JPH1068396A - ターボポンプ - Google Patents

ターボポンプ

Info

Publication number
JPH1068396A
JPH1068396A JP22566996A JP22566996A JPH1068396A JP H1068396 A JPH1068396 A JP H1068396A JP 22566996 A JP22566996 A JP 22566996A JP 22566996 A JP22566996 A JP 22566996A JP H1068396 A JPH1068396 A JP H1068396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
seal
plenum
balance
impeller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP22566996A
Other languages
English (en)
Inventor
Akitoshi Masuda
精鋭 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP22566996A priority Critical patent/JPH1068396A/ja
Publication of JPH1068396A publication Critical patent/JPH1068396A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バランスディスクによるスラスト力の平衡を
容易にし、故障発生を少なくし長寿命化を図り、ポンプ
の小型化及び、軽量化を図ること。 【解決手段】 ケーシングの内部に、インペラと、該イ
ンペラに発生するスラスト力を打ち消すバランスディス
クと、インペラ及びバランスディスクを一体回転させる
回転軸と、バランスディスクに作用する圧力流体を排出
する放圧流路と、バランスディスクと放圧流路との間に
配されバランスディスクに作用する圧力をリーク量によ
り調整するシール部とを具備し、シール部がラビリンス
シールとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターボポンプに係
り、特にモータ一体型ターボポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】駆動源である電動モータと液体燃料ポン
プとを一体化したターボポンプにあっては、電動モータ
の回転軸にターボポンプを直接連結することにより、小
型軽量化を図ることができる。
【0003】そして、モータ一体型のターボポンプにあ
って、高温となり易い電動モータの冷却をする場合に
は、ステータの外周に冷却流路を形成して液状の冷媒
(例えば液体燃料)を流すことによって行われる。
【0004】また、電動モータにおける軸受け部を潤滑
する方法として、液体燃料と切り離して、別に潤滑油を
軸受け部に送り込むことが行なわれる。この場合にあっ
ては、液体燃料に潤滑油が混入しないように、回転部分
に接触型のメカニカルシールが必要になる。
【0005】このようなターボポンプは、インペラの両
面に受ける圧力の差によりスラスト力が発生するため、
インペラ回転軸にバランスディスクを設けてスラスト力
を相殺している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】スラスト力を平衡させ
るためには、バランスディスクに作用する圧力流体を、
圧力の低い外部やモータの潤滑部等に漏出(リーク)さ
せるとともに、このリーク量をオリフィス等で調整する
ことが必要であるが、一般的なオリフィスまたは絞り穴
であると、リーク量と間隙とが比例関係にあるため、間
隙の大きさを変えずにリーク量を調整することが困難に
なる。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、以下の目的を達成しようとするものである。 バランスディスクによるスラスト力の平衡を容易にす
ること。 故障発生を少なくし長寿命化を図ること。 ポンプの小型化及び、軽量化を図ること。
【0008】
【課題を解決するための手段】ケーシングの内部には、
インペラと、該インペラに発生するスラスト力を打ち消
すためのバランスディスクと、モータとが、共通の回転
軸により一体回転状態に配される。バランスディスクに
作用する圧力流体は、放圧流路により外部及びモータ内
部の潤滑部等に排出され、バランスディスクと放圧流路
との間にシール部が配されて、バランスディスクに作用
する圧力をリーク量により調整するとともに、シール部
としてラビリンスシールが採用され、複数段の固定オリ
フィスにより間隙が複数段同一に設定される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るターボポンプ
の一実施形態を、図面に基づいて説明する。図1及び図
2において、符号1は燃料ポンプ(ターボポンプ)、2
は電動モータ、3は燃料供給系、4は燃料消費系、5は
回転軸、6はケーシングである。
【0010】燃料ポンプ1は、遠心ポンプが適用され、
燃料供給系3から送られる液体燃料を吸引し加圧状態に
して燃料消費系4に供給するとともに、液体燃料の一部
を電動モータ2に分岐させて冷却及び潤滑を図るもので
あり、ケーシング6の内部は、電動モータ2と共通の回
転軸5と一体のインペラ11と、該インペラ11によっ
て加圧された液体燃料を燃料消費系4に送り出すための
吐出部12と、該吐出部12に接続状態のボリュート1
3と、該ボリュート13の圧力流体を導く絞り穴14
と、該絞り穴14に接続状態の圧設定用プレナム部15
と、該圧設定用プレナム部15の圧力を受けるバランス
ディスク16と、圧設定用プレナム部15に接続状態の
圧力解放プレナム部17と、圧設定用プレナム部15、
圧力解放プレナム部17の間に介在状態に配され、かつ
バランスディスク16に一体形成されるシール部18
と、圧力解放プレナム部17に接続され流体をモータ2
の内部の潤滑系、冷却系又は外部に導くための放圧流路
19とを有している。
【0011】シール部18は、固定オリフィス18aが
複数段配されたラビリンスシールとされ、該固定オリフ
ィス18aは、ケーシング6の内部に配される内向フラ
ンジ部6aに対して小間隙を明けて配される。また、各
固定オリフィス18aと内向フランジ部6aとの間隙は
同一に設定される。
【0012】前記電動モータ2は、その回転軸5に接続
されるロータ21と、前記放圧流路19と接続されロー
タ21を収納するステータ22の内部空間23と、該内
部空間23にあってケーシング6との間に介在状態とさ
れる軸受部24と、内部空間23の両端部に形成され外
部に接続されるための燃料排出穴25とを具備するもの
とされる。
【0013】このような構造の燃料ポンプ1にあって
は、電動モータ2を作動させることにより、回転力が回
転軸5を介して燃料ポンプ1に伝達され、燃料ポンプ1
が運転状態となることによって生じた加圧状態の流体
は、吐出部12から燃料消費系4に移送されるものとな
る。
【0014】その際に、吐出部12の圧力流体の一部
が、図1に白ヌキ矢印で示すように、ボリュート13、
絞り穴14、圧設定用プレナム部15、圧力解放プレナ
ム部17を順次経由して放圧流路19に送り出されるの
であるが、シール部18が完全に閉塞状態となっている
と仮定したときは、圧設定用プレナム部15の圧力がボ
リュート13の圧力と等しくなり、シール部18が完全
開放状態となっているときは、圧設定用プレナム部15
の圧力が絞り穴14によって絞られた流量に基づいて設
定され最も低圧となる。従って、シール部18における
固定オリフィス18aと内向フランジ6aとの間隙を設
定することにより圧設定用プレナム部15の圧力、言い
換えるとバランスディスク16の反スラスト力を調整す
ることができる。
【0015】〔バランスディスクによるスラスト力の設
定について〕図3に示す模式図により、スラスト力の平
衡状態を説明する。ここでは、インペラ11の部分をピ
ストンSとし、燃料ポンプ1の作動時に発生する吐出圧
力をPH とすると、この吐出圧力PH は、ピストンSを
右方向に押す力を発生させるとともに、絞り穴14を経
由して圧設定用プレナム部15にリークする流れを形成
する。この圧設定用プレナム部15の内部圧力をPM
すると、インペラ11とバランスディスク16とが一体
化されているために、内部圧力PM があたかもピストン
Sのサーボ圧となるように働き、内部圧力PM は、シー
ル部18の間隙の大きさによって設定される。
【0016】つまり、シール部18の間隙が小さい場合
には内部圧力PM によるピストンSの左方向への押す力
が上回ってピストンSを左方向へ移動させようとし、シ
ール部18の間隙が大きい場合には、内部圧力PM が小
さくなって吐出圧力PH によるピストンSを右方向へ押
す力が大きくなってシール部18の間隙を小さくするよ
うに働き、この結果、ピストンSとバランスディスク1
6とによるスラスト力の平衡作用が生じる。
【0017】加えて、 シール部18におけるリーク量
は、固定オリフィス18aの段数の平方根の逆数に比例
して設定されるため、固定オリフィス18aの高さを一
定にした場合にあっても、段数の増減によりシール部1
8におけるリーク量を任意に設定することができる。ま
た、絞り穴14にラビリンスシールを配することも可能
である。
【0018】
【発明の効果】本発明のターボポンプによれば、以下の
効果を奏する。 (1)シール部としてラビリンスシールを採用すること
により、間隙が複数段となり、バランスディスクによる
スラスト力の平衡を容易におこなうことができる。 (2)間隙を複数段とすることにより、1つの間隙を大
きくして接触により摩耗現象の発生を低減し長寿命化を
図ることができる。 (3)上記により、回転を円滑にしつつリークする流体
量を調節することができる。 (4)ラビリンスシールの段数を増加させることによ
り、バランスディスクの反スラスト力を大きくし、その
分小型化及び、軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るターボポンプの一実施形態を示
す要部を拡大した正断面図である。
【図2】 本発明に係るターボポンプの一実施形態を示
しブロック図を併設した正断面図である。
【図3】 本発明に係るターボポンプにおけるバランス
ディスクによるスラスト力の平衡状況を説明する模式図
である。
【符号の説明】
1…燃料ポンプ(ターボポンプ),2…電動モータ,3
…燃料供給系,4…燃料消費系,5…回転軸,6…ケー
シング,6a…内向フランジ部,11…インペラ,12
…吐出部,13…ボリュート,14…絞り穴,15…圧
設定用プレナム部,16…バランスディスク,17…圧
力解放プレナム部,18…シール部,18a…固定オリ
フィス,19…放圧流路,21…ロータ,22…ステー
タ,23…内部空間,24…軸受部,25…燃料排出
穴,S…ピストン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(6)の内部に、インペラ
    (11)と、該インペラに発生するスラスト力を打ち消
    すバランスディスク(16)と、インペラ及びバランス
    ディスクを一体回転させる回転軸(5)と、バランスデ
    ィスクに作用する圧力流体を排出する放圧流路(19)
    と、バランスディスクと放圧流路との間に配されバラン
    スディスクに作用する圧力をリーク量により調整するシ
    ール部(18)とを具備し、シール部がラビリンスシー
    ルであることを特徴とするターボポンプ。
  2. 【請求項2】 シール部(18)のラビリンスシールに
    は、複数段の固定オリフィス(18a)が設けられ、各
    固定オリフィスとケーシング(6)との間隙が複数段同
    一に設定されていることを特徴とする請求項1記載のタ
    ーボポンプ。
JP22566996A 1996-08-27 1996-08-27 ターボポンプ Withdrawn JPH1068396A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22566996A JPH1068396A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 ターボポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22566996A JPH1068396A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 ターボポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1068396A true JPH1068396A (ja) 1998-03-10

Family

ID=16832934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22566996A Withdrawn JPH1068396A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 ターボポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1068396A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6193462B1 (en) 1998-04-08 2001-02-27 Nikkiso Co., Ltd. Thrust balance device
US6913038B2 (en) 2001-10-09 2005-07-05 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Pump for exerting pressure on fluid and fluid tank unit having the same
JP2007321717A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Hitachi Plant Technologies Ltd 斜流ポンプ
CN105604925A (zh) * 2016-03-18 2016-05-25 亿德机电科技(福建)有限公司 一种智能控制燃烧机泵

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6193462B1 (en) 1998-04-08 2001-02-27 Nikkiso Co., Ltd. Thrust balance device
US6913038B2 (en) 2001-10-09 2005-07-05 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Pump for exerting pressure on fluid and fluid tank unit having the same
JP2007321717A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Hitachi Plant Technologies Ltd 斜流ポンプ
CN105604925A (zh) * 2016-03-18 2016-05-25 亿德机电科技(福建)有限公司 一种智能控制燃烧机泵

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6884043B2 (en) Fluid circulation path for motor pump
US5158440A (en) Integrated centrifugal pump and motor
US5040949A (en) Two stage dry primary pump
RU2653862C2 (ru) Электрическая машина с вентиляторным охлаждением и с компенсацией осевой нагрузки
US3410565A (en) Centrifugal and face contact seal
JPH08218812A (ja) ターボ機関のころがり軸受の自動潤滑のための方法と装置
JP4005020B2 (ja) ガスタービン軸用のシール方法および装置
JPS5947167B2 (ja) 温度制御式流体カツプリング
US6814549B2 (en) Liner for fluid pump motor
JP2020500276A (ja) ターボコンプレッサ、及び、ターボコンプレッサの動作方法
CN111486110A (zh) 离心压缩机、热泵系统
JPH01121501A (ja) 航空機の空気調和装置
US8899945B2 (en) Centrifugal compressor unit
JP2006242008A (ja) ターボチャージャー
US2042533A (en) Rotary pump, blower, or compressor and the like
JPH1068396A (ja) ターボポンプ
CN111486107B (zh) 离心压缩机、热泵系统
US6863504B2 (en) Fluid pump relief valve
EP0551435B1 (en) Integrated centrifugal pump and motor
JPH1113687A (ja) ターボ機械
JP3829416B2 (ja) ターボ機械
JP3073348B2 (ja) 遠心コンプレッサ
JPH1113696A (ja) ターボ機械
JP7435382B2 (ja) ターボ圧縮機
JPH0752339Y2 (ja) 過給機

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031104