JPH1073397A - 円柱状物体の設置角度検出装置 - Google Patents

円柱状物体の設置角度検出装置

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JPH1073397A
JPH1073397A JP8229526A JP22952696A JPH1073397A JP H1073397 A JPH1073397 A JP H1073397A JP 8229526 A JP8229526 A JP 8229526A JP 22952696 A JP22952696 A JP 22952696A JP H1073397 A JPH1073397 A JP H1073397A
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JP
Japan
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bar code
output
barcode
light beam
installation angle
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Withdrawn
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JP8229526A
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Inventor
Hiroshi Hibino
弘 日比野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飛しょう体等の円柱状物体の設置角度を精度
よく検出することができ、飛しょう体の飛しょう経路精
度の向上等に資することができる円柱状物体の設置角度
検出装置を提供する。 【解決手段】 飛しょう体外周面の周方向の180度対
称位置に貼付したバーコードシール6,7と、これらの
バーコードシール6,7に対向するよう発射筒2に設置
されこれらのバーコードを読み取ってバーコードデータ
を出力すると共に、前記バーコードを走査する光ビーム
1 ,a2 の出力方向が発射筒2の中心P 1 を指した時
に光ビーム基準角度信号を出力するバーコード読み取り
器4,5と、これらのバーコード読み取り器4,5から
出力されるバーコードデータと光ビーム基準角度信号と
に基づいて飛しょう体設置角度Δφを求める計算機3と
を備えて、飛しょう体設置角度検出装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は円柱状物体の設置角
度検出装置に関し、特に発射筒から飛しょう体を発射す
る発射機構において飛しょう体の設置角度を検出する場
合に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の飛しょう体の設置角度設定
方法を示す説明図、図9は図8を上方より見た状態(A
方向矢視)を示す説明図である。
【0003】両図に示すように、円柱状の飛しょう体1
の外周面の両側には突起物22が各々取り付けられてお
り、これらの突起物22は発射筒2の内側に取り付けら
れた2本のガイドレール21に各々嵌合している。
【0004】このように、従来、発射筒2内における飛
しょう体1の設置角度、即ち飛しょう体1の周方向の角
度(図9中の矢印B参照)であるロール角は、発射筒2
のガイドレール21に飛しょう体1の突起物22を嵌合
させることによって設定し、設計時に決定した角度とな
るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術では、飛しょう体1を発射する際の突起物22とガ
イドレール21とのすべりをよくするために、突起物2
2とガイドレール21との間には隙間が必要であり、こ
の隙間のために、発射筒2に対する飛しょう体1の位置
が安定せず、その結果、飛しょう体1の設置角度(ロー
ル角)が不安定となる。
【0006】特に、垂直発射の飛しょう体1における設
置角度の誤差は、飛しょう体1が飛しょうしていく方位
の誤差となり、目標への飛しょう経路精度を低下させる
大きな要因となる。
【0007】従って本発明は上記従来技術に鑑み、飛し
ょう体等の円柱状物体の設置角度を精度よく検出するこ
とができ、飛しょう体の飛しょう経路精度の向上等に資
することができる円柱状物体の設置角度検出装置を提供
することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の円柱状物体の設置角度検出装置の第1の構成は、円
柱状物体外周面の周方向の180度対称位置に設けた2
つのバーコードと、これらのバーコードに各々対向する
ように設置され、これらのバーコードを読み取ってバー
コードデータを出力する2台のバーコード読み取り器
と、これらのバーコード読み取り器から出力されて前記
バーコードをスキャンする光ビームの出力方向が、特定
の方向になったことを検出して光ビーム基準角度信号を
出力する検出手段と、前記バーコード読み取り器から出
力される前記バーコードデータと、前記検出手段から出
力される光ビーム基準角度信号とに基づいて前記2つの
バーコードにおけるバーコード位置ずれ量を求め、更に
これらのバーコード位置ずれ量に基づいて前記円柱状物
体の設置角度を求める信号処理手段とを備えたことを特
徴とする。
【0009】また、第2の構成は、設置角度以外は一定
の状態に固定される円柱状物体の外周面の1箇所に設け
たバーコードと、このバーコードに対向するように設置
され、このバーコードを読み取ってバーコードデータを
出力するバーコード読み取り器と、このバーコード読み
取り器から出力されて前記バーコードをスキャンする光
ビームの出力方向が、特定の方向になったことを検出し
て光ビーム基準角度信号を出力する検出手段と、前記バ
ーコード読み取り器から出力される前記バーコードデー
タと、前記検出手段から出力される光ビーム基準角度信
号とに基づいて前記バーコードにおけるバーコード位置
ずれ量を求め、更にこのバーコード位置ずれ量に基づい
て円柱状物体の設置角度を求める信号処理手段とを備え
たことを特徴とする。
【0010】従って、上記構成の円柱状物体の設置角度
検出装置によれば、バーコードとバーコード読み取り器
と検出手段と信号処理手段とによって、円柱状物体の設
置角度を精度よく検出することができる。例えば、発射
筒内における飛しょう体の設置角度を精度よく検出する
ことができる。
【0011】しかも、上記第1の構成では、バーコード
読み取り器とバーコードとを2対備えているため、、円
柱状物体の位置が一定しない場合、即ち円柱状物体に設
けたバーコードとバーコード読み取り器との相対位置が
一定ではない場合にも、精度よく円柱状物体の設置角度
を検出することができる。
【0012】また、上記第2の構成では、円柱状物体が
設置角度以外は一定の状態に固定されるため、バーコー
ド読み取り器とバーコードとが1対でも、精度よく円柱
状物体の設置角度を検出することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の実施の形態1に係る飛しょ
う体設置角度検出装置の設置状態を示す説明図、図2は
図1を上方より見た状態(C方向矢視)を示す説明図で
ある。
【0015】図1に示すように、発射筒2内には飛しょ
う体1が設置されており、そして、発射筒2等には、本
実施の形態1に係る飛しょう体設置角度検出装置を構成
するバーコード読み取り器4,5、バーコードシール
6,7及び計算機3が備えられている。
【0016】即ち、発射筒2の側面には、飛しょう体1
の外周面に向けて2台のバーコード読み取り器4,5が
各々取り付けられており、飛しょう体1の外周面には、
バーコード読み取り器4,5の各々に対向するように2
枚のバーコードシール(バーコードが表示されているシ
ール)6,7が貼付されている。また、発射筒2の外部
には、バーコード読み取り器4,5の出力信号に基づい
て飛しょう体設置角度を求める計算機3が設けられてい
る。
【0017】図2に示すように、バーコード読み取り器
4,5は、各バーコード読み取り器から光ビーム基準角
度信号(詳細後述)を出力した時点で、各バーコード読
み取り器からバーコードシール6,7へ出力(照射)す
る光ビームa1 ,a2 の出力方向が何れも発射筒2の中
心P1 を指して中心P1 を通る同一直線L2 上になるよ
うに、発射筒2の両側面に各々配設されている。なお、
詳細は後述するが、光ビームa1 ,a2 は、バーコード
シール6,7のバーコードを読み取るためにスキャンす
る、即ち出力方向が図2中上下方向(矢印D,E参照)
に変化する。
【0018】バーコードシール6,7は、飛しょう体1
の外周面の周方向の180度対称な位置であって、且つ
飛しょう体1を発射筒2内に設置したときに上記の如く
各バーコード読み取り器4,5に各々対向する位置に配
設されている。なお、バーコードシール6,7の中心6
a,7aを結んだ直線L1 と、飛しょう体1のロール基
準軸(飛しょう体の中心を通る所定の直線)とのなす角
度φは、製造時に測定しておく。
【0019】そして、本実施の形態1における飛しょう
体1の設置角度Δφは、バーコードシール6,7の中心
6a,7aを結んだ直線L1 と、バーコード読み取り器
4,5が光ビーム基準角度信号を出力するときの光ビー
ムa1 ,a2 の出力方向(発射筒2の中心P1 を指す方
向)の直線L2 とのなす角度とする。
【0020】図3はバーコード読み取り器4の詳細な構
成と計算機3の処理内容とを示す説明図である。同図に
示すように、バーコード読み取り器4において、光源8
から出る光ビームa1 は、ミラー9で反射され、更に矢
印F方向に回転しているポリゴンミラー10で反射され
てバーコードシール6に照射される。このとき、ポリゴ
ンミラー10で反射される光ビームa1 は、ポリゴンミ
ラー10が上記の如く回転していることによって反射角
度が変化し、バーコードシール6に対して図3中の下か
ら上へとスキャンされる。バーコードシール6で反射さ
れた光ビームa 1 は、集光レンズ11で集められた後、
フォトトランジスタ12で受光されて電気信号に変換さ
れ、この電気信号がバーコードデータc1 として計算機
3へ出力される。
【0021】また、バーコード読み取り器4内には、光
ビーム基準角度信号b1 を出力するために、光源13と
フォトトランジスタ14とが設けられている。即ち、光
源13とフォトトランジスタ14は、ポリゴンミラー1
0で反射される光源13の光ビームdが、ポリゴンミラ
ー10の回転角度が所定角度になったときにのみフォト
トランジスタ14で受光されて電気信号に変換されるよ
うに配設されている。そして、この電気信号が光ビーム
基準角度信号b1 として計算機3へ出力される。なお、
上記の所定角度とは、ポリゴンミラー10が上記の所定
角度になったときにポリゴンミラー10によって反射さ
れる光ビームa1 の出力方向(反射方向)が発射筒2の
中心P1 を指す方向になるような角度である。
【0022】バーコード読み取り器5も上記のバーコー
ド読み取り器4と同様の構成であり、バーコードシール
7を読み取ったバーコードデータc2 と、光ビーム基準
角度信号b2 とを計算機3へ出力する。
【0023】計算機3では、バーコード読み取り器4,
5から出力されたバーコードデータc1 ,c2 と光ビー
ム基準角度信号b1 ,b2 とに基づいて、飛しょう体両
側のバーコードシール6,7におけるバーコード位置ず
れ量を各々計算し、これら2つのバーコード位置ずれ量
から飛しょう体設置角度Δφを計算する。
【0024】図4は計算機3によるバーコード位置ずれ
量の計算メカニズムを示す説明図である。同図に示すよ
うに、バーコード読み取り器4,5から出力されるバー
コードデータc1 ,c2 (図中には1つのバーコードデ
ータのみを示している)は、光ビームa1 ,a2 がバー
コードシール6,7に表示されたバーコードの白い部分
(白線)を指して(照射して)いるときにはHighと
なり、黒い部分(黒線)を指しているときにはLowと
なる。
【0025】一方、バーコード読み取り器4,5から出
力される光ビーム基準角度信号b1,b2 (図中には1
つの光ビーム基準角度信号のみを示している)は、図2
に示すバーコード読み取り器4,5の設置状態におい
て、光ビームa1 ,a2 の出力方向が発射筒2の中心P
1 を指したときにHighとなり、それ以外のときには
Lowとなる。
【0026】従って、バーコードシール6,7を光ビー
ムa1 ,a2 がスキャンすると、バーコードデータ
1 ,c2 はバーコードのバー(白線と黒線)の数だけ
HighとLowを繰り返す。そこで、計算機3では、
このバーコードデータc1 ,c2のHighとLowの
数を数え、この数が所定数に達したところでバーコード
の中心6a,7aを読み取ったと判断し、このときの時
間T3 (バーコードの中心を読み取る時間)と、先に出
力された光ビーム基準角度信号b1 ,b2 の出力時間T
2 との間で読み取れるバーコードのバーの数(Hig
h、Lowの変化の数)と、High、Low変化の微
小時間Δtを計測し、更に既知であるバーコードの間隔
dを掛けることにより、バーコードシール6,7におけ
るバーコード位置ずれ量、即ち光ビーム基準角度信号が
出力されたときのバーコード上の読み取り位置(出力方
向が発射筒2の中心P1 を指すときの光ビームa1 ,a
2 のバーコード上への投影位置)と、バーコード中心位
置との間の距離を各々計算する。そして、これらのバー
コード位置ずれ量に基づいて飛しょう体設置角度Δφを
算出する。以下に、バーコード位置ずれ量の計算につい
て更に詳述する。
【0027】バーコードのバーは、0.5mm〜1mm
毎に表されており、単にバーの数にバーコードの間隔を
掛けた場合、バーコード位置ずれ量の精度が0.5mm
〜1mmとなり、精度が悪くなる。このため、上記の如
く、バーコードをスキャンしたときにHigh→Lo
w、Low→Highに変化した時間(図示ではT1
と、光ビームが発射筒中心を指す時間(図示ではT2
との差(微小時間)Δtを計測して、バーの間の位置を
更に細かく把握することでバーコード位置ずれ量の精度
を向上させる。バーコード位置ずれ量の計算式は次の通
りである。即ち、光ビームが発射筒中心を指したとき
(T2 )にバーコード読み取り器の出力 がLow
(黒)のときには、次の[数1]式によってバーコード
位置ずれ量を計算し、光ビームが発射筒中心を指したと
き(T2 )にバーコード読み取り器の出力がHigh
(白)のときには、次の[数2]式によってバーコード
位置ずれ量を計算する。
【0028】
【数1】
【0029】
【数2】
【0030】図5は計算機3による飛しょう体設置角度
計算の詳細を示す説明図(図2と同様に発射筒の上方よ
り見た図)である。同図に示すように、バーコードシー
ル6におけるバーコード位置ずれ量をX1 、バーコード
シール7におけるバーコード位置ずれ量をX2 、飛しょ
う体1の直径をRとすると、飛しょう体設置角度Δφ
は、次の[数3]式によって計算することができる。
【0031】
【数3】
【0032】図6は本発明の実施の形態2に係る飛しょ
う体設置角度検出装置の設置状態を示す説明図、図7は
図6を上方より見た状態(G方向矢視)と計算機の処理
内容とを示す説明図である。
【0033】同図に示すように、上記実施の形態1では
発射筒2内において飛しょう体1をとくに固定していな
かったのに対して、本実施の形態2では飛しょう体1の
中心軸と発射筒2の中心軸とが一致するように、飛しょ
う体1を発射筒2内に備えた押え15によって固定して
いる。このことによって、飛しょう体1は発射筒2に対
してロール角(飛しょう体設置角度)以外は固定され、
飛しょう体1の中心P 2 と発射筒2の中心P1 とが常に
一致した状態となる。
【0034】このように、発射筒2に対して(即ちバー
コード読み取り器4に対して)飛しょう体1の中心位置
が動かないように押さえ15で固定することにより、上
記実施の形態1ではバーコード読み取り器とバーコード
シールを2対備えているのに対して、本実施の形態2で
はバーコード読み取り器4とバーコードシール6の1対
だけ備えている。
【0035】バーコード読み取り器4は、上記実施の形
態1と同様に、光ビームa1 の出力方向が発射筒2の中
心P1 を指すときに光ビーム基準角度信号b1 が出力さ
れるように、発射筒2に設置及び調整されており、バー
コードデータc1 と光ビーム基準角度信号b1 とを計算
機23へ出力する。
【0036】そして、本実施の形態2で求める飛しょう
体設置角度Δφは、飛しょう体1に貼付したバーコード
シール6の中心6aと飛しょう体1の中心P2 とを結ん
だ直線L3 と、バーコード読み取り器4が光ビーム基準
角度信号b1 を出力するときの光ビームa1 の出力方向
(発射筒2の中心P1 を指す方向)の直線L4 とのなす
角度である。
【0037】即ち、図7に示すように、計算機23で
は、上記実施の形態1と同様に、バーコード読み取り器
4から出力されたバーコードデータc1 と光ビーム基準
角度信号b1 とに基づいて、バーコードシール6におけ
るバーコード位置ずれ量を計算し、更に、このバーコー
ド位置ずれ量に基づいて飛しょう体設置角度Δφを算出
する。
【0038】この飛しょう体設置角度Δφは、バーコー
ド位置ずれ量をX、飛しょう体1の直径をRとすると、
次の[数4]式によって計算することができる。
【0039】
【数4】
【0040】従って、上記実施の形態1及び2に係る飛
しょう体設置角度検出装置によれば、飛しょう体設置角
度Δφを精度よく検出することができる。
【0041】即ち、従来のガイドレールを用いた機械的
な設置角度設定方法では、直径500mmの飛しょう体
に対して、約2mmのガイドレールと突起物との隙間を
必要とすることから、約0.5度程度の飛しょう体設置
角度精度しか得られない。
【0042】これに対して、本実施の形態1,2では、
バーコード位置ずれ量読み取り精度αと、バーコードシ
ール貼付位置精度βと、バーコード読み取り器のスキャ
ン中心軸設置精度γとで設置角度検出精度が決まる。
【0043】バーコード位置ずれ量読み取り精度αは、
バーの間隔が0.5mm〜1mm間隔のバーコードに対
してバーコードデータ読み取りの微小タイミングを計測
することにより、即ち前述の如くHigh、Low変化
の微小時間を計測することにより、約0.2mmの精度
となる。
【0044】バーコード貼付位置精度βについても、前
述の如くバーコードシール6の中心とバーコードシール
7の中心(又は飛しょう体1の中心)とを結んだ直線
と、飛しょう体1のロール基準軸とのなす角度φを製造
時に測定しておくことにより、即ちバーコードシールを
貼付後にロール方向が水平になるように飛しょう体を垂
直に設置してバーコードシール貼付位置の3次元位置測
定を行うことにより、0.1mm程度の精度で計測し、
補正できる。
【0045】また、バーコード読み取り器のスキャン中
心軸設置精度γ、即ちバーコードの中心位置を読み取る
精度については、光ビーム幅程度の0.2mm程度まで
調整可能である。
【0046】よって、α、β、γを合計した位置検出精
度は約0.5mmとなり、直径500mmの飛しょう体
に対する飛しょう体設置角度精度は約0.1度となり、
従来と比較して大幅な精度向上となる。
【0047】しかも、実施の形態1では、180度対称
位置に2対のバーコード読み取り器とバーコードシール
とを備えることによって、発射筒2の中心と飛しょう体
の中心とがずれても、即ちバーコード読み取り器とバー
コードシールとの相対位置が一定でなくても、精度よく
飛しょう体設置角度Δφを検出することができる。
【0048】また、実施の形態2では、飛しょう体の中
心が動かないように押さえで固定することにより、即ち
設置角度以外は飛しょう体(バーコードシール)とバー
コード読み取り器との相対位置を一定とすることによ
り、1対のバーコード読み取り器とバーコードシールと
を備えるだけで、実施の形態1と同じ精度で飛しょう体
設置角度Δφを検出することができる。
【0049】なお、上記では、光ビーム基準角度信号が
出力された時点での光ビームのバーコード上への投影位
置からバーコードの中心位置までの距離をバーコード位
置ずれ量としているが、必ずしもこのようにバーコード
の中心位置までの距離に限定するものではなく、バーコ
ード中心位置以外のバーコード上の特定位置までの距離
をバーコード位置ずれ量としてもよい。
【0050】また、上記では、光ビームの出力方向が発
射筒の中心を指したときに光ビーム基準角度信号を出力
しているが、必ずしもこれに限定するものではなく、光
ビームの出力方向が発射筒中心方向以外の特定方向にな
ったときに光ビーム基準角度信号を出力するようにして
もよい。
【0051】また、上記では、光源とフォトトランジス
タとによって光ビーム基準角度信号を出力している、即
ち光源とフォトトランジスタとによって光ビームの出力
方向が特定方向になったことを検出しているが、これに
限定するものではなく、他の検出手段によって光ビーム
の出力方向を検出してもよい。例えばポリゴンミラーに
角度センサを備え、この角度センサによってポリゴンミ
ラーが所定角度になったことを検出して光ビーム基準角
度信号を出力するようにしてもよい。
【0052】また、上記では、飛しょう体にバーコード
シールを添付しているが、これに限定するものではなく
飛しょう体にバーコードを設けることができればよい。
例えば飛しょう体にバーコードを印刷してもよい。
【0053】また、上記では、発射筒内における飛しょ
う体の設置角度を検出する場合について説明したが、こ
れに限定するものではなく、本発明は適宜の場所に設置
された円柱状物体の設置角度を検出する場合に広く適用
することができる。
【0054】
【発明の効果】以上発明の実施の形態と共に具体的に説
明したように、本発明の円柱状物体の設置角度検出装置
によれば、バーコードとバーコード読み取り器と検出手
段と信号処理手段とによって、円柱状物体の設置角度を
精度よく検出することができる。
【0055】しかも、2対のバーコード読み取り器とバ
ーコードとを備えることにより、円柱状物体の位置が一
定しない場合、即ち円柱状物体に設けたバーコードとバ
ーコード読み取り器との相対位置が一定ではない場合に
も、精度よく円柱状物体の設置角度を検出することがで
きる。
【0056】また、円柱状物体が設置角度以外は一定の
状態に固定される場合には、バーコード読み取り器とバ
ーコードとが1対でも、精度よく飛しょう体設置角度を
検出することができる。
【0057】そして、飛しょう体の設置角度検出に適用
した場合には、発射直前に検出した飛しょう体設置角度
情報を飛しょう体へ伝えることにより、飛しょう時に設
置角度の変動量を修正することができ、発射までの飛し
ょう体設置角度の変動が誤差とはならず、飛しょう経路
精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る飛しょう体設置角
度検出装置の設置状態を示す説明図である。
【図2】図1を上方より見た状態(C方向矢視)を示す
説明図である。
【図3】前記飛しょう体設置角度検出装置のバーコード
読み取り器の詳細な構成と計算機の処理内容とを示す説
明図である。
【図4】前記飛しょう体設置角度検出装置の計算機によ
るバーコード位置ずれ量の計算メカニズムを示す説明図
である。
【図5】前記飛しょう体設置角度検出装置の計算機によ
る飛しょう体設置角度計算の詳細を示す説明図(図2と
同様に発射筒の上方より見た図)である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る飛しょう体設置角
度検出装置の設置状態を示す説明図である。
【図7】図6を上方より見た状態(G方向矢視)と前記
飛しょう体設置角度検出装置の計算機の処理内容とを示
す説明図である。
【図8】従来の飛しょう体の設置角度設定方法を示す説
明図である。
【図9】図8を上方より見た状態(A方向矢視)を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 飛しょう体 2 発射筒 3,23 計算機 4,5 バーコード読み取り器 6,7 バーコードシール 8,13 光源 9 ミラー 10 ポリゴンミラー 11 集光レンズ 12,14 フォトトランジスタ 15 押さえ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状物体外周面の周方向の180度対
    称位置に設けた2つのバーコードと、 これらのバーコードに各々対向するように設置され、こ
    れらのバーコードを読み取ってバーコードデータを出力
    する2台のバーコード読み取り器と、 これらのバーコード読み取り器から出力されて前記バー
    コードをスキャンする光ビームの出力方向が、特定の方
    向になったことを検出して光ビーム基準角度信号を出力
    する検出手段と、 前記バーコード読み取り器から出力される前記バーコー
    ドデータと、前記検出手段から出力される光ビーム基準
    角度信号とに基づいて前記2つのバーコードにおけるバ
    ーコード位置ずれ量を求め、更にこれらのバーコード位
    置ずれ量に基づいて前記円柱状物体の設置角度を求める
    信号処理手段とを備えたことを特徴とする円柱状物体の
    設置角度検出装置。
  2. 【請求項2】 設置角度以外は一定の状態に固定される
    円柱状物体の外周面の1箇所に設けたバーコードと、 このバーコードに対向するように設置され、このバーコ
    ードを読み取ってバーコードデータを出力するバーコー
    ド読み取り器と、 このバーコード読み取り器から出力されて前記バーコー
    ドをスキャンする光ビームの出力方向が、特定の方向に
    なったことを検出して光ビーム基準角度信号を出力する
    検出手段と、 前記バーコード読み取り器から出力される前記バーコー
    ドデータと、前記検出手段から出力される光ビーム基準
    角度信号とに基づいて前記バーコードにおけるバーコー
    ド位置ずれ量を求め、更にこのバーコード位置ずれ量に
    基づいて円柱状物体の設置角度を求める信号処理手段と
    を備えたことを特徴とする円柱状物体の設置角度検出装
    置。
JP8229526A 1996-08-30 1996-08-30 円柱状物体の設置角度検出装置 Withdrawn JPH1073397A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108844498A (zh) * 2015-08-24 2018-11-20 江苏理工学院 双激光器火炮身管内膛直线度检测设备

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CN108844498A (zh) * 2015-08-24 2018-11-20 江苏理工学院 双激光器火炮身管内膛直线度检测设备
CN108844498B (zh) * 2015-08-24 2020-08-04 江苏理工学院 双激光器火炮身管内膛直线度检测设备

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