JPH106860A - インナーミラー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】外観デザインを害することなく受信機の広域な
作動エリアを確保できるアンテナを備え、しかも熱に強
いインナーミラーを提供する。 【解決手段】インナーミラー３は、収容凹部１２ａが形
成されたハウジング１２とそのハウジング１２の開口部
１２ｃに配設された光を反射する反射鏡１３を備えてい
る。そして、金属板１６は、ハウジング１２の背部の近
傍に配設され、その背部に当たる直射日光からの熱を遮
断するとともに送信機２から送信された電波を受信する
アンテナ５としての機能を備えている。受信回路６は、
アンテナ５としての機能を備えた金属板１６と電気的に
接続され、同金属板１６から受信信号を入力する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はインナーリアビュー
ミラー（以下、単にインナーミラーという）に係り、詳
しくは、車両に設けられたリモートコントロール装置の
送信機から発せられた電波を受信するアンテナを備えた
インナーミラーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、車両外の近傍から遠隔操作により
ドアの施錠・解錠を行なうリモートコントロール装置が
提案されている。同装置の送信機には、予め設定された
識別コードが記憶され、キー等に備えられた操作ボタン
の操作に基づいて識別コードを送信する。

【０００３】一方、前記装置の受信機は、自動車内であ
って、一般的にインストルメントパネル内又はシート下
等に備えられている。受信機にはアンテナが内蔵されて
いている。受信機は、そのアンテナを介して送信機から
送信された識別コードを受信し、その識別コードと、予
め設定され記憶された判別コードとを比較する。そし
て、識別コードと判別コードとが一致すると、受信機
は、施錠・解錠に対応した信号を出力し、その各信号に
基づいてドアの施錠・解錠を行うようになっている。

【０００４】しかしながら、上記した受信機のアンテナ
は、インストルメントパネル内又はシート下等に備えら
れているため、送信機からの電波が車体による電磁シー
ルド効果を受ける。そのため、同アンテナの受信感度は
良くない。

【０００５】従って、送信機からの電波が車体による電
磁シールド効果を受けないために、アンテナは、車内の
ルーフ部に備えることが考えられる。例えば、実開平７
−９６５３号公報に開示されているアンテナは、伸縮可
能なロッドアンテナであって、車内に備えられたインナ
ーミラーのミラー本体を支持するミラー支持部内に収容
されている。このアンテナは、使用時にはフロントガラ
スのガラス面に沿って下方に伸ばされる。

【０００６】又、実開平３−９４８１６号公報に開示さ
れているアンテナは、車内のインナーミラーの背部に備
えられたプレートに導電性の材質を所定のパターンをも
って接着して形成されている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した実
開平７−９６５３号公報及び実開平３−９４８１６号公
報に開示されているアンテナは、送信機からの電波が車
体による電磁シールド効果を受けないので、同アンテナ
の受信感度は良くなるが、外観デザイン等の点で問題が
あり好ましくない。特に、実開平７−９６５３号公報に
開示されているアンテナはロッドアンテナであるので、
使用毎に伸縮する必要があって非常に面倒である。

【０００８】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、外観デザインを害する
ことなく受信機の広域な作動エリアを確保できるアンテ
ナを備え、しかも熱に強いインナーミラーを提供するこ
とにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項１に記載の発明は、収容凹部が形成されたハ
ウジングとそのハウジングの開口部に配設された光を反
射する反射体を備えたインナーミラーにおいて、前記ハ
ウジングの背部の近傍に配設され、その背部に当たる直
射日光からの熱を遮断するとともに送信機から送信され
た電波を受信するアンテナとしての機能を備えた導電性
遮熱板と、前記アンテナとしての機能を備えた導電性遮
熱板と電気的に接続され、同遮熱板から受信信号を入力
する受信回路とを備えた。

【００１０】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
のインナーミラーにおいて、前記導電性遮熱板に所定間
隔を以って対向して配置され接地された地板と、前記導
電性遮熱板の一部に接続固定されるとともに、前記地板
に接続される第１の導電性支持部材と、前記導電性遮熱
板の一部に前記第１の導電性支持部材と所定間隔を以っ
て接続固定されるとともに、前記導電性遮熱板と前記地
板との間に設けられた給電点から受信信号を出力するよ
うにした第２の導電性支持部材とからなる。

【００１１】請求項３に記載の発明は、請求項１又は２
に記載のインナーミラーにおいて、前記反射体は、透明
体とその透明体に接合された導電性の反射膜とからな
り、前記反射膜を接地し送信機から送信された電波を受
信するアンテナとしての機能を備えた前記導電性遮熱板
の地板とした。

【００１２】従って、請求項１に記載の発明によれば、
導電性遮熱板は、ハウジングの背部の近傍に配設され、
その背部に当たる直射日光からの熱を遮断するとともに
送信機から送信された電波を受信するアンテナとしての
機能を備えている。受信回路は、電気的に接続された導
電性遮熱板（アンテナ）から受信信号を入力する。

【００１３】請求項２に記載の発明は、地板は、導電性
遮熱板に所定間隔を以って対向して配置され接地され
る。第１の導電性支持部材は、導電性遮熱板の一部に接
続固定されるとともに地板に接続される。第２の導電性
支持部材は、導電性遮熱板の一部に第１の導電性支持部
材と所定間隔を以って接続固定されるとともに、導電性
遮熱板と地板との間に設けられた給電点から受信信号を
出力する。即ち、導電性遮熱板及び第１，第２の導電性
支持部材によって逆Ｆ型アンテナが構成される。

【００１４】又、請求項３に記載の発明によれば、反射
体は、透明体とその透明体に接合された導電性の反射膜
とからなり、反射膜は接地される。そして、導電性遮熱
板（アンテナ）の地板は、その接地された導電性の反射
膜によって構成される。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
一形態を図１〜図３に従って説明する。図２は、自動車
のドア（図示しない）の施錠・解錠を遠隔操作にて行な
うリモートコントロール装置１の電気的構成を示す。携
帯用の送信機２には、操作スイッチ２ａが設けられてい
る。送信機２は、操作スイッチ２ａの操作に基づいて、
メモリ（図示しない）に予め記憶された識別コードを読
み出し、その識別コードを変調した後、その変調した識
別コードを後述するインナーミラー３に収容された受信
機４に送信する。

【００１６】受信機４は、アンテナ５と受信回路６とか
ら構成されている。受信回路６は、アンテナ５を介して
送信機２から送信された識別コードを受信し、その受信
した識別コードを復調、波形成形、即ち、ディジタル化
を行って、処理回路７へ出力する。

【００１７】処理回路７には、その内部にメモリ（図示
しない）が設けられており、判別コードが予め記憶され
ている。処理回路７は、受信回路６から識別コードを入
力すると、メモリに記憶されている判別コードを読み出
して、その判別コードと識別コードとを比較する。そし
て、処理回路７は、両コードが一致した場合にのみ、ア
クチュエータ８に駆動信号を出力する。アクチュエータ
８は、処理回路７からの駆動信号に基づいて駆動し、そ
の駆動によって自動車の各ドアが施錠又は解錠される。

【００１８】次に、インナーミラー３に設けた受信機４
の構成について説明する。図３は、インナーミラー３を
示す。自動車のルーフ（図示しない）前方下面には、イ
ンナーミラー３のスティ９が固定されている。スティ９
は、中空状をなしていて、その内部に受信回路６と処理
回路７とを結ぶ接続コード１０が収容されている。又、
スティ９には、ミラー本体１１が予め定められた範囲内
で回動可能に支持されている。そして、運転者等は、自
動車後方の視界を確保すべくミラー本体１１をその範囲
内で回動させ調節する。

【００１９】図１は、ミラー本体１１を示す。ミラー本
体１１は、ハウジング１２、反射体としての反射鏡１
３、枠１４、前記受信回路６を形成する回路基板１５、
及び、導電性遮熱板としての金属板１６等によって構成
されている。ハウジング１２は、湾曲した形状をなして
おり、その内部には回路基板１５及び金属板１６等を収
容するための収容凹部１２ａが形成されている。このハ
ウジング１２には、上部及び下部にそれぞれ相対向する
ように複数個の通気口１２ｂが透設されている。通気口
１２ｂは、ハウジング１２の内部と外部の空気を流通さ
せハウジング１２内部の昇温防止を図っている。

【００２０】前記ハウジング１２の前面側にある開口部
１２ｃには、その開口部１２ｃとほぼ同形状をした反射
鏡１３を支持する枠１４が取り付けられている。反射鏡
１３は、例えばガラス板などの透明板１７、その透明板
１７の裏面に形成された反射膜１８、その反射膜１８の
裏面に形成された同反射膜１８を保護する保護膜１９と
からなる。この反射膜１８は、例えば、銀、アルミニュ
ウム、クロム等の導電性の物質によって形成されてい
る。

【００２１】前記反射鏡１３の裏面には、保護膜１９の
一部を切り欠いた切欠部１９ａが設けられている。この
切欠部１９ａには、第１の導電性支持部材（以下、単に
第１の支持部材という）２０の一端が反射膜１８にほぼ
垂直に接続固定されている。即ち、第１の支持部材２０
は、反射膜１８に電気的に接続されている。又、第１の
支持部材２０の他端は、前記回路基板１５のスルーホー
ル１５ａを介して金属板１６の一端に接続固定されてい
る。

【００２２】前記金属板１６は、前記ハウジング１２の
開口部１２ｃとほぼ同形状をなしている。金属板１６
は、前記受信回路６を形成する回路基板１５の裏面側
（図３において右側）に前記反射膜１８にほぼ平行とな
るように前記ハウジング１２内部に支持されている。つ
まり、金属板１６は、回路基板１５の裏面側に配置され
ることにより主にハウジング１２の背部に当たる直射日
光による熱を遮断する。その結果、回路基板１５にまで
熱が伝わるのを金属板１６によって遮断し、この熱を前
記ハウジング１２に形成された通気口１２ｂより放出す
ることによって受信回路６の温度上昇を低減する。

【００２３】又、前記金属板１６には、第１の支持部材
２０と間隔Ｌ１を以って平行に第２の導電性支持部材
（以下、単に第２の支持部材という）２１の一端が接続
固定されている。この第２の支持部材２１の他端は前記
回路基板１５に貫挿固定されている。そして、回路基板
１５は、第１，第２の支持部材２０，２１によって金属
板１６と間隔Ｌ２を以って支持されている。

【００２４】回路基板１５は、２層のプリント配線板で
あって、その片面側（ハウジング１２側）に導体層２２
が形成されている。導体層２２が形成されていない側の
面には、導体配線パターンが形成されており、それらに
は受信回路６を構成する各種電子部品２３がはんだ付け
されている。尚、この各種電子部品２３は、回路基板１
５に適宜貫通形成されたスルーホール（図示しない）を
介して導体層２２及びその導体層２２に実装されたコネ
クタ２４に接続されている。このコネクタ２４は、前記
ハウジング１２よりのびる接続コード１０に接続されて
いる。そして、受信回路６は、コネクタ２４及び接続コ
ード１０を介して前記処理回路７に接続されている。

【００２５】又、前記第１の支持部材２０は、導体層２
２、コネクタ２４、及び、接続コード１０を介して接地
されている。つまり、第１の支持部材２０に接続された
反射膜１８は接地される。又、前記第２の支持部材２１
は、導体層２２及びスルーホールを介して受信回路６を
構成する各種電子部品２３に接続されている。

【００２６】そして、本実施の形態では、上記した金属
板１６及び第１，第２の支持部材２０，２１にて前記ア
ンテナ５を構成している。又、第１の支持部材２０が接
続された回路基板１５上の接地された導体層２２及び反
射膜１８は、アンテナ５に対しての地板（アース板）と
なる。ちなみに、このアンテナ５は、その形状から一般
的に逆Ｆ型アンテナといわれている。逆Ｆアンテナは、
小型で高利得が得られる優れた特徴がある。又、地板と
しての機能を果たす接地された反射膜１７は比較的広面
積であるので、アンテナ５はより高いミラー効果を得る
ことができアンテナ５の利得を向上できる。そして、第
１の支持部材２０と導体層２２との第１の接続点Ｎ１は
アンテナ５のグランドであって、第２の支持部材２１と
導体層２２との第２の接続点Ｎ２はアンテナ５の給電点
となる。つまり、アンテナ５は、送信された電波を受信
し、第２の接続点（給電点）Ｎ２からその受信信号を各
種電子部品２３からなる受信回路６に供給するようにな
っている。

【００２７】ところで、前記アンテナ５のインピーダン
スは、前記受信回路６の入力インピーダンスとの整合を
取るため、５０Ω程度とする必要がある。そこで、アン
テナ５は、第１，第２の支持部材２０，２１の間隔Ｌ１
及び金属板１６と回路基板１５との間隔Ｌ２を所定の値
で構成している。

【００２８】尚、本実施の形態では、受信される電波と
しては、リモートコントロール装置１の送信機２からの
電波の他に、テレビ放送波、ラジオ放送波等があり、こ
れらの電波を本実施の形態のアンテナ５によって受信す
ることも可能である。しかしながら、各放送波は、種々
の周波数帯を用いているため、それぞれの周波数帯の電
波を平均的に受信する必要がある。その結果、ある周波
数帯によっては、最適な受信感度よりも低くなってしま
う。逆にいえば、好適な受信感度を得るためには、第
１，第２の支持部材２０，２１の間隔Ｌ１及び金属板１
６と回路基板１５との間隔Ｌ２を周波数帯によって変え
てやる必要がある。

【００２９】しかし、上記したリモートコントロール装
置１の送信機２からの電波は、単一の周波数を用いてい
るため、前記両間隔Ｌ１，Ｌ２をその単一の周波数にの
み合わせればよく、その間隔Ｌ１，Ｌ２を容易に決定す
ることができる。

【００３０】上記したように、本実施の形態の特徴を以
下に述べる。 （１）受信機４のアンテナ５をインナーミラー３内部に
設けたことで、送信機２からの電波が車体の電磁シール
ド効果を受けず、アンテナ５の受信感度は非常によい。

【００３１】（２）アンテナ５は、インナーミラー３内
部に収容されているので、外観デザインを害しない。 （３）アンテナ５は、逆Ｆアンテナで構成されているの
でより高い利得を得ることができる。

【００３２】（４）インナーミラー３内部に受信回路６
を配設し、同回路６にアンテナ５が直接接続されるの
で、同軸ケーブルを用いることなく構成でき、低コスト
化を図ることができる。

【００３３】（５）アンテナ５は、回路基板１５の裏面
側に金属板１６にて形成したので、主にインナーミラー
３背部に当たる直射日光による熱を遮断する。その結
果、回路基板１５にまで熱が到るのを金属板１６によっ
て遮断し、この熱を前記ハウジング１２に形成された通
気口１２ｂより放出することによって受信回路６の温度
上昇の低減を図ることができる。

【００３４】（６）アンテナ５は、第１，第２の支持部
材２０，２１の間隔Ｌ１及び金属板１６と回路基板１５
との間隔Ｌ２を変更するだけで、そのインピーダンスを
容易に調整することができる。

【００３５】（７）地板としての機能を果たす接地され
た反射膜１７は比較的広面積であるので、アンテナ５は
より高いミラー効果を得ることができアンテナ５の利得
が向上できる。

【００３６】尚、本発明は以下のように変更してもよ
く、その場合にも同様の作用及び効果が得られる。 （１）上記実施の形態では、アンテナ５は、一般的なイ
ンナーミラー３内部に構成したが、夜間走行時に後方車
のヘッドランプ等の眩しい光をインナーミラー部のセン
サで検知して、インナーミラーの反射光を自動的に低減
する自動防眩ＥＣ（エレクトロクロミック）ミラーに構
成してもよい。又、そのとき、自動防眩ＥＣミラーに内
蔵されたＥＣ回路等と受信回路６を一体的に構成しても
よい。

【００３７】（２）上記実施の形態では、処理回路７
は、インナーミラー３とは別に車体の内部に設けたが、
インナーミラー３に収容してもよい。又、処理回路７を
受信回路６と一体型としてもよい。

【００３８】（３）上記実施の形態では、アンテナ５は
逆Ｆ型アンテナにて構成したが、これに限定されるもの
ではない。例えば、板状モノポール型アンテナ、板状ダ
イポール型アンテナ等で構成してもよい。

【００３９】（４）上記実施の形態では、第１の支持部
材２０に反射膜１７を電気的に接続し反射膜１７を地板
（アース板）としての機能を持たせたが、特に接続しな
くてもよい。又、地板を別部材によって構成してもよ
い。

【００４０】（５）上記実施の形態では、導電性遮熱板
として金属板１６を用いたが、非金属製板材の表面にめ
っき等による金属層を形成したものであってもよい。 （６）上記実施の形態では、アンテナ５は、自動車のド
アの施錠・解錠を行なうリモートコントロール装置１の
受信機４に用いたが、これに限定されるものではない。
例えば、エンジンの始動・停止を行なうリモートコント
ロール装置の受信機に用いてもよい。

【００４１】以上、この発明の実施の形態について説明
したが、実施の形態から把握できる請求項以外の技術的
思想について、以下にそれらの効果とともに記載する。 （イ）請求項１〜３に記載のインナーミラーにおいて、
前記導体性遮熱板と前記ハウジングの背部内壁面との間
に空隙が確保され、その空隙の空気を換気するべく同ハ
ウジングに通気口を設けたインナーミラー。このように
構成すれば、導体性遮熱板によって遮断された熱は、ハ
ウジングに形成された通気口より放出される。従って、
受信回路の温度上昇が確実に低減できる。

【００４２】

【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、外
観デザインを害することなく受信機の広域な作動エリア
を確保できるアンテナを備え、しかも熱に強いインナー
ミラーを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本実施の形態におけるインナーミラーの要部
断面図。

【図２】 リモートコントロール装置の電気的構成図。

【図３】 インナーミラーの斜視図。

【符号の説明】

２…送信機、５…アンテナ、６…受信回路、１２…ハウ
ジング、１２ａ…収容凹部、１２ｃ…開口部、１３…反
射体としての反射鏡、１５…回路基板、１６…導電性遮
熱板としての金属板、１７…透明板、１８…地板として
の導電性の反射膜、２０…第１の導電性支持部材、２１
…第２の導電性支持部材、２２…導体層、Ｌ１，Ｌ２…
所定間隔、Ｎ２…給電点。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 収容凹部（１２ａ）が形成されたハウジ
   ング（１２）とそのハウジング（１２）の開口部（１２
   ｃ）に配設された光を反射する反射体（１３）を備えた
   インナーミラーにおいて、 前記ハウジング（１２）の背部の近傍に配設され、その
   背部に当たる直射日光からの熱を遮断するとともに送信
   機（２）から送信された電波を受信するアンテナ（５）
   としての機能を備えた導電性遮熱板（１６）と、 前記アンテナ（５）としての機能を備えた導電性遮熱板
   （１６）と電気的に接続され、同遮熱板（１６）から受
   信信号を入力する受信回路（６）とを備えたインナーミ
   ラー。
2. 【請求項２】 請求項１に記載のインナーミラーにおい
   て、 前記導電性遮熱板（１６）に所定間隔（Ｌ２）を以って
   対向して配置され接地された地板（１８，２２）と、 前記導電性遮熱板（１６）の一部に接続固定されるとと
   もに、前記地板（１８，２２）に接続される第１の導電
   性支持部材（２０）と、 前記導電性遮熱板（１６）の一部に前記第１の導電性支
   持部材（２０）と所定間隔（Ｌ１）を以って接続固定さ
   れるとともに、前記導電性遮熱板（１６）と前記地板
   （１４）との間に設けられた給電点（Ｎ２）から受信信
   号を出力するようにした第２の導電性支持部材（２１）
   とからなるインナーミラー。
3. 【請求項３】 請求項１又は２に記載のインナーミラー
   において、 前記反射体（５）は、 透明体（１７）とその透明体（１７）に接合された導電
   性の反射膜（１８）とからなり、 前記反射膜（１８）を接地し送信機（２）から送信され
   た電波を受信するアンテナ（５）としての機能を備えた
   前記導電性遮熱板（１６）の地板としたインナーミラ
   ー。