLmean)<上限値
(VH )か否かを判断する(ステップ114)。
【0034】このステップ114がYESで、燃料レベ
ル平均値(FLmean)が上限値(VH )よりもレベ
ル的に小さくなれば、燃料レベルゲージ34が断線異常
(高電圧)とし(ステップ116)(図5参照)、プロ
グラムをエンドとする(ステップ112)。
ル平均値(FLmean)が上限値(VH )よりもレベ
ル的に小さくなれば、燃料レベルゲージ34が断線異常
(高電圧)とし(ステップ116)(図5参照)、プロ
グラムをエンドとする(ステップ112)。
【0035】前記ステップ114でNOの場合には、直
ちにプログラムをエンドとする(ステップ112)。
ちにプログラムをエンドとする(ステップ112)。
【0036】この結果、この実施例にあっては、燃料レ
ベルゲージ34の異常診断は、燃料レベルゲージ34か
らの出力電圧が上限値(VH )と下限値(VL )との間
で且つ、満量に近い設定レベル(La)以下の時には走
行中の燃料噴射量を加算して行き、積算燃料噴射量が所
定の値を経過した時で、燃料レベルゲージ34の出力電
圧がまだ満量に近い設定レベル(La)の時に行なわれ
る。
ベルゲージ34の異常診断は、燃料レベルゲージ34か
らの出力電圧が上限値(VH )と下限値(VL )との間
で且つ、満量に近い設定レベル(La)以下の時には走
行中の燃料噴射量を加算して行き、積算燃料噴射量が所
定の値を経過した時で、燃料レベルゲージ34の出力電
圧がまだ満量に近い設定レベル(La)の時に行なわれ
る。
【0037】これにより、従来、燃料レベルが満量側の
ショート異常を診断できなかったが、この実施例によっ
てそのショート異常の診断ができるようになった。
ショート異常を診断できなかったが、この実施例によっ
てそのショート異常の診断ができるようになった。
【0038】また、燃料レベル平均値(FLmean)
が所定の誤差(α)以外の時の燃料レベルを燃料レベル
平均値(FLmean)の計算に用いないので、運転状
況に影響されず、安定した燃料レベル(FLZ)を計算
させ、異常診断の精度を向上することができる。
が所定の誤差(α)以外の時の燃料レベルを燃料レベル
平均値(FLmean)の計算に用いないので、運転状
況に影響されず、安定した燃料レベル(FLZ)を計算
させ、異常診断の精度を向上することができる。
【0039】更に、燃料噴射量を常時積算していないの
で、制御手段78への演算負荷を小さくし、ソフトへの
負担を軽減することができる。
で、制御手段78への演算負荷を小さくし、ソフトへの
負担を軽減することができる。
【0040】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、燃料レベルが満量に近い設定レベルより
も大きい時に燃料噴射量を積算し、燃料レベルと燃料噴
射量積算値との相関によって燃料レベルゲージの異常を
診断する異常診断部が備えられた制御手段を設けたこと
により、燃料が満量側でもショート異常を診断するとと
もに、安定した燃料レベルを計算できるので、異常診断
の精度を向上し得る。
発明によれば、燃料レベルが満量に近い設定レベルより
も大きい時に燃料噴射量を積算し、燃料レベルと燃料噴
射量積算値との相関によって燃料レベルゲージの異常を
診断する異常診断部が備えられた制御手段を設けたこと
により、燃料が満量側でもショート異常を診断するとと
もに、安定した燃料レベルを計算できるので、異常診断
の精度を向上し得る。
【図1】燃料レベルゲージの異常診断のフローチャート
である。
である。
【図2】燃料レベル平均値の計算のフローチャートであ
る。
る。
【図3】燃料レベル平均値のタイムチャートである。
【図4】燃料レベルと燃料噴射量積算値との相関を示す
図である。
図である。
【図5】燃料レベルと出力電圧との関係を示す図であ
る。
る。
【図6】故障診断装置のシステム構成図である。
2 内燃機関 34 燃料レベルゲージ 78 制御手段 78a 異常診断部
Claims (3)
- 【請求項1】 燃料タンク内の燃料レベルを検出してこ
の燃料レベルに対応する電圧を出力する燃料レベルゲー
ジの異常を診断するフューエルレベルゲージの故障診断
装置において、燃料レベルが満量に近い設定レベルより
も大きい時に燃料噴射量を積算し、燃料レベルと燃料噴
射量積算値との相関によって前記燃料レベルゲージの異
常を診断する異常診断部が備えられた制御手段を設けた
ことを特徴とするフューエルレベルゲージの故障診断装
置。 - 【請求項2】 前記異常診断部は、燃料レベル平均値が
所定の誤差以外の時の燃料レベルを燃料レベル平均値の
計算に用いないことを特徴とする請求項1に記載のフュ
ーエルレベルゲージの故障診断装置。 - 【請求項3】 前記異常診断部は、燃料レベル平均値が
前記満量に近い設定レベルよりも大きい時以外の場合
に、燃料レベル平均値を電圧値に変換し、この電圧値と
断線チェック用レベルとを比較し、燃料レベルゲージの
断線を診断することを特徴とする請求項1に記載のフュ
ーエルレベルゲージの故障診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8249071A JPH1073468A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | フューエルレベルゲージの故障診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8249071A JPH1073468A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | フューエルレベルゲージの故障診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1073468A true JPH1073468A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=17187581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8249071A Pending JPH1073468A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | フューエルレベルゲージの故障診断装置 |
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JP (1) | JPH1073468A (ja) |
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1996
- 1996-08-30 JP JP8249071A patent/JPH1073468A/ja active Pending
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