JPH1068711A - 電気化学的なガスセンサ装置 - Google Patents

電気化学的なガスセンサ装置

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JPH1068711A
JPH1068711A JP9147408A JP14740897A JPH1068711A JP H1068711 A JPH1068711 A JP H1068711A JP 9147408 A JP9147408 A JP 9147408A JP 14740897 A JP14740897 A JP 14740897A JP H1068711 A JPH1068711 A JP H1068711A
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JP
Japan
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gas
gas sensor
filter
sensor device
intermediate member
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JP9147408A
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English (en)
Inventor
Gerhard Kurbel
クルベル ゲルハルト
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Endress and Hauser Conducta GmbH and Co KG
Original Assignee
Endress and Hauser Conducta Gesellschaft fuer Mess und Regeltechnik mbH and Co KG
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の製造業者のガスセンサの使用可能性を
改善し、種々のガス供給装置の数を低減し、しかもガス
センサを容易に交換可能にする。 【解決手段】 第1の主軸線を有するガスセンサ10
と、第1の主軸線と整合する第2の主軸線を有する中間
部材4とが設けられており、中間部材4を介してガスセ
ンサ10が、測定したい被測定ガスを含有するガス混合
物のためのガス供給装置5に、互いに整合する前記両主
軸線の方向でも永続的に機械的に強固にしかも容易に着
脱可能に、ただしこのために補助手段を使用する必要な
しに固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気化学的なガス
センサを有する電気化学的なガスセンサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】市販のガスセンサはこれまでその外部形
状や寸法に関して規格化されていない。他方において、
使用者はガスセンサを各製造業者固有のガス供給装置、
つまりやはり規格化されていないガス供給装置に固定し
なければならない。この場合、従来では容易でかつ良好
な交換可能性に関しては何ら配慮が成されていなかっ
た。つまり、ガスセンサはたいていの場合、ガスセンサ
を貫通する複数のねじを用いてガス供給装置に固くねじ
締結されていた。
【0003】そこでドイツ連邦共和国特許出願公開第3
000410号明細書に開示された、測定室を備えた、
第1の主軸線を有するガス濃度センサでは、 ―測定室が、複数のねじを用いてケーシングに固定され
たカバーを備えたケーシングに交換不可能に配置されて
いて、かつガス流入・流出部を有しており、 ―前記ケーシングが、ガス供給装置として働く、第2の
主軸線を有する保護装置に雌ねじ山・雄ねじ山結合によ
って固定されており、 ―両主軸線が互いに整合している。
【0004】さらに英国特許第2053482号明細書
に開示された、流体中に溶解された水素を測定するため
の電気化学的なガスセンサ装置では、 ―第1の主軸線を有するガスセンサが設けられており、 ―このガスセンサが、水素に対してのみ透過性のダイヤ
フラムとして形成されたガス流入・流出部を備えたケー
シング内にセンサ素子を有しており、 ―このセンサ素子が、電解質と、それぞれ外部リード線
を備えた少なくとも1つの作業電極と、基準・対向電極
とを有しており、 ―さらに、第2の主軸線を有する中間部材が設けられて
おり、この中間部材を介して、ガスセンサが流体供給装
置に、ねじによって永続的に固定されており、 ―前記両主軸線が互いに整合している。
【0005】また、英国特許第1585631号明細書
に開示されている電気化学的なガスセンサ装置では、 ―第1の主軸線を有するガスセンサが設けられており、 ―このガスセンサが、ガス流入・流出部を備えたケーシ
ング内にセンサ素子を有しており、 ―このセンサ素子が、電解質と、それぞれ外部リード線
を備えた少なくとも1つの作業電極と基準・対向電極と
を有しており、 ―さらに、第2の主軸線を有する中間部材が設けられて
いて、この中間部材を介してガスセンサが、ガス供給装
置にねじによって永続的に固定されており、 ―前記両主軸線が互いに整合している。
【0006】さらに、米国特許第4742708号明細
書に開示されている、第1の主軸線を有する電気化学的
なガスセンサを較正するための装置では、 ―ガスセンサが、ガス流入・流出部を備えたケーシング
内にセンサ素子を有しており、 ―このセンサ素子が、電解質と、それぞれ外部リード線
を備えた少なくとも1つの作業電極と基準・対向電極と
を有しており、 ―さらに、第2の主軸線を有する中間部材が設けられて
いて、この中間部材を介してガスセンサが、較正ガスの
ためのガス供給装置に、較正の間だけ一時的に面ファス
ナ結合または永久磁石結合によって固定されており、こ
の結合が、それぞれ互いに整合した両主軸線の方向でし
か容易に解離可能でない。
【0007】使用者が、複数の製造業者のガスセンサを
使用する場合、使用者は、たいていは各製造者固有の種
々異なる形状および寸法を有するガス供給装置をも準備
しなければならない。なぜならば、ガスセンサの寸法は
これまで規格化されていないからである。さらにガスセ
ンサは、ガスセンサが測定運転時にガス供給装置から外
れないように各ガス供給装置に固定されていなければな
らない。すなわち、両構成部分、つまりガスセンサとガ
ス供給装置とは、1つのコンパクトな測定装置を形成し
なければならない。
【0008】したがって一方においては、種々異なる製
造業者のガスセンサの適合性の改善および使用可能性の
改善の点でも、種々異なるガス供給装置の数の低減の点
でも、要するに規格化の点でも、改善されたガスセンサ
装置を提供することが必要である。
【0009】他方においては、上記必要性と関連した別
の必要性が生じる。すなわち、消費されたガスセンサま
たは故障したガスセンサを容易に交換可能にすることが
必要である。特にこの要件は、公知先行技術における上
記のガスセンサ装置においては満たすことができない。
なぜならば、公知のガスセンサ装置は、面ファスナ結合
を有するガスセンサ装置を除いて全てねじ締結されてい
るからである。ただし、このような面ファスナによる結
合は一時的に較正を可能にするためにしか規定されてお
らず、それ自体長時間にわたる連続運転のためには不適
当である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、種々
異なる製造業者のガスセンサの適合性および使用可能性
が改善され、種々異なるガス供給装置の数が減じられ、
しかもガスセンサが容易に交換可能となるような電気化
学的なガスセンサ装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、 ―第1の主軸線を有するガスセンサが設けられており、 ―第1の主軸線と整合する第2の主軸線を有する中間部
材が設けられており、 ―前記ガスセンサが、ガス流入・流出部を備えたケーシ
ング内にセンサ素子を有しており、 ―該センサ素子が、電解質と、それぞれ外部リード線を
備えた少なくとも1つの作業電極と基準・対向電極とを
有しており、 ―前記中間部材を介してガスセンサが、測定したい被測
定ガスを含有するガス混合物のためのガス供給装置に、
互いに整合する前記両主軸線の方向でも永続的に機械的
に強固にしかも容易に着脱可能に、ただしこのために補
助手段を使用する必要なしに固定されているようにし
た。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、種々異なる製造業者の
ガスセンサの適合性および使用可能性が改善され、種々
異なるガス供給装置の数が減じられ、しかもガスセンサ
が容易に交換可能となるような電気化学的なガスセンサ
装置が得られる。
【0013】本発明の第1の改良形では、電気化学的な
ガスセンサ装置がフィルタを有していて、 ―該フィルタが、当該ガスセンサ装置を用いて測定した
い被測定ガスをほぼ完全に通過させるが、しかしそれ以
外の、被測定ガスに対して付加的にセンサ素子によって
感知される別のガスをほぼ完全に引き留めるようになっ
ており、 ―前記フィルタが、測定したい被測定ガスのための拡散
バリヤを成していないガス流入・流出部と、中間部材と
の間に配置されている。
【0014】この場合、フィルタはガス供給装置または
センサ素子に面した側に、ガス混合物のための拡散バリ
ヤを備えていると有利である。
【0015】本発明の第2の改良形では、電気化学的な
ガスセンサ装置がフィルタを有していて、 ―該フィルタが、当該ガスセンサ装置を用いて測定した
い被測定ガスをほぼ完全に通過させるが、しかしそれ以
外の、被測定ガスに対して付加的にセンサ素子によって
感知される別のガスをほぼ完全に引き留めるようになっ
ており、 ―前記フィルタが、被測定ガスのための拡散バリヤとし
て形成されているガス流入・流出部と、中間部材との間
に配置されている。
【0016】本発明の第3の改良形では、電気化学的な
ガスセンサ装置がフィルタを有していて、 ―該フィルタが、当該ガスセンサ装置を用いて測定した
い被測定ガスをほぼ完全に通過させるが、しかしそれ以
外の、被測定ガスに対して付加的にセンサ素子によって
感知される別のガスをほぼ完全に引き留めるようになっ
ており、 ―前記フィルタが、ガスセンサの内部で、該ガスセンサ
の、ガス混合物のための拡散バリヤとして形成されたガ
ス流入・流出部と、センサ素子との間に配置されている
か、または ―前記フィルタが、ガスセンサの内部で、該ガスセンサ
の、ガス混合物のための拡散バリヤを成していないガス
流入・流出部と、センサ素子との間に配置されており、 ―後者の場合、前記フィルタが、やはり拡散バリヤを有
していないか、または ―後者の場合、前記フィルタが、ガス供給装置またはセ
ンサ素子に面した側に、ガス混合物のための拡散バリヤ
を備えている。
【0017】電気化学的なガスセンサにおいてフィルタ
を使用すること自体は公知である(たとえば欧州特許出
願公開第531745号明細書参照)。しかし公知の構
成では当然、フィルタはこのガスセンサのケーシング内
に固く組み込まれている。
【0018】本発明の別の有利な構成もしくは上記3つ
の改良形の第1の有利な構成では、ガスセンサと中間部
材とが、ねじ山結合部、特にガスセンサ側に設けられた
雄ねじ山と、中間部材側に設けられた対応する雌ねじ山
とを介して、永続的に機械的に強固にしかも容易に着脱
可能に互いに結合されている。
【0019】本発明のさらに別の有利な構成もしくは上
記3つの改良形の第2の有利な構成では、ガスセンサ
が、バヨネット結合部の第1の部分を備えており、中間
部材が、バヨネット結合部の対応する第2の部分を備え
ている。
【0020】本発明のさらに別の有利な構成もしくは上
記3つの改良形の第3の有利な構成では、中間部材がス
ナップ結合部を備えており、該スナップ結合部が、ガス
センサもしくはガスセンサとフィルタとを係止された状
態で取り囲んでいる。
【0021】本発明のさらに別の有利な構成もしくは上
記3つの改良形の第4の有利な構成では、中間部材が、
旋回可能なU字形ばねを備えており、該U字形ばねが、
ガスセンサもしくはガスセンサとフィルタとを結合され
た状態で取り囲んでいる。
【0022】本発明のさらに別の有利な構成もしくは上
記3つの改良形の第5の有利な構成では、ガスセンサ
が、側方に、特にばね弾性的な突起または凹部を備えて
おり、該突起または凹部が、中間部材に設けられた対応
する側方の凹部または突起に係合して係止されている。
【0023】上記第5の有利な構成のさらに有利な構成
では、前記突起が環状隆起部として形成されており、前
記凹部が前記環状隆起部に嵌合する環状溝として形成さ
れている。
【0024】本発明のさらに別の有利な構成では、ガス
センサが円筒状に形成されており、中間部材が円筒状に
形成されている。
【0025】本発明のさらに別の有利な構成では、ケー
シングが、ケーシングカップとケーシングカバーとから
成っている。
【0026】本発明のさらに別の有利な構成では、前記
フィルタが、ケーシングカバーの内側に保持されてい
る。
【0027】円筒状のガスセンサと円筒状の各中間部材
とを備えた、本発明の第4の改良形では、個々のガスセ
ンサが、単個品毎に所定の最大値と所定の最小値との間
にある値を有する種々異なる外径を有しており、各中間
部材が常に、ガスセンサ外径の最大値に等しく形成され
た内径を有しており、各1つの中間リングが設けられて
いて、該中間リングの半径方向の幅が、中間部材の内径
と、ガスセンサの各外径との間の差に等しく形成されて
いる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面につき詳しく説明する。
【0029】図1には、有利には円筒状のガスセンサ1
0の原理的な構造が断面図で示されている。ガスセンサ
10は第1の主軸線13を有している。たとえば適当な
プラスチックから成るケーシング1にはガス流入・流出
部2が設けられており、ケーシング1の内部にはセンサ
素子3が設けられており、このセンサ素子3は電解質3
1と、作業電極32と、基準・対向電極33とを有して
いる。両電極はそれぞれ外部のリード線32′,33′
を備えている。
【0030】図1に破線で示したように、場合によって
は、外部リード線34′を備えた第3の電極34を設け
ることもできる。この第3の電極が具体的なガスセンサ
において設けられている場合、この第3の電極は別個の
専用の基準電極機能を有しており、その場合、基準・対
向電極33は単に純然たる対向電極としてしか働かな
い。また、必要に応じてさらに別の電極を設けることも
できる。
【0031】ガス流入・流出部2は、被測定ガス(この
ガスの測定に合わせてガスセンサ10は規定されて設計
されている)に応じて開いているか、つまり特に測定し
たい被測定ガスのための拡散バリヤを形成していないか
(図1参照)、またはガス流入・流出部2は被測定ガス
のための拡散バリヤ21、たとえば毛細管を有する拡散
バリヤ21として形成されていてもよい(図2参照)。
【0032】要するに、ガス混合物の成分、たとえば一
酸化炭素、一酸化窒素、二酸化硫黄、硫化水素、酸素、
アンモニアまたはヒドラジンの濃度測定のために用いら
れる電気化学的なガスセンサは、特に比較的高いガス濃
度を測定したい場合や、ガスセンサ電流とガス濃度との
できるだけ線状の関連性が望まれると同時に、ガスセン
サ電流と温度との小さな関連性が望まれている場合に
は、拡散バリヤを有している。
【0033】したがって、たとえばオゾン、塩素、フッ
素、塩化水素または青酸ガス(シアン)の測定の場合の
ように、ガス混合物中の被測定ガスの濃度が極めて小さ
い場合には、拡散バリヤは必要とならない。
【0034】図3には、図1に示したガスセンサを備え
たガスセンサ装置の本発明の第1実施例が示されてい
る。このガスセンサ10は、測定したいガス(被測定ガ
ス)を含有するガス混合物のためのガス供給装置5に固
定されており、この場合、ガスセンサ10は、第2の主
軸線43を有する中間部材4を介して、互いに整合する
前記両主軸線13,43の方向でも永続的に機械的に強
固に、ただし容易に着脱可能に固定されており、しかも
このために補助手段、たとえばねじ回し等が使用される
必要はない。つまり、この永続的に機械的に強固な結合
は素手で解離することができる。
【0035】本発明の範囲内で「永続的に」強固な結合
とは、意図的に解離されない限り機械的に強固となる固
定もしくは結合を意味する。意図的な解離は、たとえば
故障したガスセンサまたは消費されたガスセンサを新し
いセンサと交換しなければならない場合に必要となる。
【0036】中間部材4は、ガス流入・流出部2とほぼ
完全に整合する開口41を有している。ガス供給装置5
も対応する開口51を有しており、この開口51は中間
部材4の開口41にやはりほぼ完全に整合している。
【0037】図15〜図19において、互いに整合した
両主軸線13,43の方向でも永続的に機械的に強固
で、しかも容易に着脱可能な種々の有利な固定形式を詳
しく説明するので、図3においてはこのような固定部は
符号40で概略的にしか図示されていない。中間部材4
とガス供給装置5とは、結合部50において、たとえば
各対応ナットを備えた複数の通しボルト(Durchs
teckschrauben)またはタッピンねじ(S
chneidschrauben)を用いて機械的に極
めて解離し難く互いに結合されている。
【0038】ガス供給装置5は、測定したい被測定ガス
を含有する前記ガス混合物によって貫流される(矢印参
照)。図3には、図1に示したガスセンサ10を備えた
ガスセンサ装置、つまりガス流入・流出部2に拡散バリ
ヤを有しないガスセンサを備えたガスセンサ装置が図示
されているので、ガス混合物中に含まれている被測定ガ
スはガス供給装置5から直接に前記両開口51,41と
ガス流入・流出部2とを通ってセンサ素子3にまで到達
する。
【0039】図4には、本発明の第2実施例の第1変化
形が示されており、しかもこの場合、拡散バリヤを必要
とするガスセンサが設けられている。
【0040】この場合、まずフィルタ6が設けられてお
り、このフィルタ6は測定したい被測定ガスを通過させ
るが、それ以外の別のガス(被測定ガスに対して付加的
にセンサ素子が敏感となるような)を引き留める。
【0041】フィルタ6は、被測定ガスのための拡散バ
リヤを成していないガス流入・流出部2と、中間部材4
との間に配置されていて、ガス供給装置5とは反対の側
にガス混合物のための拡散バリヤ21を備えている。し
たがって、必要に応じてフィルタ6とガスセンサ10と
は、前で説明したような永続的に機械的に強固でしかも
容易に着脱可能である固定形式に基づき、それぞれ単独
にまたは一緒に交換することができる。
【0042】図4に示した第1変化形では、ガス混合物
中に含まれている被測定ガスが、まずガス供給装置5か
ら前記両開口41,51を通ってフィルタ6に到達し、
このフィルタ6を通過した後に拡散バリヤ21とガス流
入・流出部2とを通ってセンサ素子3にまで到達する。
【0043】図5には、本発明の第2実施例の第2変化
形が断面図で示されている。この場合、拡散バリヤを必
要とするガスセンサが設けられている。図4に示した第
1変化形に比べて、フィルタ6と拡散バリヤ21との順
序が逆になっている。したがって拡散バリヤ21がガス
供給装置5の側に位置していて、フィルタ6がセンサ素
子3の側に位置している。
【0044】図5に示した第2変化形では、ガス混合物
中に含まれる被測定ガスが、まずガス供給装置5から前
記両開口41,51を通って拡散バリヤ21に到達し、
この拡散バリヤ21を通過した後にフィルタ6とガス流
入・流出部2とを通ってセンサ素子3にまで到達する。
【0045】図6には、本発明の第2実施例の第3変化
形が断面図で示されており、この場合、やはり拡散バリ
ヤを必要とするガスセンサが設けられている。この場合
にも、図4および図5に示した実施例と同様に上記特性
を有するフィルタ6が設けられている。
【0046】しかし図6の第3変化形では、フィルタ6
がガスセンサの内部で、ガス混合物のための拡散バリヤ
として形成されていないガス流入・流出部2と、センサ
素子3との間に配置されている。フィルタ6はガス流入
・流出部2の側に位置しており、拡散バリヤ21はフィ
ルタ6の、センサ素子3に面した側に設けられている。
【0047】拡散バリヤ21は独立した構成部分として
設けられているか、またはフィルタ6の内面が拡散バリ
ヤを備えているか、または拡散バリヤとして形成されて
いてもよい。
【0048】図6に示した第3変化形では、ガス混合物
中に含まれている被測定ガスが、まずガス供給装置5か
ら前記両開口41,51とガス流入・流出部2とを通っ
てフィルタ6に到達し、このフィルタ6を通過した後に
拡散バリヤ21を通ってセンサ素子3にまで到達する。
【0049】図7には、本発明の第2実施例の第4変化
形が示されており、この場合、やはり拡散バリヤを必要
とするガスセンサが設けられている。この場合にも図4
〜図6に示した変化形の場合と同様に上記特性を備えた
フィルタ6が設けられている。
【0050】このフィルタ6は図6に示した第3変化形
の場合と同様に、やはりガスセンサの内部で、ガス混合
物のための拡散バリヤ21として形成されていてよいガ
ス流入・流出部2と、センサ素子3との間に配置されて
いる。ガス流入・流出部2が拡散バリヤとして形成され
ていない場合には、フィルタ6の、ガス供給装置5に面
した側が拡散バリヤ21を備えているか、または拡散バ
リヤとして形成されていてよい。
【0051】図7に示した第4変化形では、ガス混合物
中に含まれている被測定ガスが、まずガス供給装置5か
ら前記両開口41,51とガス流入・流出部2とを通っ
て拡散バリヤ21に流入し、この拡散バリヤ21を通過
した後にフィルタ6を通ってセンサ素子3にまで到達す
る。
【0052】図6および図7に示した第3変化形および
第4変化形では、図4および図5に示した第1変化形お
よび第2変化形に比べてそれぞれフィルタ6および/ま
たはセンサ素子の選択的な交換可能性が与えられていな
い。それどころか、両者は必ず一緒にしか交換すること
ができない。
【0053】図8〜図14には、図1〜図7に示した各
ガスセンサにおいて使用可能な、特に有利な実施例が断
面図で示されている。これまで一体であると仮定したケ
ーシング1はこの場合、ケーシングカップ11とケーシ
ングカバー12とから成っている。
【0054】図8には、図1に示したガスセンサ10の
特に有利な実施例が示されている。この場合、ケーシン
グカバー12に設けられたガス流入・流出部2は開いて
おり、したがってこのガス流入・流出部2は被測定ガス
のための拡散バリヤを成していない。それに対して図9
には図2に示したガスセンサ10のための特に有利な実
施例が示されており、この場合、ケーシングカバー12
に設けられたガス流入・流出部2は被測定ガスのための
拡散バリヤ21として形成されている。
【0055】図10に示したように、図3に示したガス
センサ装置も、ケーシングカップ11とケーシングカバ
ー12とに分割されたケーシングを用いて実現すること
ができる。中間部材4を介して、ケーシングカバー12
とケーシングカップ11とが、前で説明したように永続
的に機械的に強固に、しかも容易に着脱可能にガス供給
装置5に結合されている。
【0056】図10には図1に示したガスセンサ10を
備えたガスセンサ装置、つまりガス流入・流出部2に拡
散バリヤを有していないガスセンサを備えたガスセンサ
装置が示されているので、ガス混合物中に含まれている
被測定ガスはガス供給装置5から前記両開口41,51
と、ケーシングカバー12に配置されたガス流入・流出
部2とを通ってセンサ素子3にまで到達する。
【0057】図11に示したように、図4に示したガス
センサ装置も、ケーシングカップ11とケーシングカバ
ー12とに分割されたケーシングを用いて実現すること
ができる。中間部材4を介して、ケーシングカバー12
とケーシングカップ11とが互いに整合した両主軸線1
3,43の方向でも永続的に機械的に強固に、しかも容
易に着脱可能にガス供給装置5に結合されている。
【0058】図11には、拡散バリヤを必要とするガス
センサを備えたガスセンサ装置の特に有利な実施例が示
されている。フィルタ6は同じく上記特性を有してい
て、ガス供給装置5から見てケーシングカバー12に設
けられた開口の手前に位置している。フィルタ6の、セ
ンサ素子3に面した側は、拡散バリヤ21を備えている
か、またはそれ自体拡散バリヤ21として形成されてい
る。
【0059】図11に示した実施例の場合にも、ガス混
合物中に含まれている被測定ガスはまずガス供給装置5
から両開口41,51を通ってフィルタ6に到達し、こ
のフィルタ6を通過した後に拡散バリヤ21と、ケーシ
ングカバー12に設けられたガス流入・流出部2とを通
ってセンサ素子3にまで到達する。
【0060】図12に示したように、図5に示したガス
センサ装置も、ケーシングカップ11とケーシングカバ
ー12とに分割されたケーシングを用いて実現すること
ができる。中間部材4を介してケーシングカバー12と
ケーシングカップ11とが、互いに整合した両主軸線1
3,43の方向でも永続的に機械的に強固に、しかも容
易に着脱可能にガス供給装置5に結合されている。
【0061】図12には、拡散バリヤを必要とするガス
センサを備えたガスセンサ装置の特に有利な実施例の断
面図が示されている。フィルタ6はやはり上記特性を有
していて、ガス供給装置5から見てケーシングカバー1
2に設けられた開口の手前に位置している。フィルタ6
の、ガス供給装置5に面した側は、拡散バリヤ21を備
えているか、またはそれ自体拡散バリヤとして形成され
ている。しかし、フィルタ6とは別個の拡散バリヤを設
けることもできる。
【0062】図12に示した特に有利な実施例において
も、ガス混合物中に含まれている被測定ガスは、まずガ
ス供給装置5から両開口41,51を通って拡散バリヤ
21に流入し、この拡散バリヤ21を通過した後にフィ
ルタ6と、ケーシングカバー12に設けられたガス流入
・流出部2とを通ってセンサ素子3にまで到達する。し
たがって、図11および図12に示した特に有利な実施
例においては、既に説明したような永続的に機械的に強
固でしかも容易に着脱可能な固定形式に基づき、フィル
タ6とガスセンサ10とをそれぞれ単独で交換するか、
または一緒に交換することができる。
【0063】図13に示したように、図6に示したガス
センサ装置も、ケーシングカップ11とケーシングカバ
ー12とに分割されたケーシングを用いて実現すること
ができる。中間部材4を介してケーシングカバー12と
ケーシングカップ11とが、互いに整合した両主軸線1
3,43の方向でも永続的に機械的に強固に、しかも容
易に着脱可能にガス供給装置5に結合されている。
【0064】図13には、やはり拡散バリヤを必要とす
るガスセンサを備えたガスセンサ装置のさらに別の特に
有利な実施例の断面図が示されている。フィルタ6はや
はり上記特性を有しているが、しかしケーシングカバー
12の内面に取り付けられていて、ケーシングカバー1
2によって保持されている。このことは、図13に認め
られるようにケーシングカバー12の延長された内縁部
121によって行われると有利である。
【0065】フィルタ6はセンサ素子3に面した側にガ
ス混合物のための拡散バリヤ21を備えているか、また
は拡散バリヤ21として形成されており、それに対して
ケーシングカバーに設けられた開口自体は拡散バリヤを
成していない。
【0066】図13に示した実施例では、ガス混合物中
に含まれる被測定ガスが、まずガス供給装置5から両開
口41,51とガス流入・流出部2とを通ってフィルタ
6に到達し、このフィルタ6を通過した後に拡散バリヤ
21を通ってセンサ素子3にまで到達する。
【0067】図14に示したように、図7に示したガス
センサ装置も、ケーシングカップ11とケーシングカバ
ー12とに分割されたケーシングを用いて実現すること
ができる。中間部材4を介してケーシングカバー12と
ケーシングカップ11とが、互いに整合した両主軸線1
3,43の方向でも永続的に機械的に強固に、しかも容
易に着脱可能にガス供給装置5に結合されている。
【0068】フィルタ6は、ガス供給装置5に面した側
にガス混合物のための拡散バリヤ21を備えているか、
または相応して形成されており、ケーシングカバー11
に設けられた開口自体は拡散バリヤを成していない。
【0069】図14に示したガスセンサ装置の実施例で
は、ガス混合物中に含まれる被測定ガスが、まずガス供
給装置5から両開口41,51とガス流入・流出部2と
を通って拡散バリヤ21に到達し、この拡散バリヤ21
を通過した後にフィルタ6を通ってセンサ素子3にまで
到達する。
【0070】図13および図14に示した実施例では、
必要に応じてフィルタ6と拡散バリヤ21とをケーシン
グカバー12と一緒に取り外して、次いで既に説明し
た、永続的に機械的に強固でしかも容易に着脱可能な固
定形式に基づきフィルタ6および/または拡散バリヤ2
1を交換することができる。
【0071】図8〜図12に示したガスセンサ装置にお
いて、ケーシングカップ11にケーシングカバー12を
密に、しかも着脱可能に嵌合させるためには、範囲60
にOリング(図示しない)を設けることができる。
【0072】図1〜図14において本発明によるガスセ
ンサ装置の原理的な構造を説明したので、以下において
は図15〜図19につき、本発明の別の重要な要点、つ
まりガス供給装置5における、中間部材4を用いたガス
センサ10の永続的に機械的に強固でしかも容易に着脱
可能な固定形式に関して詳しく説明する。図15〜図1
9には、ガスセンサ装置の、前記固定形式に関係する各
構成部分しか図示されていない。この場合、図面を見易
くする目的でケーシングカバーの図示を省略する。
【0073】図15に示した実施例では、互いに整合し
た両主軸線13,43の方向でも永続的に機械的に強固
でしかも容易に着脱可能な固定が、ケーシング1もしく
はケーシングカップ11と中間部材4とのねじ山結合部
7によって行われる。このねじ山結合部7は、たとえば
図示したようにケーシング1もしくはケーシングカップ
11の、ガス流入・流出部2寄りの外面に設けられた雄
ねじ山と、この雄ねじ山に対応する、中間部材4に設け
られた雌ねじ山とから成っている。しかし、ケーシング
1もしくはケーシングカップ11と中間部材4との別の
適当な個所にねじ山結合部を設けることも可能である。
【0074】図16に示した実施例では、互いに整合し
た両主軸線13,43の方向でも永続的に機械的に強固
でしかも容易に着脱可能な固定を、図15に示したねじ
山結合部に対して択一的にさらにバヨネット結合部8に
よって行うことができる。バヨネット結合部8の第1の
部分はケーシング1もしくはケーシングカップ11に設
けられており、第2の部分は中間部材4に設けられてい
る。
【0075】図17に示した実施例では、互いに整合し
た両主軸線13,43の方向でも永続的に機械的に強固
でしかも容易に着脱可能な固定を、図15に示したねじ
山結合部または図16に示したバヨネット結合部に対し
て択一的に、さらにスナップ結合部9によって行うこと
ができる。このスナップ結合部9は中間部材4に一体成
形されていて、ケーシング1もしくはケーシングカップ
11をそれぞれ単独で係止された状態で取り囲んでいる
か、またはケーシング1もしくはケーシングカップ11
をフィルタ6と一緒に、係止された状態で取り囲んでい
る。
【0076】スナップ結合部9は細長いばね弾性的な2
つの閉鎖部材91,92を有していると有利である。両
閉鎖部材91,92は中間部材4の周面に直径方向で互
いに向かい合って位置しており、つまり互いに180゜
だけずらされている。したがって、両閉鎖部材91,9
2と中間部材4とは、1つの一体の構成部分を成してい
る。
【0077】たとえばガスセンサ装置が作動時に振動に
さらされた際に、場合によってはフィルタ6を挟んでガ
スセンサ10と中間部材4とを永続的に確実に結合する
ために両閉鎖部材91,92では不十分となる場合に
は、別の閉鎖部材、特に第3の閉鎖部材を設けることも
できる。これら3つの閉鎖部材はその場合、ガスセンサ
10の周面にそれぞれ互いに120゜の角度でずらされ
て配置されていると望ましい。
【0078】図18に示した実施例では、互いに整合し
た両主軸線13,43の方向でも永続的に機械的に強固
でしかも容易に着脱可能な固定を、図15に示したねじ
山結合部、図16に示したバヨネット結合部または図1
7に示したスナップ結合部に対して択一的に、さらに少
なくとも2つの旋回可能なU字形ばね95,96によっ
て行うことができる。両U字形ばね95,96は、ガス
センサもしくはガスセンサとフィルタとを結合された状
態で取り囲む。U字形ばね95,96の各枢着点は中間
部材4に設けられている。
【0079】2つのU字形ばねが設けられている場合、
両U字形ばねは、中間部材4の周面に直径方向で互いに
向かい合って位置しており、つまり互いに180゜だけ
ずらされている。3つのU字形ばねが設けられている場
合(このことはやはりガスセンサ装置の使用場所が振動
の危険にさらされている場合に必要となる)、これら3
つのU字形ばねは互いに120゜だけずらされて配置さ
れている。
【0080】図19に示した実施例では、互いに整合し
た主軸線13,43の方向でも永続的に機械的に強固で
しかも容易に着脱可能な固定を、図15に示したねじ山
結合部、図16に示したバヨネット結合部、図17に示
したスナップ結合部または図18に示した旋回可能なU
字形ばねに対して択一的に、ガスセンサ10に配置され
た側方の突起98によって行うことができる。この突起
98は、中間部材4に設けられた対応する側方の凹部9
9に突入して係止される。また、ガスセンサ10に凹部
を設け、中間部材に突起を設けることも可能である。
【0081】このような永続的に機械的に強固でしかも
容易に着脱可能な結合形式は、一種のボールジョイント
(Kugelverschluess)の形で形成され
ると特に有利である。この場合、各突起98には、ばね
弾性的に支承されかつ/または保持されたボールが組み
込まれており、このボールは結合時に、対応する凹部9
9に突入して係止され、結合解離時には従動して引き込
まれる。
【0082】図19に示した実施例のさらに別の特に有
利な形は、突起が環状隆起部として形成されていて、凹
部が、この環状隆起部に嵌合する環状溝として形成され
ていることにある。このような永続的に機械的に強固な
結合は手で容易に解離することができ、この場合、ガス
センサ10は中間部材4に向かって少しだけ傾動させら
れるので、両主軸線がもはや整合しなくなり、これによ
り、環状隆起部が環状溝から外れるので、中間部材を引
っ張ることによってガスセンサを分離することができ
る。
【0083】さらに図20には、ガスセンサ装置をどの
ようにして1つのシステムに拡張することができるのか
が示されている。この場合、このシステムを用いると、
所定の最大値と所定の最小値との間にある、単個品毎に
互いに異なる外径を有する円筒状のガスセンサ10を、
一定の内径を有する円筒状の各中間部材と組み合わせる
ことができる。
【0084】このためには、各中間部材4が常に、ガス
センサ外径の最大値に等しい内径を有しており、さらに
各1つの中間リング20が設けられている。この中間リ
ング20の半径方向の幅Bは、中間部材4の内径と、ガ
スセンサ10の各外径との間の差に等しい。それぞれ異
なる外径を有する、このようなガスセンサは、たとえば
種々異なる製造者のものであってよい。
【0085】さらに、単に図20に示したように中間部
材の機械的な安定性のために必要となる場合には、中間
部材の底面が、図3〜図19に示したように唯一つの中
央の開口を有しているのではなく、適当に分配された複
数のガス通過開口を有していると望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスセンサの原理的な構造を示す断面図であ
る。
【図2】ガス流入・流出部に拡散バリヤを備えたガスセ
ンサの原理的な構造を示す断面図である。
【図3】図1に示したガスセンサの第1実施例を示す断
面図である。
【図4】拡散バリヤを必要とするガスセンサを備えた第
2実施例の第1変化形を示す断面図である。
【図5】第2実施例の第2変化形を示す断面図である。
【図6】第2実施例の第3変化形を示す断面図である。
【図7】第2実施例の第4変化形を示す断面図である。
【図8】図1に示したガスセンサで使用可能な特に有利
な実施例を示す断面図である。
【図9】図2に示したガスセンサで使用可能な特に有利
な実施例を示す断面図である。
【図10】図3に示したガスセンサで使用可能な特に有
利な実施例を示す断面図である。
【図11】図4に示したガスセンサで使用可能な特に有
利な実施例を示す断面図である。
【図12】図5に示したガスセンサで使用可能な特に有
利な実施例を示す断面図である。
【図13】図6に示したガスセンサで使用可能な特に有
利な実施例を示す断面図である。
【図14】図7に示したガスセンサで使用可能な特に有
利な実施例を示す断面図である。
【図15】中間部材とガスセンサとの結合形式の第1実
施例を示す断面図である。
【図16】中間部材とガスセンサとの結合形式の第2実
施例を示す断面図である。
【図17】中間部材とガスセンサとの結合形式の第3実
施例を示す断面図である。
【図18】中間部材とガスセンサとの結合形式の第4実
施例を示す断面図である。
【図19】中間部材とガスセンサとの結合形式の第5実
施例を示す断面図である。
【図20】種々異なる直径を有するガスセンサと中間部
材とのための別の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング、 2 ガス流入・流出部、 3 セン
サ素子、 4 中間部材、 5 ガス供給装置、 6
フィルタ、 7 ねじ山結合部、 8 バヨネット結合
部、 9 スナップ結合部、 10 ガスセンサ、 1
1 ケーシングカップ、 12 ケーシングカバー、
13 第1の主軸線、 20 中間リング、 21 拡
散バリヤ、 31 電解質、 32 作業電極、 33
基準・対向電極、 32′,33′,34′ 外部リ
ード線、 34 第3の電極、40 固定部、 41
開口、 43 第2の主軸線、 50 結合部、 51
開口、 60 範囲、 91,92 閉鎖部材、 9
5,96 U字形ばね、98 突起、 99 凹部、
121 内縁部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気化学的なガスセンサ装置において、 ―第1の主軸線を有するガスセンサ(10)が設けられ
    ており、 ―第1の主軸線と整合する第2の主軸線を有する中間部
    材(4)が設けられており、 ―前記ガスセンサ(10)が、ガス流入・流出部(2)
    を備えたケーシング(1)内にセンサ素子(3)を有し
    ており、 ―該センサ素子(3)が、電解質(31)と、それぞれ
    外部リード線(32′,33′)を備えた少なくとも1
    つの作業電極(32)と基準・対向電極(33)とを有
    しており、 ―前記中間部材(4)を介してガスセンサ(10)が、
    測定したい被測定ガスを含有するガス混合物のためのガ
    ス供給装置(5)に、互いに整合する前記両主軸線の方
    向でも永続的に機械的に強固にしかも容易に着脱可能
    に、ただしこのために補助手段を使用する必要なしに固
    定されていることを特徴とする、電気化学的なガスセン
    サ装置。
  2. 【請求項2】 フィルタ(6)が設けられていて、 ―該フィルタ(6)が、当該ガスセンサ装置を用いて測
    定したい被測定ガスをほぼ完全に通過させるが、しかし
    それ以外の、被測定ガスに対して付加的にセンサ素子
    (3)によって感知される別のガスをほぼ完全に引き留
    めるようになっており、 ―前記フィルタ(6)が、測定したい被測定ガスのため
    の拡散バリヤを成していないガス流入・流出部(2)
    と、中間部材(4)との間に配置されている、請求項1
    記載のガスセンサ装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルタ(6)が、ガス供給装置
    (5)またはセンサ素子(3)に面した側に、ガス混合
    物のための拡散バリヤ(21)を備えている、請求項2
    記載のガスセンサ装置。
  4. 【請求項4】 フィルタ(6)が設けられており、 ―該フィルタ(6)が、当該ガスセンサ装置を用いて測
    定したい被測定ガスをほぼ完全に通過させるが、しかし
    それ以外の、被測定ガスに対して付加的にセンサ素子
    (3)によって感知される別のガスをほぼ完全に引き留
    めるようになっており、 ―前記フィルタ(6)が、被測定ガスのための拡散バリ
    ヤ(21)として形成されているガス流入・流出部
    (2)と、中間部材(4)との間に配置されている、請
    求項1記載のガスセンサ装置。
  5. 【請求項5】 フィルタ(6)が設けられていて、 ―該フィルタ(6)が、当該ガスセンサ装置を用いて測
    定したい被測定ガスをほぼ完全に通過させるが、しかし
    それ以外の、被測定ガスに対して付加的にセンサ素子
    (3)によって感知される別のガスをほぼ完全に引き留
    めるようになっており、 ―前記フィルタ(6)が、ガスセンサ(10)の内部
    で、該ガスセンサ(10)の、ガス混合物のための拡散
    バリヤ(21)として形成されたガス流入・流出部
    (2)と、センサ素子(3)との間に配置されている
    か、または ―前記フィルタ(6)が、ガスセンサ(10)の内部
    で、該ガスセンサ(10)の、ガス混合物のための拡散
    バリヤ(21)を成していないガス流入・流出部(2)
    と、センサ素子(3)との間に配置されており、 ―後者の場合、前記フィルタ(6)が、やはり拡散バリ
    ヤを有していないか、または ―後者の場合、前記フィルタ(6)が、ガス供給装置
    (5)またはセンサ素子(3)に面した側に、ガス混合
    物のための拡散バリヤ(21)を備えている、請求項1
    記載のガスセンサ装置。
  6. 【請求項6】 ガスセンサ(10)と中間部材(4)と
    が、ねじ山結合部(7)を介して、互いに整合する前記
    両主軸線(13,43)の方向でも永続的に機械的に強
    固にしかも容易に着脱可能に、ただしこのために補助手
    段を使用する必要なしに互いに結合されている、請求項
    1から5までのいずれか1項記載のガスセンサ装置。
  7. 【請求項7】 ガスセンサ(10)が、バヨネット結合
    部(8)の第1の部分を備えており、中間部材(4)
    が、バヨネット結合部(8)の対応する第2の部分を備
    えている、請求項1から5までのいずれか1項記載のガ
    スセンサ装置。
  8. 【請求項8】 中間部材(4)がスナップ結合部(9)
    を備えており、該スナップ結合部(9)が、ガスセンサ
    (10)もしくはガスセンサ(10)とフィルタ(6)
    とを係止された状態で取り囲んでいる、請求項1から5
    までのいずれか1項記載のガスセンサ装置。
  9. 【請求項9】 中間部材(4)が、旋回可能なU字形ば
    ね(95,96)を備えており、該U字形ばね(95,
    96)が、ガスセンサ(10)もしくはガスセンサ(1
    0)とフィルタ(6)とを結合された状態で取り囲んで
    いる、請求項1から5までのいずれか1項記載のガスセ
    ンサ装置。
  10. 【請求項10】 ガスセンサ(10)が、側方に突起
    (98)または凹部を備えており、該突起(98)また
    は凹部が、中間部材(4)に設けられた対応する側方の
    凹部(99)または突起に係合して係止されている、請
    求項1から5までのいずれか1項記載のガスセンサ装
    置。
  11. 【請求項11】 前記突起が環状隆起部として形成され
    ており、前記凹部が前記環状隆起部に嵌合する環状溝と
    して形成されている、請求項10記載のガスセンサ装
    置。
  12. 【請求項12】 ガスセンサが円筒状に形成されてお
    り、中間部材が円筒状に形成されている、請求項1から
    11までのいずれか1項記載のガスセンサ装置。
  13. 【請求項13】 ケーシング(1)が、ケーシングカッ
    プ(11)とケーシングカバー(12)とから成ってい
    る、請求項1から12までのいずれか1項記載のガスセ
    ンサ装置。
  14. 【請求項14】 前記フィルタ(6)が、ケーシングカ
    バー(12)の内側に保持されている、請求項5から1
    2までのいずれか1項記載のガスセンサ装置。
  15. 【請求項15】 請求項12から14までのいずれか1
    項記載の電気化学的なガスセンサ装置から成る、ガスセ
    ンサのためのシステムにおいて、ガスセンサが、単個品
    毎に所定の最大値と所定の最小値との間にある値を有す
    る種々異なる外径を有しており、 ―中間部材(4)が設けられていて、該中間部材(4)
    の内径が、ガスセンサ外径の最大値に等しく形成されて
    おり、 ―各中間リング(20)が設けられていて、該中間リン
    グ(20)の半径方向の幅(B)が、中間部材の内径
    と、ガスセンサの各外径との間の差に等しく形成されて
    いることを特徴とする、ガスセンサのためのシステム。
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