JPH1070861A - シロッコファン - Google Patents

シロッコファン

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Publication number
JPH1070861A
JPH1070861A JP24257296A JP24257296A JPH1070861A JP H1070861 A JPH1070861 A JP H1070861A JP 24257296 A JP24257296 A JP 24257296A JP 24257296 A JP24257296 A JP 24257296A JP H1070861 A JPH1070861 A JP H1070861A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
mounting flange
sirocco fan
water droplets
circumference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24257296A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Teruya
裕 照屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zexel Corp filed Critical Zexel Corp
Priority to JP24257296A priority Critical patent/JPH1070861A/ja
Publication of JPH1070861A publication Critical patent/JPH1070861A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インペラー5部分に侵入ないし付着した
水滴Wを適宜の部位に誘導して凍結による固着を発生し
にくくし、流れてきた水滴Wを所定の部位から下方に垂
れるようにしてそのつらら形成可能部分を限定し、この
部分の間隔Sのみを大きくすることにより、その性能低
下に影響を及ぼさないシロッコファンを提供すること。 【解決手段】 流れてくる水滴Wをインペラー5におい
て所定の部位に誘導するとともに、この誘導部位(誘導
突起11)の下方に位置する取付けフランジ3の部分に
凹部(受け凹部12)を形成することに着目したもの
で、インペラー5の底部5Aの円周上に、下方に凸状と
した誘導突起11を設けるとともに、誘導突起11に対
向する取付けフランジ3の円周上に受け凹部12を形成
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシロッコファンにか
かるもので、とくに空調装置用のブロワーファンとして
利用されるシロッコファンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のシロッコファンは、とくに酷寒地
において回転不良が発生することがあった。図4および
図5にもとづき概説する。図4は、従来からのシロッコ
ファン1の一部切欠き側面図、図5は、図4のV部分の
拡大断面図であって、シロッコファン1は、駆動モータ
ー2と、駆動モーター2の取付けフランジ3と、スクロ
ール4と、インペラー5と、複数枚のブレード6と、を
有する。駆動モーター2の回転によってインペラー5お
よびブレード6を水平面内で回転させ、空気取入れ口7
から取り入れた外気を空気吹出し口8に吐出する。
【0003】とくに図5に示すように、インペラー5
は、駆動モーター2の回転軸9にこれを取り付けてある
とともに、その底部5Aと、取付けフランジ3の内面部
3Aとの間にはインペラー5の回転を保証するため所定
の隙間Gを設けてある。
【0004】こうした構成のシロッコファン1におい
て、とくに酷寒地において空気取入れ口7からスクロー
ル4内のインペラー5に侵入した粉雪などが、シロッコ
ファン1の運転停止時に解けて水滴Wとなるとともにイ
ンペラー5の最外周部5Bをまわってその底部5Aに流
れ至り、寒冷によって氷結する結果、インペラー5の底
部5AからつららCとなって垂れ下がり、取付けフラン
ジ3の内面部3A部分あるいはスクロール4の内面部4
Aに固着するため、インペラー5およびブレード6の回
転が不可能になるという不具合が発生する。
【0005】なお、隙間Gをより大きく設けることによ
り、つららCが内面部3Aあるいは内面部4Aに達しな
いようにすることもできるが、とくにインペラー5の最
外周部5Bの開口部における隙間Gを大きく取ること
は、シロッコファン1全体のファン効率の低下を招くと
いう別の問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
諸問題にかんがみなされたもので、インペラーと取付け
フランジないしスクロールとの間の凍結による固着を防
止可能なシロッコファンを提供することを課題とする。
【0007】また本発明は、インペラー部分に侵入ない
し付着した水滴を適宜の部位に誘導して凍結による固着
を発生しにくくしたシロッコファンを提供することを課
題とする。
【0008】また本発明は、流れてきた水滴を所定の部
位から下方に垂れるようにしてそのつらら形成可能部分
を限定し、結果的につららが形成されにくくしたシロッ
コファンを提供することを課題とする。
【0009】また本発明は、流れてきた水滴を所定の部
位から下方に垂れるようにしてそのつらら形成可能部分
を限定し、この部分の間隔のみを大きくすることによ
り、その性能低下に影響を及ぼさないシロッコファンを
提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、流れ
てくる水滴をインペラーにおいて所定の部位に誘導する
とともに、この誘導部位の下方に位置する取付けフラン
ジの部分に凹部を形成することに着目したもので、駆動
モーターと、この駆動モーターにより回転されるブレー
ドを保持するインペラーと、このインペラーの底部と上
記駆動モーターの取付けフランジとの間に所定の隙間を
有するシロッコファンであって、上記インペラーの底部
の円周上に、下方に凸状とした誘導突起を設けるととも
に、この誘導突起に対向する上記取付けフランジの円周
上に受け凹部を形成したことを特徴とするシロッコファ
ンである。
【0011】上記誘導突起は、これをインペラーの最外
周部以内に形成することが望ましく、より好ましくは、
インペラーの底部の外周より内側にこれを形成して最外
周部と取付けフランジとの間を所定の隙間とすることが
望ましい。
【0012】上記誘導突起は、これを円周状に連続して
形成することもできるが、インペラーの底部の円周上に
おいて不連続に形成することもできる。
【0013】上記誘導突起の高さは、インペラーの底部
において水滴がこの誘導突起部分に集中するようなもの
であれば、任意に設計ことができる。
【0014】本発明によるシロッコファンにおいては、
インペラーの底部に誘導突起を設け、対応する取付けフ
ランジの部分には受け凹部を形成したので、流れてくる
水滴はこの誘導突起に案内されてインペラーの特定箇所
(誘導突起の尖端部)のみから取付けフランジの受け凹
部内に落下する。さらに、誘導突起と受け凹部との間に
は所定の大きさの間隔を設けることができるので、氷結
にともなうつららの形成を抑制するとともに、たとえ形
成されても、インペラーと取付けフランジあるいはスク
ロールとが固着するまでにはいたらない。なお、受け凹
部内に収容された水滴は、これを自然蒸発させるか、あ
るいは受け凹部に形成した逃がし孔から外部に排出する
ことができる。
【0015】したがって、インペラーの底部における、
とくに取付けフランジないしスクロールとの間のその開
口部分にあける間隔を大きくあける必要がないので、シ
ロッコファンの性能を低下させることなく、インペラー
の回転不良を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の第1の実施の形態
によるシロッコファン10を図1および図2にもとづき
説明する。ただし、図4および図5と同様の部分には同
一符号を付し、その詳述はこれを省略する。図1は、シ
ロッコファン10の一部切欠き側面図、図2は、図1の
II部分の拡大断面図であって、シロッコファン10に
おいては、インペラー5および取付けフランジ3の対向
部分の形状のみがシロッコファン1とは異なった構成と
なっている。
【0017】すなわち、インペラー5の底部5Aの最外
周部5Bよりやや内側の円周上には、下方に凸状とした
(テーパー状の)誘導突起11を円周状に連続して設け
てある。この誘導突起11は、とくに図2に示すよう
に、その断面が円錐状をなし、その尖端部11Aが取付
けフランジ3の内面部3Aに対向している。尖端部11
Aは、インペラー5の最外周部5Bよりやや内方位置に
これを設け、誘導突起11から最外周部5Bにかけての
部分は、これをアール形状にすることによりインペラー
の表面側から最外周部5Bをこえて尖端部11Aに滑ら
かに連続するようにし、水滴Wが誘導突起11部分に集
中するようにしてある。
【0018】この誘導突起11に対向する取付けフラン
ジ3の円周上には、受け凹部12を円周状に連続して形
成し、この受け凹部12に誘導突起11の尖端部11A
が臨むようにしてある。
【0019】したがって、尖端部11Aと受け凹部12
との間の間隔Sは、これを前記隙間G(図5)に比較し
てより大きな間隔とすることができる。
【0020】なお、受け凹部12の所定箇所に逃がし孔
13(図2中仮想線)を形成することもできる。
【0021】こうした構成のシロッコファン10におい
て、水滴Wはインペラー5の表面から最外周部5Bをこ
えて誘導突起11の方に流れるが、その尖端部11Aに
集中して、取付けフランジ3の受け凹部12内に落下す
る。しかも、この尖端部11Aと受け凹部12との間の
間隔Sを従来の隙間Gより大きくすることができるた
め、この間の空間部分においては、尖端部11Aに集中
した水滴Wが重力により容易に受け凹部12内に落下し
てつららCが形成されにくく、たとえ形成されたとして
も、インペラー5と取付けフランジ3とが互いに固着し
てしまうまでには至らない。
【0022】しかも、誘導突起11および受け凹部12
は、これをインペラー5および取付けフランジ3の対向
部分に一回りに形成してあるので、どの円周位置でも水
滴Wの落下部分を受け凹部12という円周位置に特定す
ることができる。
【0023】さらに、インペラー5の最外周部5Bと取
付けフランジ3ないしスクロール4との間の開口部分の
隙間Gは従来のままの狭い間隔とすることができるの
で、シロッコファン10の性能を低下させることなく、
上述のように凍結を避けることが可能となる。
【0024】本発明においては、誘導突起11の形成位
置は、その最外周部5Bの位置でも構わない。すなわ
ち、図3は、本発明の第2の実施の形態によるシロッコ
ファン20の要部側面図であって、このシロッコファン
20においては、インペラー5の最外周部5B部分に誘
導突起11(図2)に相当する誘導突起21を形成して
ある。
【0025】すなわち、インペラー5の最外周部5B部
分において下方にテーパー形状となるように誘導突起2
1を形成し、その尖端部21Aが取付けフランジ3の受
け凹部22に対向している。
【0026】この受け凹部22は、取付けフランジ3お
よびスクロール4の接続部から内方に向かって傾斜する
ようにこれを形成してある。
【0027】なお、インペラー5の最外周部5Bと、ス
クロール4の最内周部4Bとの間において前記隙間Gに
相当する隙間G1を形成して、最外周部5Bにおける開
口部分の所定間隔を維持している。
【0028】こうした構成のシロッコファン20におい
ても、インペラー5の部分を伝って流れてきた水滴Wを
誘導突起21に集中し、さらに受け凹部22に誘導する
ことができるので、インペラー5と取付けフランジ3な
いしスクロール4との間の隙間を大きくすることなく、
当該部分における水滴Wの凍結を避け、インペラー5の
固着による回転不良を防止することができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、インペラ
ーの底部に誘導突起を、また取付けフランジの内面部に
受け凹部を互いに対向させて形成したので、この部分に
水滴を誘導集中させ、間隔の大きなこの部分での凍結を
防止し、とくに酷寒地における作動不良を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるシロッコファ
ン10の一部切欠き側面図である。
【図2】図1のII部分の拡大断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態によるシロッコファ
ン20の要部側面図である。
【図4】従来からのシロッコファン1の一部切欠き側面
図である。
【図5】図4のV部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 シロッコファン(図4) 2 駆動モーター 3 駆動モーター2の取付けフランジ 3A 取付けフランジ3の内面部 4 スクロール 4A スクロール4の内面部 4B スクロール4の最内周部(図3) 5 インペラー 5A インペラー5の底部 5B インペラー5の最外周部 6 ブレード 7 空気取入れ口 8 空気吹出し口 9 駆動モーター2の回転軸 10 シロッコファン(第1の実施の形態、図1) 11 テーパー状の誘導突起 11A 誘導突起11の尖端部 12 受け凹部 13 逃がし孔 20 シロッコファン(第2の実施の形態、図3) 21 誘導突起 21A 誘導突起21の尖端部 22 受け凹部 C つらら G インペラー5の底部5Aと取付けフランジ3の内面
部3Aとの間の隙間 G1 インペラー5の最外周部5Bとスクロール4の最
内周部4Bとの間の隙間 W 水滴 S 誘導突起11(尖端部11A)と受け凹部12との
間のより大きな間隔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動モーターと、 この駆動モーターにより回転されるブレードを保持する
    インペラーと、 このインペラーの底部と前記駆動モーターの取付けフラ
    ンジとの間に所定の隙間を有するシロッコファンであっ
    て、 前記インペラーの底部の円周上に、下方に凸状とした誘
    導突起を設けるとともに、 この誘導突起に対向する前記取付けフランジの円周上に
    受け凹部を形成したことを特徴とするシロッコファン。
JP24257296A 1996-08-27 1996-08-27 シロッコファン Pending JPH1070861A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24257296A JPH1070861A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 シロッコファン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24257296A JPH1070861A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 シロッコファン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1070861A true JPH1070861A (ja) 1998-03-10

Family

ID=17091075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24257296A Pending JPH1070861A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 シロッコファン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1070861A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100718524B1 (ko) * 2004-11-16 2007-05-16 니뽄 가이시 가부시키가이샤 접합제, 질화 알루미늄 접합체 및 그 제조 방법
JP2012095402A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Mitsuba Corp 車両用電動モータ
JP2015014218A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 三菱電機株式会社 送風機及び空気調和装置

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JP2012095402A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Mitsuba Corp 車両用電動モータ
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