JPH1070051A - 電気化学素子 - Google Patents

電気化学素子

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JPH1070051A
JPH1070051A JP22486596A JP22486596A JPH1070051A JP H1070051 A JPH1070051 A JP H1070051A JP 22486596 A JP22486596 A JP 22486596A JP 22486596 A JP22486596 A JP 22486596A JP H1070051 A JPH1070051 A JP H1070051A
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JP
Japan
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parts
elastic sealing
butyl rubber
electric double
metal case
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JP22486596A
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English (en)
Inventor
Takeshi Fukumasa
猛志 福政
Takenori Izawa
武紀 井澤
Norio Nakajima
則夫 中嶋
Munehiro Morokuma
宗宏 諸隈
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温、高湿の環境下で使用しても、シール性
に優れている信頼性の高い電気化学素子を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 一対の電極およびセパレータに電解液を
含浸させた素子ユニット11と、この素子ユニット11
を収納する有底筒状の金属ケース13と、この金属ケー
ス13の開口部を密封する弾性封口体14とを備え、前
記弾性封口体14はブチルゴムを主成分とし、このブチ
ルゴムポリマーに対して、0.5部〜100部の軟化剤
を配合し過酸化物加硫または樹脂加硫することにより構
成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器に利用
される電気化学素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の捲回形電気二重層コンデ
ンサは図2に示すように構成されていた。すなわち、図
2において、1は素子ユニットで、この素子ユニット1
は一対の電極およびセパレータを捲回することにより構
成し、かつ前記一対の電極には陽極側金属リード線2a
と陰極側金属リード線2bを接続している。そして、こ
の素子ユニット1は電解液を含浸させた後、有底円筒状
の金属ケース3内に収納している。4は内部の電解液が
蒸発しないように金属ケース3の開口部に装着されて金
属ケース3の開口部を密封する弾性封口体で、この弾性
封口体4には2つの貫通孔4a,4bを設け、そして、
この貫通孔4a,4bに前記陽極側金属リード線2aと
陰極側金属リード線2bを貫通させて外部に引き出して
いる。また、前記金属ケース3の開口部は、この開口部
に配設された弾性封口体4とともに金属ケース3の開口
部の外周を内側に絞り加工することにより封止を行って
いる。
【0003】また、電解液としてはプロピレンカーボネ
ートを主溶媒とし、電解質として一般的には第4級アン
モニウム塩を使用し、そして前記弾性封口体4としては
気密性に優れているブチルゴムを使用しており、その加
硫方法としては硫黄加硫、キノイド加硫、樹脂加硫、過
酸化物加流を用いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の捲回形電気二重層コンデンサの構造において
は、弾性封口体4に設けた2つの貫通孔4a,4bに陽
極側金属リード線2aと陰極側金属リード線2bを貫通
させて外部に引き出す構造であるため、この捲回形電気
二重層コンデンサを高温、高湿の環境下で使用した場
合、弾性封口体4に設けた2つの貫通孔4a,4b部
は、素子ユニット1に含浸された電解液に対するシール
生の不具合を有するものであった。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、高温、高湿の環境下で使用してもシール性に優れて
いる信頼性の高い電気化学素子を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の電気化学素子は、一対の電極およびセパレー
タに電解液を含浸させた素子ユニットと、この素子ユニ
ットを収納する有底筒状の金属ケースと、この金属ケー
スの開口部を密封する弾性封口体とを備え、前記弾性封
口体はブチルゴムを主成分とし、このブチルゴムポリマ
ーに対して、0.5部〜100部の軟化剤を配合し過酸
化物加硫または樹脂加硫することにより構成したもの
で、この構成によれば、高温、高湿の環境下で使用して
もシール性に優れている信頼性の高い電気化学素子を得
ることができるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、一対の電極およびセパレータに電解液を含浸させた
素子ユニットと、この素子ユニットを収納する有底筒状
の金属ケースと、この金属ケースの開口部を密封する弾
性封口体とを備え、前記弾性封口体はブチルゴムを主成
分とし、このブチルゴムポリマーに対して、0.5部〜
100部の軟化剤を配合し過酸化物加硫または樹脂加硫
することにより構成したもので、前記軟化剤が0.5部
以下の場合は弾性封口体の柔らかさが不足してシール性
の不具合が起こり、一方、軟化剤が100部以上の場合
は弾性封口体が柔らかくなり過ぎてシール性の不具合が
起こる。したがって、0.5部〜100部の軟化剤を配
合することにより高温、高湿の環境下で使用してもシー
ル性の不具合を低減でき、これにより従来のようなシー
ル性の不具合は激減し、素子ユニットの寿命が長くなる
ためシール性に優れている信頼性の高い電気化学素子を
得ることができるものである。
【0008】次に本発明の具体的な実施の形態と比較例
について説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
捲回形電気二重層コンデンサの断面図を示したもので、
この図1において、11は捲回形電気二重層コンデンサ
の素子ユニットで、この素子ユニット11は一対の電極
およびセパレータを捲回することにより構成している。
そして前記一対の電極は、エッチングを施したアルミニ
ウム箔に活性炭粉末とセルロース系バインダーおよび導
電性カーボンブラックを水溶性溶媒に分散させたものを
塗布して構成し、かつこの一対の電極にはアルミニウム
製の陽極側金属リード線12aと陰極側金属リード線1
2bを針かしめにより接続している。またセパレータ
は、セルロースを主体としてガラス繊維を分散させたガ
ラス混抄紙により構成されている。
【0009】そして、前記素子ユニット11には、溶媒
がプロピレンカーボネートで電解質がテトラエチルアン
モニウムテトラフルオロボレートからなる0.65M濃
度の電解液を含浸させ、その後、有底円筒状のアルミニ
ウム製の金属ケース13内に収納している。また、この
金属ケース13の開口部には、内部の電解液が蒸発しな
いようにブチルゴムからなる弾性封口体14を装着し、
そしてこの弾性封口体14に設けた貫通孔14a,14
bに前記陽極側金属リード線12aと陰極側金属リード
線12bを貫通させて外部に引き出している。また、前
記金属ケース13の開口部は、この開口部に配設された
弾性封口体14とともに金属ケース13の外周を内側に
絞り加工することにより封止を行って捲回形電気二重層
コンデンサを構成している。そしてこの本発明の実施の
形態1における捲回形電気二重層コンデンサの外観寸法
は直径が18mm、高さが35mmである。
【0010】また、前記弾性封口体14はブチルゴムを
過酸化物加硫することにより構成しているもので、この
過酸化物加硫ブチルゴムは、加硫剤、加硫助剤、カーボ
ン・フィラー並びに金属酸化物よりなる群から選択され
る添加剤を含有すれば好適となるもので、加硫剤として
は例えば、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオ
キサイド、2,5ジメチル−2,5ビス(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキサンなどが適しており、そしてこれらの
量は0.5〜10重量部の量で混和するのが好ましい。
また、カーボンの量は0〜100重量部、好ましくは0
〜60重量部の量で配合するのが好ましく、またフィラ
ーの量は0〜200重量部、好ましくは0〜150重量
部の量で配合するのが好ましい。
【0011】そしてまた、前記弾性封口体14はブチル
ゴムを樹脂加硫することにより構成してもよく、この場
合、樹脂加硫ブチルゴムは、加硫剤、加硫助剤、カーボ
ン・フィラー並びに加硫活性剤よりなる群から選択され
る添加剤を含有すれば好適となるもので、前記加硫剤と
しては例えば、アルキルフェノールホルムアルデヒド樹
脂類が適しており、そしてこれらの量は0.5〜20重
量部の量で混和するのが好ましい。また、カーボンの量
は0〜100重量部、好ましくは0〜60重量部の量で
配合するのが好ましく、またフィラーの量は0〜200
重量部、好ましくは0〜150重量部の量で配合するの
が好ましい。
【0012】また、上記したゴム組成物には、架橋助
剤、老化防止剤などが含まれてもよいものである。
【0013】そして、この図1に示す捲回形電気二重層
コンデンサにおける弾性封口体14として、イソブチレ
ン、イソプレン、ジビニルベンゼンの3成分共重合体か
らなるポリサーブチルXL−10000(商品名:バイ
エル社)100部に対し、充填剤としてクレー100
部、カーボンブラック50部、加工助剤としてステアリ
ン酸0.5部、加硫助剤として酸化マグネシウム0.5
部、軟化剤として石油系軟化剤のアロマティック系0.
5部を添加してこれらを2本ロールで混練し、その後、
加硫剤としてジクミルパーオキサイド2部を添加し、加
熱プレスで加硫成形を行った過酸化物加硫ブチルゴムを
用い、捲回形電気二重層コンデンサを構成した。
【0014】(実施の形態2)図1に示す捲回形電気二
重層コンデンサにおける弾性封口体14として、イソブ
チレン、イソプレン、ジビニルベンゼンの3成分共重合
体からなるポリサーブチルXL−10000(商品名:
バイエル社)100部に対し、充填剤としてクレー10
0部、カーボンブラック50部、加工助剤としてステア
リン酸0.5部、加硫助剤として酸化マグネシウム0.
5部、軟化剤として石油系軟化剤のアロマティック系1
00部を添加してこれらを2本ロールで混練し、その
後、加硫剤としてジクミルパーオキサイド2部を添加
し、加熱プレスで加硫成形を行った過酸化物加硫ブチル
ゴムを用い、捲回形電気二重層コンデンサを構成した。
【0015】(実施の形態3)図1に示す捲回形電気二
重層コンデンサにおける弾性封口体14として、イソブ
チレン、イソプレン共重合体からなるJSRレギュラー
ブチル268(商品名:日本合成ゴム株式会社)100
部に対し、充填剤としてクレー100部、カーボンブラ
ック50部、加工助剤としてステアリン酸0.5部、加
硫助剤として酸化亜鉛5部、軟化剤として石油系軟化剤
のアロマティック系0.5部を添加してこれらを2本ロ
ールで混練し、その後、加硫剤としてアルキルフェノー
ルホルムアルデヒド樹脂10部を添加し、加熱プレスで
加硫成形を行った樹脂加硫ブチルゴムを用い、捲回形電
気二重層コンデンサを構成した。
【0016】(実施の形態4)図1に示す捲回形電気二
重層コンデンサにおける弾性封口体14として、イソブ
チレン、イソプレン共重合体からなるJSRレギュラー
ブチル268(商品名:日本合成ゴム株式会社)100
部に対し、充填剤としてクレー100部、カーボンブラ
ック50部、加工助剤としてステアリン酸0.5部、加
硫助剤として酸化亜鉛5部、軟化剤として石油系軟化剤
のアロマティック系100部を添加してこれらを2本ロ
ールで混練し、その後、加硫剤としてアルキルフェノー
ルホルムアルデヒド樹脂10部を添加し、加熱プレスで
加硫成形を行った樹脂加硫ブチルゴムを用い、捲回形電
気二重層コンデンサを構成した。
【0017】(実施の形態5)図1に示す捲回形電気二
重層コンデンサにおける弾性封口体14として、イソブ
チレン、イソプレン、ジビニルベンゼンの3成分共重合
体からなるポリサーブチルXL−10000(商品名:
バイエル社)100部に対し、充填剤としてクレー10
0部、カーボンブラック50部、加工助剤としてステア
リン酸0.5部、加硫助剤として酸化マグネシウム0.
5部、軟化剤として石油系軟化剤のパラフィン系0.5
部を添加してこれらを2本ロールで混練し、その後、加
硫剤としてジクミルパーオキサイド2部を添加し、加熱
プレスで加硫成形を行った過酸化物加硫ブチルゴムを用
い、捲回形電気二重層コンデンサを構成した。
【0018】(実施の形態6)図1に示す捲回形電気二
重層コンデンサにおける弾性封口体14として、イソブ
チレン、イソプレン、ジビニルベンゼンの3成分共重合
体からなるポリサーブチルXL−10000(商品名:
バイエル社)100部に対し、充填剤としてクレー10
0部、カーボンブラック50部、加工助剤としてステア
リン酸0.5部、加硫助剤として酸化マグネシウム0.
5部、軟化剤として石油系軟化剤のパラフィン系100
部を添加してこれらを2本ロールで混練し、その後、加
硫剤としてジクミルパーオキサイド2部を添加し、加熱
プレスで加硫成形を行った過酸化物加硫ブチルゴムを用
い、捲回形電気二重層コンデンサを構成した。
【0019】(実施の形態7)図1に示す捲回形電気二
重層コンデンサにおける弾性封口体14として、イソブ
チレン、イソプレン共重合体からなるJSRレギュラー
ブチル268(商品名:日本合成ゴム株式会社)100
部に対し、充填剤としてクレー100部、カーボンブラ
ック50部、加工助剤としてステアリン酸0.5部、加
硫助剤として酸化亜鉛5部、軟化剤として石油系軟化剤
のパラフィン系0.5部を添加してこれらを2本ロール
で混練し、その後、加硫剤としてアルキルフェノールホ
ルムアルデヒド樹脂10部を添加し、加熱プレスで加硫
成形を行った樹脂加硫ブチルゴムを用い、捲回形電気二
重層コンデンサを構成した。
【0020】(実施の形態8)図1に示す捲回形電気二
重層コンデンサにおける弾性封口体14として、イソブ
チレン、イソプレン共重合体からなるJSRレギュラー
ブチル268(商品名:日本合成ゴム株式会社)100
部に対し、充填剤としてクレー100部、カーボンブラ
ック50部、加工助剤としてステアリン酸0.5部、加
硫助剤として酸化亜鉛5部、軟化剤として石油系軟化剤
のパラフィン系100部を添加してこれらを2本ロール
で混練し、その後、加硫剤としてアルキルフェノールホ
ルムアルデヒド樹脂10部を添加し、加熱プレスで加硫
成形を行った樹脂加硫ブチルゴムを用い、捲回形電気二
重層コンデンサを構成した。
【0021】(比較例1)図2に示す捲回形電気二重層
コンデンサにおける弾性封口体14として、イソブチレ
ン、イソプレン、ジビニルベンゼンの3成分共重合体か
らなるポリサーブチルXL−10000(商品名:バイ
エル社)100部に対し、充填剤としてクレー100
部、カーボンブラック50部、加工助剤としてステアリ
ン酸0.5部、加硫助剤として酸化マグネシウム0.5
部を添加してこれらを2本ロールで混練し、その後、加
硫剤としてジクミルパーオキサイド2部を添加し、加熱
プレスで加硫成形を行った過酸化物加硫ブチルゴムを用
い、捲回形電気二重層コンデンサを構成した。
【0022】(比較例2)図2に示す捲回形電気二重層
コンデンサにおける弾性封口体14として、イソブチレ
ン、イソプレン共重合体からなるJSRレギュラーブチ
ル268(商品名:日本合成ゴム株式会社)100部に
対し、充填剤としてクレー100部、カーボンブラック
50部、加工助剤としてステアリン酸0.5部、加硫助
剤として酸化亜鉛5部を添加してこれらを2本ロールで
混練し、その後、加硫剤としてアルキルフェノールホル
ムアルデヒド樹脂10部を添加し、加熱プレスで加硫成
形を行った樹脂加硫ブチルゴムを用い、捲回形電気二重
層コンデンサを構成した。
【0023】(表1)は本発明の実施の形態1〜8の弾
性封口体を用いた捲回形電気二重層コンデンサをそれぞ
れ20個ずつと、比較例1と2の弾性封口体を用いた捲
回形電気二重層コンデンサをそれぞれ20個ずつ用意
し、これらの捲回形電気二重層コンデンサに70℃の高
温雰囲気中で直流電圧2.5Vを印加した際の、捲回形
電気二重層コンデンサのシール性の不具合が発生する時
間の比較を行った結果を示したものである。
【0024】
【表1】
【0025】(表1)から明らかなように、比較例1と
2の捲回形電気二重層コンデンサにおいては、5000
時間あたりからシール性の不具合が認められた。これに
対し、本発明の実施の形態1〜8における捲回形電気二
重層コンデンサは、5000時間後、10000時間後
においても、シール性の不具合の発生数は極めて少ない
ものであった。
【0026】なお、上記本発明の実施の形態1〜8で
は、ブチルゴムポリマー100部に対し、軟化剤として
石油系軟化剤のアロマティック系あるいはパラフィン系
を0.5部あるいは100部添加した場合について説明
したが、ブチルゴムポリマー100部に対する軟化剤の
添加量は、0.5部〜100部の間であれば、他の軟化
剤として、石油系軟化剤のナフテン系、フッ素系軟化
剤、シリコン系軟化剤および可塑剤のフタレート系、ア
ジペート系、セバケート系、フォスフェート系、ポリエ
ーテル系等の軟化剤を使っても本発明は適用できるもの
である。
【0027】また、本発明の実施の形態1〜8では、弾
性封口体のポリマー主成分として、ブチルゴムを用いた
が、フッ素ゴム、イソプレンゴム、エチレンプロピレン
ゴム、スチレンブタジエンゴム、アクリルゴム、天然ゴ
ムおよび熱可塑性エラストマーでも本発明は適用できる
ものである。
【0028】そしてまた、本発明の実施の形態1〜8で
は、本発明を捲回形電気二重層コンデンサに適用したも
のについて説明したが、これに限定されるものではな
く、これ以外のコイン形電気二重層コンデンサ、アルミ
電解コンデンサ、電池などの電気化学素子にも本発明は
適用できるものである。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明の電気化学素子は、
一対の電極およびセパレータに電解液を含浸させた素子
ユニットと、この素子ユニットを収納する有底筒状の金
属ケースと、この金属ケースの開口部を密封する弾性封
口体とを備え、前記弾性封口体はブチルゴムを主成分と
し、このブチルゴムポリマーに対して0.5部〜100
部の軟化剤を配合し過酸化物加硫または樹脂加硫するこ
とにより構成しているため、高温、高湿の環境下で使用
してもシール性の不具合を低減でき、これにより、従来
のようなシール性の不具合は激減し、素子ユニットの寿
命が長くなるため、シール性に優れている信頼性の高い
電気化学素子を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における捲回形電気二重
層コンデンサの断面図
【図2】従来の捲回形電気二重層コンデンサを示す断面
【符号の説明】
11 素子ユニット 13 金属ケース 14 弾性封口体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諸隈 宗宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の電極およびセパレータに電解液を
    含浸させた素子ユニットと、この素子ユニットを収納す
    る有底筒状の金属ケースと、この金属ケースの開口部を
    密封する弾性封口体とを備え、前記弾性封口体はブチル
    ゴムを主成分とし、このブチルゴムポリマーに対して、
    0.5部〜100部の軟化剤を配合し過酸化物加硫また
    は樹脂加硫することにより構成した電気化学素子。
JP22486596A 1996-08-27 1996-08-27 電気化学素子 Pending JPH1070051A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004002859A (ja) * 2002-05-16 2004-01-08 Bayer Inc 振動減衰装置用のゴム配合物
JP2007324531A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Sanyo Electric Co Ltd 電気化学素子及びそれを具備した電子機器

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