JPH106687A - 筆記具 - Google Patents

筆記具

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JPH106687A
JPH106687A JP16308396A JP16308396A JPH106687A JP H106687 A JPH106687 A JP H106687A JP 16308396 A JP16308396 A JP 16308396A JP 16308396 A JP16308396 A JP 16308396A JP H106687 A JPH106687 A JP H106687A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通常の筆記に加えインク自体の消色によって筆
記跡の消去、訂正を清浄にかつ容易に行い、修正箇所へ
の早期な筆記を可能としかつその使い勝手を大巾に高め
る。 【解決手段】インク2を筆記可能に収容した筆記ペン部
3と、筆記されたインク2に塗布することによって前記
インク2を有色から無色に消色させうる消色液4を塗布
可能に収容した消色ペン部5と、この塗布された前記消
色液4を拭き取って筆記面を乾燥させる拭き取り部6と
を一連に具え、かつこれら筆記ペン部3、消色ペン部5
及び拭き取り部6の内の少なくとも一つを着脱自在とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筆記された絵・文
字等の消去、訂正を、消色液の塗布によるインク自体の
消色によって清浄に行うとともにその使い勝手を高めた
筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】従
来、筆記具として鉛筆、ボールペン、水性・油性のフェ
ールトペン等が広く用いられており、これらによって筆
記された絵・文字等の筆記跡の消去、訂正には、例えば
鉛筆の場合には、ゴムの吸着作用を利用した消ゴム等が
必要であり、又ボールペン、フェールトペン等の場合に
は、前記吸着が困難であるため、筆記跡自体を筆記面か
ら削り取るか、若しくは例えば修正液、修正テープによ
って筆記跡をその上から目隠しすることが必要となる。
【0003】しかし、従来の筆記具では、消しゴム、修
正液等の専用の修正用部材を別途準備、携帯しなければ
ならないという不便さがあり、しかも修正の痕跡が、例
えば筆圧跡、修正液跡として筆記面に残存してしまうた
め、清浄さに欠けかつ筆記の見栄えを損ねるとともに、
特に消しゴムにあっては、削りカスが生じて周囲を汚す
こととなる。従って、近年、消去、訂正をより清浄にか
つ簡単に行いうる、使い勝手に優れる新たな筆記具の出
現が強く望まれている。
【0004】このような状況に鑑み、本発明者は、特開
平2−266389号公報において紹介した、無色のp
h領域を有するph指示薬及びこのph指示薬が発色す
るph領域に調整する酸・アルカリ性物質を用いたイン
ク、並びに特開平7−90214号公報及び特開平8−
60065号公報において紹介した、ある種の電子供与
性呈色化合物と電子受容性顕色化合物とを用いたインク
等を使用し、インク自体を消色させることによって、筆
記跡の清浄な消去、訂正作業を可能とすることを案出し
た。
【0005】しかしこれらのインクを用いる際にも、そ
れ専用の消色液が必要であり、従って、本、ノート、手
帳等に用いる一般の携帯用筆記具として使用するために
は、消去、訂正を自在な場所で便宜に行なうために、筆
記具の構造自体にも改良を加えることが必要であること
が判明した。
【0006】そこで本発明のうち請求項1に記載の発明
は、消色可能なインクを収容した筆記ペン部と、その消
色液を収容した消色ペン部と、消色液を拭き取って筆記
面を乾燥させる拭き取り部とを一連に設けることを基本
として、通常の筆記に加えインク自体の消色によって筆
記跡の消去、訂正を清浄にかつ容易に行いうるととも
に、修正箇所への早期な筆記を可能とし、その使い勝手
を大巾に高めた筆記具の提供を目的としたものでありま
す。
【0007】又請求項2に記載の発明は、筆記具を携帯
及び保管する際、埃等による拭き取り部自体への汚損を
防止しかつその乾燥状態を維持しうる筆記具の提供を目
的としたものであります。
【0008】又請求項3、4、5、6に記載の発明、特
に請求項3、4に記載の発明は、インクとしての色合
い、鮮明さに優れるとともに、その消色変化をより簡易
にかつ清浄に行なうことができ、しかも消色液の安全性
を保証しかつその入手を便利として、その使い勝手をさ
らに高めうる筆記具の提供を目的としたものでありま
す。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、筆記面
にインクを筆記可能に収容した筆記ペン部と、この筆記
ペン部により筆記されたインクに塗布することによって
前記インクを有色から実質的に不可視の無色に消色させ
うる消色液を塗布可能に収容した消色ペン部と、この塗
布された前記消色液を拭き取って前記筆記面を乾燥させ
る拭き取り部とを一連に具え、かつこれら筆記ペン部、
消色ペン部及び拭き取り部の内の少なくとも一つを着脱
自在としたことを特徴としたものであります。
【0010】又請求項2記載の発明は、請求項1記載の
構成に、通気用の小孔を有しかつ前記拭き取り部を覆う
着脱自在なキャップ体を加えたことを特徴とします。
【0011】又請求項3、4記載の発明は、請求項1記
載の構成において、インクとして好適に用いうる電子供
与性呈色化合物及び電子受容性顕色化合物の種類及びそ
の含有量の構成、並びにこのインクに対して好適な消色
液の構成を特定したことを特徴とします。
【0012】又請求項5、6記載の発明は、請求項1記
載の構成において、インクとして他に好適に用いうるp
h指示薬及びph調整剤の種類の構成、並びにこのイン
クに対して好適な消色液の構成を特定したことを特徴と
します。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を、
図示例と共に説明する。図において筆記具1は、筆記面
にインク2を筆記可能に収容した筆記ペン部3と、この
筆記ペン部3により筆記されたインク2に塗布すること
によって前記インク2を有色から実質的に不可視の無色
に消色させうる消色液4を塗布可能に収容した消色ペン
部5と、この塗布された前記消色液4を拭き取って前記
筆記面を乾燥させる拭き取り部6とを一連に具えるとと
もに、これら筆記ペン部3、消色ペン部5及び拭き取り
部6の内の少なくとも一つを着脱自在に連結している。
なお本例では、筆記具1は、フェールトペンとして形成
される。
【0014】前記筆記ペン部3は、本例では、先細り状
の絞り部分7を前端に設けた後端開放の筒状の基管9
と、この基管9の前記絞り部分7に嵌着されるペン先用
の芯材10とを具える。又前記基管9は、その内部に配
される隔壁11によって、前後の空所H1、H2に区分
されるとともに、この前の空所H1には、インク2が、
例えば中綿12に含浸されて収容される。又前記芯材1
0は、例えばフィラメントを束ねたフェルト材であり、
その後端は前記中芯12に連通し、毛細管現象等により
インク2を前端のペン先部分10Aから惨出させ、筆記
可能としている。又前記消色ペン部5は、前記後の空所
H2側に形成される。
【0015】前記消色ペン部5は、本例では、後端に絞
り部分13を設けた筒状の胴管14と、この絞り部分1
3に嵌着される芯材15とを具え、前記胴管14の前端
側が前記空所H2内に嵌入することによって、消色ペン
部5は前記筆記ペン部3と一連かつ一体に形成される。
なお前記胴管14内には、消色液4が、例えば中綿16
に含浸されて収容される。又前記芯材15は、芯材10
と同様なフェルト材及びスポンジなどからなり、その前
端が中芯16に連通するとともに、後端となる前記胴管
14からの突出端部15Aを、比較的広い略平面で形成
することによって、消色液4の塗布作業を容易としてい
る。
【0016】又筆記体1は、前記基管9及び胴管14に
着脱自在に取り付く蓋体17、18を具え、この蓋体1
7、18は、夫々前記筆記ペン部3及び消色ペン部5の
各芯材10、15を被覆保護して、芯材自体の汚損、損
傷を防ぐとともに、芯材からのインク2及び消色液4の
蒸発乾燥を防止する。又一方の蓋体17又は18、本例
では、蓋体17の前端には、拭き取り部6を設けてい
る。従って、筆記具1は、前記筆記ペン部3、消色ペン
部5及び拭き取り部6を一連に、即ち直線状に互いに連
結するととともに、本例では、拭き取り部6を着脱自在
としている。
【0017】又拭き取り部6は、セルローススポンジ、
及びフェールト、木綿等の布材などの吸水性に優れる部
材21から形成され、前記蓋体17前端に設ける凹部2
0に固着される。なおこの部材21は、前記蓋体17に
着脱自在に取付くキャップ体22によって被覆され、該
部材21の埃等による汚損が防止されるとともに、吸水
後の乾燥を促進するために、キャップ体22に通気用の
小孔23を穿設している。なお要求によって、キャップ
体22から小孔23を排除してもよく、さらにはキャッ
プ体22自体を排除することもできる。
【0018】このように、筆記具1は、筆記ペン部3の
芯材10によって、通常のフェールトペンと同様の筆記
作業を行う。又筆記跡を訂正する際には、筆記具後端に
設ける消色ペン部5を用いて、筆記跡の上をなぞりなが
ら消色液4を塗布することによって、インク自体を消色
させて訂正個所を清浄に消去する。さらに蓋体17に設
けた拭き取り部6によって、消色したインク2とともに
消色液4を拭き取り、筆記面を乾燥させた後、その部分
に訂正書きする。
【0019】このように筆記ペン部3、消色ペン部5及
び拭き取り部6を一連に具えているため、使い勝手に優
れかつ携帯容易にコンパクトであり、又使用場所が限定
されることなく自在な場所で筆記・訂正が行える。しか
も消色可能なインクを用いているため、筆記面に加え、
芯材15及び部材21にも着色の恐れがなく清潔に保ち
うる。なお図2は、本例の筆記具1において、前記筆記
ペン部3と消色ペン部5とが一体に形成され、又拭き取
り部6を有する蓋体17と蓋体18とキャップ体22と
が脱着自在であることを示す。
【0020】ここで消色可能な前記インク2としては、
グループAから選択される一種以上の電子供与性呈色化
合物からなる発色剤と、グループBから選択される一種
以上の電子受容性顕色化合物からなる発色助剤とを例え
ばエタノール、イソピロピールアルコール等のアルコー
ル系の溶剤内で混合した、低粘度の無水の混合液であっ
て、前記電子受容性顕色化合物は、インク100重量部
に対して、3〜15重量部含有するとともに、前記電子
供与性呈色化合物は5〜20重量部含有する。
【0021】前記グループAの電子供与性呈色化合物と
しては、 ローダミンB ラクタム;-----(1) 6-ジエチルアミノ- ベンゾ[ a] フルオラン;-----(2) 3-ジエチルアミノ- ベンゾ[ a] フルオラン;-----(3) 3-ジエチルアミノ-7,8- ベンゾフルオラン;-----(4) 3-ジエチルアミノ-7- クロロフルオラン;-----(5) 3,3-ビス(1-n- ブチル-2- メチル- インドイル-3) フタレート;-----(6) 3,3-ビス(1- エチル-2- メチル- インドイル-3)-フタレート;-----(7) 3,6-ビス( ジエチルアミノ) フルオラン- γ-(4-ニトロ)-アニリノラクタム;-- ---(8) 3-ジエチルアミノ-6- メチル-7- クロロフルオラン;-----(9) 2-ブロム-3- メチル-6- ジブチルアミノフルオラン;-----(10) 1,3-ジメチル-6- ジエチルアミノフルオラン;-----(11) 1,3,3-トリメチル- インドリノ-7'-クロル- β- ナフトスピロピラン;-----(12 ) 3-シクロヘキシルアミノ-6- クロロフルオラン;-----(13) 2-( フェニルイミノエタンジリデン)-3,3-トリメチル- インドリン;-----(14) N-アセチルオーラミン;-----(15) N-フェニルオーラミン;-----(16) 2-{2-[4-(ドデシルオキシ)-3-メトキシフェニル]-エテニル}キノリン;-----( 17) 3,6-ジメチルオキシフルオラン;-----(18) マラカイトグリーンラクトン;-----(19) 3-ジエチルアミノ-7- ジベンゾイルアミノフルオラン;-----(20) 3-ジエチルアミノ-7- クロロアニリノフルオラン;-----(21) 3,6,5'- トリ( ジメチルアミノ) フルオレン-9- スピロ-1'-(3'-イソベンゾフラ ン) ;-----(22) 3,3-ビス(4- ジエチルアミノ-2- エトキシフェニル)-4-アザフタリド;-----(23 ) クリスタルバイオレットラクトン;-----(24) ベンゾイルロイコメチレンブルー;-----(25) エチルロイコメチレンブルー;-----(26) メトキシベンゾイルロイコメチレンブルー;-----(27) ジ- β- ナフトスピロピラン;-----(28) 3-(4- ジメチルアミノ-2- エトキシフェニル)-3-(1- エチル-2- メチルインドイ ル-3)-4-アザフタリド;-----(29) 3-(4- ジエチルアミノフェニル)-3-(1- エチル-2- メチルインドイル-3) フタリ ド;-----(30) 3,7-ビス( ジメチルアミノ)-10- ベンゾイルフェノシアジン;-----(31) トリ(4- ジメチルアミノフェニル) メタン;-----(32) 3-シクロヘキシルメチルアミノ-6- メチル-7- アニリノフルオラン;-----(33) 3-ジエチルアミノ-6- メチル-7- アニリノフルオラン;-----(34) 3-ジブチルアミノ-6- メチル-7- アニリノフルオラン;-----(35) 3-ジエチルアミノ-6- メチル-7- キリデノフルオラン;-----(36) 2-(2- クロロアニリノ)-6-ジエチルアミノフルオラン;-----(37) 2-(2- クロロアニリノ)-6-ジブチルアミノフルオラン;-----(38) 2-アニリノ-3- メチル-6- ジエチルアミノフルオラン;-----(39) があり、このグループAの電子供与性呈色化合物の化学
構造式をそれそれ、図6〜図44に示している。
【0022】又前記グループBの電子受容性顕色化合物
として、サリチル酸亜鉛、ビスフェノールA、アジピン
酸、アスコルビン酸、安息香酸、塩化亜鉛、塩化カルシ
ウム、塩化マグネシウム、塩酸チアミン、クエン酸、グ
リコール酸、琥珀酸、サリチル酸、酒石酸、タンニン
酸、ニコチン酸、乳酸、氷酢酸、フマル酸、没食子酸プ
ロピル、リンゴ酸、リン酸がある。
【0023】これら発色剤と発色助剤とを含むインク2
は、前記呈色化合物と顕色化合物との分子接触によって
各呈色化合物固有の色に発色する。なお前記No.(1)〜N
o.(39) の呈色化合物のうちNo.(1)〜No.(8)は赤色、No.
(9)〜No.(10) は朱色、No.(11) 〜No.(13) は橙色、No.
(14) 〜No.(18) は黄色、No.(19) 〜No.(22) は緑色、N
o.(23) は空色、No.(24) 〜No.(32) は青色、No.(33)
〜No.(39) は黒色に夫々発色する。
【0024】又このインク2は、水からなる消色液4が
付着された際、水があたかも顕色化合物を喪失させるか
のごとく機能せしめ、前記発色を無色に瞬時に変化させ
るとともに水の乾燥後も無色(消色)状態が維持され
る。従って、該消色跡の上には、インク2を用いた訂正
書きができる。
【0025】又インク2には、筆記跡の色落ちを抑制し
て鮮明さを保つ目的で、ポリビニルアルコール、ポリエ
チレングリコール、アルギン酸、アルギン酸塩、セルロ
ース、セルロース誘導体、カルボキシビニルポリマー、
ポリエチレンオキサイド、ポリアクリル酸ナトリウム、
トラガントゴム、アラビアゴム、グアーガム、ゼラチ
ン、ニカワ、ペクチン、ローカストビーンガム、ガラク
トースマンナン、カンテン、デンプンから選択される一
種以上の発色保持剤を3〜15重量部含有させることが
好ましい。
【0026】しかしながらこのような発色保持剤を、イ
ンク2に添加したときには、発色保持剤が発色剤及び発
色補助剤を被覆するために、水のみでの消色は難く、こ
のときには消色液4として、水と界面活性剤との混合液
を用いる。この界面活性剤としては、アルキルエーテル
硫酸エステルナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナ
トリウム、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルアミン
オキシド、アルキルグリコシド、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、アルキルスルホコハク酸ナトリウム、
ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキ
シエチレン−ポリオキシプロピレン共重合体からなるグ
ループCから選択される一種以上のものが使用でき、こ
の界面活性剤は、消色液100重量部に対して、例えば
2〜13重量部含有さることが好ましい。
【0027】前記界面活性剤を含む消色液4は、発色保
持剤を添加したインク及び添加しないインクの双方に対
して消色効果を発揮できるとともに、部材21による拭
き取りによって、消色したインク自体を筆記面から容易
に取去ることが可能となる。なお発色保持剤を添加しな
いインク2に対しては、水のみからなる消色液4によっ
ても、インク自体の取去りは可能である。
【0028】又インク2としては他に、ph指示薬と、
このph指示薬が発色しうる酸性領域又はアルカリ性領
域に調整するph調整剤とを含む混合液も好適に使用で
き、前記ph指示薬としては、γ- ジニトロフェノー
ル、m- ニトロフェノール、ο- ニトロフェノール、ρ
- ニトロフェノール、シアニン、α- ナフト−ルフタレ
イン、フェノールフタレイン、クレゾールフタレイン、
チモールフタレイン、エチルビス酢酸、ブロムフェノー
ルパープル、ヘキサメトキシレッド、ヘプタメトキシレ
ッドからなるグループDから選択される一種以上のもの
を用いうる。
【0029】又ph調整剤としては、アンモニア、モノ
エタノールアミン、エチルアミン類、プロピルアミン
類、2- エチルヘキシルオキシプロピルアミン、3- エ
トキシプ−ピルアミン、ジイソブチルアミン、sec−
ブチルアミン類、エタノールアミン類、2- エチルヘキ
シルアミン、エチレンアミン類、ギ酸、酢酸からなるグ
ループEから選択されるものを用いうる。
【0030】またこのようなph変化による発色を利用
したインクの消色液4としては、前記グループEから選
択され、インクをph指示薬が消色状態となる酸又はア
ルカリ領域に移行しうるph調整剤を用いうる。
【0031】又図3〜5に、本願の筆記具1の他の実施
例を開示する。
【0032】図3において、筆記具1では、拭き取り部
6が蓋体18の後端に形成される。なお本例では、蓋体
18の底部には、蓋体18を閉めた状態で芯材15と接
触するとともに消色液4を含浸する補助芯24が固着さ
れ、芯材15を常時、濡れた状態に維持している。
【0033】図4、5において、筆記具1では、基管9
内を2つの空所H1、H2に区分されることなくその後
端を、栓25で閉止するとともに、筆記ペン部3用の蓋
体17の前端に、芯材15からなる消色ペン部5を形成
している。なおこの芯材15の突出端部15Aは、蓋体
18によって被覆する。又図4では、前記栓25の後端
に、拭き取り部6を形成する場合が、又図5では、蓋体
18の前端に拭き取り部6を形成する場合が夫々示され
ている。このように本願の発明は、種々な態様のものに
変形できる。
【0034】
【実施例1】塩化カルシウムを顕色化合物、エチルアル
コールを溶剤、ポリエチレングリコールエーテルを非イ
オン界面活性剤、及びセルロース誘導体を発色保持剤と
し、表1〜3に示す呈色化合物を用いてインクを作成し
た。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】なお発色保持剤を含有したサンプルのイン
クは、水のみの付着では消色しなかったが、界面活性
剤、例えばアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムを
2〜13重量部配合した消色液4でぬぐうことによっ
て、消色しかつインク自体が取去られるのが確認でき
た。
【0039】
【実施例2】又表4に、ph指示薬及びph調整剤を用
いてインクを作成する際に、ph指示薬を発色させうる
インクのph範囲(発色ph)と、ph指示薬を消色さ
せうるph範囲(消色ph)とを示し、本願の筆記具で
は、筆記されたインクのph度が、前記消色phとなり
うるph度の消色液を用いる。
【0040】
【表4】
【0041】
【発明の効果】本発明の筆記具は、叙上のごとく構成し
ているために、通常の筆記に加えインク自体の消色によ
って筆記跡の消去、訂正を清浄にかつ容易に行いうると
ともに、修正箇所への早期な筆記を可能とし、その使い
勝手を大巾に高めうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の筆記具の一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】各部の着脱状態を説明する線図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例を示す断面図であ
る。
【図5】本発明のさらに他の実施例を示す断面図であ
る。
【図6】ローダミンB ラクタムの化学式である。
【図7】6-ジエチルアミノ- ベンゾ[ a] フルオランの
化学式である。
【図8】3-ジエチルアミノ- ベンゾ[ a] フルオランの
化学式である。
【図9】3-ジエチルアミノ-7,8- ベンゾフルオランの化
学式である。
【図10】3-ジエチルアミノ-7- クロロフルオランの化
学式である。
【図11】3,3-ビス(1-n- ブチル-2- メチル- インドイ
ル-3) フタレートの化学式である。
【図12】3,3-ビス(1- エチル-2- メチル- インドイル
-3)-フタレートの化学式である。
【図13】3,6-ビス( ジエチルアミノ) フルオラン- γ
-(4-ニトロ)-アニリノラクタムの化学式である。
【図14】3-ジエチルアミノ-6- メチル-7- クロロフル
オランの化学式である。
【図15】2-ブロム-3- メチル-6- ジブチルアミノフル
オランの化学式である。
【図16】1,3-ジメチル-6- ジエチルアミノフルオラン
の化学式である。
【図17】1,3,3-トリメチル- インドリノ-7'-クロル-
β- ナフトスピロピランの化学式である。
【図18】3-シクロヘキシルアミノ-6- クロロフルオラ
ンの化学式である。
【図19】2-( フェニルイミノエタンジリデン)-3,3-ト
リメチル- インドリンの化学式である。
【図20】N-アセチルオーラミンの化学式である。
【図21】N-フェニルオーラミンの化学式である。
【図22】2-{2-[4-(ドデシルオキシ)-3-メトキシフェ
ニル]-エテニル}キノリンの化学式である。
【図23】3,6-ジメチルオキシフルオランの化学式であ
る。
【図24】マラカイトグリーンラクトンの化学式であ
る。
【図25】3-ジエチルアミノ-7- ジベンゾイルアミノフ
ルオランの化学式である。
【図26】3-ジエチルアミノ-7- クロロアニリノフルオ
ランの化学式である。
【図27】3,6,5'- トリ(ジメチルアミノ) フルオレン-
9- スピロ-1'-(3'-イソベンゾフラン) の化学式であ
る。
【図28】3,3-ビス(4- ジエチルアミノ-2- エトキシフ
ェニル)-4-アザフタリドの化学式である。
【図29】クリスタルバイオレットラクトンの化学式で
ある。
【図30】ベンゾイルロイコメチレンブルーの化学式で
ある。
【図31】エチルロイコメチレンブルーの化学式であ
る。
【図32】メトキシベンゾイルロイコメチレンブルーの
化学式である。
【図33】ジ- β- ナフトスピロピランの化学式であ
る。
【図34】3-(4- ジメチルアミノ-2- エトキシフェニ
ル)-3-(1- エチル-2- メチルインドイル-3)-4-アザフタ
リドの化学式である。
【図35】3-(4- ジエチルアミノフェニル)-3-(1- エチ
ル-2- メチルインドイル-3) フタリドの化学式である。
【図36】3,7-ビス( ジメチルアミノ)-10- ベンゾイル
フェノシアジンの化学式である。
【図37】トリ(4- ジメチルアミノフェニル) メタンの
化学式である。
【図38】3-シクロヘキシルメチルアミノ-6- メチル-7
- アニリノフルオランの化学式である。
【図39】3-ジエチルアミノ-6- メチル-7- アニリノフ
ルオランの化学式である。
【図40】3-ジブチルアミノ-6- メチル-7- アニリノフ
ルオランの化学式である。
【図41】3-ジエチルアミノ-6- メチル-7- キリデノフ
ルオランの化学式である。
【図42】2-(2- クロロアニリノ)-6-ジエチルアミノフ
ルオランの化学式である。
【図43】2-(2- クロロアニリノ)-6-ジブチルアミノフ
ルオランの化学式である。
【図44】2-アニリノ-3- メチル-6- ジエチルアミノフ
ルオランの化学式である。
【符号の説明】
2 インク 3 筆記ペン部 4 消色液 5 消色ペン部 6 拭き取り部 22 キャップ体 23 小孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筆記面にインクを筆記可能に収容した筆記
    ペン部と、この筆記ペン部により筆記されたインクに塗
    布することによって前記インクを有色から実質的に不可
    視の無色に消色させうる消色液を塗布可能に収容した消
    色ペン部と、この塗布された前記消色液を拭き取って前
    記筆記面を乾燥させる拭き取り部とを一連に具え、かつ
    これら筆記ペン部、消色ペン部及び拭き取り部の内の少
    なくとも一つを着脱自在とした筆記具。
  2. 【請求項2】前記拭き取り部は、筆記具に着脱自在に取
    付くキャップ体によって被覆され、かつ該キャップ体に
    通気用の小孔を穿設したことを特徴とする請求項1記載
    の筆記具。
  3. 【請求項3】前記インクは、 ローダミンB ラクタム;6-ジエチルアミノ- ベンゾ[
    a] フルオラン;3-ジエチルアミノ- ベンゾ[ a] フル
    オラン;3-ジエチルアミノ-7,8- ベンゾフルオラン;3-
    ジエチルアミノ-7- クロロフルオラン;3,3-ビス(1-n-
    ブチル-2- メチル- インドイル-3) フタレート;3,3-ビ
    ス(1- エチル-2- メチル- インドイル-3)-フタレート;
    3,6-ビス( ジエチルアミノ) フルオラン- γ-(4-ニト
    ロ)-アニリノラクタム;3-ジエチルアミノ-6- メチル-7
    - クロロフルオラン;2-ブロム-3- メチル-6- ジブチル
    アミノフルオラン;1,3-ジメチル-6- ジエチルアミノフ
    ルオラン;1,3,3-トリメチル- インドリノ-7'-クロル-
    β- ナフトスピロピラン;3-シクロヘキシルアミノ-6-
    クロロフルオラン;2-( フェニルイミノエタンジリデ
    ン)-3,3-トリメチル- インドリン;N-アセチルオーラミ
    ン;N-フェニルオーラミン;2-{2-[4-(ドデシルオキ
    シ)-3-メトキシフェニル]-エテニル}キノリン;3,6-ジ
    メチルオキシフルオラン;マラカイトグリーンラクト
    ン;3-ジエチルアミノ-7- ジベンゾイルアミノフルオラ
    ン;3-ジエチルアミノ-7- クロロアニリノフルオラン;
    3,6,5'- トリ( ジメチルアミノ) フルオレン-9- スピロ
    -1'-(3'-イソベンゾフラン) ;3,3- ビス(4- ジエチル
    アミノ-2- エトキシフェニル)-4-アザフタリド;クリス
    タルバイオレットラクトン;ベンゾイルロイコメチレン
    ブルー;エチルロイコメチレンブルー;メトキシベンゾ
    イルロイコメチレンブルー;ジ- β- ナフトスピロピラ
    ン;3-(4- ジメチルアミノ-2- エトキシフェニル)-3-(1
    - エチル-2- メチルインドイル-3)-4-アザフタリド;3-
    (4- ジエチルアミノフェニル)-3-(1- エチル-2- メチル
    インドイル-3) フタリド;3,7-ビス( ジメチルアミノ)-
    10- ベンゾイルフェノシアジン;トリ(4- ジメチルアミ
    ノフェニル) メタン;3-シクロヘキシルメチルアミノ-6
    - メチル-7- アニリノフルオラン;3-ジエチルアミノ-6
    - メチル-7- アニリノフルオラン;3-ジブチルアミノ-6
    - メチル-7- アニリノフルオラン;3-ジエチルアミノ-6
    - メチル-7- キリデノフルオラン;2-(2- クロロアニリ
    ノ)-6-ジエチルアミノフルオラン;2-(2- クロロアニリ
    ノ)-6-ジブチルアミノフルオラン;2-アニリノ-3- メチ
    ル-6- ジエチルアミノフルオラン;からなるグループA
    から選択される一種以上の電子供与性呈色化合物を5〜
    20重量部、及び サリチル酸亜鉛、ビスフェノール
    A、アジピン酸、アスコルビン酸、安息香酸、塩化亜
    鉛、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩酸チアミ
    ン、クエン酸、グリコール酸、琥珀酸、サリチル酸、酒
    石酸、タンニン酸、ニコチン酸、乳酸、氷酢酸、フマル
    酸、没食子酸プロピル、リンゴ酸、リン酸からなるグル
    ープBから選択される一種以上の電子受容性顕色化合物
    を3〜15重量部含む無水の混合液からなることを特徴
    とする請求項1記載の筆記具。
  4. 【請求項4】前記消色液は、水又は水にアルキルエーテ
    ル硫酸エステルナトリウム;α- オレフィンスルホン酸
    ナトリウム;脂肪酸アルカノールアミド;アルキルアミ
    ンオキシド;アルキルグリコシド;ポリオキシエチレン
    アルキルエーテル;アルキルスルホコハク酸ナトリウ
    ム;ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル;ポリ
    オキシエチレン-ポリオキシプロピレン共重合体;から
    なるグループCから選択される一種以上の界面活性剤を
    含有させた水溶液であることを特徴とする請求項3記載
    の筆記具。
  5. 【請求項5】前記インクは、 γ- ジニトロフェノール、m- ニトロフェノール、ο-
    ニトロフェノール、ρ- ニトロフェノール、シアニン、
    α- ナフト−ルフタレイン、フェノールフタレイン、ク
    レゾールフタレイン、チモールフタレイン、エチルビス
    酢酸、ブロムフェノールパープル、ヘキサメトキシレッ
    ド、ヘプタメトキシレッドからなるグループDから選択
    される一種以上のph指示薬、及びアンモニア、モノエ
    タノールアミン、エチルアミン類、プロピルアミン類、
    2- エチルヘキシルオキシプロピルアミン、3- エトキ
    シプ−ピルアミン、ジイソブチルアミン、sec−ブチ
    ルアミン類、エタノールアミン類、2- エチルヘキシル
    アミン、エチレンアミン類、ギ酸、酢酸からなるグルー
    プEから選択され、前記ph指示薬が発色しうる酸性領
    域又はアルカリ性領域に調整しうるph調整剤を含む混
    合液からなることを特徴とする請求項1記載の筆記具。
  6. 【請求項6】前記消色液は、前記グループEから選択さ
    れ、前記ph指示薬が消色しうる酸性領域又はアルカリ
    性領域に調整しうるph調整剤を含むことを特徴とする
    請求項5記載の筆記具。
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