JPH1073238A - 燃焼システムにおける空気加熱方法及びその装置 - Google Patents

燃焼システムにおける空気加熱方法及びその装置

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JPH1073238A
JPH1073238A JP8231534A JP23153496A JPH1073238A JP H1073238 A JPH1073238 A JP H1073238A JP 8231534 A JP8231534 A JP 8231534A JP 23153496 A JP23153496 A JP 23153496A JP H1073238 A JPH1073238 A JP H1073238A
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white smoke
heat exchange
combustion
exhaust gas
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JP8231534A
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Makoto Torigata
真 鳥潟
Masakazu Kawai
正和 河合
Hiroyuki Takahashi
博行 高橋
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Takuma Co Ltd
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Takuma Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気加熱条件が変動しても、空気加熱器の熱
交換容量、特に白煙防止用空気加熱器の熱交換容量を可
及的に低減し得て、設備費及び設置スペースの大幅な削
減を図ることができるようにする。 【解決手段】 ごみの湿分が高く発熱量が低い夏期にお
いては、ダンパ31,32を開とし且つダンパ33,3
4,35を閉として、燃焼用空気2を燃焼用空気加熱器
8の第1及び第2熱交換部分8a,8bを使用して加熱
させると共に、白煙防止用空気4を白煙防止用空気加熱
器9を使用して加熱させるようにする。一方、ごみの湿
分が低く発熱量が高い冬期においては、ダンパ33,3
4,35を開とし且つダンパ31,32を閉として、燃
焼用空気2を燃焼用空気加熱器8の第1熱交換部分8a
のみを使用して加熱させると共に、白煙防止用空気4を
白煙防止用空気加熱器9のみならず、燃焼用空気加熱器
8の第2熱交換部分8bをも使用して加熱させるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ごみ焼却炉,ボイ
ラ,各種工業炉等の燃焼装置を備えた燃焼システムにお
いて、燃焼装置から排出された排ガス(燃焼排ガス)と
の熱交換により燃焼用空気及び排ガスの白煙防止用空気
を加熱させる空気加熱方法とこれを実施するための空気
加熱装置に関するものである。
【0002】一般に、都市ごみ等のごみを焼却処理する
ごみ焼却炉を備えた燃焼システムにあっては、図4に示
す如く、燃焼装置たるごみ焼却炉1から煙突6に至る排
ガス3の排出路7に、その上流側から順に、燃焼用空気
加熱器108、白煙防止用空気加熱器109、排ガス処
理装置10及び混合器11を配設すると共に、押込送風
機12から燃焼用空気加熱器108を経てごみ焼却炉1
に至る燃焼用空気供給路113及び白煙防止用送風機1
5から白煙防止用空気加熱器109を経て混合器11に
至る白煙防止用空気供給路116を設けて、燃焼用空気
供給路113からごみ焼却炉1に供給される燃焼用空気
2及び白煙防止用空気供給路116から混合器11に供
給される白煙防止用空気4を排ガス3との熱交換により
加熱するように工夫されている。
【0003】すなわち、押込送風機12により燃焼用空
気加熱器108に供給された燃焼用空気2は、ごみ焼却
炉1から排出された排ガス3との熱交換により加熱され
て、燃焼用空気加熱器108からごみ焼却炉1に供給さ
れる(以下、燃焼装置(ごみ焼却炉1)に供給される燃
焼用空気を「燃焼用加熱空気2a」という)。また、白
煙防止用送風機15により白煙防止用空気加熱器109
に供給された白煙防止用空気4は、燃焼用空気加熱器1
08を通過した排ガス(以下「一次与熱排ガス3a」と
いう)との熱交換により加熱されて、白煙防止用空気加
熱器109から混合器11に供給される(以下、混合器
11に供給される白煙防止用空気を「白煙防止用加熱空
気4a」という)。一方、排ガス3は、燃焼用空気加熱
器108及び白煙防止用空気加熱器109を経て排ガス
処理装置10に導入されて、清浄化処理(除塵処理,有
害成分の除去処理等)を施された上、混合器11に供給
された白煙防止用加熱空気4aと混合されて煙突6から
大気中に放出されることになる。
【0004】ところで、このように排ガス3を燃焼用空
気2の加熱源としてのみならず白煙防止用空気4の加熱
源としても使用し、且つ白煙防止用加熱空気4aを煙突
6に向かう排ガスに混合させる理由は、次の通りであ
る。
【0005】すなわち、燃焼用空気加熱器108を経過
した一次与熱排ガス3aは、燃焼用空気2に与熱して低
温化されたとはいえ、排ガス処理装置10による清浄化
処理に適した温度にまでは低下しておらず、そのまま排
ガス処理装置10に導入させたのでは適正な清浄化処理
を行い難い。そこで、一次与熱排ガス3aを白煙防止用
空気加熱器109に導入して、白煙防止用空気4との熱
交換により上記した清浄化処理に適した温度(以下「清
浄化処理適正温度」という)まで低下させた上で、排ガ
ス処理装置10に導入させるようにしているのである
(以下、白煙防止用空気加熱器109を通過して排ガス
処理装置10に向かう排ガスを「二次与熱排ガス3b」
という)。
【0006】そして、排ガス処理装置10を通過した排
ガス(以下「清浄排ガス3c」という)は、除塵処理等
の清浄化処理を施された清浄なものであり、そのまま大
気に放出させるに何らの問題のない性状のものである
が、燃焼用空気加熱器108から更に白煙防止用空気1
09及び排ガス処理装置10を経過することによって温
度が飽和温度に低下しているため、そのままでは煙突6
から大気放出し得ない。けだし、飽和温度の清浄排ガス
3cをそのまま煙突6から放出させると、低温ガスの接
触により煙突6が腐食したり、煙突6からの水蒸気の結
露により白煙が生じる虞れがあるからである。そこで、
このような煙突腐食や白煙発生を防止するために、清浄
排ガス3cを混合器11により白煙防止用加熱空気4a
と混合させることにより、露点温度を超える適当な温度
(以下「大気放出適正温度」という)に昇温させた上
で、煙突6から放出させるようにしているのである(以
下、混合器11を通過して煙突6に向かう排ガスを「混
合排ガス3d」という)。
【0007】したがって、このように排ガスとの熱交換
により燃焼用空気2及び白煙防止用空気4を加熱させる
ことにより、燃焼用空気2の予熱と排ガスの処理(排ガ
ス処理装置10による清浄化処理及び煙突6からの排ガ
ス放出)とを効率よく良好に行なうことができるのであ
る。
【0008】ところで、燃焼装置であるごみ焼却炉1に
おける燃焼条件は季節によって大きく変動し、これに伴
ってごみ焼却炉1への燃焼用空気の供給量,温度やごみ
焼却炉1からの排ガスの排出量,温度等も大きく異なる
ため、空気加熱器108,109において排ガスとの熱
交換により燃焼用空気及び白煙防止用空気を加熱させる
条件(以下「空気加熱条件」という)は季節に応じたも
のとしておく必要がある。
【0009】例えば、24時間当たりのごみ焼却量が1
20トンである典型的なストーカ式のごみ焼却炉1にあ
っては、燃焼用空気2,2a、白煙防止用空気4,4a
及び排ガス3,3a,3b,3c,3dの量,温度が、
表1〜表3に示す如く、季節によって大きく異なる。こ
のような原因は、主として、焼却させるごみの質、特に
発熱量(湿り基準)が、表4に示す如く、季節によって
著しく変動することにある。
【0010】すなわち、冬期においては、ごみの湿分が
低く発熱量が高い(2200kcal/kg)ため、必
要とされる燃焼用空気量は多くなる(19700Nm3
/hr)が、ごみの燃焼が容易なため、燃焼用空気2は
高温に加熱する必要がなく、必要とされる燃焼用加熱空
気2aの温度は低くなる(40℃)。これに対して、夏
期においては、ごみの湿分が高く発熱量が低い(900
kcal/kg)ため、冬期に比して、燃焼用空気量は
少ない(10540Nm3 /hr)が、ごみの燃焼が困
難であるために、高温(200℃)に加熱した燃焼用加
熱空気2aを焼却炉1に供給させる必要がある。一方、
排ガス3については、かかる点に関連して、冬期におい
ては、焼却炉1からの排出される排ガス量は多い(39
200Nm3 /hr)が、その温度は低い(392
℃)。また、必要とされる白煙防止用空気量も多い(1
9800Nm3 /hr)。これに対して、夏期において
は、冬期に比して、排ガス温度は高い(458℃)が、
排ガス量が少なく(20100Nm3 /hr)、必要と
される白煙防止用空気量も少ない(9960Nm3 /h
r)。なお、春期及び秋期においては、表4に示す如
く、ごみの発熱量が冬期と夏期との中間値を呈すること
から、表1〜表3に示す如く、燃焼用空気,排ガス,白
煙防止用空気の量,温度も冬期と夏期との中間値を示
す。
【0011】また、排ガス処理装置10による清浄化処
理が適正に行なわれるための二次与熱排ガス3bの温度
つまり清浄化処理適正温度は、季節によって異なるごみ
質に起因する燃焼条件の変動に拘わらず、略一定であ
り、例えば、表1に示す如く、季節に拘わらず、250
〜280℃程度に維持されるようにしておくことが望ま
しい。
【0012】一方、白煙防止用加熱空気4aの混合によ
って確保すべき混合排ガス3dの温度つまり大気放出適
正温度は、少なくとも露点温度を超える温度であればよ
いが、煙突腐食や白煙発生を効果的に防止するための最
低温度は、高温多湿な夏期においては冬期よりも低くな
る。一般には、季節に拘わらず、露点温度より相当高く
しておくことが望ましく、具体的には、混合排ガス3d
の温度が表1に示す如く130℃又はそれ以上となるよ
うにしておくことが望ましい。
【0013】なお、表1〜表4に示すガス量,ガス温
度,ごみ発熱量は、標準的な気候,ごみ質におけるもの
であり、地域差及び年度別による気候変動や都市の規
模,商工業の態様,生活水準等の違い、或いは焼却炉1
の形式等によって多少の変動があることはいうまでもな
い。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】
【表3】
【0017】
【表4】
【0018】したがって、このような空気加熱条件を確
保するために各空気加熱器108,109に必要とされ
る熱交換容量は、季節によって、特に冬期と夏期とでは
大きく異なる。例えば、表1〜表3に示す典型的な空気
加熱条件を例として具体的に説明すると、次の通りであ
る。
【0019】すなわち、冬期においては、燃焼用空気加
熱器108により19700Nm3/hrの燃焼用空気
2を5℃から40℃に昇温させることができればよいか
ら、燃焼用空気加熱器108に必要な熱交換容量q
1 は、空気の比熱を0.315kcal/Nm3 ・℃と
すれば(以下、同じ)、q1 =19700×(40−
5)×0.315≒217200kcal/hrで足り
る。これに対して、夏期においては、10540Nm3
/hrの燃焼用空気2を20℃から200℃にまで昇温
させるために、燃焼用空気加熱器108に必要とされる
熱交換容量q2 は、q 2 =10540×(200−2
0)×0.315≒597700kcal/hrとな
り、冬期に必要な熱交換容量q1 の2倍以上(2.75
倍)となる。したがって、四季を通して所要の燃焼用空
気加熱を行なうためには、夏期において必要とされる熱
交換容量q2 の燃焼用空気加熱器108を設置しておく
ことが必要となる。
【0020】一方、白煙防止用空気加熱器109につい
ては、夏期においては、20100Nm3 /hrの一次
与熱排ガス3aを白煙防止用空気2との熱交換により3
77℃から280℃に冷却させることができればよいか
ら、白煙防止用空気加熱器109に必要な熱交換容量q
4 は、排ガスの比熱を0.347kcal/Nm3 ・℃
とすれば(以下、同じ)、q4 =20100×(377
−280)×0.347≒676600kcal/hr
で足りる。これに対して、冬期においては、39200
Nm3 /hrの一次与熱排ガス3aを白煙防止用空気2
との熱交換により383℃から280℃に冷却させるた
めに、必要とされる熱交換容量q3 は、q3 =3920
0×(383−280)×0.347≒1401100
kcal/hrとなり、夏期に必要な熱交換容量q4
約2倍(2.07倍)である。したがって、四季を通し
て必要とされる白煙防止用空気加熱を行なうためには、
冬期において必要とされる熱交換容量q3 の白煙防止用
空気加熱器108を設置しておくことが必要となる。
【0021】このような冬期と夏期とにおける空気加熱
器108,109の必要容量の関係は、上記した典型例
であると否とに拘らず、一般に、上記した典型例におけ
ると略同様となる。すなわち、一般に、夏期用として設
計される燃焼用空気加熱器(以下「夏期用燃焼用空気加
熱器」という)の熱交換容量Q2 (典型例ではq2 =5
97700kcal/hr)は、冬期用として設計され
る燃焼用空気加熱器(以下「冬期用燃焼用空気加熱器」
という)の熱交換容量Q1 (典型例ではq1 =2172
00kcal/hr)の2倍以上となり、冬期用として
設計される白煙防止用空気加熱器(以下「冬期用白煙防
止用空気加熱器」という)の熱交換容量Q3 (典型例で
はq3 =1401100kcal/hr)は、夏期用と
して設計される白煙防止用空気加熱器(以下「夏期用白
煙防止用空気加熱器」という)の熱交換容量Q4 (典型
例ではq4 =676600kcal/hr)の約2倍と
なる。
【0022】これらのことから、従来のごみ焼却炉1に
よる燃焼システムにあっては、四季を通じて所要の空気
加熱を行なうために、夏期用燃焼用空気加熱器と冬期用
白煙防止用空気加熱器とを組み合わせた設備を使用して
いるのが実情である。
【0023】このため、冬期及び夏期の何れにおいて
も、必要以上の熱交換容量の空気加熱器を使用せざるを
得ず(つまり冬期用燃焼用空気加熱器を使用すべき冬期
においても、容量が必要以上に大きな夏期用燃焼用空気
加熱器を使用せざるを得ず、また夏期白煙防止用空気加
熱器を使用すべきである夏期においても、容量が必要以
上に大きな冬期用白煙防止用空気加熱器を使用せざるを
得ない)、これらの設置費が必要以上に高くなり且つ設
置スペースが徒に大きくなるといった問題がある。
【0024】なお、このような問題は、ごみ焼却炉以外
のボイラや各種工業炉等の燃焼装置を備えた燃焼システ
ムであって、空気加熱条件が変動して、その一方の限度
(例えば、上記した冬期における空気加熱条件に相当す
るもの)での両空気加熱器の必要熱交換容量と他方の限
度(例えば、上記した夏期における空気加熱条件に相当
するもの)での当該必要熱交換容量とが上記した如く大
小正反対となるような燃焼システムにおいて共通の問題
である。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる点に
鑑み、燃焼用空気加熱器及び白煙防止用空気加熱器が何
れも排ガスと空気との熱交換を行なうものであり、その
構成(構造,構成材質等)や使用形態(使用温度,圧
力,ガスの汚れ度等)に大差なく、しかも変動する空気
加熱条件の一方の限度での両空気加熱器の必要熱交換容
量と他方の限度での当該必要熱交換容量とが大小正反対
となる点に着目して、空気加熱条件が変動しても、空気
加熱器の熱交換容量、特に白煙防止用空気加熱器の熱交
換容量を可及的に低減し得て、設備費及び設置スペース
の大幅な削減を図ることができる燃焼システムにおける
空気加熱方法及びこれを好適に実施するための空気加熱
装置を提供することを目的とするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の燃焼システムに
おける空気加熱方法にあっては、燃焼装置から煙突に至
る排ガスの排出路に、少なくとも、排ガスとの熱交換に
より燃焼用空気を加熱する燃焼用空気加熱器と、燃焼用
空気加熱器を経過した排ガスとの熱交換により白煙防止
用空気を加熱する白煙防止用空気加熱器と、両空気加熱
器を経過した排ガスを清浄化処理する排ガス処理装置
と、排ガス処理装置を経過して煙突に向かう排ガスに白
煙防止用空気加熱器により加熱された白煙防止用空気を
混入させる混合器と、を配設してある燃焼システムにお
いて、上記した目的を達成すべく、特に、燃焼用空気加
熱器の熱交換部を第1熱交換部分と第2熱交換部分とに
分離構成して、必要に応じて、両熱交換部分を燃焼用空
気の加熱手段として使用する他、第1熱交換部分のみを
燃焼用空気の加熱手段として使用すると共に第2熱交換
部分を白煙防止用空気の加熱手段として使用して、第2
熱交換部分により加熱された白煙防止用空気を白煙防止
用空気加熱器により加熱された白煙防止用空気と共に混
合器に供給させるようにすることを提案するものであ
る。
【0027】また、かかる方法を実施するための本発明
の燃焼システム空気加熱装置は、上記した燃焼システム
において、特に、燃焼用空気加熱器の熱交換部を第1熱
交換部分と第2熱交換部分とに分離構成すると共に、両
熱交換部分を経て燃焼装置に至る第1燃焼用空気供給路
と両熱交換部分のうち第1熱交換部分のみを経て燃焼装
置に至る第2燃焼用空気供給路と白煙防止用空気加熱器
を経て混合器に至る第1白煙防止用空気供給路と白煙防
止用空気加熱器及び第2熱交換部分を各別に経て混合器
に至る第2白煙防止用空気供給路とを設けて、供給管路
切り換え機構により、燃焼用空気及び白煙防止用空気の
燃焼装置及び混合器への供給を、第1燃焼用空気供給路
及び第1白煙防止用空気供給路と第2燃焼用空気供給路
及び第2白煙防止用空気供給路との何れか一方を使用し
て行なうように構成することを提案するものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図3に基づいて具体的に説明する。
【0029】この実施の形態は、ストーカ式のごみ焼却
炉により都市ごみ等のごみを焼却する燃焼システムに本
発明を適用した例に関するもので、ごみ焼却炉1から排
出される排ガス3との熱交換によりごみ焼却炉1に供給
させる燃焼用空気2及び煙突6から排出される排ガスに
混入させる白煙防止用空気4を加熱するようになってい
る。
【0030】本発明に係る空気加熱装置5は、図1に示
す如く、焼却炉1から煙突6に至る排ガス3の排出路7
に、その上流側から順に、燃焼用空気加熱器8、白煙防
止用空気加熱器9、排ガス処理器10及び混合器11を
配設すると共に、燃焼用空気源たる押込送風機12から
燃焼空気加熱器8を経て焼却炉1に至る第1及び第2燃
焼用空気供給路13,14と白煙防止用空気供給源たる
白煙防止用送風機15から白煙防止用空気加熱器9及び
燃焼用空気加熱器8の選択された部分を経て混合器11
に至る第1及び第2白煙防止用空気供給路16,17と
を設けて、燃焼用空気及び白煙防止用空気の排ガス3と
の熱交換による加熱を、空気供給路切り換え機構18に
より選択した第1燃焼用空気供給路13及び第1白煙防
止用空気供給路16又は第2燃焼用空気供給路14及び
第2白煙防止用空気供給路17の何れか一方を使用して
行なうように構成されている。
【0031】而して、燃焼空気加熱器8は、図1に示す
如く、ごみ焼却炉1から排出された排ガス3との熱交換
により燃焼用空気2又は白煙防止用空気4の一部を加熱
するものであり、夏期における空気加熱条件を基準とし
て設計された熱交換容量Q2の夏期用燃焼用空気加熱器
であって、熱交換部を第1熱交換部分8aと第2熱交換
部分8bとに分離構成したものである。第1熱交換部分
8aの熱交換容量Q5は、冬期における空気加熱条件を
基準として設計されている。すなわち、冬期用燃焼用空
気加熱器の熱交換容量Q1 に相当するもの(Q5
1 )に設計されている。また、第2熱交換部分8bの
熱交換容量Q6 は、燃焼空気加熱器8全体の容量Q2
ら第1熱交換部分8aの容量Q5 を差し引いたものに相
当するもの(Q6 =Q2 −Q5 =Q2 −Q1 )に設計さ
れている。具体的には、例えば、冒頭で述べた典型例の
空気加熱条件下では、夏期用燃焼用空気加熱器の熱交換
容量Q 2 がQ2 =q2 =597700kcal/hrで
あり、冬期用燃焼用空気加熱器の熱交換容量Q1 がQ1
=q1 =217200kcal/hrであることから、
5 =q1 =217200kcal/hr,Q6 =q2
−q1 =380500kcal/hrに設計される。
【0032】白煙防止用空気加熱器9は、図1に示す如
く、燃焼用空気加熱器8を通過した排ガスたる一次与熱
排ガス3aとの熱交換により白煙防止用空気4を加熱す
るものであり、燃焼空気加熱器同様構造の熱交換器であ
る。この白煙防止用空気加熱器9の熱交換容量Q7 は、
夏期用白煙防止用加熱器の熱交換容量Q4 と同等若しく
はそれ以上であって、冬期用白煙防止用加熱器の熱交換
容量Q3 より小さくなるように設計されている。すなわ
ち、排ガス3と白煙防止用空気4との所要の熱交換に必
要な容量を、四季を通して必要熱交換容量が最小となる
夏期においては白煙防止用空気加熱器9のみによって確
保でき、必要熱交換容量が最大となる冬期においては白
煙防止用空気加熱器9による不足分を燃焼用空気加熱器
8の第2熱交換部分8bで補うことができるように、設
計されている。この例では、白煙防止用空気加熱器9の
熱交換容量Q7 は、冬期における空気加熱条件を基準と
して設計された冬期用白煙防止用加熱器の熱交換容量Q
3 から第2熱交換部分8bの熱交換容量Q6 を差し引い
たものに相当するもの(Q7 =Q3 −Q6 =Q3 −(Q
2 −Q1 )(Q3 >Q7 ≧Q4 ))に設計されている。
具体的には、例えば、冒頭で述べた典型例の空気加熱条
件下では、冬期用白煙防止用加熱器の熱交換容量Q3
3 =q3 =1401100kcal/hrであり、第
2熱交換部分8bの熱交換容量Q6 が上記した如くQ6
=q2 −q1 =380500kcal/hrであること
から、Q7 =q3 −(q2 −q1 )=1020600k
cal/hr(q3 >Q7 >q4 )に設計される。な
お、空気加熱器8,9は、一般に、管外排ガス・管内空
気方式又は管内排ガス・管外空気方式の多管式熱交換器
等が使用されるが、その形式,構造は任意である。
【0033】排ガス処理装置10は、図1に示す如く、
白煙防止用空気加熱器9を通過した排ガスたる二次与熱
排ガス3bに除塵処理等の清浄化処理を施すものであ
り、排ガス3の性状(含有成分,物質)に応じて、各種
集塵器、有害ガス(HCl,SOX ,NOX 等)の除去
装置、有害金属成分(重金属類等)の除去装置及びその
他の有害成分(ダイオキン類等)の除去,抑制装置等を
組み合わせてなるものである。排ガス処理装置10によ
る清浄化処理を適正に行うための排ガス温度(清浄化処
理適正温度)は、一般に、250〜280℃程度であ
る。
【0034】混合器11は、図1に示す如く、排ガス3
との熱交換により加熱された白煙防止用空気たる白煙防
止用加熱空気4aを排ガス処理装置10を通過した排ガ
スたる浄化排ガス3cに混入させるものである。混合器
11の構成は周知であるから、その詳細は省略するが、
一般に旋回混合型のものが使用される。
【0035】第1燃焼用空気供給路13は、図1又は図
2に示す如く、燃焼用空気2を押込送風機12により燃
焼用空気加熱器8の第1及び第2熱交換部分8a,8b
を経てごみ焼却炉1へと供給させるものであり、押込送
風機12から第1熱交換部分8aの入口部に至る第1管
路21と、第1熱交換部分8aの出口部と第2熱交換部
分8bの入口部とを連結する第2管路22と、第2熱交
換部分8bの出口部に連結された第3管路23と、第3
管路23の末端部に連結されて焼却炉1に至る第4管路
24とからなる。
【0036】第2燃焼用空気供給路14は、図1又は図
3に示す如く、燃焼用空気2を押込送風機12により燃
焼用空気加熱器8の第1熱交換部分8aを経てごみ焼却
炉1へと供給させるものであり、その一部として第1燃
焼用空気供給路13の一部である第1及び第4管路2
1,24を共用するものである。すなわち、第2燃焼用
空気供給路14は、押込送風機12から第1熱交換部分
8aの入口部に至る第1管路21と、第1熱交換部分8
aの出口部と第4管路24の始端部との間を連結する第
5管路25と、第3及び第5管路23,25に合流連結
されて焼却炉1に至る第4管路24とからなる。
【0037】第1白煙防止用空気供給路16は、図1又
は図2に示す如く、白煙防止用空気4を白煙防止用送風
機15により白煙防止用加熱器9を経て混合器11に供
給させるものであり、白煙防止用送風機15から白煙防
止用空気加熱器9の入口部に至る第6管路26と、白煙
防止用空気加熱器9の出口部から混合器11に至る第7
管路27とからなる。
【0038】第2白煙防止用空気供給路17は、図1又
は図3に示す如く、白煙防止用空気4を白煙防止用送風
機15により白煙防止用加熱器9及び燃焼用空気加熱器
8の第2熱交換部分8bを経て混合器11に供給させる
ものであり、その一部として第1燃焼用空気供給路13
の一部である第3管路23の下流側部分23a及び第1
白煙防止用空気供給路16全体を共用するものである。
すなわち、第2白煙防止用空気供給路17は、第1白煙
防止用空気供給路16を構成する第6及び第7管路2
6,27と、第6管路26に分岐接続されて燃焼用空気
加熱器8の第2熱交換部分8bの入口部に至る第8管路
28と、第3管路23と第6管路27と間を連結する第
9管路29と、第2熱交換部分8bの出口部から第9管
路29の連結部に至る第3管路23の下流側部分23a
とからなる。
【0039】空気供給路切り換え機構18は、図1〜図
3に示す如く、第2管路22に設けた第1開閉ダンパ3
1と、第3管路23の上流側部分つまり第4管路24の
連結箇所と第9管路29の連結箇所との間における第3
管路23部分に設けた第2開閉ダンパ32と、第5管路
に設けた第3開閉ダンパ33と、第8管路28に設けた
第4開閉ダンパ34と、第9管路29に設けた第5開閉
ダンパ35とからなり、第1及び第2開閉ダンパ31,
32を共に開又は閉に操作し且つ第3〜第5開閉ダンパ
33,34,35をすべて第1及び第2開閉ダンパ3
1,32とは逆に閉又は開に操作することにより、季節
に応じて、使用する空気供給路として第1燃焼用空気供
給路13及び第1白煙防止用空気供給路16又は第2燃
焼用空気供給路14及び第2白煙防止用空気供給路17
を選択しうるようになっている。すなわち、夏期におい
ては、第1及び第2開閉ダンパ31,32を開操作させ
ると共に第3〜第4開閉ダンパ33,34,35を閉操
作させて、第1燃焼用空気供給路13及び第1白煙防止
用空気供給路16を使用できる状態(図2における実線
状態)とし、第2燃焼用空気供給路14及び第2白煙防
止用空気供給路17は使用し得ない状態とする。冬期に
おいては、これとは逆に、第3〜第5開閉ダンパ33,
34,35を開操作させると共に第1及び第2開閉ダン
パ31,32を閉操作させて、第2燃焼用空気供給路1
4及び第2白煙防止用空気供給路17を使用できる状態
(図3における実線状態)とし、第1燃焼用空気供給路
13は使用し得ない状態とする。但し、この例では、第
2白煙防止用空気供給路17の一部として、第1白煙防
止用空気供給路16の全体をそのまま利用していること
から、冬期においても第1白煙防止用空気供給路16は
実質的に使用されることになる。なお、上記した開閉ダ
ンパ31,32,33,34,35の開閉操作は、人為
的に行なうようにしても、自動的に行なうようにして
も、何れでもよい。
【0040】ところで、一定の季節(例えば、冬期又は
夏期)の運転中においても、ごみ質の変化,気候変化等
により燃焼条件,空気加熱条件は或る程度変動するが、
かかる変動に対処して適正な運転状態を自動的に確保す
るために、以下のような装置41,47,51が設けら
れている。
【0041】すなわち、第1管路21と第4管路24と
の間には、燃焼用空気加熱器8を通過して焼却炉1に向
かう燃焼用空気たる燃焼用加熱空気2aの温度を調整す
る温度調整装置41が設けられている。この温度調整装
置41は、図1に示す如く、第1管路21と第4管路2
4との間を接続する連通管路42と、連通管路42に設
けた常閉型ダンパ43と、第4管路24における連通管
路接続箇所の下流側に設けた、常閉型ダンパ43に連動
連結された常開型ダンパ44と、第4管路24における
連通管路接続箇所の上流側に設けた温度検出器45と、
温度検出器45からの信号により両ダンパ43,44を
開閉する制御器46とで構成されていて、温度検出器4
5による検出温度が設定温度を超えたときにおいて、常
閉型ダンパ43が開動され且つこれに連動して常開型ダ
ンパ44が閉動させて、燃焼用空気2を連通管路42か
ら第4管路24へとバイパスさせることによって、燃焼
用加熱空気2aの温度を所定の設定温度に調整,維持し
うるようになっている。
【0042】また、焼却炉1と第4管路24との間に
は、燃焼用加熱空気2aの焼却炉1への供給量を調整す
る流量調整装置47が設けられている。すなわち、この
流量調整装置47は、図1に示す如く、第4管路24に
設けた流量調整ダンパ48と、焼却炉1における燃焼条
件(酸素濃度,圧力等)を検出する燃焼条件検出器49
と、燃焼条件検出器49からの信号により流量調整ダン
パ48の開度を制御する制御器50とで構成されてい
て、燃焼用加熱空気2aの焼却炉1への供給量を燃焼条
件に応じて調整,制御するようになっている。
【0043】また、排ガス路3と第6管路26との間に
は、煙突6から放出される排ガスつまり混合ガス3dの
温度を調整する温度調整装置51が設けられている。す
なわち、この温度調整装置51は、図1に示す如く、第
4管路24に設けた流量調整弁52と、排ガス路3にお
ける混合器11の下流側部分での混合ガス温度を検出す
る温度検出器53と、温度検出器53からの信号により
流量調整弁52の開度を制御する制御器54とで構成さ
れていて、温度検出器53の検出温度に基づいて白煙防
止用送風機15から第1又は第2白煙防止用空気供給路
16,17への送風量を制御することにより、煙突6か
ら放出される混合ガス3dの温度を適正範囲に調整する
ようになっている。なお、上記した装置41,47,5
1は、季節,空気加熱条件に応じて設定値を適宜に変更
しておくものであり、図4に示す従来装置においても設
けられているものであって、格別のものではない。
【0044】本発明に係る空気加熱方法は、上記した構
成の空気加熱装置5を使用して、次のように実施され
る。
【0045】夏期においては、第1及び第2開閉ダンパ
31,32を開操作させると共に第3〜第4開閉ダンパ
33,34,35を閉操作させて、第1燃焼用空気供給
路13及び第1白煙防止用空気供給路16を使用できる
状態(図2における実線状態)とし、第2燃焼用空気供
給路14及び第2白煙防止用空気供給路17は使用し得
ない状態として、運転を行なう。
【0046】すなわち、燃焼用空気2は、押込送風機1
2から第1管路21を経て燃焼用空気加熱器8の第1熱
交換部分8aに導入され、更に第1熱交換部分8aを通
過して第2管路22から第2熱交換部分8bに導入さ
れ、両熱交換部分8a,8bにおいて焼却炉1から排出
された排ガス3との熱交換により加熱された上、第2熱
交換部分8bから第3及び第4管路23,24を経て焼
却炉1に供給される。
【0047】このとき、第1熱交換部分8aの熱交換容
量Q5 (=Q1 )と第2熱交換部分8bの熱交換容量Q
6 (=Q2 −Q1 )との合計熱量がQ5 +Q6 =Q2
あり、燃焼用空気加熱器8が全体として夏期用燃焼用空
気加熱器として機能することから、燃焼用空気2は夏期
における燃焼条件に適した温度に加熱されることにな
る。したがって、焼却炉1には、その燃焼条件に適した
温度の燃焼用加熱空気2aが供給され、適正なごみ焼却
が行われる。
【0048】また、白煙防止用空気4は、白煙防止用送
風機15から第6管路26を経て白煙防止用空気加熱器
9に導入されて、燃焼用空気加熱器8を通過した一次与
熱排ガス3aとの熱交換により加熱された上で、白煙防
止用空気加熱器9から第7管路27を経て混合器11に
供給される。一方、焼却炉1から排出された排ガス3
は、燃焼用空気加熱器8の両熱交換部分8a,8bにお
いて燃焼用空気2に与熱し、更に白煙防止用空気加熱器
9において白煙防止用空気4に与熱した上で、排ガス処
理装置10に導入されて、所定の清浄化処理を施され
る。そして、排ガス処理装置10を出た清浄排ガス3c
は、混合器11において白煙防止用加熱空気4aと混合
された上で、煙突6から大気中に排出される。
【0049】このとき、熱交換機能上、両空気加熱器
8,9が夏期用燃焼用空気加熱器と夏期用白煙防止用空
気加熱器との組み合わせからなるものと同等又はそれ以
上のものとなっているから、排ガス3は、両空気加熱器
8,9を通過する間に、燃焼用空気2及び白煙防止用空
気4との熱交換により所定の清浄化処理適正温度にまで
十分に冷却されることになる。したがって、白煙防止用
空気加熱器9を通過して排ガス処理装置10に導入され
た二次与熱排ガス3bは、排ガス処理装置10により適
正に清浄化処理されることになる。一方、白煙防止用空
気4は、白煙防止用空気加熱器9が、熱交換容量上、夏
期用白煙防止用空気加熱器と同等又はそれ以上のものと
されていることから、排ガス処理装置10を通過した低
温の清浄排ガス3cをこれに混入させることによって大
気放出適正温度に昇温させるに十分な温度に加熱される
ことになる。したがって、混合器11から煙突6に向か
う混合排ガス3dは、性状的にも温度的にも煙突6から
大気放出させるに何ら支障のないものである。なお、焼
却炉1に供給される燃焼用加熱空気2a及び煙突6から
大気放出される混合排ガス3dの温度,量は、各調整装
置41,47,51によって調整される。勿論、各調整
装置41,47,51における設定値は、夏期の空気加
熱条件に適したものに設定されている。
【0050】また、冬期においては、第3〜第5開閉ダ
ンパ33,34,35を開操作させると共に第1及び第
2開閉ダンパ31,32を閉操作させて、第2燃焼用空
気供給路14及び第2白煙防止用空気供給路17を使用
できる状態(図3における実線状態)とし、第1燃焼用
空気供給路13は使用し得ない状態として、運転を行な
う。
【0051】すなわち、燃焼用空気2は、押込送風機1
2から第1管路21を経て燃焼用空気加熱器8の第1熱
交換部分8aに導入され、焼却炉1から排出された排ガ
ス3との熱交換により加熱された上、夏期における如く
第2交換部分8bに導入されることなく、そのまま第1
熱交換部分8aから第5管路25及び第4管路24を経
て焼却炉1に供給される。
【0052】このとき、第1熱交換部分8aは、熱交換
容量上、冬期用燃焼用空気加熱器に相当するもの(Q5
=Q1 )であることから、燃焼用空気2は冬期における
燃焼条件に適した温度に加熱されることになる。したが
って、焼却炉1には、その燃焼条件に適した温度の燃焼
用加熱空気2aが供給され、適正なごみ焼却が行われ
る。
【0053】また、白煙防止用空気4は、図3に示す如
く、白煙防止用送風機15から第6管路26を経て白煙
防止用空気加熱器9に導入されるもの(以下「第1白煙
防止用空気4b」という)と第8管路28を経て燃焼用
空気加熱器8の第2熱交換部分8bに導入されるもの
(以下「第2白煙防止用空気4c」という)に分流され
る。そして、第1白煙防止用空気4bは、夏期における
と同様に、白煙防止用空気加熱器9において一次与熱排
ガス3aと熱交換されて加熱された上、白煙防止用空気
加熱器9から第7管路27を経て混合器11に向かう
(以下、白煙防止用空気加熱器9で加熱された第1白煙
防止用空気を「第1白煙防止用加熱空気4d」とい
う)。また、第2白煙防止用空気4cは、第2熱交換部
分8bを通過する間に排ガス3との熱交換により加熱さ
れた上、第2熱交換部分8bから第3管路23の下流側
部分23a及び第9管路29を経て、第7管路27にお
いて第1第1白煙防止用加熱空気4dと合流される(以
下、第2熱交換部分8bで加熱された第2白煙防止用空
気を「第2白煙防止用加熱空気4e」という)。而し
て、第1及び第2白煙防止用加熱空気4d,4eの合流
空気である白煙防止用加熱空気4aは、第7管路27か
ら混合器11に供給されて、清浄排ガス3cに混合され
る。一方、焼却炉1から排出された排ガス3は、燃焼用
空気加熱器8において第1熱交換部分8aを通過する燃
焼用空気2及び第2熱交換部分8bを通過する第2白煙
防止用空気4cに与熱し、更に白煙防止用空気加熱器9
において第1白煙防止用空気4bに与熱した上で、排ガ
ス処理装置10に導入されて、所定の清浄化処理を施さ
れる。そして、排ガス処理装置10を出た清浄排ガス3
cは、混合器11において白煙防止用加熱空気4aと混
合された上で、煙突6から大気中に排出される。
【0054】このとき、熱交換機能上、燃焼用空気加熱
器8における排ガス・燃焼用空気の熱交換が冬期用燃焼
用空気加熱器に相当する第1熱交換部分8aによって行
われ、排ガス・白煙防止用空気の熱交換を行う白煙防止
用空気加熱器9が冬期用白煙用空気加熱器より小容量の
ものであるから、冬期において本来必要とされる冬期用
燃焼用空気加熱器及び冬期用白煙防止用空気加熱器を使
用した場合に比して、排ガス3の空気との熱交換による
冷却率が低く、排ガス3を清浄化処理適正温度にまで冷
却し得ない。
【0055】しかし、本発明の空気加熱方法にあって
は、上記したように、清浄化排ガス3cに混合させるに
必要な量の白煙防止用空気4のすべてを白煙防止用空気
加熱器9で排ガス(一次与熱排ガス)3aと熱交換させ
るのではなく、その一部(第1白煙防止用空気)4bを
白煙防止用空気加熱器9で一次与熱排ガス3aと熱交換
させ、残部(第1白煙防止用空気)4cを、燃焼用空気
加熱器8において燃焼用空気2の加熱に必要とされない
遊休部分(第2熱交換部分)8bにより、排ガス3と熱
交換させている。一方、両空気加熱器8,9の機能,構
成及びこれに導入される両空気2,4の温度等の条件が
略同一であり、第1及び第2熱交換部分8a,8b並び
に白煙防止用空気加熱器9の熱交換容量Q5 ,Q6 ,Q
7 が夫々Q 5 =Q1 ,Q6 =Q2 −Q1 ,Q7 =Q3
(Q2 −Q1 )とされていて、全体的な熱授受機能上、
熱交換容量Q1 の冬期用燃焼用空気加熱器及び熱交換容
量Q 3 の冬期用白煙防止用空気加熱器を使用した場合と
同等である。
【0056】したがって、排ガス・燃焼用空気の熱交換
及び白煙防止用空気加熱器9による排ガス・白煙防止用
空気の熱交換によっては不足する排ガス冷却能力を、第
2熱交換部分8bによる排ガス・白煙防止用空気の熱交
換によって十分に補うことができ、冬期用燃焼用空気加
熱器及び冬期用白煙防止用空気加熱器を使用したときと
同等の空気加熱を行うことができる。すなわち、排ガス
処理装置10には、これによる清浄化処理が適正に行わ
れうる温度(排ガス処理適正温度)にまで十分に冷却さ
れた二次与熱排ガス3bが供給されることになり、混合
器11には、清浄化排ガス3cをこれに混入させること
により煙突腐食や白煙発生を生じない温度(大気放出適
正温度)にまで昇温させ得るに十分な温度,量の白煙防
止用加熱空気4a(第1及び第2白煙防止用加熱空気4
d,4eの混合空気)が供給されることになるのであ
る。
【0057】なお、焼却炉1に供給される燃焼用加熱空
気2a及び煙突6から大気放出される混合排ガス3dの
温度,量は、夏期におけると同様に、各調整装置41,
47,51によって調整される。勿論、各調整装置4
1,47,51における設定値は、冬期の空気加熱条件
に適したものに設定されている。
【0058】このように、本発明によれば、燃焼用空気
加熱器8として夏期用燃焼用空気加熱器を使用すること
は従来と同様であるが、冬期において燃焼用空気の加熱
上不要となる燃焼用空気加熱器部分(第2熱交換部分8
b)を、従来のように遊休させることなく、排ガス・白
煙防止用空気の熱交換用として利用することによって、
その分だけ、冬期において必要熱交換容量が最大となる
白煙防止用空気加熱器を小容量化させることができるの
である。したがって、白煙防止用空気加熱器9の熱交換
容量Q7 を従来使用されていた冬期用白煙防止用空気加
熱器よりも小さくすることができ、四季を通して必要熱
交換容量が最大である夏期用燃焼用空気加熱器及び冬期
用白煙防止用空気加熱器を使用した場合に比して、設備
費及び設置スペースを大幅に低減することができる。ま
た、従来にあっては、各空気加熱器を、排ガスと燃焼用
空気又は白煙防止用空気との熱交換条件に応じて、独立
して各別に設計していため、冬期又は夏期の何れにおい
ても一方の空気加熱器の熱交換容量が必要熱交換容量を
上回るといった空気加熱効率上の無駄が生じる(燃焼用
空気加熱器として、冬期において排ガス・燃焼用空気の
熱交換に必要な容量以上の夏期用燃焼用空気加熱器が使
用されており、白煙防止用加熱器として、夏期において
排ガス・白防止用空気の熱交換に必要な容量以上の冬期
用白煙防止用空気加熱器が使用されている)が、本発明
によれば、このような無駄を可及的に排除することがで
きる。
【0059】なお、本発明は上記した実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範
囲において、適宜に改良,変更することができるもので
ある。
【0060】すなわち、各空気加熱器8,9並びに排ガ
ス処理装置10及び混合器11の構成も任意であり、空
気加熱条件等に応じて適宜に構成される。
【0061】また、本発明は、燃焼条件,空気加熱条件
が大きく異なることがあり、その一方の限度条件(例え
ば、上記した例における冬期の空気加熱条件に相当する
もの)と他方の限度条件(例えば、上記した例における
夏期の空気加熱条件に相当するもの)とで、燃焼用空気
加熱器の必要熱交換容量と白煙防止用空気加熱器の熱交
換容量とが大小正反対となる燃焼システムであることを
条件として、燃焼装置としてストーカ式以外のごみ焼却
炉を使用する場合は勿論、ボイラや各種工業炉等を使用
する場合にも、上記した同様に、好適に適用することが
できる。かかる場合においても、燃焼用空気加熱器8の
熱交換容量Q1 を排ガス・燃焼用空気の必要熱交換容量
のうち最大のものとし、第1熱交換部分8aの熱交換容
量Q5 を排ガス・燃焼用空気の必要熱交換容量のうち最
小のものとしておくことはいうまでもない。また、白煙
防止用空気加熱器9の熱交換容量Q7 も、上記した例に
おけると同様に、排ガス・燃焼用空気の必要熱交換容量
が最小となる(排ガス・白煙防止用空気の必要熱交換容
量は最大となる)条件において、排ガス・白煙防止用空
気の熱交換上、白煙防止用空気加熱器9にのみでは賄い
切れない不足分を排ガス・燃焼用空気の熱交換を行う上
で遊休となる第2熱交換部分8bで補うことができるよ
うに、設計しておくことは勿論である。
【0062】
【実施例】次に、本発明の実施例を、上記に説明し図1
〜図3に示した燃焼システムにおいて、ごみ焼却炉1と
して24時間当たりのごみ焼却量が120トンである典
型的なストーカ式のものを使用して、季節によって発熱
量(湿り基準)が表4に示す変動する典型的なごみを焼
却させる場合、つまり燃焼条件,空気加熱条件並びに冬
期及び夏期における各必要熱交換容量q1 ,q2
3 ,q4 が冒頭で述べた典型例におけると同様となる
場合について、具体的数値を挙げて説明する。
【0063】すなわち、この実施例では、各空気加熱器
8,9として、燃焼空気加熱器8全体の熱交換容量
2 、第1及び第2熱交換部分8a,8bの熱交換容量
5 ,Q 6 並びに白煙防止用空気加熱器9の熱交換容量
7 をQ2 =q2 =597700kcal/hr,Q5
=q1 =217200kcal/hr,Q6 =q2 −q
1=380500kcal/hr,Q7 =q3 −(q2
−q1 )=1020600kcal/hrに設計したも
のを使用した。
【0064】
【表5】
【0065】そして、夏期においては、第1及び第2開
閉ダンパ31,32を開操作させると共に第3〜第4開
閉ダンパ33,34,35を閉操作させて、排ガス3と
燃焼用空気2及び白煙防止用空気4との熱交換による空
気加熱を第1燃焼用空気供給路13及び第1白煙防止用
空気供給路16を使用して行った(図2実線参照)。ま
た、冬期においては、第3〜第5開閉ダンパ33,3
4,35を開操作させると共に第1及び第2開閉ダンパ
31,32を閉操作させて、上記空気加熱を、第2燃焼
用空気供給路14及び第2白煙防止用空気供給路17を
使用して行った(図3実線参照)。
【0066】その結果は、表5〜表7に示す通りであ
り、夏期及び冬期の何れにおいても適正な空気加熱を行
うことができ、焼却炉1における燃焼及び排ガス処理装
置10による排ガスの清浄化処理並びに煙突6からの排
ガス放出に伴う煙突腐食,白煙発生の防止を適正且つ効
果的に行うことが確認された。
【0067】
【表6】
【0068】
【表7】
【0069】さらに、白煙防止用空気加熱器9として、
従来必要とされていた冬期用白煙防止用加熱器(熱交換
容量q3 =1401100kcal/hr)に比して小
さな熱交換容量Q7 (=1020600kcal/h
r)のものを使用することができ、つまり熱交換容量を
7 /q3 ×100=73%にまで低減することがで
き、システムの設備,設置スペースを大幅に低減できる
ことが実証された。
【0070】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解されるよう
に、本発明によれば、燃焼用空気加熱器の熱交換部を第
1熱交換部分と第2熱交換部分との分離構成して、第2
熱交換部分を排ガス・燃焼用空気の熱交換用のみならず
排ガス・白煙防止用空気の熱交換用としても使用できる
ようにしたから、排ガス・白煙防止用空気の熱交換を常
に白煙防止用空気加熱器のみで行うようにした場合に比
して、白煙防止用空気加熱器の熱交換容量を小さくする
ことができる。したがって、設備費及び設置スペースを
大幅に低減することができ、厳しい設置条件が要求され
る燃焼システムにあって、その実用的価値は極めて大き
い。例えば、ごみ焼却設備にあっては、近年、都市ごみ
の量が増加する一方、新設ごみ焼却炉の設置用地難や排
ガス,騒音等の環境公害防止対策等の確保等で設備費が
高騰するといった問題が指摘されているが、本発明によ
れば、かかる問題の解決に大きく貢献することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気加熱装置を備えた燃焼システ
ムの一例を示す系統図である。
【図2】夏期における運転状態を示す図1相当図であ
る。
【図3】冬期における運転状態を示す図1相当図であ
る。
【図4】従来技術を示す燃焼システムの系統図である。
【符号の説明】
1…ごみ焼却炉(燃焼装置)、2…燃焼用空気、2a…
燃焼用加熱空気(燃焼用空気加熱器を経た燃焼用空
気)、3…排ガス、3a…一次与熱排ガス(燃焼用空気
加熱器を経た排ガス)、3b…二次与熱排ガス(白煙防
止用空気加熱器を経た排ガス)、3c…清浄排ガス(排
ガス処理装置を経た排ガス)、3d…混合排ガス(混合
器を経た排ガス)、4…白煙防止用空気、4a…白煙防
止用加熱空気(排ガスに混入される白煙防止用空気)、
4b…第1白煙防止用加熱空気(燃焼用空気加熱器を経
た白煙防止用空気)、4c…第2白煙防止用加熱空気
(燃焼用空気加熱器の第2熱交換部分を経た白煙防止用
空気)、5…空気加熱装置、6…煙突、7…排ガスの排
出路、8…燃焼用空気加熱器、8a…第1熱交換部分、
8b…第2熱交換部分、9…白煙防止用空気加熱器、1
0…排ガス処理装置、11…混合器、12…押込送風
機、13…第1燃焼用空気供給路、14…第2燃焼用空
気供給路、15…白煙防止用送風機、16…第1白煙防
止用空気供給路、17…第2白煙防止用空気供給路、1
8…空気供給路切り換え機構、21…第1管路、22…
第2管路、23…第3管路、24…第4管路、25…第
5管路、26…第6管路、27…第7管路、28…第8
管路、29…第9管路、31…第1開閉ダンパ、32…
第2開閉ダンパ、33…第3開閉ダンパ、34…第4開
閉ダンパ、35…第5開閉ダンパ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼装置から煙突に至る排ガスの排出路
    に、少なくとも、排ガスとの熱交換により燃焼用空気を
    加熱する燃焼用空気加熱器と、燃焼用空気加熱器を経過
    した排ガスとの熱交換により白煙防止用空気を加熱する
    白煙防止用空気加熱器と、両空気加熱器を経過した排ガ
    スを清浄化処理する排ガス処理装置と、排ガス処理装置
    を経過して煙突に向かう排ガスに白煙防止用空気加熱器
    により加熱された白煙防止用空気を混入させる混合器
    と、を配設してある燃焼システムにおいて、 燃焼用空気加熱器の熱交換部を第1熱交換部分と第2熱
    交換部分とに分離構成して、 必要に応じて、両熱交換部分を燃焼用空気の加熱手段と
    して使用する他、 第1熱交換部分のみを燃焼用空気の加熱手段として使用
    すると共に第2熱交換部分を白煙防止用空気の加熱手段
    として使用して、第2熱交換部分により加熱された白煙
    防止用空気を白煙防止用空気加熱器により加熱された白
    煙防止用空気と共に混合器に供給させるようにすること
    を特徴とする、燃焼システムにおける空気加熱方法。
  2. 【請求項2】 燃焼装置から煙突に至る排ガスの排出路
    に、少なくとも、燃焼装置から排出された排ガスとの熱
    交換により燃焼装置に供給される燃焼用空気を加熱する
    燃焼用空気加熱器と、燃焼用空気加熱器を経過した排ガ
    スとの熱交換により白煙防止用空気を加熱する白煙防止
    用空気加熱器と、両空気加熱器を経過した排ガスを清浄
    化処理する排ガス処理装置と、排ガス処理装置を経過し
    て煙突に向かう排ガスに白煙防止用空気加熱器により加
    熱された白煙防止用空気を混入させる混合器と、を配設
    してある燃焼システムにおいて、 燃焼用空気加熱器の熱交換部を第1熱交換部分と第2熱
    交換部分とに分離構成すると共に、 両熱交換部分を経て燃焼装置に至る第1燃焼用空気供給
    路と両熱交換部分のうち第1熱交換部分のみを経て燃焼
    装置に至る第2燃焼用空気供給路と白煙防止用空気加熱
    器を経て混合器に至る第1白煙防止用空気供給路と白煙
    防止用空気加熱器及び第2熱交換部分を各別に経て混合
    器に至る第2白煙防止用空気供給路とを設けて、 供給管路切り換え機構により、燃焼用空気及び白煙防止
    用空気の燃焼装置及び混合器への供給を、第1燃焼用空
    気供給路及び第1白煙防止用空気供給路と第2燃焼用空
    気供給路及び第2白煙防止用空気供給路との何れか一方
    を使用して行なうように構成したことを特徴とする、燃
    焼システムにおける空気加熱装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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