JPH1066075A - 復号開始制御装置及び復号装置 - Google Patents

復号開始制御装置及び復号装置

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JPH1066075A
JPH1066075A JP9094821A JP9482197A JPH1066075A JP H1066075 A JPH1066075 A JP H1066075A JP 9094821 A JP9094821 A JP 9094821A JP 9482197 A JP9482197 A JP 9482197A JP H1066075 A JPH1066075 A JP H1066075A
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JP
Japan
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decoding
decoding start
bit stream
vbv
start control
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JP9094821A
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English (en)
Inventor
Taisuke Tsuji
泰典 辻
Ten Urano
天 浦野
Koichi Tsuchikane
土金孝一
Yasuhachi Hamamoto
安八 濱本
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部ローカルバッファにより復号装置に接続
されたビットストリームバッファの蓄積量が目減りして
も、最後のピクチャまで適切に復号処理できるととも
に、極端に短いビットストリームであっても復号処理を
行うことができる復号開始制御装置を提供する。 【解決手段】 メインコントロールユニット38は、V
BV occupancyによる復号開始制御を行う。
つまり、可変長復号部18において検出されたvbv
delayの値とビットレートとからVBV occu
pancyの値を算出するとともに、DRAMコントロ
ーラ14で検出されたデータ量が、該VBV occu
pancyの値より大きいか等しい場合に復号開始指示
信号を上記可変長復号部18に送る。さらに、ビットス
トリームの入力側から入力終了情報を受信した場合に
は、上記VBV occupancyによる復号開始制
御を停止して復号開始指示信号を上記可変長復号部18
に送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、復号開始制御装置
及び復号装置に関するものであり、特に、MPEGデコ
ーダLSIにおいて復号処理開始のタイミングを制御す
る復号開始制御装置及び復号装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりMPEGは、主に動画データを
圧縮する画像標準符号化の技術として知られている。こ
こで、MPEGデコーダのLSIにおいては、各ピクチ
ャの復号のタイミングを、VBV occupancy
と呼ばれる値とビットストリームバッファに蓄積された
ビットストリームのデータ量とを比較して、決定するよ
うにしていた。このVBV occupancyは、デ
コーダのタイミングを規定するvbv delay等によ
り決められるものである。つまり、各ピクチャごとに得
られるVBV occupancyとビットストリーム
バッファの蓄積量とを比較して、ビットストリームバッ
ファの蓄積量の方が大きい場合に、復号を開始する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、MPEGデコ
ーダLSIの場合に、LSI内部の内部ローカルバッフ
ァ等にビットストリームの一部が蓄積している場合があ
り、これにより、ビットストリームバッファの蓄積量が
この内部ローカルバッファに蓄積している分だけ目減り
してしまう。よって、適切な復号処理を行うことができ
ないという問題があった。
【0004】つまり、あるシーケンスの最後のピクチャ
までデータが上記ビットストリームバッファに送られて
いるにもかかわらず、上記の目減りした分によってビッ
トストリームバッファの蓄積量がVBV occupa
ncyよりも小さくなり、特に最後のピクチャにおいて
は、復号が開始できないという問題がある。また、最後
のピクチャでなくても極端にデータ長が短いビットスト
リームが入力された場合にも、上記の目減りした分によ
ってビットストリームバッファの蓄積量がVBV oc
cupancyよりも小さくなり、復号処理を開始でき
ず、該ビットストリームについては復号処理できないと
いう問題がある。
【0005】そこで、本発明は、復号開始制御装置であ
って、内部ローカルバッファによりビットストリームバ
ッファの蓄積量が目減りしても、最後のピクチャまで適
切に復号処理できるとともに、極端に短いビットストリ
ームであっても復号処理を行うことができる復号開始制
御装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、画像
情報を復号する際に、VBV occupancyによ
る復号開始制御を行う復号開始制御装置であって、ビッ
トストリームの入力終了情報を受信した場合に、復号前
の画像データについて、上記VBV occupanc
yによる復号開始制御を停止し、復号開始指示信号を出
力することを特徴とする。この第1の構成の復号開始制
御装置においては、復号処理を行う場合に、VBV o
ccupancyによる復号開始制御を行う。ただし、
例えば、ビットストリームの入力側から入力終了情報を
受信した場合に、復号前の画像データについて、上記V
BV occupancyによる復号開始制御を停止
し、復号開始指示信号を出力する。よって、ビットスト
リームバッファ以外の内部ローカルバッファにビットス
トリームの一部が蓄積することによりVBV occu
pancyによる復号開始制御により復号を行うことが
できない場合でも、適切に復号開始制御を行うことがで
き、ビットストリームの最後のピクチャや極端にデータ
長の短いビットストリームでも復号することができる。
【0007】また、第2には、該復号装置に接続された
ビットストリームバッファ内のデータ量がVBV oc
cupancyの値を越えた場合に、復号開始指示信号
を出力することを特徴とする。この第2の構成の復号開
始制御装置においても、例えば、ビットストリームの入
力側から入力終了情報を受信した場合に、復号前の画像
データについて、上記VBV occupancyによ
る復号開始制御を停止し、復号開始指示信号を出力す
る。よって、ビットストリームバッファ以外の内部ロー
カルバッファにビットストリームの一部が蓄積すること
により、上記ビットストリームバッファ内のデータ量が
VBV occupancyの値より小さくなっても、
適切に復号開始制御を行うことができ、ビットストリー
ムの最後のピクチャや極端にデータ長の短いビットスト
リームでも復号することができる。
【0008】また、第3には、画像情報を復号する復号
装置であって、該復号装置に接続されたビットストリー
ムバッファ内のデータ量を検出する検出部と、ビットス
トリームにおけるビットレートと、各ピクチャごとのv
bv delayの値とを検出するとともに、可変長復
号処理を行う可変長復号部と、上記可変長復号部におい
て検出されたvbv delayの値とビットレートと
からVBV occupancyの値を算出するととも
に、該VBV occupancyの値が上記検出部で
検出されたデータ量より大きい場合に復号開始指示信号
を上記可変長復号部に送るVBV occupancy
による復号開始制御を行い、さらに、ビットストリーム
の入力終了情報を受信した場合には、可変長復号前の画
像データについて、上記VBV occupancyに
よる復号開始制御を停止して復号開始指示信号を上記可
変長復号部に送る制御部と、を有することを特徴とす
る。この第3の復号装置においては、上記検出部がビッ
トストリームバッファ内のデータ量を検出する。また、
上記可変長復号部が、ビットレートとvbv dela
yの値とを検出する。上記制御部は、このビットレート
とvbv delayの値とからVBV occupa
ncyの値を算出し、上記検出部で検出されたデータ量
とVBV occupancyの値とを比較して、該デ
ータ量がVBV occupancyの値を越えた場合
に復号開始制御信号を可変長復号部に送る。可変長復号
部では該復号開始制御信号に応じて復号処理を行う。一
方、例えば、ビットストリームの入力側から入力終了情
報を受信した場合には、可変長復号前の画像データにつ
いて、上記VBV occupancyによる復号開始
制御を停止して復号開始指示信号を上記可変長復号部に
送る。よって、復号装置内の内部ローカルバッファにビ
ットストリームの一部が蓄積することにより検出部で検
出されるデータ量が目減りして、該データ量がVBVo
ccupancyの値よりも小さくなっても、適切に復
号開始制御を行うことができ、ビットストリームの最後
のピクチャや極端にデータ長の短いビットストリームで
も復号することができる。
【0009】また、第4には、画像情報のビットストリ
ームを復号する際に、復号開始制御を行なう復号開始制
御装置において、上記ビットストリームの送信側での出
力処理が終了した旨を示す終了情報が検出されない場合
に、復号開始のタイミングを規定する時間情報とビット
レートとを用いて算出される判定基準値による復号開始
制御を行い、一方、上記終了情報が検出された場合に
は、復号前の画像データについて復号開始指示信号を出
力することを特徴とする。よって、終了信号が検出され
た場合には、復号開始指示信号が出力されるので、ビッ
トストリームの最後のピクチャーやデータ長の短いビッ
トストリームでも復号を行なうことができる。
【0010】また、第5には、画像情報のビットストリ
ームを復号する際に、復号開始制御を行なう復号開始制
御装置において、上記ビットストリームの送信側での出
力処理が終了した旨を示す終了情報を検出する検出装置
と、該検出装置において上記終了情報が検出された場合
には、復号前の画像データについて復号開始指示信号を
出力する出力装置と、を有することを特徴とする。この
復号開始制御装置においては、検出装置が上記終了信号
を検出する。そして、終了信号の受信が検出された場合
には、出力装置が復号前の画像データについて復号開始
指示信号を出力する。よって、ビットストリームの最後
のピクチャーやデータ長の短いビットストリームでも復
号を行なうことができる。また、第6には、上記第5の
構成において、上記出力装置が、さらに、該検出装置に
おいて上記終了情報が検出されない場合には、復号開始
のタイミングを規定する時間情報とビットレートとを用
いて算出される判定基準値による復号開始制御に基づき
復号開始指示信号を出力することを特徴とする。
【0011】また、第7には、画像情報のビットストリ
ームを復号する復号装置において、上記ビットストリー
ムに対して可変長復号処理を行う可変長復号器と、上記
ビットストリームの送信側での出力処理が終了した旨を
示す終了情報が検出された場合には、復号前の画像デー
タについて復号開始指示信号を上記可変長復号器に送る
制御装置と、を有することを特徴とする。この復号装置
においては、上記終了情報が検出された場合には、可変
長復号前の画像データについて復号開始指示信号を上記
可変長復号器に送信する。そして、可変長復号器では、
復号開始指示信号に従い復号処理が行なわれる。よっ
て、ビットストリームの最後のピクチャーやデータ長の
短いビットストリームでも確実に復号を行なうことがで
きる。また、第8には、上記第7の構成において、上記
制御装置が、さらに、該検出装置において上記終了情報
が検出されない場合には、復号開始のタイミングを規定
する時間情報とビットレートとを用いて算出される判定
基準値による復号開始制御に基づき復号開始指示信号を
出力することを特徴とする。
【0012】また、第9には、上記第7又は第8の構成
において、上記復号装置が、さらに、該復号装置に接続
されたビットストリームバッファ内のデータ量を検出す
る検出回路を有し、上記制御装置が、上記ビットストリ
ームの送信側での出力処理が終了した旨を示す終了情報
が検出されない場合には、上記検出回路で検出されたデ
ータ量が復号開始のタイミングを規定する時間情報とビ
ットレートとを用いて算出される判定基準値より大きい
場合又は等しい場合に、復号開始指示信号を上記可変長
復号器に送信する復号開始制御を行うことを特徴とす
る。
【0013】また、第10には、画像情報のビットスト
リームを復号する際に、復号開始制御を行なう復号開始
制御装置において、復号開始のタイミングを規定する時
間情報とビットレートとを用いて算出される判定基準値
の目減り値を記憶するメモリと、復号開始のタイミング
を規定する時間情報とビットレートとを用いて算出され
る判定基準値を算出するとともに、復号開始のタイミン
グを規定する時間情報とビットレートとを用いて算出さ
れる判定基準値から上記目減り値を減算して修正値を算
出する算出装置と、復号開始制御装置が設けられた復号
装置に接続されたビットストリームバッファ内のデータ
量と、上記修正値とを比較する比較装置と、該比較装置
における比較結果に基づき、復号開始指示信号を出力す
る出力装置と、を有することを特徴とする。よって、復
号開始のタイミングを規定する時間情報とビットレート
とを用いて算出される判定基準値から上記目減り値を減
算して得た修正値と、ビットストリームバッファ内のデ
ータ量とを比較して、その比較結果に基づき復号開始制
御を行なうので、ビットストリームの最後のピクチャー
やデータ長の短いビットストリームでも復号を行なうこ
とができる。
【0014】また、第11には、画像情報のビットスト
リームを復号する際に、復号開始制御を行なう復号開始
制御装置において、VBV occupancyの値を
算出し、この算出されたVBV occupancyの
値から所定の目減り値を減算して、修正VBV occ
upancyの値を算出し、この修正VBV occu
pancyの値をVBV occupancyの値とみ
なして復号開始制御を行なうことを特徴とする。よっ
て、VBV occupancyの値から予め定められ
た目減り値を減算して得た修正VBV occupan
cyの値により復号開始制御を行なうので、ビットスト
リームの最後のピクチャーやデータ長の短いビットスト
リームでも復号を行なうことができる。
【0015】また、第12には、上記第10又は第11
の構成において、上記目減り値が、該復号開始制御装置
が設けられる復号装置内部のローカルバッファに蓄積さ
れるデータ量の値であることを特徴とする。また、第1
3には、上記第4又は5又は6又は10又は11又は1
2の構成の復号開始制御装置において、上記画像情報が
MPEG規格の画像情報であり、上記復号開始のタイミ
ングを規定する時間情報とビットレートとを用いて算出
される判定基準値による復号開始制御がVBV occ
upancyによる復号開始制御であり、上記復号開始
のタイミングを規定する時間情報とビットレートとを用
いて算出される判定基準値がVBV occupanc
yの値であり、さらに、上記復号開始のタイミングを規
定する時間情報が、vbv delayであることを特
徴とする。
【0016】また、第14には、画像情報のビットスト
リームを復号する復号装置において、上記第10又は1
1又は12又は13の構成の復号開始制御装置と、上記
ビットストリームに対して可変長復号処理を行う可変長
復号器とを有することを特徴とする。また、第15に
は、上記第7又は8又は9又は14の構成において、上
記画像情報がMPEG規格の画像情報であり、上記復号
開始のタイミングを規定する時間情報とビットレートと
を用いて算出される判定基準値による復号開始制御がV
BV occupancyによる復号開始制御であり、
上記復号開始のタイミングを規定する時間情報とビット
レートとを用いて算出される判定基準値がVBVocc
upancyの値であり、さらに、上記復号開始のタイ
ミングを規定する時間情報が、vbv delayであ
ることを特徴とする。また、第16には、上記第7又は
8又は9又は14又は15の構成において、復号装置が
内部バッファを有することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。本発明の実施例に基づく
復号装置Aは、図1に示すように、CPUインターフェ
ース10と、FIFOバッファ12と、DRAMコント
ローラ14と、FIFOバッファ16と、可変長復号部
(VLD)18と、逆量子化部(IQ)28と、逆DC
T変換部30と、動き補償部(MC)32と、FIFO
バッファ34と、出力部(OUT)36と、メインコン
トロールユニット(MCU)38とを有している。ま
た、この復号装置Aには、ビットストリームバッファと
してのDRAM40が接続されている。つまり、復号装
置AにおけるDRAMコントローラ14がDRAMイン
ターフェースを介してDRAM40と接続されている。
【0018】ここで、CPUインタフェース10は、外
部のCPU100と接続され、このCPUインターフェ
ース10には外部からビットストリームが入力される。
また、FIFOバッファ12は、緩衝装置として機能す
る。FIFOバッファ16、34においても同様であ
る。これらのFIFOバッファ12、16、34は、デ
ータの入力順に出力を行なう。また、DRAMコントロ
ーラ14は、上記DRAM40の書込み、読出しを制御
するもので、例えば、DRAM40内のデータ量を監視
する機能も果たしている。つまり、このDRAMコント
ローラ14は、上記検出部として機能する。
【0019】また、可変長復号部18は、ビットストリ
ームにおけるヘッダを検出するとともに、可変長符号を
復号するものであり、内部構成としては、図1に示すよ
うに、FIFOインターフェース20と、ヘッダ検出部
22と、ハフマン復号部24と、逆量子化部インターフ
ェース26とが設けられている。このFIFOインター
フェース20は、FIFOバッファ16とヘッダ検出部
22とのインターフェースを司るものである。また、ヘ
ッダ検出部22は、ビットストリームにおけるヘッダを
検出するものである。また、ハフマン復号部24は、ハ
フマン符号を復号するものである。さらに、逆量子化部
インターフェース26は、上記ハフマン復号部24と逆
量子化部28とのインターフェースを司る。
【0020】また、上記逆量子化部28は、ビットスト
リームに対して逆量子化処理を行う。つまり、ビットス
トリームの量子化値に対して量子化ステップを掛ける処
理を行い、DCT係数を算出する。また、上記逆DCT
変換部30は、上記逆量子化部28で算出されたDCT
係数に対してDCT逆変換処理を行う。また、動き補償
部32は、動き補償を行うものであり、具体的には、参
照フレームから動きベクトルによって特定される画像ブ
ロックを切出し抽出し、DCT逆変換処理の結果を足し
込むものである。また、出力部36は、復号処理された
画像データをビデオ出力するものである。
【0021】さらに、メインコントロールユニット38
は、復号装置Aにおける各部の動作を制御するものであ
る。また、このメインコントロールユニット38は、外
部からビットストリームの入力が終了した旨の情報を受
信した場合に、VBV occupancyによる復号
開始制御を中止する機能を有している。つまり、外部の
CPU100から復号装置Aへのビットストリームの入
力が終了した旨の入力終了情報を受信した場合に、VB
V occupancyによる復号開始制御を中止す
る。この入力終了情報は、ビットストリームを該復号装
置Aに入力するための該ビットストリームの出力処理が
終了した旨を示す情報であり、復号装置A側から見れば
ビットストリームの入力側である上記CPU100から
復号装置Aへの入力処理が終了したことを示す情報であ
る。この入力終了情報は、例えば、所定の2値化データ
により構成される。この入力終了情報は上記終了情報と
して機能する。詳細は後述する。このメインコントロー
ルユニット38は、復号開始制御装置及び制御部として
機能する。
【0022】このメインコントロールユニット38は、
例えば、図2に示すように構成され、受信検出部38a
と、算出部38bと、比較部38cと、出力部38d
と、メモリ部38eとを有している。ここで、受信検出
部38aは、上記終了情報を受信したことを検知するも
のであり、上記算出部38bは、VBV occupa
ncyの値を算出するもので、具体的には、上記ビット
ストリームから上記ビットストリームにおけるビットレ
ートの値と、vbv delayの値とを用いて上記V
BV occupancyの値を算出する。ここで、v
bv delayの値は、復号開始のためのタイミング
を規定する時間情報を示すものである。つまり、vbv
delayの値は、ある画像データについてビットス
トリームバッファが復号開始に必要なデータ量まで満た
されるまでに要する時間を示すものであり、ビットスト
リームデータの復号を開始する際にこのvbv del
ayの値を用いてVBV occupancyの値を設
定することによりDRAM40はオーバーフローやアン
ダーフローを起こさなくなる。また、VBV occu
pancyの値は、復号開始のタイミングを規定する時
間情報とビットレートとを用いて算出される判定基準値
に相当する。なお、上記「ある画像データ」とはあるピ
クチャがフレーム構造の場合には、フレーム単位のデー
タであり、一方、フィールド構造の場合にはフィールド
単位のデータである。このvbv delayの値は、
ピクチャがフレーム構造の場合にはフレームごとに設け
られ、フィールド構造の場合にはフィールドごとに設け
られる。また、ピクチャ単位としてもよい。また、出力
部38cは、上記可変長復号器18に対して復号開始指
示信号を出力する。また、メモリ部38eは、出力され
る上記復号開始指示信号のデータを格納する。また、上
記DRAM40は、ビットストリームの画像データを一
時格納するビットストリームバッファであり、複数のフ
レームメモリの機能をも有している。
【0023】上記構成の復号装置Aの動作について説明
する。まず、外部よりビットストリームが復号装置Aに
入力される。つまり、CPUインターフェース10を介
してビットストリームが入力され、FIFOバッファ1
2、DRAMコントローラ14を介して一旦DRAM4
0に書き込まれる。ここで、上記外部とは例えばCPU
100がこれに当たる。その後、ビットストリームは、
DRAMコントローラ14によりDRAM40から読み
出され、FIFOバッファ16側に流れて、予めプリフ
ェッチを行う。
【0024】そして、可変長復号部18において可変長
符号が復号されるが、その際、復号開始のタイミング
は、VBV occupancyによる復号処理制御に
よって規定される。つまり、メインコントロールユニッ
ト38は、VBV occupancyとDRAM40
に格納されているデータ量とを比較して、このDRAM
40内のデータ量がVBV occupancyよりも
大きくなった場合に、メインコントロールユニット38
は復号開始指示信号を可変長復号部18に送る。つま
り、所定のデータとしてのあるピクチャーについての復
号開始指示信号を可変長復号部18に送る。上記の比較
処理は各ピクチャごとに行われる。また、フレームごと
又はフィールドごとで処理を行なうようにしてもよい。
つまり、vbv delayはピクチャヘッダに格納さ
れているので、ピクチャヘッダが付されたデータごとに
処理が行なわれる。以下の説明においても同様である。
【0025】可変長復号されたビットストリームは、さ
らに、逆量子化部28において逆量子化処理され、ま
た、逆DCT変換部30において、DCT逆変換処理が
行われ、動き補償部32において動き補償が行われる。
さらに、出力部36において、所定の出力のタイミング
でビデオ出力される。
【0026】ここで、上記のVBV occupanc
yによる復号開始制御についてさらに詳しく説明する
と、まず、VBV occupancyは次の式で表さ
れる。 VBV occupancy=vbv delay×b
itrate/90000 上記vbv delayは、ビットストリームにおける
各ピクチャのピクチャヘッダに書き込まれている。ま
た、bitrateはシーケンスにおけるシーケンスヘ
ッダ及びシーケンスエクステンション(MPEG2)に
書き込まれている。よって、可変長復号部18はビット
ストリームにおいてヘッダ処理を行って、bitrat
eをシーケンスヘッダ及びシーケンスエクステンション
(MPEG2の場合)から読み取り、また、各ピクチャ
についてピクチャヘッダからvbv delayを読み取
ってメインコントロールユニット38に送る。
【0027】その上で、メインコントロールユニット3
8が、上記の算出式に従いVBVoccupancyの
値の算出を行う。また、メインコントロールユニット3
8はDRAMコントローラ14からDRAM40内のデ
ータ量の情報を逐次受けとる。そして、このVBV o
ccupancyとDRAM40内のデータ量とを比較
して、このDRAM40内のデータ量がVBV occ
upancyよりも大きくなった場合に、メインコント
ロールユニット38は復号開始指示信号を可変長復号部
18に送る。可変長復号部18では、メインコントロー
ルユニット38からの復号開始指示に従って復号を開始
する。すなわち、DRAM40に格納された画像データ
がFIFOバッファ16に読み込まれ、この画像データ
について可変長復号が開始される。
【0028】ここで、各ピクチャについて、VBV o
ccupancyを算出する際には、ビットストリーム
の一部が内部ローカルバッファに蓄積しているので、そ
の分、DRAM40内のデータ量が目減りする。この内
部ローカルバッファとしては、FIFOバッファ16、
FIFOインターフェース20が該当する。この内部ロ
ーカルバッファは内部バッファとして機能する。
【0029】すると、DRAM40内のデータ量が目減
りすることにより、DRAM40内のデータ量がVBV
occupancyの値より小さくなり復号処理を開
始できない場合がある。そこで、ビットストリームの復
号装置Aへの入力が終了した旨の情報が復号装置Aに入
力された時点で、復号開始指示を可変長復号部18に出
して復号を開始することができるようにする。つまり、
復号開始指示信号を受信した可変長復号部18は、VB
V occupancyの値に関係なく復号を開始す
る。すなわち、DRAM40に格納された画像データが
FIFOバッファ16に読み込まれ、この画像データに
ついて可変長復号が開始される。
【0030】すなわち、メインコントロールユニット3
8の動作をフローチャートに示すと図6に示すようにな
る。つまり、メインコントロールユニット38がCPU
インタフェース10を介して入力終了情報を受信したか
否かを判定し(S10)、受信していない場合には、ピ
クチャースタートコードを検出したか否かを判断し(S
12)、上記ピクチャースタートコードを検出した場合
には、vbv delayをピクチャーヘッダから読み
取り(S14)、VBV occupancyの値を算
出するとともに(S16)、DRAM40内のデータ量
の情報をDRAMコントローラ14から受信する(S1
8)。そして、VBV occupancyの値とDR
AM40内のデータ量とを比較して(S20)、DRA
M40内のデータ量がVBVoccupancyの値よ
り大きいか否かが判定される(S22)。そして、DR
AM40内のデータ量が上記VBV occupanc
yよりも大きい場合には、可変長復号器18に復号開始
指示信号を出力する(S24)。一方、DRAM40内
のデータ量の方が大きくない場合には処理を終了する。
上記ステップS12においてピクチャースタートコード
を検出しなかった場合においては、すでにピクチャース
タートコードを検出しているかどうかを判断し(S2
6)、該ピクチャースタートコードを検出している場合
にはステップS18に進み上記と同様の処理を行ない、
検出していない場合には処理を終了する。また、上記ス
テップS10において、終了情報を受信している場合に
は、VBV occupancyの値に関係なく復号開
始指示信号を可変長復号器18に送信する(S24)。
なお、図6に示す処理は、可変長復号部18が一度に処
理するデータ単位ごとに行なわれる。
【0031】この点を、第1フレーム〜第3フレームま
での画像データで構成されるビットストリームの場合を
例に取って、図3を使用しながら説明する。この図3に
おいて、全体の上下の幅はDRAM40の容量を示し、
横方向の点線は、上記内部ローカルバッファによる目減
りによって、DRAM40内に存在する各フレームのデ
ータ量を示し、横方向の一点鎖線は、上記の目減りがな
いとした場合にDRAM40内に存在する各フレームの
データ量を示し、さらに、横方向の実線は、VBV o
ccupancyの値を示すものとする。
【0032】そして、第1フレームの画像データの復号
処理においては、第1フレームの画像データがDRAM
40に入力された時点では、DRAM40内のデータ量
はVBV occupancyより小さくなっている。
よって、第2フレームのデータが入ってくることにより
DRAM40内のデータ量が増加してDRAM40内の
データ量がVBV occupancyを越えることに
なるので、第1フレームの画像データについて復号開始
指示が出されることになる。
【0033】また、第2フレームの画像データの復号処
理においても、第3フレームのデータが入ってくること
によりDRAM40内のデータ量が増加してDRAM4
0内のデータ量がVBV occupancyを越えた
時点で第2フレームの画像データについて復号開始指示
が出されることになる。
【0034】さらに、第3フレームの画像データの復号
処理においては、その後から入力されるデータがないた
め、上記内部ローカルバッファによる目減りによりDR
AM40内のデータ量がVBV occupancyよ
り小さいままとなる。そこで、ビットストリームの入力
側からビットストリームの入力が終了した旨の情報が復
号装置Aに入力された場合には、その時点で復号開始指
示を可変長復号部18に出す。ここで、上記ビットスト
リームの入力側とは、例えば、上記CPU100がこれ
に当たる。つまり、入力側のCPU100からビットス
トリームの入力が終了した場合には、入力側のCPU1
00から入力終了情報を復号装置Aに入力するように
し、メインコントロールユニット38が、CPUインタ
ーフェース10を介して入力終了情報を得た場合には、
VBV occupancyによる復号開始制御を停止
して、復号開始指示を可変長復号部18に出す。復号開
始指示を受けた可変長復号部18は、第3フレームの復
号を開始することになる。ここで、DRAM40内のデ
ータ量は図5に示すように推移することになる。なお、
上記vbv delayは図5に示す時間である。以上
のように、最後のフレームであっても、VBV occ
upancyの値に関係なく、適切に復号処理を行うこ
とができる。
【0035】また、極端にデータ長が短いビットストリ
ームの場合について説明する。ここでは、第1フレーム
〜第3フレームまでの画像データで構成されるビットス
トリームの場合で、極端にデータ長が短いビットストリ
ームの場合であるとする。
【0036】すると、図4に示すように、3フレーム分
のデータがDRAM40に入力されても内部ローカルバ
ッファによる目減りにより、DRAM40内のデータ量
が各ピクチャのVBV occupancyを越えるこ
とができない。ここで、この図4において、全体の上下
の幅はDRAM40の容量を示し、横方向の点線は、上
記内部ローカルバッファによる目減りによって、DRA
M40内に存在する3フレーム分のデータ量を示し、横
方向の実線は、VBV occupancyの値を示す
ものとする。
【0037】そこで、上記と同様に、ビットストリーム
の入力側からビットストリームの入力が終了した旨の情
報が復号装置Aに入力された場合には、その時点で復号
開始指示を可変長復号部18に出す。ここで、上記ビッ
トストリームの入力側とは、例えば、上記CPU100
がこれに当たる。この場合には、メインコントロールユ
ニット38は、各ピクチャについての復号開始指示を可
変長復号部18に送る。上記よって、3フレーム分の復
号開始指示が可変長復号部18に送られることになる。
以上のように、極端にデータ長が短いビットストリーム
であっても、VBVoccupancyの値に関係な
く、適切に復号処理を行うことができる。
【0038】また、ピクチャがフィールド構造である場
合にも、上記と同様に処理を行なう。つまり、フィール
ドごとにピクチャヘッダが設けられ、このピクチャヘッ
ダにvbv delayが書き込まれているので、この
vbv delayとbitrateによりVBV o
ccupancyの値を算出して、このVBV occ
upancyの値をDRAM40内のデータ量と比較す
ることにより、復号開始制御を行なう。そして、CPU
100から入力終了情報を復号装置Aにおいて受信した
場合には、MCU38は、このVBV occupan
cyの値に関係なく復号開始指示信号を出力するのであ
る。
【0039】また、上記の処理はMPEG1のようなピ
クチャごとにピクチャヘッダが設けられている場合でも
よい。すなわち、MPEG1においては、ピクチャごと
にピクチャヘッダが設けられ、このピクチャヘッダにv
bv delayが書き込まれているので、このvbv
delayとbitrateによりVBV occu
pancyの値を算出して、このVBV occupa
ncyの値をDRAM40内のデータ量と比較すること
により、復号開始制御を行なう。そして、CPU100
から入力終了情報を復号装置Aにおいて受信した場合に
は、メインコントロールユニット38は、このVBV
occupancyの値に関係なく復号開始指示信号を
出力するのである。また、上記入力終了情報はCPU1
00から送られるものには限られず、他から送信されて
もよい。
【0040】次に、他の実施例について説明する。この
実施例においては、上記のように終了信号が検出された
ことにより復号開始制御を行なうのではなく、内部ロー
カルバッファに蓄積されるデータ量をVBV occu
pancyの値から減じて算出された値を新たなVBV
occupancyとしてみなして復号開始制御を行
なう。すなわち、この場合の復号装置の構成は図1のよ
うに構成されるが、メインコントロールユニット38に
は、内部ローカルバッファに蓄積されるデータ量を示す
内部蓄積データ量情報が予め格納されている。具体的に
は、メモリ部38eに格納されている。この内部蓄積デ
ータ量情報は、ビットストリームバッファにおいて内部
ローカルバッファにより目減りするデータ量を示す。そ
して、メインコントロールユニット38は、上記実施例
と同様に、 VBV occupancy=vbv
elay×bitrate/90000 の式に従いV
BV occupancyの値を算出した後に、このV
BV occupancyの値から上記内部蓄積データ
量情報が示すデータ量を減算して新たなVBV occ
upancyの値を算出する。この算出は算出部38b
において行なう。この新たなVBV occupanc
yの値を「修正VBV occupancy」とする。
この「修正VBV occupancy」が修正値とな
る。
【0041】また、メインコントロールユニット38は
DRAMコントローラ14からDRAM40内のデータ
量の情報を逐次受けとる。そして、メインコントロール
ユニット38は上記修正VBV occupancyの
値とDRAM40内のデータ量とを比較して、このDR
AM40内のデータ量が該修正VBV occupan
cyと等しい又はこのDRAM40内のデータ量がVB
V occupancyより大きい場合に、メインコン
トロールユニット38は復号開始指示信号を可変長復号
器18に送る。この比較は比較部38cが行ない、復号
開始指示信号の出力は出力部38dが行なう。可変長復
号器18では、メインコントロールユニット38からの
復号開始指示信号に従って復号を開始する。
【0042】すなわち、メインコントロールユニット3
8の動作をフローチャートに示すと図7に示すようにな
る。つまり、メインコントロールユニット38がピクチ
ャースタートコードを検出したか否かを判断し(S3
0)、上記ピクチャースタートコードを検出した場合に
は、vbv delayの値をピクチャーヘッダから読
み取り(S32)、VBV occupancyの値を
算出し(S34)、この算出されたVBV occup
ancyの値から内部蓄積データ量情報が示すデータ量
を減算して修正VBV occupancyの値を算出
する(S36)。そして、DRAM40内のデータ量の
情報をDRAMコントローラ14から受信する(S3
8)。次に、VBV occupancyの値とDRA
M40内のデータ量とを比較して(S40)、DRAM
40内のデータ量が上記修正VBV occupanc
yの値より大きいか否かが判定される(S42)。そし
て、DRAM40内のデータ量が上記VBV occu
pancyよりも大きい場合には、可変長復号器18に
復号開始指示信号を出力する(S44)。一方、DRA
M40内のデータ量の方が大きくない場合には処理を終
了する。上記ステップS30においてピクチャースター
トコードを検出しなかった場合においては、すでにピク
チャースタートコードを検出しているかどうかを判断し
(S46)、該ピクチャースタートコードを検出してい
る場合にはステップS38に進み上記と同様の処理を行
ない、検出していない場合には処理を終了する。なお、
図7に示す処理は、可変長復号部18が一度に処理する
データ単位ごとに行なわれる。
【0043】上記の動作を、第1フレーム〜第3フレー
ムまでの画像データで構成されるビットストリームの場
合を例に取って説明すると、図3において、第3フレー
ムにおいて、DRAM40内のデータ量が該修正VBV
occupancyと等しいか、大きくなるので、最
後のフレームであっても復号開始処理を行なうことがで
きる。また、この場合には、修正後のVBV occu
pancyの値は、図3においては、VBV occu
pancyの値から内部バッファによるロス分だけ下降
した点線に示す位置となる。また、極端にデータ長が短
いビットストリームの場合においても、DRAM40内
の3フレーム分のデータ量が該修正VBV occup
ancyより大きくなるので、3フレーム分のデータに
ついて復号開始処理を行なうことができる。また、この
場合には、修正後のVBV occupancyの値
は、図4においては、VBV occupancyの値
から内部バッファによるロス分だけ下降した点線に示す
位置となる。
【0044】以上のように、本実施例の復号装置によれ
ば、ビットストリームバッファ以外の内部ローカルバッ
ファにビットストリームの一部が蓄積することによりビ
ットストリームバッファ内のデータ量が目減りしても、
適切に復号開始制御を行うことができ、最後のフレーム
や、極端にデータ長が短いビットストリームであっても
適切に復号処理を行うことができる。
【0045】また、ピクチャがフィールド構造である場
合にも、上記と同様に処理を行なう。つまり、フィール
ドごとにピクチャヘッダが設けられ、このピクチャヘッ
ダにvbv delayが書き込まれているので、この
vbv delayとbitrateによりVBV o
ccupancyの値を算出し、このVBV occu
pancyから修正VBV occupancyの値を
算出する。そしてこの修正VBV occupancy
の値をDRAM40内のデータ量と比較することによ
り、復号開始制御を行なう。上記の説明において、復号
装置AはMPEG2の規格に適合するものに限られず、
MPEG1に適合するものでもよい。
【0046】なお、上記の各実施例の説明において、V
BV occupancyによる復号開始制御におい
て、DRAM40内のデータ量がVBV occupa
ncyよりも大きい場合に、メインコントロールユニッ
ト38は復号開始指示信号を可変長復号部18に出力す
るとして説明したが、これに限られず、例えば、DRA
M40内のデータ量がVBV occupancyより
も大きい場合に加えて、DRAM40内のデータ量がV
BV occupancyと等しい場合にも復号開始指
示信号を可変長復号部18に出力するようにしてもよ
い。また、復号装置及び画像データはMPEGの規格以
外のものでもよい。
【0047】
【発明の効果】本発明に基づく復号制御装置及び復号装
置によれば、ビットストリームバッファ以外の内部ロー
カルバッファにビットストリームの一部が蓄積すること
によりビットストリームバッファ内のデータ量が目減り
しても、適切に復号開始制御を行うことができ、ビット
ストリームの最後のピクチャや極端にデータ長の短いビ
ットストリームでも復号することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく復号装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】メインコントロールユニットの構成を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の実施例に基づく復号装置の動作を説明
する説明図である。
【図4】本発明の実施例に基づく復号装置の動作を説明
する説明図である。
【図5】本発明の実施例に基づく復号装置の動作を説明
する説明図である。
【図6】メインコントロールユニットの動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図7】メインコントロールユニットの動作を説明する
ためのフローチャートである。
【符号の説明】
A 復号装置 10 CPUインターフェース 12、16 FIFOバッファ 14 DRAMコントローラ 18 可変長復号部 20 FIFOインターフェース 38 メインコントロールユニット 40 DRAM 100 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱本 安八 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報を復号する際に、VBV oc
    cupancyによる復号開始制御を行う復号開始制御
    装置であって、 ビットストリームの入力終了情報を受信した場合に、復
    号前の画像データについて、上記VBV occupa
    ncyによる復号開始制御を停止し、復号開始指示信号
    を出力することを特徴とする復号開始制御装置。
  2. 【請求項2】 該復号開始制御装置が設けられた復号装
    置に接続されたビットストリームバッファ内のデータ量
    がVBV occupancyの値を越えた場合に、復
    号開始指示信号を出力することを特徴とする請求項1に
    記載の復号開始制御装置。
  3. 【請求項3】 画像情報を復号する復号装置であって、 該復号装置に接続されたビットストリームバッファ内の
    データ量を検出する検出部と、 ビットストリームにおけるビットレートと、各ピクチャ
    ごとのvbv delayの値とを検出するとともに、
    可変長復号処理を行う可変長復号部と、 上記可変長復号部において検出されたvbv dela
    yの値とビットレートとからVBV occupanc
    yの値を算出するとともに、上記検出部で検出されたデ
    ータ量が該VBV occupancyの値より大きい
    場合に復号開始指示信号を上記可変長復号部に送るVB
    V occupancyによる復号開始制御を行い、さ
    らに、ビットストリームの入力終了情報を受信した場合
    には、可変長復号前の画像データについて、上記VBV
    occupancyによる復号開始制御を停止して復
    号開始指示信号を上記可変長復号部に送る制御部と、を
    有することを特徴とする復号装置。
  4. 【請求項4】 画像情報のビットストリームを復号する
    際に、復号開始制御を行なう復号開始制御装置におい
    て、 上記ビットストリームの送信側での出力処理が終了した
    旨を示す終了情報が検出されない場合に、復号開始のタ
    イミングを規定する時間情報とビットレートとを用いて
    算出される判定基準値による復号開始制御を行い、 一方、上記終了情報が検出された場合には、復号前の画
    像データについて復号開始指示信号を出力することを特
    徴とする復号開始制御装置。
  5. 【請求項5】 画像情報のビットストリームを復号する
    際に、復号開始制御を行なう復号開始制御装置におい
    て、 上記ビットストリームの送信側での出力処理が終了した
    旨を示す終了情報を検出する検出装置と、 該検出装置において上記終了情報が検出された場合に
    は、復号前の画像データについて復号開始指示信号を出
    力する出力装置と、を有することを特徴とする復号開始
    制御装置。
  6. 【請求項6】 上記出力装置が、さらに、該検出装置に
    おいて上記終了情報が検出されない場合には、復号開始
    のタイミングを規定する時間情報とビットレートとを用
    いて算出される判定基準値による復号開始制御に基づき
    復号開始指示信号を出力することを特徴とする請求項5
    に記載の復号開始制御装置。
  7. 【請求項7】 画像情報のビットストリームを復号する
    復号装置において、 上記ビットストリームに対して可変長復号処理を行う可
    変長復号器と、 上記ビットストリームの送信側での出力処理が終了した
    旨を示す終了情報が検出された場合には、復号前の画像
    データについて復号開始指示信号を上記可変長復号器に
    送る制御装置と、を有することを特徴とする復号装置。
  8. 【請求項8】 上記制御装置が、さらに、該検出装置に
    おいて上記終了情報が検出されない場合には、復号開始
    のタイミングを規定する時間情報とビットレートとを用
    いて算出される判定基準値による復号開始制御に基づき
    復号開始指示信号を出力することを特徴とする請求項7
    に記載の復号装置。
  9. 【請求項9】 上記復号装置が、さらに、該復号装置に
    接続されたビットストリームバッファ内のデータ量を検
    出する検出回路を有し、 上記制御装置が、上記ビットストリームの送信側での出
    力処理が終了した旨を示す終了情報が検出されない場合
    には、上記検出回路で検出されたデータ量が復号開始の
    タイミングを規定する時間情報とビットレートとを用い
    て算出される判定基準値より大きい場合又は等しい場合
    に、復号開始指示信号を上記可変長復号器に送信する復
    号開始制御を行うことを特徴とする請求項7又は8に記
    載の復号装置。
  10. 【請求項10】 画像情報のビットストリームを復号す
    る際に、復号開始制御を行なう復号開始制御装置におい
    て、 復号開始のタイミングを規定する時間情報とビットレー
    トとを用いて算出される判定基準値の目減り値を記憶す
    るメモリと、 復号開始のタイミングを規定する時間情報とビットレー
    トとを用いて算出される判定基準値を算出するととも
    に、復号開始のタイミングを規定する時間情報とビット
    レートとを用いて算出される判定基準値から上記目減り
    値を減算して修正値を算出する算出装置と、 復号開始制御装置が設けられた復号装置に接続されたビ
    ットストリームバッファ内のデータ量と、上記修正値と
    を比較する比較装置と、 該比較装置における比較結果に基づき、復号開始指示信
    号を出力する出力装置と、を有することを特徴とする復
    号開始制御装置。
  11. 【請求項11】 画像情報のビットストリームを復号す
    る際に、復号開始制御を行なう復号開始制御装置におい
    て、 VBV occupancyの値を算出し、この算出さ
    れたVBV occupancyの値から所定の目減り
    値を減算して、修正VBV occupancyの値を
    算出し、この修正VBV occupancyの値をV
    BV occupancyの値とみなして復号開始制御
    を行なうことを特徴とする復号開始制御装置。
  12. 【請求項12】 上記目減り値が、該復号開始制御装置
    が設けられる復号装置内部のローカルバッファに蓄積さ
    れるデータ量の値であることを特徴とする請求項10又
    は11に記載の復号開始制御装置。
  13. 【請求項13】 上記画像情報がMPEG規格の画像情
    報であり、上記復号開始のタイミングを規定する時間情
    報とビットレートとを用いて算出される判定基準値によ
    る復号開始制御がVBV occupancyによる復
    号開始制御であり、上記復号開始のタイミングを規定す
    る時間情報とビットレートとを用いて算出される判定基
    準値がVBV occupancyの値であり、さら
    に、上記復号開始のタイミングを規定する時間情報が、
    vbv delayであることを特徴とする請求項4又
    は5又は6又は10又は11又は12に記載の復号開始
    制御装置。
  14. 【請求項14】 画像情報のビットストリームを復号す
    る復号装置において、 請求項10又は11又は12又は13に記載の復号開始
    制御装置と、 上記ビットストリームに対して可変長復号処理を行う可
    変長復号器とを有することを特徴とする復号装置。
  15. 【請求項15】 上記画像情報がMPEG規格の画像情
    報であり、上記復号開始のタイミングを規定する時間情
    報とビットレートとを用いて算出される判定基準値によ
    る復号開始制御がVBV occupancyによる復
    号開始制御であり、上記復号開始のタイミングを規定す
    る時間情報とビットレートとを用いて算出される判定基
    準値がVBV occupancyの値であり、さら
    に、上記復号開始のタイミングを規定する時間情報が、
    vbv delayであることを特徴とする請求項7又
    は8又は9又は14に記載の復号装置。
  16. 【請求項16】 復号装置が内部バッファを有すること
    を特徴とする請求項7又は8又は9又は14又は15に
    記載の復号装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6848013B2 (en) 2000-06-10 2005-01-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Decoding method for reducing delay time
KR100585647B1 (ko) * 1999-12-30 2006-06-07 엘지전자 주식회사 엠펙 비디오 디코더에서의 매크로 블록 애더 제어 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100585647B1 (ko) * 1999-12-30 2006-06-07 엘지전자 주식회사 엠펙 비디오 디코더에서의 매크로 블록 애더 제어 방법
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