JPH1071161A - 肩支え装置 - Google Patents

肩支え装置

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JPH1071161A
JPH1071161A JP24906796A JP24906796A JPH1071161A JP H1071161 A JPH1071161 A JP H1071161A JP 24906796 A JP24906796 A JP 24906796A JP 24906796 A JP24906796 A JP 24906796A JP H1071161 A JPH1071161 A JP H1071161A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肩に掛かる負担を軽く、作業内容等に制限を
受けることなく、肩を酷使する労働でも継続し易くし、
肩の病気や怪我、肩の弱い人等が使用するのにも適した
ものする。 【解決手段】 上腕の下側に当てる腕当て板12と胴体
に当てる胴当て板14との間に、それ等の腕当て板12
と胴当て板14とを結合して、その腕当て板12へ上方
向の付勢力を与え、腕当て板12を上下左右の各方向へ
移動可能に支持する腕当て板支持・自在可動機構16を
設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は肩を疲労した、肩を
痛めた、或いは肩の弱い人等が剪定等の農作業、日常生
活等を行なう際に使用するのに適した肩支え装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、人は腕の上げ下げを繰り返す作
業例えば剪定等の農作業を長時間行なうと、肩を酷使す
るため肩に疲労が蓄まり肩を痛めたりし易い。その際に
は肩の疲労箇所や痛めた箇所に対し貼り薬や塗り薬を用
いたり、更には肩を動かさないように当て物をし、腕を
吊る等して回復を待たなければならない。なお、最近で
は農業の後継者が少なくなり、体力の衰えた高齢者が肩
を痛めていても無理をして農作業を行なっている場合が
多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな貼り薬や塗り薬等を用いるだけでは、多少回復力が
良くなる程度であり、剪定等を何日も連続して行なわな
ければならない場合、肩にかかる物理的な負担は変わら
ないため、やはり時間の経過と共に疲労や苦痛が増加し
て行き、耐えるのが大変になってくる。又、肩に当て物
をしたり、吊ったりする場合には当然肩を動かす自由度
が大幅に制限を受けるので、作業内容等も大きく制限さ
れる。
【0004】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、第1に肩に掛かる負担を軽く、
作業内容等に制限を受けることなく、肩を酷使する労働
でも継続し易くし、肩の病気や怪我、肩の弱い人等が使
用するのにも適した肩支え装置を提供することを目的と
する。第2に腕当て板へ上方向への付勢力を与え、腕当
て板を上下左右の各方向へ移動可能に支持する簡単な腕
当て板支持・自在可動機構を備えた肩支え装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】第3に使用する人の胴体の長さに合わせ
て、胴当て板に対する腕当て板支持・自在可動機構の固
定位置を簡単に変えて身体に良好に装着することのでき
る肩支え装置を提供することを目的とする。第4に汗を
かき難く、継続使用に適する肩支え装置を提供すること
を目的とする。
【0006】第5に腕等を自由に動かし、腕当て板支持
・自在可動機構の円滑な作動を確保することのできる肩
支え装置を提供することを目的とする。第6に身体の所
定位置にぴったり装着でき、腕や身体を動かしても、所
定位置から外れることなく、作業等の動作を円滑に行な
える肩支え装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1目的に対応する肩支え装置では上腕の下側に当
てる腕当て板と胴体に当てる胴当て板との間に、それ等
の腕当て板と胴当て板とを結合して、その腕当て板へ上
方向の付勢力を与え、腕当て板を上下左右の各方向へ移
動可能に支持する腕当て板支持・自在可動機構を設置す
る。
【0008】又、第2目的に対応する肩支え装置では腕
当て板支持・自在可動機構を、胴当て板に固定した時、
その外面から突出するように挿通穴付き支持部を少なく
とも2箇所設けた据え付け具と、その据え付け具の各挿
通穴内を下部付近が自在に通過できるように嵌まり、上
端部を腕当て板の上下方向への回転を可能とする軸を介
して腕当て板の基端部と結合する腕当て板上下操作棒
と、その操作棒の上部付近に上端を止めて巻回した圧縮
コイルスプリングと、その据え付け具の上に乗り、上端
部を腕当て板の上下方向への回転の中心となる軸を介し
て腕当て板の基端部と結合し、下端部を腕当て板上下操
作棒の中央部付近が自在に通過可能に嵌まり、圧縮コイ
ルスプリングの下端を受ける挿通穴付き支持部に形成し
た腕当て板左右操作具とから構成する。
【0009】又、第3目的に対応する肩支え装置では胴
当て板の中央部に据え付け具の固定に使用可能な固定用
穴を多数上下方向に並べて設ける。又、第4目的に対応
する肩支え装置では胴当て板のほぼ全域に多数の通気穴
を分散して設ける。
【0010】又、第5目的に対応する肩支え装置では腕
当て板から胴当て板に掛けて、腕当て板支持・自在可動
機構の内側を被う柔軟性を有する脇の下当て用内側保護
カバーを設置し、その胴当て板に腕当て板支持・自在可
動機構の外側を被う外側保護カバーを設置する。又、第
6目的に対応する肩支え装置では腕当て板に上腕に止め
る腕止め具を設置し、胴当て板に胴体に止める胴止め具
と腰に巻いたバンドに止める腰止め具とを設置する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態を説明する。図1は本発明を適用した右
肩支え装置の一例を示す正面図、図2はその外側保護カ
バーを省略した左側面図である。図中、10が右肩支え
装置、12がその脇の下から上腕の下側に当てるプラス
チック製等の長円状腕当て板、14が胴体に当てるプラ
スチック製等の長方形状胴当て板、16がそれ等の腕当
て板12と胴当て板14とを結合する腕当て板支持・自
在可動機構である。この腕当て板12はその短手方向の
中央付近を底部18にし、長手方向に沿う両側部20、
22をそれぞれ弧状に曲げて立て、内部に上腕等を入れ
られるようにした湾曲板にする。そして、腕当て板12
の胸側部20の傾斜を背側部22より少し少なくし、先
端部24と胸側部20の中央付近より先端側縁部を両側
部20、22の大部分と反対方向に少し曲げて、作業時
等に前腕を胸側に曲げ易くする。又、腕当て板12を脇
の下から上腕の下側にぴったりと装着できるようにする
ため、両側部20、22の各中央付近にそれぞれ差し込
み穴26を開け、そこに面ファスナー28等を備えた帯
状の上腕用腕止め具30を取り付けて使用する。
【0012】又、胴当て板14はその短手方向の中央部
32を外側に脹らませて突出させ、長手方向に沿う両側
部34、36をそれぞれ弧状に曲げて、胴体の右脇を被
う曲面を有する湾曲板にする。そして、胴当て板14の
ほぼ全域に多数の通気穴38を分散して設ける。する
と、胴当て板14の通気性が良くなるため、その胴当て
板14で右脇を被っても、汗の出が少なくなり、汗を良
く発散させることができる。それ故、胴当て板14の面
積を大きくしても、右肩支え装置10が継続使用に適す
るようになる。又、胴当て板14を右脇にぴったりと装
着できるようにするため、胸側部34の中央付近にある
2個の通気穴38を利用してリング40を止め、更に背
側部36の中央より上側にある2個の通気穴38を利用
してリング40を止め、それ等の各リング40に締め具
42等を備えた帯状の肩掛け用胴止め具44を取り付け
て使用する。又、胴当て板14の使用中における横ずれ
を防止するため、両側部34、36の各下端隅部にそれ
ぞれ差し込み穴46、48を2個ずつ平行に並べて開
け、そこにホック50を備えた帯状のバンド掛け用腰止
め具52をそれぞれ取り付けて使用する。なお、胴当て
板14の上端部54は中央部を下方に凹ませて、その凹
部56に脇の下が嵌まるようにする。
【0013】又、腕当て板支持・自在可動機構16は腕
当て板12の底部18の外側に配置して固定した細長い
板状の軸受金具58と、その軸受金具58と一直線状に
並ぶように、胴当て板14の中央部32の背側寄り中央
位置の外側に配置して固定した細長い板状の据え付け金
具60と、それ等の軸受金具58と据え付け金具60と
の間に介在し、一直線状に並ぶように配置した細長い板
状の腕当て板左右操作金具62と、それ等の軸受金具5
8、腕当て板左右操作金具62、据え付け金具60に沿
わせて配置した金属製の腕当て板上下操作丸棒64と、
その腕当て板上下操作丸棒64の上部付近に巻回した金
属製の圧縮コイルスプリング66等から主に構成する。
【0014】そして、軸受金具58は腕当て板12の中
央付近より基端まで配置し、その基端部68に2箇所、
各回転軸70、72を支持する軸受部74、76をそれ
ぞれ突出して設ける。但し、軸受部74は基端より少し
内方に設け、軸受部76は基端より少し外方に突出する
ように設ける。又、据え付け金具60はその両端部7
8、80にそれぞれ挿通穴82、84を開け、胴当て板
14の外面からほぼ直角方向に突出するように曲げて、
両端部78、80を腕当て板上下操作丸棒64の挿通穴
付き支持部にする。なお、据え付け金具の本体部から直
角方向に突出する挿通穴付き支持部の数は3箇所以上に
してもよい。
【0015】又、腕当て板左右操作金具62は据え付け
金具60の上に乗せ、その上端部86を腕当て板12の
上下方向への回転の中心となる軸72を嵌める2又状の
結合部に形成し、その回転軸72、軸受部76等を介し
て腕当て板12の基端部88と結合する。そして、腕当
て板左右操作金具62の下端部90を腕当て板上下操作
丸棒64の中央部付近が自在に通過できるように嵌ま
り、圧縮コイルスプリング66の下端を止める挿通穴9
2を有する支持部に形成する。なお、この支持部90も
腕当て板左右操作金具62の本体部から直角方向に突出
させる。
【0016】又、腕当て板上下操作丸棒64はその上端
部94を腕当て板12の上下方向への回転を可能にする
軸70を嵌める2又状の結合部に形成し、その回転軸7
0、軸受部74等を介して腕当て板12の基端部88と
結合する。そして、腕当て板上下操作丸棒64の下部付
近を据え付け金具60の両支持部78、80に設けた各
挿通穴82、84にそれぞれ自在に通過できるように嵌
める。又、腕当て板上下操作丸棒64の下端部に抜け止
め用のストッパとしてナット96を嵌める。更に、腕当
て板上下操作丸棒64の結合部94の付け根に圧縮コイ
ルスプリング66の上端を止めるためのワッシャ98を
嵌めて固定する。なお、圧縮コイルスプリング66の下
端と腕当て板左右操作金具62の支持部90との間にも
ワッシャ100を介在させておく。但し、このワッシャ
100はその穴内を腕当て板上下操作丸棒64が自在に
通過できるものにする。
【0017】又、このような腕当て板支持・自在可動機
構16の内側に腕当て板12から胴当て板14に掛かる
ようにして、長方形状の皮等からなる柔軟性を有する脇
の下当て用内側保護カバー102を設置する。すると、
腕当て板12を上下に移動しても、着用している衣類の
一部が軸受金具58の基端と腕当て板左右操作金具62
の上端間等に挾まることがなく、腕等を自由に動かし、
腕当て板支持・自在可動機構16を円滑に作動させるこ
とができる。なお、脇の下当て用内側保護カバー102
はその上端部を腕当て板12の基端部88の内側に固定
し、下端部を腕当て板左右操作金具62の本体部の下端
寄り内側に固定する。
【0018】又、腕当て板支持・自在可動機構16の外
側にその下部付近を被うようにして、半円筒状に曲げた
金属板等からなる外側保護カバー104を設置する。す
ると、やはり外部にある障害物等が機構16の一部に挾
まったりすることもなく、腕等を自由に動かし、腕当て
板支持・自在可動機構16を円滑に作動させることがで
きる。なお、外側保護カバー104は上端部付近を除い
て、左右の縁部を胴当て板14に固定する。そして、上
端部付近には左右に開口を設け、腕当て板12を左右に
移動する時に脇の下当て用内側保護カバー102の左右
への移動を妨げないようにする。
【0019】このような右肩支え装置10は身体に適合
するものを装着した方がよいため、使用する人の胴体の
長さ即ち脇の下から腰の間の長さに合わせて、胴当て板
14に対する腕当て板支持・自在可動機構16の固定位
置を決定する。そこで、図3に示すように胴当て板14
の中央部32の上側付近等に、据え付け金具60の固定
に使用可能な固定用穴106を多数上下方向に並べて設
けておき、簡単に固定位置を変更できるようにする。な
お、108(108a、108b)は選択した固定用穴
106に差し込んで据え付け金具60の固定を行なって
いるビスとワッシャであり、110(110a……11
0f)は外側保護カバー104を固定するビスとワッシ
ャである。因みに、他の各固定箇所にも一対のビス、ワ
ッシャ、ナットを使用する。
【0020】右肩支え装置10の使用時、図4に示すよ
うに腕止め具30を右腕の上腕112に、又、胴止め具
44を左肩114にそれぞれ巻くようにして掛け、腕止
め具30の面ファスナー28、胴止め具44の締め具4
2等によって、腕当て板12の脇の下から上腕112の
下側に掛けての装着状態と、胴当て板14の右脇116
に対する装着状態とがいずれもぴったりとなるように調
節して止める。なお、2個の腰止め具52をバンド11
8にそれぞれ巻くようにして掛け、ホック50を止める
と、胴当て板14の横ずれを防止でき、腕や身体を動か
しても右肩支え装置10が所定位置から外れなくなる。
【0021】このようにして右肩支え装置10を装着す
ると、右腕を乗せた腕当て板12に対し、常に上方へ向
かうように圧縮コイルスプリング66による付勢力が作
用し、下方へは右腕の重力が作用する。何故なら、圧縮
コイルスプリング66は腕当て板上下操作丸棒64の上
部付近に巻回して、その上端を腕当て板上下操作丸棒6
4に固定したワッシャ98で止め、下端をワッシャ10
0を介して支持部88で受けているため、スプリング力
が上方に向かい、ワッシャ98を介して腕当て板上下操
作丸棒64に作用し、更に回転軸70、軸受金具58の
軸受部74を経て、腕当て板12をほぼ垂直方向に立て
るように、その基端部88に作用するからである。それ
故、スプリング力を適切に設定しておくと、そのスプリ
ング力を利用して右肩に掛かる物理的な負担を軽くし、
右腕を楽に自在に上下動することができる。因みに、図
における点線の位置は真横に置いた上腕112を上下方
向に移動した状態を示している。
【0022】又、腕を左右に動かそうとすると、その力
は腕当て板12に固定した軸受金具58の軸受部76を
経て回転軸72に伝わり、更に腕当て板左右操作金具6
2に伝わる。そして、腕当て板上下操作丸棒64が腕当
て板左右操作金具62の下端に設けた支持部90の挿通
穴92の内部を自在に通過できる構造となっているた
め、腕当て板12を左右に動かすと、腕当て板上下操作
丸棒64を中心にして、その回りを腕当て板左右操作金
具62を回転させ、スプリング力により下方から支えら
れた状態で右腕をやはり楽に自在に左右方向に移動でき
る。
【0023】それ故、右肩支え装置10を装着している
と、右腕を使う作業内容等に制限を受けること無く、剪
定等の肩を酷使する労働でも疲労が少なくなり、長時間
継続して行なうことができる。又、肩の病気や怪我、肩
の弱い人等でも使用すると、日常生活等を行ない易くな
る。
【0024】なお、上記実施の形態では右肩支え装置に
ついて説明したが、左肩支え装置としても使用すること
ができる。但し、その場合には右肩支え装置における左
右の構造を反対にしたものを製作し、左肩支え装置とし
て使用する。
【0025】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、請求項1
記載の発明では腕当て板と胴当て板との間に設置して両
者を結合する腕当て板支持・自在可動機構によって、腕
当て板へ上方向への付勢力を与え、腕当て板を上下左右
の各方向へ移動可能に支持しているため、肩にかかる負
担が軽くなり、腕を楽に自在に上下左右の各方向へ移動
できる。それ故、腕を使う作業内容等に制限を受けるこ
となく、肩を酷使する労働でも疲労が少なくて済み、継
続して行なえる。又、肩の病気や怪我、肩の弱い人でも
使用すると日常生活等を行ない易くなる。
【0026】又、請求項2記載の発明では胴当て板に固
定する据え付け具と、その据え付け具の各挿通穴内に下
部付近が嵌まる腕当て板上下操作棒と、その操作棒に巻
回した圧縮コイルスプリングと、その据え付け具に乗る
腕当て板左右操作具とを組み合わせて、腕当て板へ上方
向への付勢力を与え、腕当て板を上下左右の各方向へ移
動可能に支持する腕当て板支持・自在可動機構を簡単に
製作することができる。
【0027】又、請求項3記載の発明では胴当て板の中
央部に上下方向に並ぶ多数の固定用穴から据え付け具を
実際に固定する穴を選択できるため、使用する人の胴体
の長さに合わせて胴当て板に対する腕当て板支持・自在
可動機構の固定位置を簡単に変えて、身体に良好に装着
できる。
【0028】又、請求項4記載の発明では胴当て板のほ
ぼ全域に多数の通気穴を分散して設けるため、胴当て板
の通気性が良くなり、汗の出を少なくし、汗を良く発散
させることができる。それ故、胴当て板の面積を大きく
しても、肩支え装置が継続使用に適するようになる。
【0029】又、請求項5記載の発明では腕当て板支持
・自在可動機構の内側に脇の下当て用内側保護カバーを
設置し、外側に外側保護カバーを設置するため、その機
構に着用している衣類の一部や外部にある障害物等が挾
まったりすることがなく、腕を自由に動かし、腕当て板
支持・自在可動機構を円滑に作動させることができる。
【0030】又、請求項6記載の発明では腕止め具を上
腕に止めて腕当て板を上腕の下側に装着し、胴止め具を
胴体に止めて胴当て板を一方の脇に装着し、腰止め具を
腰のバンドに止めて胴当て板の横ずれを防止するため、
肩支え装置をぴったりと装着でき、腕や身体を動かして
も所定位置から外れることがなく、作業等の動作を円滑
に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した右肩支え装置の一例を示す正
面図である。
【図2】同右肩支え装置の外側保護カバーを省略した左
側面図である。
【図3】同右肩支え装置の背面図である。
【図4】同右肩支え装置の装着状態を示す背面図であ
る。
【符号の説明】
10…右肩支え装置 12…腕当て板 14…胴当て板
16…腕当て板支持・自在可動機構 30…腕止め具
32…中央部 38…通気穴 44…胴止め具 52
…腰止め具 58…軸受金具 60…据え付け金具 6
2…腕当て板左右操作金具 64…腕当て板上下操作丸
棒 66…圧縮コイルスプリング 68、88…基端部
70、72…軸 78、80、90…支持部 82、
84、92…挿通穴 102…脇の下当て用内側保護カ
バー 104…外側保護カバー 106…据え付け金具固定用穴

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上腕の下側に当てる腕当て板と胴体に当
    てる胴当て板との間に、それ等の腕当て板と胴当て板と
    を結合して、その腕当て板へ上方向の付勢力を与え、腕
    当て板を上下左右の各方向へ移動可能に支持する腕当て
    板支持・自在可動機構を設置することを特徴とする肩支
    え装置。
  2. 【請求項2】 腕当て板支持・自在可動機構を、胴当て
    板に固定した時、その外面から突出するように挿通穴付
    き支持部を少なくとも2箇所設けた据え付け具と、その
    据え付け具の各挿通穴内を下部付近が自在に通過できる
    ように嵌まり、上端部を腕当て板の上下方向への回転を
    可能とする軸を介して腕当て板の基端部と結合する腕当
    て板上下操作棒と、その操作棒の上部付近に上端を止め
    て巻回した圧縮コイルスプリングと、その据え付け具の
    上に乗り、上端部を腕当て板の上下方向への回転の中心
    となる軸を介して腕当て板の基端部と結合し、下端部を
    腕当て板上下操作棒の中央部付近が自在に通過可能に嵌
    まり、圧縮コイルスプリングの下端を受ける挿通穴付き
    支持部に形成した腕当て板左右操作具とから構成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の肩支え装置。
  3. 【請求項3】 胴当て板の中央部に、据え付け具の固定
    に使用可能な多数の固定用穴を上下方向に並べて設ける
    ことを特徴とする請求項2記載の肩支え装置。
  4. 【請求項4】 胴当て板のほぼ全域に多数の通気穴を分
    散して設けることを特徴とする請求項1、2又は3記載
    の肩支え装置。
  5. 【請求項5】 腕当て板から胴当て板に掛けて、腕当て
    板支持・自在可動機構の内側を被う柔軟性を有する脇の
    下当て用内側保護カバーを設置し、その胴当て板に腕当
    て板支持・自在可動機構の外側を被う外側保護カバーを
    設置することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載
    の肩支え装置。
  6. 【請求項6】 腕当て板に上腕に止める腕止め具を設置
    し、胴当て板に胴体に止める胴止め具と腰に巻いたバン
    ドに止める腰止め具とを設置することを特徴とする請求
    項1、2、3、4又は5記載の肩支え装置。
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