JPH05501373A - 前腕支持具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 前腕支持具 この発明は請求の範囲の前提部分に記載のとおりのヒトの前腕支持具に関する。

毎日、着席した姿勢で作業すべき高さ位置に腕及び手を保持して仕事を行う者に 関し、職業病の増加傾向が見られる。実際上、これは就業日におけるほとんどの 時間、静的又は略静的仕事に従事していることを意味する。例えば、タイプライ タ−１計算機、コンピューター等のキーボード操作、製造ライン等における種々 の組み立て作業又は縫製作業等において成すべき作業領域は比較的狭いものに限 定されている。

限られた領域内で手を動かすときでさえ、作業場所の上方位置に手及び前腕を保 持するのに要する力は非常に大きく、それに対抗して肩、背中、首の後部、上腕 とか、前腕及び手首等に非常に大きな反力を作用させなければならない。これは 作業場において着席者に合わせて適切に調節される椅子を使用する場合にも該当 する。体の筋肉が自然に手及び腕の重量を支える筋肉に抗力を及ぼす。そのよう な拮抗作用が体に様々な問題を惹起させることはよ（知られている。

上述したような職種の作業とかその他の作業においては、特に、肩、背中、首の 後部とか、腕節等にある期間痛みを感することが頻繁に生じる。そのような問題 に起因した欠勤日数は莫大であり、部分的に未知である。

従来、上述したような種々の問題点、すなわち痛みとか欠勤等の問題点を解消す るため、幾つかの試みが成された。例えば、前腕の一部分として重量を持ち上げ て負荷をある程度軽減するようにした前腕支持具が知られている。しかしながら 、そのような活動する手の支持具として使用するにも制限があり、所要領域内で の自由度が不十分であった。したがって、この従来器具は上記問題点に対する最 終的な解決手段となり得なかった。

上述したように大抵の場合、両手は限定された領域、しかしながら同−水平又は 出来るだけ傾斜平面内で互いに自由に動かせるようにする必要がある。公知の手 段によれば、上述したように指が全作業領域を覆うようにしなければならないの であれば、腕は当該支持具から持ち上げる必要がある。このような制限事項は実 質的に該支持具の使用性を制限し、殊に、該支持具により全身を楽な作業姿勢に せしめる作用効力を制限する。

本発明の前腕支持具によれば、１つの腕に対して１基の支持具が、又は両腕に対 して２つの個別の支持具が設けられ、これにより着席した姿勢での正常な作業場 に対する作業領域に実質的に対応する、望ましい比較的大きな領域内で手の活動 が許容される。この領域内のいたるところで手又は両手が支持具上に前腕及び手 の全重量を休ませるようにすることが重要である。

更にまた、使用者が前屈みになるとか、体を伸ばさなければならない場合、支持 具は完全に負荷を引き受け、これにより上半身重量の殆どが該支持具に伝達され るようにする。これまで、このような支持具は市場とか文献に開示されたことが なかった。

上述した種々の利点は請求の範囲の記載により特徴付けられる、本発明の前腕支 持具により達成される。

本発明の前腕支持具は当面の使用者に対し適正な高さに調節可能とされ、その上 で作業が行われかつ当該支持具が固定されたテーブルと平行な平面内で前腕を回 転することを許容する。また、本発明の支持具によれば、テーブルの縁部と平行 な横断方向運動、体から遠ざける又は近付ける移動動作、及びそのような運動の 組み合わせ動作を行うことができる。

上記前腕支持具は単独で、例えば組立作業とか計算者による使用に関し片腕用と して使用可能であり、又は各腕毎に本発明の支持具１基を使用して該両支持具を テーブルに固定する際使用者により両腕間の間隔を容易に調節することが可能で ある。

第１図は本発明の前腕支持具の概略側面図、第２図は該前腕支持具の正面図、第 ３図は上記支持具による腕の自由運動の原理説明図である。

本発明の前腕支持具は使用者の前腕長さの１／２長さに応じた適当な長さを有す る休息クッション部材８を備え、好ましくは詰物を有し、更に好ましくは皮張り され、該休息クッション部材に安楽に前腕を休息させるようにされる。好ましく は、該クッション部材８は第２図に示されるように椀形の断面形状を有する。

上記クッション部材８の下面部は当該技術分野においてよ（知られている、例え ば転勤装置のようにレールに装着される。レール１の全長にわたって保持器３に 複数のボール２が捕獲され、該保持器３にレール１の外側面に沿って延びる板４ が接続されている。レール１は実質的にクッション部材８の下面全長にわたって 延びている。

固定板４を固定すると、クッション部材８はレール１及び保持器３の全長に応じ た長さ、例えば種々の場合に必要な腕伸長量に相当する距離を移動する。

板４ヘクッション部材８を支持させることにより使用者からクッション部材８に 抗して板４に、また、該クッション部材によりその両端部に大きな力及び運動が 伝達されるようにされる。力は下敷テーブル等に適当に伝達される。保持器３上 のレール１の両端部にストップ部材７が適当に設置される。

ボルト５が板４に固定されるとともにソケット腕部材６に垂直に螺着されている 。ボルト５をねじり回してソケット腕部材６に出し入れすることによりクッショ ン部材８の高さが調節される。この実施例では、使用者により非常に間単にかつ 安全にボルト５の回りに水平にクッション部材８を回転可能とされ、使用者から 離間してクッション部材８が配置されているテーブル上のある位置から該クッシ ョン部材８が使用者に向かって復帰させられる位置まで回転可能とされる円弧角 に対応した作業領域を被覆するようになっている。

ボルト５に対向するソケット腕部材６の一端部に上及び下水平っは部を備え、該 上及び下水平つば部間に、好ましくは上及び下ポールベアリングを備えた回転容 易な掴み具９が装着される。掴み具８はテーブル１４の上面に配置して取り付け られる上つば部と当該掴み具９をテーブル１４に固定するための締結ボルト１５ を有する下つば部とにより構成される。この構成により、掴み具９は、第３図に 示すように、テーブル１４の縁部に簡単に固定させることができる。

また、第３図に示すように、クッション部材８を回転可能としたことに加え、ソ ケット腕部材６を回転可能にすると、作業領域が実質的に拡大される。クッショ ン部材８はソケット腕部材６内のボルト５の軸１１の回りに回転可能とすること ができる。更には、ソケット腕部材６内体は掴み具９と当該ソケット腕部材６と の接続軸１２の回りに回転可能とすることができる。好ましくは、該ソケット腕 。

部材の下っは部１３を延ばしてその先端部に掴み具９に対するアバツトメント部 及びストップ部を設け、これにより第３図がら解るように、ソケット腕部材６の 回転可能角度を制限することができる。

更に、掴み具６におけるソケット腕部材６の軸受は部に運動摩擦部材を取り付け て横断方向運動を緩和させるようにすることができる。

クッション部材８に適当な窪みを設けることにより前腕を気楽にかつ安定して休 息させることができる。更には、第１図に示すように、クッション部材８は、使 用者から前腕の形状又は成し遂げようとする作業に関して使用者からの特別な要 求に一致するように、下方にレールに向かって傾斜するように形成する。

第３図における軸１２はテーブル１４上の掴み具９のアバツトメント部から外側 にある距離を離間した位置に描かれている。この距離はソケット腕部材の回転半 径が太き（又は小さくなるように適当に選定して軸１２がテーブルにより接近し 又は更に遠ざかるようにするか、それとも特別の実施例におけるように、軸１２ が掴み具９の両つば部を貫通しかつ同様にテーブルを貫通するように配置する。

コンピューターとかタイプライタ−等のキーボード操作の作業場に適した装置と して、本発明の支持具が２基、使用者に対し互いに適当な間隔をおいてテーブル に固定される。掴み具９の上つば部は適当な長さとされ、このつば部の端部１０ にキーボードの端部が接触するようにする。支持具を出来る限り移動させて全領 域内で該支持具を完全に保持するようにすれば、キーボードにおける全ての種々 の部分を完全に利用することができる。

更にまた、２つの支持具により構成した装置は、例えば製造ラインにおける組立 作業とか半田付は作業の他の形式の作業にも適している。

本発明の前腕支持具を１基だけ使用することにより、例えば、計算者が就業日に 長時間装置を片手操作する作業場に対し安定した支持を提供することができる。

国際調査報告 国際調査報告 に■／閏９０１００１６７

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．着席した姿勢で、特にテーブルでの作業時に使用する、作業者の前腕支持具 において、 縦長支持クッション部材（８）の底面部が使用者の前腕の座部として適用可能と され、上記支持クッション部材が軸受け手段の第１部分に固定されるとともに該 軸受け手段の第２部分に対し長手軸方向に移動可能とされ、該軸受け手段がソケ ット腕部材（３）に取り付けられるとともに該ソケット腕部材からの高さが調節 可能とされ、更に上記支持クッション部材が第１垂直軸（１１）の回りに回転可 能とされ、上記ソケット腕部材の回転軸受け部に当該前腕支持具をテーブルに固 定するための掴み具（９）が取り付けられ、上記ソケット腕部材が上記第１垂直 軸（１１）から離間した第２垂直軸（１２）の回りに回転可能とされ、上記掴み 具をテーブル縁部等の作業場に固着せしめて長手軸方向に該テーブル縁部から離 れ又は該テーブル縁部に向けて使用者の手を移動可能とし、上記第１及び第２垂 直軸間に間隔を設けて使用者の腕を横断方向に移動可能とするとともに上記第１ 垂直軸の回りに上記クッション部材を回転させて使用者の腕を該第１垂直軸の回 りに所定角度回転可能としたことを特徴とする、前腕支持具。
2. ２．軸受け手段がボールベアリングとされ、該軸受け手段の第１端部をソケット 腕部材（６）に回転可能に連結するとともに支持クッション部材（８）に取り付 けられたレール（１）内に滑動自在に複数のボールを捕獲する保持器（３）に固 着した、第１項記載の支持具。
3. ３．ボルト（５）を保持器（３）と連結するとともにソケット腕部材（６）に螺 着し、これにより支持クッション部材（８）の高さを調節可能とするとともに該 ボルトの軸の回りに回転可能とした、第２項記載の支持具。
4. ４．テーブルの上面部に取り付けた掴み具（９）の上つば部をキーボードの長手 方向端部と接触させて該キーボードに対する適切な操作姿勢を形成した、第１項 〜第３項のいずれかに記載の支持具。
5. ５．テーブルの上面部に取り付けた掴み具（９）の上つば部をコンピューター又 はタイプライターのキーボードの長手方向端部と接触させて両手による全てのキ ーボード操作を可能とした、第１項〜第３項のいずれかに記載の支持具。