JPH1071080A - 電子レンジ用サセプター - Google Patents
電子レンジ用サセプターInfo
- Publication number
- JPH1071080A JPH1071080A JP24885696A JP24885696A JPH1071080A JP H1071080 A JPH1071080 A JP H1071080A JP 24885696 A JP24885696 A JP 24885696A JP 24885696 A JP24885696 A JP 24885696A JP H1071080 A JPH1071080 A JP H1071080A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- susceptor
- layer
- microwave oven
- adhesive layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cookers (AREA)
Abstract
び割れ、発熱時フィルム収縮および発熱の比較的低い限
界等のない新規にして優れた電子レンジ用サセプターを
提供すること。 【解決手段】フィルムの片面に離型層、金属蒸着層、接
着剤層を順次積層してなるフィルムを難燃性基材に転写
し、該フィルムを剥離してなる電子レンジ用サセプタ
ー。
Description
理用手段に用いられる電子レンジ用サセプターに関する
ものである。
レンジを用いて各種食品を解凍・加熱調理を行う手法
は、その利便性から盛んに行われている。食品に焦げ目
をつける、または発熱補助を目的とする具体的な電子レ
ンジ発熱体としてはPET等プラスチックフィルム基材
上にアルミニウム等の金属もしくはアルミニウムと酸化
アルミニウム混合層を公知の手法によって蒸着したフィ
ルムをドライラミ・ウエットラミ等の公知の手法によっ
て紙に貼合し電子レンジ加熱用食品容器・シート等に使
用されている。
アルミニウム等の金属もしくはアルミニウムと酸化アル
ミニウム混合層を公知の手法によって蒸着したフィルム
を紙等と貼合し、電子レンジ加熱用食品容器・シートと
して使用した場合、発熱時の熱によるプラスチックフィ
ルムのひび割れによるフィルムカスの食品への付着すな
わち、発熱面にフィルムポリマーが存在すると、発熱時
の焦げによって食品衛生安全上未知物質が生ずる恐れが
あった。また発熱時フィルム収縮によるカールの問題も
ある。更に、発熱温度については、ベースプラスチック
フィルム溶融の問題から、フィルムの融点近辺までの発
熱が限界であった。
用した場合、接着剤耐熱不足によるフィルムと紙との間
のウキの問題もあった。さらに貼合紙に一般紙を用いた
場合、フィルムの発熱量が大きい場合もしくは消費者が
加熱時間を誤って超過した場合、貼合紙が電子レンジ内
で発火する危険性があった。
スチックフィルムを使用しない、発熱時ひび割れ、発熱
時フィルム収縮および発熱の比較的低い限界等のない新
規にして優れた電子レンジ用サセプターを提供すること
にある。
結果、本発明の目的は、下記の発明によって工業的に有
利に達成された。
層、接着剤層を順次積層してなるフィルムを難燃性基材
に転写し、該フィルムを剥離してなる電子レンジ用サセ
プター。
ルミニウムの混合層を用いたことを特徴とする上記
[1]記載の電子レンジ用サセプター。
ン系接着剤であることを特徴とする上記[1]もしくは
[2]記載の電子レンジ用サセプター。
特徴とする上記[1]〜[3]のいずれかに記載の電子
レンジ用サセプター。
ルムすなわちフィルムの片面に離型層、金属蒸着層、接
着剤層を順次積層してなるフィルムをを難燃性基材に転
写したフィルムレスの新規にして優れた電子レンジ用サ
セプターを提供した点にある
属蒸着加工適性を有していれば特に制限はないが、代表
的な例としては、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレ
ンフィルムおよびポリエチレンテレフタレートフィルム
等プラスチックフィルムが挙げられる。
ニトロセルロース、ワックス、シリコン樹脂等が用いら
れる。
よびアルミニウムと酸化アルミニウムの混合層等が挙げ
られるが、発熱量および発熱時のスパークの問題から後
者の使用が望ましい。
ステル樹脂、シリコン樹脂、酢酸ビニル樹脂等、が用い
られるが、耐熱性および発熱時有害ガス発生を考慮し
て、シリコン系接着剤の使用が望ましい。
であるものが好ましく、加工適性においては難燃紙の使
用が望ましい。
さらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定
されるものではない。
2] 厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの片面にグラビアコーターを使用してシリコン樹
脂からなる厚さ2μmの離型層を設ける。次に特許第1
779724号記載の手法を用いて連続式真空蒸着機に
おいて、蒸着膜組成重量比をアルミニウム/酸化アルミ
ニウム=1/1、蒸着膜厚650オングストローム、光
線透過率50%条件で蒸着し金属蒸着層を設けた。次に
蒸着面にグラビアコーターを使用してシリコン系接着剤
層を3μmの厚さに設け転写材料とした。この転写材料
をホットスタンプ機において、坪量40gの難燃紙に、
本転写材料の接着剤層を熱圧着・転写し、しかるのちに
ベースフィルムを除去して電子レンジ用サセプターを形
成したものを実施例1、転写材料に一般紙を用いたサセ
プターを比較例1、厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレ
ンテレフタレートフィルムの片面に実施例1と同一条件
で蒸着したフィルムを難燃紙とシリコン系接着剤を用い
て貼合したサセプターを比較例2として東芝製電子レン
ジ(アラカルトER−630SF)を用いて、高周波出
力500Wの条件における発熱温度をミクロン社製ヒー
トラベルを用いて測定した 結果を表1、発熱後外観を目視で評価した結果を表2に
示す。
性がなく発火する危険性がある。また、転写を行わない
比較例2は、ベースPETフィルムの融点の問題から、
発熱温度が、実施例1に比べ低い傾向が見られる。表2
において発熱後の外観を見た場合、比較例2は、難燃紙
への焦げ発生は見られないが、フィルム割れが発生する
ことから食品へのフィルム付着が考えられる。
生も見られず難燃性良好である。またPETフィルムも
サセプターとして使用していない事から、フィルムの食
品への付着もない事を確認した。
耐熱性に優れたシリコン系接着剤を使用し転写する事か
ら、フィルムを最終構成体(サセプター)として使用し
ないため、電子レンジ加熱時の発熱によるフィルム収縮
およびフィルム割れによる食品への付着がなく、発熱時
に有害ガスの発生もない。また耐熱性に非常に優れてい
ることから消費者使用時において発火の危険性が極めて
少ないものである。
Claims (4)
- 【請求項1】フィルムの片面に離型層、金属蒸着層、接
着剤層を順次積層してなるフィルムを難燃性基材に転写
し、該フィルムを剥離してなる電子レンジ用サセプタ
ー。 - 【請求項2】金属蒸着層にアルミニウムと酸化アルミニ
ウムの混合層を用いたことを特徴とする請求項1記載の
電子レンジ用サセプター。 - 【請求項3】接着剤層を構成する接着剤がシリコン系接
着剤であることを特徴とする請求項1もしくは2記載の
電子レンジ用サセプター。 - 【請求項4】難燃性基材に難燃紙を用いたことを特徴と
する請求項1〜3のいずれかに記載の電子レンジ用サセ
プター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24885696A JPH1071080A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 電子レンジ用サセプター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24885696A JPH1071080A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 電子レンジ用サセプター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1071080A true JPH1071080A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=17184449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24885696A Pending JPH1071080A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 電子レンジ用サセプター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1071080A (ja) |
-
1996
- 1996-08-30 JP JP24885696A patent/JPH1071080A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR920001643B1 (ko) | 마이크로웨이브 가열재료 | |
US5003142A (en) | Easy opening microwave pouch | |
US4985606A (en) | Multi-ply film susceptor for microwave cooking | |
US4962000A (en) | Microwave absorbing composite | |
JP2572117B2 (ja) | マイクロ波吸収複合材 | |
EP0563235A1 (en) | Temperature controlled susceptor structure | |
GB2167942A (en) | Metal container system for use in microwave ovens | |
JPS61287576A (ja) | たわみ性包装用シ−ト | |
JPH02203121A (ja) | 食品のマイクロ波加熱用容器 | |
US5308945A (en) | Microwave interactive printable coatings | |
JPH1071080A (ja) | 電子レンジ用サセプター | |
JPH05220889A (ja) | マイクロ波感応体シート材料およびシートの製造法 | |
JPH10117941A (ja) | 電子レンジ用サセプター積層体 | |
AU631748B2 (en) | Microwave package with easy open seal | |
EP0344839A1 (en) | A bi-functionally active packaging material for microwave food products | |
JP2721876B2 (ja) | マイクロ波調理用容器 | |
JPS58172810A (ja) | プラスチツク基体上への透明電導膜の形成方法 | |
JP2889639B2 (ja) | 電気絶縁性金属蒸着膜 | |
JP2000335629A (ja) | 食品用光輝性積層体および食品用容器 | |
CN218477236U (zh) | 导热膜及具有该导热膜的灶具玻璃面板 | |
JP2012166821A (ja) | 電子レンジ調理用包材 | |
JP2000279321A (ja) | マイクロ波加熱用発熱体 | |
JP3088682B2 (ja) | 耐久性容器 | |
JPH02184430A (ja) | 熱感応体 | |
JP3050383U (ja) | 電子レンジ用発熱容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20031224 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040302 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20040413 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Effective date: 20040512 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20041029 |