JPH106610A - ラインヘッドの保持位置調整機構 - Google Patents

ラインヘッドの保持位置調整機構

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JPH106610A
JPH106610A JP18397896A JP18397896A JPH106610A JP H106610 A JPH106610 A JP H106610A JP 18397896 A JP18397896 A JP 18397896A JP 18397896 A JP18397896 A JP 18397896A JP H106610 A JPH106610 A JP H106610A
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JP
Japan
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head
line head
holding position
shaft
thermal head
Prior art date
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Pending
Application number
JP18397896A
Other languages
English (en)
Inventor
Sachio Shibata
柴田佐知夫
Takashi Fujiwara
隆 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Graphtec Corp
Original Assignee
Graphtec Corp
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Publication date
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Publication of JPH106610A publication Critical patent/JPH106610A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の機能素子が列状に配置構成されたライン
ヘッドの保持位置調整を簡単に行う。 【構成】上方から下方に向けてその直径がしだいに小さ
くなる直径変化部を有したヘッド支持軸を用意し、この
軸の直径変化部をラインヘッドの外形形状に合致させる
ようそれぞれを取り付け、さらに上記支持軸を上下方向
に進退可能に構成して該支持軸の直径変化部とラインヘ
ッドの外形形状部の係合位置を可変させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、記録装置や画像読み
取り装置などに用いられるラインヘッドの装置に対する
保持位置調整機構に関するもので、簡単に調整を行うこ
とができる装置を提供する。
【0002】
【従来の技術】この種のラインヘッド調整機構の一例と
して、特開平4−52147号公報あるいは特開平5−
278299号公報に記載された構成があった。これら
の装置は、いずれもラインヘッドをブラケット(ライン
ヘッド支持部材)に取り付けるためのネジや保持位置調
整のための偏芯ピンあるいは調整ネジを前後に変位させ
るためのブラケット等が必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、これらの
従来方法では、ラインヘッドの調整を行う場合ヘッドカ
バーを外さなければならなかったり、カバーに調整ドラ
イバー等を通す穴加工をする必要があった。また、例え
ばラインヘッドとして放熱板に保持されたサーマルヘッ
ドを用いた場合、この放熱板に上記ヘッド支持ブラケッ
トに対する取り付け用ネジ穴を設ける必要があった。
【0004】以上のような構成は、各部の加工が多くな
りその分コスト高を招くとともに調整作業がやや複雑に
なるという不都合があった。この発明は以上の点に鑑み
なされたもので、構成が簡単で安価なラインヘッドの保
持位置調整機構を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、上方から下方に向けてその直径がしだいに小さ
くなる直径変化部を有したヘッド支持軸を用意し、この
軸の直径変化部をラインヘッドの外形形状に合致させる
ようそれぞれを取り付け、さらに上記支持軸を上下方向
に進退可能に構成して該支持軸の直径変化部とラインヘ
ッドの外形形状部の係合位置を可変させるようにした。
【0006】
【作用】したがって、使用者は直径変化部を有した軸を
上下方向に進退させるだけでラインヘッドの保持位置を
調整することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明について図面の一実施例装置を
参照して説明する。ここで、図1はラインヘッド保持位
置調整機構を搭載したサーマルヘッド記録装置の構成説
明図、図2は図1の装置の保持位置調整方法を説明する
ための構成説明図、図3は保持位置調整機構の正面構成
図、図4は同じく保持位置調整機構の詳細な側面構成
図、図5はこの保持位置調整機構の第2の実施例を示す
側面構成図、図6は同じくこの保持位置調整機構の第3
の実施例を示す構成説明図、図7は同じく第4の実施例
を示す構成説明図である。
【0008】各図において、10は記録装置、11はケ
ース、12はカバー、13は記録紙ロール、14はプラ
テンローラ、20はヘッドアセンブリ、21はヘッド支
持部材、22はサーマルヘッド、23はヘッド支持軸、
24はサーマルヘッド加圧機構である。
【0009】まず、図1〜図4を参照して、本発明の第
1実施例に関わる保持位置調整機構を採用したサーマル
ヘッド記録装置について説明する。図1に示すように、
このサーマルヘッド記録装置10は、筐体を形成するケ
ース11とカバー12とからなる。ケース11内には記
録紙ロール13とプラテンローラ14が設けられてい
る。プラテンローラ14は、図示してはいないが、モー
タ等からなる駆動機構に連結されており、所定の速度で
回転できるよう構成されている。
【0010】上部筐体を形成するカバー12には、ライ
ンヘッドとしてのサーマルヘッド22を保持するヘッド
アセンブリ20が搭載されている。このヘッドアセンブ
リ20は、カバー12と共通の回点支点201を持つヘ
ッド支持部材21と、このヘッド支持部材21の表面側
に搭載されるサーマルヘッド22と、このサーマルヘッ
ド22を上記ヘッド支持部材21に取り付けるための複
数のヘッド支持軸23及び取り付けられたサーマルヘッ
ド22に適当なプラテン押圧力を付与する加圧機構24
を備えている。
【0011】サーマルヘッド22は、図示しているよう
に、放熱板としても機能するヘッド保持板221とサー
マルヘッド基板222及びヘッドカバー223から構成
されている。すなわち、このサーマルヘッド22は、図
4を参照すると、ヘッド保持板221の表面にサーマル
ヘッド基板222を重ね、止めネジ226を用いてヘッ
ドカバー223をヘッド保持板221に取り付けて、サ
ーマルヘッド基板222を挟み込むようにして構成され
る。
【0012】さらに、このサーマルヘッド22は、図3
に示すように、主走査方向すなわち記録紙13を横断す
る方向に延びる機能素子として、複数の発熱抵抗体から
なる発熱抵抗体列224を有している。したがって、こ
の装置においては、画像信号に基づきケース11内の記
録紙ロール13の記録紙131をプラテンローラ14と
サーマルヘッド22で挟んだ状態で移送しながら上記サ
ーマルヘッドの複数の発熱抵抗体を選択的に駆動して所
望の画像を得る。
【0013】さて、以上の装置において、ヘッド保持位
置調整機構は、サーマルヘッド22のヘッド保持板22
1とこれに係合する複数のヘッド支持軸23とで構成さ
れている。図3及び図4に示すように、ヘッド保持板2
21の4角のそれぞれのコーナー部に、後述する直径変
化部と同一の角度で面取り225を施している。また、
この装置のヘッド支持軸23には、その上方において直
径がしだいに小さくなる直径変化部231が設けられて
いる。したがって、サーマルヘッド22は、その4角部
に設けられた支持軸23の直径変化部とヘッド保持板2
21の面取り部225が係合して保持される構造となっ
ている。この場合において、直径変化部231の角度と
面取り部225の面取り角度を同一とすることで両者の
係合部を合致させることができ正確な支持が可能になる
利点がある。なお、この実施例装置では、ヘッド支持軸
23の下方にねじ切りを設け、この支持軸23を正逆方
向に回転させることでヘッド支持部材21に対して進退
できるよう構成されている。
【0014】このようにして取り付けられたサーマルヘ
ッド22の保持位置調整は、図2に示すように装置のカ
バー12を開放した状態で行う。使用者に対して調整部
分が正面になるので都合が良い。図3に示すように、複
数のヘッド支持軸23はサーマルヘッド22のヘッドカ
バー223から外れた位置に設けられているので、直接
ドライバー等を用いて各支持軸23を回転させること
で、サーマルヘッド22と各支持軸23の直径変化部2
31との係合位置を変化させることができる。したがっ
て、サーマルヘッド22の副走査方向の保持位置を調整
できる。
【0015】さらに、詳しく言えば、図4に示す上方の
支持軸23と下方の支持軸23のそれぞれの直径変化部
231の角度を45度、各支持軸23が係合するヘッド
保持板221の上方及び下方の面取り部225の角度を
45度とすれば、上方の支持軸23を1mm左方に退か
せ、下方の支持軸23を1mm右方にねじ込むことでサ
ーマルヘッド22を全体として上方に1mm変位させる
ことができる。なお、この場合において、図3の右端の
一対のヘッド支持軸23を調整することでサーマルヘッ
ド22の右端部の保持位置調整が可能になり、サーマル
ヘッド22の傾きをも調整できる。このように、この第
1実施例装置では、ラインヘッドに係合するそれぞれの
支持軸23を進退させることで、その保持位置を調整で
きる。
【0016】図5は、ヘッド保持位置調整機構の第2の
実施例を示す側面構成図である。この実施例装置では、
ラインヘッドの一方側を規制するものとして、支持軸2
3の代わりにスプリング233により付勢された規準板
232を用いたものである。他方側は第1実施例と同様
支持軸23を利用している。この場合においては、他方
側の支持軸23を進退させることで、サーマルヘッド2
2を副走査方向に変位調整することができる。なお、こ
の実施例装置においては、上述の規準板232としてラ
インヘッドの一方の長辺に合致する細長い板を用いてい
る。
【0017】図6は、この発明の第3の実施例を示す構
成説明図で、各支持軸23のヘッド支持部材21背面側
に突き出した部分にそれぞれ伝達歯車234を設けたも
のである。各支持軸23の伝達歯車234はそれぞれ係
合するよう配置されており、一方側の伝達歯車234
(すなわち一方側の支持軸23)が正方向に回転した時
には他方側の伝達歯車234(同じく他方側の支持軸2
3)が逆方向に回転する関係に構成する。さらに、これ
ら両側の伝達歯車234の直径を等しいものとして、そ
れぞれの伝達歯車234がそれぞれ逆方向に同量だけ回
転するよう構成する。以上のように構成することで、こ
の第3実施例においては、一方側の支持軸23のみを回
転させることで、サーマルヘッド22の副走査方向の保
持位置を調整することができる。さらに、この場合の一
方の伝達歯車234に周囲の温度変化等で変位するラッ
クを係合させることで自動調整を可能にできる。
【0018】さらに、この場合において、図7に示すよ
うに、片側2つ以上の支持軸23を持つ場合にあって、
それぞれの側の支持軸23にそれぞれ伝達歯車236を
設け、それぞれの伝達歯車236を他の伝達歯車237
等で結合して同一の方向に同量だけ回転させる関係で結
合することができる。そして、これらのそれぞれの側の
各支持軸23を逆方向に同量だけ回転させる関係で両者
を伝達歯車238、239等で結合する。このように構
成することで、支持力を大きくすることができ、主走査
方向に長い大きなサーマルヘッド22を支持する場合に
有効である。また、図7に示す伝達歯車239を図示し
ないモータにより駆動可能にすることで、周囲の温度変
化等で保持位置が変動する場合等、温度変化に応じて上
記モータを駆動してラインヘッドの保持位置の自動調整
をも行うことができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ラインヘッドの保持位置調整を簡単に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用するサーマルヘッド記録装置の構
成説明図である。
【図2】図1の記録装置のカバー開放状態図である。
【図3】ヘッド保持位置調整機構を示す正面図である。
【図4】ヘッド保持位置調整機構を示す側面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す側面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す構成説明図である。
【図7】本発明の第4実施例を示す構成説明図である。
【符号の説明】
10:サーマルヘッド記録装置 20:ヘッドアセンブ
リ 21:ヘッド支持部材 22:サーマルヘッド 23:
支持軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主走査方向に機能素子が複数配置されたラ
    インヘッドを所定の位置に保持調整するラインヘッドの
    保持位置調整機構において、 ラインヘッドと、 上部の直径が下方にいくにしたがいしだいに小さくなる
    直径変化部を有したヘッド支持軸を複数、上記ラインヘ
    ッドの外形形状に合致して上下移動可能に取り付けたラ
    インヘッド支持部材とを有し、 上記ラインヘッドを上記ラインヘッド支持部材の複数の
    支持軸に係合させて保持させるとともに上記複数の軸を
    上下方向に進退させることにより上記ラインヘッドの外
    形形状と上記複数の軸の直径変化部との係合位置を変化
    させてラインヘッドの保持位置を調整することを特徴と
    するラインヘッドの保持位置調整機構。
  2. 【請求項2】請求項1記載のラインヘッドの保持位置調
    整機構において、 所定の厚みを持つ長方形状のラインヘッドを備え、この
    ラインヘッドの対向する2つの長辺のそれぞれに、上部
    の直径が下方にいくにしたがいしだいに小さくなる直径
    変化部を有した軸を対向するよう設けるとともに該対向
    する軸同志を伝達部材で連結して一方側の軸を上方また
    は下方に移動させた時には他方側の軸が下方または上方
    に移動できるよう構成し、 長方形上のラインヘッドの対向する2つの長辺にそれぞ
    れ係合する軸の係合位置を変化させて該ラインヘッドの
    副走査方向の保持位置を調整することを特徴とするライ
    ンヘッドの保持位置調整機構。
JP18397896A 1996-06-25 1996-06-25 ラインヘッドの保持位置調整機構 Pending JPH106610A (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH106610A true JPH106610A (ja) 1998-01-13

Family

ID=16145175

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JP18397896A Pending JPH106610A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 ラインヘッドの保持位置調整機構

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JP (1) JPH106610A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4666641A (en) * 1984-06-05 1987-05-19 Universite Paris-Sud (Paris Xi) Preparation of biodegradable microcapsules based on serum albumin

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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