JPH1069747A - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
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- JPH1069747A JPH1069747A JP22712296A JP22712296A JPH1069747A JP H1069747 A JPH1069747 A JP H1069747A JP 22712296 A JP22712296 A JP 22712296A JP 22712296 A JP22712296 A JP 22712296A JP H1069747 A JPH1069747 A JP H1069747A
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- floating
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 浮動ヘッドスライダの加圧力を変えてシーク
動作時の浮動ヘッドスライダの浮上量をほぼ一定にする
ことにより、キャリジのシーク動作時における浮動ヘッ
ドスライダと磁気ディスクとの衝突をなくして信頼性を
向上させ、トラックフォロー動作時の浮動ヘッドスライ
ダの浮上量を最適値に保持してデータの書込みや読出し
に対して充分んマージンを確保する。 【解決手段】 浮動ヘッドスライダに圧電素子を付設
し、この圧電素子に対して圧電素子制御部から圧電素子
入力信号を供給し、圧電素子制御部は、シーク長信号お
よび絶対位置信号を入力したとき、浮動ヘッドスライダ
の加速度および速度に基ずいてシミュレーションによっ
てあらかじめ求めておいた浮動ヘッドスライダの浮上量
のプロファイル曲線にしたがって補正量を算出し、その
算出した補正量を示す信号として圧電素子入力信号を出
力する。
動作時の浮動ヘッドスライダの浮上量をほぼ一定にする
ことにより、キャリジのシーク動作時における浮動ヘッ
ドスライダと磁気ディスクとの衝突をなくして信頼性を
向上させ、トラックフォロー動作時の浮動ヘッドスライ
ダの浮上量を最適値に保持してデータの書込みや読出し
に対して充分んマージンを確保する。 【解決手段】 浮動ヘッドスライダに圧電素子を付設
し、この圧電素子に対して圧電素子制御部から圧電素子
入力信号を供給し、圧電素子制御部は、シーク長信号お
よび絶対位置信号を入力したとき、浮動ヘッドスライダ
の加速度および速度に基ずいてシミュレーションによっ
てあらかじめ求めておいた浮動ヘッドスライダの浮上量
のプロファイル曲線にしたがって補正量を算出し、その
算出した補正量を示す信号として圧電素子入力信号を出
力する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ディスク装置に
関し、特に、磁気ディスク上を浮上しながらデータの書
込みや読出しを行なう浮動ヘッドスライダを有する磁気
ディスク装置に関する。
関し、特に、磁気ディスク上を浮上しながらデータの書
込みや読出しを行なう浮動ヘッドスライダを有する磁気
ディスク装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来の磁気ディスク装置の一例を
示す断面図、図４は図３の例の浮動ヘッドスライダのシ
ーク動作の波形を示す波形図で、（ａ）は浮動ヘッドス
ライダの加速度を示す波形図、（ｂ）は浮動ヘッドスラ
イダの速度を示す波形図、（ｃ）は浮動ヘッドスライダ
の浮上量を示す波形図である。
示す断面図、図４は図３の例の浮動ヘッドスライダのシ
ーク動作の波形を示す波形図で、（ａ）は浮動ヘッドス
ライダの加速度を示す波形図、（ｂ）は浮動ヘッドスラ
イダの速度を示す波形図、（ｃ）は浮動ヘッドスライダ
の浮上量を示す波形図である。
【０００３】磁気ディスク上を浮上しながらデータの書
込みや読出しを行なう浮動ヘッドスライダを有する従来
の磁気ディスク装置は、図３に示すように、データを記
憶する磁気ディスク１および２と、それぞれ磁気ディス
ク１および２に対してデータの書込みおよび読出しを行
なう浮動ヘッドスライダ３および４と、浮動ヘッドスラ
イダ３および４をそれぞれ磁気ディスク１および２に対
して垂直方向に加圧するジンバル５および６と、浮動ヘ
ッドスライダ３および４を保持して磁気ディスク１およ
び２の半径方向への移動動作（シーク動作）を行なうア
クチュエータアーム９と備えて構成されており、アクチ
ュエータアーム９を保持しているキャリッジのシーク動
作（アクチュエータアーム９のシーク動作）時における
シーク加速度による力のモーメントや、シーク速度によ
るヘッド浮上面の空気の流れの偏向等の影響を受けるた
め、浮動ヘッドスライダ３および４の浮上量は、図４
（ａ）〜（ｃ）に示すように、シーク動作の加速運動２
１および定速運動２２において低下する。このため、浮
動ヘッドスライダ３および４はそれぞれ磁気ディスク１
および２と衝突する懼れがある。
込みや読出しを行なう浮動ヘッドスライダを有する従来
の磁気ディスク装置は、図３に示すように、データを記
憶する磁気ディスク１および２と、それぞれ磁気ディス
ク１および２に対してデータの書込みおよび読出しを行
なう浮動ヘッドスライダ３および４と、浮動ヘッドスラ
イダ３および４をそれぞれ磁気ディスク１および２に対
して垂直方向に加圧するジンバル５および６と、浮動ヘ
ッドスライダ３および４を保持して磁気ディスク１およ
び２の半径方向への移動動作（シーク動作）を行なうア
クチュエータアーム９と備えて構成されており、アクチ
ュエータアーム９を保持しているキャリッジのシーク動
作（アクチュエータアーム９のシーク動作）時における
シーク加速度による力のモーメントや、シーク速度によ
るヘッド浮上面の空気の流れの偏向等の影響を受けるた
め、浮動ヘッドスライダ３および４の浮上量は、図４
（ａ）〜（ｃ）に示すように、シーク動作の加速運動２
１および定速運動２２において低下する。このため、浮
動ヘッドスライダ３および４はそれぞれ磁気ディスク１
および２と衝突する懼れがある。
【０００４】このシーク動作時における浮動ヘッドスラ
イダ３および４の浮上量の低下を考慮して、浮動ヘッド
スライダ３および４と磁気ディスク１および２とが衝突
しないように、浮動ヘッドスライダ３および４の浮上量
を上げると、浮動ヘッドスライダ３および４のそれぞれ
に内蔵している磁気ヘッドの出力が低下するため、トラ
ックフォロー動作時（浮動ヘッドスライダを磁気ディス
クの指定されたトラックに追従させる動作）に、データ
の書込みや読出しに対するマージンが少なくなる。
イダ３および４の浮上量の低下を考慮して、浮動ヘッド
スライダ３および４と磁気ディスク１および２とが衝突
しないように、浮動ヘッドスライダ３および４の浮上量
を上げると、浮動ヘッドスライダ３および４のそれぞれ
に内蔵している磁気ヘッドの出力が低下するため、トラ
ックフォロー動作時（浮動ヘッドスライダを磁気ディス
クの指定されたトラックに追従させる動作）に、データ
の書込みや読出しに対するマージンが少なくなる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の磁気ディスク装置は、キャリッジのシーク動作時にお
けるシーク加速度による力のモーメントや、シーク速度
によるヘッド浮上面の空気の流れの偏向等の影響によ
り、シーク動作時に浮動ヘッドスライダの浮上量が低下
して磁気ディスクと衝突することがあるという問題点を
有している。
の磁気ディスク装置は、キャリッジのシーク動作時にお
けるシーク加速度による力のモーメントや、シーク速度
によるヘッド浮上面の空気の流れの偏向等の影響によ
り、シーク動作時に浮動ヘッドスライダの浮上量が低下
して磁気ディスクと衝突することがあるという問題点を
有している。
【０００６】この浮動ヘッドスライダと磁気ディスクと
の衝突を回避するため、浮動ヘッドスライダの浮上量を
上げると、磁気ヘッドの出力が低下するため、トラック
フォロー動作時のデータの書込みや読出しに対するマー
ジンが少なくなるという別の問題を発生する。
の衝突を回避するため、浮動ヘッドスライダの浮上量を
上げると、磁気ヘッドの出力が低下するため、トラック
フォロー動作時のデータの書込みや読出しに対するマー
ジンが少なくなるという別の問題を発生する。
【０００７】本発明の目的は、上述のような従来の磁気
ディスク装置の欠点を解消して、キャリッジのシーク動
作時におけるシーク加速度による力のモーメントやシー
ク速度によるヘッド浮上面の空気の流れの偏向等の影響
によるシーク動作時の浮動ヘッドスライダの浮上量の低
下を補正して、浮動ヘッドスライダの浮上量を常に一定
に保つことができるようにすることにより、キャリッジ
のシーク動作時における浮動ヘッドスライダと磁気ディ
スクとの衝突をなくして信頼性を向上させると共に、ト
ラックフォロー動作時の浮動ヘッドスライダの浮上量を
最適値に保持できるようにして、データの書込みや読出
しに対する充分なマージンを確保できる磁気ディスク装
置を提供することにある。
ディスク装置の欠点を解消して、キャリッジのシーク動
作時におけるシーク加速度による力のモーメントやシー
ク速度によるヘッド浮上面の空気の流れの偏向等の影響
によるシーク動作時の浮動ヘッドスライダの浮上量の低
下を補正して、浮動ヘッドスライダの浮上量を常に一定
に保つことができるようにすることにより、キャリッジ
のシーク動作時における浮動ヘッドスライダと磁気ディ
スクとの衝突をなくして信頼性を向上させると共に、ト
ラックフォロー動作時の浮動ヘッドスライダの浮上量を
最適値に保持できるようにして、データの書込みや読出
しに対する充分なマージンを確保できる磁気ディスク装
置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ディスク装
置は、データを記憶する少なくとも１枚の磁気ディスク
と、前記磁気ディスクの記憶面のそれぞれに対応して設
けられ前記磁気記憶面に対してデータの書込みおよび読
出しを行なう少なくとも１個の浮動ヘッドスライダと、
前記浮動ヘッドスライダのそれぞれに対応して設けられ
前記磁気ディスクに対して垂直方向に加圧する少なくと
も１個のジンバルと、前記浮動ヘッドスライダの加圧力
を変えるために前記浮動ヘッドスライダのそれぞれに付
設した圧電素子と、前記浮動ヘッドスライダのシーク動
作を行なうアクチュエータアームと、シーク長信号およ
び絶対位置信号を入力して前記アクチュエータアームの
シーク動作時における前記浮動ヘッドスライダの既知の
ヘッド浮上量の変動量に対応してあらかじめ設定してあ
るプロファイル曲線にしたがって前記圧電素子に対して
電圧を印加する圧電素子制御部とを備えている。
置は、データを記憶する少なくとも１枚の磁気ディスク
と、前記磁気ディスクの記憶面のそれぞれに対応して設
けられ前記磁気記憶面に対してデータの書込みおよび読
出しを行なう少なくとも１個の浮動ヘッドスライダと、
前記浮動ヘッドスライダのそれぞれに対応して設けられ
前記磁気ディスクに対して垂直方向に加圧する少なくと
も１個のジンバルと、前記浮動ヘッドスライダの加圧力
を変えるために前記浮動ヘッドスライダのそれぞれに付
設した圧電素子と、前記浮動ヘッドスライダのシーク動
作を行なうアクチュエータアームと、シーク長信号およ
び絶対位置信号を入力して前記アクチュエータアームの
シーク動作時における前記浮動ヘッドスライダの既知の
ヘッド浮上量の変動量に対応してあらかじめ設定してあ
るプロファイル曲線にしたがって前記圧電素子に対して
電圧を印加する圧電素子制御部とを備えている。
【０００９】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
て、図面を参照して説明する。
【００１０】図１は、本発明の一実施形態を示すブロッ
ク図、図２は図１の実施形態の浮動ヘッドスライダのシ
ーク動作の波形を示す波形図で、（ａ）は浮動ヘッドス
ライダの加速度を示す波形図、（ｂ）は浮動ヘッドスラ
イダの速度を示す波形図、（ｃ）は圧電素子の入力信号
を示す波形図、（ｄ）は浮動ヘッドスライダの浮上量を
示す波形図である。
ク図、図２は図１の実施形態の浮動ヘッドスライダのシ
ーク動作の波形を示す波形図で、（ａ）は浮動ヘッドス
ライダの加速度を示す波形図、（ｂ）は浮動ヘッドスラ
イダの速度を示す波形図、（ｃ）は圧電素子の入力信号
を示す波形図、（ｄ）は浮動ヘッドスライダの浮上量を
示す波形図である。
【００１１】本実施形態の磁気ディスク装置は、図１に
示すように、データを記憶する磁気ディスク１および２
と、それぞれ磁気ディスク１および２に対してデータの
書込みおよび読出しを行なう浮動ヘッドスライダ３およ
び４と、浮動ヘッドスライダ３および４をそれぞれ磁気
ディスク１および２に対して垂直方向に加圧するジンバ
ル５および６と、浮動ヘッドスライダ３および４の加圧
力を変えるために浮動ヘッドスライダ３および４のそれ
ぞれに設けた圧電素子７および８と、浮動ヘッドスライ
ダ３および４を保持して磁気ディスク１および２の半径
方向へのシーク動作を行なうアクチュエータアーム９
と、アクチュエータアーム９の移動距離を示すシーク長
信号１２および浮動ヘッドスライダ３および４の磁気デ
ィスク１および２上における現在位置を示す絶対位置信
号１３を入力し、シーク動作時における既知のヘッド浮
上量の変動量に対応してあらかじめ設定してあるプロフ
ァイル曲線にしたがって圧電素子７および８に対して電
圧を印加する圧電素子制御部１１とを備えて構成されて
いる。
示すように、データを記憶する磁気ディスク１および２
と、それぞれ磁気ディスク１および２に対してデータの
書込みおよび読出しを行なう浮動ヘッドスライダ３およ
び４と、浮動ヘッドスライダ３および４をそれぞれ磁気
ディスク１および２に対して垂直方向に加圧するジンバ
ル５および６と、浮動ヘッドスライダ３および４の加圧
力を変えるために浮動ヘッドスライダ３および４のそれ
ぞれに設けた圧電素子７および８と、浮動ヘッドスライ
ダ３および４を保持して磁気ディスク１および２の半径
方向へのシーク動作を行なうアクチュエータアーム９
と、アクチュエータアーム９の移動距離を示すシーク長
信号１２および浮動ヘッドスライダ３および４の磁気デ
ィスク１および２上における現在位置を示す絶対位置信
号１３を入力し、シーク動作時における既知のヘッド浮
上量の変動量に対応してあらかじめ設定してあるプロフ
ァイル曲線にしたがって圧電素子７および８に対して電
圧を印加する圧電素子制御部１１とを備えて構成されて
いる。
【００１２】次に、上述の実施形態の動作について図２
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【００１３】アクチュエータアーム９を保持しているキ
ャリッジのシーク動作のとき、浮動ヘッドスライダ３お
よび４は、図２（ａ）に示すように、加速運動２１およ
び定速運動２２および減速運動２３（短距離のシーク動
作のときは加速運動および減速運動のみ）を行なう。こ
の時の浮動ヘッドスライダ３および４の浮上量は、シー
ク加速度による力のモーメントや、シーク速度によるヘ
ッド浮上面の空気の流れの偏向等の影響を受けるため、
図２（ｄ）において破線で示した浮上量曲線２５（図４
（ｃ）の浮上量曲線２５と同じ）のように変化する。こ
の浮動ヘッドスライダ３および４の浮上量の変動の状態
は、浮動ヘッドスライダ３および４の加速度および速度
に基ずいて、シミュレーションによってあらかじめ求め
ておくことができる。
ャリッジのシーク動作のとき、浮動ヘッドスライダ３お
よび４は、図２（ａ）に示すように、加速運動２１およ
び定速運動２２および減速運動２３（短距離のシーク動
作のときは加速運動および減速運動のみ）を行なう。こ
の時の浮動ヘッドスライダ３および４の浮上量は、シー
ク加速度による力のモーメントや、シーク速度によるヘ
ッド浮上面の空気の流れの偏向等の影響を受けるため、
図２（ｄ）において破線で示した浮上量曲線２５（図４
（ｃ）の浮上量曲線２５と同じ）のように変化する。こ
の浮動ヘッドスライダ３および４の浮上量の変動の状態
は、浮動ヘッドスライダ３および４の加速度および速度
に基ずいて、シミュレーションによってあらかじめ求め
ておくことができる。
【００１４】本実施形態においては、図１に示すよう
に、シーク長信号１２および絶対位置信号１３を圧電素
子制御部１１に入力し、圧電素子制御部１１は、これら
の信号から、シミュレーションによってあらかじめ求め
ておいたプロファイル曲線にしたがって、アクチュエー
タアーム９のシーク動作中の浮動ヘッドスライダ３およ
び４の浮上量の補正量を算出し、その算出した補正量を
示す信号として圧電素子入力信号１０を出力する。圧電
素子入力信号１０は、圧電素子７および８に入力し、浮
動ヘッドスライダ３および４の加圧力を変える。これに
よってシーク動作時の浮動ヘッドスライダ３および４が
補正されるため、図２（ｄ）に実線で示した浮上量曲線
２４のように、浮動ヘッドスライダ３および４の浮上量
をほぼ一定にすることができる。
に、シーク長信号１２および絶対位置信号１３を圧電素
子制御部１１に入力し、圧電素子制御部１１は、これら
の信号から、シミュレーションによってあらかじめ求め
ておいたプロファイル曲線にしたがって、アクチュエー
タアーム９のシーク動作中の浮動ヘッドスライダ３およ
び４の浮上量の補正量を算出し、その算出した補正量を
示す信号として圧電素子入力信号１０を出力する。圧電
素子入力信号１０は、圧電素子７および８に入力し、浮
動ヘッドスライダ３および４の加圧力を変える。これに
よってシーク動作時の浮動ヘッドスライダ３および４が
補正されるため、図２（ｄ）に実線で示した浮上量曲線
２４のように、浮動ヘッドスライダ３および４の浮上量
をほぼ一定にすることができる。
【００１５】このように、磁気ディスク１および２に対
して浮動ヘッドスライダ３および４を垂直方向に加圧す
るジンバル５および６に圧電素子７および８を付設し、
この圧電素子７および８に対して圧電素子制御部１１か
ら圧電素子入力信号１０を供給し、圧電素子制御部１１
は、シーク長信号１２および絶対位置信号１３を入力し
たとき、浮動ヘッドスライダ３および４の加速度および
速度に基ずいてシミュレーションによってあらかじめ求
めておいた浮動ヘッドスライダ３および４の浮上量のプ
ロファイル曲線にしたがって補正量を算出し、その算出
した補正量を示す信号として圧電素子入力信号１０を出
力することにより、浮動ヘッドスライダ３および４の加
圧力を変えてシーク動作時の浮動ヘッドスライダの浮上
量３および４をほぼ一定にすることができる。
して浮動ヘッドスライダ３および４を垂直方向に加圧す
るジンバル５および６に圧電素子７および８を付設し、
この圧電素子７および８に対して圧電素子制御部１１か
ら圧電素子入力信号１０を供給し、圧電素子制御部１１
は、シーク長信号１２および絶対位置信号１３を入力し
たとき、浮動ヘッドスライダ３および４の加速度および
速度に基ずいてシミュレーションによってあらかじめ求
めておいた浮動ヘッドスライダ３および４の浮上量のプ
ロファイル曲線にしたがって補正量を算出し、その算出
した補正量を示す信号として圧電素子入力信号１０を出
力することにより、浮動ヘッドスライダ３および４の加
圧力を変えてシーク動作時の浮動ヘッドスライダの浮上
量３および４をほぼ一定にすることができる。
【００１６】上述の実施形態は、磁気ディスクおよび浮
動ヘッドスライダが２個の磁気ディスク装置に対して本
発明を適用した例であるが、磁気ディスクおよび浮動ヘ
ッドスライダが１個の場合、および３個以上の場合にも
本発明を適用することができる。
動ヘッドスライダが２個の磁気ディスク装置に対して本
発明を適用した例であるが、磁気ディスクおよび浮動ヘ
ッドスライダが１個の場合、および３個以上の場合にも
本発明を適用することができる。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気ディ
スク装置は、浮動ヘッドスライダに圧電素子を付設し、
この圧電素子に対して圧電素子制御部から圧電素子入力
信号を供給し、圧電素子制御部は、シーク長信号および
絶対位置信号を入力したとき、浮動ヘッドスライダの加
速度および速度に基ずいてシミュレーションによってあ
らかじめ求めておいた浮動ヘッドスライダの浮上量のプ
ロファイル曲線にしたがって補正量を算出し、その算出
した補正量を示す信号として圧電素子入力信号を出力す
ることにより、浮動ヘッドスライダの加圧力を変えてシ
ーク動作時の浮動ヘッドスライダの浮上量をほぼ一定に
することができるため、キャリジのシーク動作時におけ
る浮動ヘッドスライダと磁気ディスクとの衝突をなくし
て信頼性を向上させることが可能になるという効果があ
ると共に、トラックフォロー動作時の浮動ヘッドスライ
ダの浮上量を最適値に保持できるため、データの書込み
や読出しに対して充分んマージンを確保できるという効
果がある。
スク装置は、浮動ヘッドスライダに圧電素子を付設し、
この圧電素子に対して圧電素子制御部から圧電素子入力
信号を供給し、圧電素子制御部は、シーク長信号および
絶対位置信号を入力したとき、浮動ヘッドスライダの加
速度および速度に基ずいてシミュレーションによってあ
らかじめ求めておいた浮動ヘッドスライダの浮上量のプ
ロファイル曲線にしたがって補正量を算出し、その算出
した補正量を示す信号として圧電素子入力信号を出力す
ることにより、浮動ヘッドスライダの加圧力を変えてシ
ーク動作時の浮動ヘッドスライダの浮上量をほぼ一定に
することができるため、キャリジのシーク動作時におけ
る浮動ヘッドスライダと磁気ディスクとの衝突をなくし
て信頼性を向上させることが可能になるという効果があ
ると共に、トラックフォロー動作時の浮動ヘッドスライ
ダの浮上量を最適値に保持できるため、データの書込み
や読出しに対して充分んマージンを確保できるという効
果がある。
【図１】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図２】図１の実施形態の浮動ヘッドスライダのシーク
動作の波形を示す波形図で、（ａ）は浮動ヘッドスライ
ダの加速度を示す波形図、（ｂ）は浮動ヘッドスライダ
の速度を示す波形図、（ｃ）は圧電素子の入力信号を示
す波形図、（ｄ）は浮動ヘッドスライダの浮上量を示す
波形図である。
動作の波形を示す波形図で、（ａ）は浮動ヘッドスライ
ダの加速度を示す波形図、（ｂ）は浮動ヘッドスライダ
の速度を示す波形図、（ｃ）は圧電素子の入力信号を示
す波形図、（ｄ）は浮動ヘッドスライダの浮上量を示す
波形図である。
【図３】従来の磁気ディスク装置の一例を示す断面図で
ある。
ある。
【図４】図３の例の浮動ヘッドスライダのシーク動作の
波形を示す波形図で、（ａ）は浮動ヘッドスライダの加
速度を示す波形図、（ｂ）は浮動ヘッドスライダの速度
を示す波形図、（ｃ）は浮動ヘッドスライダの浮上量を
示す波形図である。
波形を示す波形図で、（ａ）は浮動ヘッドスライダの加
速度を示す波形図、（ｂ）は浮動ヘッドスライダの速度
を示す波形図、（ｃ）は浮動ヘッドスライダの浮上量を
示す波形図である。
１・２ 磁気ディスク ３・４ 浮動ヘッドスライダ ５・６ ジンバル ７・８ 圧電素子 ９ アクチュエータアーム １０ 圧電素子入力信号 １１ 圧電素子制御部 １２ シーク長信号 １３ 絶対位置信号
Claims (5)
- 【請求項１】 データを記憶する少なくとも１枚の磁気
ディスクと、前記磁気ディスクの記憶面のそれぞれに対
応して設けられ前記磁気記憶面に対してデータの書込み
および読出しを行なう少なくとも１個の浮動ヘッドスラ
イダと、前記浮動ヘッドスライダのそれぞれに対応して
設けられ前記磁気ディスクに対して垂直方向に加圧する
少なくとも１個のジンバルと、前記浮動ヘッドスライダ
の加圧力を変えるために前記浮動ヘッドスライダのそれ
ぞれに付設した圧電素子と、前記浮動ヘッドスライダの
シーク動作を行なうアクチュエータアームと、シーク長
信号および絶対位置信号を入力して前記アクチュエータ
アームのシーク動作時における前記浮動ヘッドスライダ
の既知のヘッド浮上量の変動量に対応してあらかじめ設
定してあるプロファイル曲線にしたがって前記圧電素子
に対して電圧を印加する圧電素子制御部とを備えること
を特徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項２】 磁気ディスクの数を１枚としたことを特
徴とする請求項１記載の磁気ディスク装置。 - 【請求項３】 磁気ディスクの数を２枚としたことを特
徴とする請求項１記載の磁気ディスク装置。 - 【請求項４】 磁気ディスクの数を３枚としたことを特
徴とする請求項１記載の磁気ディスク装置。 - 【請求項５】 磁気ディスクの数を４枚以上としたこと
を特徴とする請求項１記載の磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22712296A JPH1069747A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22712296A JPH1069747A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 磁気ディスク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1069747A true JPH1069747A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=16855832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22712296A Pending JPH1069747A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1069747A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6952330B1 (en) * | 1999-06-11 | 2005-10-04 | Seagate Technology Llc | Dynamic flying attitude control using augmented gimbal |
| US7068468B2 (en) | 2001-11-29 | 2006-06-27 | Co Tdk Corporation | Thin-film magnetic head, head gimbal assembly with thin-film magnetic head and magnetic disk apparatus with head gimbal assembly |
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1996
- 1996-08-28 JP JP22712296A patent/JPH1069747A/ja active Pending
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