JPH1072813A - 誘導装置 - Google Patents

誘導装置

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Publication number
JPH1072813A
JPH1072813A JP8247171A JP24717196A JPH1072813A JP H1072813 A JPH1072813 A JP H1072813A JP 8247171 A JP8247171 A JP 8247171A JP 24717196 A JP24717196 A JP 24717196A JP H1072813 A JPH1072813 A JP H1072813A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
guidance device
irradiation units
road
irradiation
Prior art date
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Pending
Application number
JP8247171A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Ichikawa
具裕 市川
Manabu Kikuchi
学 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Industries Ltd
Original Assignee
Koito Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1072813A publication Critical patent/JPH1072813A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濃霧又は豪雪等により視界不良となった場合
でも、確実に視認できる光を発生可能な誘導装置を提供
する。 【解決手段】 複数の照射ユニット15が、車線境界線
2に沿って間隔をあけて配列されている。照射ユニット
15のそれぞれは、道路1の路面に埋設され、円形状の
強化ガラス4と、この強化ガラス4の路面下方部に埋設
されたレンズ6と、このレンズ6の路面下方部に埋設さ
れた白熱光源3と、を備えている。光源3からレンズ6
及び強化ガラス4を介して照射された略平行光線5から
なる光柱は、上方に照射される。霧等が発生し、霧によ
り光線5が散乱されると可視容易な光芒9が形成され
る。照射ユニット15から照射される光柱は、線状では
なく柱状であるため、濃霧時、豪雪時、又は砂ぼこりや
煙発生時であっても、数メートル先の光芒9を容易に視
認することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速道路、ヘリポ
ート、滑走路等において、霧又は雪等により視界不良と
なった場合に、車両、ヘリコプターもしくは航空機等を
誘導し、安全走行や安全飛行等を確保するための誘導装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高速道路等の道路で濃霧又は豪雪等が発
生したときには、これら霧や雪等は、車両の運転者の視
線の障害となってしまう。この視線障害を解決する方法
として、温風管を高速道路等に配置して、温風を道路上
付近に送ることにより、霧や雪を人工的に消滅させるも
のがある。
【0003】しかし、前述したような温風により霧等を
消滅させる方法では、豪雪や大量の濃霧に対しては、ほ
とんど効果は期待できない。また、豪雪や大量の濃霧
は、数キロの道路に亘って発生する場合があるが、これ
に対処するためには、温風管を数キロの道路に亘って配
置しなければならず、膨大な費用が必要となってしま
う。
【0004】そこで、霧等を消滅させる方法ではなく、
車道の路肩に設けられたガードレールに沿って、レーザ
ー光線を水平方向に照射させ、このレーザー光線が霧等
により散乱されて可視化されることにより、車両を誘導
する車両誘導装置が、特開平8−30900号公報にお
いて提案されている。
【0005】前記公報に開示された車両誘導装置にあっ
ては、温風により霧等を消滅させる方法のような大規模
な設備は必要ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平8−30900号公報に開示された車両誘導装置に
おいては、レーザー光線をガードレールに沿って水平方
向に照射させているので、レーザー光線は直進すること
から、特に道路の曲線部分においては、車両が当該レー
ザー光線を遮断し易い。そして、レーザー光線が遮断さ
れると、後続車両の運転者はレーザー光線を確認するこ
とができなくなってしまい、車両誘導機能を良好に発揮
することができない。
【0007】さらに、レーザー光線は極めて細く線状で
あるため(通常、せいぜい直径2〜3センチ程度)、数
10メートル先を目視にて確認できる程度の霧であれ
ば、レーザー光線による線状の光芒も確認することがで
きるが、例えば2メートル先が目視できない程度の濃霧
又は豪雪等の場合には、車両の運転者からガードレール
上のレーザー光線による光芒を確認することは非常に困
難である。
【0008】そこで、前記公報に開示された車両誘導装
置において、レーザー光線の強度を強くして、濃霧又は
豪雪等の場合にも、車両の運転者からレーザー光線を確
認可能とすることが考えられる。
【0009】しかしながら、安全性の問題からレーザー
光線の強度は、あまり強くすることはできない。したが
って、前記公報に開示された車両誘導装置にあっては、
濃霧又は豪雪の場合、車両の運転者からガードレール上
のレーザー光線を確認することは非常に困難であった。
【0010】また、以上説明した事情は、車両の誘導の
みならず、ヘリコプターや飛行機等の誘導に関しても同
様であった。
【0011】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、濃霧又は豪雪等により視界不良となった場合でも確
実に視認できる光を発生することができ、従来では車両
の通行不能又はヘリコプターや飛行機の離発着不能等で
あった濃霧又は豪雪等の場合においても、安全な車両の
通行やヘリコプター、飛行機等の離発着等を可能にする
ことができる誘導装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様による誘導装置は、略平行光線
からなる光柱を上方に照射する複数の照射ユニットが配
置されたものである。
【0013】この第1の態様によれば、道路、ヘリポー
ト、滑走路等において霧等が発生すると、前記照射ユニ
ットから上方に照射した光柱の光が当該霧等により散乱
され、上方に立ち上がった複数の柱状の光芒が、前記複
数の照射ユニットの配置に従って発生する。これらの複
数の柱状の光芒は、細い線状ではなく柱状であることか
ら車両、ヘリコプター、飛行機等の運転者や操縦者の視
認性が極めて良いので、濃霧又は豪雪等により視界不良
となった場合でも、車両、ヘリコプター、飛行機等を安
全に誘導することができる。
【0014】本発明の第2の態様による誘導装置は、前
記第1の態様による誘導装置において、前記照射ユニッ
トがメタルハライドランプ又はハロゲンランプからなる
光源を含むものである。
【0015】この第2の態様のように、メタルハライド
ランプやハロゲンランプなどの強度の強いランプを光源
として用いると、前記光芒の視認性が更に向上するの
で、好ましい。この場合、レーザー光線の場合と異な
り、強度の高いランプを用いても、安全上問題が生じな
い。
【0016】本発明の第3の態様による誘導装置は、前
記第1又は第2の態様による誘導装置において、前記複
数の照射ユニットが道路に沿って配列されたものであ
る。
【0017】この第3の態様によれば、道路上に霧等が
発生すると、前記照射ユニットから上方に照射した光柱
の光が当該霧等により散乱され、上方に立ち上がった複
数の柱状の光芒の列が、前記複数の照射ユニットの配列
に従って道路に沿って発生する。これらの複数の柱状の
光芒は、細い線状ではなく柱状であることから車両の運
転者の視認性が極めて良いので、濃霧又は豪雪等により
視界不良となった場合でも、車両を安全に誘導すること
ができる。また、前記複数の柱状の光芒は、上方に立ち
上がるので、後続車両の運転者は、先行車両によってあ
る光柱が遮られてその柱状の光芒が見えなくなったとし
ても、先行車両によって遮られない他の光柱による光芒
を見ることができるので、車両誘導機能を良好に発揮す
ることができる。
【0018】本発明の第4の態様による誘導装置は、前
記第3の態様による誘導装置において、前記複数の照射
ユニットが、道路に埋設され、前記道路の路面から前記
光柱を上方に照射するものである。
【0019】この第4の態様によれば、照射ユニットが
道路に埋設されているので、当該照射ユニットが車両の
通行に支障を来さない。このため、前述した従来の車両
誘導装置のように光線を水平方向に照射する方式におい
ては不可能であった車両の誘導方法が可能となる。すな
わち、後述する第5の態様のように車線境界を示す線に
沿って複数の照射ユニットを配列することが可能となる
ので、道路のセンターラインに沿って複数の照射ユニッ
トを配列して当該センターラインに沿って車両を誘導し
たり、片側2車線の道路における当該2車線間の境界線
に沿って複数の照射ユニットを配列して当該境界線に沿
って車両を誘導したりすることができる。また、後述す
る第6の態様のように一車線の中央線に沿って複数の照
射ユニットを配列することによって当該中央線に沿って
車両を誘導したりすることができる。
【0020】本発明の第5の態様による誘導装置は、前
記第3又は第4の態様による誘導装置において、前記複
数の照射ユニットは、車線境界を示す線に沿って配列さ
れたものである。
【0021】この第5の態様によれば、複数の照射ユニ
ットが車線境界を示す線に沿って配列されているので、
車両が進行すべき経路を確実に指示することができ、濃
霧又は豪雪等により視界不良となった場合でも、車両を
安全に誘導することができる。
【0022】本発明の第6の態様による誘導装置は、前
記第3又は第4の態様による誘導装置において、前記複
数の照射ユニットは、一車線の中央線に沿って配列され
たものである。
【0023】この第6の態様によれば、複数の照射ユニ
ットが一車線の中央線に沿って配列されているので、車
両が進行すべき経路を確実に指示することができ、濃霧
又は豪雪等により視界不良となった場合でも、車両を安
全に誘導することができる。この場合、車両は、車線の
中央線に沿って発生した複数の柱状の光芒の列をなぎ倒
すようにして進行すればよい。
【0024】本発明の第7の態様による誘導装置は、前
記第3の態様による誘導装置において、前記複数の照射
ユニットは、ガードレール付近に設置され、前記ガード
レール付近から前記光柱を上方に照射するものである。
【0025】この第7の態様によれば、複数の照射ユニ
ットがガードレール付近に設置されているので、車両が
進行すべき経路を確実に指示することができ、濃霧又は
豪雪等により視界不良となった場合でも、車両を安全に
誘導することができる。
【0026】本発明の第8の態様による誘導装置は、前
記第3の態様による誘導装置において、前記複数の照射
ユニットは、道路に埋設された照射ユニットと、ガード
レール付近に設置された照射ユニットとを含むものであ
る。
【0027】この第8の態様によれば、前記複数の照射
ユニットが、道路に埋設された照射ユニットと、ガード
レール付近に設置された照射ユニットとを含むので、車
両が進行すべき経路を確実に指示することができ、濃霧
又は豪雪等により視界不良となった場合でも、車両を安
全に誘導することができる。
【0028】本発明の第9の態様による誘導装置は、前
記第8の態様による誘導装置において、道路に埋設され
た照射ユニットから照射される光柱の色と、ガードレー
ル付近に設置された照射ユニットから照射される光柱の
色とは、互いに異なるものである。
【0029】この第9の態様によれば、道路に埋設され
た照射ユニットから照射される光柱の色と、ガードレー
ル付近に配列された照射ユニットから照射される光柱の
色とが互いに異なるので、車両運転者は、道路端を容易
に認識することができ、濃霧又は豪雪等により視界不良
となった場合でも、車両を安全に誘導することができ
る。
【0030】本発明の第10の態様による誘導装置は、
前記第3乃至第9のいずれかの態様による誘導装置にお
いて、前記複数の照射ユニットは、車両の進行方向に傾
斜して前記光柱を照射するものである。
【0031】この第10の態様によれば、複数の照射ユ
ニットが車両の進行方向に傾斜して前記光柱を照射する
ので、照射ユニットからの光が車両運転者を直接照射す
るという事態を回避でき、運転者の視界を確保すること
ができるとともに、車両の進行方向を確認することがで
きる。
【0032】本発明の第11の態様による誘導装置は、
前記第1又は第2の態様による誘導装置において、前記
複数の照射ユニットがヘリポートの誘導灯として配置さ
れたものである。
【0033】この第11の態様によれば、濃霧又は豪雪
等により視界不良となった場合でも、ヘリコプターを安
全に誘導することができる。
【0034】本発明の第12の態様による誘導装置は、
前記第1又は第2の態様による誘導装置において、前記
複数の照射ユニットが空港等の滑走路灯として配置され
たものである。
【0035】この第12の態様によれば、濃霧又は豪雪
等により視界不良となった場合でも、飛行機を安全に誘
導することができる。
【0036】本発明の第13の態様による誘導装置は、
前記第1乃至第12のいずれかの態様による誘導装置に
おいて、前記照射ユニットから照射される光柱の強度
を、前記照射ユニットの設置位置付近の視界に応じて変
更する手段を備えたものである。
【0037】この第13の態様によれば、照射ユニット
から照射される光柱の強度が道路の付近の視界に応じて
変更されるので、視認性を損なうことなく、照射光を不
必要に明るくすることがないことから、電力消費の低減
化を図ることができる。
【0038】本発明の第14の態様による誘導装置は、
前記複数の照射ユニットが持ち運び可能に構成されたも
のである。
【0039】この第14の態様によれば、前記複数の照
射ユニットが持ち運び可能であるので、所望の箇所に適
宜設置して誘導機能を発揮させることができ、状況に応
じて柔軟な対応が可能である。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態によ
る誘導装置としての車両誘導装置について、図1乃至図
5を参照して説明する。
【0041】図1は、本実施の形態による車両誘導装置
が道路1に設置された状態における部分拡大斜視図であ
り、図2は、前記車両誘導装置が道路1に設置された状
態を道路の上方から見た概略平面図である。図3は、図
1中の要部を示す縦断面図である。
【0042】本実施の形態による車両誘導装置は、図1
乃至図3に示すように、車線境界を示す白線2に沿っ
て、例えば2〜3メートル間隔で配列された複数の照射
ユニット15を備えている。そして、照射ユニット15
の各々は、道路1の路面下に埋設されており、円形状の
強化ガラス4と、この強化ガラス4の路面下方部に埋設
されたレンズ6と、このレンズ6の路面下方部に埋設さ
れた白熱光源(メタルハライドランプやハロゲンランプ
等)3と、を備えている。なお、強化ガラス4は、車両
の重量から、本体であるレンズ6、光源3等を保護する
ためのものである。
【0043】図1及び図3に示すように、光源3から出
射した光は、レンズ6にて略平行光線(光柱)5となっ
て、強化ガラス4を介して路面にほぼ垂直方向(すなわ
ち、ほぼ鉛直方向)に進む。すなわち、略平行光線5か
らなる光柱が上方に照射される。ここで、光柱とは、レ
ンズを介して柱状に照射された平行光線の光束をいう。
この光柱の直径は、例えば、約4〜12cmとすること
ができる。この光柱は、霧等が発生していないときに
は、車両の運転者は可視不能である。霧等が発生し、霧
により略平行光線5が散乱されると、車両の運転者が可
視可能な光の柱である光芒9が形成される。
【0044】したがって、霧等が発生した場合には、図
1に示すように、路面にほぼ垂直方向に立ち上がった複
数の光芒9の列が、白線2に沿って間隔をあけて形成さ
れる。
【0045】本実施の形態によれば、前述したように、
道路上に霧等が発生すると、上方に照射された光柱の光
が当該霧等により散乱され、上方に立ち上がった複数の
柱状の光芒9の列が、照射ユニット15の配列に従って
道路に沿って発生する。これらの複数の柱状の光芒9
は、細い線状ではなく柱状であることから車両の運転者
の視認性が極めて良く、濃霧時、豪雪時、又は砂ぼこり
や煙発生時などであっても、車両運転者は、数メートル
先の光芒9を容易に視認することができる。このため、
濃霧又は豪雪等により視界不良となった場合でも、車両
を安全に誘導することができる。なお、本実施の形態で
は、これらの光芒9の発生源である光源3として、照射
光輝度の強いメタルハライドランプやハロゲンランプ等
の光源が用いられているので、光芒9の視認性が特に良
く、好ましい。この場合、レーザー光線の場合と異な
り、輝度の強いランプを用いても、安全上問題が生じな
い。また、前記複数の柱状の光芒9は、上方に立ち上が
るので、後続車両の運転者は、先行車両によってある光
柱が遮られてその柱状の光芒が見えなくなったとして
も、先行車両によって遮られない他の光柱による光芒9
を見ることができるので、車両誘導機能を良好に発揮す
ることができる。
【0046】図4は、光源3を点灯させるための回路の
一例を示す概略構成図である。図4において、各光源3
は、変成器8及び変成器7によって整合接続されてい
る。そして、変成器7は給電ケーブル14に接続されて
いる。複数の変成器7は、給電ケーブル14に、互いに
直列に接続されている。つまり、複数の光源3は、直列
点灯方式が採用されている。なお、変成器7は、変成器
8の一次側コイルに接続されるケーブルが給電ケーブル
14に巻き付けられることによりインピーダンス整合に
より構成されている。
【0047】給電ケーブル14は、変成器13の二次側
コイル13−2に接続されている。そして、変成器13
の一次側コイル13−1は定電流源に接続されている。
したがって、複数の光源3には定電流が供給される。
【0048】図5は、変成器13を介して、給電ケーブ
ル14に定電流を供給するための定電流源の一例を示す
回路図である。図5において、定電流源は、商用電源1
0と、共振コンデンサ11と、共振インダクタンス12
と、変成器13の一次側コイル13−1と、を備えてい
る。そして、共振インダクタンス12と一次側コイル1
3−1とは並列に接続されており、この並列接続された
共振インダクタンス12及び一次側コイル13−1と共
振コンデンサ11とが直列に接続されている。
【0049】ここで、共振コンデンサ11の容量Cと共
振インダクタンス12のインダクタンスLとは、電源1
0の周波数fで共振状態となるように設定されている。
つまり、ω=2πfとすると、ω2LC=1となるよう
に電気定数が設定されている。このように、電気定数を
設定すれば、負荷側、すなわち、変成器13側の負荷の
大小に関係なく、一定の電流iを一次側コイル13−1
に供給することができる。したがって、給電ケーブル1
4に流れる電流を一定とすることができる。
【0050】なお、一次側コイル13−1を含む変成器
13側の負荷は、インダクタンス負荷ではなく、抵抗負
荷となるように調整されるものである。
【0051】図4及び図5に示すように、複数の光源3
を点灯させるための回路を、直列点灯方式とし、定電流
源から電力を供給する構成とすると、道路境界線に沿っ
て一本の給電ケーブル14を埋設し、光源点灯用変成器
7を構成するために給電ケーブル14に変成器8の一次
側コイルに接続されるケーブルを数回巻き付けるという
簡単な構成で、容易に光源3に電力を供給することもで
きる。
【0052】また、道路を舗装するときに、一度、給電
ケーブル14と変成器7とを埋設しておけば、電線の切
断がない限り、ほとんど故障することがなく、メンテナ
ンスに必要な労力も僅かなものである。
【0053】さらに、電流源から電力を光源3に供給す
るので、給電ケーブル14の電圧降下を考慮する必要が
なく、給電ケーブル14は、安価な細いケーブルを採用
することができる。
【0054】さらにまた、商用電源10の電圧を調整す
れば、光源3の明るさを調整することができる。したが
って、例えば、視程センサを道路の付近に配置し、この
視程センサからの検出信号に従い、発生した霧や雪の程
度、つまり視界に応じて、商用電源10の電圧を調整し
て光源3の明るさを調整することもできる。また、昼と
夜等のように、背景輝度が異なる場合には、その背景輝
度に応じて、光源3の明るさを調整することも可能であ
る。このようにすれば、視認性を損なうことなく、光源
3を不必要に明るくすることがないので、電力消費の低
減化を図ることができる。例えば、光源3への電源とし
て定電流源を使用した場合、定電流源の電流値を変える
ことで、全ての光源の明るさを容易に変えることが可能
である。
【0055】なお、前述した実施の形態においては、光
源3からの光は、レンズ6及び強化ガラス4を介して路
面上に照射させる構成としたが、レンズ6に代えてある
いはレンズ6とともに反射鏡等を用いることもできる。
【0056】また、複数の照射ユニット15は、ガード
レール付近に設置してもよい。この場合、ガードレール
に取り付けてもよい。
【0057】また、前述した実施の形態では、複数の照
射ユニット15は、持ち運び不能に構成されていたが、
持ち運び可能に構成してもよい。図6に持ち運び可能に
構成した照射ユニット15の例を示す。図6は当該照射
ユニット15の外観を示す斜視図である。図6に示す照
射ユニット15は、直方体形状の基台部20aと該基台
部20aの上部に設けられた円筒部20bとからなる筐
体20内に、前述したレンズ6、光源3等を設けた構成
を有している。基台部20aには持ち運びが容易となる
ように取手21が回動自在に取り付けられている。図6
に示す照射ユニット15は、例えば、ガードレール付近
に載置することによって設置すればよい。なお、図6に
は示していないが、基台部20aには前述したケーブル
を接続することができるようなっている。このように、
照射ユニットを持ち運び可能に構成すると、所望の箇所
に適宜設置して誘導機能を発揮させることができ、状況
に応じて柔軟な対応が可能である。
【0058】さらに、強化ガラス4を着色し、又は光学
フィルタを用いて、色彩を有する光を照射させることも
できる。
【0059】さらにまた、複数の照射ユニット15を、
車線境界線2に沿って配列するのみならず、一車線の中
央線(通常は、実際に線が引いてあるわけではなく、仮
想的な線である。)に沿って配列することも可能であ
る。この場合、車両は発生した光芒をなぎ倒しながら通
過することになる。また、この場合、車線境界線2に沿
って配列された照射ユニット15からの照射光の色を赤
とし、車線中央線に沿って配列された照射ユニット15
からの照射光の色を緑色として、車線中央であるのか、
車線境界であるのかを識別可能とすることもできる。な
お、複数の照射ユニット15を車線の中央線にのみ沿っ
て配列してもよい。
【0060】また、照射ユニット15を車線境界線2に
沿って配置するとともにガードレール付近に設置した場
合、両者の照射光の色を異ならせておけば、車両運転者
は、道路端を容易に認識することができる。
【0061】さらにまた、前述した実施の形態において
は、光源3からの光は、ほぼ鉛直方向に進むように構成
したが、光源3からの光が車両の進行方向に傾斜するよ
うに構成することもできる。このようにすれば、光源3
からの光が、その車線上の車両運転者に向かって直接照
射されるという事態を確実に回避できる。また、発生す
る光芒は、車両の進行方向に傾斜しているので、運転者
は、車両の進行方向を確認することができるという効果
もある。
【0062】ところで、以上の説明は、本発明による誘
導装置を車両誘導装置として用いた例であった。しか
し、本発明は、車両誘導装置に限定されるものではな
く、前述した照明ユニット15をヘリポートや空港等の
滑走路においてヘリポートの誘導灯や空港等の滑走路灯
として配置してもよい。この場合、前述した車両の場合
と同様に、濃霧又は豪雪等により視界不良となった場合
でも、ヘリコプターや飛行機等を安全に誘導することが
できる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高速道路等の道路やヘリポートや滑走路等において、濃
霧又は豪雪等により視界不良となった場合でも、確実に
視認可能な光を発生させて車両、ヘリコプター、飛行機
等を誘導することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による誘導装置が道路に
設置された状態の部分拡大斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態による誘導装置が道路に
設置された状態の概略平面図である。
【図3】図1中の要部を示す縦断面図である。
【図4】光源を点灯させるための回路の一例を示す概略
構成図である。
【図5】給電ケーブルに定電流を供給するための定電流
源の一例を示す回路図である。
【図6】持ち運び可能に構成された照射ユニットの一例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 道路 2 車線境界を示す白線 3 光源 4 強化ガラス 5 光線 6 レンズ 7,8,13 変成器 9 光芒 10 商用電源 11 共振コンデンサ 12 共振インダクタンス 13−1 一次側コイル 13−2 二次側コイル 14 給電ケーブル 15 照射ユニット

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略平行光線からなる光柱を上方に照射す
    る複数の照射ユニットが配置されたことを特徴とする誘
    導装置。
  2. 【請求項2】 前記照射ユニットは、メタルハライドラ
    ンプ又はハロゲンランプからなる光源を含むことを特徴
    とする請求項1記載の誘導装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の照射ユニットは道路に沿って
    配列されたことを特徴とする請求項1又は2記載の誘導
    装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の照射ユニットは、前記道路に
    埋設され、前記道路の路面から前記光柱を上方に照射す
    ることを特徴とする請求項3記載の誘導装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の照射ユニットは、車線境界を
    示す線に沿って配列されたことを特徴とする請求項3又
    は4記載の誘導装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の照射ユニットは、一車線の中
    央線に沿って配列されたことを特徴とする請求項3又は
    4記載の誘導装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の照射ユニットは、ガードレー
    ル付近に設置され、前記ガードレール付近から前記光柱
    を上方に照射することを特徴とする請求項3記載の誘導
    装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の照射ユニットは、道路に埋設
    された照射ユニットと、ガードレール付近に設置された
    照射ユニットとを含むことを特徴とする請求項3記載の
    誘導装置。
  9. 【請求項9】 道路に埋設された照射ユニットから照射
    される光柱の色と、ガードレール付近に設置された照射
    ユニットから照射される光柱の色とは互いに異なること
    を特徴とする請求項8記載の誘導装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の照射ユニットは、車両の進
    行方向に傾斜して前記光柱を照射することを特徴とする
    請求項3乃至9のいずれかに記載の誘導装置。
  11. 【請求項11】 前記複数の照射ユニットは、ヘリポー
    トの誘導灯として配置されたことを特徴とする請求項1
    又は2記載の誘導装置。
  12. 【請求項12】 前記複数の照射ユニットは、滑走路灯
    として配置されたことを特徴とする請求項1又は2記載
    の誘導装置。
  13. 【請求項13】 前記複数の照射ユニットから照射され
    る光柱の強度を、前記照射ユニットの設置位置付近の視
    界に応じて変更する手段を備えたことを特徴とする請求
    項1乃至12のいずれかに記載の誘導装置。
  14. 【請求項14】 前記複数の照射ユニットは、持ち運び
    可能に構成されたことを特徴とする請求項1乃至3並び
    に5乃至13のいずれかに記載の誘導装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101027640B1 (ko) 2009-02-17 2011-04-12 쌍용자동차인천정비사업소(주) 교통 안전구역의 감속주행 유도장치
RU2718043C1 (ru) * 2019-08-30 2020-03-30 Анатолий Павлович Ефимочкин Разделительная полоса на автодороге
KR102329778B1 (ko) * 2021-05-24 2021-11-22 (주)에스티씨 횡단보도 투광기

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